JPH02124058A - ソストスモークサーモンの連続製造法 - Google Patents

ソストスモークサーモンの連続製造法

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JPH02124058A
JPH02124058A JP63274517A JP27451788A JPH02124058A JP H02124058 A JPH02124058 A JP H02124058A JP 63274517 A JP63274517 A JP 63274517A JP 27451788 A JP27451788 A JP 27451788A JP H02124058 A JPH02124058 A JP H02124058A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はスライススモークサーモン(薄切り鮭燻W3J
品)の製造法に関し、特に−1’t L、た製造ライン
の下で、ソフトタイプのスライスされたスモークサーモ
ンを極く短時間で大量に製造する方法に関するものであ
る。
〔従来の技術〕
従来のスモークサーモンの種類には、その燻煙温度によ
り、熱煙処理を施した米国風レトルトタイプのもの、温
燻処理を施した欧風タイプのもの、及び冷燻処理を施し
たロシア風のものがある。
このうち我国においては温燻処理を施した欧風タイプの
ものがその風味等から好んで食されているが、この温燻
処理を施したスモークサーモンにも水分活性等によって
ラフ1−タイプのものと、ハードタイプのものがある。
ソフトタイプのものはやや生っぽい感触であるが、食べ
やすく、また、調理が容易であることから最近レストラ
ンやホテルのみならず、一般家庭においても食卓にのる
ようになり、需要も旺盛になり、特に、スライスタイプ
のものは、包装を解けばそのまま食すことができるため
好評を博している。
本発明の出願人は特に、スライスタイプのソフトサーモ
ンの需要の増大に対応するため、従来の一般的なスモー
クサーモンの製造法を全工程に亘って見直し検討した結
果、多くの点で改善をする余地があるとの結論に達した
。即ち、従来の例えば、紅鮭の薄切り煙製品を製造する
場合、■紅鮭を三枚におろしてその肉をそのまま塩漬け
する工程、 ■塩漬けした肉を塩抜きする工程、 ■塩抜きした肉を乾燥する工程、 ■乾燥した肉を燻煙する工程 ■燻煙した肉を薄切りする工程 の5工程により製造する手段が採られており、Q低でも
5日程度の日数がかかっていた。
これでは、とても旺盛な需要に低コストで応することが
できないため1本発明の出願人は、上記従来の製造法に
おける■の薄切りする工程を、乾燥、燻煙する工程■、
■の前におくと共に、味付は工程をかなり簡略化するソ
フトスモークサーモンの製造法を提案した(特開昭56
−117748号)。
提案した製造法は、凍結し薄切りした紅鮭等の肉をコン
ベアに置いてゆっくりと搬送し乍ら、調味液をスプレー
するか又は、調味液に浸漬することにより味付は工程を
形成し、この工程の後、バッチ方式で乾燥室に入れて乾
燥し、これを燻煙室に入れ替えて燻煙する工程から成る
ものである〔発明が解決しようとする課題〕 しかし、上記の提案した方法は、なお改善すべき下記■
〜■のfa題があることを、先に提案した発明の試験実
施を通して知得した。
■ まず、スモークサーモンの製造時間は、改善前の従
来の製造法による5日間程度から約2時間位に短縮でき
るものの、まだ、短縮の余地があること。
即ち、乾燥室、燻煙室が、それぞれ独立した密閉型のも
のであったため、各薄肉片は調味液で味付けした後、多
段式の網板!−に、)(lへ替えた1ユで乾燥室や燻煙
室に出し入れしなければならず、これが作業効率が低下
する原因となっていた。
+g)  また、調味液或は調味着色液が薄肉片の表面
を流れ浸透性が悪く又必ずしも均一ではなかった。
J3)  次に、スプレーによる調味液、或は、調味着
色液の味付けは薄肉片の片面にしかスプレーしていない
ため、最終製品の味に今一つ深みがなかった。そこで、
他面をも味付けするため薄肉片を裏返してスプレーによ
り味付けしてみたが、その最終製品の味は良かったもの
の、裏返してスプレーする分だけ作業手間が多くなった
(4)史に、最終製品は温燻処理が施されたスモークサ
ーモンとなるが、先に提案じた発明は製造時間の短縮と
スモークサーモンの着色を主な課題としていたため、必
ずしもソフトタイプに好適な方法であるかどうかは意図
されていない。
因に、乾燥工程において乾燥温度は30℃〜45°C前
後で低かったものの、乾燥時間が約30分〜60分と長
いため、製品は肉の表面は濡れのない状態に乾燥され、
どちらかといえばハートタイプに近いスモークサーモン
となっていた4 〔課題を解決するための手段〕 本発明は、従来のスモークサーモンのffQ造法の各玉
枠を検討したヒで、再度改淳をし、特に、ソフトタイプ
のスライスされたスモークサーモンを圓く短時間に太)
Wに?!造することのできる方法を提供することを目的
として成されたもので、その構成は、 a 所要長さの網状コンベアを走行速度可変にして配設
すると共に、このコンベアの始端側から終端側へ向けて
、有効室内長を可変にした予備乾燥室、調味液の噴射ノ
ズル、4ρびに、有効室内長を可変にした乾燥室、燻1
1室及び冷却室を順次列設することにより加工ラインを
形成する、 b 三枚におろし不要部分を除去し、スライサにかけて
多数の薄肉片に形成された。鮭肉を。
所定速度で走行させられている」−記コンベアに連続的
に配列供給する。
cl−記コンベアにより所定速度で搬送されて来る各−
リ肉片に調味液の浸透を促進させろ措1i″°tである
r備乾燥を施した後、その両面に、1・、記噴射ノズル
から調味液を噴射させ、各薄肉片に調味液を所定時間接
触させることにより、その調味液を各薄肉片に付着浸透
させる、(1調味液が付着浸透させられて、」−記コン
ベアにより所定速度で搬送されて来る−)−記の各i’
+1/肉片を、各室内の通過時間が所定時間となるよう
に各室内の有効長を設定した上記加エライン]−の乾燥
室、燻煙室及び冷却室を順次通過させろ、 ことにより、鮭肉を連続的11つ短時間にスライスされ
たソフトスモークサーモンに加工することを特徴とする
ものである。
本発明において「調味液」には、調味液に着色剤を添加
した訓味着色液を含む。
〔作 用〕
本発明は、鮭肉からスライスされたラフ1〜スモクサー
モンに加工されるまでの製造工程を、搬込コンベアを−
(1して通すことにより、完全に一ライン化し、コンベ
アにより1般送されろ鮭の肉の各11q肉片をこのコン
ベアにより所定速度で搬送しながら、p備乾燥、味付け
、I:吃燥、及び冷却処理を施すことができるから、従
来の製造法に比べ飛V11!的に短時間でスライスされ
たソフトタイプのスモークサーモンを製造することがで
きる。
また、味付は或は71色も鮭の肉を薄肉片として。
その表裏両面から同時に霧状の調味液により均一に味付
けるから、味の深いスライスされたソフトスモークサー
モンとすることができる。
更に、コンベア上にrl(i、べられて搬送される各薄
肉片が予備乾燥室、乾燥室、燻煙室及び冷却室を通過す
る時間を微妙に調整できるから、各工程の連繋を連続し
たものとすると共に、容易にソフトさの度合を調整して
スライスされたスモークサーモンを製造することができ
る。
〔実施例〕
次に、本発明のスライススモークサーモンの連、続製造
法の実施の一例を、第1図及び第2図に示す装置により
説明する。
第1図は1本発明のスライススモークサーモンの一1′
i′した連続製造法を実施する装置の一例の概要を示す
側面図、第2図は第1図に示す装置のAΔ矢視・IL而
面である。
第1図及び第2図に於て、1,2.3は網状コンヘア4
の始端側(図の左方)の−L方に配設した1’l !!
91スライサ、5は上記コンベア4においてスライサ;
3の後方に配設した予備乾燥室、6は同じくr備・:吃
燥室5の後方に配設した調味液の上部噴出管、に′は同
じく下部噴出管である。7は同じくコンベア4において
調味液噴出管6.6′の後方に配した乾燥室、8は同じ
く乾燥室7の後方に配設した燻煙室、9は同じく燻煙室
8の後方に配設した冷却’<<、1oはコンベア・1上
の薄肉片である。
図の実施例では、」ユ記コンベア4はスライサ1の干0
;iから冷却室9の後まで、各室5.7〜9を貫通した
1本の網状コンベア4により形成されている。尚、本発
明方法を実施する上で一、スライサ1〜3は必らずコン
ベア4上に位置しなければならないものではない。即ち
、スライサ1〜3はコンベア4以外の場所に設け、そこ
で鮭肉の薄肉片10を形成するようにしてもよい。
而して、上記製造ラインにおいては、−例として三枚に
おろして皮、腹骨、小骨を除去し、急速凍結した紅鮭、
白鮭等の鮭肉を解凍室(図示せず)で解凍した後、自動
スライサ1,2.3に順次大れる。この解凍温度は、−
15℃以下であるとスライスされる肉片が大きくても薄
肉片10が割れてしまい、また、−6℃以上であるとス
ライスされた肉片がスライサl、2.3の刃に付着して
しまうため、−14℃〜−5℃の範囲で肉片のII’!
、み等を考慮した所望温度に設定される。−例として。
薄肉片10の厚さを311w11〜5mにして試みたと
ころ一10℃の解凍温度で割れやスライサの刃への付着
が生じなかった。
尚、上記の解凍に際して、解凍状態としては、スライサ
1〜3によるスライス状態との兼合い等を考慮して1例
えば、チルド状態(−6℃〜O℃)或は、゛ト解凍状態
、若しくは、氷温乃至はパーシャルフリージング状態な
どのうち、好適なものが選択されろ。
この実施例の自動スライサ1,2.3は、第2図に示す
ように網状コンベア4の脇において、コンベア4の走向
方向に関し前後に設置されるが。
ここでは、薄肉片10の送出口1 a + 2 d H
3aは網状コンベア4の上で、走行方向に関し左右位屁
をずらして設けられている。
これは、網状コンベア4の上に薄肉片10を3列に並べ
るためであるが、この自動スライサの設置l’を台数は
、網状コンベアの幅に応じて2台又は/1台以−1−適
宜増、減設することは任意である。
上記のように1本発明では、鮭肉を薄肉片10にスライ
スして網状コンベア4上に順次並べるが。
薄肉片10に網跡が付着しないように、−例として、網
面にはテフロン加工を施したものを使用する。この網状
コンベア4には、これ以外に鋼線をシリコン樹脂等の耐
熱性、耐薬品性の良い合成樹脂で被覆したものを素材と
して、これを網に編成して形成したものや、パンチング
メタル網に前記と同様の樹脂被醪を施したもの等、他の
適宜のものであって良い。
図において、4aはコンベア4のドライブスプロケット
、4bはドリブンスプロケット、4cはキャリアローラ
である。
次に、網状コンベア4上に並へられた多数の薄肉片10
は、第1図において図の右側に向は搬送され、この搬送
中に予備乾燥室5を通過することにより、予備乾燥、即
ち、解凍が更に促進されろと共に水分が蒸発させられ、
次の工程である調味液或は調味着色液の浸透がし易い素
地が作られろ。
この予備乾燥は、薄肉片10の表面水分が除去される程
度で良いが、その温度範囲は20℃〜30℃、時間は2
分〜5分の間において薄肉片10の状況に応じて適宜選
定される。
尚、予fiI乾燥室に於て、5aは進退可能な仕切ゲー
トで、このゲーh5aを進退させてこの室5の有効長を
変IMすることができる。5bは該室5の底である。
コンベア4により搬送されろ各薄肉片10は、次の工程
で各薄肉片10の表面が上部噴出管6から霧状に噴出す
る調味液により、また、裏面が下部噴出管6′から同様
に噴出する調味液により同時にほぼ均一となるように味
付けされる。
この上部及び下部噴出管6,6′から噴出させろ調味液
のボーメ度は、薄肉片10の厚さにもよるが、5〜15
’Be’の範囲内であり、また、薄肉片10の噴射を受
ける時間もスライスされた薄肉片の厚さや[1的とする
味付の程度などに応じ[分〜5分の間で適宜選択される
。この11X間はコンベア速度、又は、設置される噴出
管6,6″のコンベアの走行方向に関する設置幅などに
より、ムη整する。因に、薄肉片10の厚さが3m〜5
nmの場合は、ボーメ度11°Be’の調味液の噴射を
2分間受けるとソフ1−な味付けのものが得られた。
尚、TE、枚におろしてスライスする前に塩漬は及び塩
抜きに程を経た従来の!112造法によるスライススモ
ークサーモンと比較しても、その味付けには遊色がなく
、むしろ均一な味付けには本発明の製造法のほうが表裏
両面に均等に調味液を噴射するから適しており、また、
塩抜き工程を全く必要としないから製造時間の短縮とい
う従来の′4!5造法では得られない利点がある。
また、この調味液には必要に応じて着色剤が適宜添加さ
れろが、この着色剤を添加した調味着色液を薄肉片10
の表裏両面に均等に噴射する場合は斑のないn色ができ
ろという別の利点もある。
このようにしてコンベアうで搬送されている間に味付は
等をされた薄肉片10は、当該コンベア1により搬送さ
れつつ乾燥室7にその網状コンベア4と共に搬入されろ
。乾燥室7の室内温度は薄肉片10の厚さに応じて20
℃〜50°Cの範囲内て適宜設定され、乾燥室7を通過
する時間も5分〜20分の間となるようにコンベア速度
、及び/又は室内温度や有効室内長により調整する。尚
、乾燥室7に於て、7dは進退可能な仕切ゲートで。
この位置を変えることにより、室7のイイ効長を変更す
ることができろ。7bは室7の底である。
因に、薄肉片IOの厚さが3m〜5Iの場合。
室内d1に度を55℃に1没定し、r7.燥室7を11
分間かけて通過させたところ適度の湿度を保持した状態
に乾燥できた。
また、乾燥室7の室内は、vi、燥した空気を強制送風
V2 IIvtにより常時循環させているため、薄肉片
10の表裏両面の均一な乾燥ができろ。
尚、乾燥の[1的は、乾燥以外に可溶性蛋白質に或程度
の熱変性を起させることもあり、これは製品の味、さば
きを良くするためである。
1記乾燥′イイ7を通過することにより乾燥処理が施さ
れた各%、す肉片10は5w4状コンベア4により搬送
され−)つ次の燻煙室8に搬入されろ。
燻煙室8の室内温度はO′C〜60℃の範囲内に設定さ
れ、この条件の下で1分〜10分をかけて燻煙室8を通
過することとなるようにコンベア速度が調整されて燻煙
処理が施される。−例として薄肉片10の厚さが31T
I11〜5mの場合は、室内温度30 ’Cで各へり肉
片1oが燻煙時間2分(燻煙室8を通過する時間)とな
るようにコンベア速度及び/又は室内温度や有効室内長
を調整する。
燻煙室8において、8aはエアカーテン等による仕切ゲ
ートで、このゲート8aを進退させてこの室8の有効長
を変四することができろ。8bは1丁箋室8の底である
本発明の製造方fl;におけろ燻煙処理によれば表:I
S両面が均一に燻煙されろため、薄肉片10の内部も充
分燻煙されてマ(ルトな味が形成される。
このようにして味付け、乾燥及び燻煙処理の施された各
薄肉片10は、網状コンベア4に搬送されつつ!1゛(
次冷却室9に搬入され、冷却温度−3℃〜+10℃の範
囲で1分〜60分間冷却されろこととなるように、冷却
室9内を通過させられる。
−例として、薄肉片1oの厚さが3m〜5nI11の場
合は、冷却温度3℃で20分間冷却されることとなるよ
うに、搬送速度及び/又は冷却速度若しくは有効室内長
が調整される。
冷却室9において、9aはエアカーテン等による仕切ゲ
ートで、このゲー1−9aを進退させることによりこの
室9の有効長を変可することができろ。91Jは詠室9
の底である。
この冷却室9に、ttける冷却は多脂肪の、1肉が少脂
肪の鮭肉かにより冷却の程度は黄なるものの、一般に肉
片内の浦を流出しない程度にもとにもどすために行なわ
れ、また、肉片が網状コンベアにくっ付いてしまった場
合に剥がれ易くするというイ1用もある。
このようにして製造されたスライススモークサーモンは
網状コンベア4から盛付コンベア(図示せず)に移され
1皿状等をなす適宜容器に、IUべてL:+ (Jけろ
と扶に、例えば真空バックや1−レイス1〜レノチ包装
等の包装を施して最終製品に仕」二げられろ。
1記本発明の製造法を実施する装置においては。
網状コンベア4は一定速度で走行させられろため、各1
tφ肉片10が−f Uil乾燥室5.乾燥室7.燻煙
室8、冷却室9を通過する時間の調整は、各室の長さを
変えろことにより調整する。
〔発明の効果〕
本発明は以上の通りであって、複数の自動スライサから
送り出された鮭肉の多数の薄肉片を、網状コンベアの上
に順次数列に並べ、ゆっくりと搬送し、この搬送中に予
備乾燥室に通過させられることにより調味液の浸透を容
易ならしめる素地が作られ、そのte各簿肉片の表裏両
面にスプレー(調味液噴出口)により調味液を吹付ける
ので、調味液が薄肉片の表面を流れることがなく、十分
に浸透すると共に、肉片の両面を均一に味付けすること
ができ、又、この味付けに引き続き各薄肉片が順次コン
ベアにより乾燥室、燻煙室及び冷却室を各室における所
定の条件下で通過させられることにより、その通過時間
の中において乾燥、燻煙及び冷却処理が施されるから、
きわめて短時間で大量のスライスさ才したソフトタイプ
のスモークサーモンを連続製造することができる。
囚に、本発明の出願人による先の出願(特開昭56−1
17748号)における製造法においては、スプレーに
よる味付けは前述した理由からあまり行なわれなくて、
主に調味液に浸漬する方法が実施されでいたが、この味
付けに20〜60分程度の時間を要し、また、乾燥工程
に30〜60分、燻煙1′、程に2〜:8分かかってい
た。尚、この製造方法においては、冷却工程は設けられ
ていない。
しかし1本発明は、上記の先に提案したVJ ’121
方a;と比較し、少なくとも味付けに要する時間、及び
乾燥工程に必要な時間(本発明では、乾燥工程に5〜2
0分)による短縮された時間分は確実に上程時間が’p
j@?Iされている。
11j然、従来のバッチ方式に代えて完全に全工程を一
ライン化したため、この点においても製造時間が短縮さ
れろ。
従って、本発明によれば、スライスされたラフ1−タイ
プのスモークサーモンの製造に要する時間は、概ね30
分程度であるから、従来、製造に時間がかかり、 ’!
c!造工程中において鮭肉の自己消化が進行するという
問題があった点を1本発明では自己消化の進行前に最終
製品に仕上げることができ、tlI!Tなスライスされ
たソフトスモークサーモンを提供することができる。
また、上記各薄肉片の予備乾燥及び表裏両面の均一な味
付けにより、調味液の肉片内部への浸透が良くなり、深
みのある味付けとすることができろ。
更に、温燻処理を施したソフトタイプのスライススモー
クサーモンとして予じめ条件設定するが、その程度を自
由に調整することもできろため嗜好の変化に迅速に対応
することができる。
しかも、−員した製造ラインの下に、各製造工程をかな
り自効化並びに連続化することができるので、製造コス
トの一層の低減を図ることができる。
4 、1”411面の簡+11−な説明第1図は、本発
明のスライススモークサーモンの一貫した連続製造法を
実施する装置の一例の概要を示す側面図、第2図は第1
図に示す装置のΔ−A矢視平而図面ある。
1.2.3−・・自動スライサ、la、2a、:3a・
・・送出口、4・・・網状コンベア、5・・・予備乾燥
室。
6・・上部噴出管、6′・・・下部噴出管、7・・・乾
燥室、・燻煙室。
冷却室。
・・薄肉片

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 a 所要長さの網状コンベアを走行速度可変にして
    配設すると共に、このコンベアの始端側から終端側へ向
    けて、有効室内長を可変にした予備乾燥室、調味液の噴
    射ノズル、並びに、有効室内長を可変にした乾燥室、燻
    煙室及び冷却室を順次列設することにより加工ラインを
    形成する、 b 三枚におろし不要部分を除去し、スライサにかけて
    多数の薄肉片に形成された鮭肉を、所定速度で走行させ
    られている上記コンベアに連続的に配列供給する、 c 上記コンベアにより所定速度で搬送されて来る各薄
    肉片に調味液の浸透を促進させる措置である予備乾燥を
    施した後、その両面に、上記噴射ノズルから調味液を噴
    射させ、各薄肉片に調味液を所定時間接触させることに
    より、その調味液を各薄肉片に付着浸透させる、d 調
    味液が付着浸透させられて、上記コンベアにより所定速
    度で搬送されて来る上記の各薄肉片を、各室内の通過時
    間が所定時間となるように各室内の有効長を設定した上
    記加工ライン上の乾燥室、燻煙室及び冷却室を順次通過
    させる、 ことにより、鮭肉を連続的且つ短時間にスライスされた
    ソフトスモークサーモンに加工することを特徴とするソ
    フトスモークサーモンの連続製造法。 2 前記予備乾燥室、乾燥室、燻煙室及び冷却室の有効
    室内長をそれぞれ調整すること、前記各薄肉片を搬送す
    るコンベアの走行速度を調整することにより、各室につ
    いて設定される室内温度に対応して設定される通過時間
    を調整し、薄肉片に所望の予備乾燥、乾燥、燻煙及び冷
    却処理を施すことを特徴とする前記特許請求の範囲の第
    1請求項に記載のスライスされたソフトスモークサーモ
    ンの連続製造法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012070699A (ja) * 2010-09-29 2012-04-12 Takumi Giken Kk 連鎖状食品材料の処理システム
BE1028856B1 (nl) * 2020-12-07 2022-07-07 Vanafish Nv Werkwijze voor het versnijden en verpakken van visproducten

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