JPH02107539A - 光ファイバー被覆材 - Google Patents

光ファイバー被覆材

Info

Publication number
JPH02107539A
JPH02107539A JP1109158A JP10915889A JPH02107539A JP H02107539 A JPH02107539 A JP H02107539A JP 1109158 A JP1109158 A JP 1109158A JP 10915889 A JP10915889 A JP 10915889A JP H02107539 A JPH02107539 A JP H02107539A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
weight
optical fiber
component
coating material
isopropenyltoluene
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP1109158A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0543653B2 (ja
Inventor
Masami Takeda
竹田 雅美
Tsuneaki Muro
室 恒昭
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui Petrochemical Industries Ltd
Original Assignee
Mitsui Petrochemical Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsui Petrochemical Industries Ltd filed Critical Mitsui Petrochemical Industries Ltd
Priority to JP1109158A priority Critical patent/JPH02107539A/ja
Publication of JPH02107539A publication Critical patent/JPH02107539A/ja
Publication of JPH0543653B2 publication Critical patent/JPH0543653B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Surface Treatment Of Glass Fibres Or Filaments (AREA)
  • Optical Fibers, Optical Fiber Cores, And Optical Fiber Bundles (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、光ファイバー被覆材に関するものであり、よ
り詳細には、低温における弾性率が小さ(、ミクロベン
ディングによる光ロスが小さいとともに、接着特性にす
ぐれた光ファイバー被覆材に関する。
(従来の技術) 光ファイバーにおいて、ファイバーの強度を保持し、光
ロスを誘起する微小的げからファイバーを保護する目的
で種々の被覆材料が用いられて来た。これらの中にはフ
ァイバーに被覆したのち紫外線や熱で硬化するもの、溶
剤を含有する材料で被覆後溶剤を揮散させて硬化するも
のなどが主なものであったが、最近、特開昭58−10
0102号にも指摘の如く被覆工程における作業性や被
覆材物性のバランスを向上させる目的でホットメルトタ
イプの樹脂組成物が使用されるようになり、この樹脂組
成物においては、低温における接着性に優れるものが要
求されていた。
(発明が解決しようとする問題点) 前掲特開昭58−100102号には光ファイバーに有
利に適用できるホットメルト接着剤組成物が提案されて
いる。しかし、光ファイバーの被覆材物性として、ミク
ロベンディングにより光ロスを防ぐために重要な、低温
における弾性率が充分小さいとは言えず、その他の諸点
においても更に優れた被覆材が求められていた。
(問題点を解決するための手段) 本発明は、前記の問題点を解決するために提案されたも
のであって、特定の重合体組成物が、低温における弾性
率が小さく、さらに接着特性が優れ、光ファイバー被覆
材として有用であるとの、本発明者らの新たな知見に基
づいて完成されたものである。
すなわち、本発明によれば、 ビニル芳香族化合物(a1)と共役ジエン化合物(a2
)とからなるブロック共重合体の水素化物(A):15
ないし40重量%の範囲、メタイソプロペニルトルエン
を主構成単位とするイソプロペニルトルエン重合体(B
):4ないし30重量%の範囲、 数平均分子量が250ないし5000の範囲のα−オレ
フィン重合体(c1)およびスクワラン(c2)からな
る群より選ばれる化合物(C):40ないし80重量%
の範囲[(A)、(B)および(C)の合計は100重
量%]からなる光ファイバー被覆材が提供される。
本発明によってえられる光ファイバー被覆材は、従来の
光ファイバー用被覆材としてのホットヌル1〜接着剤の
特性を保持または向上させながらミクロベンディングロ
スを一層向上させ、しかも、低温における接着性が著し
く改善されるため、光ファイバー被覆材としてすぐれた
機能を発揮することができる。
(発明の好適態様の説明) [(A)成分について] 本発明に用いる(A)成分はビニル芳香族化合物(a、
)と共役ジエン化合物(a2)とからなるブロック共重
合体の水素化物である。ブロック共重合体は好ましくは
線状であるが、放射状や分枝状であってもよい。
ビニル芳香族化合物には、スチレン、α−メチルスチレ
ン、ビニルトルエン、p −tert−ブチルスチレン
、ビニルキシレン、エチルビニルキシレン、ビニルナフ
タレンおよびこれらの混合物が例示されるが、これらの
うちではスチレンがとくに好ましい。また共役ジエン化
合物には、1.3−ブタジェン、イソプレン、l、3−
ペンタジェン、23−ジメチルブタジェン、これらのハ
ロゲン化話導体、およびこれらの混合物が例示され、こ
れらのうちではブタジェンまたはブタジェンを主体とす
る共役ジエン化合物の組合せが好ましく、とくにブタジ
ェンが好適である。
水素化物の原料に用いるビニル芳香族化合物と共役ジエ
ン化合物とからなるブロック共重合体としては、例えば
特開昭52−150457号、あるいは特開昭53−7
1158号に開示されたブロック共重合体があり、ビニ
ル芳香族化合物からなるブロック(x)と(X1)、お
よび共役ジエン化合物からなるブロック(Y)(ただし
Xと×1は同じであっても異なっていてもよい)か、X
−Y−X’、 X−Yなどの構成をしたもの、あるいは
ざらにX (−Y−X−Y−)。XX (−Y−X−)
。Y(nは1〜10の整数)などの構成をしたものも挙
げることができる。これらのブロック共重合体のうち、
末端ブロックは、ビニル芳香族化合物からなるブロック
が好適である。ブロック共重合体の数平均分子量は、好
ましくは約10.000ないし約1,000,000 
、 とくに好ましくは約20.000ないし約300,
000の範囲である。また、ビニル芳香族化合物からな
るブロックの各々の平均分子量は、好ましくは約t、o
ooないし約500,000、とくに好ましくは約2,
000ないし約300,000であり、共役ジエン化合
物からなるブロックの各々の平均分子量は、好ましくは
、約1,000ないし約500.000 、とくに好ま
しくは、約2,000ないし約300.000の範囲で
ある。
また、これらのブロック共重合体におけるビニル芳香族
化合物と共役ジエン化合物の重量比は、好ましくは約2
/98〜約60/40.とくに好ましくは約10/90
〜約40/60の範囲である。
本発明ではこれらのブロック共重合体を水素化した水素
化物が用いられる。
ビニル芳香族化合物と共役ジエン化合物のブロック共重
合体を水素化する場合、90%以上の脂肪族二重結合が
水素化され、10%以下の芳香族二重結合が水素化され
たものが好適であり、とくに好ましくは99%以上の脂
肪族二重結合が水素化され、5%以下の芳香族二重結合
が水素化されたものが望ましい。
水素化は、当業者に公知の方法を採用することができる
。水素化触媒としては、例えばニッケル、多孔質ケイソ
ウ土、ラネーニッケル、重クロム酸銅、硫化モリブデン
等や、さらに白金、パラジウム等をカーボン等の担体に
担持したものを挙げることができる。水素化は任意の圧
力、温度、例えば大気圧から300気圧、通常5ないし
200気圧で、24℃ないし320℃の温度において、
0.1ないし24時間、好ましくは、0.2ないし10
時間で行うことができる。
ビニル芳香族化合物と共役ジエン化合物からなる共重合
体として、具体的にはブタジェン−ポリスチレン−ブロ
ック共重合体、ポリスチレン−ポリイソプレン−ポリス
チレン−ブロック共重合体、ポリ(α−メチルスチレン
)−ポリブタジェン7ボリ(α−メチルスチレン)−ブ
ロック共重合体などが例示できる。これらの共重合体と
して市販品も使用することができ、水素化物自体も市販
されている。これらとしては、例えば、カリフレックス
 TR−1101、TR1107TR4113シェルケ
ミカル社 クラトン G−6500,G6521 、 G1650
 、 G1852シ工ルケミカル社 ツルプレン、水素化ツルブレン フィリップス社 などが例示される。
[(B)成分について] 本発明に用いる(B)成分は、メタイソプロペニルトル
エンを主構成単位とするイソプロペニルトルエン重合体
である。該重合体としては、好ましくは例えば特開昭5
1−17225に記載のものを用いることができる。
すなわち、好ましくはメタイソプロペニルトルエン単独
、またはメタイソプロペニルトルエン50%以上のイソ
プロペニルトルエン異性体混合物をフリーゾルタラフッ
触媒の存在下で重合して得られる数平均分子量400な
いし1600、重量平均分子量に対する数平均分子量の
比が3.0以下、軟化点(環球法、JIS K−253
1)が90℃ないし160℃のものである。またさらに
好ましくは、数平均分子量600ないし1450、重量
平均分子量に対する数平均分子量の比が2.5以下、軟
化点(1球法、JIS K−2531)が100℃ない
し150℃のものである。
なお、該(B)成分を構成する重合単位としては、イン
プロペニルトルエンのほかに、他の成分、例えばビニル
トルエン、t−ブチルスチレン、t−ブチル−α−メチ
ルスチレン、スチレン、α−メチルスチレンが共に重合
成分に含まれていてもよい。これらの含有量は50モル
%以下であることが好ましい。
[(C)成分について] 本発明に用いる(C)成分のうち、(C,)としては、
α−オレフィン重合体であって数平均分子量が250な
いし5000の範囲、好ましくは300ないし3000
の範囲、さらに好ましくは300ないし1000の範囲
にあるものである。
該重合体はα−オレフィンの単独重合体、αオレフィン
とα−オレフィンの共重合体のほか、α−オレフィンを
主成分とするα−オレフィンと他の千ツマ−5例えばジ
エン類、塩化ビニル、酢酸ビニル、(メタ)アクリル酸
などとの共重合体も含まれるが、前二者であることが好
ましい。
また、(c1)としては、好ましくは流動点(JISに
2269)が30℃以下であり、常温(25℃)で液状
であるものが更に好ましい。
前記のα−オレフィンとしては、炭素数2ないし20.
とくに好ましくは2ないし12のものであり、例えばエ
チレン、プロピレン、1−ブテン、1−ペンテン、1−
ヘキセン、1−オクテン、1−デセン、1−ドデセン、
1−テトラデセン、1−オクタデセン、1−エイコセン
、4メチル−1−ペンテンなどを挙げることがで仕る。
α−オレフィンの単独重合体を(c1)とする場合は、
さらに炭素数4ないし1oのものを用いることが好まし
く、とくに1−ブテン、1−ペンテン、1−ヘキセン、
1−オクテン、1−デセンをモノマーとするものなどを
用いることが好ましい。
α−オレフィン同士の共重合体を用いる場合は、エチレ
ンとエチレン以外のα−オレフィン共重合体であること
が好ましく、その際のα−オレフィンとしては、炭素数
3ないし12のもの、例えばプロピレン、1−ブテン、
1−ヘキセン、1−オクテン、1−デセン、1−ドデセ
ン等を挙げることができる。その場合、エチレン含量は
25ないし70モル%であることが好ましく、とくに3
0ないし60モル%であることが好ましい。ざらに該共
重合体の重量平均分子量と数平均分子量の比が4以下、
とくに3以下であることか好ましい。
エチレン含有量が上記下限を外れると、本発明の組成物
を光ファイバー被覆材に用いた場合にタフネスが低下す
る傾向があり、また上限を外れると相溶性が不良となり
溶融粘度が高くなる傾向がある。同様に数平均分子量が
下限を外れると配合物溶融時の加熱減量が犬となり、上
限を外れると、配合物溶融粘度が高くなり作業性不良と
なる傾向がある。
前記α−オレフィンの共重合体又は単独重合体は公知の
方法、例えば特開昭57−123205号に記載の方法
によって得ることができる。ざらに該共重合体等にはス
チレン等の芳香族ビニル化合物、(メタ)アクリル酸、
マレイン酸、無水マレイン酸等の不飽和カルボン酸又は
その誘導体、ビニルトリメトキシシラン等の不飽和シラ
ン化合物、グリシジル(メタ)アクリレート等の不飽和
エポキシ化合物、塩素、臭素等のハロゲンをグラフトし
た変性(共)重合体も含まれる。これらも同様に用いる
ことができる。
またスクアラン(c2)はスクアレンをニッケル触媒に
より水素添加して得られるものである。この原料となる
スクアレンは、深海塵のサメ肝油中に含まれるもので、
サメ肝油の不ケン化物を分別蒸留し、脱酸し更に金属ナ
トリウムの存在下に分別蒸留するか、塩化ファルネシル
を金属マグネシウムの存在下縮合させるか、トランス−
ゲラニルアセトンにウィッチ反応を行って得られる。
上記(C,)成分と(c2)成分は各単独で、またはこ
れらを混合して本発明の光ファイバー被覆材として使用
することができる。
(各成分の混合割合) 本発明の光ファイバー被覆材における前記各成分の配合
割合は、(A)成分が15ないし40重量%、好ましく
は22ないし33重量%、特に好ましくは25ないし3
0重量%、(B)成分が4ないし30重量%、好ましく
は4ないし25重量%、とくに好ましくは4ないし7重
量%、(C)成分は40ないし80重量%、好ましくは
61ないし72重量%、とくに好ましくは64ないし6
9重量%である。
[他の成分についてコ 本発明の光ファイバー被覆材には、前記(A)。
(B)および(C)成分のほかに、用途に応じて種々の
他の成分を含むことができる。
本発明に用いる他の成分のひとつは通常ポリマー物質に
用いられる熱酸化安定剤を挙げることができる。たとえ
ばモノフェノール系、ビスフェノール系、高分子型フェ
ノール系などのフェノール系熱酸化安定剤、硫黄系熱酸
化安定剤、リン系熱酸化安定剤などを挙げることができ
る。これらの熱酸化安定剤は、とくに本発明の光ファイ
バー被覆材に含有されていることが好ましい。
熱酸化安定剤は、前記(A)、(B)および(C)の合
計100重量部に対し、通常0.5重量部ないし1.7
重量部、とくに0.8重量部ないし1.4重量部用いる
ことが好ましい。
同様に本発明に用いるのは任意であるが、用いることが
好ましい成分としてワックスがある。ここでいうワック
スにはパラフィン系ワックス、ポリオレフィン系ワック
スなど各種のワックスを用いることができるが、好まし
くは、融点(ASTMD−127)が70以上のもので
ある。
ワックスの使用量は(A)、(B)および(C)成分の
合計100重量部に対しOないし11重量部である。
なお、本発明の光ファイバー被覆材には、上記各成分の
ほか、さらに、公知の種々の配合剤、例えば耐候安定剤
、老化防止剤、滑剤、スリップ剤、帯電防止剤、充填剤
、顔料などを本発明の目的を損わない範囲で配合しても
よい。
本発明の光ファイバー被覆材を製造する方法は特殊なも
のではなく、通常ホットメルト組成物を製造する装置、
方法に従えばよい。
[光ファイバー被覆材の施工例] 光ファイバーに被覆を施すには、望みのコーティング厚
さに見合った出口オリフィスを有する被覆材の貯蔵器に
ファイバーを通過させることにより行うことができる。
被覆工程はファイバー延伸ライン中で、かなりの高速を
もって行われるが、このためには、該貯蔵器中のホット
メルト状被覆材の粘度が低いことが重要である。すなわ
ち190℃における溶融粘度は10,0OOcps以下
であることが必要である。本発明の光ファイバー被覆材
は溶融時の粘度が低く、この点優れている。さらに溶融
時の耐熱安定性が良好であり、臭気が殆んどないことも
公知のホットメルト型光ファイバー被覆材にない特徴で
ある。光ファイバー上の被覆材は冷却により固化する。
この場合、本発明の被覆材はファイバーに対する低(品
における接着性も優れている。さらに被覆された光ファ
イバーは通常、@き取られるが、この場合、ファイバー
同士のブロッキングがないことも重要となる場合がある
。本発明の光ファイバー被覆材にワックスが含まれてい
ることは必ずしも必須ではないが、ワックスが含まれて
いるものを用いると、固化後のベタツキが殆んどないた
め、ブロッキングの問題も殆んど生じない。
光ファイバーの強度保持率に影響を及ぼす被覆材の性状
としては、タフネス、軟化点、低温における弾性率、お
よび経時変化に対する物性の変化などが挙げられる。こ
のうち、タフネスは光ファイバー(通常石英)の保護の
ために重要であり、後述測定法で35 kg/cm2以
上であることが好ましい。また軟化点は高温における耐
クリープ性を示すもので、高いほど好ましく、後述の測
定方法で少なくとも100℃以上であることが好ましい
弾性率は微小屈曲による光ロスに直接影響する因子であ
り、後述測定法で通常−40℃において、I X 10
’dyne/cm”以下であることが好ましい。さらに
経時変化の小さい、即ち耐候性が良好であることが必要
である理由は言うまでもない。
前記本発明の光ファイバー被覆材は通常そのままの状態
で用いることができ、上記の如き要求される性状をいず
れも満足する優れたものである。
[実施例等] 後記実施例等に使用する各成分を参考例として以下に記
す。
参考例1 温度計、攪拌機を付けた500m1フラスコにイソプロ
ペニルトルエン(オルト異性体2%、メタ異性体91%
、パラ異性体6%の組成をもつ混合物)150gとトル
エン300gを仕込み、攪拌下に温度を一30℃に保ち
なから三フッ化ホウ素フェノール錯体1.50gを約2
0分間で滴下した。
ざらに同じ温度で2時間反応を続けた後2%水酸化ナト
リウム水溶液75gを加え、さらに30分間攪拌を続け
て触媒を分解した。
次に重合液を中性・になるまで水洗した後、215℃、
10mm)Igの条件で30分間溶媒および未反応上ツ
マ−を留去して樹脂を得た。
樹脂収量は13fi、6 gであり、色相(G、No、
)1以下、軟化点は135℃、Moは1200、Mw/
M、は2.2であった。
参考例2 クマロン−インデンコポリマー:ネビルケミカル社(N
eville Chelnical Co、)製の商品
名クマールLX509(Cumar LX509)。
参考例3 特開昭57−123205号記載の方法により、M。
800、Mv/Mn1.4.流動点(℃、JISに22
69)−50,0℃、100℃における動粘度(JIS
 K2283)20cst、比重(d二o、アンドンバ
ー密度計)0.830 、エチレン含量50モル%のエ
チレン・プロピレンランダム共重合体を得た。
参考例4 特開昭57−123205に記載の方法により、Mo 
:400、M、/Mn : 1.2 、流動点(℃、J
ISに2269) −57,5℃、100℃における動
粘度(JISに2283)4.55cst 、エチレン
含量35モル%のエチレン・プロピレンランダム共重合
体を得た。
参考例5 窒素吹込管、水冷コンデンサー、温度計および滴下ロー
ト2個を装着した攪拌機付ガラス製211人反応器に、
エチレン組成50モル%、数平均分子量810、M、 
7Mn1.40、 [η] 0.04dl/gの液状エ
チレン・プロピレンランダム共重合体800gを入れ、
2時間窒素置換を行い、溶存酸素を追い出した。そのの
ち、フラスコ内温を145℃に昇温し、2個の滴下ロー
トに各々予め装入しておいたスチレンモノマー200g
およびジーtert−ブチルペルオキシド40gを8時
間かけて供給した。供給完了後更に4時間後反応を行っ
たのちフラスコ内温が180℃になるように昇温し、0
.5mmHHの減圧下に揮発分を除去した。得られた生
成物中には副生ポリスチレンが混合しているので、活性
白土処理により精製した。
精製されたスチレン変性エチレン・プロピレンランダム
共重合体は、[η] 0.06dl/g、 M、 /M
o1.88、ガラス転穆点(Tg)−78℃の無色透明
液体であり、” C−NMR分析により測定したスチレ
ン成分のグラフト割合は、液状エチレン・プロピレンラ
ンダム共重合体100重量部に対して24重量部であっ
た。
参考例6 市販品スクワラン(C3゜H62= 422、凝固点−
63℃、比重(d二’) 0.8098)。
参考例7 特開昭57−123205に記載の方法により、M。
400、M、/Mo1.2、流動点(℃、JISに22
69)−57,0,100℃における動粘度(JIS 
1228:])4.55cst 、エチレン含量50モ
ル%のエチレン・ブテンランダム共重合体を得た。
参考例8 白色鉱油:ベレンコ、ベンゾイル社 (Penreco、Penzoil Co、)の商品名
 ドレイフォール35 (Drakeol 35)。
実施例1〜5 SEBSブロックコポリマー(シェル化学製「クラトン
GlB5Q J ) 25重量部、参考例1に記載する
イソプロペニルトルエン樹脂5重量部、ワックス(ヘト
ロライト社製rBe 5quare 195 J ) 
9重量部、安定剤(チバガイギー社製「イルガノックス
1010J ) 1重量部に、表1に示す参考例3〜6
のエチレン−α−オレフィンオリゴマー60mfHJを
それぞれ配合し、混練槽にて溶融(200℃)攪拌し配
合物を調製する。
次に、これら配合物について以下に示す物性を測定した
(結果は表1に示す)。
(1)軟化点:JISに−2531による環球法により
測定した。
(2)溶融粘度(cps、atl 90℃):エミラー
回転粘度計により測定した。
(3)−40℃弾性率(dyne/cm2)  :東洋
ボールドウィン製PHEOVIBRON DDV−II
 −EA型ににより一40℃における動的弾性率 (測定周波数35)12)を測定。
(4)接着力(g/10mm巾):室温における石英フ
ァイバーとの接着性を調べるため、 25μのポリエステルフィルムに配合 物を50μ厚で塗布し、塗布面どうし を重ね合わせヒートシールする(ヒー トシールバー上下面温度120℃、圧 力3 kg/cm2.10秒間)。この後、引張速度3
00 mm/+ninでT型はく離を行う(g/10m
m巾、測定温度25℃)石英ファイバーに対する接着力
とポリ エステルに対する接着力は同じではな いが、両表面とも極性基を有しており 比較対照を可能にし、この場合試験操 作の単純化のためポリエステルフィル ムにより試験を行った。
(5)タフネス(kg/cm2)  :引張速度225
パ一セント/分で得られた応力−ひすみ曲線 (ASTM D−1708)下の面積として規定する。
(6)耐熱性(色相変化):耐熱性の試験方法としては
、配合物の200℃における10 時間後の経熱色相変化により比較を行 った(○:良好、△:やや劣る、×: 不良)。
(7)臭気:200℃溶融時における配合物の臭気を比
較した(O:良好、△:やや劣 る、X:不良)。
以上の測定結果を表1に示した。次に、これら配合物を
含有し、出口オリフィスを有する貯蔵槽中を外径110
μmのファイバーを通過させ、コーティングを行った。
この時、リールに巻かれた被覆ファイバーの大きなブロ
ッキングがないことが必要であり、この際のブロッキン
グの有無について表1に示した(○ニブロッキング無し
、×ニブロッキング有)。
比較例l 5EBSブロツクコポリマー(シェル化学製)「クラト
ンG 1650J ) 25重量部、参考例2に記載す
るクマロン−インデンコポリマー5重量部、ワックス(
ベトロライト社製rye 5quare 195 J 
)9重量部、安定剤(チバガイギー社製「イルガノック
スl0IOJ ) 1重量部に、表1に示す参考例8の
ベンレコ、ベンゾイル社(Penreco、Penzo
ilCo、)製のドレイフォール35 (Drakeo
l 35)を使用する他は実施例1と同様に行った。結
果を表1にボす。
表1の結果に示すように、本発明の光ファイバー被覆材
は比較例に比べ一40℃における弾性率が小さく、(低
温(−40℃)下でのミクロベンディングによる光ロス
が小さいこととなる。
また本発明の光ファイバー被覆材は、比較例に比べ、軟
化点、タフネスが高い値であり、ファイバーに対する保
護が潰れファイバーの機械的損傷を低減させる。
また本発明の光ファイバー被覆材は比較例に比べ、ファ
イバーを被覆する際の熱安定性、臭気が改良され、巻き
取り時のブロッキングも起こらなかった。
以上の結果から、本発明の光ファイバー被覆材は従来の
光ファイバー用ホットメルト材の有利な諸点を殆んど保
持または向上させるうえに、低温下におけるミクロベン
ディングロスを一層向上させることが判明した。
実施例6 実施例1の配合物を実施例1に記載の接着力試験方法に
より、設定温度0,25.50℃で測定した。
実施例7 実施例2の配合物を実施例6と同様に行った。
比較例2 市販゛ホットメルト接着剤として東亜合成化字欠「アロ
ンメルト#912 Jを使用するほかは、実施例6と同
様に行った。
比較例3 参考例1の樹脂32g、エチレン・酢酸ビニル共重合体
(三井・デュポンポリケミカル類、商品名エバフレック
ス#220.酢酸ビニル含有率28重量%、メルトイン
デックス150)32gおよびパラフィンワックス(融
点60℃)16gを160°で溶融混合し、実施例1の
記載の接着力試験方法により、0℃、25℃、50℃に
おける接着力を測定した。
以上の結果、本発明の光ファイバー被覆材は、低温にお
ける接着力においても優れた性能を有していることがわ
かる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ビニル芳香族化合物(a_1)と共役ジエン化合
    物(a_2)とからなるブロック共重合体の水素化物(
    A):15ないし40重量%の範囲、 メタイソプロペニルトルエンを主構成単位とするイソプ
    ロペニルトルエン重合体(B):4ないし30重量%の
    範囲、 数平均分子量が250ないし5000の範囲のα−オレ
    フィン重合体(c_1)およびスクワラン(c_2)か
    らなる群より選ばれる化合物(C):40ないし80重
    量%の範囲[(A)、(B)および(C)の合計は10
    0重量%]からなる光ファイバー被覆材。
JP1109158A 1989-05-01 1989-05-01 光ファイバー被覆材 Granted JPH02107539A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1109158A JPH02107539A (ja) 1989-05-01 1989-05-01 光ファイバー被覆材

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1109158A JPH02107539A (ja) 1989-05-01 1989-05-01 光ファイバー被覆材

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP60107048A Division JPS61266443A (ja) 1985-05-21 1985-05-21 重合体組成物およびその用途

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02107539A true JPH02107539A (ja) 1990-04-19
JPH0543653B2 JPH0543653B2 (ja) 1993-07-02

Family

ID=14503110

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1109158A Granted JPH02107539A (ja) 1989-05-01 1989-05-01 光ファイバー被覆材

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH02107539A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000221370A (ja) * 1999-01-26 2000-08-11 Alcatel 通信ケ―ブルの伝送要素を緩衝するための可撓性の熱可塑性ポリオレフィンエラストマ―

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000221370A (ja) * 1999-01-26 2000-08-11 Alcatel 通信ケ―ブルの伝送要素を緩衝するための可撓性の熱可塑性ポリオレフィンエラストマ―

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0543653B2 (ja) 1993-07-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100501986B1 (ko) 블록 공중합체 및 이 공중합체를 함유하는 조성물
EP0011474B1 (en) Hot melt composition
EP1015517B1 (en) Toughened polymer blends
JP5057626B2 (ja) アルミニウムアセチルアセトナートで架橋された官能化ブロック共重合体を含む組成物
KR19980033052A (ko) 접착제 조성물
KR20060127062A (ko) 방사상 (s-i/b)x 중합체 유래의 접착제 조성물
US4762878A (en) Polymer composition and the use thereof
KR20010015647A (ko) 신디오택틱 모노비닐리덴 방향족 중합체를 함유하는 성형조성물
CN100537693C (zh) 低粘度、热熔融稳定粘合剂组合物
EP0885260B1 (en) Molding composition containing syndiotactic vinylaromatic polymer
JP2010248328A (ja) 熱可塑性エラストマー組成物およびそれからなるホットメルトシーラント
EP3436490A1 (en) Semi-crystalline block copolymers and compositions therefrom
EP0234918B1 (en) Optical fibre
EP1894974A1 (en) Block copolymer compositions for moulded articles
JPH02107539A (ja) 光ファイバー被覆材
JP2803083B2 (ja) 重合体組成物およびその用途
TWI748463B (zh) 氫化共聚物、黏著膜、樹脂組合物以及成形體
JP2612588B2 (ja) アスフアルト改質用熱可塑性エラストマー
KR102582787B1 (ko) 핫 멜트 조성물
JPH01188549A (ja) 光フアイバー用被覆材
JPH0770403A (ja) 新規組成物および該組成物からなる粘接着剤、シーラント
CN113302253B (zh) 热熔粘合剂组合物及其制造方法
KR102351058B1 (ko) 핫 멜트 접착제 조성물
KR20210041214A (ko) 블록 공중합체 조성물
CN117567684A (zh) 一种改性石油树脂及其制备方法