JPH0211604Y2 - - Google Patents

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JPH0211604Y2
JPH0211604Y2 JP1984131108U JP13110884U JPH0211604Y2 JP H0211604 Y2 JPH0211604 Y2 JP H0211604Y2 JP 1984131108 U JP1984131108 U JP 1984131108U JP 13110884 U JP13110884 U JP 13110884U JP H0211604 Y2 JPH0211604 Y2 JP H0211604Y2
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  • Standing Axle, Rod, Or Tube Structures Coupled By Welding, Adhesion, Or Deposition (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 A 考案の目的 (1) 産業上の利用分野 本考案は、車両のホイール支承用スピンドルの
圧入、固定構造に関する。
(2) 従来の技術 車体側の支持体としてのナツクル或いはハブに
穿設した圧入孔に圧入されるスピンドルに、前記
支持体の内側面に当接する鍔部と、前記圧入孔へ
の円柱状圧入部と、ホイールを支承するための軸
受が装着される、前記圧入孔よりも小径の装着部
と、前記軸受の装着部からの抜け出しを阻止すべ
くナツトを螺合するための雄ねじ部とを該スピン
ドルの内端側より順に設けたスピンドルの取付構
造は従来公知である。
(3) 考案が解決しようとする課題 ところが上記従来構造では、スピンドルの製作
誤差により圧入部の直径が小さくなると、雄ねじ
部へのナツト締付時にスピンドルが回転数してし
まうので、圧入部の直径を大幅に大径側に設定し
て圧入荷重を大とするか、圧入部および圧入孔の
寸法精度を上げるようにしている。
本考案は、かかる事情に鑑みてなされたもので
あり、圧入荷重を比較的小さく、しかも寸法精度
の向上をそれ程必要とせずに、ナツト締付時のス
ピンドルの回転を阻止し得るようにした、車両の
ホイール支承用スピンドルの圧入、固定構造を提
供することを目的とする。
B 考案の構成 (1) 課題を解決するための手段 上記目的を達成するために本考案は、車体側の
支持体に穿設した圧入孔に圧入されるスピンドル
に、前記支持体の内側面に当接する鍔部と、前記
圧入孔への圧入部と、ホイールを支承するための
軸受が装着される、前記圧入孔よりも小径の装着
部と、前記軸受の装着部からの抜け出しを阻止す
べくナツトを螺合するための雄ねじ部とが該スピ
ンドルの内端側より順に設けられて成る、車両の
ホイール支承用スピンドルの圧入、固定構造にお
いて、前記スピンドルの圧入部には、前記鍔部側
から順に、前記圧入孔よりも大径のセレーシヨン
部、このセレーシヨン部よりも小径で且つ圧入孔
よりも大径の第1圧入部、前記圧入孔よりも小径
の小径部、および該第1圧入部と同径の第2圧入
部が設けられることを特徴とする。
(2) 作用 前記構成によれば、小径部の存在により、スピ
ンドルの圧入孔への圧入時には圧入部と圧入孔と
の総接触面積を比較的小さくして圧入荷重を軽減
することができるから、圧入部の寸法精度を特別
に高くしなくても比較的小さい力でスピンドルの
圧入、固定を行うことができる。また上記接触面
積の減少に伴い第1、第2圧入部と圧入孔間の摩
擦結合力が低下しても、該第1、第2圧入部より
も大径で圧入孔内面に強固に食い込み該内面との
間が強力に摩擦結合されるセレーシヨン部の特設
により、スピンドルの滑り回転を効果的に阻止す
ることができる。
さらに前記セレーシヨン部と軸受装着部との間
には前記第1、第2圧入部が在つて、該セレーシ
ヨン部が軸受装着部より軸方向に最も離間した部
位に配設される上、前記小径部が第1、第2圧入
部間に在つて該セレーシヨン部とは隣接していな
いことから、軸受装着部に直接作用するホイール
からの大きな径方向荷重を、第1、第2圧入部と
圧入孔内面間の嵌合部において安定よく支承させ
ることができて、同荷重がセレーシヨン部と圧入
孔内面間の摩擦結合部に伝達されるのを可及的に
抑えることができ、従つて、上記径方向荷重のた
めにセレーシヨン部と圧入孔内面間の摩擦結合部
が早期に摩耗してその間に滑りを生じさせるのを
効果的に防止することができる。
(3) 実施例 以下、図面により本考案の一実施例について説
明すると、車体側のナツクル或いはハブ等の支持
体1にはスピンドル2が圧入、固定され、このス
ピンドル2には軸受3を介してホイール4が回転
自在に支承される。
支持体1には圧入孔5が穿設される。一方、ス
ピンドル2は、その内端側から順に、支持体1の
内側面1aに当接可能な鍔部6と、圧入孔5に圧
入される圧入部7と、軸受3が装着される、前記
圧入孔5よりも小径の装着部8と、雄ねじ部9と
が該スピンドル2の内端側より順に設けられてい
る。前記圧入部7には、前記鍔部6側から順に、
セレーシヨン部10、第1圧入部11、前記圧入
孔5よりも小径の小径部12、および該第1圧入
部11と同径の第2圧入部13が設けられてお
り、第1および第2圧入部11,13の直径は、
該部11,13が圧入孔5に適度に圧入し得るよ
う、圧入孔5よりも若干大径に設定される。また
セレーシヨン部10の直径は、同部10が圧入孔
5への圧入時に圧入孔5の内面に強固に食い込む
よう、第1および第2圧入部11,13よりも大
径に設定される。
装着部8は、スピンドル2を支持体1の内側面
1a側から鍔部6が該内側面1aに当接するまで
圧入孔5に圧入したときに、支持体1の外側面1
bから突出する。装着部8には、軸受3の内輪1
4が嵌挿されるが、その内輪14と支持体1の外
側面1bとの間には、焼入れ鋼から成るワツシヤ
15が介装される。さらに、雄ねじ部9には、ナ
ツト16が螺合され、ナツト16と内輪14との
間には焼入れ鋼から成るワツシヤ17が介装され
る。ナツト16を締付けることにより、内輪14
はワツシヤ15,17を介して支持体1およびナ
ツト16間に挟持され、したがつて装着部8に軸
受3の内輪14が固定的に装着される。
内輪14の軸方向両端内縁には、彎曲部18,
19がそれぞれ設けられており、これらの彎曲部
18,19を設けた分だけ狭い面積で内輪14の
軸方向両端がワツシヤ15,17に当接する。こ
のような彎曲部18,19の内、特に彎曲部18
は、スピンドルを支持体にフランジ結合するよう
にした構造において、フランジとスピンドルとの
連結部の応力集中防止を図るために前記連結部に
設けていた円弧との当接を回避するために設けら
れたものであり、軸受3の共用を図つているもの
である。
軸受3の外輪20には半径方向外方に延びるフ
ランジ部21が一体的に設けられており、このフ
ランジ部21にボルト22によりホイール4が一
体的に固着される。
ワツシヤ15の軸受3側に臨む面には、環状溝
23が設けられており、この環状溝23の底面
と、内輪14の端部外面と、外輪20の端部内面
との間にわたつて、軸受3内への塵埃の侵入防止
を図るためのシール部材24が配設される。
次にこの実施例の作用について説明すると、支
持体1へのスピンドル2の圧入、固定にあたつて
は、支持体1の内側面1a側から鍔部6が内側面
1aに当接するまで、スピンドル1を圧入孔5内
に圧入する。この際、スピンドル1の圧入部7に
は小径部12が設けられているので、スピンドル
1と圧入孔5の内面との接触面積が減少してその
間の摩擦力が軽減され、したがつて比較的小さな
力でスピンドル2を圧入することができる。しか
も、圧入部7の寸法精度を特に向上させなくと
も、圧入荷重を比較的小さくすることができる。
スピンドル2の圧入後、軸受3の装着のために
雄ねじ部9にナツト16を螺合して締付ける。と
ころで上記接触面積の減少に伴い第1、第2圧入
部11,13と圧入孔5間の摩擦結合力が低下し
ても、該第1、第2圧入部11,13よりも大径
で圧入孔5内面に強固に食い込み該内面との間が
強力に摩擦結合されるセレーシヨン部10の特設
により、スピンドル2の滑り回転を効果的に阻止
することができる。さらに、スピンドル2の軸方
向に沿うガタは、第2圧入部13およびセレーシ
ヨン部10と、圧入孔5の内面との摩擦により、
従来と同程度に防止することができる。
またナツト16の締付け時に、内輪14の端面
は比較的狭い範囲でワツシヤ15,17に当接す
るが、ワツシヤ15,17は焼入れ鋼から成つて
充分な硬度を有するので、その集中応力を分散し
て支持体1に伝える。したがつて、支持体1を焼
入れ加工する必要がなく、安価な鋳鉄製のものを
そのまま用いることができる。
C 考案の効果 以上のように本考案によれば、車体側の支持体
に穿設した圧入孔に圧入されるスピンドルに、前
記支持体の内側面に当接する鍔部と、前記圧入孔
への圧入部と、ホイールを支承するための軸受が
装着される、前記圧入孔よりも小径の装着部と、
前記軸受の装着部からの抜け出しを阻止すべくナ
ツトを螺合するための雄ねじ部とが該スピンドル
の内端側より順に設けられて成る、車両のホイー
ル支承用スピンドルの圧入、固定構造において、
前記スピンドルの圧入部には、前記鍔部側から順
に、前記圧入孔よりも大径のセレーシヨン部、こ
のセレーシヨン部よりも小径で且つ圧入孔よりも
大径の第1圧入部、前記圧入孔よりも小径の小径
部、および該第1圧入部と同径の第2圧入部が設
けられるので、前記小径部の存在により、スピン
ドルの圧入孔への圧入時には圧入部と圧入孔との
総接触面積を比較的小さくして圧入荷重を軽減す
ることができ、従つて圧入部の寸法精度を特別に
高くしなくても比較的小さい力でスピンドルの圧
入、固定を行うことができ、作業能率の向上及び
コストダウンに寄与し得る。また上記接触面積の
減少に伴い第1、第2圧入部と圧入孔間の摩擦結
合力が低下しても、該第1、第2圧入部よりも大
径で圧入孔内面に強固に食い込み該内面との間が
強力に摩擦結合されるセレーシヨン部の特設によ
り、スピンドルの滑り回転を効果的に阻止するこ
とができる。
さらに前記セレーシヨン部と軸受装着部との間
には前記第1、第2圧入部が在つて、該セレーシ
ヨン部が軸受装着部より軸方向に最も離間した部
位に配設される上、前記小径部が第1、第2圧入
部間に在つて該セレーシヨン部とは隣接していな
いことから、軸受装着部に直接作用するホイール
からの大きな径方向荷重を第1、第2圧入部と圧
入孔内面間の嵌合部において安定よく支承させる
ことができて、同荷重がセレーシヨン部と圧入孔
内面間の摩擦結合部に伝達されるのを可及的に抑
えることができ、その結果、上記径方向荷重のた
めにセレーシヨン部と圧入孔内面間の摩擦結合部
が早期に磨耗することを効果的に防止することが
できるので、該摩擦結合部による、スピンドルの
滑り回転防止効果を長期に亘り有効に発揮させる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例の要部縦断面図であ
る。 1……支持体、1a……内側面、2……スピン
ドル、3……軸受、4……ホイール、5……圧入
孔、6……鍔部、7……圧入部、8……装着部、
9……雄ねじ部、10……セレーシヨン部、11
……第1圧入部、12……小径部、13……第2
圧入部、16……ナツト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 車体側の支持体に穿設した圧入孔に圧入される
    スピンドルに、前記支持体の内側面に当接する鍔
    部と、前記圧入孔への圧入部と、ホイールを支承
    するための軸受が装着される、前記圧入孔よりも
    小径の装着部と、前記軸受の装着部からの抜け出
    しを阻止すべくナツトを螺合するための雄ねじ部
    とが該スピンドルの内端側より順に設けられて成
    る、車両のホイール支承用スピンドルの圧入、固
    定構造において、前記スピンドルの圧入部には、
    前記鍔部側から順に、前記圧入孔よりも大径のセ
    レーシヨン部、このセレーシヨン部よりも小径で
    且つ圧入孔よりも大径の第1圧入部、前記圧入孔
    よりも小径の小径部、および該第1圧入部と同径
    の第2圧入部が設けられることを特徴とする、車
    両のホイール支承用スピンドルの圧入、固定構
    造。
JP1984131108U 1984-08-29 1984-08-29 Expired JPH0211604Y2 (ja)

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JPS6158715U JPS6158715U (ja) 1986-04-19
JPH0211604Y2 true JPH0211604Y2 (ja) 1990-03-27

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5224182B2 (ja) * 1974-12-11 1977-06-29
JPS551296U (ja) * 1979-07-03 1980-01-07

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JPS6158715U (ja) 1986-04-19

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