JPH02115487A - 車輌のスライドドア開閉装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） この発明は、車両ボデーの開口をスライドドアでｒ＃関
するようにした車両のスライドドア開閉装置に間する。

（従来の技術とその課題） ワンボックスカー等の側部に設けられるスライドドアを
開閉させるためのスライドドア開閉装置としては、例え
ば特開昭５８−１８９４７９＠に開示されたものがある
。この装置は、車両ボデーの側部開口の下縁部に沿って
ロアレールが配設されるとともに、そのロアレールにス
ライドドアが走行自在に取付けられる。一方、このロア
レールに沿って略筒状のケーブルガイドが配設されると
ともに、そのケーブルガイド内にシューの取付けられた
可撓性ケーブルが摺動自在に収容される。

上記ケーブルガイドにはその長手方向に沿うてスリット
が設けられており、上記シューに設けられた取付片がス
リットを介してスライドドアと連結され、駆動手段によ
りケーブルを介してシ１−を摺動させることによりスラ
イドドアの開閉を行なうようにしている。

このような、従来の車両では、スライドドアの閉成時の
軌道を考慮して、０アレールの前端部が車内側に曲成さ
れるとともに、そのロアレールに沿って配設されるケー
ブルガイドも同様に曲成される。これに対し、ケーブル
ガイド内に収容されるシューは、水平断面が矩形状に形
成されるとともに、ケーブルガイド長手方向に沿った寸
法が長寸に仕上げられ、これにより重量の大きいスライ
ドドアを支持しながらケーブルガイド内を移動する際に
生じるシューの車幅方向への揺動が周間されてスライド
ドアの開閉時におけるがたつきを防止するようにしてい
る。しかしながら、このようなシューの形状では、ケー
ブルガイドの直線部分ではシューの両側面がケーブルガ
イドの内周両側面にガイドされてシューの移動がスムー
ズに行なわれるが、シューがケーブルガイドの曲成部に
差しかかると、シューの外側面の前端および後端に位置
するコーナ一部がケーブルガイド内周面に引つ掛かって
シューの円滑な移動が規制され、スライドドアの開閉動
作がスムーズに行なわれないという問題があった。

ケーブルガイドの曲成部におけるシューの移動をスムー
ズに行なわせる方法としてシューの側面を湾曲に仕上げ
る方法が考えられるが、仮にシューの車外側および車内
側の両面をともに湾曲面に仕上げると、シューがケーブ
ルガイドの直線部を移動する際に、シューの車外側およ
び車内側のいずれの面もケーブルガイドの内周面に面接
触しな（なり、シューが鉛直軸回りに揺動しながらケー
ブルガイド内を移動してスライドドアの開閉がスムーズ
に行なわれなくなる。

（発明の目的） この発明は、上記従来技術の問題を解消し、ケーブルガ
イドの直線部分と曲性部分の両方でスライドドアの開閉
動作をスムーズに行なえる車両のスライドドア開開装置
を提供することを目的とする。

（目的を達成するための手段） この発明は、端部が車内側に曲成し、かつ長手方向に沿
ってスリットを有する略管状のケーブルガイドを、車両
ボデーの開口の上縁または下縁に沿って配設し、取付片
を有するシューが取付けられた可撓性ケーブルを、前記
取付片を前記スリットに通した状態で前記ケーブルガイ
ド内に摺動自在に収容するとともに、前記取付片をスラ
イドドアに連結して、駆動手段により前記ケーブルを摺
動させることにより、前記スライドドアで前記開口を開
閉するようにした車両のスライドドア開開装置であって
、上記目的を達成するため、前記シューの車内側面を直
線状に仕上げるとともに、前記シューの車外側面を、前
記ケーブルガイドの画成部車外側内周面形状に倣った湾
曲面に仕上げている。

（実施例） 第１図はこの９発明の一実施例であるスライドドア開閉
装置が適用された車両を示す側面図である。

同図に示すように、車両ボデー１の側部には、開口２が
形成されて、その間口２を開閉するためのスライドドア
３が取付けられる。

第２図は第１図の■−■轢断面図、第３図は第１図の開
口２の後端下部の周辺を示す拡大斜視図、第４図は車両
ボデー１の側部を示す水平断面図である。これらの図に
示すように、フロアパネル４の側部下面には、前後方向
に沿ってフロアサイド第１パネル５とフロアサイド第２
パネル５ａ（第２図）が設けられ、さらにそのフロアサ
イド第１パネル５の下端に、フロアサイド第３パネル６
が連結されて、これらのパネル５．５ａ、６でロアレー
ル７が形成される。このロアレール７の前端部は、第４
図に示すようにスライドドア３を車内側へ引き込むよう
にして閉成できるように、車内側に向けて曲成されてい
る。一方、スライドドア３には、ロアアーム８の一端が
取付けられるとともに、０アアーム８の他端に０アロー
ラ９．９（第２図）が取付けられ、これらロアローラ９
゜９が上記ロアレール７にスライド自在に収容されて、
スライドドア３が車両ボデー１にスライド自在に支持さ
れる。また、０アレールアの後端には、第３図に示すよ
うにレール長手方向に対し直交するようにして仕切パネ
ル１０が設けられ、ロアレール７とフロアパネル４とク
ォータパネル１８とで囲まれる空間部をｗＩ：ｓｔ、で
、車内空間と車外空間とを仕切っている。

第５図はケーブルガイド１１の取付けを説明するための
分解斜視図、第６図はギャードケーブル１２の平面図、
第７図はシュー１３の平面図、第８図はその正面図であ
る。

第３図ないし第５図に示すように、ケーブルガイド１１
は、ロアレール７の前端からレール内に沿って０アレー
ルアの曲成部７ａを通り、後方へ導かれて仕切パネル１
０をｎ通してから、第９図に示すように、フロアパネル
４の下面におけるホイールハウス１４とサイドフレーム
１５との間を通過するように配設される。このケーブル
ガイド１１は、略管状に仕上げられ、その前段部には長
手方向に沿うとともに車外側に向けて開放するスリット
１１ａ（第５図）が形成される。また、ケーブルガイド
１１内には可撓性ケーブルを構成するギャードケーブル
１２が摺動自在に収容される。

ギャードケーブル１２には、その先端の非ギヤー部１２
ａにシュー１３が取付けられる。シュー１３は、本体１
３ａと、その本体１３ａに取付けられた取付片１３ｂと
で構成される。本体１３ａの車外面は、第１０図に示す
ように、ケーブルガイド１１前部の曲成部１１ｂの車外
側内周面形状に倣った湾曲面１３Ｇに仕上げられるとと
もに、車内側面１３ｄがケーブルガイド１１の直線部の
車内側面内周面に沿うように直線状に仕上げられている
。このシュー１３の取付片１３ｂをスリット１１ａに通
した状態で、本体１３ａがケーブルガイド１１内に収容
されている。さらに、取付片１３ｂはコネクタ１７を介
してロアアーム８に連結されており、ギャードケーブル
１２がａ！動してシュー１３が移動することにより、ス
ライドドア３が移動して開口２が開開されるように構成
している。

また、ロアレール７の後端部におけるケーブルガイド１
１の中央部にはギャードケーブル１２の一部が露出する
ように切欠領域が設けられ、その領域に対応して駆動手
段１６が設けられる。駆動手段１６は、そのモータ本体
１６ａがフロアサイド第３パネル６の車内側に配置され
るとともに、モータ本体１６ａの回転駆動が伝達される
歯車１６ｂがロアレール７内でギャードケーブル１２に
噛合するように配置された状態で、取付部材１６Ｃによ
りフロアサイド第１および第３パネル５゜６に取付けら
れている。そして、駆動手段１６を駆動して、ギャード
ケーブル１１を摺動させることによりスライドドア３の
開開を行うように構成されている。

このスライドドア開開装置において、スライドドア３を
開閉するにあたりシュー１３が移動する場合には、まず
第１０図の想像線に示すように、シュー１３がケーブル
ガイド１１の直線部を移動するときには、シュー１３の
本体１３ａの車内側面１３ｄ全域が均一にケーブルガイ
ド１１の車内側内周面に接触するとともに、本体１３の
湾曲面１３Ｃのうち一点がケーブルガイド１１の車外側
内周面に接触しながら移動する。このように、シュー１
３の車外側面１３Ｃがケーブルガイド１３の内周面に点
接触するものの、シュー１３の車内側面１３ｄがケーブ
ルガイド１１の内周面に面接触するため、シュー１３の
鉛直軸回りの揺動が規制され、シュー１３が直線部をス
ムーズに移動してスライドドア３のがたつきが防止され
る。

また、同図実線に示すように、シュー１３がケーブルガ
イド１１の曲成部１１ｂを移動する場合には、本体１３
ａの車内面１３ｄのうち一点がケーブルガイド１１の車
内側内周面に接触するとともに、本体１３の湾曲面１３
ｃ全域が均一にケーブルガイド１１の車外側内周面に接
触しながら移動する。このように、曲成部では直線部と
は反対に、シュー１３の車内側面１３ｄがケーブルガイ
ド１３の内周面に点接触するものの、シュー１３の車外
側面である湾曲面１３ｃがケーブルガイド１１の内周面
に面接触するため、シュー１３が鉛直軸回りの揺動を規
制されながら曲成部１１ｂに沿ってスムーズに移動され
、スライドドア３のがたつきが防止される。

このように、このスライドドア開閉装置によれば、シュ
ー１３の車内側側面１３ｄを直線に仕上げるとともに車
外側面を湾曲面１３ｃに仕上げているため、シュー１３
がケーブルガイド１１の直線部および曲成部１１ｂをス
ムーズに移動し、スライドドア３のｒＩａｌ！Ｆ１動作
がスムーズに行なわれる。

なお、シュー１３の湾曲面１３ｃが、ケーブルガイド１
１の曲成部１１ｂの車外側内周面に倣うていないときに
は、曲成部１１ｂに沿ってシュー１３をスムーズに移動
させることは困難である。

例えば、シュー１３の車外側面の曲率半径が曲成部１１
ｂの曲率半径より大きい場合は、曲成部１１ｂにおいて
シュー１３の車外側面の前後端のエツジ部がケーブルガ
イド１１の内周面に係合して、シュー１３の円滑な移動
が防げられる。逆に、シュー１３の車外側面の曲率半径
が曲成部１１ｂの曲率半径より小さい場合は、車外側面
が曲成部１１ｂの内周面に面接触しなくなり、シュー１
３が鉛直軸回りに揺動してシュー１３の円滑な移動が防
げられる。

（発明の効果） この発明の車両のスライドドア開閉装置によれば、ケー
ブルガイド内に摺動自在に収容され、スライドドアに連
結されるシューの車内側面を直線状に仕上げるとともに
、車外側面をケーブルガイドの曲成部内周面に倣った湾
曲面に仕上げているため、ケーブルガイドの直線部分と
曲成部分の両方でスライドドアの開閉動作がスムーズに
行なわれるという効果が得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例であるスライドドア開閉装
置が適用された車両を示す側面図、第２図は第１図の■
−■轢断面図、第３図ないし第５図はそれぞれ一実施例
のスライドドア開閉装置の構造を説明するための要部斜
視図、水平断面図および要部分解斜視図、第６図は一実
施例に適用された可撓性ケーブルを示す平面図、第７図
は一実施例に適用されたシューの平面図、第８図はその
正面図、第９図は一実施例に適用された可撓性ケーブル
の後部の配置を説明するための斜視図、第１０図は一実
施例に適用されたシューの動作を説明するための平面図
である。 １・・・車両ボデー　　　２・・・開口、３・・・スラ
イドドア、　１１・・・ケーブルガイド、１１ａ・・・
スリット、　１２・・・ギャードケーブル、１３・・・
シュー　　　　１３ｂ・・・取付片、１３Ｃ・・・湾曲
面、　　１３ｄ・・・車内側面、１６・・・駆動手段

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）端部が車内側に曲成し、かつ長手方向に沿つてス
   リットを有する略管状のケーブルガイドを、車両ボデー
   の開口の上縁または下縁に沿って配設し、取付片を有す
   るシューが取付けられた可撓性ケーブルを、前記取付片
   を前記スリットに通した状態で前記ケーブルガイド内に
   摺動自在に収容するとともに、前記取付片をスライドド
   アに連結して、駆動手段により前記ケーブルを摺動させ
   ることにより、前記スライドドアで前記開口を開閉する
   ようにした車両のスライドドア開閉装置において、 前記シューの車内側面を直線状に仕上げるとともに、前
   記シューの車外側面を、前記ケーブルガイドの曲成部車
   外側内周面形状に倣った湾曲面に仕上げたことを特徴と
   する車両のスライドドア開閉装置。