JPH0211973A - 自動調圧弁 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、湯と水とを混合して適温湯を得る湯水混合装
置などの自動調圧弁に関するものである。

従来の技術 従来のこの種の自動調圧弁を用いた湯水混合装置を第３
図に示す、１は湯流路、２は水流路であり、各流路１，
２に跨って自動調圧弁３が設けられている。自動調圧弁
３は、湯流路１の１次圧力Ｐ）ＩＩを減圧する湯側弁体
４、湯側弁座５と、水流路２の１次圧力Ｐｃ１を減圧す
る水側弁体６、水側弁座７と、湯側弁体４と水側弁体６
を連結する連結軸８と、この連結軸８の中間位置に固定
されて、湯と水の減圧後の２送圧力Ｐ　Ｈ２＋　Ｐ　Ｃ
１の圧力差で動作するピストン９と、弁体４，６と弁座
５，７もしくはピストン９の固着を防止し、調圧性能を
向上させるために、水流と渦流の作用で回転するように
弁体４，６のピストン９側の面に設けられた羽根１０と
で構成されており、湯または水の圧力が急変してもその
圧力で自動調圧弁３が移動し、湯と水の２次圧Ｐ、４２
とＰＯ２とが常に等しく保たれるように作用する。湯と
水の混合比はモータ１１によって付勢されるｍ調弁１２
を左右に移動させて可変し、混合温度を変える。１３は
湯と水の混合部であり、混合後は流量調節開閉弁１４を
介して出湯されるが、その温度はサーミスタ１５によっ
て、またその流量は流量センサ１６によって検知され、
設定器１７の値に一致させるべく制御器１８がモータ１
１と流量調節開閉弁１４を付勢する。

発明が解決しようとする課題 しかしながら上記構成では、羽根１０による回転で信頼
性、耐久性は向上するものの、出湯量で回転数が変わり
、特に小出湯時に回転させることが難しく、また圧損も
大きくなって好ましくないという課題を有していた。

本発明はかかる課題を解消するもので、出湯量に関係な
く、信頼性、耐久性が良好に保持され、かつ大きな圧損
を生じることのない自動調圧弁を提供することを目的と
する。

課題を解決するための手段 上記課題を解決するために本発明の自動調圧弁は、両側
の弁体およびピストンを連結する連結軸に微少な振動を
付与する振動手段を備えたものである。

作用 上記構成によって、振動手段により自動調圧弁が常にわ
ずかに動いている状態に維持されているため、自動調圧
弁が圧力によって移動するときには滑らかに動き、調圧
性能が向上するとともに、固着状態が発生せず信頼性、
耐久性が向上するものである。しかも、従来のように弁
体に羽根を設けることがないので大きな圧損は生じない
。

実施例 以下、本発明の一実施例を図面に基づき説明する。

第１図は本発明の一実施例を示す自動調圧弁の概略構成
を示す断面図である。ここで、従来の自動調圧弁と同一
の構成部品は同一番号で示している。この自動調圧弁３
は従来のものとほぼ同じ構造であるが、従来の自動調圧
弁と異なる点は、弁体を回転させる羽根が設けられてお
らず、その代わりに連結軸８に微少な振動を付与する振
動手段１９が設けられている点である。振動手段１９は
連結軸８の端部に一体的に形成されたボビン２０と、そ
のボビン２０上に巻回され絶縁されたコイル２１と、こ
のコイル２１を囲むように設けられた永久磁石２２とを
有し、コイル２１は可撓部２３を介して交流電源２４に
接続されている。

上記構成において、交流電源２４は常に印加されており
、コイル２１に交流電流を流している。その電流は、永
久磁石２２によって発生している磁界を横切るので、フ
レミングの法則によって連結軸８に微少な振動を発生さ
せる。この振動はＡＣ電源程度の速い周波数でかつ振幅
を小さく設定することにより、調圧機能には全く影響を
与えず、むしろ滑らかに動くようになり、これにより調
圧性能を向上させる。このとき重要なことは、第２図に
示すように、ピストン位置によって振動の振幅Ｘが大幅
に変化しないように構成することであり、そのために実
施例ではフレミングの法則を用いた構成を有している。

これ以外にもリニヤモータのような構成を用いてもよく
、またピストン位置によって振幅は多少変化するが電磁
力による吸引・反発を利用する構成を用いてもよい。

発明の効果 以上のように本発明の自動調圧弁によれば、連結軸に微
少な振動を付与する振動手段を有し、弁体やピストンを
常に振動させる構成であるため、下記の特長を有する。

（１）弁体、ピストンが滑らかに動き、自動調圧弁の調
圧性能が向上する。

（２）弁体、ピストンの固着が防止でき、自動調圧弁の
信頼性、耐久性が向上する。

（３）自動調圧弁の性能向上、信頼性、耐久性向上が湯
水の流速に影響を受けず、いつも安定したこれらの向上
特性を得ることができる。

（４）湯水流路の圧損は羽根により回転するものと比較
し小さい。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す自動調圧弁の概略構成
を示す断面図、第２図は同自動調圧弁の振動特性図、第
３図は従来の自動調圧弁を有する湯水混合装置の概略構
成を示す断面図である。 １・・・湯流路、２・・・水流路、４・・・湯側弁体、
５・・・湯側弁座、６・・・水側弁体、７・・・水側弁
座、８・・・連結軸、９・・・ピストン、１９・・・振
動手段。 代理人　　　森　　本　　義　　弘 第２図 第３ 図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、湯流路および水流路の２つの流路の１次圧力を減圧
   する湯側弁体、湯側弁座および水側弁体、水側弁座と、
   前記湯側弁体と水側弁体を連結する連結軸の中間位置に
   固定されて、湯、水の減圧後の２次圧力差で動作するピ
   ストンと、前記連結軸に微少な振動を付与する振動手段
   とを有する自動調圧弁。