JPH0211403Y2 - - Google Patents
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- JPH0211403Y2 JPH0211403Y2 JP1984014393U JP1439384U JPH0211403Y2 JP H0211403 Y2 JPH0211403 Y2 JP H0211403Y2 JP 1984014393 U JP1984014393 U JP 1984014393U JP 1439384 U JP1439384 U JP 1439384U JP H0211403 Y2 JPH0211403 Y2 JP H0211403Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bimorph
- tape
- diaphragm
- diaphragms
- shaped metal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000002184 metal Substances 0.000 claims description 11
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 230000005389 magnetism Effects 0.000 description 2
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 1
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 1
- 239000000919 ceramic Substances 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 239000000463 material Substances 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 230000007935 neutral effect Effects 0.000 description 1
- 230000002123 temporal effect Effects 0.000 description 1
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- Jigging Conveyors (AREA)
- Feeding Of Articles By Means Other Than Belts Or Rollers (AREA)
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- Discharge By Other Means (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、記録計の記録用紙の送り装置、磁気
記録装置又は穿孔テープ等の送り装置に適用して
好適なテープ送り装置に関するものである。
記録装置又は穿孔テープ等の送り装置に適用して
好適なテープ送り装置に関するものである。
従来、この種のテープ類の送り装置の駆動源
は、磁気を応用する各種のモータ類が用いられて
いるが、磁気が発生する磁界の作用を基本的に利
用するものであるため、ジユール熱、ヒステリシ
ス損、うず電流損等のエネルギ損失の問題が共通
した欠点となつている。
は、磁気を応用する各種のモータ類が用いられて
いるが、磁気が発生する磁界の作用を基本的に利
用するものであるため、ジユール熱、ヒステリシ
ス損、うず電流損等のエネルギ損失の問題が共通
した欠点となつている。
また、地震記録計用テープ走行機構のように微
速度走行駆動部においては、駆動用モータの回転
速度を多数の歯車を用いて減速して用いる結果、
当該装置が複雑かつ大型化する傾向があつて、小
形化へのあい路となつている。
速度走行駆動部においては、駆動用モータの回転
速度を多数の歯車を用いて減速して用いる結果、
当該装置が複雑かつ大型化する傾向があつて、小
形化へのあい路となつている。
本考案はかかる点に鑑み、圧電逆効果を駆動源
とするバイモルフ素子の屈曲振動を利用した低エ
ネルギー損失で電磁的ノイズの発生がなくかつ小
型軽量化することができるこの種のテープ送り装
置を提案することを主たる目的とする。
とするバイモルフ素子の屈曲振動を利用した低エ
ネルギー損失で電磁的ノイズの発生がなくかつ小
型軽量化することができるこの種のテープ送り装
置を提案することを主たる目的とする。
以下本考案の一実施例について図面を参照しな
がら詳細に説明する。
がら詳細に説明する。
第1図は、本考案の一例を示す略線的斜視図で
ある。1,2は中心で固定された2つの圧電バイ
モルフ振動板である。3はバイモルフ素子1,2
を構成するシム材であり、2つの圧電セラミツク
板1,2に挟まれた弾性体である。4は2つのバ
イモルフ振動板1,2の中央を固定する固定具で
ある。5は2つのバイモルフ振動板1,2の自由
端に取り付けられたコ字状の金具である。6,7
は2つのバイモルフ振動板1,2に平行して載置
した弾性率の異なる材質で構成された片持梁で、
一方の片持梁6の弾性率は他方の片持梁7に比し
て大きく撓みにくい関係に設定されている。8は
移送用テープを示し、片持梁6,7の上に載置さ
れ、コ字状金具5にて挟持されている。
ある。1,2は中心で固定された2つの圧電バイ
モルフ振動板である。3はバイモルフ素子1,2
を構成するシム材であり、2つの圧電セラミツク
板1,2に挟まれた弾性体である。4は2つのバ
イモルフ振動板1,2の中央を固定する固定具で
ある。5は2つのバイモルフ振動板1,2の自由
端に取り付けられたコ字状の金具である。6,7
は2つのバイモルフ振動板1,2に平行して載置
した弾性率の異なる材質で構成された片持梁で、
一方の片持梁6の弾性率は他方の片持梁7に比し
て大きく撓みにくい関係に設定されている。8は
移送用テープを示し、片持梁6,7の上に載置さ
れ、コ字状金具5にて挟持されている。
バイモルフ振動板1,2は、交流電圧が印加さ
れた際、その自由端は上下に撓みながら振動す
る。特にバイモルフ振動板の構造によつて決まる
共振周波数に等しい周波数の交流電圧が加えられ
たときは、バイモルフ振動板の自由端は低い電圧
でも大きな振幅で上下に振動をする。
れた際、その自由端は上下に撓みながら振動す
る。特にバイモルフ振動板の構造によつて決まる
共振周波数に等しい周波数の交流電圧が加えられ
たときは、バイモルフ振動板の自由端は低い電圧
でも大きな振幅で上下に振動をする。
次に本考案の動作について第2図を参照しなが
ら説明する。
ら説明する。
まず、同図Aに示すごとく、バイモルフ振動板
1の振幅零の状態から、同図Bに示すごとく、下
に最大変形するようにバイモルフ振動板1を駆動
することにより、バイモルフ振動板1の先端のコ
の字型金具5は、テープ8を片持梁7の先端に押
し付け、同時に撓むことになる。この場合、片持
梁7の中立線における曲率半径をR、片持梁の長
さをl、厚みをtとすると、この撓みによつて右
方向へ移送されるテープ8の移送量Δlは、 Δl=tl/2R で表わされる。この過程において、バイモルフ振
動板2の先端に接触している金具5は、テープ8
への押し付け固定の状態からテープ8を押し付け
固定しないようにバイモルフ振動板2を駆動する
ことにより、テープ8に押圧力が加わらず、よつ
てテープ8の移動は自由となる。
1の振幅零の状態から、同図Bに示すごとく、下
に最大変形するようにバイモルフ振動板1を駆動
することにより、バイモルフ振動板1の先端のコ
の字型金具5は、テープ8を片持梁7の先端に押
し付け、同時に撓むことになる。この場合、片持
梁7の中立線における曲率半径をR、片持梁の長
さをl、厚みをtとすると、この撓みによつて右
方向へ移送されるテープ8の移送量Δlは、 Δl=tl/2R で表わされる。この過程において、バイモルフ振
動板2の先端に接触している金具5は、テープ8
への押し付け固定の状態からテープ8を押し付け
固定しないようにバイモルフ振動板2を駆動する
ことにより、テープ8に押圧力が加わらず、よつ
てテープ8の移動は自由となる。
この状態から、第2図Cに示す如く、バイモル
フ振動板2を下向きに撓むように駆動することに
より、コ字状金具5がテープ8を挟持押圧しよう
とする。しかし、片持梁6の弾性率が大きいた
め、バイモルフ振動板2は所定量撓むことができ
ないが、テープ8を片持梁6に押し付け締め付け
る作用をする。そしてテープ8は、バイモルフ振
動板1の印加電圧の解除により、片持梁7が水平
方向に戻り撓むため、かつバイモルフ振動板2の
側で押し付け固定されているため、逆戻りするこ
とができない。
フ振動板2を下向きに撓むように駆動することに
より、コ字状金具5がテープ8を挟持押圧しよう
とする。しかし、片持梁6の弾性率が大きいた
め、バイモルフ振動板2は所定量撓むことができ
ないが、テープ8を片持梁6に押し付け締め付け
る作用をする。そしてテープ8は、バイモルフ振
動板1の印加電圧の解除により、片持梁7が水平
方向に戻り撓むため、かつバイモルフ振動板2の
側で押し付け固定されているため、逆戻りするこ
とができない。
次に第2図Dに示すごとく、バイモルフ振動板
1を上方向に撓むように逆方向の電圧印加によつ
て駆動することにより、コ字型金具5はテープ8
を完全に開放するため、伸びた分のテープ8の移
送量だけ右方向に送られることになる。
1を上方向に撓むように逆方向の電圧印加によつ
て駆動することにより、コ字型金具5はテープ8
を完全に開放するため、伸びた分のテープ8の移
送量だけ右方向に送られることになる。
再び同図Aに示すごとく、バイモルフ振動板2
を上方向へ撓むように駆動すると共に、バイモル
フ振動板1を水平方向に戻すことにより、右方向
の金具5にてテープ8を押し付け固定すると共
に、左方向の金具5にてテープ8の押圧を開放す
ることにより、次の動作に備える。そして上記の
ように順次1サイクルごとにテープ8をΔl毎に
右方向に送る動作を繰り返すようにする。
を上方向へ撓むように駆動すると共に、バイモル
フ振動板1を水平方向に戻すことにより、右方向
の金具5にてテープ8を押し付け固定すると共
に、左方向の金具5にてテープ8の押圧を開放す
ることにより、次の動作に備える。そして上記の
ように順次1サイクルごとにテープ8をΔl毎に
右方向に送る動作を繰り返すようにする。
そしてバイモルフ振動板1,2の共振周波数が
等しくWoであるとし、2つのバイモルフ振動板
に周波数Woの電圧が印加され、一方の電圧は位
相が調整され、バイモルフ振動板の振動はπ/2
だけ各々ずれたバイモルフ振動板1に加える電圧
をV1、バイモルフ振動板2に加える電圧V2とし
た2つの駆動電圧の時間的変化は、第3図に示す
ごとくである。
等しくWoであるとし、2つのバイモルフ振動板
に周波数Woの電圧が印加され、一方の電圧は位
相が調整され、バイモルフ振動板の振動はπ/2
だけ各々ずれたバイモルフ振動板1に加える電圧
をV1、バイモルフ振動板2に加える電圧V2とし
た2つの駆動電圧の時間的変化は、第3図に示す
ごとくである。
以上述べたごとく本考案によれば、中心を固定
し、左右に延長形成した第1及び第2のバイモル
フ振動板と、該バイモルフ振動板と一定間隔離し
た左右の弾性率の異なる片持梁と、該片持梁の上
に載置して移送されるテープと、上記左右の片持
梁の先端に係合するコ字状金具とより構成され、
上記バイモルフ振動板を互いに位相の異なる電圧
で駆動するようにし、上記バイモルフ振動板の変
形及びテープ自体の弾性によつて、上記左右のコ
字状金具に押圧された上記テープが移動するよう
に構成したので、 シート全体を振動子にて接触摩擦するものと異
なり、接触摩擦による摩耗の虞れがなくなる。更
に電磁型の駆動源を採用した場合に生ずる各種の
損失を効率良く解消することができ、消費電力の
節減を図ることができる。しかも駆動力の伝達手
段が極めて簡素化されるため、装置全体を小形化
を図ることができる。
し、左右に延長形成した第1及び第2のバイモル
フ振動板と、該バイモルフ振動板と一定間隔離し
た左右の弾性率の異なる片持梁と、該片持梁の上
に載置して移送されるテープと、上記左右の片持
梁の先端に係合するコ字状金具とより構成され、
上記バイモルフ振動板を互いに位相の異なる電圧
で駆動するようにし、上記バイモルフ振動板の変
形及びテープ自体の弾性によつて、上記左右のコ
字状金具に押圧された上記テープが移動するよう
に構成したので、 シート全体を振動子にて接触摩擦するものと異
なり、接触摩擦による摩耗の虞れがなくなる。更
に電磁型の駆動源を採用した場合に生ずる各種の
損失を効率良く解消することができ、消費電力の
節減を図ることができる。しかも駆動力の伝達手
段が極めて簡素化されるため、装置全体を小形化
を図ることができる。
よつて、各種記録計や情報機器の分野において
低消費電力かつ軽量なこの種の送り装置を提供す
ることができ、巾広い応用が期待できる。
低消費電力かつ軽量なこの種の送り装置を提供す
ることができ、巾広い応用が期待できる。
第1図は本考案の一実施例を示す略線的斜視
図、第2図は本考案の動作の説明に供する説明
図、第3図はバイモルフ振動板の駆動電圧の一例
を示す波形図である。 1,2……バイモルフ振動板、5……コ字状金
具、6,7……弾性率の異なる片持梁、8……テ
ープ。
図、第2図は本考案の動作の説明に供する説明
図、第3図はバイモルフ振動板の駆動電圧の一例
を示す波形図である。 1,2……バイモルフ振動板、5……コ字状金
具、6,7……弾性率の異なる片持梁、8……テ
ープ。
Claims (1)
- 中心を固定し、左右に延長形成した第1及び第
2のバイモルフ振動板と、該バイモルフ振動板と
一定間隔離した左右の弾性率の異なる片持梁と、
該片持梁の上に載置して移送されるテープと、上
記左右の片持梁の先端に係合するコ字状金具とよ
り構成され、上記バイモルフ振動板を互いに位相
の異なる電圧で駆動するようにし、上記バイモル
フ振動板の変形及びテープ自体の弾性によつて、
上記左右のコ字状金具に押圧された上記テープが
移動するようにしたことを特徴とするテープ送り
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1439384U JPS60126447U (ja) | 1984-02-04 | 1984-02-04 | テ−プ送り装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1439384U JPS60126447U (ja) | 1984-02-04 | 1984-02-04 | テ−プ送り装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60126447U JPS60126447U (ja) | 1985-08-26 |
JPH0211403Y2 true JPH0211403Y2 (ja) | 1990-03-22 |
Family
ID=30499274
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1439384U Granted JPS60126447U (ja) | 1984-02-04 | 1984-02-04 | テ−プ送り装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60126447U (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62116415A (ja) * | 1985-11-14 | 1987-05-28 | Shizuo Matsushita | パ−ツフイ−ダ |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5418710A (en) * | 1977-07-12 | 1979-02-13 | Sony Corp | Guide device of long-length bodies |
JPS6044439A (ja) * | 1983-08-22 | 1985-03-09 | Canon Inc | シ−ト搬送装置 |
JPS6082548A (ja) * | 1983-10-07 | 1985-05-10 | Canon Inc | シ−ト搬送装置 |
-
1984
- 1984-02-04 JP JP1439384U patent/JPS60126447U/ja active Granted
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5418710A (en) * | 1977-07-12 | 1979-02-13 | Sony Corp | Guide device of long-length bodies |
JPS6044439A (ja) * | 1983-08-22 | 1985-03-09 | Canon Inc | シ−ト搬送装置 |
JPS6082548A (ja) * | 1983-10-07 | 1985-05-10 | Canon Inc | シ−ト搬送装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS60126447U (ja) | 1985-08-26 |
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