JPH0212338Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0212338Y2 JPH0212338Y2 JP9570384U JP9570384U JPH0212338Y2 JP H0212338 Y2 JPH0212338 Y2 JP H0212338Y2 JP 9570384 U JP9570384 U JP 9570384U JP 9570384 U JP9570384 U JP 9570384U JP H0212338 Y2 JPH0212338 Y2 JP H0212338Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- spring
- brake
- adjustment
- armature
- bolt
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000005284 excitation Effects 0.000 claims description 4
- XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N Iron Chemical group [Fe] XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 7
- 230000006835 compression Effects 0.000 description 3
- 238000007906 compression Methods 0.000 description 3
- 238000013016 damping Methods 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000004804 winding Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Braking Arrangements (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔考案の技術分野〕
この考案は電動機に取付けられるブレーキの制
動トルクの調整機能の改良に関するものである。
動トルクの調整機能の改良に関するものである。
一般に、スプリング制動式の電磁ブレーキユニ
ツトに使用する圧縮ばねは、組立性の面から、ば
ねの自由長とセツト時長さの差、即ち圧縮量を適
度に選ぶことが多く、このためブレーキの構成、
制動トルクから所要のばね力、ばね定数が決定さ
れる。
ツトに使用する圧縮ばねは、組立性の面から、ば
ねの自由長とセツト時長さの差、即ち圧縮量を適
度に選ぶことが多く、このためブレーキの構成、
制動トルクから所要のばね力、ばね定数が決定さ
れる。
ところで、制動トルクの調整機能を具備する電
磁ブレーキとして、例えば昭和18年実用新案出願
公告第5300号公報に開示されたものがあるが、こ
こで開示されたものは、制動バネを直接ボルトで
押圧調整するものであり、上述のバネ定数で決ま
る値でのみ、ボルトの回転量と制動トルクの調整
率を選べれない不具合がある。
磁ブレーキとして、例えば昭和18年実用新案出願
公告第5300号公報に開示されたものがあるが、こ
こで開示されたものは、制動バネを直接ボルトで
押圧調整するものであり、上述のバネ定数で決ま
る値でのみ、ボルトの回転量と制動トルクの調整
率を選べれない不具合がある。
この考案は、上記の点にかんがみなされたもの
で、ストローク調整可能な調整ボルトと、この調
整ボルトとアマチユアの間に調整ばねを設けて、
制動トルクを調整するようにした電磁ブレーキを
提供するものである。
で、ストローク調整可能な調整ボルトと、この調
整ボルトとアマチユアの間に調整ばねを設けて、
制動トルクを調整するようにした電磁ブレーキを
提供するものである。
以下この考案の一実施例を第1図から第2図に
よつて説明する。
よつて説明する。
図において10は電動機の回転軸で、この回転
軸10の周囲には断面が矩形状のハブ11が回転
軸10と一体に固着され、さらにこのハブ11の
周囲にはブレーキライニング12がハブ11の外
側面に沿つて回転軸10の長手方向に摺動可能に
遊嵌支持されている。またこのブレーキライニン
グ12の前端面にはアマチユア13が、励磁コイ
ル14を施した固定鉄心15と軸方向に空隙Gを
介して対向配置されている。さらにこの固定鉄心
15にはアマチユア13を回転軸10の中心軸方
向に摺動可能に遊嵌支持する固定ボルト16が固
着され、該固定ボルト16の開放側端部にはブレ
ーキライニング12を、アマチユア13と挾むか
たちでブレーキ板17が固着されている。18は
固定鉄心15に設けられた穴部19に配設され、
かつアマチユア13をブレーキライニング12側
へ押圧する制動ばね、20はアマチユア13に設
けた穴21を貫通し、かつ固定鉄心15に設けら
れたネジ穴22に進退可能に螺着された調整ボル
ト、23は調整ボルト20と、アマチユア13と
の間に挾持された調整ばねである。
軸10の周囲には断面が矩形状のハブ11が回転
軸10と一体に固着され、さらにこのハブ11の
周囲にはブレーキライニング12がハブ11の外
側面に沿つて回転軸10の長手方向に摺動可能に
遊嵌支持されている。またこのブレーキライニン
グ12の前端面にはアマチユア13が、励磁コイ
ル14を施した固定鉄心15と軸方向に空隙Gを
介して対向配置されている。さらにこの固定鉄心
15にはアマチユア13を回転軸10の中心軸方
向に摺動可能に遊嵌支持する固定ボルト16が固
着され、該固定ボルト16の開放側端部にはブレ
ーキライニング12を、アマチユア13と挾むか
たちでブレーキ板17が固着されている。18は
固定鉄心15に設けられた穴部19に配設され、
かつアマチユア13をブレーキライニング12側
へ押圧する制動ばね、20はアマチユア13に設
けた穴21を貫通し、かつ固定鉄心15に設けら
れたネジ穴22に進退可能に螺着された調整ボル
ト、23は調整ボルト20と、アマチユア13と
の間に挾持された調整ばねである。
上記のように構成されたこの考案のブレーキ装
置において、常時(電源OFF時)は第1図に示
すように、ブレーキライニング12はアマチユア
13とブレーキ板17間に制動ばね18と、調整
ばね23の差できまる押圧力Pで押圧され、これ
によりブレーキトルクを発生させて回転軸10を
制動している。また固定鉄心15の励磁コイル1
4に通電すればアマチユア13は制動ばね18の
ばね力に抗して、固定鉄心15に吸着され、アマ
チユア13、固定鉄心15間のギヤツプは零とな
ると同時にライニング部分にギヤツプに相当する
〓間が生じ、回転軸10への制動を解放する。
置において、常時(電源OFF時)は第1図に示
すように、ブレーキライニング12はアマチユア
13とブレーキ板17間に制動ばね18と、調整
ばね23の差できまる押圧力Pで押圧され、これ
によりブレーキトルクを発生させて回転軸10を
制動している。また固定鉄心15の励磁コイル1
4に通電すればアマチユア13は制動ばね18の
ばね力に抗して、固定鉄心15に吸着され、アマ
チユア13、固定鉄心15間のギヤツプは零とな
ると同時にライニング部分にギヤツプに相当する
〓間が生じ、回転軸10への制動を解放する。
したがつて、調整ボルト20の位置を調整する
ことにより、調整ばね23の押圧力P2は変化し、
制動ばね18の押圧力P1との差P(P=P1−P2
ここにP1>P2となるよう各々ばねを選定する)
に対応したブレーキトルクを発生する。
ことにより、調整ばね23の押圧力P2は変化し、
制動ばね18の押圧力P1との差P(P=P1−P2
ここにP1>P2となるよう各々ばねを選定する)
に対応したブレーキトルクを発生する。
なお調整ボルトには、常時調整ばねの押付力が
働いており、かつ、調整ばねのコイル巻き内部に
調整ボルトを貫通させており、調整ボルト、調整
ばねの脱落は防止できる。
働いており、かつ、調整ばねのコイル巻き内部に
調整ボルトを貫通させており、調整ボルト、調整
ばねの脱落は防止できる。
更に上記実施例について前記従来例に対比して
その長所を詳説すれば、この考案の実施例では、
制動ばねと異なるばね定数をもつ調整ばねを選ぶ
ことができる。
その長所を詳説すれば、この考案の実施例では、
制動ばねと異なるばね定数をもつ調整ばねを選ぶ
ことができる。
即ち、例えばばね定数の小さい調整ばね23を
選ぶと、第4図に示すように、所定の制動ばね圧
縮量δ1時の所定ばね力F1を設定した場合、制動ト
ルク調整のためF2のばね力まで減じる場合、本
来ばねの圧縮量をδ2までしか変化させ得ず、ブレ
ーキの構成によつては制動トルクの微調整が行な
いにくいという欠点が生じる場合がある。この場
合、この案の実施例に示す調整ばね23を使用す
ると、次のようになる。
選ぶと、第4図に示すように、所定の制動ばね圧
縮量δ1時の所定ばね力F1を設定した場合、制動ト
ルク調整のためF2のばね力まで減じる場合、本
来ばねの圧縮量をδ2までしか変化させ得ず、ブレ
ーキの構成によつては制動トルクの微調整が行な
いにくいという欠点が生じる場合がある。この場
合、この案の実施例に示す調整ばね23を使用す
ると、次のようになる。
第4図及び第5図において、制動ばね19のた
わみ−押圧力線はABC,C点でのたわみはδ1で
この時のばね圧はF1、ばね圧をF2まで減じた時
のたわみはδ2となる。C点での調整ばね圧を0と
し調整ばね23をアマチユア13方向へ押圧する
と調整ばね23のばね定数を制動ばね19のばね
定数より小さくした場合は第4図に示すCDに、
逆に調整ばね23のばね定数を制動ばね19のば
ね定数より大きくした場合は、第5図に示す
CD′に沿つて制動ばね19、調整ばね23等のア
マチユア13への押圧力Fは変化する。第4図に
おいて調整ばね23により前記押圧力FをF2に
減じるための調整ばね23の押圧量は(δ1−δ3)、
一方第5図においては同様に(δ1−δ3′)となる。
ばね定数の大小関係よりδ3はδ2より小さく、δ3′は
δ2より大きくかつδ1より小さい。
わみ−押圧力線はABC,C点でのたわみはδ1で
この時のばね圧はF1、ばね圧をF2まで減じた時
のたわみはδ2となる。C点での調整ばね圧を0と
し調整ばね23をアマチユア13方向へ押圧する
と調整ばね23のばね定数を制動ばね19のばね
定数より小さくした場合は第4図に示すCDに、
逆に調整ばね23のばね定数を制動ばね19のば
ね定数より大きくした場合は、第5図に示す
CD′に沿つて制動ばね19、調整ばね23等のア
マチユア13への押圧力Fは変化する。第4図に
おいて調整ばね23により前記押圧力FをF2に
減じるための調整ばね23の押圧量は(δ1−δ3)、
一方第5図においては同様に(δ1−δ3′)となる。
ばね定数の大小関係よりδ3はδ2より小さく、δ3′は
δ2より大きくかつδ1より小さい。
したがつて調整ばね23のばね定数を制動ばね
19のばね定数よりも小さくすることにより、制
動トルクの微調整がしやすくなる。一方調整ばね
23のばね定数を制動ばね19のばね定数よりも
大きくすることにより、制動トルクを広い範囲で
素早く調整することができる。
19のばね定数よりも小さくすることにより、制
動トルクの微調整がしやすくなる。一方調整ばね
23のばね定数を制動ばね19のばね定数よりも
大きくすることにより、制動トルクを広い範囲で
素早く調整することができる。
更にこれら2種のばねを併用することにより、
まず制動ばね19よりもばね定数の大きい調整ば
ね23を操作することにより、所要の制動トルク
近辺へ粗調整し、次に制動ばねよりもばね定数の
小さい調整ばねを操作することにより所要の制動
トルクへ微調整により正確に調整できるという利
点もある。
まず制動ばね19よりもばね定数の大きい調整ば
ね23を操作することにより、所要の制動トルク
近辺へ粗調整し、次に制動ばねよりもばね定数の
小さい調整ばねを操作することにより所要の制動
トルクへ微調整により正確に調整できるという利
点もある。
なお、本考案では固定鉄心にネジ穴をあけ、調
整ボルトを進退可能に螺着しているが、固定鉄心
に例えば両ネジボルトを固着させ、調整ボルトの
頭に相当する部分にナツト(あるいは緩み止めナ
ツトを用いると更に効果的である)を用いてもよ
い。
整ボルトを進退可能に螺着しているが、固定鉄心
に例えば両ネジボルトを固着させ、調整ボルトの
頭に相当する部分にナツト(あるいは緩み止めナ
ツトを用いると更に効果的である)を用いてもよ
い。
以上のようにこの考案によればブレーキ板、ア
マチユア間に挾まれるブレーキライニングへの押
圧力を、調整ボルト、調整ばねを設けることによ
り任意に調整できるので制動トルクの調整可能な
高性能電磁ブレーキを提供できる。
マチユア間に挾まれるブレーキライニングへの押
圧力を、調整ボルト、調整ばねを設けることによ
り任意に調整できるので制動トルクの調整可能な
高性能電磁ブレーキを提供できる。
さらに調整ボルトの頭部20aの径d1をブレー
キ板17に設けかつ調整ボルト20をその中を貫
通させた穴24の穴径d2より大きくすることによ
り、調整ばね23の最大押圧力P2maxを制限す
ることができ、調整ばね23の押圧力P2が制動
ばね18の押圧力P1を上回り、ブレーキトルク
が零となることを回避できる利点がある。
キ板17に設けかつ調整ボルト20をその中を貫
通させた穴24の穴径d2より大きくすることによ
り、調整ばね23の最大押圧力P2maxを制限す
ることができ、調整ばね23の押圧力P2が制動
ばね18の押圧力P1を上回り、ブレーキトルク
が零となることを回避できる利点がある。
第1図、第2図および第3図は、この考案によ
る電磁ブレーキの一実施例を示し、第1図は断面
で示す側面図、第2図は左下をA−A線、右をB
−B線における断面で示す正面図、第3図はC−
C線における断面で示す側面図、第4図及び第5
図はこの考案の実施例装置の動作を説明する図で
ある。 図において10は回転軸、11はハブ、12は
ライニング、13はアマチユア、14は励磁コイ
ル、15は固定鉄心、16は固定ボルト、17は
ブレーキ板、18は制動ばね、20は調整ボル
ト、23は調整ばねである。なお、図中同一符号
は同一又は相当部分を示す。
る電磁ブレーキの一実施例を示し、第1図は断面
で示す側面図、第2図は左下をA−A線、右をB
−B線における断面で示す正面図、第3図はC−
C線における断面で示す側面図、第4図及び第5
図はこの考案の実施例装置の動作を説明する図で
ある。 図において10は回転軸、11はハブ、12は
ライニング、13はアマチユア、14は励磁コイ
ル、15は固定鉄心、16は固定ボルト、17は
ブレーキ板、18は制動ばね、20は調整ボル
ト、23は調整ばねである。なお、図中同一符号
は同一又は相当部分を示す。
Claims (1)
- 回転軸方向に遊嵌支持させたブレーキライニン
グ、このブレーキライニングの前端面に離接自在
でかつ固定ボルトにより回転軸方向に摺動自在に
支持されたアマチユア、このアマチユアのブレー
キライニングと反対側に軸方向空隙を介して対向
配置され、かつ励磁コイルが施され制動バネを内
蔵した固定鉄心、上記ブレーキライニングおよび
アマチユアを介して上記制動ばねの押圧力をうけ
るブレーキ板からなる電磁ブレーキにおいて、上
記固定鉄心の上記アマチユア側に、上記回転軸方
向に設けたネジ穴に進退可能に螺着すると共に、
上記ブレーキ板を貫通する調整ボルトと、上記調
整ボルトと上記アマチユア間に、上記ブレーキ板
を貫通して設けた調整ばねを具備することを特徴
とする電磁ブレーキ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9570384U JPS6111034U (ja) | 1984-06-26 | 1984-06-26 | 電磁ブレ−キ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9570384U JPS6111034U (ja) | 1984-06-26 | 1984-06-26 | 電磁ブレ−キ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6111034U JPS6111034U (ja) | 1986-01-22 |
JPH0212338Y2 true JPH0212338Y2 (ja) | 1990-04-06 |
Family
ID=30654950
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9570384U Granted JPS6111034U (ja) | 1984-06-26 | 1984-06-26 | 電磁ブレ−キ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6111034U (ja) |
-
1984
- 1984-06-26 JP JP9570384U patent/JPS6111034U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6111034U (ja) | 1986-01-22 |
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