JPH02109871A - ホットメルトとして用いられる固体組成物の容器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用範囲コ 本発明は、ヨーロッパ特許第０１０２８０４号に説明さ
れるように、ホットメルトとして用いられる固体湿気硬
化性組成物の防湿容器に関する。

［従来の技術］ 湿気硬化性組成物は、湿気との反応によって硬化するの
で、使用前これらの組成物を湿気に曝さないようにし、
しかもほんの一部でも、組成物を早期硬化することなく
容器を空にすることが必要である。

ヨーロッパ特許第０１０２８０４号は、自立パッケージ
の中に設けられた湿気硬化性組成物の分配装置の使用を
説明してあり、この装置は出口を備えた密閉部材で一端
が密閉されている管状本体部分を有する容器を備え、前
記容器は更に本体部分の中に摺動可能のピストンヘッド
を備え、それによって、組成物がピストンヘッドと密閉
部材との間で本体部分の中に閉込められ、装置がパッケ
ージの出口と協働するようになっている出口ポート手段
を備え、従って、パッケージの出口と出口ポート手段と
の間に防湿シールが作られ、装置が更にピストンヘッド
を密閉部材と出口の方へ押すだめの作動手段と、組成物
を空気中の湿気に曝すことなく溶融組成物を出口ボート
手段から分配ノズルに導ひく手段と、を備えているもの
において、パッケージに入れた組成物はメルトとして分
配されるべき固体湿気硬化性接着材であり、密閉部材は
受熱性であり、熱を密閉部材に供給するための手段と協
働し、摺動可能なピストンヘッドは密閉部材の方へ突出
しかつ前記本体部分の内壁と摺動密閉係合するリムを有
する、ことを特徴とする。

作動に当って、密閉部材に加えられた熱により、前記密
閉部材に隣接した組成物を溶かし、できた溶融材料は、
作動装置によって前記ピストンヘッドに加えられた圧力
から生じる、密閉部材に向かうピストンヘッドの移動に
よって出口から排出される。

上記の発明による用途に作られた容器は、これを逆さに
して、充填される。この容器は下端部に位置決めされた
ピストンヘッドを有し、この下端部は使用前に取外され
る蓋で密閉されている。容器の内壁は、ＰＴＦＥのよう
な離型材料のコーティングを備える。次いで、容器に溶
融材料を充填し、密閉部材によって容器の下端部を密閉
し、次いで逆さにして冷やす。室温で結晶である組成物
では、凝固の際の収縮により容器の壁と固体組成物の塊
との間にわずかな隙間ができる。容器を用いるときには
、そのわずかな隙間は容器の内壁と慴動係合していると
きピストンヘッドの突出リムの通過を容易にする。

［発明が解決しようとする課題］ しかし、使用中突出リムの通過を容易にするわずかな隙
間を作るように収縮しない非結晶性組成物では、問題点
が経験され、分配装置の作動が妨げられる。

本発明の目的は、非結晶性組成物に容易に使用できる、
ヨーロッパ特許第０１０２８０４号に説明されている装
置を使用して、ホットメルトの分配に用いる改良容器を
提供することである。

更に、結晶性組成物を充填した大きい容器では、組成物
の塊が不規則な収縮を起こし、これにより、装置を使用
するときに溶融材料を侵入させてしまうような空所を生
じさせ、溶融材料のこの逆流が、容器の内壁に係合する
ピストンヘッドの突出リムによって作られたシールさえ
も通過する、問題点が経験された。

従って、本発明の別の目的は、ピストンヘッドの突出リ
ムに溶融材料が逆流するのを回避する、ヨーロッパ特許
第０１０２８０４号に説明されている装置に用いられる
改良容器を提供することである。

［課題を解決するための手段］ 本発明によれば、ヨーロッパ特許第０１０２８０４号に
説明されている装置に用いられる固体湿気硬化性組成物
の防湿容器は、出口を備えた密閉部材によって一端が密
閉された管状本体部分を備え、この容器は更に摺動可能
なピストンヘッドを備え、このピストンヘッドは、ピス
トンヘッドと密閉部材との間で本体部分の中に組成物を
閉込め、前記ピストンヘッドは、密閉部材の方へ突出し
かつ前配管状本体部分の内壁と摺動密閉係合しているリ
ムを有する、容器において、容器内の湿気硬化性組成物
が、更に耐熱弾性筒の密閉袋の中に保持されることを特
徴とする。

１２５℃以下の温度で溶融する組成物には、箔は、二軸
延伸ポリエチレンテレフタレートのようなポリアミド又
はポリエステルの簡単なフィルムで良いが、そのような
フィルムは、高温で許容できない収縮を示す。高温で溶
融する組成物には、例えばポリエチレンテレフタレート
のような内層をアルミニウム箔で支持し耐収縮性ラミネ
ートフィルムを用いるのが良い。

特に、高温で溶融する組成物に用いる好ましいラミネー
ト箔は、更に耐熱ポリエチレンのような耐熱フィルムの
外層を備える。

本発明による改良容器は、ヨーロッパ特許第０１０２８
０４号に説明されている装置に従来用いられた容器と同
じ方法で充填される。すなわち、耐熱弾性筒の袋を逆さ
にした容器の中へ挿入し、この袋に溶融組成物を充填し
、袋の口を密閉部材で容器に密閉し、しかる後この密閉
容器を逆さにして冷却する。

容器は、特に湿気硬化性ホットメルト材料に用いられる
が、湿気のない状態で収容されるべきホットメルトとし
て用いられる任意の固体組成物を入れるのにも用いるこ
とができる。

本発明を十分理解するために、今好ましい実施例を例示
として、本発明による容器の充填と使用を図解する添付
図面を参照して詳細に説明する。

［実施例］ 本発明による容器の充填順序を第１図から第５図に示す
。この容器１１は、一端部に密閉蓋１３を有する管状本
体部分１２からなり、そしてピストンヘッド１４を収容
する。容器１１は、本体部分１２の下端部１５のピスト
ンへラド１４と共に直立する（第１図）。二軸延伸ポリ
エチレンテレフタレートの袋１６が、ポリエステルフィ
ルムチューブの一端部をクリップ１７で密閉することに
よって形成され１．そして本体部分１２の上端部１８の
開口部の中に挿入される。袋１６を広げて容器に対する
内張りを形成しく第２図）、袋の開放端部１９を、本体
部分１２の上端部１８の上に折返す。第３図に示すよう
に、袋１６で内張すされた容器に、１００℃の溶融組成
物を充填する。

次いで、密閉部材２０を、本体部分１２の上端部１８に
付け（第４図）、密閉部材２０を本体部分１２に密閉す
るに当って、袋１６の開放端部１９をも本体部分１２に
密閉する。

次いで、充填した容器を逆さにして（第５図）、冷やす
。

２０℃の気温（室温）で、貯蔵状態の容器を、第６図に
示す。

室温で結晶である組成物では、固体組成物２２と本体部
分１２との間にわずかな隙間２１ができるが、室温で非
結晶である組成物では、そのような隙間はできない。

使用中、密閉蓋１３を取外して、容器を開放しく第７図
）、容器を分配装置に挿入し、作動装置２３が本体部分
１２の中のピストンヘッド１４を固体組成物２２の方へ
移動させ、電熱プラテン２４から熱が閉鎖部材２０を通
り、組成物２２のこれに隣接した部分２５を溶融する。

装置の作動を第９図に示す。作動装置２３で加えられた
圧力により、ピストンヘッド１４を移動させて組成物２
２と接触させ、２７でポリエステル箔が、わずかな隙間
を効果的に作り、本体部分１２の壁と接触していてかつ
組成物２２の外側の突出リム２８の移動を容易にする。

作動装置２３でピストンへラド１４に加えられた圧力は
、組成物２２と２５の溶融組成物とに伝達され、それに
よって、溶融組成物２５は、密閉部材２０の出［］２６
から排出される。

第１０図は、装置の最終作動位置を示し、この位置では
突出リム２８は、閉鎖部材２０の凹部２９に係合し、こ
の係合により、ピストンヘッド１４を閉鎖部材２０に密
着させることができ、それによって、組成物２２のほと
んど全部が溶融材料として閉鎖部材２０の出口２６をと
おって排出される。

次いで、空容器を装置から取外し、固体組成物の入った
容器と交換する。

【図面の簡単な説明】

第１図と第２図は、耐熱弾性フィルムの袋の挿入を示す
説明図、 第３図は、溶融組成物を容器に充填する説明図、第４図
は、容器の密閉を示す説明図、 第５図は、充填した容器の冷却段階を示す説明図、 第６図は、容器の貯蔵状態を示す説明図、第７図は、使
用のため容器を開放している状態を示す説明図、 第８図と第９図は、容器の使用段階を示す説明図、 第１０図は、空の容器を示す説明図である。 １１・・・・・・容器、　　　　１２・・・・・・本体
部分、１３・・・・・・密閉蓋、　　　１４・・・・・
・ピストンヘッド、１５・・・・・・下端部、　　　１
６・・・・・・袋、１８・・・・・・上端部、　　　１
９・・・・・・開放端部、２０・・・・・・密閉部材、
　２２・・・・・・固体組成物、２３・・・・・・作動
装置、　２４・・・・・・プラテン、２５・・・・・・
溶融組成物、２６・・・・・・出口、２８・・・・・・
突出リム。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、ヨーロッパ特許第０１０２８０４号に説明されてい
   る装置にホットメルトとして用いられる固体湿気硬化性
   組成物の防湿容器であって、該容器は、出口を備えた密
   閉部材（２０）によって一端が密閉された管状本体部分
   （１２）を備え、前記容器は更に摺動可能なピストンヘ
   ッド（１４）を備え、該ピストンヘッド（１４）は、ピ
   ストンヘッド（１４）と密閉部材（２０）との間で本体
   部分（１２）の中に組成物を閉込め、前記ピストンヘッ
   ド（１４）は、密閉部材の方へ突出しかつ前記管状本体
   部分（１２）の内壁と摺動密閉係合しているリム（２８
   ）を有する、容器において、容器内の湿気硬化性組成物
   が、更に耐熱弾性箔の密閉袋（１６）の中に保持される
   ことを特徴とする、ホットメルトとして用いられる固体
   組成物の容器。 ２、箔は、ポリアミド又はポリエステル材料の簡単なフ
   ィルムである、請求項第１項の容器。 ３、フィルムは、二軸延伸ポリエチレンテレフタレート
   である、請求項第２項の容器。 ４、箔は、ポリアミド又はポリエステルの内層をアルミ
   ニウム箔で支持したものからなる耐収縮性ラミネート材
   である、請求項第１項の容器。 ５、積層材は、更に耐熱フィルムを備える、請求項第４
   項の容器。