JPH02117748A

JPH02117748A - 水平連続鋳造装置

Info

Publication number: JPH02117748A
Application number: JP24841489A
Authority: JP
Inventors: Hatsuyoshi Kamishiro; 初義神代
Original assignee: Kawasaki Heavy Industries Ltd
Current assignee: Kawasaki Heavy Industries Ltd
Priority date: 1989-09-25
Filing date: 1989-09-25
Publication date: 1990-05-02
Also published as: JPH0462823B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】本発明は、水平連続鋳造装置に関する。

水平連続鋳造装置では、タンディツシュ内の溶鋼静圧が
モールＦ内の凝固シェルに働き、モールド内壁と凝固シ
ェルとの間（こ大きなｒ！Ｊ擦力が発生する。したがっ
て、ピンチロールの引抜駆動によってモールドとピンチ
ロールとの間の鋳片には大きな軸方向の力が発生してい
る。タンディツシュとモールドとの間にスライディング
ゲートを介在しようとする場合には、鉛直面内で移動す
るスライド板の両表面の接触圧を一定範囲内に保つ必要
がある。さもなければ、接触圧が高すぎるとき、スライ
ド板の移動が困難となったり、そのスライド板が圧潰し
たり、過大の摩耗を発生したりすることになり、それと
は逆に接触圧が低すぎるときには溶鋼が漏れる危険性が
ある。

先行技術では、タンディツシュと、モールドと、引抜き
装置とがこの順序で固定位置にそれぞれ配置されており
、タンディツシュとモールドとの間にスライディングゲ
ートを介在しようとしても、スライド板の一面を一定力
で押付けることはできても両面共一定接触圧を保つこと
は不可能である。

一方、モールドとスライディングゲート側へ押付けるこ
とも考えられるが、このモールドには前述の引抜力が影
響するため前記接触圧を一定に保つことは不可能である
。

さらに、−船釣に水平連続鋳造装置では、ピンチロール
によって鋳片をモールドから遠ざかる方向に引抜き、そ
の後−時的にモールド側へ押戻す動作を繰り返すいわゆ
る間欠引抜きを行っている。

この間欠引抜きは、前記接触圧を一定に保つための解決
を一層困難にするものである。

本発明の目的は、タンディツシュとモールドとの間にス
ライディングゲートを配置することを可能にした水平連
続鋳造装置を提供することである。

実施例第１図は、本発明の基礎となる構成を示す全体組立図で
ある。レードル１からの溶鋼はタンディツシュ２に供給
される。タンディツシュ２内の溶鋼３は、そのタンディ
ツシュ２の下方側壁に設けられたタンディツシュ４から
スライディングゲート５および連結管６を通ってモール
ド７に導かれる。モールド７によって冷却された鋳片た
とえばビレット８は、２次冷却装置９によって冷却され
、引抜き装置１０によって引抜き方向１１に引抜かれる
。タンディツシュ２は、架台１２によって固定位置に取
付けられる。スライディングゲート５は、鉛直面内で上
下に昇降するスライド板１３と、そのスライド板１３の
両摺動面に接触する接触板１４．１５と、スライド板１
３を昇降駆動する駆動シリンダ１６とを含む。連結管６
は、摺接板１５のスライド板１３とは反対側の表面に当
接する。

連結管６はモールド７に固定される。連結管６とモール
ド７との境界付近には、ブレークリング１７が設けられ
る。モールド７のモールドチューブ１８は、入口１９か
ら供給され出口２０から排出される冷却水によって冷却
される。２次冷却装置は、冷却水などを噴射するノズル
２１と、ブレット８を支持する支持ローラ２２などを含
む。引抜き装置１０は、ビレット８の外表面に接するピ
ンチローラ２３〜２６を有する。ローラ２３，２４は、
アーム２７．２８によってそれぞれ支持され、圧下シリ
ンダ２９．３０によってビレット８を下方に押下げ、ピ
ンチローラ２５，２６との間でビレット８を挟持する。

ピンチローラ２５，２６は架台３１上に支持され、正逆
回転可能なモータ３２によって駆動する。

この構成では、連結管６が固定されたモールド７と２次
冷却装置９とピンチローラ２３〜２６を有する引抜き装
置１０とは、台車３３上に固定積載される。この台車３
３は、引抜き方向１１に平行にかつ水平に敷設された軌
道３４上で、第１図の左右に進退自在に配置される。こ
の台車３３は、軌道３４上を移動する車輪３５．３６を
備える。

台車３３には、連結用シリンダ３７が固定されており、
この連結用シリンダ３７によって連結棒３８が駆動され
る。３１！結棒３８の一端部には、係き孔３９が形成さ
れている。架台１２には、固定用シリンダ４０が固着さ
れており、これによって駆動される係合棒４１は係合孔
３９に挿通する。このようにして連結棒３８の軸線方向
に沿う変位が阻止される。

第２図は、第１図に示された構成の平面図である。この
水平連続鋳造装置は複数（この実施例では３つ）のスト
ランドを有し、各ストランドに対応して添字＝ｉ、ｂ、
ｃを付して示される構成要素を有する。以下の説明では
、添字ａ、ｂ、ｃを躇括した添字を有しない参照符によ
って説明を行う。

第３国を参照して、引抜き装置２では時刻ｔ１〜ｔ２に
おいて、モータ３２はピンチローラ２５゜２６を駆動し
てビレット８を引抜き方向１１に引っ張り、時刻ｔ２〜
ｔ３において停止し、時刻ｔ３〜．ｔ４において一時的
に引抜き方向とは逆方向に、ピンチローラ２５，２６が
駆動され、時刻ｔ４〜ｔ５にて再び停止する。このよう
にして時刻ｔ１〜ｔ５にわたりいわゆる間欠引抜き動作
が行われる。本発明では、第３図に示されるような間欠
引抜き動作が行われてもよいけれども、引抜き装置１０
は引抜き方向１１にのみ、ビレット８を常時引抜く動作
を行うようにしてもよい。

第４図はスライディングゲート５付近の拡大した縦断面
図であり、第５図は、そのスライディングゲート５付近
の水平断面図である。スライド板１３は、耐火物からな
る板状体４５と、その板状体４５を囲む枠体４６とから
なる。摺接板１４は、支持体４９に固定される。この支
持体４９は、タンディツシュ２の鉄皮４８に固定される
。支持体４９は、スライド板１３の両側片（第５図の上
下）において、連結管６＠に延びる案内脚５０．５１を
有する。支持部材５２は、スライド板１３の枠体４６と
、案内脚５０．５１との間に介在される案内片５３．５
４を有する。この支持部材５２は、摺接板１５の外周部
および連結管６側の表面を囲繞５５によって囲む。支持
部材５２の両側片には切欠き５６．５７が形成されてお
り、この切欠き５６．５７には球面座を有するばね受け
５８，５９が着座する。切欠き５６．５７およびばね受
け５８５９を緩挿する保持棒６０．６１の一端部は、ピ
ン６２．６３によって支持体４つに支持されている。こ
の保持棒６０，６１の他端部には、ばね受け６４．６５
が螺着されている。ばね受け５８．６４間には、ばね６
６が介在される。同様にばね受け５９．６５間には、ば
ね６７が介在される。このようにしてばね６６．６７の
ばね力によって、支持部材５２したがって囲繞片５５は
、スライド板１３側に付勢される。これらのばね６６．
６７は囲繞片５５の周りに複数個設けられて。

スライド板１３の摺動面に作用する接触圧力が均等にな
るようにしている。

台車３３に装着されている連結用シリンダ３７による連
結棒３８の引張り力によって、連結管６は接合面６８に
おいて摺接板１５＠に接合面から溶鋼が漏れない程度に
圧接される。連結用シリンダ３７による駆動力を適宜に
設定することによって、連結管６と摺接板１５との圧接
力を調節することができる。スライド板１３との摺接板
１４１５との圧接力はほぼ等しく、これらの圧接力は、
連結管６が摺接板１５に圧接される圧接力と、ばね６６
．６７によるばね力との和であるつこび）和の値は、ス
ライド板１３の上下の昇降動作が円滑にできるように、
かつスライド板１３の板状体４５および摺接板１４．１
５が、圧潰したり、過多に摩耗したり、スライド板１３
と摺接板１４，１５との摺動面から溶鋼が漏れたりしな
い値に選ばれる。連結棒３８には、たとえばストレンゲ
ージ等連結棒の軸方向に働く力を感知可能な検出器を設
けて、連結用シリンダ３７の供給圧力を制御して、スラ
イディングゲート５の摺動面および連結管６の接き面の
押付圧力を一定に保つことは有効である。

このような構成によれば、モールド７とピンチローラ２
３〜２６を含む引抜き装置１０とが、台車３３上に固定
積載されており、モールド７のモールドチューブ１８の
内壁と、ビレット８の凝固シェルとの間には大きな串擦
力が発生しており、引抜き装置１０によるビレット８の
引っ張り力は、引抜き速度の変化や第３図に示されるよ
うな間欠引抜き動作などによって常に変動するけれども
、このビレット８の軸方向に働く引っ張り力は、台車３
３の引抜き方向の内部応力として補償され、スライディ
ングゲート５や接き面６８には全く影響しない。やえに
、この台車３３の、連結用シリンダ３７の駆動力によっ
て連結管６はスライディングゲート５１！１１Ｉに一定
の力で圧接されており、スライディングゲート５の動作
は安定に達成されるとともに、溶鋼３のスライディング
ゲート５付近における漏洩は完全に防がれる。

また、第２図に示すように複数ストランドを有する水平
連続鋳造装置において、複数のストランドのうち１つに
ブレークアウトが生じたときや、ブレークリングの交換
の必要が生じたときなどには、本発明では各ストランド
のモールド上流側にスライディングゲート５をそれぞれ
設けているため、そのストランドだけを停止することが
可能となり、連続操業時間を延長することができろ。

本発明の基礎となる他の構成として、軌道３４をモール
ド下流側に延長したり６分岐したりして台車３３を移動
可能にし　モールドやとンチｎ　−ラを新しいものと交
換または台車ごと新しいものと交換できるようにして、
連続操業時間の延長、もしくは交換時間の短縮を図るよ
うにしてもよい。

第６図は、本発明の基礎となる他の構成の全体の組立て
を示す断面図である。この構成は前述の構成に類似し、
対応する部分には同一の参照符を付す。この構成では、
タンディツシュ２を固定するための架台１２は台車７０
に搭載される。この台車７０は、車輪７１．７２を有し
、台車３３を案内する軌道３４にほぼ垂直で水平面内に
延びる軌道７３．７４上を移動することができる。この
ようにしてタンディツシュ２の交換が可能である。

第７図は本発明の基礎となるさらに他の構成の全体の組
立てを示す断面図であり、前述の構成の対応する部分に
は同一の参照符を什す。この構成で注目すべきは、台車
３３には鉛直軸線を有する回転軸７５が立設される。旋
回台７６はラジアル軸受７７によって回転軸７５に支持
される。

第８図は、第７図の切断面線■−■から見た断面図であ
る。旋回台７６には、摺接片７８．７９が固定されてい
る。この摺接片７８．７９は、台車３３上に突出して固
定された受は台ｓｏ、ｓｔ上に支持される。こうして旋
回台７６は、回転軸７５の軸線９２まわりに角変位自在
とされる。

台車３３上には、その台車３３の前後（第７図の左右方
向、第８図の紙面に垂直方向）に延びる支持板８２が立
設されている。旋回台７６には、支持板８２の左右両側
において下方に延びる支持板８３．８４が固定される。

これらの支持板８２と８３との間、および支持板８２と
８４との間には、ばね８５．８６が介在される。支持板
８２゜８３．８４およびばね８５．８６に関連する構成
は、モールド７およびモールドチューブ１８の軸線なら
びに回転軸７５の軸線９２を通る鉛直面８７に間して対
称に構成される。

第９図は、第７図および第８図に示された構成における
スライディングゲート５付近の拡大された水平断面図で
ある。連結管６のスライディングゲート５側に臨む接合
面８８の半径Ｒは、軸線９２よりもスライディングゲー
ト５寄りにある連結管６およびモールド７の軸線上に中
心を有する仮想円筒上外周面の一部を成す円弧面に形成
される。

スライディングゲート５を構成する連結管６側ｆ）摺接
板１５の連結管６に臨む接合面８９もまた、接合面８８
にぴったりと退会するように同一の半径を有し凹んで形
成される。接合面８８．８９が離れている状態では、一
対のばね８５，８６の働きによって連結管６の軸線と、
スライディングゲート５の軸線とがほぼ一直線上にある
ように、対のばね８５，８６の形状、寸法などが構成さ
れる台車３３が、連結用シリンダ３７と固定用シリンダ４０
との働きによって連結固定される際に、台車３３がタン
ディツシュ２ｆｆ！１に進むことによって接６面８８．
８９が当接し、摺接板１５の通路９１と、連結管６の通
路９０との芯出しが達成される。この通路９１と９０の
芯がわずかにずれていた堝きには、旋回台７６は５回転
軸７５の軸線９２まわりにわずかに角変位する。このよ
うにして、スライディングゲート５の軸芯と台車の引抜
き方向１１とが多少ずれて配置されていても容易に接ぎ
連結される。

第１０図は本発明の一実施例の全体の構成を示す断面図
であり、第１１図はスライディングゲート５付近の拡大
された水平断面図であり、第１２図は連結管６とスライ
ディングゲート５との接続構造を示す水平断面図である
。この実施例は、第７図〜第９１２１に示された構成に
１１億し、旋回台７６は、回転軸７５の軸線９２まわり
にばね８５゜８６のばね力によって弾発的に変位するこ
とが可能であり、これによって連結管６の接合面８８と
。

スライディングゲート５の摺接板１５の接６面８つとが
ぴったりと３！！合し、それらの通路９ｏ、９１の芯出
しが行われる。第１１図に示される実施例は、第５図に
関連して前述した構成に類似する。

これらの対応する部分には、同一の参照符を付す。

注目すべきは、支持部材５２には、連結管６側にその連
結管６の軸線に沿って平行に延びる取付は腕９５．９６
が固定される。この取付は腕９５゜９６には、相互に平
行でかつ連結時において連結管６の軸線に垂直であるビ
ン９７．９８が立設される。第１２図に示される実施例
においては、モールド７における連結管６側の端壁９９
には、駆動手段としての流木圧または電力に上り作動す
るシリンダ１００，１０１の端部が、ビン１０２゜１０
３によって枢支される。シリンダ１００　１０１のピス
トンｆｉ１０４．１０５の端部には、係止爪１０６，１
０７が形成される。シリンダ１００，１０１の側壁には
、傾動用シリンダ１０８゜１０９のピストン棒１１０，
１１１が、ピン１１２．１１３によってピン接合される
。この傾動用シリンダ１０８，１０９は、ピン１１４．
１１５によってモールド７の側壁９９に枢支される。ピ
ン１０２，１０３，１１２，１１３，１１４，１１５の
軸線は平行であり、連結管６とスライディングゲート５
との接合時において、ピン９７．９８め軸線にもまた平
行である。なおこの実施例では、連結用シリンダ３７お
よび固定用シリンダ４０とそれらに関連する構成は、設
けられていな〜）。

連結管６とスライディングゲート５とを連結する際には
、傾動用シリンダ１０８，１０９を縮小しておき、この
状態で台車３３をタンディツシュ２側に移動する。こう
して連結管６との接合面８８と、スライディングゲート
５の摺接板１５の接合面８９とが接触し、芯出しが行わ
れる。この状態で駆動用シリンダ１００．１０１のピス
トン棒１０４．１０５を伸長したままで傾動用シリンダ
１０８．１０９を伸長し、これによってピン９７゜９８
と係止爪１０６．１０７とが係止しうる状態とする。そ
こで駆動用シリンダ１００，１０１のピストン棒１０４
．１０５を縮小駆動する。このようにして連結管６の接
合面８８と、スライディングゲート５の摺接板１５の接
１面８９とは、駆動用シリンダ１００，１０１の駆動力
によって押接される。スライディングゲート５において
、スライド板１３の両表面と摺接板１４，１５との圧接
力は、ばね６６．６７のばね力によって、接り面８８と
８９との圧接力はシリンダ１００と１０１の力によって
決定される。このようにしてスライディングゲート５の
作動を円滑に行うことができるようになるとともに、ス
ライディングゲート５と連結管６との間から溶鋼が漏れ
ることが確実に防がれる。

本発明は、溶鋼だけでなくその他の金属の連続鋳造のた
めに実施されることができる。

第７図・〜第９図に関連して述べたように、連結管６と
スライディングゲート５との芯出しを行う構成は、第１
０図〜第１２図の実施例に関連しても実施されることが
できる。

以上のように本発明によれば、鋳片引抜き方向に進退自
在に台車を設け、この台車上にモールドおよびピンチロ
ーラを固定積載し、タンディツシュおよびモールド間に
スライディングゲートを設け、スライディングゲートと
連結管との接合・面を押接する連結機構を装備したので
、その連＃ｓＦ！４構によってスライディングゲートの
圧接力、およびスライディングゲートと連結管との圧接
力が、鋳片の引抜き速度や間欠引抜き動作等から影響を
受けることなく、適切な一定値に保たれることができる
。そのためスライディングゲートの動作が円滑となり、
スライディングゲートが圧潰したり、過多の摩耗をする
のが防がれるとともに、スライディングゲートと連結管
との間から液体金属が漏洩したりすることがなく、スラ
イディングゲートを水平連続鋳造設備に関連して設ける
ことが可能になる。このスライディングゲートの装備に
よって、台車上のモールドおよびピンチローラその他の
構成要素の交換補修を容易に行うことができるようにな
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の基礎となる構成の全体を示す断面図、
第２図は第１図に示された構成の平面図、第３図は引抜
き装置１０によるビレツ）−８の引抜き速度の時間経過
を示すグラフ、第４図はスライディングゲート５付近の
縦断面図、第５Ｉ２Ｉはスライディングゲーｔ−５付近
の水平断面図、第６図は本発明の基礎となる他の構成の
全体の組立てを示す断面図、第７図は本発明のさらに基
礎となる他の構成の全体の組立てを示す断面図、第８図
は第７図の切断面線■−■から見た断面図、第９図は第
７図および第８図に示された構成のスライディングゲー
ト５付近を示す水平断面図、第１０目は本発明の一実施
例の全体の構成を示す断面図、第１１図は第１０図に示
されたスライディングゲート５付近の水平断面図、第１
２図は第１０図および第１１図に示された実施例の連結
管６とスライディングゲート５との接続に関連する構成
を示す水ヲ断面図である。２・・・タンディツシュ、３・−・溶鋼、５，１４０・
・・スライディングゲート、６・・・連結管、７・・・
モールド、８・・・ビレット・、９・・・２次冷却装置
、１０・・・引抜き装置、２３〜２６・・・ピンチロー
ラ、３３・・・台車、３７・・・連結用シリンダ、４０
・・−固定用シリンダ、／’Ｊ　６　、６７　、１４６
　、１４７・・−ばね、７６・・・旋回台代理人　　弁理士　西教　圭一部峙藺第図

Claims

【特許請求の範囲】

鋳片引抜き方向に平行に敷設された軌道上に進退自在に
台車を配置し、台車上にモールドおよびピンチロールを
固定積載するとともに、タンデイツシユおよびモールド
間にスライディングゲートを設け、このスライディング
ゲートとモールドのタンデイツシユ側に配置された連結
管との接合面を押接する連結機構を装備し、この連結機
構は、連結管とタンデイツシユとの間に介在されて連結
管とタンデイツシユとを相互の近接方向に力を作用する
手段６６，６７；１００，１０１であることを特徴とす
る水平連続鋳造装置。