JPH02115385A - 脱脂性に優れた塗油アルミニウム合金板の製造方法 - Google Patents
脱脂性に優れた塗油アルミニウム合金板の製造方法Info
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- JPH02115385A JPH02115385A JP26767288A JP26767288A JPH02115385A JP H02115385 A JPH02115385 A JP H02115385A JP 26767288 A JP26767288 A JP 26767288A JP 26767288 A JP26767288 A JP 26767288A JP H02115385 A JPH02115385 A JP H02115385A
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Landscapes
- Preventing Corrosion Or Incrustation Of Metals (AREA)
- Cleaning And De-Greasing Of Metallic Materials By Chemical Methods (AREA)
- ing And Chemical Polishing (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
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Description
(産業上の利用分野)
本発明はMg含有アルミニウム合金板に係り、より詳し
ぐは、自動車パネル材等、潤滑油を用いてプレス成形さ
れ、その後塗装等の表面処理が施される用途に適する脱
脂性に優れたMg含有の塗油アルミニウム合金板に関す
るものである。 (従、来の技術及び解決しようとする課題)自動車パネ
ル材、l家電パネル材等を一例とする各種成形加工用の
AQ合金板には1通常Mgを含有する5××X系、6x
××系、7xxx系等のAQ合金が用いられている。 これらAQ合金板の製造は、通常、まずプレス成形され
るが、成形加工性を向上させるために、この工程途中或
いは最終工程で軟質化処理或いは液体化処理等の熱処理
が施される。次いで脱脂し、塗装等の表面処理が施され
るのが一般的である。 このうち、脱脂処理は、プレス成形加工時に使用する潤
滑油や表面保護を目的とする防錆油を除去し、以降の工
程での塗装等の表面処理の効果を効率的に得るために行
なわれるものである。 しかし、従来は、この脱脂処理によっても表面の潤滑油
、防錆油等を効果的に除去できず、そのため1表面処理
の不拘−化、塗IFJ密着性の不良等。 多くの問題があった。 本発明は、上記従来技術の問題点を解決するためになさ
れたものであって、プレス成形加工時等に使用される潤
滑油等の油分を脱脂工程で容易に除去でき、優れた脱脂
性を有するMg含有塗油アルミニウム合金板を提供する
ことを目的とするものである。 (課題を解決するための手段) 前記目的を達成するため、本発明者らは、脱脂性がよく
ない原因の究明に努めると共に、その対応策を見い出す
べく鋭意研究を重ねた。その結果。 熱処理で生成される酸化皮膜にはMgが多く含まれてお
り、更に大気中の水分との反応により潤滑油や防錆油と
の親和力を強めていることが原因であることに鑑みて、
酸化皮膜の厚さ及びM g /AQ比をコントロールし
たMg含有アルミニウム合金板に、粘性、油膜厚さを規
制した防錆油を塗油することにより、長期保管後にプレ
ス油を再塗油しても脱脂性が非常に優れていることを見
い出し、ここに本発明をなしたものである。 すなわち1本発明に係る脱脂性に優れたMg含有塗油ア
ルミニウム合金板は、Mg: 0 、5 wt%以上含
有するアルミニウム合金板において1表面に生成したM
gOリッチな酸化皮膜の化学的溶解により、酸化皮膜厚
さが45Å以下、溶解後の表面層のMg/Al比が0.
5以下であり、かつ、該表面に速やかに温度40℃の状
態での粘性が1.3〜6.5C,S、T、の防錆油を油
膜厚さが0.05〜5.0μmの範囲で塗油してなるこ
とを特徴とするものである。 以下に本発明を更に詳細に説明する。 まず、従来、脱脂性が良好でなかった原因について本発
明者らが検討した結果について述べる。 Mg含有Af1合金を大気中等の酸化性雰囲気で熱処理
(加熱)すると、AQ合全中に含まれるMgが優先的に
酸化される結果、表面層近傍のAQ合全中のMg濃度が
低下する。このようにMg濃度が低下すると、AQ合金
中から表面に向かってMgの拡散が生じ、濃度差を小さ
くする方向に作用する。これらの作用により、Mg含有
AQ合金を熱処理することにより、表面にMgを多量に
含む酸化皮膜が生成するのである。 そして、熱処理により生成する酸化皮膜の厚さは、Af
1合金中のMg含有量、熱処理条件(温度、時間、雰囲
気)等により異なるが、例えば、0.5〜5wt%のM
gを含むAQ合金の場合には、通常50〜100人程度
である。なお、ここでの酸化皮膜の膜厚とは、50mV
、I K H’zの交流を用い、酸化皮膜の誘電係数を
7とした場合の静電容量より求めた値である。 また、上述の酸化皮膜をESCAにより分析したMg/
AQ比は1.0〜3.5程度であり、AQ合金中に含ま
れるMg濃度に対し、著しく多量のMgを含有している
。 このような酸化皮膜は、プレス成形時に使用する潤滑油
との親和力が強く、次工程での脱脂で除去され難いこと
が種々検討を重ねた結果、判明した。なお、酸化皮膜の
潤滑油等油分の親和力は、熱処理により生成した直後よ
りも、大気中の水分により変質した方が更に親和力が増
大し、脱脂性を阻害させることも明らかになった。 そこで、プレス成形時に使用される潤滑油の脱脂性不十
分という問題点を解決する手段を見い出すべく、潤滑油
の検討、脱脂条件の検討等を種々行ったところ、AQい
合金表面に生成したMgを多く含む酸化皮膜の除去が最
も有効であることが判明したのである。 次に1本発明における酸化皮膜除去に関する条件につい
て説明する。 酸化皮膜を除去する方法としては、機械的手法、化学的
手法のいずれを用いてもよいが、工場でのコイルフオー
ムでの処理性を考慮すると、例えば、10%硝酸、市販
アルカリ系洗浄剤等を用いた化学的な酸、アルカリ浴洗
浄とするのが好都合である。 化学的手法による洗浄の場合、酸化皮膜の除去は、浴の
濃度、温度、時間等の条件により、除去程度が変化する
。本発明者らは、酸化皮膜厚さ及び洗浄後の表面層のM
g/Al比と潤滑油塗布後の脱脂性との関係について種
々の組合せで試験した結果、前述の静電容量法により測
定した酸化皮膜厚さが45Å以下で、かつESCAで分
析した表面層のMg/AQ比が0.5以下であれば、良
好な脱脂性が得られることが判明した。 なお、酸化皮膜厚さが45人より厚い場合、或いはたと
え酸化膜厚さが45Å以下であっても、Mg/Aff比
が0.5を超えると、脱脂性の向上効果が不充分となり
、脱脂性の低下が著しくなる。 また、本発明におけるMg含有アルミニウム合金は、少
なくともMgが0.5wt%以上含まれているA1合金
であれば、その組成は限定されない。 Mgが0.5wt%未満のA9合金の場合は酸化皮膜中
のMgO量がそれほどリッチとならず、MgOリッチな
酸化皮膜に起因する脱脂性の低下の問題が少ない。 次に、本発明における塗油に関する条件について説明す
る。 まず、上記方法にて製造したアルミニウム合金板につい
て、本発明者らが更に研究を重ねたところ、酸或いはア
ルカリ洗浄により酸化皮膜を除去しても、大気中にて裸
のま)保管しておくと、アルミニウムは活性な金属であ
るため短時間で板表面に緻密な自然酸化皮膜が生成され
ることが判明した。生成される酸化皮膜は、保管中の大
気温度、湿度、時間等によ吠異なるが、2〜3ケ月程度
の放置により50〜60人程度となる。 この酸化皮膜厚さは、酸化性雰囲気で熱処理(加熱)し
たものと比べて非常に薄いものの、前述の如く大気中の
水分等により、変質しているため油との親和力が大きく
なり、脱脂性が著しく低下する。 一方、通常、工場でのコイルフオームにてアルミニウム
合金板を製造する場合、酸或いはアルカリ洗浄後1巻取
り時のスリキズ防止や表面腐食防止の目的から油の塗油
が必要である。コイル製造時の油の塗り易さから、一般
には粘性の低い油が使用される。油の組成により異なる
が、粘性の低い油は、−船釣に塗油後の蒸発量が大きく
、長期保管しておくと油分が蒸発し、残留油膜厚さが非
常に薄くなる。このため、防錆効果が少なくなり、アル
ミニウム板表面に酸化皮膜が生成され易くなり、プレス
油等を再塗油した場合、結果として、脱脂性が低下して
くる。 このような事情を考慮して1本発明者らは、酸化皮膜除
去後の長期保存に伴う自然酸化膜生成に対する対策につ
いて鋭意研究を重ねた結果、前述の方法による酸化皮膜
除去の後、速やかに、粘性1.3〜6.5C,S、T、
の防錆油を、油膜厚さが0.05〜5μ履の範囲となる
ように塗油することにより、保存則・間の延長ができ、
脱脂性低下の問題がなくなることを見い出した。 すなわち、油の粘性が1.3C,S、T、未満の防錆油
を塗布した場合は、大気中に保管後、板表面の残油量が
少なくなり、表面保護の効果が得られず、酸化皮膜が生
成され、脱脂性が悪くなる。逆に粘性が6.5C,S、
T、を超える防錆油を塗油した場合は、表面保護効果は
よく、酸化皮膜の生成は防止されるものの、油の吸着が
大きく、脱脂性が悪くなって、油残りを起こしたり、コ
イル製造時の塗油が難しくなり、均一に塗油することが
でき難くなる。したがって、塗油する油としては粘性が
1.3〜6.5C,S、T、のものを使用する必要があ
る。 一方、塗油後の油膜厚さであるが、0.05μ冑未満の
場合は、油膜厚さが薄いため、表面保護作用が少なく、
酸化皮膜が生成し易くなり、また傷も付き易い、逆に5
μmを超えると1表面保護作用はよいが、油残り等、脱
脂性が悪くなる。したがって、油膜厚さは0.05〜5
μ−の範囲とする必要がある。 なお、上記塗油は、前述の方法による酸化皮膜除去の後
、速やかに行う必要があり、好ましくは10日以内位に
行う。塗油までの期間があまりありすぎると、自然酸化
皮膜が生成され、脱油性の低下をもたらすので好ましく
ない。 (実施例) 次に本発明の実施例を示す。 裏庭五上 プレス成形加工用に多用されている6061合金(Mg
含有量1.0+t%)、5182合金(Mg含有量4
、5 wt%)からなる冷延板を用い、第1表に示すよ
うに熱処現条件及び洗浄条件を変化させ、供試材とした
。 得られた供試材について表面酸化皮膜の厚さ及びMg/
Al比を調べた。その結果を第1表に併記する。 次いで、この供試材に対し、洗浄直後にJISK 2
248に規定されるNP−3型の防錆油(粘性4.7C
,S、T、)を塗布(油膜厚さ0.2μすし、室内にて
20日間放置した。その後、市販アルカリ系脱脂剤“リ
ドリン1322 N4”(日本ペイント製)の2%浴を
用い、温度60℃、時間30秒の条件で浸漬脱脂を行っ
た。 脱脂性の評価は、浸漬脱脂処理後の水漏れ性により評価
した。この場合、完全水漏れのものを0印、一部水ハジ
キのものをΔ印、全面水ハジキのものをx印を付して評
価した。その結果を第1表に併記する。 第1表より1本発明例NG1〜虱13はいずれも脱脂性
が優れていることがわかる。一方1表面酸化皮膜の厚さ
又はMg/AQ比のいずれかが本発明範囲外の比較例や
従来例は、脱脂性が低下しているか或いは著しく劣って
いる。なお、比較例庖20は脱脂性が良好であるが、機
械的手法による表面洗浄の例であり1.実用的とは云え
ない。
ぐは、自動車パネル材等、潤滑油を用いてプレス成形さ
れ、その後塗装等の表面処理が施される用途に適する脱
脂性に優れたMg含有の塗油アルミニウム合金板に関す
るものである。 (従、来の技術及び解決しようとする課題)自動車パネ
ル材、l家電パネル材等を一例とする各種成形加工用の
AQ合金板には1通常Mgを含有する5××X系、6x
××系、7xxx系等のAQ合金が用いられている。 これらAQ合金板の製造は、通常、まずプレス成形され
るが、成形加工性を向上させるために、この工程途中或
いは最終工程で軟質化処理或いは液体化処理等の熱処理
が施される。次いで脱脂し、塗装等の表面処理が施され
るのが一般的である。 このうち、脱脂処理は、プレス成形加工時に使用する潤
滑油や表面保護を目的とする防錆油を除去し、以降の工
程での塗装等の表面処理の効果を効率的に得るために行
なわれるものである。 しかし、従来は、この脱脂処理によっても表面の潤滑油
、防錆油等を効果的に除去できず、そのため1表面処理
の不拘−化、塗IFJ密着性の不良等。 多くの問題があった。 本発明は、上記従来技術の問題点を解決するためになさ
れたものであって、プレス成形加工時等に使用される潤
滑油等の油分を脱脂工程で容易に除去でき、優れた脱脂
性を有するMg含有塗油アルミニウム合金板を提供する
ことを目的とするものである。 (課題を解決するための手段) 前記目的を達成するため、本発明者らは、脱脂性がよく
ない原因の究明に努めると共に、その対応策を見い出す
べく鋭意研究を重ねた。その結果。 熱処理で生成される酸化皮膜にはMgが多く含まれてお
り、更に大気中の水分との反応により潤滑油や防錆油と
の親和力を強めていることが原因であることに鑑みて、
酸化皮膜の厚さ及びM g /AQ比をコントロールし
たMg含有アルミニウム合金板に、粘性、油膜厚さを規
制した防錆油を塗油することにより、長期保管後にプレ
ス油を再塗油しても脱脂性が非常に優れていることを見
い出し、ここに本発明をなしたものである。 すなわち1本発明に係る脱脂性に優れたMg含有塗油ア
ルミニウム合金板は、Mg: 0 、5 wt%以上含
有するアルミニウム合金板において1表面に生成したM
gOリッチな酸化皮膜の化学的溶解により、酸化皮膜厚
さが45Å以下、溶解後の表面層のMg/Al比が0.
5以下であり、かつ、該表面に速やかに温度40℃の状
態での粘性が1.3〜6.5C,S、T、の防錆油を油
膜厚さが0.05〜5.0μmの範囲で塗油してなるこ
とを特徴とするものである。 以下に本発明を更に詳細に説明する。 まず、従来、脱脂性が良好でなかった原因について本発
明者らが検討した結果について述べる。 Mg含有Af1合金を大気中等の酸化性雰囲気で熱処理
(加熱)すると、AQ合全中に含まれるMgが優先的に
酸化される結果、表面層近傍のAQ合全中のMg濃度が
低下する。このようにMg濃度が低下すると、AQ合金
中から表面に向かってMgの拡散が生じ、濃度差を小さ
くする方向に作用する。これらの作用により、Mg含有
AQ合金を熱処理することにより、表面にMgを多量に
含む酸化皮膜が生成するのである。 そして、熱処理により生成する酸化皮膜の厚さは、Af
1合金中のMg含有量、熱処理条件(温度、時間、雰囲
気)等により異なるが、例えば、0.5〜5wt%のM
gを含むAQ合金の場合には、通常50〜100人程度
である。なお、ここでの酸化皮膜の膜厚とは、50mV
、I K H’zの交流を用い、酸化皮膜の誘電係数を
7とした場合の静電容量より求めた値である。 また、上述の酸化皮膜をESCAにより分析したMg/
AQ比は1.0〜3.5程度であり、AQ合金中に含ま
れるMg濃度に対し、著しく多量のMgを含有している
。 このような酸化皮膜は、プレス成形時に使用する潤滑油
との親和力が強く、次工程での脱脂で除去され難いこと
が種々検討を重ねた結果、判明した。なお、酸化皮膜の
潤滑油等油分の親和力は、熱処理により生成した直後よ
りも、大気中の水分により変質した方が更に親和力が増
大し、脱脂性を阻害させることも明らかになった。 そこで、プレス成形時に使用される潤滑油の脱脂性不十
分という問題点を解決する手段を見い出すべく、潤滑油
の検討、脱脂条件の検討等を種々行ったところ、AQい
合金表面に生成したMgを多く含む酸化皮膜の除去が最
も有効であることが判明したのである。 次に1本発明における酸化皮膜除去に関する条件につい
て説明する。 酸化皮膜を除去する方法としては、機械的手法、化学的
手法のいずれを用いてもよいが、工場でのコイルフオー
ムでの処理性を考慮すると、例えば、10%硝酸、市販
アルカリ系洗浄剤等を用いた化学的な酸、アルカリ浴洗
浄とするのが好都合である。 化学的手法による洗浄の場合、酸化皮膜の除去は、浴の
濃度、温度、時間等の条件により、除去程度が変化する
。本発明者らは、酸化皮膜厚さ及び洗浄後の表面層のM
g/Al比と潤滑油塗布後の脱脂性との関係について種
々の組合せで試験した結果、前述の静電容量法により測
定した酸化皮膜厚さが45Å以下で、かつESCAで分
析した表面層のMg/AQ比が0.5以下であれば、良
好な脱脂性が得られることが判明した。 なお、酸化皮膜厚さが45人より厚い場合、或いはたと
え酸化膜厚さが45Å以下であっても、Mg/Aff比
が0.5を超えると、脱脂性の向上効果が不充分となり
、脱脂性の低下が著しくなる。 また、本発明におけるMg含有アルミニウム合金は、少
なくともMgが0.5wt%以上含まれているA1合金
であれば、その組成は限定されない。 Mgが0.5wt%未満のA9合金の場合は酸化皮膜中
のMgO量がそれほどリッチとならず、MgOリッチな
酸化皮膜に起因する脱脂性の低下の問題が少ない。 次に、本発明における塗油に関する条件について説明す
る。 まず、上記方法にて製造したアルミニウム合金板につい
て、本発明者らが更に研究を重ねたところ、酸或いはア
ルカリ洗浄により酸化皮膜を除去しても、大気中にて裸
のま)保管しておくと、アルミニウムは活性な金属であ
るため短時間で板表面に緻密な自然酸化皮膜が生成され
ることが判明した。生成される酸化皮膜は、保管中の大
気温度、湿度、時間等によ吠異なるが、2〜3ケ月程度
の放置により50〜60人程度となる。 この酸化皮膜厚さは、酸化性雰囲気で熱処理(加熱)し
たものと比べて非常に薄いものの、前述の如く大気中の
水分等により、変質しているため油との親和力が大きく
なり、脱脂性が著しく低下する。 一方、通常、工場でのコイルフオームにてアルミニウム
合金板を製造する場合、酸或いはアルカリ洗浄後1巻取
り時のスリキズ防止や表面腐食防止の目的から油の塗油
が必要である。コイル製造時の油の塗り易さから、一般
には粘性の低い油が使用される。油の組成により異なる
が、粘性の低い油は、−船釣に塗油後の蒸発量が大きく
、長期保管しておくと油分が蒸発し、残留油膜厚さが非
常に薄くなる。このため、防錆効果が少なくなり、アル
ミニウム板表面に酸化皮膜が生成され易くなり、プレス
油等を再塗油した場合、結果として、脱脂性が低下して
くる。 このような事情を考慮して1本発明者らは、酸化皮膜除
去後の長期保存に伴う自然酸化膜生成に対する対策につ
いて鋭意研究を重ねた結果、前述の方法による酸化皮膜
除去の後、速やかに、粘性1.3〜6.5C,S、T、
の防錆油を、油膜厚さが0.05〜5μ履の範囲となる
ように塗油することにより、保存則・間の延長ができ、
脱脂性低下の問題がなくなることを見い出した。 すなわち、油の粘性が1.3C,S、T、未満の防錆油
を塗布した場合は、大気中に保管後、板表面の残油量が
少なくなり、表面保護の効果が得られず、酸化皮膜が生
成され、脱脂性が悪くなる。逆に粘性が6.5C,S、
T、を超える防錆油を塗油した場合は、表面保護効果は
よく、酸化皮膜の生成は防止されるものの、油の吸着が
大きく、脱脂性が悪くなって、油残りを起こしたり、コ
イル製造時の塗油が難しくなり、均一に塗油することが
でき難くなる。したがって、塗油する油としては粘性が
1.3〜6.5C,S、T、のものを使用する必要があ
る。 一方、塗油後の油膜厚さであるが、0.05μ冑未満の
場合は、油膜厚さが薄いため、表面保護作用が少なく、
酸化皮膜が生成し易くなり、また傷も付き易い、逆に5
μmを超えると1表面保護作用はよいが、油残り等、脱
脂性が悪くなる。したがって、油膜厚さは0.05〜5
μ−の範囲とする必要がある。 なお、上記塗油は、前述の方法による酸化皮膜除去の後
、速やかに行う必要があり、好ましくは10日以内位に
行う。塗油までの期間があまりありすぎると、自然酸化
皮膜が生成され、脱油性の低下をもたらすので好ましく
ない。 (実施例) 次に本発明の実施例を示す。 裏庭五上 プレス成形加工用に多用されている6061合金(Mg
含有量1.0+t%)、5182合金(Mg含有量4
、5 wt%)からなる冷延板を用い、第1表に示すよ
うに熱処現条件及び洗浄条件を変化させ、供試材とした
。 得られた供試材について表面酸化皮膜の厚さ及びMg/
Al比を調べた。その結果を第1表に併記する。 次いで、この供試材に対し、洗浄直後にJISK 2
248に規定されるNP−3型の防錆油(粘性4.7C
,S、T、)を塗布(油膜厚さ0.2μすし、室内にて
20日間放置した。その後、市販アルカリ系脱脂剤“リ
ドリン1322 N4”(日本ペイント製)の2%浴を
用い、温度60℃、時間30秒の条件で浸漬脱脂を行っ
た。 脱脂性の評価は、浸漬脱脂処理後の水漏れ性により評価
した。この場合、完全水漏れのものを0印、一部水ハジ
キのものをΔ印、全面水ハジキのものをx印を付して評
価した。その結果を第1表に併記する。 第1表より1本発明例NG1〜虱13はいずれも脱脂性
が優れていることがわかる。一方1表面酸化皮膜の厚さ
又はMg/AQ比のいずれかが本発明範囲外の比較例や
従来例は、脱脂性が低下しているか或いは著しく劣って
いる。なお、比較例庖20は脱脂性が良好であるが、機
械的手法による表面洗浄の例であり1.実用的とは云え
ない。
【以下余白】
ス」1」里
実施例1で脱脂性の優れた供試材のうちから、代表的な
N11L5材と&8材を選び出し、油の粘性、塗油量を
種々変えると共に洗浄後塗油までの期間を変えて塗油し
、室内にて3〜6ケ月間放置した。 次いで、この供試材を市販アルカリ系脱脂剤″リドリン
# 322 N4”(日本ペイント製)の2%浴を用い
、温度60℃1時間30秒の条件で浸漬脱脂を行った。 脱脂性について評価した結果を第2表に示す。 なお、脱脂性の評価は、浸漬脱脂処理後の水漏れ性によ
り評価した。この場合、完全水漏れしたものをQ印、一
部水ハジキしたものをΔ印、全面水ハジキしたものをx
印を付して評価した。 第2表より、本発明例Ncil〜&12は、板製追抜6
ケ月の長期保管後でもいずれも脱脂性が優れていること
がわかる。 一方、塗油の粘性又は油膜厚さのいずれかが本発明範囲
外の比較例&14〜NQ18では3〜6ケ月後、脱脂性
が低下しているか或いは著しく劣っている。また洗浄後
速やかに塗油しなかった比較例&18は3ケ月後には脱
脂性が低下している。 勿論、塗油しない比較例&13では脱脂性が劣っている
。
N11L5材と&8材を選び出し、油の粘性、塗油量を
種々変えると共に洗浄後塗油までの期間を変えて塗油し
、室内にて3〜6ケ月間放置した。 次いで、この供試材を市販アルカリ系脱脂剤″リドリン
# 322 N4”(日本ペイント製)の2%浴を用い
、温度60℃1時間30秒の条件で浸漬脱脂を行った。 脱脂性について評価した結果を第2表に示す。 なお、脱脂性の評価は、浸漬脱脂処理後の水漏れ性によ
り評価した。この場合、完全水漏れしたものをQ印、一
部水ハジキしたものをΔ印、全面水ハジキしたものをx
印を付して評価した。 第2表より、本発明例Ncil〜&12は、板製追抜6
ケ月の長期保管後でもいずれも脱脂性が優れていること
がわかる。 一方、塗油の粘性又は油膜厚さのいずれかが本発明範囲
外の比較例&14〜NQ18では3〜6ケ月後、脱脂性
が低下しているか或いは著しく劣っている。また洗浄後
速やかに塗油しなかった比較例&18は3ケ月後には脱
脂性が低下している。 勿論、塗油しない比較例&13では脱脂性が劣っている
。
ス11」一
実施例1及び実竿例2で水漏れ性を評価した供試材につ
き、市販クロメート処理浴を用いてクロメート処理を施
した。クロメート皮膜の均一性は脱脂性の評価基準と同
様とした。 その結果、実施例1及び実施例2における各本発明例で
は水漏れ部にクロメート皮膜が正常に生成し、優れた下
地処理性が認められたが、比較例及び従来例の場合、水
ハジキ部ではクロメート皮膜が生成しないか又は不均一
であった。 失凰旌土 実施例3でクロメート処理を施した供試材につき、エポ
キシ系焼付型塗料を20μIの膜厚で塗装した。塗装密
着性は沸騰純水中に30分浸漬した後、取出し、その直
後にセロテープ剥離テストを実施して塗膜密着性を評価
した。 その結果、本発明例のようにクロメート皮膜が均一に生
成している部位の塗膜密着性は良好であったが、比較例
及び従来例においてクロメート皮膜が生成していない部
位や生成が不均一な部位では塗膜の剥離が認められた。 (発明の効果) 以上詳述したように、本発明によれば、熱処理時に生成
する酸化皮膜を化学的方法で除去して酸化皮膜の厚さ及
びMg/Aa比を規制し、更に酸化皮膜除去後速やかに
、粘性及び油膜厚さを規制した防錆油を塗油した構成で
あるので、長期保管後でも脱脂性が優れ、したがって、
下地処理塗膜密着性に著しい改善効果が得られる。 特に、成形加工後の脱脂及び表面処理が重要視されてい
る自動車パネル材、家電パネル材等の需要分野において
、脱脂性に優れるアルミ素材の提供は極めてメリットが
大きいものである。 特許出願人 株式会社神戸製鋼所 代理人弁理士 中 村 尚
き、市販クロメート処理浴を用いてクロメート処理を施
した。クロメート皮膜の均一性は脱脂性の評価基準と同
様とした。 その結果、実施例1及び実施例2における各本発明例で
は水漏れ部にクロメート皮膜が正常に生成し、優れた下
地処理性が認められたが、比較例及び従来例の場合、水
ハジキ部ではクロメート皮膜が生成しないか又は不均一
であった。 失凰旌土 実施例3でクロメート処理を施した供試材につき、エポ
キシ系焼付型塗料を20μIの膜厚で塗装した。塗装密
着性は沸騰純水中に30分浸漬した後、取出し、その直
後にセロテープ剥離テストを実施して塗膜密着性を評価
した。 その結果、本発明例のようにクロメート皮膜が均一に生
成している部位の塗膜密着性は良好であったが、比較例
及び従来例においてクロメート皮膜が生成していない部
位や生成が不均一な部位では塗膜の剥離が認められた。 (発明の効果) 以上詳述したように、本発明によれば、熱処理時に生成
する酸化皮膜を化学的方法で除去して酸化皮膜の厚さ及
びMg/Aa比を規制し、更に酸化皮膜除去後速やかに
、粘性及び油膜厚さを規制した防錆油を塗油した構成で
あるので、長期保管後でも脱脂性が優れ、したがって、
下地処理塗膜密着性に著しい改善効果が得られる。 特に、成形加工後の脱脂及び表面処理が重要視されてい
る自動車パネル材、家電パネル材等の需要分野において
、脱脂性に優れるアルミ素材の提供は極めてメリットが
大きいものである。 特許出願人 株式会社神戸製鋼所 代理人弁理士 中 村 尚
Claims (1)
- Mg:0.5wt%以上含有するアルミニウム合金板に
おいて、表面に生成したMgOリッチな酸化皮膜の化学
的溶解により、酸化皮膜厚さが45Å以下、溶解後の表
面層のMg/Al比が0.5以下であり、かつ、該表面
に速やかに温度40℃の状態での粘性が1.3〜6.5
C.S.T.の防錆油を油膜厚さが0.05〜5.0μ
mの範囲で塗油してなることを特徴とする脱脂性に優れ
た塗油アルミニウム合金板。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63267672A JP2528698B2 (ja) | 1988-10-24 | 1988-10-24 | 脱脂性に優れた塗油アルミニウム合金板の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63267672A JP2528698B2 (ja) | 1988-10-24 | 1988-10-24 | 脱脂性に優れた塗油アルミニウム合金板の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02115385A true JPH02115385A (ja) | 1990-04-27 |
JP2528698B2 JP2528698B2 (ja) | 1996-08-28 |
Family
ID=17447923
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63267672A Expired - Fee Related JP2528698B2 (ja) | 1988-10-24 | 1988-10-24 | 脱脂性に優れた塗油アルミニウム合金板の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2528698B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03257183A (ja) * | 1990-03-08 | 1991-11-15 | Kobe Steel Ltd | 溶接性に優れたアルミニウム及びアルミニウム合金材 |
JP2006200007A (ja) * | 2005-01-21 | 2006-08-03 | Furukawa Sky Kk | 脱脂後水濡れ性及び接着性に優れた自動車ボディーシート用アルミニウム合金板 |
CN102312233A (zh) * | 2010-06-29 | 2012-01-11 | 株式会社神户制钢所 | 经表面处理的铝合金板及其制造方法 |
JP2015134969A (ja) * | 2015-05-07 | 2015-07-27 | 株式会社神戸製鋼所 | 表面処理アルミニウム合金板およびその製造方法 |
US9669604B2 (en) | 2012-09-20 | 2017-06-06 | Kobe Steel, Ltd. | Aluminum-alloy plate and joined body as well as automobile member using the same |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6096772A (ja) * | 1983-10-31 | 1985-05-30 | Nippon Parkerizing Co Ltd | アルミニウム合金における化成処理の前処理方法 |
JPS60110879A (ja) * | 1983-11-19 | 1985-06-17 | Kobe Steel Ltd | 缶蓋用アルミニウム合金板の表面処理法 |
JPS6210304A (ja) * | 1985-06-28 | 1987-01-19 | フランツ・プレ−ゼル・バ−ンボ−マシ−ネン・インダストリ−ゲゼルシヤフト・ミツト・ベシユレンクテルハフツンク | 自走式軌道保守機械 |
JPH01319692A (ja) * | 1988-06-17 | 1989-12-25 | Kobe Steel Ltd | 脱脂性に優れたMg含有アルミニウム合金板の製造方法 |
-
1988
- 1988-10-24 JP JP63267672A patent/JP2528698B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US9669604B2 (en) | 2012-09-20 | 2017-06-06 | Kobe Steel, Ltd. | Aluminum-alloy plate and joined body as well as automobile member using the same |
JP2015134969A (ja) * | 2015-05-07 | 2015-07-27 | 株式会社神戸製鋼所 | 表面処理アルミニウム合金板およびその製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2528698B2 (ja) | 1996-08-28 |
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Legal Events
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |