JPH02112580A - 室内建具の組子桟構造 - Google Patents

室内建具の組子桟構造

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JPH02112580A
JPH02112580A JP23877089A JP23877089A JPH02112580A JP H02112580 A JPH02112580 A JP H02112580A JP 23877089 A JP23877089 A JP 23877089A JP 23877089 A JP23877089 A JP 23877089A JP H02112580 A JPH02112580 A JP H02112580A
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JP
Japan
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paper
aluminum
porous
crosspiece
adhesive
Prior art date
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Pending
Application number
JP23877089A
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English (en)
Inventor
Kenjiro Nishimura
西村 健二郎
Masanori Osuga
大須賀 正憲
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Fujisash Co Ltd
Original Assignee
Fujisash Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はアルミニウム又はアルミニウム合金製室内建具
の組子柱構造に関し、更に詳述すると。
組子機に紙を貼着する場合に用いられる組子柱構造に関
する。
[従来の技術〕 従来、アルミニウム製室内建具、例えば障子の組子機と
して種々のものが提案されているが1組子機が木質のも
のと異なり、アルミニウムにて形成されているので、こ
れに紙を直接貼着する場合、紙の接着性が十分でない。
この場合、アルミニウム製組子桟の紙貼着面をショツト
ブラスト、サンドブラスト等により物理的に粗面化し、
接着性の向上を図ることも行なわれている(実開昭57
−77590号公報)。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、組子機を単に物理的に粗面化しただけで
は、紙に対して十分な接着性が得られず、紙貼着面から
紙が剥離する場合がある。特に、障子などに適用する場
合にあっては、紙の貼り替えの必要がしばしば生じるが
、このような場合に使用する接着剤としては取り扱い易
い澱粉糊が望ましい。しかるに、澱粉糊は接着力が弱く
、単なる物理的粗面化で形成した地荒面を紙貼着面とし
、これに澱粉糊を用いて紙を接着すると、経時により容
易に紙が剥離する現象が生じる。
本発明は上記事情を改善するためになされたもので、ア
ルミニウム又はアルミニウム合金製の組子機に澱粉糊を
用いた場合でも直接紙を接着性良く貼着することができ
るアルミニウム又はアルミニウム合金製室内建具の組子
機構造を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は上記目的を達成するため、アルミニウム又はア
ルミニウム合金製組子機の紙貼着部を物理的に粗化して
微細凹凸表面を形成し、かつこの微細凹凸表面を陽極酸
化処理により多孔質化して。
この多孔質微細凹凸表面よりなる紙貼着部に接着剤を介
して紙を貼着するようにしたものである。
〔作 用〕
即ち、本発明者は澱粉糊等の接着剤に対して接着性の優
れた非木質系組子柱につき種々検討を行なった結果、ア
ルミニウム材或いはアルミニウム合金材を使用し、これ
らの素材に微細金属粒子等を吹き付けるなどの物理的表
面粗化処理を施し、表面に微細凹凸を形成すると共に、
この物理的表面粗化されたアルミニウム材或いはアルミ
ニウム合金材に陽極酸化処理を施し、微細凹凸表面を多
孔質化すると、表面が改質されて澱粉糊の如き比較的接
着力の弱い接着剤に対しても十分な接着強度をもって接
着する非常に接着性の優れたアルミニウム材或いはアル
ミニウム合金材からなる組子機が得られることを知見し
たものである。
従って、本発明によれば、アルミニウム又はアルミニウ
ム合金製組子機の紙貼着部を物理的に粗化して微細凹凸
表面を形成し、かつこの微細凹凸表面を陽極酸化処理に
より更に多孔質化することにより、紙貼着部をいわば二
重の多孔質微細凹凸状に形成したので、接着剤が上記微
細凹凸から更にこの微細凹凸面の陽極酸化により形成さ
れた多孔内に侵入し、強固な鎖効果を発揮し、澱粉糊の
如き比較的接着力の弱い接着剤に対しても十分な接着強
度を有し、紙が長期間に亘って剥離することなく組子柱
本体に接着保持される。また、このように接着剤が二重
の多孔質微細凹凸面に良好に付着されるので、紙の貼着
が簡単である。
このように1本発明は、物理的に形成した微細凹凸表面
に更に陽極酸化処理による多孔を形成することにより、
直接アルミニウム又はアルミニウム合金に紙を澱粉糊で
強固に貼着し得たものであり、単に物理的粗化を行なう
だけでは、また単に陽極酸化による多孔質化を行なうだ
けでは、アルミニウム又はアルミニウム合金に直接紙を
澱粉糊で強固に貼着するのは実際上難しいものである。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例につき図面を参照して説明する
図面は本発明の組子機構造を障子に適用した例を示し、
図中1はアルミニウム又はアルミニウム合金製の断面略
口字状の組子機、2はその紙貼着部で、この紙貼着部2
に接着剤3を介して障子紙4が貼着されているものであ
る。
前記紙貼着部2は、物理的に表面粗化されていると共に
、この粗化表面が陽極酸化処理されて多孔質化されるこ
とにより、多孔質微細凹凸面をなしている。
ここで、組子機1を形成するアルミニウム材、アルミニ
ウム合金材素材としては特に制限はなく、使用目的等に
応じて適宜選定される。
また1組子桟1の紙貼着部2を物理的に表面粗化する方
法も特に制限はなく、シJットブラスト法、サンドブラ
スト法、その他の適宜な物理的表面粗化法が採用できる
0例えば、具体的な態様を挙げると、断片状に破砕され
、鋭角な切断面を多数有するように特殊破砕した平均粒
子径0.3〜1.7m、より好ましくは0.3〜0.4
m+で、硬度HRc46〜68のスチールグリッド、ス
テンレススチールグリッドなどの微細金属粒子、100
〜600−1より好ましくは20oIm前後のアランダ
ムなどの無機粒子等を30〜80m/秒、より好ましく
は30〜40m/秒の速度で吹き付け、表面粗化する方
法が好適に採用され得、これにより微細な大小の波状ラ
ンダム凹凸表面が形成されるが、このような微細な大小
の波状ランダム凹凸表面の形成は接着剤に対する接着性
をより向上させるため望ましいものである。
なお、組子機1の紙貼着部2に対して物理的表面粗化処
理を行なう場合、接着性の点で素材の表面粗度が最大粗
さ(Rmax)で50〜30/Jlとし、平均粗さ(R
2)が20〜30/aになるように処理することが好ま
しい。
本発明においては、物理的に表面粗化され、大巾に表面
積が拡大された紙貼着部2(アルミニウム材又はアルミ
ニウム合金材素材)に対し、必要により脱脂、エツチン
グ、中和処理等の前処理を施した後、陽極酸化処理を施
し、物理的に表面粗化されて微細凹凸が形成された表面
を更に多孔質化する。この場合、陽極酸化処理は紙貼着
部2に対してのみ部分的に施すこともできるが、組子桟
1全体に対して行なうようにしてもよく、これによって
組子桟1全体の耐食性をより向上させる処理と、紙貼着
部2に対する接着性向上処理を同時に達成することがで
きる。ここで、陽極酸化処理を行なう前の前処理は常法
に従って行なうことができる。また、陽極酸化処理液と
しては必ずしも制限はされず、例えば10〜15%硫酸
水溶液や1〜10%りん酸水溶液が使用され得る。陽極
酸化処理条件としては液温又は通常よりも高温、具体的
には25〜60℃とすることが好ましく、これにより接
着性の優れたアルミニウム材、アルミニウム合金材が確
実に得られる。また電解電流は直流、交流等、適宜な電
流波形が用いられる。電流密度は1〜3A/drrr程
度が適当であるが、必要により低電流密度、高電流密度
も採用し得る。
電解時間は必要とする陽極酸化皮膜の厚さに応じ適宜設
定されるが、陽極酸化皮膜の厚さ(多孔質化膜の厚さ)
は接着性の点から10−以下とすることが好ましい。
陽極酸化処理後は常法に準じて後処理することができる
が、最後に50〜95℃の湯で5〜20分間湯洗を行な
うことが好ましい。
このようにして得られた組子桟1の紙貼着部2の表面は
微細凹凸が形成されかつ多孔質膜が形成されているもの
で、種々の接着剤に対する接着性が著しく改善されたも
のである。即ち、上述した処理を施すことにより多孔質
化された微細凹凸表面を形成したアルミニウム材又はア
ルミニウム合金材よりなる組子桟1の紙貼着部2は、各
種接着剤に対して強力な物理的、化学的結合が得られ、
澱粉糊、天然或いは合成樹脂系接着剤等の接着剤を介し
て紙は勿論所望の被着材料を接着する場合、強力な接着
力が得られるもので、後述する実験例の結果によれば、
接着後引き剥がし力を加えた場合、前記表面処理された
紙貼着部2の界面から接着剤が剥離することがなく、接
着剤自体の材料破断もしくは被着材料の破壊となること
が認められた。特に、陽極酸化処理を高温で行なった場
合は、大きい孔径を有する多孔質酸化皮膜が形成され、
接着性がより確実に向上するものである。
従って1紙詰着部2をこのように物理的に表面粗化する
と共に、陽極酸化処理により多孔質化することによって
、澱粉糊の如き比較的接着力の弱い接着剤に対しても非
常に高い接着性を示し、多孔質微細凹凸表面を有する紙
貼着部2は長期間に亘って紙4を確実に貼着保持し、紙
4が剥離してくるような現象を防止し得るものである。
また、組子桟1の紙貼着部2を物理的に粗面化した後、
組子桟1全体を陽極酸化した場合には、紙貼着部2を多
孔質化して多孔質微細凹凸表面を形成すると同時に、ア
ルミニウム又はアルミニウム合金よりなる組子桟1全体
の耐食性を向上させることができるので、製作上非常に
有利であり、施工性もよいものである。
なお、本発明において1組子桟1及びその紙貼着部2の
形状は図示の実施例に限られず、適宜変更することがで
き、その他の構成についても本発明の要旨を逸脱しない
範囲で種々変更して差支えない。
以下、実験例を示し、本発明を更に具体的に説明する。
〔実験例〕
A−6063T、なるアルミニウム材に対し、平均粒子
径0.3mのスチールグリッドを30m/秒の速度で吹
き付け、表面粗化加工を施した。
次いで、常法に従って脱脂、水洗、エツチング、水洗、
中和、水洗処理を順次施した後、15%硫酸水溶液中で
液温30℃、直流電流密度1.5A/dnfの条件にお
いて25分間陽極酸化処理を施し、水洗後90℃の湯で
5分間湯洗を行ない、表面が微細な大小の波形のランダ
ムな凹凸を有しかつ多孔質化した表面改質アルミニウム
材を得た(サンプルNo、1)。
また、A−6063T、なるアルミニウム材に対し、平
均粒子径0.4mのスチールグリッドを40m/秒の速
度で吹き付け1表面粗化加工を施した0次いで、常法に
従って脱脂、水洗、エツチング、水洗、中和、水洗処理
を順次施した後、5%りん酸水溶液中で液温30℃、直
流電流密度1.5A/dydの条件において25分間陽
極酸化処理を施し、水洗後95℃の湯で5分間湯洗を行
ない、表面が微細な大小の波形のランダムな凹凸を有し
かつ多孔質化した表面改質アルミニウム材を得た(サン
プルNo、2)。
比較のため、A−6063T、なるアルミニウム材に対
し、常法に従って脱脂、水洗、エツチング、水洗、中和
、水洗処理を順次施した後、常法により15%硫酸水溶
液中で液温18℃、直流電流密度1.5A/dnfの条
件において25分間陽極酸化処理を施し、水洗後90℃
の湯で5分間湯洗を行なった(サンプルNo、3)。
次に、上記サンプルにつき、酢酸ビニル系接着剤、ゴム
系接着剤、澱粉糊を用いて木材、鉄材、和紙とそれぞれ
接着し、その際の接着性を引張試験による破断状態を評
価することにより調べた。
結果を下表に示す。
注:接着性 引張試験結果による破断状態 0:強固に接着し、接着剤自体が破断した状態 Δニアルミニウム材の界面剥離と接着剤自体が破断した
状態との混合 Xニアルミニウム材の界面剥離 有するアルミニウム材が優れた接着性を示すことが認め
られ、特に澱粉糊に対しても十分高い接着性を示し、従
って組子桟の紙貼着部を多孔質化した微細凹凸表面に形
成することにより、紙を剥離なく確実に貼着し得ること
が明らかになった。
〔発明の効果〕
本発明によれば、アルミニウム又はアルミニウム合金製
の組子桟に対し、澱粉糊を用いても直接紙を接着性良く
貼着することができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を示す概略断面図である。 1・・・組子桟  2・・・紙貼着部 3・・・接着剤  4・・・紙 出原人  不二サッシ 株式会社 代理人  弁理士 小 島 隆 司

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、アルミニウム又はアルミニウム合金製組子桟(1)
    の紙貼着部(2)を物理的に粗化して微細凹凸表面を形
    成し、かつこの微細凹凸表面を陽極酸化処理により多孔
    質化して、この多孔質微細凹凸表面よりなる紙貼着部(
    2)に接着剤(3)を介して紙(4)を貼着するよう構
    成したことを特徴とする室内建具の組子桟構造。
JP23877089A 1989-09-14 1989-09-14 室内建具の組子桟構造 Pending JPH02112580A (ja)

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JP23877089A JPH02112580A (ja) 1989-09-14 1989-09-14 室内建具の組子桟構造

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5403975A (en) * 1990-08-17 1995-04-04 Olin Corporation Anodized aluminum electronic package components

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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