JPH02116620A - 超伝導薄膜の形成方法 - Google Patents

超伝導薄膜の形成方法

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JPH02116620A
JPH02116620A JP26781088A JP26781088A JPH02116620A JP H02116620 A JPH02116620 A JP H02116620A JP 26781088 A JP26781088 A JP 26781088A JP 26781088 A JP26781088 A JP 26781088A JP H02116620 A JPH02116620 A JP H02116620A
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organic compound
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forming
precursor
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Teruichiro Matsumura
松村 輝一郎
Takanao Arima
孝尚 有馬
Kazuharu Shimizu
一治 清水
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Toray Industries Inc
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    • C23CCOATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; SURFACE TREATMENT OF METALLIC MATERIAL BY DIFFUSION INTO THE SURFACE, BY CHEMICAL CONVERSION OR SUBSTITUTION; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL
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    • C23C18/1279Process of deposition of the inorganic material performed under reactive atmosphere, e.g. oxidising or reducing atmospheres
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、基材上に、核融合炉、電磁流体発電機、加
速器、回転電気機器、磁気分離機、磁気浮上列車、核磁
気共鳴断層搬影診断装置、各種実験装置等のマグネット
用コイル材料として適し、また、送電線、エネルギー貯
蔵器等の電力損失が問題になる用途に適し、ざらに、ジ
ョセフソン素子、スキッド(SQUID)素子、磁気セ
ンサ、ホロメータ等の各種素子として適し、ざらにまた
、磁気シールド材料、赤外線遮蔽材料等の各種機能材料
として適した超伝導薄膜を形成する方法に関する。
[従来の技術] 基材上に超伝導薄膜を形成する従来の一般的方法は、よ
く知られたスパッタリング法である。しかしながら、こ
の方法は複雑で高価なスパッタリング装置を必要とする
ばかりか、装置上の制約から大面積の薄膜を形成するの
が難しいという問題がある。
一方、比較的大面積の薄膜を低コストで形成し得る方法
として、化学的方法であるアルコキシド法が提案されて
いる。このアルコキシド法においては、溶媒に原料アル
コキシドが均一に溶解した溶液を調製する必要があるが
、アルコキシドは溶媒に不溶であるか難溶性のものが多
いために真溶液を得るのが大変難しく、また、経時的に
安定な溶液を得にくいうえに、反応速度の制御がやっか
いであるといった問題がある。そのため、コロイド溶液
で代替するなどの方法が採られることもめるが、コロイ
ド溶液では均質な薄膜を得にくく、超伝導特性に優れた
薄膜の形成が困難であるという問題がある。
[発明が解決しようとする課題] この発明の目的は、従来の方法の上述した問題点を解決
し、超伝導特性に優れた薄膜を低コストで形成すること
ができる方法を提供するにおる。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために、この発明においては、ビス
マスの有機化合物と、ストロンチウムの有機化合物と、
カルシウムの有機化合物と、銅の有機化合物と、有機溶
媒とを含み、かつ、上記有機化合物の少なくとも一つが
アルコキシドである混合物に炭酸ガスを共存させて溶液
を調製する工程と、上記溶液を用いて耐熱性基材上に先
駆体薄膜を形成する工程と、上記先駆体薄膜を酸化性雰
囲気中にて上記基材ごと700〜900℃で焼成する工
程と、を含むことを特徴とする超伝導薄膜の形成方法が
提供される。
また、この発明においては、ビスマスの有機化合物と、
鉛の有機化合物と、ストロンチウムの有機化合物と、カ
ルシウムの有機化合物と、銅の有機化合物と、有機溶媒
とを含み、かつ、上記有機化合物の少なくとも二つがア
ルコキシドである混合物に炭酸ガスを共存させて溶液を
調製する工程と、上記溶液を用いて耐熱性基材上に先駆
体薄膜を形成する工程と、上記先駆体薄膜を酸化性雰囲
気中にて上記基材ごと700〜900℃で焼成する工程
と、を含むことを特徴とする超伝導薄膜の形成方法が提
供される。
ざらに、この発明においては、下記α群の元素の有機化
合物と、バリウムの有機化合物と、銅の有機化合物と、
有機溶媒とを含み、かつ、上記有機化合物の少なくとも
一つがアルコキシドである混合物に炭酸ガスを共存させ
て溶液を調製する工程と、上記溶液を用いて耐熱性基材
上に先駆体薄膜を形成する工程と、上記先駆体薄膜を酸
化性雰囲気中にて上記基材ごと700〜1000℃で焼
成する工程と、を含むことを特徴とする超伝導薄膜の形
成方法が提供される。
(X: Y、Nd、Sm、Eu、Gd、Dy、HOlE
r、Tm、YbまたハL U この発明においては、複数の成分元素の有機化合物と有
機溶媒とを含み、かつ、成分元素の有機化合物の少なく
とも一つがアルコキシドである混合物に炭酸ガスを共存
させ、アルコキシドの溶解を促進して均一な溶液を得る
。次いで、この溶液を用いて耐熱性基材上に先駆体薄膜
を形成し、ざらに酸化性雰囲気中にて基材ごと焼成して
、先駆体薄膜を超伝導薄膜に変換する。
アルコキシド以外の有機化合物としては、種々のβジケ
トン錯体や、アセチルアセトナートや、ナフテン酸塩や
、2−エチルヘキサノエート等の脂肪酸塩や、エチレン
ジアミン四酢酸錯体等、後述する有機溶媒に可溶な化合
物を用いる。
この発明で使用するアルコキシドは、次の一般式で表わ
されるものである。
M(OR)X M:B i、PbSCu、Ca、Sr、Y。
Nd、Sm5Eu、Gd5Dy、Ho。
ErSTm、Yb、l−uまたは[3aR:アルキル基
、アリル基、アリール基、アラルキル基またはアルコキ
シアルキル基x:Mの価数 なかでも、Rがメチル基、エチル基、プロピル基、ブチ
ル基等の低級アルキル基であるものが好ましい。そして
、Mに結合するすべての基がアルコキシド結合である化
合物が特に好適ではあるが、アルコキシド結合以外の残
基を有していてもよいものである。残基としては、アセ
チルアセトンやその誘導体等がある。
有機溶媒は、溶液を沈澱させることがなく、また、炭酸
ガスとの反応生成物を溶解するようなものであればよい
。たとえば、ヘキサン、ベンゼン、キシレン等の炭化水
素溶媒や、イソプロパツール、ノルマルブタノール、エ
タノール等のアルコール溶媒や、エチルセロソルブ、メ
チルセロソルブ等のアルコキシアルコール溶媒や、ジメ
チルフォルムアミド、ジメチルアセトアミド等の含窒素
溶媒や、ジメチルスルフオキシド等の含硫黄溶媒や、ピ
リジン、キノリン、ブチルアミン、アニリン、エタノー
ルアミン、ジェタノールアミン、トリエタノールアミン
等のアミン溶媒や、これらの溶媒の混合物を用いること
ができる。
溶液の濃度は、溶媒の種類や成分元素の化合物の種類等
によって異なるものの、通常、0.01〜1mol/I
の範囲で選定する。
混合物に炭酸ガスを共存させるには、混合物に炭酸ガス
を吹き込めばよい。吹き込みは、通常、常温で行う。吹
込時間は、これも溶媒の種類や成分元素の化合物の種類
等によって異なるものの、1時間から数時間程度でよい
さて、ビスマスと、ストロンチウムと、カルシウムと、
銅とを含む系や、ビスマスと、鉛と、ストロンチウムと
、カルシウムと、銅とを含む系においては、まず、上述
した溶液を用いて耐熱性基材上に先駆体薄膜を形成する
。この場合、溶液の濃度は0.05〜0.5mol /
I程度とスルツカ好ましい。溶液の成分元素組成は、後
述する一般式で表される超伝導薄膜が得られる組成とす
るが、前者の系の場合、通常、Bi :Sr:Ca:C
uが0.5〜2.5:0.5〜2.5:0.5〜2゜5
:3となるようにする。このとき、最終的に得られる超
伝導薄膜において、ビスマスの5〜20mo1%が鉛で
置換されるようにすれば、鉛を含む超伝導薄膜が得られ
るようになる。なお、鉛は焼成の過程で蒸発しやすいの
で、それを補うために、溶液中における鉛の量を多くし
て、モル比でPb/Biを0.01〜5程度にしておく
とよい。
先駆体薄膜を形成する方法は、いろいろある。
すなわち、いわゆるゾル・ゲル法によることができる。
この方法は、基材に溶液を薄膜状に付け、これに水を適
当な早さで拡散させた後、乾燥する方法である。
また、先駆体薄膜は、溶液を霧化し、それを酸素または
水を含む雰囲気中で、高温に加熱した基材と接触させる
ことによって形成することができる。溶液を霧化する方
法としては、圧縮ガスを利用するスプレー法、圧電素子
を用いて溶液を高周波で振動させる方法等がある。霧滴
はキャリアーガスで基材上に搬送する。キャリアーガス
としては、空気、窒素、アルゴン、炭酸ガス等を用いる
ことができる。また、基材としては、後述する焼成温度
に耐える、金、銀、白金等の金属や、ジルコニア、マグ
ネシア、チタン酸ストロンチウム等のセラミックスを使
用することができる。これらは、ブロック状、板状、フ
ィルム状、テープ状、線状、繊維状等、どのような形態
であってもよい。
基材の加熱温度は、溶液の種類等によって異なるので一
概にはいえないが、通常、200〜850℃程度である
さらに、先駆体薄膜は、同様に加熱した、高速で回転す
る上記基材上に溶液を滴下することによって形成するこ
とができる。
さて、基材上に形成した先駆体薄膜は、乾燥した俊、酸
化性雰囲気中にて700〜900℃で焼成される。焼成
温度は、特に850℃前後が適している。焼成時間は、
数十分から数十時間である。
なお、必要に応じて、焼成後、酸素を含む雰囲気下で、
300〜500℃の温度で数時間アニールすることもで
きる。また、上述したように、鉛を含む場合には焼成中
に鉛が蒸発しやすいので、これを防止するために、焼成
を、半密閉系で行ったり、鉛を含む雰囲気下で行うのも
よい。
焼成によって、先駆体薄膜が超伝導薄膜に変換されるが
、その超伝導薄膜は、成分元素として鉛を含まない場合
には、一般式、 B+xsr、ca7Cu30゜ Q、5<X<2.5 0.5<V<2.5 0.5<Z<2.5 5<Q<15 で表されるものになる。特に、X線回折によって分析し
たとき、回折角2θが約4.8度のところにピークをも
つものが好適である。
また、成分元素として鉛を含んでいる場合には、一般式
、 (B j 1−dP b 6 ) x S r y C
a z Cu 30 qO<d≦0.2 0.5<X<2.5 0.5<y<2.5 0.5<Z<2.5 5<q<15 で表されるものとなる。
次に、成分元素として、αの元素、すなわち、Y、Nd
、Sm5Eu、Gd、DV、HO,Er、Tm、Yb、
または1−uと、Baと、Cuとを含む系について述べ
る。この場合も、基本的には上述した方法と変わらない
。異なる点のみを述べれば、この場合は、α:Ba:C
uが1:2:3である三重ペロブスカイト構造とするの
が特に好ましい。
また、先駆体薄膜を霧化法によって形成丈る場合、基材
の温度は200〜1000℃、好ましくは200〜50
0℃にする。さらに、高速で回転する加熱基材上に溶液
を滴下することによって先駆体薄膜を形成する場合、基
材の加熱温度は150〜600℃であるのが好ましい。
さらにまた、先駆体薄膜の焼成温度は、700〜100
0℃とする。
特に、850℃前後の温度が適している。また、得られ
る超伝導薄膜は、一般式、 (α1−aBa、)bCu04.、。
Q<a<1 0.5≦b≦3 0≦C<2 で表されるものとなる。
[実 施 例] 実施例1 ナフテン酸ビスマスと、5r(i −0C3H7)2と
、Ca(i−OC3)−17)2と、CU(OC2H5
)2とを、濃度が0.5mol /l トなるように、
かつ、Bi :Sr:Ca:Cuが1:1 :1 :1
.5になるように、イソプロパツールと、ジメチルフォ
ルムアミドと、ジェタノールアミンとを容量で70 :
 25 : 5になるように混合した溶媒に懸濁させ、
それに空温下で炭酸ガスを10時間通して溶液を得た。
次に、上記溶液を、(100)面が表面を形成している
マグネシア基材上に室温で滴下し、空気中にて300℃
で乾燥した。この溶液の滴下、乾燥を10回繰り返し、
マグネシア基材上に先駆体薄膜を形成した。
次に、上記先駆体薄膜を基材ごと空気中にて850℃で
20時間焼成し、先駆体薄膜を超伝導薄膜に変換した。
この超伝導薄膜は、式、Bi2゜osri、aCa2.
OCu3.009.8で表されるものであり、X線回折
によれば、回折角2θが5.7度のところに低温相によ
るピークが認められ、4.8のところに高温相によるピ
ークが認められた。これら2つのピークの高さは、はぼ
等しかった。四端子法によって電気抵抗の温度依存性を
測定したところ、107にで電気抵抗が零になった。
実施例2 ナフテン酸ビスマスと、Pb (i −0CBH7)2
と、Sr (i−OC3H7)2と、Ca(i−OC3
H7>2と、Cu (OC2Hs > 2とを、濃度が
0.5mol /lとなるように、かつ、Bi :pb
:sr:ca:cuが0.9:O93:1:1:1.5
になるように実施例1で使用した溶媒に懸濁させ、以下
、実施例1と同様にしてマグネシア基材上に先駆体薄膜
を形成した。
次に、上記先駆体薄膜を基材ごと空気中にて850℃で
10時間焼成し、先駆体薄膜を超伝導薄膜に変換した。
この超伝導薄膜は、式、(Bio、9 P b□、1 ) 2 S r2.□ ca2.OCu
I2.00g、g T″表されるものであり、X線回折
によれば、回折角2θが5.7度のところに低温相によ
るピークが認められ、4.8のところに高温相によるピ
ークが認められた。(高温相のピーク高さ/低温相のピ
ーク高さ)は、99/1であった。超伝導転移温度は、
107にであった。
実施例3 Y(i−OC3H?>3と、Ba (OC2H5)2と
、Cu (OC2H5>2とを、1:2:3の割合で、
イソプロパツールと、ジメチルフォルムアミドと、ピリ
ジンとを容量で60:35:5になるように混合した溶
媒に懸濁させ、これに炭酸ガスを10時間通し、溶液を
得た。
次に、この溶液に実施例1で使用したマグネシア基材を
浸し、20℃、70%RHの空気中に15 cm/分の
速度で引き上げ、さらに空気中にて500℃で1時間乾
燥し、これを8回繰り返して、マグネシア基材上に先駆
体薄膜を形成した。
次に、上記先駆体薄膜を基材ごと酸素中にて5℃/分の
速度で850℃まで昇温し、その温度に60分保持し、
徐冷して、(Y□、3 Ba□、7 ) lCuO2,
なる超伝導薄膜を得た。この超伝導薄膜の超伝導転移温
度は、90にであった。
実施例4 実施例3で使用した溶液を、200℃に加熱した、実施
例1で使用したマグネシア基材上にスピンコードし、厚
さ0.2μmの先駆体薄膜を形成した。
次に、上記先駆体薄膜をマグネシア基材ごと酸素中にて
900℃で5時間焼成し、徐冷して、(Y□、3 E3
aO,7> I CLJO2,2なる超伝導薄膜を得た
。この超伝導薄膜の超伝導転移温度は、87にであった
[発明の効果] この発明の方法は、成分元素の有機化合物と有殿溶媒と
を含み、かつ、上記有機化合物の少なくとも一つがアル
コキシドである混合物に炭酸、ガスを共存させて溶液を
調製するので、炭酸ガスの溶解促進作用によって均一な
溶液が得られ、実施例にも示したように、均質で、超伝
導特性に優れた超伝導薄膜を容易に得ることができるよ
うになる。
しかも、スパッタリング装置等の、複雑で高価な装置を
必要としないので、製造コストを低くできるばかりか、
大面積の超伝導薄膜でも容易に形成することができるよ
うになる。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ビスマスの有機化合物と、ストロンチウムの有機
    化合物と、カルシウムの有機化合物と、銅の有機化合物
    と、有機溶媒とを含み、かつ、上記有機化合物の少なく
    とも一つがアルコキシドである混合物に炭酸ガスを共存
    させて溶液を調製する工程と、上記溶液を用いて耐熱性
    基材上に先駆体薄膜を形成する工程と、上記先駆体薄膜
    を酸化性雰囲気中にて上記基材ごと700〜900℃で
    焼成する工程と、を含むことを特徴とする超伝導薄膜の
    形成方法。
  2. (2)ビスマスの有機化合物と、鉛の有機化合物と、ス
    トロンチウムの有機化合物と、カルシウムの有機化合物
    と、銅の有機化合物と、有機溶媒とを含み、かつ、上記
    有機化合物の少なくとも一つがアルコキシドである混合
    物に炭酸ガスを共存させて溶液を調整する工程と、上記
    溶液を用いて耐熱性基材上に先駆体薄膜を形成する工程
    と、上記先駆体薄膜を酸化性雰囲気中にて上記基材ごと
    700〜900℃で焼成する工程と、を含むことを特徴
    とする超伝導薄膜の形成方法。
  3. (3)下記α群の元素の有機化合物と、バリウムの有機
    化合物と、銅の有機化合物と、有機溶媒とを含み、かつ
    、上記有機化合物の少なくとも一つがアルコキシドであ
    る混合物に炭酸ガスを共存させて溶液を調製する工程と
    、上記溶液を用いて耐熱性基材上に先駆体薄膜を形成す
    る工程と、上記先駆体薄膜を酸化性雰囲気中にて上記基
    材ごと700〜1000℃で焼成する工程と、を含むこ
    とを特徴とする超伝導薄膜の形成方法。 α:Y、Nd、Sm、Eu、Gd、Dy、Ho、Er、
    Tm、YbまたはLu
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