JPH0211239Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0211239Y2 JPH0211239Y2 JP1984093942U JP9394284U JPH0211239Y2 JP H0211239 Y2 JPH0211239 Y2 JP H0211239Y2 JP 1984093942 U JP1984093942 U JP 1984093942U JP 9394284 U JP9394284 U JP 9394284U JP H0211239 Y2 JPH0211239 Y2 JP H0211239Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wiper
- gear
- contact
- motor
- shaft
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 claims description 13
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 6
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 2
- 239000011347 resin Substances 0.000 description 2
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 2
- 238000009429 electrical wiring Methods 0.000 description 1
- 239000011521 glass Substances 0.000 description 1
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60S—SERVICING, CLEANING, REPAIRING, SUPPORTING, LIFTING, OR MANOEUVRING OF VEHICLES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B60S1/00—Cleaning of vehicles
- B60S1/02—Cleaning windscreens, windows or optical devices
- B60S1/04—Wipers or the like, e.g. scrapers
- B60S1/06—Wipers or the like, e.g. scrapers characterised by the drive
- B60S1/08—Wipers or the like, e.g. scrapers characterised by the drive electrically driven
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60S—SERVICING, CLEANING, REPAIRING, SUPPORTING, LIFTING, OR MANOEUVRING OF VEHICLES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B60S1/00—Cleaning of vehicles
- B60S1/02—Cleaning windscreens, windows or optical devices
- B60S1/04—Wipers or the like, e.g. scrapers
- B60S1/06—Wipers or the like, e.g. scrapers characterised by the drive
- B60S1/16—Means for transmitting drive
- B60S1/163—Means for transmitting drive with means for stopping or setting the wipers at their limit of movement
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H1/00—Toothed gearings for conveying rotary motion
- F16H1/02—Toothed gearings for conveying rotary motion without gears having orbital motion
- F16H1/20—Toothed gearings for conveying rotary motion without gears having orbital motion involving more than two intermeshing members
- F16H1/22—Toothed gearings for conveying rotary motion without gears having orbital motion involving more than two intermeshing members with a plurality of driving or driven shafts; with arrangements for dividing torque between two or more intermediate shafts
- F16H1/222—Toothed gearings for conveying rotary motion without gears having orbital motion involving more than two intermeshing members with a plurality of driving or driven shafts; with arrangements for dividing torque between two or more intermediate shafts with non-parallel axes
- F16H1/225—Toothed gearings for conveying rotary motion without gears having orbital motion involving more than two intermeshing members with a plurality of driving or driven shafts; with arrangements for dividing torque between two or more intermediate shafts with non-parallel axes with two or more worm and worm-wheel gearings
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)
- Stopping Of Electric Motors (AREA)
- Gear Transmission (AREA)
Description
(産業上の利用分野)
この考案は、自動車のガラス面に付着した雨な
どを運転の妨げにならないように払拭し、払拭後
はワイパブレードを定位置に停止させるのに利用
するのに好適なワイパモータに関するものであ
る。 (従来の技術) 従来のワイパモータとしては、例えば第3図お
よび第4図に示すような構造のものがあり、また
従来のワイパモータのワイパ定位置停止機構とし
ては、例えば第5図に示すような構造のものがあ
つた。 これらのうち、第3図はワイパモータの減速機
構部のカバーを取つたものであり、第4図はワイ
パモータの減速機構部の部分断面図である。 図に示すワイパモータ35において、1は自動
車のワイパを駆動するためのモータ部であり、2
はモータ部1に連結したギヤハウジング、3はギ
ヤハウジング2のカバーである。モータ部1の回
転力は、モータ部1のモータ軸を延長したウオー
ム軸4に伝えられる。このウオーム軸4は、一端
側には右ねじ形ウオームと、他端側には左ねじ形
ウオームとを備えており、各ウオームには、ギヤ
ハウジング2内に枢着した二段の中間ギヤ5,6
の各々大径側のギヤ5a,6aをかみ合わせてあ
る。このとき、中間ギヤ5,6は、これらが各々
同方向に回転するようにウオーム軸4を間にして
反対側の位置に設けてある。さらに、中間ギヤ
5,6の各々小径側のギヤ5b,6bは、ギヤハ
ウジング2に設けたメタル軸受7aで回転可能に
支持した共通の出力ギヤ7bとかみ合わせてあ
る。すなわち、この出力ギヤ7bの回転軸が伝達
された回転の出力軸7cとなる。 上記のように構成されたワイパモータ35で
は、ウオーム軸4に右ねじ形ウオームと、左ねじ
形ウオームとを備え、各ウオームにかみ合わせた
中間ギヤ5,6および出力ギヤ7bを設けたこと
によつて、ウオーム軸4の回転で各ウオームに生
ずるラジアル荷重をほぼ相殺すると共に、軸方向
のスラスト荷重を完全に抑えることができるの
で、回転伝達のロスを軽減する高効率なワイパモ
ータ35となつている。 次に、第5図に基いてワイパモータのワイパ定
位置停止機構について説明する。 図において、7bは前記出力ギヤであり、円形
で一部分を扇形状に切欠いた第一接触板8と、前
記切欠部分の位置で前記第一接触板8から離間し
て且つ第一接触板8よりも外径側に突出させて設
けた第二接触板9とで構成されている。また、前
記出力ギヤ7bに対し、第5図に示すようにギヤ
ハウジング2のカバー3には、電源10とモータ
ロツク時にモータを保護するブレーカ11とモー
タ部1との間に接続され且つ前記第二接触板9の
みに接触可能な第一接触子12と、オフ端子13
に接続され且つ前記第一接触板8および第二接触
板9の両方に接触可能な第二接触子14とが設け
てあり、前記出力ギヤ7bが一回転する毎に第二
接触板9によつて前記第一接触子12と、第二接
触子14とが接続状態になる。さらに、図示しな
いワイパブレードは出力軸7cに連結されてい
て、前記出力ギヤ7bの一回転につき一往復する
構成になつており、前記両接触子12,14が第
二接触板9によつて接続した状態となるときに、
ワイパブレードが拭き終わりの位置になるように
構成してある。なお、図中15は制御スイツチに
おける接地端子、16は高速作動端子、17は定
速作動端子、18はワイパスイツチに連結した可
動子である。 上記のように構成されたワイパ定位置停止機構
が作動中に、ワイパスイツチを無作為に切つた場
合、可動子18がオフ端子13と低速作動端子1
7とを接続状態にする。このときワイパは、第二
接触子14と回転中の第一接触板8との接触によ
つて通電が行われているために作動を続行してい
るが、第二接触子14が第一接触板8から離れる
とモータ部1への通電を遮断し、次いで、第二接
触板9によつて第一接触子12と第二接触子14
とを接触状態にすることにより、電源10の側
への接続はなくなり、モータ部1を短絡させてワ
イパの作動にブレーキをかける。したがつて、ワ
イパを常に拭き終わりの位置で停止させるように
なつている。 しかしながら、上記した従来のワイパモータ3
5では、各接触子12,14を各接触板8,9に
対して所定位置で導通または遮断状態に保持する
手段が一切ないものとなつているので、冬場、雪
が多量に降つている時などに、雪の重みがワイパ
ブレードに加えられた際は、ギヤハウジング2内
のギヤの組み合わせ構造が高効率の減速機構とな
つているために、ワイパブレードに連結した出力
軸7cが逆回転しやすく、それによつて、第一接
触板8と第二接触子14とが接触したときには、
モータ部1が再度正回転し、そして、第一接触板
8と第二接触子14とが離れ、そしてまた、雪の
重みにより出力軸7cが逆回転して第一接触板8
と第二接触子14とが再度接触するという動作を
繰りかえす。 このとき、出力ギヤ7bが樹脂製の場合、第一
接触板8と第二接触子14との接触・離間が繰り
かえされる際に生ずるスパークの熱で溶けだして
第二接触子14が前記出力ギヤ7bの溶けた部分
に入り込み、ワイパの自動停止不良等の不具合が
発生することがあるという問題点があつた。 (考案の目的) この考案は上述した問題点に着目してなされた
もので、積雪時などにおいて、雪等の外力によつ
てワイパブレードが移動しようとしても、出力軸
が逆回転するのを防止し、長寿命で伝達効率の高
いワイパモータを提供することを目的としてい
る。 (考案の構成) この考案によるワイパモータの減速装置の構成
は、モータ軸を延長して前記延長部分に右ねじ形
ウオームと左ねじ形ウオームとを形成し、前記右
ねじ形ウオームと左ねじ形ウオームのそれぞれに
二段の中間ギヤのうちの一方のギヤを噛み合わせ
るとともに前記二段の中間ギヤのうちの他方のギ
ヤを支持軸により支持された共通の出力ギヤと噛
み合わせて前記モータ軸のスラスト方向の荷重を
打ち消す減速ギヤの組み合わせ構造を有し、前記
出力ギヤの回転により接触板と接触子とを導通ま
たは遮断状態に切換えて前記モータ軸の回転を制
御するワイパ定位置停止機構を備えたワイパモー
タにおいて、前記出力ギヤの支持軸には、前記接
触板を接触子に対して所定位置で導通または遮断
状態に保持する一方向クラツチをそなえたことを
特徴としている。 (実施例) 第1図および第2図はこの考案の一実施例を示
す図である。 第1図に示すワイパモータ40において、21
はモータ部、22はモータ部21に連結したギヤ
ハウジング部、23はギヤハウジング22のカバ
ー、24はモータ部21のモータ軸21aを延長
したウオーム軸部である。このウオーム軸部24
は、一端側には右ねじ形ウオーム24aと、他端
側には左ねじ形ウオーム24bとを形成してお
り、各ウオーム24a,24には二段の中間ギヤ
25,26の各々一方のギヤすなわち大径側のギ
ヤ25a,26aをかみ合わせてあり、この中間
ギヤ25,26は、ギヤハウジング22に設けた
中間軸25a,26bに嵌合しかつ回動可能に支
持されている。 このとき、中間ギヤ25,26はこれらが各々
同方向回転するようにウオーム軸24を間にして
反対側の位置に設けてある。さらに、二段の中間
ギヤ25,26の各々他方のギヤすなわち小径側
のギヤ25c,26cは共通の出力ギヤ28とか
み合つており、出力ギヤ28はこの出力ギヤ28
に固定した出力軸29(支持軸)がギヤ22内に
設けてあつて出力ギヤ28の回転を一方向にのみ
許容する一方向クラツチ27を介して支持されて
いる。そして、この出力ギヤ28の回転軸が、減
速された回転の出力軸29となる。また、この出
力ギヤ28は、図示しないワイパブレードの一往
復につき一回転する構成となつており、前記出力
ギヤ28の天井部分に第5図に示したものと同様
にしたワイパ定位置機構50を備えている。すな
わち、出力ギヤ28の天井部分には第4図に示し
た第一接触板8と第二接触板9と同様にした第一
接触板30と第二接触板31とが設けてある。ま
た、ギヤハウジング22のカバー23には、第一
接触板30および第二接触板31に接触・離間す
る第一接触子32と、第二接触板31にのみ接触
する第二接触子33が設けてある。 第2図は出力ギヤ7cの支持軸29に設けた一
方向クラツチ27の図であつて、一方向クラツチ
27はメタル軸受の一部に径方向に間隔が異なる
穴27aを設けたものであり、その穴27aの最
大間隔より直径が小さくかつ最小間隔より直径が
大きいローラ27bが入つている。 上記構成をもつワイパモータの動作について説
明する。 モータ部21の回転力はウオーム軸部24に伝
えられる。このウオーム軸部24の右ねじ形ウオ
ーム24a、左ねじ形ウオーム24bにかみ合わ
せた二段の中間ギヤ25,26がそれぞれ回転
し、これによつて、中間ギヤ25,26とかみ合
つた共通の出力ギヤ28が回転する。このとき、
第2図aに示すように出力ギヤ28に固定した出
力軸29が正回転の場合、一方向クラツチ27の
ローラ27aは出力軸29の回転を許容している
ので、出力軸29に連結した図示しないワイパブ
レードを動かす。 しかし雪の重みなどで前記ワイパブレードに外
力が加えられた場合、雪による押戻力、車の振
動、前記ワイパブレードを取付けたワイパアーム
の弾性力に伴うスプリングバツグ等により出力軸
29を逆回転しようとする力が作用するが、第2
図bに示すように、出力軸29が逆回転をしよう
としても、一方向クラツク27により、そのロー
ラ27bが穴27aの壁面に沿つて出力軸29の
回転を妨げるので、逆回転を止める。 これにより、出力軸29に固定した出力ギヤ2
8は逆転しないので、ワイパ定位置停止機構50
において各接触子32,32と各接触板30,3
1とは所定位置において保持されたものとなり、
従来のように、第二接触板31が第1接触子33
に触れて通電状態となることにより出力軸29が
正回転してしまうことがないものとなる。
どを運転の妨げにならないように払拭し、払拭後
はワイパブレードを定位置に停止させるのに利用
するのに好適なワイパモータに関するものであ
る。 (従来の技術) 従来のワイパモータとしては、例えば第3図お
よび第4図に示すような構造のものがあり、また
従来のワイパモータのワイパ定位置停止機構とし
ては、例えば第5図に示すような構造のものがあ
つた。 これらのうち、第3図はワイパモータの減速機
構部のカバーを取つたものであり、第4図はワイ
パモータの減速機構部の部分断面図である。 図に示すワイパモータ35において、1は自動
車のワイパを駆動するためのモータ部であり、2
はモータ部1に連結したギヤハウジング、3はギ
ヤハウジング2のカバーである。モータ部1の回
転力は、モータ部1のモータ軸を延長したウオー
ム軸4に伝えられる。このウオーム軸4は、一端
側には右ねじ形ウオームと、他端側には左ねじ形
ウオームとを備えており、各ウオームには、ギヤ
ハウジング2内に枢着した二段の中間ギヤ5,6
の各々大径側のギヤ5a,6aをかみ合わせてあ
る。このとき、中間ギヤ5,6は、これらが各々
同方向に回転するようにウオーム軸4を間にして
反対側の位置に設けてある。さらに、中間ギヤ
5,6の各々小径側のギヤ5b,6bは、ギヤハ
ウジング2に設けたメタル軸受7aで回転可能に
支持した共通の出力ギヤ7bとかみ合わせてあ
る。すなわち、この出力ギヤ7bの回転軸が伝達
された回転の出力軸7cとなる。 上記のように構成されたワイパモータ35で
は、ウオーム軸4に右ねじ形ウオームと、左ねじ
形ウオームとを備え、各ウオームにかみ合わせた
中間ギヤ5,6および出力ギヤ7bを設けたこと
によつて、ウオーム軸4の回転で各ウオームに生
ずるラジアル荷重をほぼ相殺すると共に、軸方向
のスラスト荷重を完全に抑えることができるの
で、回転伝達のロスを軽減する高効率なワイパモ
ータ35となつている。 次に、第5図に基いてワイパモータのワイパ定
位置停止機構について説明する。 図において、7bは前記出力ギヤであり、円形
で一部分を扇形状に切欠いた第一接触板8と、前
記切欠部分の位置で前記第一接触板8から離間し
て且つ第一接触板8よりも外径側に突出させて設
けた第二接触板9とで構成されている。また、前
記出力ギヤ7bに対し、第5図に示すようにギヤ
ハウジング2のカバー3には、電源10とモータ
ロツク時にモータを保護するブレーカ11とモー
タ部1との間に接続され且つ前記第二接触板9の
みに接触可能な第一接触子12と、オフ端子13
に接続され且つ前記第一接触板8および第二接触
板9の両方に接触可能な第二接触子14とが設け
てあり、前記出力ギヤ7bが一回転する毎に第二
接触板9によつて前記第一接触子12と、第二接
触子14とが接続状態になる。さらに、図示しな
いワイパブレードは出力軸7cに連結されてい
て、前記出力ギヤ7bの一回転につき一往復する
構成になつており、前記両接触子12,14が第
二接触板9によつて接続した状態となるときに、
ワイパブレードが拭き終わりの位置になるように
構成してある。なお、図中15は制御スイツチに
おける接地端子、16は高速作動端子、17は定
速作動端子、18はワイパスイツチに連結した可
動子である。 上記のように構成されたワイパ定位置停止機構
が作動中に、ワイパスイツチを無作為に切つた場
合、可動子18がオフ端子13と低速作動端子1
7とを接続状態にする。このときワイパは、第二
接触子14と回転中の第一接触板8との接触によ
つて通電が行われているために作動を続行してい
るが、第二接触子14が第一接触板8から離れる
とモータ部1への通電を遮断し、次いで、第二接
触板9によつて第一接触子12と第二接触子14
とを接触状態にすることにより、電源10の側
への接続はなくなり、モータ部1を短絡させてワ
イパの作動にブレーキをかける。したがつて、ワ
イパを常に拭き終わりの位置で停止させるように
なつている。 しかしながら、上記した従来のワイパモータ3
5では、各接触子12,14を各接触板8,9に
対して所定位置で導通または遮断状態に保持する
手段が一切ないものとなつているので、冬場、雪
が多量に降つている時などに、雪の重みがワイパ
ブレードに加えられた際は、ギヤハウジング2内
のギヤの組み合わせ構造が高効率の減速機構とな
つているために、ワイパブレードに連結した出力
軸7cが逆回転しやすく、それによつて、第一接
触板8と第二接触子14とが接触したときには、
モータ部1が再度正回転し、そして、第一接触板
8と第二接触子14とが離れ、そしてまた、雪の
重みにより出力軸7cが逆回転して第一接触板8
と第二接触子14とが再度接触するという動作を
繰りかえす。 このとき、出力ギヤ7bが樹脂製の場合、第一
接触板8と第二接触子14との接触・離間が繰り
かえされる際に生ずるスパークの熱で溶けだして
第二接触子14が前記出力ギヤ7bの溶けた部分
に入り込み、ワイパの自動停止不良等の不具合が
発生することがあるという問題点があつた。 (考案の目的) この考案は上述した問題点に着目してなされた
もので、積雪時などにおいて、雪等の外力によつ
てワイパブレードが移動しようとしても、出力軸
が逆回転するのを防止し、長寿命で伝達効率の高
いワイパモータを提供することを目的としてい
る。 (考案の構成) この考案によるワイパモータの減速装置の構成
は、モータ軸を延長して前記延長部分に右ねじ形
ウオームと左ねじ形ウオームとを形成し、前記右
ねじ形ウオームと左ねじ形ウオームのそれぞれに
二段の中間ギヤのうちの一方のギヤを噛み合わせ
るとともに前記二段の中間ギヤのうちの他方のギ
ヤを支持軸により支持された共通の出力ギヤと噛
み合わせて前記モータ軸のスラスト方向の荷重を
打ち消す減速ギヤの組み合わせ構造を有し、前記
出力ギヤの回転により接触板と接触子とを導通ま
たは遮断状態に切換えて前記モータ軸の回転を制
御するワイパ定位置停止機構を備えたワイパモー
タにおいて、前記出力ギヤの支持軸には、前記接
触板を接触子に対して所定位置で導通または遮断
状態に保持する一方向クラツチをそなえたことを
特徴としている。 (実施例) 第1図および第2図はこの考案の一実施例を示
す図である。 第1図に示すワイパモータ40において、21
はモータ部、22はモータ部21に連結したギヤ
ハウジング部、23はギヤハウジング22のカバ
ー、24はモータ部21のモータ軸21aを延長
したウオーム軸部である。このウオーム軸部24
は、一端側には右ねじ形ウオーム24aと、他端
側には左ねじ形ウオーム24bとを形成してお
り、各ウオーム24a,24には二段の中間ギヤ
25,26の各々一方のギヤすなわち大径側のギ
ヤ25a,26aをかみ合わせてあり、この中間
ギヤ25,26は、ギヤハウジング22に設けた
中間軸25a,26bに嵌合しかつ回動可能に支
持されている。 このとき、中間ギヤ25,26はこれらが各々
同方向回転するようにウオーム軸24を間にして
反対側の位置に設けてある。さらに、二段の中間
ギヤ25,26の各々他方のギヤすなわち小径側
のギヤ25c,26cは共通の出力ギヤ28とか
み合つており、出力ギヤ28はこの出力ギヤ28
に固定した出力軸29(支持軸)がギヤ22内に
設けてあつて出力ギヤ28の回転を一方向にのみ
許容する一方向クラツチ27を介して支持されて
いる。そして、この出力ギヤ28の回転軸が、減
速された回転の出力軸29となる。また、この出
力ギヤ28は、図示しないワイパブレードの一往
復につき一回転する構成となつており、前記出力
ギヤ28の天井部分に第5図に示したものと同様
にしたワイパ定位置機構50を備えている。すな
わち、出力ギヤ28の天井部分には第4図に示し
た第一接触板8と第二接触板9と同様にした第一
接触板30と第二接触板31とが設けてある。ま
た、ギヤハウジング22のカバー23には、第一
接触板30および第二接触板31に接触・離間す
る第一接触子32と、第二接触板31にのみ接触
する第二接触子33が設けてある。 第2図は出力ギヤ7cの支持軸29に設けた一
方向クラツチ27の図であつて、一方向クラツチ
27はメタル軸受の一部に径方向に間隔が異なる
穴27aを設けたものであり、その穴27aの最
大間隔より直径が小さくかつ最小間隔より直径が
大きいローラ27bが入つている。 上記構成をもつワイパモータの動作について説
明する。 モータ部21の回転力はウオーム軸部24に伝
えられる。このウオーム軸部24の右ねじ形ウオ
ーム24a、左ねじ形ウオーム24bにかみ合わ
せた二段の中間ギヤ25,26がそれぞれ回転
し、これによつて、中間ギヤ25,26とかみ合
つた共通の出力ギヤ28が回転する。このとき、
第2図aに示すように出力ギヤ28に固定した出
力軸29が正回転の場合、一方向クラツチ27の
ローラ27aは出力軸29の回転を許容している
ので、出力軸29に連結した図示しないワイパブ
レードを動かす。 しかし雪の重みなどで前記ワイパブレードに外
力が加えられた場合、雪による押戻力、車の振
動、前記ワイパブレードを取付けたワイパアーム
の弾性力に伴うスプリングバツグ等により出力軸
29を逆回転しようとする力が作用するが、第2
図bに示すように、出力軸29が逆回転をしよう
としても、一方向クラツク27により、そのロー
ラ27bが穴27aの壁面に沿つて出力軸29の
回転を妨げるので、逆回転を止める。 これにより、出力軸29に固定した出力ギヤ2
8は逆転しないので、ワイパ定位置停止機構50
において各接触子32,32と各接触板30,3
1とは所定位置において保持されたものとなり、
従来のように、第二接触板31が第1接触子33
に触れて通電状態となることにより出力軸29が
正回転してしまうことがないものとなる。
以上説明してきたように、この考案によるワイ
パモータは、出力ギヤの支持軸に、ワイパ定位置
停止機構を構成する接触板と接触子とにおいて接
触板を接触子に対して所定位置で導通または遮断
状態に保持する一方向クラツチをそなえた構成と
したことから、雪の重み等の外力によつてワイパ
ブレードが移動しようとしても、出力軸が逆回転
するのを防止し、降雪時において接触子と接触板
とのあいだでの接触・遮断の繰かえしによるスパ
ークで接触子または接触板の一方または両者が焼
損することがなくなるので、ワイパ定位置停止機
構の耐久性が飛躍的に向上することからワイパモ
ータ全体の耐久性が優れたものになるという効果
を奏するものである。
パモータは、出力ギヤの支持軸に、ワイパ定位置
停止機構を構成する接触板と接触子とにおいて接
触板を接触子に対して所定位置で導通または遮断
状態に保持する一方向クラツチをそなえた構成と
したことから、雪の重み等の外力によつてワイパ
ブレードが移動しようとしても、出力軸が逆回転
するのを防止し、降雪時において接触子と接触板
とのあいだでの接触・遮断の繰かえしによるスパ
ークで接触子または接触板の一方または両者が焼
損することがなくなるので、ワイパ定位置停止機
構の耐久性が飛躍的に向上することからワイパモ
ータ全体の耐久性が優れたものになるという効果
を奏するものである。
第1図はこの考案の一実施例によるワイパモー
タの減速装置の構造を示す部分破断説明図、第2
図は一方向クラツチの構造と作動を示す断面説明
図、第3図は従来のワイパモータの減速装置のカ
バーを取り外した構造を示す正面説明図、第4図
は第3図の側面部分からの破断説明図、第5図は
第3図に示したワイパモータのワイパ定位置停止
機構の構成を示す電気配線説明図である。 21……モータ部、21a……モータ軸、22
……ギヤハウジング、24……ウオーム軸部、2
4a……右ねじ形ウオーム、24b……左ねじ形
ウオーム、25,26……中間ギヤ、25a,2
5b……中間ギヤの一方のギヤ、26a,26b
……中間ギヤの他方のギヤ、27……一方向クラ
ツチ、28……出力ギヤ、29……出力軸(支持
軸)、30,31……接触板、32,33……接
触子、40……ワイパモータ、50……ワイパ定
位置停止機構。
タの減速装置の構造を示す部分破断説明図、第2
図は一方向クラツチの構造と作動を示す断面説明
図、第3図は従来のワイパモータの減速装置のカ
バーを取り外した構造を示す正面説明図、第4図
は第3図の側面部分からの破断説明図、第5図は
第3図に示したワイパモータのワイパ定位置停止
機構の構成を示す電気配線説明図である。 21……モータ部、21a……モータ軸、22
……ギヤハウジング、24……ウオーム軸部、2
4a……右ねじ形ウオーム、24b……左ねじ形
ウオーム、25,26……中間ギヤ、25a,2
5b……中間ギヤの一方のギヤ、26a,26b
……中間ギヤの他方のギヤ、27……一方向クラ
ツチ、28……出力ギヤ、29……出力軸(支持
軸)、30,31……接触板、32,33……接
触子、40……ワイパモータ、50……ワイパ定
位置停止機構。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 モータ軸を延長して前記延長部分に右ねじ形ウ
オームと左ねじ形ウオームとを形成し、前記右ね
じ形ウオームと左ねじ形ウオームのそれぞれに二
段の中間ギヤのうちの一方のギヤを噛み合わせる
とともに前記二段の中間ギヤのうちの他方のギヤ
を支持軸により支持された共通の出力ギヤと噛み
合わせて前記モータ軸のスラスト方向の荷重を打
ち消す減速ギヤの組み合わせ構造を有し、前記出
力ギヤの回転により接触板と接触子とを導通また
は遮断状態に切換えて前記モータ軸の回転を制御
するワイパ定位置停止機構を備えたワイパモータ
において、 前記出力ギヤの支持軸には、前記接触板を接触
子に対して所定位置で導通または遮断状態に保持
する一方向クラツチをそなえたことを特徴とする
ワイパモータ。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1984093942U JPS619646U (ja) | 1984-06-22 | 1984-06-22 | ワイパモータ |
GB08515585A GB2160615B (en) | 1984-06-22 | 1985-06-19 | Reduction gearing device of windscreen wiper motor |
US06/746,692 US4944375A (en) | 1984-06-22 | 1985-06-20 | Reduction gearing device for a windshield wiper motor including a unidirectional brake |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1984093942U JPS619646U (ja) | 1984-06-22 | 1984-06-22 | ワイパモータ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS619646U JPS619646U (ja) | 1986-01-21 |
JPH0211239Y2 true JPH0211239Y2 (ja) | 1990-03-20 |
Family
ID=14096485
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1984093942U Granted JPS619646U (ja) | 1984-06-22 | 1984-06-22 | ワイパモータ |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US4944375A (ja) |
JP (1) | JPS619646U (ja) |
GB (1) | GB2160615B (ja) |
Families Citing this family (20)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0411887Y2 (ja) * | 1985-05-24 | 1992-03-24 | ||
US5161431A (en) * | 1989-06-19 | 1992-11-10 | Mitsuba Electric Manufacturing Co., Ltd. | Transmission device |
US5287771A (en) * | 1990-07-16 | 1994-02-22 | Valeo Systemes D'essuyage | Mounting for a drive shaft, in particular for a windshield wiper drive unit |
US5274876A (en) * | 1992-02-12 | 1994-01-04 | Wehrspann John H | Universal windshield wiper mechanism |
FR2712650B1 (fr) * | 1993-11-19 | 1996-02-02 | Univ Joseph Fourier | Roue libre débrayable. |
JP2852603B2 (ja) * | 1994-04-14 | 1999-02-03 | 愛知電機株式会社 | 電動パチンコ機の電動打球装置 |
FR2745541B1 (fr) * | 1996-02-29 | 1998-05-22 | Valeo Systemes Dessuyage | Motoreducteur, notamment pour l'entrainement de bras d'essuie-glace dans un vehicule automobile |
US5690207A (en) * | 1996-03-26 | 1997-11-25 | Grimes Aerospace Company | Windshield wiper clutch assembly |
US5987819A (en) * | 1997-05-06 | 1999-11-23 | Atoma International Inc. | Window regulator having improved crank assembly |
DE19821079A1 (de) * | 1997-06-26 | 1999-01-07 | Bosch Gmbh Robert | Elektrische Antriebseinheit |
GB2358899B (en) * | 2000-02-04 | 2004-04-14 | Trico Products | Drive unit |
JP4504712B2 (ja) * | 2004-03-17 | 2010-07-14 | 株式会社リコー | 駆動装置、搬送装置及び画像形成装置 |
JP4850606B2 (ja) * | 2006-07-27 | 2012-01-11 | アスモ株式会社 | モータ及びワイパ装置 |
US8234745B2 (en) * | 2007-05-18 | 2012-08-07 | Asmo Co., Ltd. | Motor device and wiper apparatus |
DE102010044593A1 (de) * | 2010-09-07 | 2012-03-08 | Rolf Strothmann | Antrieb |
CN101947948A (zh) * | 2010-09-07 | 2011-01-19 | 重庆长安汽车股份有限公司 | 刮水器电机回位控制装置及方法 |
DE102011054956B4 (de) * | 2011-10-31 | 2022-05-12 | Minebea Mitsumi Inc. | Antriebseinheit für einen Stellantrieb mit einem Elektromotor und zugehöriger Stellantrieb |
US9132498B2 (en) * | 2011-11-18 | 2015-09-15 | Lincoln Global, Inc. | Torch lead/lag angle adjustment device |
CN103707847B (zh) * | 2012-09-29 | 2016-06-08 | 北汽福田汽车股份有限公司 | 雨刮电机涡轮总成、雨刮器、车辆及雨刮器二次复位方法 |
US9604602B2 (en) | 2013-02-07 | 2017-03-28 | Trico Products Corporation | Wiper motor drive system having breakaway clutch |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5682843A (en) * | 1979-12-08 | 1981-07-06 | Nippon Oil Co Ltd | Wax emulsion |
Family Cites Families (14)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB439961A (en) * | 1934-06-18 | 1935-12-18 | Archibald Weatherbee Talbot | Reverse motion preventer |
US2402073A (en) * | 1942-02-25 | 1946-06-11 | Ford Instr Co Inc | Irreversible drive |
GB664671A (en) * | 1946-03-01 | 1952-01-09 | Chrysler Corp | Improvements in or relating to braking devices for motor vehicles |
US3237735A (en) * | 1964-06-24 | 1966-03-01 | Pacific Car & Foundry Co | Irreversible drive |
US3448840A (en) * | 1967-07-17 | 1969-06-10 | Garrett Corp | Energy absorbing no-back drive mechanism |
JPS494098B1 (ja) * | 1968-06-18 | 1974-01-30 | ||
US3576240A (en) * | 1969-07-25 | 1971-04-27 | John A Nicholson | Control lever locking device |
US3692161A (en) * | 1970-10-14 | 1972-09-19 | Us Army | Self-locking clutch |
US3797614A (en) * | 1971-09-02 | 1974-03-19 | Envirotech Corp | Automatic unidirectional brake |
US3734254A (en) * | 1971-12-10 | 1973-05-22 | Sigma Instruments Inc | Stepping motor with automatic brake |
GB1412621A (en) * | 1972-02-24 | 1975-11-05 | Johnson Precision Ng Ltd | Re-circulating ball arrangements |
US4226311A (en) * | 1977-05-09 | 1980-10-07 | Loffland Brothers Company | Rotary drive disc brake for drawworks |
DE2756387A1 (de) * | 1977-12-17 | 1979-06-21 | Gofra Entwicklungs U Fertigung | Antriebsanordnung |
US4399380A (en) * | 1980-08-29 | 1983-08-16 | Jidosha Denki Kogyo Kabushiki Kaisha | Air cooled wiper motor |
-
1984
- 1984-06-22 JP JP1984093942U patent/JPS619646U/ja active Granted
-
1985
- 1985-06-19 GB GB08515585A patent/GB2160615B/en not_active Expired
- 1985-06-20 US US06/746,692 patent/US4944375A/en not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5682843A (en) * | 1979-12-08 | 1981-07-06 | Nippon Oil Co Ltd | Wax emulsion |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
GB2160615B (en) | 1988-02-10 |
US4944375A (en) | 1990-07-31 |
GB8515585D0 (en) | 1985-07-24 |
JPS619646U (ja) | 1986-01-21 |
GB2160615A (en) | 1985-12-24 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH0211239Y2 (ja) | ||
US3978542A (en) | Wiper arm assembly | |
US2357152A (en) | Electric windshield wiper | |
US5983439A (en) | Windshield wiper assembly having a variable speed drive mechanism | |
KR910006805B1 (ko) | 윈도우 와이퍼용 전동장치 | |
US4459518A (en) | Window wiper | |
US2568922A (en) | Windshield wiper | |
US3262038A (en) | Windshield wiper mechanism | |
US2964774A (en) | Windshield wiper mechanism | |
CN220262731U (zh) | 前雨刮总成 | |
US2670492A (en) | Electric windshield wiper | |
JPH0312603Y2 (ja) | ||
JPH0313082Y2 (ja) | ||
KR100332027B1 (ko) | 스노우 클러치를 구비한 와이퍼 모터 | |
JP2953148B2 (ja) | 車両用リヤワイパ装置 | |
KR100372701B1 (ko) | 내장용 도르래에 의한 길이 가변형 와이퍼 | |
KR100300879B1 (ko) | 와이퍼 구동용 모터 조립체 | |
CN201994784U (zh) | 一种具有复位防颤抖功能的汽车雨刮电机 | |
JPH0121093Y2 (ja) | ||
JPH0115545Y2 (ja) | ||
JPH0348865Y2 (ja) | ||
US1793041A (en) | Windshield wiper and motor | |
JPH04189649A (ja) | ワイパモータの自動停止装置 | |
JPH0315409Y2 (ja) | ||
JPS6229264B2 (ja) |