JPH02116199A - 電波吸収体 - Google Patents
電波吸収体Info
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- JPH02116199A JPH02116199A JP26974288A JP26974288A JPH02116199A JP H02116199 A JPH02116199 A JP H02116199A JP 26974288 A JP26974288 A JP 26974288A JP 26974288 A JP26974288 A JP 26974288A JP H02116199 A JPH02116199 A JP H02116199A
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- Pending
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Landscapes
- Shielding Devices Or Components To Electric Or Magnetic Fields (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は電磁波の不要な反射散乱を抑制する電波吸収体
に関する。
に関する。
電波暗室内やアンテナ性能改善、レーダの偽像防止など
の目的で屋外で使用される電波吸収体はフェライトなど
の磁性体を板状にしたものや、カーボン、グラファイト
などの電気的損失材を発泡樹脂に混合したり、ポリウレ
タンフォームに含浸したりしたものなどが多く用いられ
ていた。中でも第４図に示すような金属導体面３上にス
ペーサ４を介して、細長い線状樹脂に良電導体を被覆し
た繊維を混合した不織布吸収体部１を重ねて得られる電
波吸収体は、ギガヘルツ帯において薄形。
の目的で屋外で使用される電波吸収体はフェライトなど
の磁性体を板状にしたものや、カーボン、グラファイト
などの電気的損失材を発泡樹脂に混合したり、ポリウレ
タンフォームに含浸したりしたものなどが多く用いられ
ていた。中でも第４図に示すような金属導体面３上にス
ペーサ４を介して、細長い線状樹脂に良電導体を被覆し
た繊維を混合した不織布吸収体部１を重ねて得られる電
波吸収体は、ギガヘルツ帯において薄形。
軽量で広帯域な電波吸収特性を有している（特願昭６３
−０１１９５７号）。さらにミリ波帯での吸収特性を改
善するため第５図に示すような表面を波状に整形した波
形不織布吸収体部６を積層した構造の不織布電波吸収体
も実現されている。
−０１１９５７号）。さらにミリ波帯での吸収特性を改
善するため第５図に示すような表面を波状に整形した波
形不織布吸収体部６を積層した構造の不織布電波吸収体
も実現されている。
不織布シートにより構成された電波吸収材は誘電損失の
みを有し、磁気損失を持たない。そのため、第４図に示
すようにスペーサ４によって導体面３から幾らか離され
た電界の比較的大きい領域に不繊布吸収体部１を設ける
ことにより吸収効果を得ている。ところが、波長の長く
なるＶＨＦ帯。
みを有し、磁気損失を持たない。そのため、第４図に示
すようにスペーサ４によって導体面３から幾らか離され
た電界の比較的大きい領域に不繊布吸収体部１を設ける
ことにより吸収効果を得ている。ところが、波長の長く
なるＶＨＦ帯。
ＵＨＦ帯でこれを実現しようとする場合に、適当な電界
強度の位置にシートを設けるためにはスぺ−サ４の厚み
を増して導体面３からの距離を大きくする必要が生ずる
。そのため、電波吸収体全体の厚さが大きくなるという
問題がある。
強度の位置にシートを設けるためにはスぺ−サ４の厚み
を増して導体面３からの距離を大きくする必要が生ずる
。そのため、電波吸収体全体の厚さが大きくなるという
問題がある。
本発明の目的は不織布により構成された電波吸収体にお
いて、厚さの増加を仰えながら、ギガヘルツ帯以下にお
ける吸収特性を改善した電波吸収体を提供することにあ
る。
いて、厚さの増加を仰えながら、ギガヘルツ帯以下にお
ける吸収特性を改善した電波吸収体を提供することにあ
る。
上記目的を達成するため、本発明の電波吸収体において
は、導体面上に磁性体による層を設け、その上に、導電
性繊維と高分子樹脂による繊維とを混合して得られる不
織布により構成された構造体を積層、一体化したもので
あり、さらに磁性体層による層は複数の透磁率の異なる
層を重ね合せて多層の構造としたものである。
は、導体面上に磁性体による層を設け、その上に、導電
性繊維と高分子樹脂による繊維とを混合して得られる不
織布により構成された構造体を積層、一体化したもので
あり、さらに磁性体層による層は複数の透磁率の異なる
層を重ね合せて多層の構造としたものである。
電磁波が導体表面で反射される場合、導体面近傍では磁
界成分が主となり、電界成分はほとんど存在しない、そ
こで、導体面上にフェライト等の磁性体による層を設け
ると、その磁気損失が作用して電磁波のエネルギーを吸
収するため薄形の電波吸収体が実現できる。この種の電
波吸収体は特にＶＨＦ帯、ＵＨＦ帯において有効である
。
界成分が主となり、電界成分はほとんど存在しない、そ
こで、導体面上にフェライト等の磁性体による層を設け
ると、その磁気損失が作用して電磁波のエネルギーを吸
収するため薄形の電波吸収体が実現できる。この種の電
波吸収体は特にＶＨＦ帯、ＵＨＦ帯において有効である
。
一方、不織布吸収体は誘電損失の異なる複数のシートを
重ね合わせた構造を有し、波長が数ｊｏａｍ以下のギカ
ヘルツ帯において厚さ２０鴎程度の電波吸収体が得られ
ている。そこで、双方の吸収帯域をカバーするため、磁
性体による層状電波吸収体の上に不織布シートを積層し
た構造体を設け、これらを一体化して電波吸収体を構成
する。このとき、磁性層の不織布吸収体側の面において
は電界成分が存在し、不織布シートの誘電損失分が有効
となるため、不織布吸収体部はスペーサを設ける必要が
ない。したがって、磁性体層を設けてら電波吸収体全体
としての厚さの増加はほとんどない。
重ね合わせた構造を有し、波長が数ｊｏａｍ以下のギカ
ヘルツ帯において厚さ２０鴎程度の電波吸収体が得られ
ている。そこで、双方の吸収帯域をカバーするため、磁
性体による層状電波吸収体の上に不織布シートを積層し
た構造体を設け、これらを一体化して電波吸収体を構成
する。このとき、磁性層の不織布吸収体側の面において
は電界成分が存在し、不織布シートの誘電損失分が有効
となるため、不織布吸収体部はスペーサを設ける必要が
ない。したがって、磁性体層を設けてら電波吸収体全体
としての厚さの増加はほとんどない。
以下に本発明の実施例を図によって説明する。
（実施例１）
第１図は本発明による電波吸収体の外観図である。金属
導体面３の表面上に厚さ４市のＮ１Ｚｎフェライトによ
る磁性体層２を設け、さらにその上に、誘な損失の異な
る複数の不織布シートを積層して得られる厚さ１６鴎の
不織布吸収体部１を積層、一体化した構造である。不織
布吸収体部ｌは第４図の不織布電波吸収体からスペーサ
４を取り除いたものである。不織布シートはポリエステ
ルのｍ雌により構成されており、導電性ｌａＭにはＮｉ
コーティングのアクリル繊維を使用した。
導体面３の表面上に厚さ４市のＮ１Ｚｎフェライトによ
る磁性体層２を設け、さらにその上に、誘な損失の異な
る複数の不織布シートを積層して得られる厚さ１６鴎の
不織布吸収体部１を積層、一体化した構造である。不織
布吸収体部ｌは第４図の不織布電波吸収体からスペーサ
４を取り除いたものである。不織布シートはポリエステ
ルのｍ雌により構成されており、導電性ｌａＭにはＮｉ
コーティングのアクリル繊維を使用した。
不織布シートの誘電損失は中に含まれる導電性繊維の長
さ１含有量、及びシートの厚さを変えることにより調整
している０本発明における電波吸収体の吸収特性を第２
図中、（イ）に示す、第２図にはこの他に本電波吸収体
を構成するＮｉ−Ｚｎフェライト層（８ｉ性体層）２を
単体で用いたときの吸収特性を（ロ）、及び第４図に示
すように不織布吸収体部１にポリエステル繊維のみによ
る不織布シートで構成した厚さ４ ａｍのスペーサ４を
加えた構造の不織布電波吸収体の吸収特性を（ハ）とし
てあわせて示している。第２図のグラフの横軸は周波数
を対数で表示し、縦軸は反射損失をｄＢで表示した。３
〜５ＧＨ２の周波数帯を境として、それより下の周波数
帯ではフェライト層２が有効となり、また上の周波数帯
では不織布吸収体部１の効果が主となって３００ＭＨｚ
〜３００ Ｈ２以上の広帯域にわたり１５ｄＢ以上の反
射特性を実現している。
さ１含有量、及びシートの厚さを変えることにより調整
している０本発明における電波吸収体の吸収特性を第２
図中、（イ）に示す、第２図にはこの他に本電波吸収体
を構成するＮｉ−Ｚｎフェライト層（８ｉ性体層）２を
単体で用いたときの吸収特性を（ロ）、及び第４図に示
すように不織布吸収体部１にポリエステル繊維のみによ
る不織布シートで構成した厚さ４ ａｍのスペーサ４を
加えた構造の不織布電波吸収体の吸収特性を（ハ）とし
てあわせて示している。第２図のグラフの横軸は周波数
を対数で表示し、縦軸は反射損失をｄＢで表示した。３
〜５ＧＨ２の周波数帯を境として、それより下の周波数
帯ではフェライト層２が有効となり、また上の周波数帯
では不織布吸収体部１の効果が主となって３００ＭＨｚ
〜３００ Ｈ２以上の広帯域にわたり１５ｄＢ以上の反
射特性を実現している。
本実施例においてはフェライト層２の厚さとスペーサ４
の厚さが等しいなめ、第４図に示した不織布電波吸収体
と比較して厚さを変化することなく、低周波側の吸収特
性を大幅に改善している。
の厚さが等しいなめ、第４図に示した不織布電波吸収体
と比較して厚さを変化することなく、低周波側の吸収特
性を大幅に改善している。
（実施例２）
第３図に示す実施例では金属導体面３上に透磁率の異な
る磁性体層を複数積み重ねてなる多層磁性体層５を設け
、その上に、第１図に示した不織布吸収体部１を積層一
体化した構造の電波吸収体である。多層磁性体層５は各
層の厚さ、透磁率を調整することにより、単層の場合に
比べ広帯域な吸収特性が得られる。したがって、第３図
の構造体は低周波側での特性がさらに改善された電波吸
収体となっている。
る磁性体層を複数積み重ねてなる多層磁性体層５を設け
、その上に、第１図に示した不織布吸収体部１を積層一
体化した構造の電波吸収体である。多層磁性体層５は各
層の厚さ、透磁率を調整することにより、単層の場合に
比べ広帯域な吸収特性が得られる。したがって、第３図
の構造体は低周波側での特性がさらに改善された電波吸
収体となっている。
また不織布吸収体部１に代えて第５図に示す波状不織布
吸収体部６のものを用いることにより、高周波側の吸収
特性が改善され、超広帯域な電波吸収体の実現が可能と
なる。
吸収体部６のものを用いることにより、高周波側の吸収
特性が改善され、超広帯域な電波吸収体の実現が可能と
なる。
本発明の電波吸収体によれば、薄形で広帯域な電波吸収
特性が実現できるなめ、限られたスペースで広帯域な吸
収特性を必要とする電波暗室用の吸収体として有効であ
る。
特性が実現できるなめ、限られたスペースで広帯域な吸
収特性を必要とする電波暗室用の吸収体として有効であ
る。
第１図は本発明による電波吸収体の構造を示す図、第２
図はその電波吸収特性を示す図、第３図は吸収帯域拡大
のため磁性体層を多層形とした電波吸収体の構造を示す
図、第４図、第５図は従来技術による不織布電波吸収体
の構造を示す図である。 １・・・不織布吸収体部 ２・・・磁性体層３・・・
金属導体面 ４・・・スペーサ５・・・多層形磁
性体層 ６・・・波状不織布吸収体部 第２図
図はその電波吸収特性を示す図、第３図は吸収帯域拡大
のため磁性体層を多層形とした電波吸収体の構造を示す
図、第４図、第５図は従来技術による不織布電波吸収体
の構造を示す図である。 １・・・不織布吸収体部 ２・・・磁性体層３・・・
金属導体面 ４・・・スペーサ５・・・多層形磁
性体層 ６・・・波状不織布吸収体部 第２図
Claims (2)
- （１）導体面上に磁性体による層を設け、その上に、導
電性繊維と高分子樹脂による繊維とを混合して得られる
不織布により構成された構造体を積層、一体化したこと
を特徴とする電波吸収体。 - （２）磁性体による層は複数の透磁率の異なる層を重ね
合せた多層の構造体であることを特徴とする請求項（１
）記載の電波吸収体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26974288A JPH02116199A (ja) | 1988-10-25 | 1988-10-25 | 電波吸収体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26974288A JPH02116199A (ja) | 1988-10-25 | 1988-10-25 | 電波吸収体 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02116199A true JPH02116199A (ja) | 1990-04-27 |
Family
ID=17476525
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP26974288A Pending JPH02116199A (ja) | 1988-10-25 | 1988-10-25 | 電波吸収体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH02116199A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5428506A (en) * | 1990-08-02 | 1995-06-27 | International Business Machines Corp. | Circuit board EMI suppressor including a lossy dielectric layer |
| WO2018180927A1 (ja) | 2017-03-29 | 2018-10-04 | 富士フイルム株式会社 | 電波吸収体及び電波吸収体の製造方法 |
-
1988
- 1988-10-25 JP JP26974288A patent/JPH02116199A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5428506A (en) * | 1990-08-02 | 1995-06-27 | International Business Machines Corp. | Circuit board EMI suppressor including a lossy dielectric layer |
| WO2018180927A1 (ja) | 2017-03-29 | 2018-10-04 | 富士フイルム株式会社 | 電波吸収体及び電波吸収体の製造方法 |
| US11316279B2 (en) | 2017-03-29 | 2022-04-26 | Fujifilm Corporation | Radio wave absorber and manufacturing method of radio wave absorber |
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