JPH02114334A - オブジェクト指向言語におけるクラスの管理方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はオブジェクト指向言語におけるクラスの管理方
法に関し、更に詳しくは同一クラスの異なるバージョン
のクラス情報の管理方法に関する。

〔従来の技術〕

オブジェクト指向言語において、プログラムの構成要素
であるオブジェクトは、必ずいづれか一つのクラスに属
し、クラスはデータ構造と手続メソッドとを管理する。

プログラマの立場から見ると、オブジェクト指向言語を
用いてプログラミングすると云うことはクラスを作成す
ることである。　　（参考文献　：　Ａ、ゴールドバー
ク、Ｄ、ロブソン／Ｓｍａｌｌｔ、ａｌｋ８０、Ａｄｄ
ｉｓｏｎ−Ｗｅｓｌｅｙ、１９８３年発行）。

従来のクラス管理方法を第３図および第４図で説明する
と、クラステーブル管理部２００はシステムに唯一のク
ラステーブル３００を管理している。オブジェクトを生
成する場合等クラス情報が必要になると、クラス情報決
定手段２１０は、該当りラス名を鍵にして、前記クラス
管理テーブル２００から得るクラステーブル３００を走
査して当該エントリを求め、前記エントリがリンク３１
０によって参照するクラス情報３２０を得る。ここで、
クラステーブル３００はクラス名を鍵とするハツシュテ
ーブルにより実現することができ、クラス情報決定手段
２１０はハツシング処理を行なうことにより処理を行な
うことができる。

〔発明が解決しようとする課題〕

ところが、大規模なアプリケーションプログラムを開発
する過程では、クラスの仕様が変更されるが多い。特定
のクラスを修正した場合、修正した新しいバージョンの
クラスを用いてプログラム全体をテストする必要があり
、うまく作動しない場合には従来バージョンのクラス情
報に戻す必要がある。このような作業を可能にするため
には、同一の名前を持つクラスの異なるバージョンのク
ラス情報を管理する必要がある。

先に述べたように、従来のオブジェクト指向言語の処理
方式では、ある名前を持つクラスは唯一であることを仮
定している。その結果、−時的に新しいバージョンのク
ラスを用いてプログラム全体をテストし、うまく作動し
ない場合に従来バージョンのクラスに戻すという作業が
できないという問題点があった。

本発明の目的は、上記問題点を解消したオブジェクト指
向言語におけるクラスの管理方式を提供することにある
。

〔課題を解決するための手段〕

本発明によるオブジェクト指向言語のクラスの管理方法
は、クラス名を与えて対応するクラス情報を求めるクラ
ス管理方法にして、セツション識別番号を格納するセツ
ションレジスタの内容を読み出す第一の手段と、システ
ムに存在する複数個のクラステーブルを管理する第二の
手段と、前記第一の手段によって読み出されたセツショ
ン識別番号と前記クラス名により前記第二のクラステー
ブル管理部よりクラステーブルを求める第三の手段と、
前記第三の手段によって求めたクラステーブルから前記
クラス名によりクラス情報を決定する第四の手段とを有
することを特徴とする。

〔作用〕

クラス名に対応するクラス情報が必要になると必要なり
ラス名を与える。第１図に示すように、セツションレジ
スタ読み出し手段１により、現在のセツション識別番号
を読み出す、前記読み出したセツション識別番号をクラ
ステーブル決定手段２に引き渡す。クラステーブル決定
手段２は複数のクラスを管理するクラステーブル管理部
３からセツション識別番号に対応するクラステーブルを
得る。クラス情報決定手段４は求めたクラステーブルと
クラス名とからクラス情報を求める。

〔実施例〕

次に本発明について図面を参照して詳細に説明する。

第１図は本発明の一実施例を示す、第１図に於て、本発
明の一実施例はクラス名を与えて前記クラス名に対応す
るクラス情報を求めるクラス管理方法にして、セツショ
ン識別番号を格納するセツションレジスタの内容を読み
出す読み出し手段１ど、システムに存在する複数個のク
ラステーブルを管理するクラステーブル管理手段３と、
前記読み出し手段によって読み出されたセツション識別
番号と前記クラス名により前記クラステーブル管理部３
よりクラステーブルを求めるクラステーブル決定手段２
と、前記クラステーブル決定手段２によって求めたクラ
ステーブルから前記クラス名によりクラス情報を決定す
るクラス情報決定手段とを含む。

第２図は本発明の一実施例におけるクラステーブル関係
を示す、第２図に於て、セツションレジスタ１０はセツ
ション識別番号の代わりにリンク１００を介して対応す
るクラステーブル２０を直接参照している。また、前記
クラステーブル２０はリンク１１０を介して親のクラス
テーブル３０を参照している。ここで「親のクラステー
ブル」とは、ひとつ前のセツションに対応し、ひとつ古
いバージョンのクラスを管理するクラステーブルのこと
である。このようにクラステーブルを親子関係にしがっ
て管理することができる。クラステ−プル２０．３０は
クラス名により検索可能な複数のエントリを有し、各エ
ントリにはクラス名に対応するクラス情報を格納してい
る。たとえば、クラステーブル２０の１２０で示すエン
トリにはクラス情報４０が格納されている。

以下、本発明の実施例の動作について第５図のフローチ
ャートを基にして説明する。クラス名を与えてクラス情
報を要求する（４０１）。セツションレジスタ読み出し
手段１によりセツションレジスタ１０が格納するリンク
情報１００を得て、クラステーブル決定手段２はクラス
テーブル管理部３より現在のセツションに対応するクラ
ステーブル２０を求める（４０２）。次に、前記クラス
テーブル２０に対して前記クラスが存在するかどうかを
調べ（４０３）、存在しない場合はクラステーブル２０
からリンク１１０を参照して親のクラステーブル３０を
得る（４０５）、求めるべきクラスを持つクラステーブ
ルが見つかるか、親のクラステーブルが尽きるかするま
で本処理を繰り返す（４０４，４０５）。特に見つから
ない場合、見つからないことを要求元に知らせる（４０
６）。′クラスが見つかった場合、クラス情報決定手段
４によりクラステーブル中の対応するエントリに格納さ
れているクラス情報を読み出す（４０７）。

本実施例のようにセツションレジスタ１０がクラステー
ブル２０を直接参照するように構成することで処理を高
速化することができる。また、クラステーブルが親のク
ラステーブルを直接参照するように構成することもでき
る。さらに、クラステーブルをクラス名を鍵とするハツ
シュテーブルとして構成することにより、クラスが存在
するかどうかを検索する処理をハツシュ処理により行な
うことができ高速な処理が可能となる。

〔発明の効果〕

以上説明したように、本発明は一時的に新しいバージョ
ンのクラスを用いてプログラム全体をテストし、うまく
作動しない場合に従来バージョンのクラスに戻すという
作業を可能にする効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す構成図、第２図は本発
明の一実施例におけるクラステーブルを示す構成図、第
３図は従来例を示す構成図、第４図は従来例のクラステ
ーブルを示す構成図、第５図は本発明の一実施例のフロ
ーチャートを示す図である。 １０・・・セツションレジスタ、２０．３０，３００・
・・クラステーブル、４０，５０．３２０・・・クラス
情報。 茅２　図 クラス石 茅 図 第 回 第 図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. クラス名を与えて前記クラス名に対応するクラス情報を
   求めるクラス管理方法にして、セッション識別番号を格
   納するセッションレジスタの内容を読み出す第一の手段
   と、システムに存在する複数個のクラステーブルを管理
   する第二の手段と、前記第一の手段によって読み出され
   たセッション識別番号と前記クラス名により前記第二の
   クラステーブル管理部よりクラステーブルを求める第三
   の手段と、前記第三の手段によって求めたクラステーブ
   ルから前記クラス名によりクラス情報を決定する第四の
   手段とを有することを特徴とするオブジェクト指向言語
   におけるクラスの管理方法。