JPH02109938A - カキの長期貯蔵方法 - Google Patents

カキの長期貯蔵方法

Info

Publication number
JPH02109938A
JPH02109938A JP63261610A JP26161088A JPH02109938A JP H02109938 A JPH02109938 A JP H02109938A JP 63261610 A JP63261610 A JP 63261610A JP 26161088 A JP26161088 A JP 26161088A JP H02109938 A JPH02109938 A JP H02109938A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
storage
long
temperature
fruit
persimmon
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP63261610A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH043180B2 (ja
Inventor
Hiroyuki Matsumura
博行 松村
Takeshi Kano
加野 武司
Jitsuo Takagi
高木 實男
Yoshio Sugiyama
義夫 杉山
Yasuo Koshi
越 靖夫
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honshu Paper Co Ltd
Original Assignee
Honshu Paper Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honshu Paper Co Ltd filed Critical Honshu Paper Co Ltd
Priority to JP63261610A priority Critical patent/JPH02109938A/ja
Publication of JPH02109938A publication Critical patent/JPH02109938A/ja
Publication of JPH043180B2 publication Critical patent/JPH043180B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Storage Of Fruits Or Vegetables (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はカキ果実の長期貯蔵方法に関する。
[従来の技術〕 従来カキ果実の貯蔵は、ミカン、リンゴのように余り行
われていなかったが、これはカキ果実が軟化しやすく、
貯蔵に適さない性質をもっているためと見られている。
しかしながら、カキの収穫期から翌年にかけて長期にわ
たり市場へ安定して供給するために、カキの長期貯蔵の
要求があり、これまで貯蔵方法について検討されてきた
が、通常は従来知られる一般の果実の貯蔵方法を適用す
ることが多い。
−1看に果実の貯蔵方法には、ポリエチレン貯蔵法、C
A (Controlled Atll1ospher
e)貯蔵法、凍結貯蔵法などが知られている。
ポリエチレン貯蔵法はポリエチレン、ポリプロピレンな
との袋に果実を包装し、貯蔵中に水分蒸散を抑制し、C
A効果を特別な設備によらないで得る貯蔵法である。
しかしながら、ポリエチレン貯蔵法では、たとえば、収
穫期11月に貯蔵を始めると、4箇月後の3月下旬には
殆どの果実が軟化してしまう。
また、CA貯蔵法は果実を低11度の酸素、a111度
の二酸化炭素で呼吸を抑制して貯蔵する方法で、貯蔵1
内の空気組成を調節する装置が必要である。
しかしながら、CA貯蔵法では、11月に貯蔵を始める
と、6箇月後の5月下旬には殆どの果実が軟化する。そ
の上、貯′R設備、運転に実大なコストを要する。
凍結貯蔵法は、果実を急速冷凍して貯蔵する方法で、数
年の貯蔵が可能である。
しかしながら、凍結貯蔵法では解凍方法によっては果実
品質が著しく変化して商品として扱い列い。
このように従来の貯蔵方法では、果実を生きたままの状
態で長期に貯蔵することが甚だ困難であった。
[発明が解決しようとする課題] 本発明は上述の問題点を解決して、収穫期から翌年の収
t!1n)l#Jまで果実品質を維持したまま長期貯蔵
可IIIなカキの長期貯蔵方法を提供丈ることを目的と
する。
[課題を解決するための手段] 本発明は果実の収穫前にコリン塩で処理した後、貯蔵す
ることを特i敢とするカキの長期貯蔵方法である。また
、前記方法において貯#i温度を−0,1〜−2,5℃
で行なうカキの長期貯蔵方法である。
更に、館記方法において貯蔵温度−0,1〜−2,5℃
で長朋貯朶を行う前に、貯R温度より高い温度で予冷を
行うカキの長期貯蔵方法である。
本発明は収穫前のカキ果実にコリン塩を散布して貯蔵前
の前処理を行うことを特徴とするが、従来から収穫前に
薬剤で処理することは知られている。
たとえばインドール−2−カルボン肩で前処理を行うこ
とが知られているが、長期貯蔵に対する効果は本発明の
:]コリン塩方がすぐれている。[後記実t!例参照] また、ジベレリンの散布も知られているが長期貯蔵には
不十分である。
本発明に用いるコリン塩としては、塩化物、リン!塩の
ほか酒石碧水素塩、クエン酸水素塩、グリコン酸塩など
があげられる。
次に本発明の方法における貯蔵温度は−0,1〜−2,
5℃好ましくは−1,5℃±0.5℃である。貯蔵中の
温度変化の幅が大きいと、果実の表面に131害を生じ
て貯R明間を縮めるので好ましくない。
また、前記の貯蔵1度で長期貯蔵を行う前に、貯蔵温度
より高い温度で予冷を行う。
予冷温度は好ましくは2〜7℃、更に好ましくは5℃±
1℃である。
果実を収穫後、直ちに貯R庫に入れ、予冷温度に調部す
ることにより、果実の呼吸を抑制し、果実の内部温度を
低下させ、温度分布が均一になる2〜3日後に、貯蔵温
度に下げる。
上述のように貯蔵庫内温度は均一に保ち、温度変動は少
ないほど好ましく、霜取りによる昇温も好ましくない。
従って貯蔵庫内の温度を11℃、好ましくは±0.5℃
の範囲に調m可能な装置であることが必要である。
本発明の方法は、上記のコリン塩処理、所定温度での予
冷及び長期貯蔵を行うほかに、予冷、貯蔵時にポリエチ
レン袋への密封とこれに吸水紙及びエチレン吸収鮮度保
持剤を同封することの併用により、従来の貯蔵方法では
不可能であったカキの収穫期から翌年の収穫期前までの
長期貯蔵を可能にしたものである。
ポリエチレン袋への密封は、通常知られるポリエチレン
、ポリプロ゛ピレンの袋に、果実1個づつを入れて密封
するのが好ましいが、果実の瓜みていたまない程度に多
数個を1袋中に入れてもさしつかえない、ポリエチレン
袋の厚さは50μmLス上あることが好ましい。
また、このポリエチレン袋へ果実を密封する際に、同1
4する吸水紙は吸水能がある不織布、ティッシュ又はこ
れらの素材に高分子吸収剤を加工したものが用いられ、
エチレン吸収鮮度保持剤としては従来知られる活性炭、
活性炭素a!雑及びこれらを加工処理したエチレン吸収
能を有するjY度酊持剤が用いられる。
以上のほか1本発明における長期貯蔵に当って、更に下
記の点に留意して貯蔵を行えば、−F!A艮期貯蔵効果
を増すことができる。
(1)収穫時は果実に]lをつけないように丁寧に取り
扱かう。
(2)収穫は最盛期(25年生前後)の樹から行う。
(3)果実の大きさはMが逍ら長持らする。
(4)果皮色は4程度がよい。
[実 施 例] 本発明の実施例を示す。
実施例1 コリン塩前処理による効果 カキ「富有」を収穫10日前に塩化コリン(MGC14
0) 200倍水溶液を果実の付いたまま樹全体に散布
した後、カキ果実を収穫し、直ちにポリエチレン袋に1
個づつ入れ、同時に吸水紙1枚とエチレン吸収剤(本州
製紙製ハトフレッシュC)5びを同封した。50個分の
ポリエチレン袋をダンボール箱に入れ貯蔵温度−1,5
℃で貯蔵庫に貯蔵した。
果実の20%が軟化した状態を貯蔵期間限度として評価
した結果を第1表に示す。
比較のため、塩化コリンに代えて、インドール−2−カ
ルボン酸の1000倍水溶液を散布したもの、薬剤散布
をしない無処理のものを貯蔵した結果も併せて第1表に
示した。
第1表 本発明の塩化コリンにより前!l!lI!!したカキ果
実の貯蔵期間は良くすぐれている。
実I7[!例2 貯R温度による効果 大IiA例1において塩化コリンによる前処理を行なっ
たカキ果実についてポリエチレン袋に入れ、予冷を行わ
ずに貯蔵庫の貯蔵温度が異なる条件で比較した結果を第
2表に示す。
本発明の塩化コリンにより前処理したカキ果実を−1,
5℃で貯蔵すると貯蔵効果がすぐれている。
実施例3予冷の効果 実施例1において、塩化コリンによる前処理を行なった
カキ果実について、ポリエチレン袋に入れて、実施例2
記叔の貯蔵庫で−1,5℃で貯蔵する前に予冷を行なっ
たものと予冷を行わないもので比較した。
その結果を第3表に示す。
第3表より予冷の効果は明らかである。
また、予冷温度は5℃近辺が好ましい。
実施例4 本発明の方法と従来の貯蔵方法との比較本発
明の最適条件を組合せた貯蔵方法と従来の貯蔵方法につ
いて比較した結果を第4表に示す。
表の結果によれば、本発明の方法は、従来の貯蔵方法よ
り格段にすぐれており、本発明では9箇月間、たとえば
11月に収穫したとして、翌年の8月まで貯蔵が可能と
なり、翌年の収穫期面まで市場の状況に応じての安定し
た出荷ができることになる。
[発明の効果] 本発明は上述の通り、従来長期貯蔵が難しかったカキ果
実を、収穫期から翌年の収穫期面まで長期貯蔵ができる
ようにしたカキの長期貯蔵方法である。これによりカキ
果実を収穫期から翌年の収穫期前まで長期に亘り、 市場に安定して供給でき るというすぐれた効果が得られる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、果実の収穫前にコリン塩で処理した後、貯蔵するこ
    とを特徴とするカキの長期貯蔵方法。 2、貯蔵温度を−0.1〜−2.5℃で行う請求項1記
    載のカキの長期貯蔵方法。 3、貯蔵温度を−0.1〜−2.5℃で長期貯蔵を行う
    前に貯蔵温度より高い温度で予冷を行う請求項2記載の
    カキの長期貯蔵方法。
JP63261610A 1988-10-19 1988-10-19 カキの長期貯蔵方法 Granted JPH02109938A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63261610A JPH02109938A (ja) 1988-10-19 1988-10-19 カキの長期貯蔵方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63261610A JPH02109938A (ja) 1988-10-19 1988-10-19 カキの長期貯蔵方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02109938A true JPH02109938A (ja) 1990-04-23
JPH043180B2 JPH043180B2 (ja) 1992-01-22

Family

ID=17364295

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63261610A Granted JPH02109938A (ja) 1988-10-19 1988-10-19 カキの長期貯蔵方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH02109938A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20030059422A (ko) * 2001-12-29 2003-07-10 충청북도 상품성을 증진시키기 위한 홍시 및 연시의 보존 및 저장방법
CN107094427A (zh) * 2017-03-13 2017-08-29 陕西师范大学 黄肉猕猴桃采收和冷藏工艺

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20030059422A (ko) * 2001-12-29 2003-07-10 충청북도 상품성을 증진시키기 위한 홍시 및 연시의 보존 및 저장방법
CN107094427A (zh) * 2017-03-13 2017-08-29 陕西师范大学 黄肉猕猴桃采收和冷藏工艺

Also Published As

Publication number Publication date
JPH043180B2 (ja) 1992-01-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS62138135A (ja) 予め切断した生セロリの保存寿命延長方法
US4783342A (en) Polymeric film coating method for protecting plants, vegetables and fruit from drought
TW201733442A (zh) 殺有害生物劑之汽化給予
US4670275A (en) Prolonging the shelf life of fresh root vegetables
IL172001A (en) Method for preserving pomegranate arils and other small seedless and seed-bearing fruit juice bearing vesicles
JP3643394B2 (ja) 野菜の冷凍保存方法
CN108651613A (zh) 番茄健康安全保鲜工艺
JPH02109938A (ja) カキの長期貯蔵方法
US4855153A (en) Prolonging the shelf life of fresh root vegetables
CN110583763A (zh) 一种荔枝果实的采后保鲜方法
RU2525722C1 (ru) Способ хранения сельскохозяйственной продукции
CN109329399A (zh) 一种火龙果的保鲜方法
CN114271266A (zh) 一种栀子花鲜花真空快速冷冻储藏保鲜方法
JPS62190068A (ja) 生鮮品の保存装置
US4808420A (en) Fresh root vegetables with prolonged shelf life
US4919948A (en) Prolonging the shelf life of fresh root vegetables
US2876110A (en) Composition and method for preserving the quality of shell eggs
JPS62118843A (ja) 生根菜の保存寿命の延長方法
CN113455538A (zh) 一种百香果采后防皱保鲜贮藏方法
US5151284A (en) Method of preparing green beans and the resulting product
US5200219A (en) Method of preparing green beans and the resulting product
JP6831560B2 (ja) 梅干しの製造方法
US4867996A (en) Method of preparing green beans
JP2849828B2 (ja) 収穫果実生体の鮮度保持方法
US3137582A (en) Preservation of plant materials