JPH02113985A - インクジェット記録方法 - Google Patents

インクジェット記録方法

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JPH02113985A
JPH02113985A JP63266246A JP26624688A JPH02113985A JP H02113985 A JPH02113985 A JP H02113985A JP 63266246 A JP63266246 A JP 63266246A JP 26624688 A JP26624688 A JP 26624688A JP H02113985 A JPH02113985 A JP H02113985A
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坂木 守
Masako Shimomura
まさ子 下村
Emi Munakata
棟方 恵美
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はインクジェット記録方法、とりわけ高濃度で高
繊細は画像を提供する多色インクジェット記録方法に関
する。
(従来の技術) インクジェット記録方法は、種々の記録液吐出方式(例
えば、静電吸引方式、圧電素子を用いて記録液に機械的
振動又は変位を与える方式、記録液を加熱して発泡させ
その圧力を利用する方式等)により、記録液(インク)
の小滴を発生及び飛翔させ、それらの一部若しくは全部
を紙等等の被記録材に付着させて記録を行うものである
が、騒音の発生が少なく、高速印字、多色印字の行える
記録方法として注目されている。
インクジェット記録用のインクとしては、安全性、印字
適性の面から主に水系のものが使用されており、一方、
被記録材としては従来通常の紙が一般的に使用されて来
た。
液状のインクを用いて記録を行う場合には、般にインク
が記録用紙上で滲んで印字かぼけたりしないことが必要
であり、又、インクが記1H1t可及的連やかに乾燥し
て不意に紙面を汚染しないことが望ましい。
一方、2色以上の異色のインクを用いる多色インクジェ
ット記録方法に於いては、色材の発色性及びインク吸収
性の而から専用紙が使われることが多い。
従来、この様な被記録材としては、 (1)バルブを主成分とした一般の紙を低サイズ度とな
る様に抄紙して濾紙や吸取紙の様にしたもの。
(2)基材上にシリカやゼオライトの様な多孔質で吸油
■か大きくインク中の着色成分を吸着する顔料を用いて
塗工層を設けたもの等が知られている。
上記の被記録材(1)は低コストで作れる反面、インク
吸収性は優れるものの、インクか紙の繊維層に深く浸み
込んでしまう為インク中の色材の発色性が悪く、又、イ
ンクが紙表面の繊維に沿って吸収されるムフエザリング
と呼ばれる現象が生じて、ドツトが円形にならずギザギ
ザになる現象や、ドツトか大きくなりすぎて解像度の低
下を来たし、良質な画像が得られないという欠点があっ
た。
この為、専らこの様なノンコートタイプの紙は、モノク
ロ記録やパソコンの端末等の比較的解像度が低く、高濃
度の画像を必要としない場合に用いられて来た。
被記録材(2)としては、従来、例えば、特開昭58−
1.32586号公報、特開昭59−35977号公報
に記載の比較的サイズ度の高い紙(市販の上質紙)を基
紙としたコート紙か挙げられる。
こうしたコート紙ではインク受容層が多孔質で均一にな
っている為、適度なインク吸収性を有し、ドツト形状や
解像度に優れた画像が1)られるが、より高品位で高解
像度のカラー画像を必要とする記録方式に於いては、よ
り多量のインクを高速に吸収し、且つ定着することが必
要である為、従来はインク受容層の塗工量を増やし、空
隙容量を大きくすることで対応して来た。
しかし、塗工層が厚くなるに従い、被記録材が記録装置
中の搬送系等との接触時に塗工層が基紙より剥れる、い
わゆる粉落ちが発生し、装置内部を汚すだけでなく、イ
ンクジェットヘットのノズル詰りの原因となる。
又、製造工程上塗工量が多い為にバインダーかマイグレ
ーションを起こし、塗工層の強度の低下やインク吸収性
の低下が起こる。
この様な問題は乾燥条件を緩やかにしたり、塗工回数を
分Cプることによって幾分は解決されるか製造コストが
高くなる。
これらの欠点は低サイズ度の基紙上に多孔質の顔料層を
設けることで改善され、例えば、特開昭59−1856
90号公報には、サイズ度4秒以下にJ、(紙上に特定
の物性を4Fするシリカを含む塗工層を打する被記録材
か例示されている。
この様なタイプの被記’jl材は比較的薄いインク受容
層を設けた場合でも、優れたインク吸収性を持つが以下
に述へる欠点がある。
(1)インク受容層か薄くて殆どインクを保持出来ず、
多量のインクが基紙に深く浸透してしまう為、印字濃度
の低下、ドツト形状の悪化及び付着したインク滴の滲み
すぎによる解像度及び印字品位の低下する。
(2)塗工時に塗工液中のバインダーかサイズ度の低い
基紙に吸収され、その結果、塗工層が・薄いにも係らず
表面に粉落ちを生じる。
更に、記録の高速化及び高密度化が要求される抹になり
、インクジェットヘッドがマルチノズル化され、又、ノ
ズル配置が高密度化されるI5になると、 (3)多iaのインク滴が同時に高密度に付着された際
に、異色のr口字境界部に於いてインクが滲んで混ざり
合う、いわゆるブリーディングと呼ばわる問題を生しる
欠点も顕在して来た。
上記の様な問題点は、薄いコート層と吸液性の基紙を用
いた基紙吸収タイプのコート紙特有の問題であり、特に
上記のブリーディングの問題は、直接画像品位の低下を
引きおこすだけに重大間層である。
上記の問題は、インク受容層、基紙、更に付着するイン
ク量の夫々に起因すると考えられるが、従来、これらの
相互の関係に着目して上記の問題点を解決する方法は知
られてなかった。
(発明が解決しようとしている問題点)そこで本発明の
目的は、上述の如き欠点を解決し、例え塗工層が薄くて
も速やかなインク吸収性を有し、とりわけドツト形状に
優れ且つ好適なインク滴の滲み率を有する被記録材を用
いた高繊細で鮮明な画像を形成する記録方法を提供する
ことにある。
(問題点を解決する為の手段) 上記目的は以下の本発明によって達成される。
即ち1本発明は、ステキヒト・サイズ度がO乃至15秒
であり且つ滲み率(N)が、 N≦” 7×、l/3−[) (但し、nは重ね印字数、dはノズルピッチ(mm>、
Dは平均液滴径(mm)である。)の範囲内にある被記
録材を用いることを特徴とするインクジェット記録方法
である。
(作   用) 本発明者等は、水系インクを用いたインクジェット記録
方法に於て、07f記従来技術の欠点を解決した良好な
記録画像を得るべく鋭意研究の結果、上記の如き特定の
物性をもつ被記録材及び印字方法を組み合わせて用いた
結果、被記録材か例え塗工層が薄くとも、優れた色彩性
及び画像濃度を与え、高す17細且つ高品位な画像を提
供するのに′l!iすることを知見し本発明に至った。
(好ましい実施態様) 次に好ましい実施態様を挙げて本発明を更に詳しく説明
する。
本発明者等は、上記の様な基紙吸収タイプでしかも顔料
と基紙の繊維が混在してなる表層をイ1ずろ紙を用いて
高密度で高速記録を行なうインクジェット記録方法に於
ける特にブリーディングの問題について検討した結果、
使用する紙の滲み率と印字方法の関係との間に相関性が
あることを知見したものである。
即ち、本発明の特徴は使用する被記録材の滲み率(N)
を、 (但し、n、d及びDは前記と同意義である。)となる
様に5製することである。ここで言う滲み率(N)とは
、 N = R/D (Rは被記録材上でのドツト径を、Dは液滴径を示す。
) て表われ、Dはノズルより吐出される液滴の体積を実測
し体積より換算される平均吐出液滴直径であり、Rは上
記の液滴を被記録材に付着させて得られるドツトの面問
を算出し、それを同等の面間を有する円の直径として換
算される面稙換ロドット径である。夫々の被記録材の滲
み率の測定は、記録方法に使用するものと同一のインク
を用いて測定されたものである。
本発明は被記録材の有する滲み率及び記2′Jシステム
に於るノズルピッチ及び吐出液滴直径を調整して得られ
るドツト径が、ノズルピッチの1,7倍以下となる様な
記録を行なうことにより達成される。得られるドツト径
がノズルピッチの1.7倍を越した場合には、線太りゃ
特にブリーディングを発生し好ましくない。
尚、ここで言うn(lね印字数)は単色印字の際にイン
クを重ね印字する数である為通常nは1であるが、同色
インクを重ね打って階調表現を表わす場合にはその場合
の同色インクの最大の重ね数をnとする。
又、Nが小さくなるとベタ印字した際のドツト被覆率が
小さくなり、画像濃度が低下するという問題があり、こ
の為Nは出来る限り1,7・d/nl/3[)に近い方
が望ましい。
次に本発明で使用するのに適した被記録材の態様を述べ
本発明を更に具体的に説明する。勿論以下に例示するも
のいは好ましい具体例の一つであり、以下の態様側以外
にも本発明の要件を満たすものは当然使用可能である。
被記録材の支持体としての基紙は従来公知のLBKPや
NBKP等に代表される木材バルブを主体として形成さ
れるが、必要により合成繊維やガラス繊維を混合しても
よい。
上記の基紙に用いる填料としては、具体的には、クレー
、タルク、カオリナイト、酸化チタン、炭酸カルシウム
等が挙げられ、これらの填料をJ I 5−P−812
8による灰分量の換算で2乃至15%、より好ましくは
4乃至10%の範囲で含有することが好適である。
灰分量が2%未満の場合にはインク滴の滲みが大きく、
又、ドツト形状が悪くなる為、印字品位の低下を生じる
という問題がある。一方、15%を赳える場合には被記
録材のコシがなくなってしまう為搬送性に問題が生じる
基紙は上記の材料の外に従来公知の抄紙助剤、歩留り向
上剤、紙力増強剤等を必要に応じて使用して抄造される
が、色材の発色性や記録画像の保存性等の面から抄紙方
法は硫酸バンドを用いる酸性抄紙法より中性抄紙法が好
ましい。
更に基紙表面の強度や耐水性等を強化する目的で澱粉、
酸化澱粉、ポリビニルアルコール等の従来公知の表面サ
イズ剤を用いて表面サイズプレスを行なってもよい。
以上の様にして調製される基紙のステキヒトサイズ度を
O乃至15秒、好ましくは0乃至10秒、更に好ましく
はO乃至5秒とすることが望ましい。15秒を越える場
合にはインク吸収性が低下する。
更に本発明方法で使用する基紙吸収タイプの被記録材に
於ては基紙の坪量も重要であり、好ましくは70g/m
″以上、より好ましくは90g/rrI′以上とするこ
とが好適である。特に坪量が70 g/rn’未満の場
合はインクを吸収した被記録材が波打ち(コツクリング
)したり、裏抜けという問題を生ずる。
又、基紙の好ましい空隙率は40%以上、より好ましく
は60%以上である。空隙率が40%に満たない場合に
は同様にインク吸収性が低くなる。
本発明方法に於いては使用する被記録材の表面平滑性も
重要なファクターである。これは被記録材の特に短かい
時間での吸収性には、紙の粗さ指数(Kr)との相関性
が高いからであり、低平滑な被記録材を調製することが
好ましい。その方法としては以下の2つの態様が挙げら
れる。
(3)基紙として平滑度の低い基紙を用いる場合、 (4)インク受容層を形成する過程に於いて、表面の平
滑度を低くする場合、 上記(3)の場合の基紙の好ましいベック平滑度(、y
 x 5−p−a 119)は40秒以下、好ましくは
20秒以下である。(4)の場合には基紙の平滑度の影
響は少なくなるが、やはり平滑度40秒以下程度の低い
基紙を用いた方が好ましい。
一方、インク受容層としての表層は顔料とバインダーと
を含む塗工液を基紙上に塗布して形成される。顔料とし
ては、合成シリカ、硅酸マグネシウム、珪酸アルミニウ
ム、珪酸カルシウム、クレー、タルク、炭酸カルシウム
、硫酸カルシウム、硫酸バリウム、酸化チタン、酸化亜
鉛、アルミナ、サチンホワイト、リトポン等の無機質顔
料等が挙げられる。
この中でも本発明方法に好ましいものは、合成シリカ、
珪酸アルミニウム、硅酸カルシウム、硅酸マグネシウム
等のシリカ系顔料やアルミナ系の顔料及び造粒粒子であ
る。これらの顔料はインク中の溶媒及び染料等を吸収す
る微細な内部ボアを多数有しており、インク中の色材が
インク受容層の最表層で捕捉された方が呈色性が良好と
なり好ましいからである。これらのfl$4の有する好
ましいBET比表面積は200rn’/g、より好まし
くは5乃至150m’/g、更に好適には10乃至10
0rn”7gの範囲内である。
本発明者等の知見によれば、上記の様な理由からは顔料
の比表面積は高い方が好ましいが、200rn’/gを
越える顔料を用いると特に印字物の室内変色の間層が顕
著となる。室内変色はコート紙特有の開運であり、特に
直接日光の当らない雰囲気下に保存した場合にも、ブラ
ックの印字部が茶色に変色することがあり重大な間がと
なっている。
比表面積が200d/g以下の顔料を用いた場合には、
染料の発色性がやや低くなる問題があるが、この点は表
面がカチオン性の顔料を用いることにより補なうことが
出来る。
即ち、染料の有する酸性基(スルホン酸基、カルボン酸
基等)を利用して、顔料に染料を吸着させる方法であり
、この様な顔料として好ましいものは比表面積が200
d1g以下のアルミナや、比表面積が200rn’/g
以下のシリカ表面を有機又は無機のアルミニウム化合物
やアミン系のシランカップリング剤でカチオン化処理し
たものが挙げられる。
他方、バインダーとしては、澱粉、酸化澱粉、ゼラチン
、カゼイン、アラビアダム、アルギン酸ソーダ、カルボ
キシメチルセルロース、ポリビニルアルコール、ポリビ
ニルビクリトン、ポリアクリル酸ソーダ等の水溶性高分
子、SBRラテックス、MBRラテックス、ポリ酢酸ビ
ニルエマルジョン、アクリル型エマルジョン等の水分散
型高分子等が挙げられる。
又、インク受容層には耐水化剤(染料定着剤)、分散剤
、蛍光染料、pH調整剤、消泡剤、潤滑剤、防腐剤、界
面活性剤等の添加剤と含有させてもよい。
本発明方法で使用する上記被記録材は、上記の材料を水
等の媒体中に溶解及び/又は分散させて調製した塗工液
を、リバースコーター、バーコー’3+−、エアナイフ
コーター、ブレードコーターゲートロールコータ−、サ
イズプレスコーター等従来公知の方法を用いて支′持体
上に塗工し、その後可及的速やかに乾燥させて調製され
る。
本発明方法で使用する被記録材は、前記の基紙の繊維状
物質が記録面の近傍に存在する構成とすることか好まし
く、更に好ましくは記録面に基紙の繊維状物質と前記の
顔料が混在していることである。
この為のインク受容層の好ましい乾燥塗工量は大略0.
1乃至10g/rn’、より好ましくは、0.5乃至5
g/rn”である。塗工量が0.1g/は未満では前記
の被記録材(1)の如き間厘点を発生し、10g/m’
を越えて設けたものは、微量コートにした場合の利点、
紙粉の発生が少ない点、製造上の負荷が少ない点等゛の
利点がなくなってしまう。特に前述の(3)の態様′の
場合には、塗工量を0,5乃至3g/m’程度として、
基紙の粗さが表面に反映する構成とすることが好ましい
使用する顔料の粒子径は(3)の態様の場合には特に限
定されないが、(4)の場合には2乃至20μm程度の
粗いものが好適である。即ち、2μm未満の場合には表
面に適度な粗さを与えることが困難であり、20μmを
超した場合にはインクの初期吸収の面では有利であるが
、ドツト形状が悪くなりザラついた感じの画像になる。
前記インク受容層の形成に使用する顔料とバインダーの
使用割合は好適には5/1乃至1/3、より好ましくは
3/1乃至1/2の範囲内である。上記範囲よりバイン
ダーの使用割合が多い場合にはインク吸収性の低下が著
しく、顔料の使用割合が多い場合にはバインダーの結着
力が低い為インク受容層表面からの粉落ち等の問題がお
こる。
又、上記の材料を分散して得られる水系塗工液の粘度は
、1..500cp(センチボイズ)以下、より好まし
くは1,0OOcρ、更に好ましくは500cp以下で
あり、所望の乾燥塗工■が得られる範囲内とすることが
望ましい。
粘度が1,500cpを超えた塗工液を用いた場合には
、塗工適性が悪く塗工ムラを生じ易い外に、塗工及び乾
燥時に記録面の表層付近のバインダーの分布量が多くな
る為に、この様にして得られた被記録材は塗工層の表面
強度を挙げる為に工程上乾燥後にスーパーカレンダー処
理をしなくてもよいが、過度にカレンダー掛けを行なう
と紙の吸収性の低下がおこる為好ましくない。
以上の様にして得られる被記録材自体のステキヒトサイ
ズ度は0乃至15秒、ベック平滑度は0乃至40秒、秤
量は70g/rn’以上、より好適には90g/rn’
以上であることが好ましい。
特に微量なコート層を設けた被記録材に於いては、被記
録材のステキヒト・サイズ度が0乃至15秒であること
が必須である。
従来この様な被記録材では、いわゆるヘビーコート紙に
比べてインクの初期吸収性が低いうえに滲み率が大きい
ことが、特にブリーディングに悪H3’JIすると考え
られて来た。
本発明方法では付着するインク量等に応じて特定値より
低い滲み率の紙を用いることにより、その問題を解決し
たものである。
本発明方法に於いて滲み率を小さくする方法は、前記の
インク受容層中に疎水性の物質を含有する方法が最も効
果的である。
疎水性物質としては、シリコン系、フッ素系、ポリオレ
フィン系等の界面活性剤やポリ酢酸ビニル、ポリスチレ
ン、ポリ塩化ビニルやボッエチレン、ポリプロピレン等
のアルキド樹脂等が挙げられるが、特に好ましいものは
、SBRラテックス、MBRラテックス、酢酸ビニルエ
マルジョン等の水分散型の疎水性高分子である。
勿論、必要とされる滲み率に応じてこれらの樹脂を親水
性樹脂と併用して用いることが出来る。
好適な親木性/疎水性樹脂の使用割合はセグメントの比
として9515乃至50150である。疎水性樹脂の使
用割合が多すぎると画像濃度等が低下する。
又、本発明方法で使用する被記jJ材に於てはインク受
容層の塗工量を増やすことも滲み率を小さくすることに
は効果的であり、萌述の好適塗工量の範囲内で滲み率コ
ントロールの手段として用いることが出来る。
本発明方法に於て上記の如き特定の被記録材にインクジ
ェット記録方法で付与するインクそれ自体は公知のもの
でよい。これらのインクは色相として、例えば、直接染
料、酸性染料、塩基性染料、反応性染料、食用色素等に
代表される水溶性染料を含んでなる。
この様な水溶性染料は従来のインク中に於いて一般には
約0.1乃至20重量%を占める割合で使用されており
、本発明に於てもこの割合と同様でよい。
本発明に用いる水系インクに使用する溶媒は、水又は水
と水溶性有機溶剤との混合溶媒であり、特に好適なもの
は水と水溶性有機溶剤との混合溶媒であって、水溶性イ
エ機溶剤としてインクの乾燥防止効果を有する多価アル
コールを含有する一般の水でなく脱イオン水を使用する
のが好ましい。
インク中の水溶性有機溶剤の含有量は、一般にはインク
の全重量に対して重量%で0乃至95重量%、好ましく
は5乃至50重量%の範囲である。
又、本発明に用いるインクは上記の成分の他に必要に応
じて、界面活性剤、粘度調整剤、表面張力調整剤等を包
含し得る。
本発明方法に於いて、前記の特定の被記録材に上記のイ
ンクを付与して記録を行う為のインクジェット記録方法
は、インクをノズルより効果的に離脱させて、射程体で
ある被記録材にインクを付与し得る方式であれば、いか
なる方式でもよく、従来公知の方法はいずれも使用出来
特に限定されない。
そわらの方式の代表的なものは、例えば、アイイーイニ
イー トランス アクションズ オンインダストリー 
アプリケーションズ (IF、EETrans  ac
tions  on  Industry  Appl
ications  )Vol、JA−13、No、l
 (1977年2.3月号)日経エレクトロニクスの1
976年4月19日号、1973年1月29日号及び1
974年5月6日号に記載されている。
これらの方式の中で特に高速及び高密度印字に優れた方
法は、ピエゾ素子に電気信号を与えて機械的変位を生じ
させることによりインクに圧力を加え、ノズルより噴射
させる方式であり、この中でも更に特開昭54−599
36号公報に記載されている方法で、熱エネルギーの作
用を受けたインクが急激な体積変化を生じ、この状態変
化による作用力によって、インクをノズルから吐出させ
るバブルジェット記録方法は高密度なマルチノズルの形
成に優れている。
(発明の効果) 本発明方法で使用する被記録材は、染料捕捉性の高い顔
料を表層に多量に含有しているので、インク滴中の染料
が顔料に捕捉及び吸収される確率が高く、その為にイン
クの滲み及び拡散か抑制され、その結果ドツト形状が改
良されて優れたインク吸収性、発色性及び解像性を示す
更に本発明方法は好適な組合せの被記録材と印字方法を
用いており、本発明方法によれば薄い塗工層を有する被
記録材を用いているので装置内で紙粉を発生せず、又、
製造工程上も負荷が少なく低コストで被記録材を得るこ
とが出来るだけでなく、更にドツト形状に優れ、薄いコ
ート層を有するインクシェツト用紙に特有のブリーディ
ングの問題を発生しない為に、鮮明で高精細な画像を得
ることが出来る。
(実施例) 次に実施例を挙げて本発明を更に具体的に説明する。尚
、文中、部又は%とあるのは特に断りのない限り重量基
準である。
実施例 基紙として硬質濾紙4A(東洋濾紙@製)を用い、その
基紙上に下記の塗工液を乾燥塗工量がIg/rn’とな
る様にバーコーター法で塗工し、120℃で2分間乾燥
して被記録材A乃至Gを工1製した。
(塗工液組成A乃至D) 微粉シリカ(ファインシールX−37(B) 、徳山曹
達製、平均粒子径3μm)      9部バインダー
樹脂           6部水         
             85部バインダー樹脂とし
てはポリビニルアルコール(pv^−110,クラレ製
)及びSBRラテックス(JSR−06+9、日本合成
ゴム製)を510.4/1.3/2及びO15の割合で
夫々混合して使用し、夫々被記録材A乃至りを得た。
(塗工液組成E乃至G) 微粉アルミナ(RG−40、岩谷化学工業製、平均粒子
径05μm)        10部バインダー樹脂 
           5部水           
           85部バインダー樹脂としては
カチオン化ポリビニルアルコール(PVA−C−118
−2A、クラレ製)及びポリ酢酸ビニルエマルジョン(
ボンコート2610、大日本インキ製)を510.4/
1及び3/2の割合て夫々混合して使用し、夫々被記録
材E乃至Gを得た。尚、重量比はいずれも固形分比であ
る。
(被記録材Hの調製) 市販のPPC用紙上にコート層を形成した以外は被記録
材Bと同様にして:A復した。
上記の被記録材に対して下記の記録装置(1)乃至(3
)を用いて記録を行った。
証江左πU) 1mmに14.2木のノズル間隔のインクシェツト記録
ヘットを有するバブルジエ・・ノド方式の記録装置を用
いて記録を行った。この記21ヘットの有するノズルの
平均吐出液滴径は46μmであった。
糖 イー習(2び3 1mmに15.7本のノズル間隔のインクシェツト記録
ヘッドを存するバブルシェツト方式の記録装置を用いて
記録を行った。夫々の装置の記録ヘッドの存するノズル
の平均吐出液滴径は38μm及び33μmであった。上
記記録方法には下記に示すインクを用いた。
ジエチレングリコール        5部グリセリン
           20部染料         
       3部水               
       72部上記インクに使用する染料として
は下記のものを用いた。
Y(イエロー):C,1,ダイレフ]・イエロー86M
(マゼンタ):C,1,アシッドレッド35C(シアン
)   :C,1,ダイレクトブルー86[1k(ブラ
ック):C,Lフートブラック2夫々の記録方法に対す
る印字適性評価は下記の林に行った。
(1)滲み率は記録装置(3ンを用いて求めた。被記録
材上でのドツト径は画像解析装置(D IXELIを用
いで前述の方法に従って求めた。
(2)サイズ度は各被記録材のステキヒト・サイズ度を
J I 5−P−8122の方法に基づいて求めた。
(3)ブリーディングは各記録装置を用いてシアンイン
クを用いたベタ印字部を背景としてその上にブラックイ
ンクでキャラクタ−印字し、鮮明に読みとれるものを○
、エツジが不鮮明なものを△、全く読みとれないものを
×とした。
(4)O,D、は記録装置(3)を用いたブラックのベ
タ印字部のO二り、をヤクベス濃度計RD−918を用
いて求めた。
(5)室内保存性は(4)の評価で用いたブラックの印
字バッチを通常のオフィスの壁に6カ月貼って放置した
。放置後の印字物と印字直後の印字物の色差(ΔE’a
b)をセラーアナライザーCA−35(村上色彩科学製
)を用いて求めた。
上記の夫々の結果を第1表に示した。
γW 滲み率(倍) サイズ度(Sec、) ブリーディング (1) N−2,60 (2)   2.83 (3)   3.26 0、   D −試−」L」1−社一 Δ     旦     旦 3.09    2.90    2.441秒以下 
1秒以下 1秒以下 △      O △     ○ ○     0 1.24     1.17 滲み率(倍ン サイズ度(Sec、) 2.37 3.28 1秒以下 1秒以下 旦 3.01 1秒以下 ブリーディング (+) N−2,60 (2)  2.83 (:l)  3.28 0、   D 10.5 滲み率(倍) サイズ度(sec、) ブリーディング (1)N・2.60 (2)   2.83 (3)  3.26 0、   D 2.52 1秒以下 6.0 3.78 25秒 × × × 1.03 10.8

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ステキヒト・サイズ度が0乃至15秒であり且つ
    滲み率(N)が、 N≦1.7×d/(n^1^/^3・D) (但し、nは重ね印字数、dはノズルピッチ(mm)、
    Dは平均液滴径(mm)である。)の範囲内にある被記
    録材を用いることを特徴とするインクジェット記録方法
  2. (2)被記録材が繊維状物質と顔料とが混在している表
    層を有する請求項1に記載のインクジェット記録方法。
  3. (3)被記録材がBET比表面積200m^2/g未満
    の含硅素系顔料及び/又はアルミナ粒子を含んでいる請
    求項1に記載のインクジェット記録方法。
  4. (4)記録液として5乃至50重量%の多価アルコール
    を含む水系記録液を用いる請求項1に記載のインクジェ
    ット記録方法。
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