JPH02114224A - 工業用内視鏡装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、たとえば管路やタンクの内部を観察するた
めの工業用内視鏡装置に関する。

〔従来の技術〕

ガス管路やタンクのように人間が入ることができない狭
い場所や人間が入ることができない悪条件、の場所を観
察する手段として工業用内視鏡が用いられている。この
工業用内視鏡は、基本的には医療用内視鏡と同一であり
、操作部と挿入部とからなり、挿入部には画像伝送手段
としてのイメージガイドファイバーと照明光伝送手段と
してのライトガイドファイバーが内装されている。さら
に、挿入部の先端側には湾曲管部が設けられ、前記操作
部に設けた湾曲操作ノブによって湾曲操作することによ
って湾曲管部を所望の方向に湾曲させることができるよ
うに構成されている。

ところが、工業用内視鏡は、深部まで挿入できるように
、その挿入部の可撓管部が長尺で、その可撓管部の先端
部に湾曲管部を介して先端構成部を備えている。したが
って、内視鏡の挿入部を披観察部位に挿入し、操作部に
設けた湾曲操作ノブによって湾曲管部を湾曲操作しても
、湾曲管部のみが湾曲するだけで、長尺の可撓管部を湾
曲することができない。このため、湾曲管部による先端
構成部の可動範囲の限られた狭い視野となり、観察範囲
が限定されるという問題がある。

そこで、たとえば特願昭６２−３１１２６７号、特願昭
６３−５５３６１号に示すように、外的に湾曲させると
、その形状を保持する機能を有する公知のインターロッ
ク螺旋管からなるガイドチューブを用いたものがある。

これは予めガイドチューブを所望の形状に湾曲してから
被観察部位に挿入し、この湾曲したガイドチューブに内
視鏡の挿入部を挿入して先端構成部を目的部位に誘導す
るようにしたものである。したがって、ガイドチューブ
を所望の方向に湾曲させることによって視野を広げるこ
とができる。

〔発明が解決しようとする課題〕

しかしながら、インターロック螺旋管からなるガイドチ
ューブを用いても、ガイドチューブを予め湾曲した場合
には被観察部位に挿入できない場合がある。たとえば第
６図に示すように、タンクａの上部に細長い挿入口すが
ある場合、インターロック螺旋管からなるガイドチュー
ブＣを前記挿入口すからタンクａの内部に挿入しても、
ガイドチューブＣを湾曲させることができず、また予め
ガイドチューブＣを湾曲した場合には挿入口すから挿入
できない。したがって、内視鏡ｄの挿入部ｅを前記ガイ
ドチューブＣに挿通しても視野が狭いという問題がある
。

この発明は、前記事情に着目してなされたもので、その
目的とするところは、ガイドチューブを被観察部位に挿
入したのち、そのガイドチューブを任意の方向に湾曲さ
せることができ、被観察部位の構造、形状に限定される
ことなく、隅々まで観察ができる工業用内視鏡装置を提
供することにある。

〔課題を解決するための手段及び作用〕この発明は、前
記目的を達成するために、インターロック螺旋管で形成
されたガイドチューブに湾曲補助管を挿脱可能とし、湾
曲手段により湾曲補助管を湾曲させることにより、前記
ガイドチューブを湾曲させることができるようにしたも
のである。

そして、前記ガイドチューブを被観察部位に挿入したの
ち、このガイドチューブに挿通した湾曲補助管を湾曲し
てガイドチューブを目的部位に湾曲し、つぎに湾曲補助
管をガイドチューブから抜取り、このガイドチューブに
内視鏡の挿入部を挿入し、先端構成部を目的の部位に向
けることができるようにしたことにある。

〔実施例〕

以下、この発明の各実施例を図面に基づいて説明する。

第１図乃至第４図は一実施例を示すもので、第１図は工
業用内視鏡装置の概略的構成を示すものである。図中１
はガイドチューブであり、このガイドチューブ１は外的
手段によって湾曲させた場合に、この形状を保持する公
知のインター口・ンク螺旋管によって構成されている。

このガイドチューブ１の先端部には先端口金２が、基端
部には基端口金３が設けられ、このガイドチューブ１は
固定部材４によって支持されている。この固定部材４は
円環状で挿通孔５を有しており、その固定部材４の一部
には挿通孔５の内部に突没可能な固定ねじ６が螺合され
ている。さらに、この固定部材４の前部にはガイドチュ
ーブ１の軸方向に突出するガイド軸７が突設されており
、このガイド軸７は前記基端口金３に穿設したガイド孔
８を貫通して前方に突出している。そして、このガイド
軸７によってガイドチューブ１の回転を阻止しながら軸
方向に案内するようになっており、そのストロークはガ
イド軸７の先端部に設けたスト・７ノく９によって規制
している。

１０は湾曲補助管であり、１１は内視鏡である。

前記湾曲補助管１０は、前記ガイドチューブ１に挿脱可
能な可撓性チューブ１２によって構成され、この可撓性
チューブ１２の基端部には操作部１３を有する接続口金
１４が設けられ、先端部には噴射口体１５が設けられて
いる。そして、前記可撓性チューブ１２と接続口金１４
および噴射口体１５との接続部は、第２図に示すように
可撓性チューブ１２の外周に金属線または合成繊維糸等
の締着部材１６を巻付け、その外周に接着剤１７を塗布
することにより強固に接続されている。さらに、前記接
続口金１４の外周面には断面がＶ字状の環状溝１８が刻
設され、前記固定ねじ６の先端と係合するようになって
いる。また、前記噴射口体１５の一側部には可撓性チュ
ーブ１２の軸方向と直角方向に開口する噴射ノズル１９
が設けられている。

さらに、前記接続口金１４の後端部には接続口１４ａが
突設され、この接続口１４ａには送気チューブ２０が接
続されている。この送気チューブ２０はコントローラ２
１によって制御される電空レギュレータ２２を介して空
気供給源２３に連通している。この空気供給源２３はコ
ンプレッサ２４、リザーバタンク２５およびエアフィル
タ２６とから構成され、高圧空気を送気チューブ２０を
介して前記湾曲補助管１０に供給し、その先端部に設け
られた噴射ノズル１９から噴射するようになっている。

一方、前記内視鏡１１は、操作部２７と挿入部２８とか
らなり、操作部２７には接眼部２９、湾曲操作ノブ３０
が設けられている。また、挿入部２８は前記湾曲補助管
１０に挿入可能な外径に形成された可撓管部３１、湾曲
管部３２および先端構成部３３とから構成され、この挿
入部２８にはイメージガイドファイバー　ライトガイド
ファイ・バー（いずれも図示しない）等が内装され、被
観察部位を照明しながら観察できるようになっている。

この内視鏡１１の操作部２７と挿入部２８との接続部材
３４の外周面には第３図に示すように断面がＶ字状の環
状溝３５が刻設されている。そして、前記ガイドチュー
ブ１の固定部材４に設けた固定ねじ６の先端と係合する
ようになっている。

このようにガイドチューブ１の固定部材４の挿通孔５に
はガイドチューブ１に挿脱可能な湾曲補助管１０と内視
鏡１１が交換可能に着脱できるようになっている。

つぎに、前述のように構成された工業用内視鏡装置の作
用について説明する。

ＴＳ４図（Ａ）に示すように、上部に細長い挿入口すを
有するタンクａの内部を内視鏡１１によって観察する場
合、前記挿入口すからストレートのガイドチューブ１を
挿入してガイドチューブ１をタンクａの内部に突出させ
る。つぎに、ガイドチューブ１の固定部材４の挿通孔５
から湾曲補助管１０を挿入し、この湾曲補助管１０をガ
イドチューブ１に挿通して先端部の噴射口体１５をガイ
ドチューブ１の先端口金２から突出させる。この状態で
操作部１３を手指によって摘み、湾曲補助管１０を回す
ことによって噴射ノズル１９の向きを観察しようとする
方向と逆方向に向ける。そして、固定ねじ６を締付け、
固定部材４に対して接続口金１４を固定する。つぎに、
コントローラ２１を操作して空気供給源２３から所望圧
力の高圧空気を供給すると、高圧空気は送気チューブ２
０を介して湾曲補助管１０に送り込まれ、噴射ノズル１
９からジェット噴射する。噴射ノズル１９から高圧空気
がジェット噴射すると、推力によって湾曲補助管１０は
矢印方向に湾曲し、湾曲補助管１０の湾曲に伴ってその
外周のガイドチューブ１も同方向に湾曲する。湾曲補助
管１０が所望の位置まで湾曲したところで、コントロー
ラ２１を操作して高圧空気の供給を停止すると、ガイド
チューブ１はインタロック螺旋管によって形成されてい
るために、湾曲状態（第４図（Ａ）の実線位置）に保持
される。

つぎに、前記固定ねじ６を緩めて固定部材４と湾曲補助
管１０の接続口金１４とを分離し、湾曲補助管１０を湾
曲しているガイドチューブ１から抜取る。この場合、湾
曲補助管１０は可撓性チューブによって形成されている
ため、湾曲しているガイドチューブ１の形状を維持した
まま抵抗なく抜取ることができる。湾曲補助管１０をガ
イドチューブ１から抜取ったのち、ガイドチューブ１に
内視鏡１１の挿入部２８を挿入する。この挿゛入部２８
は可撓性を有するために湾曲したガイドチューブ１に沿
って挿通し、第４図（Ｂ）に示すように湾曲管部３２お
よび先端構成部３３をガイドチューブ１の先端口金２か
ら突出させる。この状態で、前記固定部材４の固定ねじ
６を締付け、その先端を環状溝３５に係合して内視鏡１
１を固定部材４に固定する。つぎに、内視鏡１１の操作
部２７の湾曲操作ノブ３０を操作することにより、挿入
部２８の湾曲管部３２を任意の方向に湾曲させることが
でき、タンクａの内部を観察することができる。また、
この状態で、ガイドチューブ１を第４図（Ｂ）の矢印方
向に回すことによって内視鏡１１の先端構成部３３を旋
回することができ、従来、内視鏡観察が不可能とされて
いたタンクａの内部を隅々まで観察することができる。

なお、前記一実施例においては、ジェット噴射式の湾曲
補助管１０によってガイドチューブ１を湾曲するように
したが、この発明は前記実施例に限定されるものではな
く、第５図に示すように構成してもよい。すなわち、３
６は湾曲補助管であり、これは操作部３７と挿入部３８
とから構成されている。そして、操作部３７には上下用
の湾曲操作ノブ３９と左右用の湾曲操作ノブ４０が同軸
的に設けられている。また、挿入部３８はガイドチュー
ブ１に挿脱可能の外径に形成され、これは多数個の湾曲
駒４１を枢支ビン４２によって４方向に回動自在に枢支
した湾曲管部４３と、この湾曲管部４３の外周を被覆す
る外皮４４とから構成されている。そして、湾曲管部４
３の最先端の湾曲駒４１と前記湾曲操作ノブ３９．４０
とはアングルワイヤ４５によって接続され、湾曲操作ノ
ブ３９．４０によってアングルワイヤ４５を進退するこ
とによって湾曲管部４３を任意の方向に湾曲できるよう
になっている。

したがって、この湾曲補助管３６の挿入部３８をガイド
チューブ１に挿入した状態で湾曲管部４３を湾曲させる
ことによって、ガイドチューブ１を任意の方向に湾曲さ
せることができる。また、ガイドチューブ１を湾曲させ
たのちは、湾曲操作ノブ３９．４０をフリーにすること
によって湾曲管部４３は可撓性を有する状態となり、ガ
イドチューブ１が湾曲状態であっても容易に抜取ること
ができる。

なお、内視鏡１１は電子スコープ、ジェットスコープで
もよい。

〔発明の効果〕

以上説明したように、この発明によれば、ガイドチュー
ブを被観察部位に挿入したのち、そのガイドチューブを
湾曲補助管で任意の方向に湾曲させることができる。し
たがって、ガイドチューブをガイドとして内視鏡によっ
て被観察部位の隅々まで観察することができるという効
果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図乃至第４図はこの発明の一実施例を示すもので、
第１図は工業用内視鏡装置の概略的構成図、第２図はガ
イドチューブに湾曲補助管を挿入した状態の一部切欠し
た側面図、第３図はガイドチューブに内視鏡を挿入した
状態の一部切欠した側面図、第４図（Ａ）（Ｂ）は作用
説明図、第５図はこの発明の他の実施例を示す湾曲補助
管の一部切欠した側面図、第６図は従来の工業用内視鏡
装置の状態の縦断正面図である。 １・・・ガイドチューブ、１０・・・湾曲補助管、。 １１・・・内視鏡。 出願人代理人　弁理士　坪井　　淳 第 図 （Ｂ） 第 図 手 続 補 １書 年６−１２．２０ 昭和

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. インターロック螺旋管で形成されたガイドチューブと、
   このガイドチューブに挿脱可能であり、湾曲手段により
   前記ガイドチューブを湾曲させる湾曲補助管と、前記ガ
   イドチューブに挿入可能な内視鏡とを具備したことを特
   徴とする工業用内視鏡装置。