JPH02113269A - トナー供給装置 - Google Patents

トナー供給装置

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JPH02113269A
JPH02113269A JP63266548A JP26654888A JPH02113269A JP H02113269 A JPH02113269 A JP H02113269A JP 63266548 A JP63266548 A JP 63266548A JP 26654888 A JP26654888 A JP 26654888A JP H02113269 A JPH02113269 A JP H02113269A
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JP
Japan
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toner
developer
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supply
blade
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JP63266548A
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Inventor
Hiroshi Murazaki
博司 村崎
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Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、電子写真複写プロセスを用いた複写機、プリ
ンタ、ファクシミリ等の画像形成装置において、静電潜
像に対して直接又は間接的にトナーを供給するトナー供
給装置に関するものである。
(従来の技術) 従来、前記トナー供給装置として、トナーを収容したト
ナーホッパと、外周面の両端部を除く中央領域に凹凸状
の粗面部からなるトナー担持部を形成し、前記トナーホ
ッパの下部開口部に回転駆動可能に配置されたトナー供
給ローラと、前記開口部に固設され、先端を前記トナー
供給ローラの両端鏡面部とトナー担持体との双方にまた
がって圧接させた規制ブレードとからなるものが、特開
昭62−246082号公報で提案されている。
前記トナー供給装置では、トナーホッパのトナーは、ト
ナー供給ローラの回転に基づいてトナー担持部に保持さ
れ、規制ブレードとの先端で均一薄層化される。
そして、この薄層化されたトナーは、前記トナー供給ロ
ーラに隣接する現像スリーブの外周部に保持されている
磁気ブラシに供給されて現像に供される。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、前記トナー供給装置では、規制ブレード
の先端を直接粗面部に圧接させているので、規制ブレー
ドの先端接触部及び粗面部が摩耗したり、規制ブレード
とトナー供給ローラとの摩擦熱によりトナーがローラ及
びブレードに融着して、長期に亘って安定したトナー規
制を行い得ない。殊に、高速複写機、プリンタ等ではト
ナーが大量に消費されて、トナー供給ローラの回転速度
が速く、規制ブレード等の摩耗やトナー融着が著しく速
く生じるので、規制ブレード、トナー供給ローラを頻繁
に交換しなければならない。
また、トナー供給ローラには、両端部を除いて−様に粗
面部が形成され、そこに規制ブレードが接触させである
ため、トナー供給ローラの駆動系にかかる回転トルクが
大きい。
さらに、規制ブレードはトナー供給ローラに沿って配置
される細長いもので、トナー供給ローラの長手方向に−
様な力で圧接させることは困難で、圧接力のむらが供給
トナー量のむらとなり、これが画像濃度むらとして表れ
、画質不良を招来する。
特に、前記規制ブレードがねじ等を用いて数箇所で固定
されている場合、ねじ等の圧接により規制ブレードに歪
みが生じ、規制ブレードとトナー供給ローラとの間に所
々隙間を生じ、ここを通して大量のトナーが現像スリー
ブ等に供給されて画像上にカプリ、斑点などを生じるこ
とが多い。
(課題を解決するための手段) 本発明は前記問題点を解決するためになされたもので、
一実施例を示す第1,3.〜.5図を参照して説明する
と、トナー担持体(75)及びこれに近接するトナー規
制部材(77)を有し、前記トナー担持体(75)の表
面に一定層厚のトナーを保持して直接又は間接的に静電
潜像を現像するトナーを供給するトナー供給装置におい
て、前記トナー担持体(75)の両端部及びその中間領
域の外周面にフッ素系樹脂コーティングを施して複数の
凸部(90)を形成し、これら凸部(90)に前記トナ
ー規制部材(77)を圧接して、前記凸部(90)で囲
まれた凹部(75a)とトナー規制部材(77)とを非
接触としたものである。
なお、前記フッ素系樹脂はポリテトラフルオロエチレン
を使用するのが好ましい。
(作用) 前記構成によれば、トナー規制部材(77)はフッ素系
樹脂コーティングの凸部(90)とだけ接触する。ここ
で、フッ素系樹脂は低摩擦性を有するので、トナー規制
部材(77)と凸部(90)との摩擦力は極めて小さい
したがって、トナー規制部材(77)の摩耗や摩擦熱の
発生は極めて少ない。
また、凸部(90)、(90)で囲まれたトナーが付着
搬送される凹部(75a)の領域では、トナー規制部材
(77)はトナー担持体(75)と接触せず、そこでの
熱の発生が少ない。
また、トナー規制部材(77)は複数の凸部(90)と
確実に接触し、凹部(75a)の深さに応じた一定のト
ナーが供給される。
(実施例) 以下、本発明のトナー供給装置を現像装置に適用した一
実施例を参照して説明する。
(構成) 第1図は、複写機、プリンタ等ら画像形成装置において
、感光体ドラム(100)の外周面に設けた感光体層(
101)に形成されている静電潜像にトナーを供給して
これをトナー像として顕像化する現像装置(1)を示し
、この現像装置(1)は、大略、現像器(2)とトナー
カートリッジ(50)とで構成されている。
現像器(2)の現像槽(3)は、側板(4)、(4)(
−方は図示せず)と、底部ケーシング(5)と、上部ケ
ーシング(6)、(7)、(8)とで構成されており、
前部(図中右側)および後部(図中左側)にはそれぞれ
開口部(9)、(10)が形成されている。
現像槽(3)の前部開口部(9)に対向する現像部(l
 l)には上下に磁石体(12)、(13)が非回転状
態に固定してあり、これら磁石体(12)、(13)に
は軸方向に延設された複数の磁極が外周部に配置され、
上方の磁石体(12)ではすべての磁極(Sl、〜、S
4、N1.〜.N4)がS、N交互に配置され、後部領
域では磁極同士の間隔が密としてあり、下方の磁石体(
13)では後部領域にのみ2つのS極(Sy、Ss)が
隣接され、その他の領域ではS、Nが交互に配置しであ
る。
円筒状の現像スリーブ(14)、(15)は磁石体(1
2)、(13)に外装され、それぞれ矢印(b)、(C
)方向に同一速度で回転駆動するようにしてあり、上方
の現像スリーブ(14)の上部外周部には上部ケーシン
グ(7)に支持された穂高規制板(18)の先端が所定
の穂高規制ギャップ(D b +)をもって対向させて
あり、現像スリーブ(14)、(15)は、それぞれ電
源(16)、(17)により現像バイアス(Vb l 
)、(V b 2)が印加されている。なお、現像スリ
ーブ(14)、(15)と感光体ドラム(100)との
対向間隔は同一に設定してもよいし、上方の現像スリー
ブ(14)の対向間隔を下方の現像スリーブ(15)の
対向間隔よりも狭くしてもよい。
ホルダ(20)は非磁性材からなり、上方の現像スリー
ブ(14)の背後に該現像スリーブ(14)と平行に配
置され、下端部(24)が下方の現像スリーブ(15)
にギャップ(Dbt)をもって対向し、上方の現像スリ
ーブ(14)と対向する部分には曲面部(21)が形成
され、背後の傾斜部(22)には、第2図に示すように
、下方に向かうに従って幅を狭くした複数のガイド溝(
23)が形成されている。
また、ホルダ(20)の曲面部(21)にはマグネット
板(25)が取り付けてあり、このマグネット板(25
)は現像スリーブ(14)の軸方向又はこれに対して斜
めに延在する磁極を現像スリーブ(14)の回転方向に
複数備えており、磁石体(12)との間には磁界が密に
形成されている。なお、マグネット板(25)と現像ス
リーブ(14)との間隔は、現像スリーブ(14)の回
転方向下流側に向かうに従って狭くしである。
現像部(11)の後方に形成された主現像剤撹拌室(2
6)にはパケットローラ(27)が矢印(d)方向に回
転駆動可能に配置されている。このパケットローラ(2
7)は、側板(4)、(4)に回転可能に支持された軸
(28)の両端側に固設した支持板(28a)、 (2
8aX一方は図示せず)の外周部に複数のパケット(2
9)を橋渡したもので、パケット(29)には一つおき
に軸方向撹拌羽根(35)が内面に複数段けである。
なお、バケツ)(29)は7枚の板材を略工状に屈曲し
、パケットローラ(27)の回転方向に対して前後に位
置する前板(30)、後板(32)とこれらを連結する
板本体(31)が形成され、板本体(31)の回転方向
前部には開口部(33)が形成されている。
主現像剤撹拌室(26)の後部には底部ケーシング(5
)を後方に拡幅して補助現像剤撹拌室(36)が形成し
てあり、該補助現像剤撹拌室(36)には、側板(4)
、(4)に回転可能に支持された軸(38)に羽根(3
9)を取り付けた補助現像剤撹拌羽根(37)が矢印(
e)方向に回転駆動可能に配置されている。
補助現像剤撹拌室(36)の上方に位置する開口部(l
O)には磁石体(40)が固定してあり、その周囲には
矢印Co方向に回転駆動可能に供給スリーブ(41)が
外装され、供給スリーブ(41)の後部外周面には底部
ケーシング(5)に取り付けた規制板(42)の先端が
所定の間隔をもって対向させである。なお、前記磁石体
(40)には、軸方向に延在する複数の磁極(S ++
、〜、S13、N11.NIりが外周部に配置され、パ
ケットローラ(27)と対向する部分に同極(S r*
、 S tx)が隣接しである。
まt;、供給スリーブ(41)はアース(43)に接地
しである。
トナーカートリッジ(50)のハウジング(51)は、
本体(52)と、ローラカバー(53)と、蓋(54)
と、側板(55)、(55X一方は図示せず)とで構成
され、ハウジング(51)の中には、トナー収容室(5
6)と、トナー供給室(57)と、これらを連絡する通
路(58)と、ローラ収容室(59)が形成されている
トナー収容室(56)には側板(55)、(55)に回
転可能に支持された軸(61)に羽根(62)を取り付
けた撹拌羽根(60)が矢印(g)方向に回転可能に配
置され、該撹拌羽根(60)の先端部(63)は回転方
向〔矢印(g)方向〕に向かって鋭角に形成され、そこ
には外方に向かってマイラシート(64)が取り付けで
ある。
撹拌羽根(60)の上部にはトナーエンプティ検出板(
65)が設けである。このトナーエンプティ検出板(6
5)は、側板(55)、(55)にそれぞれ回転可能に
支持された2つの軸(66)、(66X−方は図示せず
)にそれぞれ支持板(67)、(67)を取り付け、こ
れらを先端連結材(69)で連結したもので、撹拌羽根
(60)の回転に基づいてその先端部(63)が押上板
(68)と係合して所定の位置(実線で示す位置)まで
持ち上げられ、そして撹拌羽根先端部(63)と押上板
(68)との係合が外れると、トナー収容室(56)に
収容されているトナーの表層面に落下するようになって
いる。
通路(58)の入口上縁にはゲート板(70)が取り付
けてあり、該ゲート板(70)は下方に延設され、他端
側は通路(58)の出口下縁に圧接され、自由端がトナ
ー供給室(57)に突出しである。
トナー供給室(57)には、側板(55)、(55)に
回転可能に支持された軸(72)に羽根(73)を取り
付けた供給羽根(71)が矢印(i)方向に回転可能に
配置され、供給羽根(71)の回転に基づいて羽根(7
3)の先端が前記ゲート板(70)の先端と周期的に係
合するようにしである。
ローラ収容室(59)には、支軸(図示せず)の両端を
側板(55)、(55)に回転可能に支持された供給ロ
ーラ(75)が矢印(j)方向に回転駆動可能に配置さ
れている。
また、供給ローラ(75)には交流電源(80)と直流
電源(81)が直列接続され、供給バイアス(VS)が
印加されている。前記交流電#(80)の出力波形は正
弦波に限られるものでなく、周期的に電流、電圧が変化
するものであれば、パルス波、三角波、のこぎり波、複
雑な歪波であってもよい。
さらに、この供給ローラ(75)は、第3図に示すよう
に、両端部とその中間領域に、周方向に連続した凸部(
90)が環状に形成され、凸部(75a)の表面粗さは
Rz−5μm(好ましくはR2=3μm以下)、凹部(
75b)の表面粗さはR2=3〜20pmきしである。
前記凸部(90)は低摩擦性のフッ素系樹脂、具体的に
はポリテトラフルオロエチレンをコーティングして厚さ
=20〜200.umとしてあり、次の工程に従って形
成される。すなわち、第6図に示すように、供給ローラ
(75)の表面から付着物を除去し、フロン、シンナー
等の溶剤で脱脂したのち、凹部(75b)に相当する部
分をマスキングしたうえで、スプレーガンにはポリテト
ラフルオロエチレンをコーティングし、これを乾燥する
そして、前記コーティングと自然乾燥の工程を繰り返し
て、樹脂層を所定の厚さとし、最後に表面を仕上げる。
なお、スプレーコーティングは自然乾燥によることなく
温風乾燥するようにしてもよい。
供給ローラ(75)の外周部には、トナー供給室(57
)を構成する本体(52)の端部に取り付けたこぼれ防
止板(76)と、ローラカバー(53)に支持された規
制板(77)の先端が、供給ローラ(75)の外周凸部
(90)にそれぞれ接触させてあり、こぼれ防止板(7
6)、規制板(77)の先端と供給ローラ(75)の凹
部(75a)との間には均一な隙間が形成されている。
なお、規制板(77)の先端は、角部(エツジ部)の摩
耗を防止するためその端面で供給ローラ(75)の凸部
(9o)と接触し、角部で線接触することがないように
する。 また、ffl制板(77)は、ローラカバー(
53)に取り付けたマグネット板(78)と規制板(7
7)に取り付けたマグネット板(79)の磁気吸引力に
より保持されているとともに、マグネット板(78)、
(79)にはそれぞれ供給ローラ(75)の軸方向に延
在する磁極が供給ローラ(75)に向かう方向に複数形
成され、マグネット板(78)と(79)の磁極間に形
成される反発力及び吸引力に基づいて、供給ローラ(7
5)への圧接力が適正に調整されている。
したがって、規制板(77)の供給ローラ(75)に対
する圧接力が軸方向に一様となり、部分的に大きな圧接
力が作用することはない。
以上の構成からなるトナーカートリッジ(5o)は現像
器(2)の後部に着脱自在としてあり、現像器(2)に
装着した状態で、供給ローラ(75)が供給スリーブ(
41)に微小ギャップをもって対向させられる。
(動作) 次に、現像装置(1)の動作について説明する。
現像器(2)の中にはトナーとキャリアとからなる現像
剤が所定の割合で収容されており、該現像剤はパケット
ローラ(27)の回転に基づいて混合撹拌され、トナー
とキャリアは摩擦接触により相互に逆極性に帯電される
。また、現像剤は、パケットローラ(27)の軸方向撹
拌羽根(35)で軸方向にも撹拌される。
前記現像剤は、パケットローラ(27)の回転に基づい
てパケット(29)の板本体(31)と後板(32)と
で形成された凹部(34)に掬われ、供給領域(R)で
下現像スリーブ(15)の外周部に供給される。なお、
パケット(29)に掬われる現像剤は、各パケット(2
9)で囲まれた領域から板本体(31)の開口部(33
)を通り凹部(34)に到達したもので、底部ケーシン
グ(5)の内面近傍に位置する現像剤が凹部(34)に
掬われることはない。
供給領域(R)に供給された現像剤は、磁石体(13)
の磁力(S?、 Nl)により現像スリーブ(15)の
外周部に保持され、現像スリーブ(15)の回転に基づ
いて矢印(c)方向に搬送され、ホルダ(20)の下端
部(24)で搬送量が規制される。
ホルダ(20)の下端部を通過した現像剤は上方の現像
スリーブ(14)との対向部(Q)に搬送される。ここ
で、対向部(Q)では上下方向にN、極とS、極、S4
極とN、極が対向し、斜め方向には同極のS、極とS、
極、N4極とN、極が対向し、そこには反発磁界が形成
されている。
したがって、現像スリーブ(15)上を矢印(c)方向
に搬送されてきた現像剤は対向部(Q)への進入が阻止
されるとともに、磁極(S、)と(N、)との対向部で
、磁極(S、)に保持されている現像剤が磁極(N4)
にスムーズに受は渡される。なお、受取領域の磁極(N
、)の磁力を受渡領域の磁極(S、)よりも多少強く(
約200ガウス程度)することにより、現像剤の受は渡
しをより円滑に行うことが可能である。
現像スリーブ(14)に供給された現像剤は磁石体(1
2)の磁力に保持され、現像スリーブ(14)の回転に
基づいて矢印(b)方向に搬送され、マグネット板(2
5)との対向部を通過する。
ここで、磁石体(12)とマグネット板(25)の磁極
との間には、磁界が密に形成されているため、磁気ブラ
シ状態の現像剤は現像スリーブ(14)とマグネット板
(25)との間で剪断破壊されながら搬送される。した
がって、トナーとキャリアの摩擦接触が高まり、両者に
十分な帯電力が付与される。また、本実施例では、マグ
ネット板(25)と現像スリーブ(14)との間隔は、
現像スリーブ(14)の回転方向に向かって次第に狭く
しであるため、下流側に向かうに従って剪断力が強くな
り、トナー及びキャリアを帯電させる力も次第に大きく
なる。
マグネット板(25)との対向部を通過した現像剤は穂
高規制板(18)に規制され、該穂高規制板(18)と
現像スリーブ(14)との穂高規制ギャップ(D b 
+)を通過しt;現像剤だけが穂高規制板(18)の下
流側に搬送される。
穂高規制板(18)で規制された現像剤は、ホルダ背面
の傾斜面(22)、特にガイド溝(23)に沿って集束
しながら主現像剤撹拌室(26)に落下する(第2図参
照)。ここで、磁石体(12)で形成される磁力線はマ
グネット板(25)に集束し、マグネット板(25)の
背面には磁界が存在しないことと、ホルダ(20)は非
磁性材で形成されていることにより、該ホルダ(20)
の背面まで磁石体(12)の磁力が及ばず、穂高規制板
(18)で規制された現像剤は、その手前で滞留するこ
となく素早く主現像剤撹拌室(26)に落下し、現像剤
に加わるストレスが緩和される。
規制板(18)との対向部を通過した現像剤は現像スリ
ーブ(14)の回転に基づいて引き続き矢印(b)方向
に搬送され、現像スリーブ(14)と感光体ドラム(1
00)との対向部〔以下、「現像領域」という)(Pυ
で、感光体ドラム(100)の表面に形成されている静
電潜像と接触し、該静電潜像の表面電位と現像バイアス
電圧(vbυとの電位差に基づいて、前記静電潜像に静
電的にトナーが供給される。
現像領域(P、)を通過した現像剤は現像スリーブ(1
5)との対向部に搬送され、ここで現像スリーブ(15
)に受は渡される。ここでの現像剤の受は渡しは、前述
した下方の現像スリーブ(15)から上方の現像スリー
ブ(14)への現像剤の受は渡しと同様に、対向部(Q
)に形成されている反発磁界により、対向部(Q)への
侵入が阻止され、磁極(S、)から磁極(N、)へと円
滑に行われる。
現像スリーブ(15)に供給された現像剤は、現像スリ
ーブ(15)の回転に基づいて矢印(c)方向に搬送さ
れ、現像領域(P、)で、前記現像領域(PI)で現像
された静電潜像の上にさらにトナーが供給される。また
、現像領域(P、)でトナーの供給が不十分であった静
電潜像も十分な濃度で可視像化される。
現像領域(p+)及び(P2)を通過してトナー濃度の
減少した現像剤は現像スリーブ(15)の回転に基づい
て矢印(c)方向に引き続き搬送され、磁極(S、)と
(S、)との中間領域で、そこに形成されている無磁極
部により磁力の拘束力から解放されて現像スリーブ(1
5)の表面から離脱する。
現像スリーブ(15)の表面から落下しI;現像剤は、
パケットローラ(27)の回転に基づ(現像剤の搬送作
用によりパケット(29)の回転軌跡内に取り込まれ、
主現像剤撹拌室(26)を後方に搬送される。
ここで、パケット(29)の前板(30)は、パケット
ローラ(27)の軸(28)の中心を通る線に対して斜
めに配置され、しかも、前端が後端よりも軸(28)寄
りに位置しているI;め、パケット(29)の軌跡内に
取り込まれた現像剤はパケット(29)の内側に入るこ
となく、底部ケーシング(5)に沿って搬送される。
したがって、パケット(29)の内側で適正なトナー濃
度状態で混合されている現像剤に、トナー濃度の低下し
た現像剤が混入することはない。また、板本体(31)
と後板(32)とで形成される凹部(34)にも現像ス
リーブ(15)から落下した現像剤が捕獲されることに
なるが、凹部(34)に捕獲された現像剤はパケット(
29)の内側から開口部(33)を介してパケット(2
9)の外側に流出してくる現像剤に押し出され、トナー
濃度の低下した現像剤がそのまま現像に供されることは
ない。
パケット(29)の前板(30)により底部ケーシング
(5)に沿って搬送される現像剤は、補助現像剤撹拌室
(36)に搬送され、ここで補助現像剤撹拌羽根(37
)の回転により混合される。
そして、補助現像剤撹拌室(36)内で混合されている
現像剤は、その上方に位置する磁石体(40)の磁気吸
引力に基づいて供給スリーブ(41)の外周部に保持さ
れ、供給スリーブ(41)の回転に基づいて規制板(4
2)で規制されながら矢印(f)方向に搬送され、トナ
ー供給ローラ(75)との対向部〔以下、「供給領域」
という〕(T)で、不足分のトナーが供給される。なお
、供給領域(T)におけるトナーの供給動作は後に詳細
に説明する。
供給領域(T)で新たにトナーの供給を受けた現像剤は
矢印(f)方向に搬送され、磁極(Stりと(Sl、)
との間の領域(U)で磁石体(40)の磁力から解放さ
れ、主現像剤撹拌室(26)にスプレー状に分散されな
がら落下供給される。このとき、新たに供給される未帯
電トナーを含む現像剤の一部が、パケット(29)の凹
部(34)に保持されている適正濃度の現像剤の上に降
りかかることになるが、これら未帯電トナーを含む現像
剤はパケット(29)がホルダ(20)との対向部を通
過する際に該ホルダ(20)に掻き落とされ、そのまま
現像スリーブ(15)に供給されることはほとんどない
ところで、磁化又は劣化した現像剤は、一般に固まりを
形成しやすく、それが原因で供給されたトナーを効率よ
く現像剤中に取り込むことができないものであるが、本
実施例の現像装置(1)では、前述のように、トナーは
スプレー状に分散された状態で主現像剤撹拌室(26)
に供給されるため、トナーは現像剤の中に効率良く取り
込まれて帯電され、未帯電のまま現像に供されるという
ことはない。
トナーカートリッジ(50)からのトナーの供給は次の
ようにして行われる。
トナー供給室(57)内のトナーは供給羽根(71)の
回転に基づいて供給ローラ(75)に向かって搬送され
、供給ローラ(75)の外周部にその近傍に位置するト
ナーが保持されて矢印(j)方向に搬送される。
そして、規制ブレード(77)の先端で、凸部(90)
のトナーが掻き取られてるとともに、凹部(75a)の
トナーは一定の厚さに成形され、供給領域(T)に搬送
される。
ここで、供給ローラ(75)の凸部(90)は低摩擦性
の材料で形成されているため、規制ブレード(77)の
摩耗が少なく、長期に亘って一定のトナーを安定的に供
給することができるとともに、供給ローラ(75)の回
転トルクが減少して駆動系にかかる負荷が低減される。
また、凹部(75a)に規制ブレード(77)は非接触
としであるため、ここでの摩擦熱の発生はない。したが
って、トナーの融層もない。
さらに、規制ブレード(77)が接触する供給ローラ(
75)の凸部(90)は非導電性部材で形成されている
ため、規制ブレード(77)を導電性部材としても、こ
れに供給ローラ(75)に印加されているバイアス(V
s)が加わることはない。したがって、規制ブレード(
77)との接触によって帯電したトナーが規制ブレード
(77)に電気的に付着することはなく、トナーの供給
量が不安定になることはない。
供給領域(T)には、補助現像剤撹拌室(36)の現像
剤が磁気ブラシ状態で供給スリーブ(41)上を搬送さ
れており、該磁気ブラシ状現像剤の掻取作用と、供給ロ
ーラ(75)と供給スリーブ(41)との電位差〔−バ
イアス(Vs))に基づいて、供給ローラ(75)から
供給スリーブ(41)にトナーが供給される。
ただし、供給ローラ(75)から供給スリーブ(41)
にトナーが供給されるのは、補助現像剤撹拌室(36)
内のトナー濃度が所定の基準トナー濃度以下のときだけ
で、補助現像剤撹拌室(36)から搬送される現像剤の
トナー濃度が基準トナー濃度以上のときは逆に過剰なト
ナーが供給ローラ(75)に回収される。すなわち、供
給領域(T)では現像器(2)内のトナー濃度を適正に
維持するためにトナー濃度制御が行われる。
また、トナー供給室(57)では、供給羽根(71)の
回転により羽根(73)がゲート板(70)の先端と周
期的に係合してゲート板(70)を点線状態から実線状
態に湾曲し、ゲート板(70)により仕切られた通路(
58)の楔状空間部(58a)からトナー供給室(57
)にトナーが補充される。ただし、トナー供給室(57
)にトナーが充満している場合、ゲート板(70)は殆
ど振動しなくなり、トナー補給が停止する。
一方、トナー収容室(56)内のトナーは撹拌羽根(6
0)の回転に基づいて撹拌され、トナーの架橋現象、ブ
ロッキングが防止される。また、トナーは、羽根(62
)及び先端のマイラシート(64)の回転に基づいて矢
印(g)方向に搬送され、通路(58)に供給される。
ここで、羽根(62)の先端部(63)は回転方向に向
かって鋭角的に形成されているため、たとえ羽根(62
)がトナーの中に埋もれI;状態、又は羽根(62)が
トナーの表面から出た状態から回転が開始されても、先
端部(63)でトナーを容易に粉砕しながら動作する。
また、トナーが長期間未撹拌のまま放置されて締まった
状態になっていても、容易に粉砕される。
エンプティ検出板(65)は、押上板(68)が撹拌羽
根(60)の回転に基づいて先端部(63)と周期的に
係合し、実線位置まで矢印(h)方向に回転しながら持
ち上げられ、そこで押上板(68)と撹拌羽根先端部(
63)との保合が外れると矢印(h′)方向に回転して
堆積したトナー表層部に落下する。
このとき、エンプティ検出板(65)の回転量、すなわ
ち落下量はトナー収容室(56)に収容されているトナ
ー量によって異なり、トナー収容量が多くトナーレベル
が高ければ落下量は小さく、逆にトナーの残量が少なく
なると落下量は大きくなり、トナー収容室(56)のト
ナー残量が少なくなると、エンプティ検出板(65)の
先端部は通路(58)の楔状空間部(58a)に進退す
るようになる。
ここで、トナー収容室(56)内のトナーは撹拌羽根(
60)の先端に設けたマイラーシート(64)により底
部に位置するものまで浚われて楔状空間部(58a)に
供給されるため、楔状空間部(58a)は安定的にトナ
ーが蓄えられているところで、そこでのトナーレベルが
下がるのは、トナー収容室(56)内のトナーがほとん
ど消費された状態のときである。
したがって、楔状空間部(58a)に進退するトナーエ
ンプティ検出板(65)の先端レベルがある一定のレベ
ル以下に下がるようになると、その状態を図示しない検
知手段で検知して、トナーカートリッジ(50)にトナ
ーを補給すべき状態を報知する。
(他の実施例) 前記実施例では、供給ローラ(75)は、その凸部(9
0)だけを低摩擦性のフッ素系樹脂で形成するものとし
たが、凸部(90)、 (90)に囲まれた凹部(75
a)の領域にも、第5図に示すように、前記樹脂でコー
ティングして低摩擦層(91)を形成するようにしても
よい。この供給ローラ(75)は、まず外周部全体に樹
脂コーティングを施して低摩擦層(91)を形成し、そ
の後前述の方法で凸部(90)を形成する。また、規制
ブレード(77)の先端にも前記低摩擦層を形成しても
よい。
このようにすれば、規制ブレード(77)と供給ローラ
(75)との間を通過するトナーの摩擦が低下しく ト
ナーの詰まりを低減できる。
また、前記実施例では、供給ローラ(75)の凸部(9
0)は、すべて環状に形成するものとしたが、両端の凸
部(90)を除き、これらの間に形成する凸部は供給ロ
ーラ(75)の外周面に沿ってスパイラル状に形成する
ようにしてもよい。
さらに、前記実施例では、本発明のトナー供給装置を、
トナー供給装置からトナーを一旦現像器(2)の主現像
剤撹拌室(26)に供給し、ここでトナーとキャリアと
を混合して現像剤を調整し、その後前記現像剤を現像ス
リーブ(15)に供給する形態の現像装置(1)に適用
した場合について示したが、本トナー供給装置は、供給
ローラ(75)から直接現像スリーブの外周部にトナー
を供給する形態の現像装置にも適用してもよい。
さらにまた、供給ローラ(75)から直接感光体ドラム
(100)にトナーを供給する現像装置にも適用可能で
ある。この場合、凸部(90)の厚さは10〜302m
とし、ローラ両端部に設定する。
(発明の効果) 以上の説明で明らかなように、本発明にかかるトナー供
給装置では、トナー担持体の両端部と中央領域にフッ素
系樹脂で凸部を形成し、これら凸部にトナー規制板を圧
接して、凸部と凸部との間に形成しt;凹部とトナー規
制部材とを非接触としている。
したがって、トナー規制部材の摩耗が減り、トナー規制
部材とトナー担持体との隙間から供給されるトナー量が
長期に亘って安定するとともに、トナー担持体やトナー
規制部材に対するトナーの融着が無くなり、これらの部
材の耐用寿命が長くなり、メンテナンスが容易になる。
また、トナー担持体の駆動負荷が減少する。
さらに、トナー規制部材は、その先端をトナー担持体に
一様に接触させることなく複数の凸部に圧接させるよう
にしているため、トナー規制部材と凸部との接触が確実
に得られる。したがって、凸部に囲まれた凹部領域では
均一のトナー層を形成でき、むらのないトナー供給が可
能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は現像装置の断面図、第2図は現像装置の部分斜
視図、第3図は供給ローラと規制板の斜視図、第4.5
図は供給ローラの部分断面図、第6図は樹脂コーティン
グの工程図である。 l・・・現像装置、    75・・・供給ローラ、7
7・・・規制ブレード、75a・・・凹部、90・・・
凸部、     91・・・低摩擦層。 特許出願人 ミノルタカメラ株式会社 代理人 弁理士 青 山  葆 はか1名第3図 第4図 第5図 第 図

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)トナー担持体及びこれに近接するトナー規制部材
    を有し、前記トナー担持体の表面に一定層厚のトナーを
    保持して直接又は間接的に静電潜像を現像するトナーを
    供給するトナー供給装置において、前記トナー担持体の
    外周面にフッ素系樹脂コーティングを施して複数の凸部
    を形成し、これら凸部に前記トナー規制部材を圧接して
    、前記凸部で囲まれた凹部とトナー規制部材とを非接触
    としたことを特徴とするトナー供給装置。
  2. (2)前記フッ素系樹脂がポリテトラフルオルエチレン
    であることを特徴とする前記請求項(1)に記載のトナ
    ー補給装置。
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