JPH0211368Y2 - - Google Patents

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JPH0211368Y2
JPH0211368Y2 JP14747185U JP14747185U JPH0211368Y2 JP H0211368 Y2 JPH0211368 Y2 JP H0211368Y2 JP 14747185 U JP14747185 U JP 14747185U JP 14747185 U JP14747185 U JP 14747185U JP H0211368 Y2 JPH0211368 Y2 JP H0211368Y2
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【考案の詳細な説明】 A 考案の目的 (1) 産業上の利用分野 本考案は型抜き、絞り、穴開け、切断等の機械
加工を施した、薄鋼板等の板素材、特に自動車車
体の外板のような比較的大型の板素材を傷付けた
り、変形させたりせずに等率良く搬送できるよう
にした板素材の搬送具に関するものである。
(2) 従来の技術 従来ブランキングライン、プレスライン等で型
抜き、絞り、穴開け、切断等の機械加工を施され
た板素材は、その形状、および大きさに応じて用
意された種々のサイズのパレツト上に、順次に積
み重ねるか、もしくは縦方向に重ねて積込み、次
工程の溶接ラインに搬送するようにしている。
(3) 考案が解決しようとする問題点 ところがこのような従来の搬送手段では、パレ
ツトへの積込みや搬送に際して板素材の表面に傷
を付けたり、板素材を変形させたりする等の問題
があつた。
そこで本考案は機械加工後の板素材を傷付けた
り、変形させることなく搬送することができ、特
に板素材の輪郭に凹凸、段差、傾斜等があつても
難なく安定的に搬送できるようにした、構成簡単
な板素材の搬送具を提供することを目的とするも
のである。
B 考案の構成 (1) 問題点を解決するための手段 本考案によれば、前記目的達成のため鉛直フレ
ーム部と水平フレーム部とより略L字状に形成さ
れる懸吊フレームと、この懸吊フレームの水平フ
レーム部に敷設される底板と、前記懸吊フレーム
の鉛直フレーム部に上下に移動調節可能に横架さ
れる横桁と、この横桁に、これに沿つて移動調節
できるように支持される複数の移動駒と、これら
の移動駒にそれぞれ上下に移動調節可能に片持ち
支持される、前記底板と略平行な支持バーとより
なり、前記支持バーの外周面にそれぞれ弾性と可
撓性とを有する無数の支持突起を放射状に突設す
る。
2 作用 前記構成によれば、複数板の板素材を、それら
の形状、大きさが異なる場合でもまたその輪郭に
凹凸、段差、傾斜等がある場合でも、傷付けた
り、変形させたりすることなく安定的に能率よく
搬送することができる。
(3) 実施例 次に図面により本考案の一実施について説明す
る。
第1図において、コンベア等の搬送機Cのハン
ガレールに懸吊されて搬送される搬送具Tの主体
部は鋼管等のパイプ部材を屈曲してなる懸吊フレ
ーム1により構成される。前記懸吊フレーム1は
鉛直フレーム部2と水平フレーム部3とより略L
字状に構成される。
前記鉛直フレーム部2はパイプ部材を門型に屈
曲形成してなり、その上縁中央部には前記搬送機
Cに吊掛けられる吊掛部4が形成される。また前
記水平フレーム部3はパイプ部材を平面コ字状に
屈曲してなり前記鉛直フレーム部2と一体に形成
されている。
前記水平フレーム部3上には、底板5が敷設さ
れており、その底板5上に無数の短毛を突設した
ゴム、合成樹脂等よりなる弾性マツト6が積層接
着される。
前記鉛直フレーム部2の左、右縦フレーム21
2には、横桁7の両端が摺動自在に嵌合される。
左、右縦フレーム21,22には複数の係止孔81
…,82…が間隔をおいて列設され、一方横桁7
の両端には、前記係止孔81…,82…に対応する
差込孔91,92がそれぞれ穿設され、前記差込孔
1,92を複数個の係止孔81…,82…にそれぞ
れ選択的に一致させてそれらに係止ピン101
102を差込むことにより、横桁7は、縦フレー
ム21,22に上下に調節可能に係止される。
前記横桁7には、左、右一対の移動駒11,1
2がそれぞれ摺動自在に嵌合されている。横桁7
には、複数の係止孔13…がその長手方向に間隔
をあけて列設されており、一方前記一対の移動駒
11,12には前記複数の係止孔13…に選択的
に一致し得る差込孔14,15がそれぞれ穿設さ
れており、前記左、右移動駒11,12の差込孔
14,15を前記係止孔13…に選択的に一致さ
せ、それらに係止ピン16,17を差込むことに
より、左、右移動駒11,12をそれぞれ横桁7
に沿う横方向の調節位置に段階的に係止すること
ができる。
第2図に明瞭に示すように、前記左、右移動駒
11,12には、横断面T字状の案内柱111
121が、懸吊フレーム1の内側に向けて突設さ
れ、それらの案内柱111,121にそれぞれ横断
面チヤンネル状の左、右支持片18,19が摺動
自在に嵌合される。左、右支持片18,19には
懸吊フレーム1の内側に向けて左、右支持バー2
0,21が略水平に片持ち支持されている。左、
右支持バー20,21は相互に略平行であり、ま
た底板5に対しても略平行である。
前記左、右案内柱111,121の側面には複数
の係止凹部22…が間隔をあけて上下方向に列設
され、また前記左、右支持片18,19には前記
係止凹部22…に対応して調節ねじ23が螺挿さ
れ、この調節ねじ23の先端を前記複数の係止凹
部22…に選択的に係合させることにより、左、
右支持片18,19を上下方向に段階的に調節し
て係止することができる。
前記左、右支持バー20,21は相互に略平行
であるとともに前記底板5の上面に対しても略平
行であつて後述するように板素材Wを縦方向に起
立して支持できるもので、その外周面は、ゴム、
あるいは合成樹脂製の被覆管24によつて被覆さ
れている。前記被覆管24の外周面には、弾性と
可撓性とを保有する毛状の細長い無数の支持突起
25…が放射状に一体に突設されている。
次に前記実施例の作用について説明する。
いまプレスラインで絞り、穴開け、切断等の加
工を終了した板素材、たとえば自動車の外板Wは
前記搬送具Tに搭載して溶接ラインへと送られ
る。
ところで搬送具Tの一対の左、右支持バー2
0,21はそれぞれ前述のように別々に左右およ
び上下方向に自由に位置調節することができる。
第3,4図に示す例は、左、右支持バー20,
21を用いて底板5上に複数の板素材Wを上方よ
り押えて支持する場合で横桁7はあらかじめ板素
材Wの上方に位置調節し、また左右の支持バー2
0,21は板素材Wの真上にくるように位置調節
する。次に複数の板素材W…を略鉛直に保持して
順次に底板5を左、右支持バー20,21間に相
互に間隔をあけて挿入する。このようにすれば複
数の板素材W…は、底板5の弾性マツト6上に、
支持バー20,21の弾性と可撓性を有する細長
い毛状の支持突起25によつてずれることなく整
列して安定的に弾性保持することができる。この
場合一対の支持バー20,21はそれぞれ別々に
上下、左右に位置調節出来るので、板状素材W…
の上面に段差、凹凸、傾斜等があつても該板状素
材W…は支承なく保持されて濫りに動くことがな
い。
第5図に示す例は、左、右支持バー20,21
により複数の板素材W…を左右より挟んで保持す
るようにした場合で、横桁7は板素材W…の高さ
よりも若干低く、また左、右支持バー20,21
は板素材W…の幅よりも若干幅広にセツトされ
る。この場合も、左、右支持バー20,21はそ
れぞれ単独に左右、上下に調節できるので板素材
Wの輪郭に段差、凹凸、傾斜等があつてもその支
持が容易である。
さらに第6図に示す例は板素材W…に、前工程
で開けられた窓孔H1,H2を利用して支持バー2
0,21により板素材W…を懸吊支持するように
した場合で、横桁7は板素材W…の窓穴H1,H2
の高さに、また一対の支持バー20,21はそれ
ぞれ窓孔H1,H2内に挿入し得る位置にセツトさ
れる。この場合第6図示のように窓孔H1,H2
開口位置に段差があつても支持バー20,21を
別々に上下調節することができる。
次に略鉛直状態の複数の板素材W…は、その窓
孔H1,H2を左、右支持バー20,21に挿入す
ることにより、該支持バー20,21によつて懸
吊支持される。この場合、支持バー20,21外
周の支持突起25は板素材W…をずれることなく
安定支持することができる。
なお、前記左、右支持バー20,21の周囲端
部には板素材W…の脱落防止用ストツパを設ける
ようにしてもよい。
C 考案の効果 以上の実施例により明らかなように本考案によ
れば、弾性と可撓性を保有する無数の支持突起を
放射状に突設した複数の支持バーによつて複数の
板素材を位置ずれしたり、相互に干渉したりする
ことなく、安定的に支持することができ搬送中に
板素材が傷付いたり、変形したりする心配がな
い。
また前記複数の支持バーはそれぞれ単独で上
下、左右に位置調節が可能であるので一種の搬送
具によつて形状、大きさの異なる板素材でも難な
く支持することができ、特に板素材に段差、凹
凸、傾斜等がある場合でも何ら支障なく板素材を
安定して支持することができ、全体として作業性
を高めて板素材の搬送能率を大幅に向上させるこ
とができ、またコストダウンも寄与することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すもので、第1図
は本考案装置の全体斜視図、第2図は支持バーの
支持部の分解斜視図、第3図は第1図の線矢視
図、第4図は板状素材の支持状態を示す第3図
−線に沿う拡大断面図、第5図は板状素材の他
の支持状態を示す第3図と同じ図、第6図は板状
素材のさらに他の支持形態を示す第3図と同じ図
である。 1……懸吊フレーム、2……鉛直フレーム部、
3……水平フレーム部、5……底板、7……横
桁、11,12……左、右移動駒、20,21…
…左、右支持バー、25……支持突起。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 鉛直フレーム部2と水平フレーム部3とより略
    L字状に形成される懸吊フレーム1と、この懸吊
    フレーム1の水平フレーム部3に敷設される底板
    5と、前記懸吊フレーム1の鉛直フレーム部2に
    上下に移動調節可能に横架される横桁7と、この
    横桁7に、これに沿つて移動調節できるように支
    持される複数の移動駒11,12と、これらの移
    動駒11,12にそれぞれ上下に移動調節可能に
    片持ち支持される、前記底板5と略平行な支持バ
    ー20,21とよりなり、前記支持バー20,2
    1の外周面にそれぞれ弾性と可撓性とを有する無
    数の支持突起25…を放射状に突設したことを特
    徴とする板素材の搬送具。
JP14747185U 1985-09-27 1985-09-27 Expired JPH0211368Y2 (ja)

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JP14747185U JPH0211368Y2 (ja) 1985-09-27 1985-09-27

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JP14747185U JPH0211368Y2 (ja) 1985-09-27 1985-09-27

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JPS6256514U JPS6256514U (ja) 1987-04-08
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