JPH02113138A - ダンパー - Google Patents

ダンパー

Info

Publication number
JPH02113138A
JPH02113138A JP1033325A JP3332589A JPH02113138A JP H02113138 A JPH02113138 A JP H02113138A JP 1033325 A JP1033325 A JP 1033325A JP 3332589 A JP3332589 A JP 3332589A JP H02113138 A JPH02113138 A JP H02113138A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rubber
damper
bridged
slightly
present
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP1033325A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2832983B2 (ja
Inventor
Akihiko Ogino
明彦 荻野
Mitsuaki Maeda
光明 前田
Yoshihide Fukahori
深堀 美英
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bridgestone Corp
Original Assignee
Bridgestone Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Family has litigation
First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=26372002&utm_source=google_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JPH02113138(A) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
Application filed by Bridgestone Corp filed Critical Bridgestone Corp
Priority to JP1033325A priority Critical patent/JP2832983B2/ja
Priority to FR8905601A priority patent/FR2630796B1/fr
Priority to NZ228924A priority patent/NZ228924A/en
Publication of JPH02113138A publication Critical patent/JPH02113138A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2832983B2 publication Critical patent/JP2832983B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E04BUILDING
    • E04BGENERAL BUILDING CONSTRUCTIONS; WALLS, e.g. PARTITIONS; ROOFS; FLOORS; CEILINGS; INSULATION OR OTHER PROTECTION OF BUILDINGS
    • E04B1/00Constructions in general; Structures which are not restricted either to walls, e.g. partitions, or floors or ceilings or roofs
    • E04B1/62Insulation or other protection; Elements or use of specified material therefor
    • E04B1/92Protection against other undesired influences or dangers
    • E04B1/98Protection against other undesired influences or dangers against vibrations or shocks; against mechanical destruction, e.g. by air-raids
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E04BUILDING
    • E04HBUILDINGS OR LIKE STRUCTURES FOR PARTICULAR PURPOSES; SWIMMING OR SPLASH BATHS OR POOLS; MASTS; FENCING; TENTS OR CANOPIES, IN GENERAL
    • E04H9/00Buildings, groups of buildings or shelters adapted to withstand or provide protection against abnormal external influences, e.g. war-like action, earthquake or extreme climate
    • E04H9/02Buildings, groups of buildings or shelters adapted to withstand or provide protection against abnormal external influences, e.g. war-like action, earthquake or extreme climate withstanding earthquake or sinking of ground
    • E04H9/021Bearing, supporting or connecting constructions specially adapted for such buildings
    • E04H9/022Bearing, supporting or connecting constructions specially adapted for such buildings and comprising laminated structures of alternating elastomeric and rigid layers
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16FSPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
    • F16F1/00Springs
    • F16F1/36Springs made of rubber or other material having high internal friction, e.g. thermoplastic elastomers
    • F16F1/3605Springs made of rubber or other material having high internal friction, e.g. thermoplastic elastomers characterised by their material
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16FSPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
    • F16F3/00Spring units consisting of several springs, e.g. for obtaining a desired spring characteristic
    • F16F3/08Spring units consisting of several springs, e.g. for obtaining a desired spring characteristic with springs made of a material having high internal friction, e.g. rubber
    • F16F3/087Units comprising several springs made of plastics or the like material
    • F16F3/093Units comprising several springs made of plastics or the like material the springs being of different materials, e.g. having different types of rubber

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Architecture (AREA)
  • Environmental & Geological Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Business, Economics & Management (AREA)
  • Emergency Management (AREA)
  • Civil Engineering (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Vibration Prevention Devices (AREA)
  • Springs (AREA)
  • Vibration Dampers (AREA)
  • Processes Of Treating Macromolecular Substances (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は機器や構造物等の被加振体に伝達される振動も
しくは震動(以下、振動と略)エネルギーを吸収するダ
ンパー(減衰装置)に係り、特に架橋度の著しく低い微
架橋ゴムの粘弾性的性質をダンピング効果として利用す
ることを特徴とするダンパーに関する。
[従来の技術] 機器や構造物等に加わる地震等による振動を減少させる
ものとして、ダンパーが従来より知られている。ダンパ
ーは、それを構成する素材のエネルギー吸収能力を利用
して、振動エネルギーを吸収するものである。従来のダ
ンパーは、鉛等の金属、その他に現れる塑性効果を利用
したものと、オイル等の粘性効果を利用したものとに大
別される。
[発明が解決しようとする課題] 従来のダンパーにおいて、塑性効果を利用したダンパー
では、その変形が小さい領域では、弾性変形となるため
、ダンピング効果が殆ど現れないという問題がある。
一方、オイル等の粘性効果を利用したダンパーでは、大
きなダンピング効果を得るためには、装置を大型化せざ
るを得す、その上、オイルの取扱いや、製品としての成
型加工が難しいなどの問題点がある。しかも、長期使用
時の維持、保全のための作業が煩雑で、保守管理が容易
ではないという欠点もある。
本発明は、前記従来の問題点を解決し、■ できるだけ
大きな粘性効果を保つ材料で構成され ■ その材料の粘性効果(ダンピング効果)を最大限に
発現させる構造であフて、 ■ 成型加工が簡単 ■ 取扱いが簡単 ■ このため、大幅なコストダウンが図れるという理想
的な粘弾性ダンパーを提供することを目的とするもので
ある。
[課題を解決するための手段] 本発明のダンパーは、架橋剤を一般の最小架橋剤配合量
の1〜70重量%配合したゴム組成物を架橋してなる、
下記物性を有する微架橋ゴムより少なくともその一部が
構成されていることを特徴とする。
25℃、50%引張変形時のヒステリ シス比(hs。)が0.25以上。
即ち、本発明者らは、従来の粘性ダンパーの欠点を解消
し、前記■〜■の特性を備えた理想的な粘弾性ダンパー
を得るべく、繰り返し耐久性、製造コスト、メンテナン
ス等を総合的に検討した結果、架橋度の著しく低い微架
橋ゴムの高減衰性(高ヒステリシスロス性)を利用する
ことにより、良好なダンピング効果が奏され極めて高減
衰のダンパーが得られることを見出し、本発明を完成さ
せた。
とごろで、当然のことながら、ゴム材料というのは一部
の熱可塑性エラストマーを除けば、十分架橋した状態で
製品として利用するものである。
このような架橋によって初めて、ゴム材料は大変形して
も元の状態に復元する特性、即ちゴム弾性を持つように
なるのである。従って、架橋が十分でないと、弾性率や
強度が低く、特に耐久性、接着性が低いなどの欠点が現
われ、更に製造時にゴムが発泡するなどの問題を引ぎお
こすことが当然予想される。このため、従来において、
本発明の如く、微架橋状態のゴムを製品として、しかも
長期間耐久製品として利用することは一般的には常識外
のことであった。
以下、本発明の詳細な説明する。
まず、本発明で用いるゴム材料について以下に記す。
本発明で用いるゴム材料は基本的には架橋剤を用いるす
べてのゴム材料を含んでいるが、とりわけ、エチレンプ
ロピレンゴム(EPRlEPDM)、ニトリルゴム(N
 B R) 、ブチルコム(IIR)  ハロゲン化ブ
チルゴム(CT R) 、クロロブレンゴム(CR)、
天然ゴム(NR)、イソプレンゴム(IR)、スチレン
ブタジェンゴム(SBR)  ブタジェンゴム(BR)
、アクリルゴム(AR)、エチレン−酢ビゴム(EVA
)、ポリウレタン(UR)、シリコンゴム(S i R
) 、フッ素ゴム(FR)、クロロスルフォン化ポリエ
チレン(CSM)、塩素化ポリエチレン(CP E)等
が好適である。
本発明においては、このようなゴム材料に対して、一般
の最小架橋剤配合量の1〜70%の極めて少ない量の架
橋剤を配合して架橋することにより、架橋密度を十分低
くおさえて微小架橋(本発明において、このように、架
橋度の著しく小さいものを「微架橋Jという。)ゴムと
したものを用いる。
ここで、本発明における架橋剤の配合量について説明す
る。
一般に、ゴム材料に対する最適架橋剤の配合量(即ち、
最適架橋密度)は、ある程度の幅はあるものの、はぼ定
まった値となっている。これはゴム製品としての必要な
性能(例えば、弾性率、強度、耐疲労性、接着性、復元
性等)を満たすためである。
一方、ゴム材料に対する架橋剤の使い方は、般に次のよ
うに大別される。
■ イオウを主にして、架橋促進剤を加える。
■ イオウを少なくして、架橋促進剤を多くする。
■ 有機過酸化物を用いる。
従って、イオウ又は有機過酸化物と架橋促進剤の和(以
後、これらの総和を「架橋剤」と称す。)が、ゴム材料
の架橋密度を決定すると考えることができる。
各種ゴム材料に対する架橋条件(加硫条件とも言う)と
物性値は、「工業材料:29巻第11号(1981年)
第37頁〜第136頁Jに網羅されている。特に、多種
類のゴム材料について、各製造メーカー別に架橋剤の実
例が詳細に記述されている。これらのうち、各種ゴム材
料に対して必要な架橋剤の量を平均的な配合と最少架橋
剤配合とに分けて第1表にまとめた。ただし、数値はp
hr表示(ゴム100重量部に対する架橋剤の第1表 (CI R:ハロゲン化ブチルゴム) 前述の如く、ゴム製品としての性能をバランス良く発揮
させるには、最適な架橋配合量を採用する必要があるが
、第1表で平均的配合量として挙げているのがこの最適
配合量に相当する。一方、第1表に示す最少架橋剤配合
量は、特に架橋剤を少なく用いる時の特殊ケースと考え
て良い。
本発明においては、第1表に示す各種ゴム材料に対して
配合すべき最少架橋剤配合量の1〜70重量%、好まし
くは5〜60重量%、特に好ましくは10〜50重量%
の架橋剤を配合する。
このように非常に少ない架橋剤配合量とすることにより
、本発明のダンパーを構成する微架橋ゴムは、下記(i
)の物性を備えるものとなる。
(i)   25℃、50%引張変形時のヒステリシス
比(h 50)が0.25以上なお、引張速度200m
m/minで、h、Oは、第17図の応力−歪曲線にお
いて h5゜=  0ABCO ABHO の面積比で与えられる。
本発明では、このり、。の値が0.30以上、さらには
0.35以上とりわけ0.40以上であることが特に好
適である。
本発明のダンパーは、さらに次の(it)の特性を有す
ることが好適である。
(ii)   ガラス転移温度(Tg)が−10℃〜3
0℃の範囲になく、5Hz、0.01%繰り返し変形時
の一10℃、30℃ における貯蔵弾性率E(−10°) 以下とりわけ7以下、さらには5以下、特に3以下。
なお、本発明において、前記ゴム材料は単独で用いても
、2種以上をブレンドして用いても良い。また、これら
のゴム材料には、各種充填剤、粘看付与剤、滑剤、老化
防止剤、可塑剤、軟化剤、低分子量ポリマー オイル等
、ゴム材料に一般的な配合剤を混合することにより、目
的に応じた硬さ、ロス特性、耐久性を付与することもで
きる。特に長期間に亙り所定の性能を維持するために上
記のゴム材料に適切な老化防止剤、重合禁止剤、スコー
チ防止剤等の安定剤を加えたり、ポリマー自身を水添、
その他の変性を行なうことにより安定化を図ることは極
めて有効である。
これらの添加剤としては、例えば次のようなものが望ま
しい。
■ 充填剤: クレー、珪藻土、カーボンブラック、シ
リカ、タルク、硫酸バリウム、炭酸カルシウム、炭酸マ
グネシウム、金属酸化物、マイカ、グラファイト、水酸
化アルミニウム等の鱗片状無機充填剤、各種の金属粉、
木片、ガラス粉、セラミックス粉、粒状ないし粉末ポリ
マー等の粒状ないし粉体状固体充填剤、その他各種の天
然又は人工の短繊維、長繊維(例えば、ワラ、毛、ガラ
スファイバー、金属ファイバーその他各種のポリマーフ
ァイバー等)等のゴム用あるいは樹脂用充填剤。
■ 軟化剤: アロマティック系、ナフテン系、パラフ
ィン系等の各種ゴム用あるいは樹脂用軟化剤。
■ 可塑剤: フタル酸エステル、フタル酸混基エステ
ル、脂肪族二塩基酸エステル、グリコールエステル、脂
肪酸エステル、リン酸エステル、ステアリン酸エステル
等の各種エステル系可塑剤、エポキシ系可塑剤、その化
プラスチック用可塑剤又は、フタレート系、アジペート
系、セパケート系、フォスフェート系、ポリエーテル系
、ポリエステル系等のNBR用可塑剤。
■ 粘着付与剤: クマロン樹脂、クマロン−インデン
樹脂、フェノールテルペン樹脂、石油系炭化水素、ロジ
ン誘導体等の各種粘着付与剤(タッキファイヤ−)。
■ オリゴマー: クラウェーチル、含フツ素オリゴマ
ー、ポリブテン、キシレン樹脂、塩化ゴム、ポリエチレ
ンワックス、石油樹脂、ロジンエステルゴム、ポリアル
キレングリコールジアクリレート、液状ゴム(ポリブタ
ジェン、スチレン−ブタジェンゴム、ブタジェン−アク
リロニトリルゴム、ポリクロロプレン等)、シリコーン
系オリゴマー ポリ−α−オレフィン等の各種オリゴマ
ー 0 滑剤: パラフィン、ワックス等の炭化水素系滑剤
、高級脂肪酸、オキシ脂肪酸等の脂肪酸系滑剤、脂肪酸
アミド、アルキレンビス脂肪酸アミド等の脂肪酸アミド
系滑剤、脂肪酸低級アルコールエステル、脂肪酸多価ア
ルコールエステル、脂肪酸ポリグリコールエステル等の
エステル系滑剤、脂肪アルコール、多価アルコール、ポ
リグリコール、ポリグリセロール等のアルコール系滑剤
、金属石鹸、混合系滑剤等の各種滑剤。
[作用] 周知の通り、ゴム材料は、未架橋状態では高分子量の有
機粘性体であることから、極めて高い減衰性を具備して
いる。本発明者らは、この未架橋ゴムの高減衰性を利用
したダンパーをTいた免震装置について先に特許出願し
く特願昭61−183196、特願昭61−23489
7、特願昭62−157191)、優れた効果を得てい
る。
ところが、第16図に示すように未架橋ゴムは小変形で
はかなり高い弾性率を示すが、変形(歪)が大きくなる
と弾性率が急激に低下してしまい、製品として必要な強
度を得ることが困難となる。
一方、これらのゴム材料を十分架橋する(架橋点を導入
する)と、弾性率、強度とも高いものとなり優れた復元
性が発現される。しかしながら、その結果として減衰性
能(ヒステリシスロス)は急激に低下する。
本発明のダンパーは、架橋剤を少なくすることにより架
橋密度を十分低くおさえ、特定の物性を付与した微架橋
ゴムを用いることにより、ゴムの未架橋状態での高ヒス
テリシス性と、架橋状態における優れた機械的特性とを
兼備させたものである。
[実施例] 第2表に示すNo、1.2の配合物を微架橋させ、25
℃、50%引張変形時のヒステリシス比り、。のほか、
引張強度(破断強度)E及び破断時伸び率(%)を測定
した。その結果を第2表に併せて示す。No、1.2の
ものはいずれもり、。が0.25以上であり、本発明例
のダンパーとして好適である。
第2表 以下、図面を参照して本発明のダンパーの具体的な構造
について説明する。
本発明のダンパーの構成は、下記(A)(B)に大きく
分類される。
(A)  (1a架橋ゴムを中心とした車体で構成され
たダンパー (B)  微架橋ゴムと硬質材との複合体として構成さ
れたダンパー (A)微架橋ゴムを中心として単体で構成する場合とし
ては、次の(A)−■、(A)−■。
(A)−■、(A)−■が挙げられる。
(A)−■: 同−微架橋ゴムを任意の形状体としたも
の。
具体的には、第1図に示すような直方体状ダンパー1又
は第2図に示すような円柱状ダンパー2が挙げられるが
、形状は製品の目的に応じ任意に選択できる。
(A)−■: 多層構造微架橋ゴムとしたもの。
これはゴム種、配合種、架橋度等の異なった微架橋ゴム
を上下、水平、内外方向などに多層化させるか、あるい
はマクロ的に不均一分散性を持たせることによって、任
意の性能(弾性率、破壊特性、ヒステリシス性など)を
得るように構成したものである。
具体的には、第3図又は第4図に示す如く、ゴム種、配
合種、架橋度等の異なる微架橋ゴム層alxa2・・・
anを鉛直方向又は水平方向に積層したダンパー3.4
、あるいは、第5図に示す如く、このような異なる微架
橋ゴム層a I % a 2、・・・anを同軸的に配
置したダンパー5等が挙げられる。
(A)−■: 微架橋ゴムと高架橋ゴムとの複合体とし
たもの。
即ち、微架橋ゴムの外表面部分又は内部の一部を一般的
な架橋ゴム(第1表に於ける平均的配合量を用いた架橋
ゴム。以下、r高架橋ゴム」と称す。)で被覆ないし複
合化したもの。
具体的には、第6図に示す如く、微架橋ゴムaの側周面
を高架橋ゴムbで被覆したダンパー6、第7図に示す如
く、高架橋ゴムbで形成された格子枠体に微架橋ゴムa
を充填したダンパー7等が挙げられる。更に、高架橋ゴ
ムを微架橋ゴム中に部分的に分散させることも可能であ
る。
この場合、高架橋ゴムには、必要に応じて前述の各種充
填材、粘着付与剤、滑剤、老化防止剤、可塑剤、軟化剤
、低分子量ポリマー オイル等、ゴム材料に一般的な配
合剤を混合することができる。更に、この高架橋ゴムに
は、後述の(B)の項で述べるような硬質材を適当に積
層化して併用することもできる。
(A)−■: 微架橋ゴムと未架橋ゴム等との複合体と
したもの。
前述の如く、本発明においては、未架橋ゴムは主配合と
して用いることはできないが、補助的に一部用いること
は可能である。具体的には、未架橋ゴムを微架橋ゴム中
に分散させたもの、あるいは、第8図に示す如く、各々
独立の構造体として、微架橋ゴムa中に未架橋ゴムCを
封入したダンパー8等が挙げられる。
ここで、未架橋ゴムの代りに前掲の可塑剤、軟化剤、粘
着賦与剤、オリゴマー、滑剤等を用いることもできる。
(B)微架橋ゴムと硬質材とを複合させて構成したダン
パーとしては、上記(A)−■。
(A)−〇、(A)−〇、(A)−■のいずれかに更に
硬質材を複合したものが挙げられる。
具体的には、第9図又は第10図に示す如く、微架橋ゴ
ムaあるいはこれを主体とする層と、硬質材dを鉛直方
向又は水平方向に積層したダンパー9.10あるいは、
第11図の如くこれらを同軸的に配置したダンパー11
等が挙げられる。
この場合、硬質材としては、特に制限されないが、例え
ば金属、セラミックス、ガラス、FRP、プラスチック
ス、ポリウレタン、高硬度ゴム、木材、岩石、砂、紙、
革等を用いることができる。
また、硬質材の形状としては板状、網状、波状、ハニカ
ム状、織物などの各種の構造体が用いられる。
本発明のダンパーは、更に、 (C)二 上記(A)、(B)の構造体と、硬質板との
複合ユニット であっても良い。
例えば、第12図に示す如く、(A)又は(B)の構成
よりなる構造体eの上下面に硬質板fを貼りつけこれを
ユニットとしたダンパー12が挙げられる。実際には、
このユニットダンパー12を1つで、あるいは、2つ以
上を水平方向又は上下方向に重ね合せて用いるのが有利
である。
2つ以上の重ね合せの場合、用いるユニットは構造的、
配合的に同一種であっても、異種であってもかまわない
このような構成において、用いる硬質板としては、例え
ば、金属、セラミックス、FRP、プラスチックス、ガ
ラス、木材、紙材、ポリウレタン、高硬度ゴム等が挙げ
られる。
このように硬質板fを備えた構成とする場合、微架橋ゴ
ムと硬質板fとの接着力を強くするために、第13図に
示す如く、微架橋ゴムaと硬質板fとの界面に、必要に
応じて、同種又は異種の高架橋度のゴムbを介在させて
架橋接着したダンパー13とすることは極めて有効であ
る。また、接着には、適当な接着剤を用いても良い。
このような本発明のダンパーは、例えば、次のようにし
て使用することができる。
[I] 前記(A)、(B)、(C)の構成のダンパー
を振動源と被加振体間に直接挿入して使用する。
[11]  前記(A)、(B)、(C)の構成のダン
パーを他の構造製品内に封入して使用する。
[+1]の構成においては、免震ゴムや、防振ゴム、防
舷材、その他の振動減衰を目的とする製品の内部に封入
することにより、多機能性を賦与することができる。
具体的には、第14図に示す如く、硬質層21と軟質層
22との積層体よりなる免震ゴム20の中心部に、本発
明のダンパー30を挿入し、フランジ23を上下に取り
つけた構造とすることができる。また、第15図に示す
如く、防振ゴム又は防舷材40の中心部に本発明のダン
パー30を挿入した構造とすることができる。
第18.19図に、第14図に関連した別の実施例を示
す。第18図の実施例は、第14図において、ダンパー
30の中央部に貫通孔を設け、この貫通孔内に弾塑性体
31を設置したものである。弾塑性体の好適材料として
は鉛が例示される。
第19図の実施例では、第18図の実施例において、フ
ランジ22.23に留め具32.33が取り付けられて
いる。この留め具32は下向きの凹部を有し、留め具3
3は上向きの凹部を有している。弾塑性体31の上端と
下端がこれら留め具32.33の凹部に挿入されている
[発明の効果] 以上詳述した通り、本発明のダンパーは、特定の物性を
有する微架橋ゴムを主体として構成されるものであって
、従来のオイル使用の粘性ダンパーに比し、次のような
利点を有するものである。
■ ヒステリシスロス特性の温度依存性、速度依存性等
を各ゴム材料の特性に合せて選択できる。
■ 成型加工が容易である。
■ 製品の取扱い、施工が簡単である。
■ メンテナンスが簡単である。
[F] このため、製品のコストダウンが図れる。
■ 減衰効率が高く、装置のコンパクト化が可能である
しかも、本発明のダンパーは、塑性ダンパーの欠点もな
く、従来の塑性ダンパーに比し著しく優れた特性を有す
る。
その上、本発明のダンパーは、未架橋ゴムを用いた場合
の問題点である、変形の増大に対する弾性率の急激な低
下の問題もない。
即ち、本発明によれば、ゴムの未架橋状態での高ヒステ
リシス性と、架橋状態での優れた機械的特性を兼備する
、従来にない著しく優れたダンパーが提供される。
このような本発明のダンパーは、機器や構造物の振動減
衰、騒音低減を目ざす、建築、土木、機械の各分野、事
務機、家庭用機器、自動車、自転車、航空機、船舶等の
乗物分野、靴等のスポーツ用品分野等の幅広い分野にお
いて有効に利用することができる。
特に、本発明のダンパーは、現在脚光をあびている免震
、制振等の建築分野への適用が有効である。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第13図は、各々、本発明のダンパーの実施例
を示す図でありて、第1図〜第12図は斜視図、第13
図は縦断面図である。第14図及び第15図は各々、本
発明のダンパーの使用形態を示す図であって、第14図
は断面図、第15図は斜視図である。第16図は未架橋
ゴムの応力−歪曲線を示すグラフ、第17図は材料の応
力−歪曲線を示すグラフ、第18図及び第19図は別の
実施例を示す断面図である。 1 、2、3、4、5、6、7、8、9、10.11.
12.13・・・ダンパー a・・・微架橋ゴム、  b・・・高架橋ゴム、C・・
・未架橋ゴム、  d・・・硬質材。 代理人  弁理士  重 野  剛 第13図 第14図 第15図 歪 第17図 歪 (50’/、)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)架橋剤を一般の最小架橋剤配合量の1〜70重量
    %配合したゴム組成物を架橋してなり、25℃、50%
    引張変形時のヒステリシス比(h_5_0)が0.25
    以上である微架橋ゴムより少なくともその一部が構成さ
    れていることを特徴とするダンパー。
JP1033325A 1988-05-02 1989-02-13 ダンパー Expired - Fee Related JP2832983B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1033325A JP2832983B2 (ja) 1988-05-02 1989-02-13 ダンパー
FR8905601A FR2630796B1 (fr) 1988-05-02 1989-04-27 Amortisseur de vibrations a base de caoutchouc et structure d'amortisseur anti-sismique
NZ228924A NZ228924A (en) 1988-05-02 1989-04-28 Vibration damper containing slightly crosslinked rubber

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63-109604 1988-05-02
JP10960488 1988-05-02
JP1033325A JP2832983B2 (ja) 1988-05-02 1989-02-13 ダンパー

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02113138A true JPH02113138A (ja) 1990-04-25
JP2832983B2 JP2832983B2 (ja) 1998-12-09

Family

ID=26372002

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1033325A Expired - Fee Related JP2832983B2 (ja) 1988-05-02 1989-02-13 ダンパー

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP2832983B2 (ja)
FR (1) FR2630796B1 (ja)
NZ (1) NZ228924A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06157774A (ja) * 1991-06-21 1994-06-07 Yukong Ltd 熱可塑性エラストマー及びその製造方法
JP2000212334A (ja) * 1998-11-20 2000-08-02 Yokohama Rubber Co Ltd:The 制震機用ゴム組成物
KR20020075120A (ko) * 2001-03-23 2002-10-04 주식회사 한진중공업 중량물 거치를 위한 압소바시스템
JP2003074612A (ja) * 2001-09-05 2003-03-12 Bridgestone Corp ゴム支承体およびその製造方法
JP2009115176A (ja) * 2007-11-06 2009-05-28 Oiles Ind Co Ltd 積層ゴム支承体
JP2019168054A (ja) * 2018-03-23 2019-10-03 株式会社ブリヂストン 緩衝体、及び、緩衝体の取付構造

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0536439A1 (de) * 1991-10-10 1993-04-14 WESTLAND GUMMIWERKE GmbH & Co. Federnder Dämpferkörper
NZ245378A (en) * 1992-12-04 1997-04-24 Damping Systems Ltd Substitute Bearing with plastically deformable core and surround which hydrostatically pressures the material of the core at or beyond its shear yield stress and methods of making
JP2018135924A (ja) * 2017-02-21 2018-08-30 住友理工株式会社 車両用開閉扉の防振装置
AT17361U1 (de) * 2020-12-11 2022-02-15 Porr Bau Gmbh Gebäudekonstruktion, Verfahren zur Bildung derselben und Funktionsteil
CN114892839A (zh) * 2022-04-26 2022-08-12 广州大学 一种采用吸振板与穿孔式橡胶交错叠层的振震双控支座

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3623942A (en) * 1970-07-09 1971-11-30 Dow Corning Method of damping vibration and article
FR2255313B1 (ja) * 1973-12-20 1976-10-08 Gole Jean
JPS61287935A (ja) * 1985-06-14 1986-12-18 Mitsui Toatsu Chem Inc 制振材料
US4830927A (en) * 1986-02-07 1989-05-16 Bridgestone Corporation Anti-seismic bearing and assembly of anti-seismic bearings
FR2602293B1 (fr) * 1986-08-04 1990-08-03 Bridgestone Corp Dispositif antisismique

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06157774A (ja) * 1991-06-21 1994-06-07 Yukong Ltd 熱可塑性エラストマー及びその製造方法
JP2000212334A (ja) * 1998-11-20 2000-08-02 Yokohama Rubber Co Ltd:The 制震機用ゴム組成物
KR20020075120A (ko) * 2001-03-23 2002-10-04 주식회사 한진중공업 중량물 거치를 위한 압소바시스템
JP2003074612A (ja) * 2001-09-05 2003-03-12 Bridgestone Corp ゴム支承体およびその製造方法
JP2009115176A (ja) * 2007-11-06 2009-05-28 Oiles Ind Co Ltd 積層ゴム支承体
JP2019168054A (ja) * 2018-03-23 2019-10-03 株式会社ブリヂストン 緩衝体、及び、緩衝体の取付構造

Also Published As

Publication number Publication date
FR2630796A1 (fr) 1989-11-03
JP2832983B2 (ja) 1998-12-09
NZ228924A (en) 1990-12-21
FR2630796B1 (fr) 1994-09-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4899323A (en) Anti-seismic device
US4692480A (en) Thermoplastic resin composition
US5128200A (en) Anisotropic composite material having an elastomer matrix
JPH02113138A (ja) ダンパー
JP2855605B2 (ja) 免震装置
JP2615639B2 (ja) 免震構造体
US20230345178A1 (en) Diaphragm and sound generating apparatus
US5350610A (en) Damping material
JP2570340B2 (ja) 免震構造体
AU713825B2 (en) Method of making a fender protective structure
JPH03258840A (ja) 防振ゴム用ゴム組成物
JP2570341B2 (ja) 免震構造体
JPH011843A (ja) 免震構造体
EP0931813A1 (en) Highly damping rubber composition
JPH1081787A (ja) 制振部材
JP3447643B2 (ja) 高減衰ゴム組成物
JP2836068B2 (ja) ダンパー
JP3314716B2 (ja) 建築用制振装置
JP2832986B2 (ja) 建築用制振材
US20100113674A1 (en) Methacrylate adhesive
JP3888460B2 (ja) 衝撃吸収材料
JP3419948B2 (ja) 積層構造体
JPS61235416A (ja) 感温性を改良した制振性フオ−ム
JP2001200103A (ja) 建築物振動減衰用粘弾性体
JPH08258206A (ja) 積層構造体

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees