JPH0210846B2 - - Google Patents

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JPH0210846B2
JPH0210846B2 JP16481386A JP16481386A JPH0210846B2 JP H0210846 B2 JPH0210846 B2 JP H0210846B2 JP 16481386 A JP16481386 A JP 16481386A JP 16481386 A JP16481386 A JP 16481386A JP H0210846 B2 JPH0210846 B2 JP H0210846B2
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JP
Japan
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converter
water
arm
slag
cooling
Prior art date
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Expired
Application number
JP16481386A
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English (en)
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JPS6320407A (ja
Inventor
Shiken Inoe
Naoharu Kokaki
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は転炉スラグコーテングにおける水冷装
置に関するものである。
〔従来の技術〕
転炉スラグコーテングは従来特公50−40364等
に示すように、転炉出鋼後残スラグに固化材を添
加して首振り後コーテング部位を下側にして転
炉々体を静止させ、該スラグが自然冷却し固化す
るのを待つ方法である。しかし上記のごとき放冷
にまかせていたならば当該コーテングスラグが冷
却固化するまでに長時間を要し、この間転炉の操
業停止は余儀なくされ、著しい生産低下に繋つて
いた。
この対策として該コーテング部の強制空冷や、
水冷を容易に考えることができるが強制空冷では
冷却効果が非常に低く、また単なる散水冷却では
冷却効果を有するが冷却完了後の転炉復転時に起
りうる水蒸気爆発の防止と冷却過多による熱損失
も多く、水蒸気爆発は設備破損はもとより、人災
に繋がる可能性が高いので好ましくない。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明は前記従来法の欠点、対応策の危険性を
解消するためには冷却効果がある散水方法で冷却
しかつ水蒸気爆発の危険性を排除する、冷却装置
を必要とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は上記の如き問題を有利に解決するため
になされたものでその特徴とするところは、走行
自在な台車上にポストを設け該ポストに気水噴霧
ノズルを装架した揺動、前後進自在なアームを軸
支し該アーム先端部には水分検出器を設けると共
に、台車上に転炉内部観察用光学装置を配設した
ことを特徴とする転炉スラグコーテング水冷装置
である。
〔作用〕
本発明について図面を示して説明する。
第1図は転炉スラグコーテング水冷装置の全体
図を示し、気水混合噴霧ノズル6を揺動、前後進
可能なアームA8、アームB8′で支持し、傾動、
左右スライド可能なポスト9を設け、既アーム8
を傾動自在にピン36にて軸止し、走行自在な台
車3に塔載し、既アーム8の先端に転炉内雰囲気
ガス検知ノズル7を固設し、該アーム内の配管を
介し台車3上に設けた検知ガス吸引用ポンプ21
に接続し、該ポンプ吸引側に吸引ガス中の水分検
知装置15を配設すると共に、既台車3上に転炉
内における噴霧ノズル6、検知ノズル7位置を確
認可能なITVカメラ12及び該カメラ用照明1
3を固設し、また転炉操業床2には気水噴霧用
水、圧空の流量制御装置(図示せず)を設け、ホ
ースリール、ケーブルリールを介し台車3の移動
に追従可能に接続せしめ、自動遠隔で操作可能に
各装置を保有構成した転炉スラグコーテング水冷
装置である。
ボア31はピン36でポスト9に軸着し、傾動
油圧シリンダー10でアーム8,8′の傾動動作
Dが可能であり、該ポスト9は台車3上に移動油
圧シリンダー33で横行動作Eができ、ポスト9
に固設した旋回油圧シリンダー35でアーム8,
8′の旋回が可能である。
ポスト9上にITVカメラ12、カメラ用照明
灯13を配設し、ITVカメラ12はオートズー
ムであり炉前操業床2の安全な場所(図示せず)
にITVを設置し、操作者は任意に監視したい炉
内を観察することが可能であり安全を充分確保で
きる。
台車3は前述の機器類を塔載し、操作者が操作
運転台39より通常の自動車のごとき運転動作が
可能であり、ハンドル41操作で輪42,42′
を制御でき走行する。この時アーム8,8′は後
方に後退しており、台車3全体のバランスは充分
とれている。
噴霧検知時には台車3全体のバランスを確保す
るため、アウトリガー16で炉前操業床2に固定
せしめる。台車3の走行およびアウトリガー16
操作は台車3機上および機側で行うが、噴霧冷却
検知操作はすべて炉前操業床2の安全な場所より
ITVによる監視のもと遠隔で操作し、安全を確
保することが可能である。
第2図第3図第4図第5図において、第2図は
噴霧ノズル6、検知ノズルの拡大図で噴霧ノズル
6と検知ノズル7をアームA8の先端に背合せに
固設し、該アームA8はガイドローラー38に支
持されアームB8′内に前後進可能に取付けられ
ている。更に第3,4図、5図に示すようにアー
ムB8′は支持ローラー37で支持されたボア3
1内に前後進可能に取付けられている。
噴霧ノズル6には気水流40(第7図参照)を
形成すべく給水管6B圧空管6Aを接合、その供
給はアーム8,8′内を通しホース11を介して
図示してないが炉前操業床に設置された流量制御
装置でコントロールされ供給される。検知ノズル
7には検知配管34を介して台車3上に塔載され
た水分検知装置15、吸引ポンプ21に接続し、
炉内の雰囲気ガス7′を容易に分析、水分検知す
ることが可能である。
一方アーム8,8′の前後進動作cの駆動は台
車3に塔載された油圧ユニツト(図示せず)より
供給された圧油で前後進油圧モーター17を回転
せしめ、ギアー18,18′を介しフイードロー
ラー22とアーム8及びホース11との接触抵抗
で任意に行うことが可能である。ボア31前部に
前述の油圧ユニツトより供給された圧油で駆動す
る揺動油圧モーター(図示せず)をボア31に設
けたブラケツト26に固設し、カツプリング28
ウオーム29およびケース24に固設されたウオ
ームギア30を回転することで噴霧ノズル6検知
ノズル7を含むアーム8,8′揺動または回転動
作Bを容易に行うことができる。揺動の動作を要
する場合には図示しない、揺動モーターの回転動
作を正逆切換えることで可能であり、ホース11
等へのねじり防止はボア31に固設したL、S2
5とアーム8′に固設したストライカー32の動
作から規制することが可能である。
噴霧ノズル6は気水噴霧式のノズル散水方式を
採用し、之により急激な水のみによる散水冷却方
式に起因する水蒸気爆発を避けることを基本と
し、このノズルをアーム8に装架し、アーム8は
台車3上のポスト9に前後進揺動自在に軸支され
ているので、台車3自体が走行自在であるのと相
俟つて、炉内の任意の個所に気水噴霧冷却が可能
となる。
更にアーム8先端には水分検出器7を設け、台
車3上に設けた転炉内部観察用光学装置12
(I、T、V、カメラ、I、T、V、カメラ用照
明装置等が通常好ましく使用される)で遠隔的に
内部を見ながらスラグ層直上部(例えばスラグ層
上100cm程度)雰囲気ガス7′を任意の指定個所で
吸引し、水分分析計15にて水分を測定し基準値
と比較して安全性を確認するものである。内部を
くまなく観察し水溜り形成の無いことを確認し、
更に水分量を定量的に把握(気水噴霧冷却開始
後、経時と共に含水量は減少し安全基準値に達す
る。)してゆくので、次回の転炉内への溶銑の受
銑に際し、安全を確保出来る。又、これら装置一
式は遠隔的に合理的に操作出来るので作業時間の
短縮、人員の節減、安全面できわめてすぐれた効
果を奏するものである。
第6図、第7図において本発明装置の操業につ
いて説明する。
転炉残スラグを首振りコーテングし静止した転
炉々口に正対する。
転炉1は残スラグ5を首振り動作Fにより下方
にコーテングし静止しており、転炉1の正面に位
置する防煙板4の開口部4′より炉前操業床2上
を走行し、定位置に停止した台車3はアーム8,
8′を前進させ噴霧ノズル6より気水流34を噴
霧し、コーテングスラグ5面を最適速度で冷却す
る。冷却後アーム8,8′を反転させ検知ノズル
7で雰囲気ガス7′を吸引後述する水分検知装置
15で分析検知し、水蒸気爆発等の危険性が無い
事を確認する。
以上述べた装置構成は実施一例に過ぎず各機
器、部材の組合せ構成を変えてもよく本実施例に
こだわらない。
〔発明の効果〕
以上述べた如く転炉々壁耐火物のスラグコーテ
ングにおける冷却効果を最適水量散布で確保する
ことで散水過多による水溜り発生から起る水蒸気
爆発の防止を図り、更に噴霧後の炉内スラグコー
テング直上部の水分検知だ残存水の無いことを確
認し、充分な安全を確保しかつ、その操作を遠隔
化し、作業者への安全設備損傷防止を万全に備え
ることが可能でコーテング後の転炉休止時間を著
しく短縮する装置を提供するものである。
また散水過多による水溜りは水蒸気爆発の危険
性の他、鋼の水素ピツクツツプに繋がり本装置は
鋼性の精練上効果も得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に基ずく転炉スラグコーテング
水冷装置のスラグコーテング装置全体図、第2図
は本発明に基ずく転炉スラグコーテイング水冷装
置の噴霧、検知ノズル図、第3図は本発明に基ず
く転炉スラグコーテイング水冷装置のアーム前後
進正面図、第4図は本発明に基ずく転炉スラグコ
ーテイング水冷装置のアーム前後進平面図、第5
図は本発明に基ずく転炉スラグコーテイング水冷
装置のアーム揺動断面図、第6図は本発明に基ず
く転炉スラグコーテイング水冷装置のスラグコー
テイング前待機状態図、第7図は本発明に基ずく
転炉スラグコーテイング水冷装置の冷却、検知状
態図を示す。 1……転炉々体、2……転前操業床、3……台
車、4……炉前防煙板、4′……開口部、5……
残スラグ(コーテングスラグ)、6……噴霧ノズ
ル、6A……給水管、6B……圧空管、7……検
知ノズル、7′……雰囲気ガス、8……アームA、
8′……アームB、9……ポスト、10……傾動
油圧シリンダー、11……ホース、12……
ITVカメラ、13……カメラ用照明灯、14…
…冷却水管、15……水分検知装置、16……ア
ウトリガー、17……前後進油圧モーター、18
……ギアー、18′……ギアー、19……ケーシ
ング、20……LS−A(リミツトスイツチ)、2
1……吸引ポンプ、22……フイードローラー、
23……ガイダー、24……ケース、25……
LS−B、26……ブラケツト、29……ウオー
ム、30……ウオームギアー、31……ボア、3
2……ストライカー、33……移動油圧シリン
ダ、34……検知配管、35……旋回油圧シリン
ダー、36……ピン、37′……車輪、37……
輪、38……ハンドル、39……操作運転台。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 走行自在な台車上にポストを設け該ポストに
    気水噴霧ノズルを装架した揺動、前後進自在なア
    ームを軸支し該アーム先端部には水分検出器を設
    けると共に、台車上に転炉内部観察用光学装置を
    配設したことを特徴とする転炉スラグコーテング
    水冷装置。
JP16481386A 1986-07-15 1986-07-15 転炉スラグコ−テング水冷装置 Granted JPS6320407A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16481386A JPS6320407A (ja) 1986-07-15 1986-07-15 転炉スラグコ−テング水冷装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16481386A JPS6320407A (ja) 1986-07-15 1986-07-15 転炉スラグコ−テング水冷装置

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Publication Number Publication Date
JPS6320407A JPS6320407A (ja) 1988-01-28
JPH0210846B2 true JPH0210846B2 (ja) 1990-03-09

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ID=15800405

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JP16481386A Granted JPS6320407A (ja) 1986-07-15 1986-07-15 転炉スラグコ−テング水冷装置

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KR20040046778A (ko) * 2002-11-28 2004-06-05 주식회사 포스코 전로 연와 강제 냉각 장치
CN102876829B (zh) * 2011-07-15 2015-08-26 中冶宝钢技术服务有限公司 转炉冶炼过程中炉下落渣处理工艺

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Publication number Publication date
JPS6320407A (ja) 1988-01-28

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