JPH02116995A - カップ自動販売機の飲料調製制御装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】

この発明は、温水又は冷水と飲料原料とから販売の都度
飲料を調製し、これをカップに注入して供するカップ自
動販売機の飲料調製制御装置に関する。

【従来の技術】

カップ自動販売機においては、飲料調製時に用いる温水
又は冷水（以下、単に水という。）を時間をずらせて２
回に分けて供給し、前半の水で飲料原料を溶解させ、後
半の水で撹拌機構や飲料配管を洗浄するようにしている
（例えば、実開昭５９−１４２８８０号で知られている
。）。

【発明が解決しようとする課題】

このように水を２回に分けて供給すると、前半と後半と
の間に時間間隔が生じ、その分販売に要する時間が長く
なる。一方、学校や工場などの職域に設置された自動販
売機では、休憩時間などの特定の時間に販売が集中し、
その際の販売時間の短縮が望まれている。 そこでこの発明は、予め設定した時間帯のみ水を１回で
供給するようにして販売時間を短縮し、集中する販売を
円滑に消化するようにしたカップ自動販売機の飲料調製
制御装置を提供することを目的とするものである。

【課題を解決するための手段】

第１図はこの発明の機能ブロック図である。すなわち、
上記目的を達成するためにこの発明は、温水又は冷水と
飲料原料とから飲料を調製する撹拌機構と、この撹拌機
構に飲料原料を供給する原料収納搬出機構と、前記撹拌
機構に温水又は冷水を供給する給水機構とを備え、前記
撹拌機構で調製された飲料を飲料配管を介してカップに
導くカップ自動販売機において、販売動作時における撹
拌機構、原料収納搬出機構及び給水機構の動作タイミン
グに関する２つのパターンのデータと過密販売時間帯を
定めたデータとを記憶した記憶手段と、現在時刻を計数
する時計手段と、販売時刻が前記過密販売時間帯内か否
かに応じて２つの前記パターンの何れかを用いて飲料を
調製させる制御手段とを設けるものとする。

【作　用】 撹拌機構等の動作タイミングに関して、水を１回で供給
するものと、２回に分けて供給するものとの２つのパタ
ーンを設定しておき、販売の集中する過密販売時間帯で
は水を１回で供給するパターンを用いて飲料を調製する
ことにより販売時間を短縮させる。水を２回に分けて洗
浄するのは、撹拌機構や飲料配管に付着した飲料が長時
間の販売待機中に変質することを避けるためであるが、
過密販売時間帯では販売の時間間隔が短く変質する前に
次の販売が行われるので衛生上の問題は生じない。また
、過密販売時間帯での最後の販売に対しては、過密販売
時間帯の終了時に自動洗浄を設定しておくなどにより対
応することができる。

【実施例】

第２図〜第４図はホット飲料を販売するカップ自動販売
機におけるこの発明の実施例を示し、第２図は構成を示
すブロック図、第３図はその動作を示すフローチャート
、第４図は飲料調製の動作タイミングを示すタイムチャ
ートである。 第１図において、１は撹拌モータ２で駆動されるミキシ
ングポール３からなる撹拌機構、４は粉末状の飲料原料
を収納した原料箱５の下部に原料モータ６で駆動される
原料搬出機構を内蔵した原料収納搬出機構、７は温水タ
ンク８と温水バルブ９とからなる給水機構、１０は温水
タンク８の温水を撹拌機構１に導く給水配管、１１は撹
拌機構１で調製された飲料をカップ１２に導く飲料配管
である。 また、１３はマイクロコンピュータのｃｐｕ。 １４はＣＰＵ１３の制御プログラムを内蔵したＲＯＭ及
び演算データをを記憶するＲＡＭからなるメモリ、１５
はメモリ１４に演算データを設定するためのキーボード
からなる設定装置、１６はＣＰＵ１３に現在時刻を知ら
せる時計手段としての時計、１７はｌ１０（入出力ボー
ト）である。 飲料販売時には、ＣＰＵ１３の制御の下に、原料モータ
６が動作して原料箱５から撹拌機構ｌに飲料原料が供給
され、また温水バルブ９が開いて温水タンク８の温水が
撹拌機構１に供給される。 そこで、撹拌機構１では撹拌モータ２が動作して飲料を
調製する。 原料モータ６、温水バルブ９及び撹拌モータ２の動作タ
イミングには、第４図のタイムチャートに示すように、
パターンＡとパターンＢの２つのパターンがある。パタ
ーンＡは販売が集中する過密販売時間帯に用いられるも
ので、温水の供給が１回で行われる。また、パターンＢ
は過密販売時間帯以外の通常の時間帯で用いられるもの
で、温水の供給が２回に分けられ、前半で飲料原料を溶
解し、後半で撹拌機構１及び飲料配管１１を洗浄する。 そして、撹拌機構１もこれに合わせて２回駆動されるよ
うになっている。パターンＡとＢとを比較すると、パタ
ーンＢの方が図の時間Ｔだけ販売に要する時間が短くな
っている。 上記パターンＡ及びＢの動作タイミングに関するデータ
はメモリ１４内のＲＯＭに記憶されている。また、過密
販売時間帯を定めたデータは、設時間帯内か否かを判断
し、パターンＡあるいはＢの何れかのパターンで飲料を
調製させる。 それでは、第２図のフローチャートを参照して上記販売
動作を更に詳しく説明する。第２図において、上記ＣＰ
Ｕ１３は過密販売時間帯の設定かどうかを判断しくステ
ップＳ１）、設定ならその時間データをメモリ１４に記
憶させ（ステップＳ２）、設定済みなら時計１６の現在
時刻を読み込み（ステップＳ３）、その時刻が過密販売
時間帯内か否かを判断する（ステップＳ４）。 過密販売時間帯以外の時刻に販売要求があれば（ステッ
プＳ５）、パターンＡで飲料を調製させる（ステップＳ
６）。ステップＳ４で現在時刻が過密販売時間帯内のと
きは、更にその時刻が過密販売時間帯の終りにきている
かどうかを判断しくステップＳ７）、終りにきていれば
温水のみ一定時間吐出して（ステップＳ８）、過密販売
時間帯内の販売に対する洗浄をまとめて行う。現在時刻
が過密販売時間帯の終りにきていなければ、販売要求が
あるかどうか判断しくステップＳ９）、販売要求があれ
ばパターンＢで飲料を調製させる（ステップ５ＩＯ）。

【発明の効果】

この発明によれば、販売が集中する時間帯とそれ以外の
時間帯とで飲料調製の動作タイミングを変えることによ
り、販売回数の少ない通常の時間帯では従来通り販売の
都度洗浄を励行する一方、販売の都度洗浄する必要のな
い過密販売時間帯では洗浄を省略して販売時間を短縮し
、利用者の便と売上の向上を図ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の機能ブロック図、第２図はこの発明
の実施例の構成を示すブロック図、第３図はこの発明の
実施例の動作を示すフローチャート、第４図はこの発明
の実施例における飲料調製の動作タイミングを示すタイ
ムチャートである。 １・・・撹拌機構、４・・・原料収納搬出機構、７・・
・給水機構、１１・・・飲料配管、１２・・・カップ、
１３・・・ＣＰＵ、１４・・・記憶手段、１６・・・時
計。 第３図 ７１秤Ｅ−夕 第４図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １）温水又は冷水と飲料原料とから飲料を調製する撹拌
   機構と、この撹拌機構に飲料原料を供給する原料収納搬
   出機構と、前記撹拌機構に温水又は冷水を供給する給水
   機構とを備え、前記撹拌機構で調製された飲料を飲料配
   管を介してカップに導くカップ自動販売機において、販
   売動作時における撹拌機構、原料収納搬出機構及び給水
   機構の動作タイミングに関する２つのパターンのデータ
   と過密販売時間帯を定めたデータとを記憶した記憶手段
   と、現在時刻を計数する時計手段と、販売時刻が前記過
   密販売時間帯内か否かに応じて２つの前記パターンの何
   れかを用いて飲料を調製させる制御手段とを設けたこと
   を特徴とするカップ自動販売機の飲料調製制御装置。