JPH01188549A - 光フアイバー用被覆材 - Google Patents

光フアイバー用被覆材

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JPH01188549A
JPH01188549A JP63010991A JP1099188A JPH01188549A JP H01188549 A JPH01188549 A JP H01188549A JP 63010991 A JP63010991 A JP 63010991A JP 1099188 A JP1099188 A JP 1099188A JP H01188549 A JPH01188549 A JP H01188549A
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JP
Japan
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weight
average molecular
coating material
molecular weight
polymer
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Pending
Application number
JP63010991A
Other languages
English (en)
Inventor
Makoto Azuma
誠 我妻
Masami Takeda
竹田 雅美
Tsuneaki Muro
室 恒昭
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui Petrochemical Industries Ltd
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Mitsui Petrochemical Industries Ltd
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Publication date
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  • Optical Fibers, Optical Fiber Cores, And Optical Fiber Bundles (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野] 本発明は光ファイバー用被覆材に関する。
[従来の技術] 光ファイバーにおいて、ファイバーの強度を保持し、光
ロスを誘起する微小的げからファイバーを保護する目的
で種々の被覆材料が用いられて来た。これらの中にはフ
ァイバーに被覆したのち紫外線や熱で硬化するもの、溶
剤を含有する材料で被覆後溶剤を揮散させて硬化するも
のなどが主なものであったが、最近、特開昭58−10
0102号公報にも指摘の如く被覆工程における作業性
や被覆材物性のバランスを向上させる目的でホットメル
ト材が使用されるようになった。また主に石英が使われ
ている光ファイバーに対して接着性の優れた光ファイバ
ー用被覆材か望まれていた。
[発明が解決しようとする問題点] 前掲特開昭58−1001..02号公報には光ファイ
バーに有利に適用できるホットメルト組成物が提案され
ている。しかし、光ファイバーの被覆材物質として、ミ
クロベンディングによる光ロスを防ぐために重要な性質
である低温における弾性率が十分小さいとは言えず、そ
の他の諸点においても更に優れた被覆材が求められてい
た。
一方特開昭61−266443号公報には、本願発明の
(B)成分に代えてインプロペニルトルエン重合体を使
用した類似の技術が提案されている。しかし、該公報に
開示された被覆材には種々の利点があるものの、石英に
対する接着性かいまだ充分であるとは言えず、更に接着
性に優れるものが要望されている。本発明者らは、この
ような事情のもとにホットメルト被覆材料を検討した結
果、所定の重合体組成物が従来の光ファイバーコーティ
ング用ホットメルト材の有利な諸点を殆んど保持または
向上させるうえ、ミクロベンディングロスおよび石英に
対する接着性を一層向上させうることを見い出し、本発
明を完成させることができた。
[発明の概要] 本発明は、ビニル芳香族化合物(a1)と共役ジエン化
合物(a2)とからなるブロック共重合体の水素化物(
A)15ないし40重量%、テルペンフェノール重合体
(B)4ないし30重量%、 数平均分子量が250ないし500oのα−オレフィン
重合体(c1)およびスクヮラン(c2)からなる群よ
り選ばれる化合物(C)40ないし80重量%、 [ただし、上記(A)、(B)および(C)成分の各重
量%はこれらの成分の合計を100重量%とじたときの
値である、] を含有する重合体組成物からなる光ファイバー用被覆材
である。
[(A)成分について] 本発明に用いる(A>成分はビニル芳香族化合物(a1
)と共役ジエン化合物(a2)とからなるブロック共重
合体の水素化物である。ブロック共重合体は好ましくは
線状であるが、放射状や分枝状であってもよい。
ビニル芳香族化合物としては、例えばスチレン、α−メ
チルスチレン、ビニルトルエン、p−tert−ブチル
スチレン、ビニルキシレン、エチルビニル=3− キシレン、ビニルナフタレンおよびこれらの混合物が例
示され、これらのうちではスチレンがとくに好ましい。
また共役ジエン化合物としては、例えば1.3−ブタジ
ェン、イソプレン、1.3−ペンタジェン、2.3−ジ
メチルブタジェン、これらのハロゲン化誘導体、および
これらの混合物が例示される。これらのうちではブタジ
ェンまたはブタジェンを主体とする共役ジエン化合物の
組合せが好ましく、とくにブタジェンが好適である。
水素化物の原料に用いるビニル芳香族化合物と共役ジエ
ン化合物とからなるブロック共重合体としては、例えば
特開昭52−150457J4公報あるいは特開昭53
−71158号公報に開示されたブロック共重合体かあ
り、ビニル芳香族化合物からなるブロック(X)と(X
1)および共役ジエン化合物からなるブロック(Y)(
たたしXとXlは同じであっても異なっていてもよい)
が例えばx−y−x’、X−Yなどの構成をしたもの、
あるいはさらにX +Y −X −Y −)−n X、
X +Y −X −Y←nY (nは1〜10の整数)
などの構成をしたものを挙げることができる。これらの
ブロック共重合体のうち、末端ブロックは、ビニル芳香
族化合物からなるブロックが好適である。ブロック共重
合体の数平均分子量は、好ましくは約10,000ない
し1.000.000、とくに好ましくは約20 、O
OOないし約300,000の範囲にある。また、ビニ
ル芳香族化合物からなるブロックのおのおの平均分子量
は好ましくは約1 、OOOないし約500.000、
とくに好ましくは約2,000ないし約300,000
であり、共役ジエン化合物からなるブロックの各々の平
均分子量は好ましくは、約1 、OOOないし約500
.000とくに好ましくは、約2,000ないし約30
0,000の範囲にある。
また、これらのブロック共重合体におけるビニル芳香族
化合物と共役ジエン化合物の重量比は、好ましくは約2
/98〜約60/40、とくに好ましくは約10/90
〜約4−0/60の範囲にある。
本発明ではこれらのブロック共重合体を水素化した水素
化物か用いられる。
ビニル芳香族化合物と共役ジエン化合物のブロック共重
合体の水素化物としては、例えば90%以上の脂肪族二
重結合が水素化され、他方10%以下の芳香族二重結合
が水素化されたものが好適であり、とくに好ましくは9
9%以上の脂肪族二重結合が水素化され、5%以下の芳
香族二重結合が水素化されたものが望ましい。
水素化は、当業者に公知の方法を採用することができる
。水素化触媒としては、例えばニッケル多孔質ケイソウ
上、ラネーニッケル、重クロム酸銅、硫化モリブデン等
あるいは白金、パラジウム等をカーボン等の担体に担持
したものを挙げることができる。水素化は、例えば大気
圧から300気圧、通常5ないし200気圧で、例えば
24°Cないし320°Cの温度において、例えば0.
1ないし24時間、好ましくは、0,2ないし10時間
で行うことができる。
ビニル芳香族化合物と共役ジエン化合物からなる共重合
体として、具体的にはブタジェン−ポリスチレン−ブロ
ック共重合体、ポリスチレン−ポリイソプレン−ポリス
チレン−ブロック共重合体、ポリ(α−メチルスチレン
)−ポリブタジェン−ポリ(α−メチルスチレン)−フ
ロック共重合体などが例示できる。これらの共重合体と
して市販品を使用することができる。水素化物自体も市
販されている。市販品の水素化物としては、例えばカリ
フレックス TR−1101、TR−1107、TR−
4113、シェルケミカル社 クラトン G−6500、G−6521、G−1650
、G−1652、シェルケミカル社 ツルプレン、水素化ツルプレン フィリップス社 などが例示される。
[(B)成分について] 本発明に用いる(B)成分はテルペン類及びフェノール
類を主構成単位とするテルペンフェノール重合体である
ここではテルペン類とは、テルペン炭化水素であり、例
えばモノテルペン、セスキテルペン、シアー テルペンなどを挙げることができる。好ましくはモノテ
ルペンである。モノテルペンとしては、例えばα−ピネ
ン、β−ピネン、ジペンテン(リモネン)などを挙げる
ことかできる。中でもα−ピネンか好ましい。
またフェノール類としては、例えばフェノール、0−ク
レゾール、m−クレゾール、p−クレゾール、3.5−
−’Fシレノーlし、カルバクロール、チモール、α−
ナフトール、β−ナフトールなどを例示することができ
る。中でもフェノールおよびクレゾール類が好ましく、
とくにフェノールが好ましい。
従って、本発明に用いる(B)成分としては、例えばα
−ピネン、β−ピネン、ジペンテンなどのモノテルペン
炭化水素とフェノール若しくはクレゾールを主構成単位
とするテルペンフェノール重合体か好ましい。特に好ま
しくは、α−ピネンとフェノールを主構成単位とするα
−ピネンフェノール重合体である。
テルペン類とフェノール類の好ましいモル比はテルペン
順/フェノール類=1.0〜20であり、特に好ましく
は1.0ないし10である。
好ましい性状を持つ(B)成分としては、例えばテルペ
ン類とフェノール類とをフリーデルクラフッ触媒の存在
下で重合して得られ、数平均分子量500ないし160
0を持ち、重量平均分子量に対する数平均分子量の比が
3.0以下でありそして軟化点く環球法、JIS  K
−2531)が90℃ないし160℃のものである。ま
たさらに好ましくは、数平均分子量600ないし145
0、重量平均分子量に対する数平均分子量の比が2゜5
以下、軟化点く環球法、JIS  K−2531)が1
00℃ないし150℃のものである。
なお、該(B)成分を構成する重合単位としては、テル
ペン類とフェノール類のほかに、イソプロペニルトルエ
ン、ビニルトルエン、t−ブヂルスチレン、t−フチル
ーα−メチルスチレン、スチレン、α−メチルスチレン
が共に重合成分に含まれていてもよい。これらの含有量
はテルペン類、フェノール類およびこの他の成分の合計
に対し50モル%以下であることが好ましい。
[(C)成分について] 本発明に用いる(C)成分のうち、α−オレフィン重合
体(C5)は、数平均分子量が250ないし5000の
範囲、好ましくは300ないし3000の範囲、さらに
好ましくは300ないし1000の範囲にあるものであ
る。
該重合体としては、例えばα−オレフィンの単独重合体
、α−オレフィンと他のα−オレフィンの共重合体、α
−オレフィンを主成分とするα−オレフィンと他のモノ
マー、例えばジエン類、塩化ビニル、酢酸ビニル、(メ
タ)アクリル酸などとの共重合体が挙げられる。これら
のうち前二者が好ましい。また、(C3)としては好ま
しくは流動点(JIS  K−2269)が30℃以下
であり、常温(25℃)で液状であるものが更に好まし
い。
前記のα−オレフィンとしては、例えば炭素数2ないし
20のものが好ましく、炭素数2ないし12のものが特
に好ましい。例えはエチレン、プロピレン、1−ブテン
、1−ペンテン、1−ヘキセン、1−オクテン、1−デ
セン、1−ドデセン、1−テトラデセン、1−オクタデ
セン、1−エイコセン、4−メチル−1−ペンテンなど
を挙げることができる。
α−オレフィンの単独重合体を(C1)成分として使用
する場合には、炭素数4ないし10のものを用いること
が一層好ましい。とくに1−ブテン、1−ペンテン、1
−ヘキセン、1−オクテン、1−デセンをモノマーとす
るものを用いることが好ましい。
α−オレフィン同志の共重合体を用いる場合には、エチ
レンとエチレン以外のα−オレフィンの共重合体である
ことが好ましい。その際のα−オレフィンとしては炭素
数3ないし12のもの、例えばプロピレン、1−ブテン
、1−ヘキセン、1−オクテン、1−デセン、1−ドデ
セン等を挙げることができる。その場合、エチレン含量
は25ないし70モル%であることが好ましく、とくに
30ないし60モル%であることが好ましい。さらに該
共重合体の重量平均分子量対数平均分子量の比が4以下
、とくに3以下であることが好ましい。
エチレン含有量が上記下限を外れると、該組成物を光フ
ァイバー被覆材に用いた場合にタフネスが低下する傾向
があり、また上限を外れると相溶性が不良となる傾向が
ある。同様に数平均分子量が下限を外れると配合物溶融
時の加熱減量が大となり、上限を外れると、配合物弾性
率が高くなりミクロベンディングロスか大となる傾向が
ある。
前記α−オレフィンの共重合体又は単独重合体は公知の
方法、例えば特開昭57−123205号公報に記載の
方法によって得ることができる。
さらに該共重合体には、例えばスチレン等の芳香族ビニ
ル化合物、アクリル酸、メタアクリル酸、マレイン酸、
無水マレイン酸等の不飽和カルボン酸又はその誘導体、
ビニルトリメI−キシシラン等の不飽和シラン化合物、
グリシジルアクリレート、グリシジルメタアクリレ−1
〜等の不飽和エポキシ化合物、塩素、臭素等のハロケン
をクラフトした変性(共)重合体も含まれる。これらも
同様に用いることができる。
またスクアラン(C2)はスクアレンをニッケル触媒に
より水素添加して得られるものである。
この原料となるスクアレンは、深海塵のサメ肝油中に含
まれるもので、サメ肝油の不ケン化物を分別蒸留し、脱
酸し更に金属ナトリウムの存在下に分別蒸留するか、塩
化ファルネシルを金属マグネシウムの存在下縮合させる
か、トランス−ゲラニルアセトンにウイツチヒ反応を行
って得られる。
上記(C1)成分と(C2)成分は各単独で、またはこ
れらを混合して本発明の組成物に使用することができる
[各成分の混合割合] 各成分の混合割合は後述の光ファイバー用被覆材として
用いる場合に適するように前記の通りに特定される。′
tE−ましい範囲は(A)成分22ないし33重置部、
とくに好ましくは25ないし30重量%、(B)成分4
ないし25重量%、とくには4ないし20重量%、(C
)成分45ないし72重量%、とくには50ないし69
重量%である。
[他の成分について] 本発明の組成物には前記(A)、(B)および(C)成
分のほかに用途に応じて種々の他の成分を含有させるこ
とができる。
本発明に用いられるかかる他の成分の−としては、通常
ポリマー物質に用いられる熱酸化安定剤を挙げることが
できる。たとえばモノフェノール系、ビスフェノール系
、高分子型フェノール系などのフェノール系熱酸化安定
剤、硫黄系熱酸化安定剤、リン系熱酸化安定剤などを挙
げることができる。これらの熱酸化安定剤は、本発明の
光ファイバー用被覆材に含有されていることが好ましい
熱酸化安定剤は、前記(A)、(B)および(C)の合
計100重量部に対し、通常0.5重量部ないし1.7
重量部、とくに0.8重量部ないし1.4重量部用いる
ことが好ましい。
さらに、他の成分の二としては、イソプロペニルトルエ
ンを主構成単位とするインプロペニルトルエン重合体を
(A)、(B)および(C)の合計100重量部に対し
て通常0ないし30重量部ブレンドしても良い。なお、
イソプロペニルトルエン重合体を構成する重合単位とし
ては、イソプロペニルトルエンのほかに他の成分、たと
えばスチレン、α−メチルスチレン、ビニルトルエン、
t−ブチルスチレン、t−ブチル−α−メチルスチレン
が重合成分として50モル%以下含まれていてもよい。
同様に本発明の組成物に用いるのは任意であるが、用い
ることが好ましい成分としてはワックスがある。ここで
いうワックスとしては、パラフィン系ワックス、ポリオ
レフィン系ワックスなど各種のワックスを挙げることが
できる。好ましくは、融点(ASTM  D−127)
が70以上のものである。
ワックスの使用量は(A)、(B)および(C)成分の
合計100重量部に対しOないし11重量部である。
同様に本発明に用いるのは任意であるが、用いることが
好ましい成分として、エチレン含量が4〇ないし93モ
ル%の範囲にあり、極限粘度が0゜9ないし2.6の範
囲にあり、かつ密度が0.90g/cm2以下の範囲に
ある低結晶性ないしは非品性のエチレン・α−オレフィ
ン共重合体を挙げることができる。
エチレン・α−オレフィン共重合体の使用量は(A)、
(B)および(C)成分の合計100重量部に対し3な
いし20重量部である。
エチレン・α−オレフィン共重合体の使用により配合物
の溶融粘度を容易に高くすることができ、ナイロンや液
晶ポリエステルなどとの二層同時被覆を行うことが容易
にできるようになる。
同様に本発明に用いるのは任意であるが、用いることが
好ましい成分としてスチレン系ポリマーがある。具体的
にはGP−ポリスチレン、HI−ポリスチレン、ポリ−
α−メチルスチレン、スチレン・アクリロニトリル共重
合体(AS)、スチレン・アクリロニトリル・ブタジェ
ン共重合体(ABS)などのスチレン系炭化水素単位を
含有する重合体を例示することかできる。これらのうち
では、Hl−ポリスチレンおよびGP−ポリスチレンが
好ましい。またスチレン系ポリマーのメルトフローレ−
1−(VFR5190℃、2160gにて測定)が0.
3ないし4.0 g/ 10m1nのものも用いること
が好ましい。
スチレン系ポリマーの使用量は(A>、(B)および(
C)成分の合計100重量部に対し0ないし20重量部
である。
スチレン系ポリマーの添加により、低温(−40℃)で
のゴム相の二次転移温度(Tg)を高めることなく、溶
融粘度を高くすることができナイロンや液晶ポリエステ
ルなどとの二層同時被覆を行うことが、容易にできるよ
うになる。
なお、本発明で用いる組成物には、上記各成分のほか、
さらに、公知の種々の配合剤、例えば耐候安定剤、老化
防止剤、滑剤、スリップ剤、帯電防止剤、充填剤、顔料
などを本発明の目的を損なわない範囲で配合してもよい
本発明で用いる組成物を製造する方法は特殊なものでは
なく、通常ホットメルト組成物を製造する装置、方法に
従えばよい。
[光ファイバー用被覆材] 本発明で用いる重合体組成物は、とくに光ファイバー用
被覆材として優れている。
光ファイバーに被覆を施すには、望みのコーティング厚
さに見合った出口オリフィスを有する被覆材の貯蔵器に
ファイバーを通過させることにより行うことかできる。
本発明で用いる組成物は溶融時の耐熱安定性が良好であ
り、臭気が殆んどないことも公知のホットメルト型光フ
ァイバー被覆材にない特徴である。光ファイバー上の被
覆材は冷却により固化する。この場合、本発明の被覆材
はファイバーに対する接着性も優れている。さらに被覆
された光ファイバーは通常、巻き取られるが、この場合
、ファイバー同志のブロッキングがないことも重要とな
る場合がある。本発明の被覆材にワックスが含まれてい
ることは必ずしも必須ではないが、ワックスが含まれて
いるものを用いると、固化後のベタツキが殆んどないた
め、ブロッキングの問題も殆んと生しない。
光ファイバーの強度保持率に影響を及ばず被覆材の性状
としては、タフネス、軟化点、低温における弾性率およ
び経時変化に対する物性の変化などが挙げられる。この
うち、タフネスは光ファイバー(通常石英)の保護のた
めに重要であり、後述する測定法で35Kg/am2以
−Fのタフネスの値を有することが好ましい。また軟化
点は高温における耐クリープ性を示すもので、高いほど
好ましく、後述の測定方法で少なくとも100℃以」二
であることが好ましい。弾性率は縮小屈曲による光ロス
に直接影響する因子であり、後述する測定法で通常−4
0℃において、I X 108dyne/ cm2以下
であることが好ましい。さらに経時変化の小さい、即ち
耐候性が良好であることが必要である理由は言うまでも
ない。
前記本発明に用いる重合体組成物は通常そのままの状態
で光ファイバー用被覆材として用いることができ、上記
の如き要求される性状をいずれも満足する優れたもので
ある。また、二次被覆材として、従来使用されているナ
イロンや低温時の線膨張率が小さく、被覆材としての保
護強度が優れる液晶ポリエステルとの溶融同時被覆も可
能であり、従来のものに比べ大巾なコストダウンがはか
れる。
[実施例] 後記実施例等に使用する各成分を参考例として以下に記
す。
参考例1 温度計、撹拌機を付けた500mβフラスコにα−ピネ
ン(和光−級、純度74%>100g、n−ヘキサン(
三片石油化学製)150gとフェノール25gを仕込み
、撹拌下に温度を+30°Cに保ちなから三フッ素ホウ
素フェノール錯体1,50gを約20分間で滴下した。
さらに同じ温度で2時間反応を続けた後、2%水酸化ナ
トリウム水溶液75gを加え、さらに30分間撹拌を続
けて触媒を分解した。
次に重合液を中性になるまで水洗した後、215℃、]
、 Q mmH)1の条件で30分間溶媒および未反応
モノマーを留去して樹脂を得た。
=20〜 樹脂収量は90gであり、色相(G、No1)6、軟化
点は135℃、[nは1100、M w / M nは
1.6であった。
参考例2 クロマン−インテンコポリマー:ネビルケミカル社(N
eville C1+emical Co1)製の商品
名クマールL X 590 (Cumar L X 5
90 )。
参考例3 特開昭57−123205号記載の方法により、Mn8
00、Mu+/Mn1.4、流動点(°C,JISK2
.269>−50,0°C1100℃における動粘度(
J I S  K2283)20cst、比重(d 、
”、アンドンパー密度計)0.830、エチレン含量5
0モル%のエチレン・プロピレンランダム共重合体を得
た。
参考例4 特開昭57−123205号公報に記載の方法により、
Mn:400、Mu/Mn:1.2、流動点(℃、JI
S  K2269)−57,5°C1100°Cにおけ
る動粘度(JIS  K2283)4.55 cst、
エチレン含量35モル%のエチレン・プロピレンランタ
ム共重合体を得た。
参考例5 窒素吹込管、水冷コンデンサー、温度計及び滴下ロート
2個を装着した撹拌機付ガラス製2ρ人反応器に、エチ
レン組成50モル%、数平均分子撒810、Mud/ 
Mn + 1.40、[ηl]0.04dtl/gの液
状エチレン・プロピレンランダム共重合体800gを入
れ、2時間窒素置換を行って溶存酸素を追い出した。そ
ののち、フラスコ内温を145℃に昇温し、2個の滴下
ロートに各々予め装入しておいたスチレンモノマー20
0gおよびジーtert−ブチルペルオキシド40gを
8時間かけて供給した。供給完了後、更に4時間反応を
行ったのち、フラスコ内温が180℃になるように昇温
し、Q 、 5 mmHHの減圧下に揮発分を除去した
。得られた生成物中には副生ポリスチレンが混在してい
るので、活性白土処理により精製した。
精製されたスチレン変性エチレン・プロピレンランタム
共重合体は[η] 0.06 dl/g、 M四/Mn
1.88、ガラス転移点(Tg)−78℃の無色透明液
体であり、”C−NMR分析により測定したスチレン成
分のグラフト割合は、液状エチレン・プロピレンランダ
ム共重合体100重量部に対して24重量部であった。
参考例6 市販品スクワラン(C30H62= 422、凝固点−
63℃、比重(d4”> 0.80981゜参考例7 白色鉱油:ペンレコ、ベンゾイル社(Penreco 
Penzoil Co1)の商品名 ドレイフォール3
5 (Drakeo135)。
参考例8 温度計、撹拌機を付けた500−フラスコにイソプロペ
ニルトルエン(オルト異性体2%、メタ異性体91%、
パラ異性体6%の組成をもつ混合物)150gおよびト
ルエン300gを仕込み、撹拌下に温度を一30℃に保
ちなから三フッ素ホウ素フェノール錯体1.50gを約
20分間で滴下した。さらに同じ温度で2時間反応を続
けた後2%の水酸化ナトリウム水溶液75gを加え、さ
らに30分間撹拌を続けて触媒を分解した。
次に重合液を中性になるまで水洗した後、215℃、l
QmmHgの条件で30分間溶媒および未反応モノマー
を留去して樹脂を得た。
樹脂収量は136.6gであり、色相(G、No1)1
以下、軟化点は135°C,Mnは1200.lvL+
u/rvnは22であった。
実施例1〜4 SEBSブロックコポリマー(シェル化学製「クラトン
 G1650J )25重1部、参考例1に記載するテ
ルペンフェノール樹脂5重量部、ワックス(ペトロライ
ト社製rBe 5quare 195 J)9重量部、
安定剤(ヂバヵイキー社製「イルガノックスl0IOJ
 )1重量部に、表1に示す参考例3〜6のエチレン−
α−オレフィンオリゴマー60置部部をそれぞれ配合し
、混練槽にて溶融(200℃)撹拌し配合物を調製した
次に、これら配合物について以下に示す物性を測定した
(結果は表1に示す)。
(1)軟化点:JIS  K−2531による環球法に
より測定した。
(2)溶融粘度: (cps、at190℃):エミラ
ー回転粘度計により測定した。
(3)−40℃弾性率(dyne/cm2) :東洋ボ
ールドウィン製PHEOVIBRON DDV−I[−
Eへ型により一40℃における動的弾性率 (測定周波数35Hz)を測定した。
(4)接着力(g/10mm巾)二室温における石英フ
ァイバーとの接着性を調べるため、2 5μのポリエステルフィルムと石英 板(120X50X3mm)の間に配 合物の厚みか50μになるようにホ ットプレス(プレス温度180℃、 圧力3 Kg/ cm2) l Q秒間)し、この後、
引張速度300mm/min″C’T型はく離を行う(
g / 10 min巾、測定温度25℃)。
(5)タフネス(K++/ cm2) :引張速度22
5パ一セント/分で得られた応力−ひすみ曲 線(ASTM  D−1708ン下の 面積として規定する。
(6)耐熱性(色相変化):耐熱性の試験方法としては
、配合物の200℃における1 0時間後の経熱色相変化により比較 を行った(O:良好、Δ:やや劣る、 ×:不良)。
(7)臭 気・200℃溶融時における配合物の臭気を
比較した(○:良好、Δ:やや 劣る、×:不良)。
以上の測定結果を表1に示した。次に、これら配合物を
含有し、出口オリフィスを有する貯蔵槽中を外径110
Hのファイバーを通過させ、コーティングを行った。こ
の時、リールに巻かれた被覆ファイバーの大きなブロッ
キングがないことが必要であり、この際のブロッキング
の有無について表1に示した(O・ブロッキング無し、
×ニブロッキング有)。
比較例l 5EBSブロツクコポリマー(シェル化学製「クラトン
 G1650J )25重量部、参考例2に記載するク
ロマン−インデンコポリマー5重量部、ワックス(ペト
ロライト社製rBe 5quare 195J)9重量
部、安定剤(ヂバガイギー社製「イルガノックス101
0」)1重量部に、表1に示す参考例7のベンレコ、ベ
ンゾイル社(Penreco 。
Penzoil Co1)製 ドレイフォール35 (
Drakeo135)を使用する他は実施例1と同様に
行った。
結果を表1に示す。
比較例2 SEBSブロックコポリマー(シェル化学製「クラトン
 G1650J )25重量部、参考例8に記載するイ
ン10ベニルトルエン重合体5重景部、ワックス(ペト
ロライト社製rBe 5quare 195J)9重量
部、安定剤(ヂバガイギー社製[イルガノックスl0I
OJ )1重量部に、表1に示す参考例3のエチレン−
α−オレフィンオリゴマー60重量部をそれぞれ配合し
、混練槽にて溶融(200℃)撹拌し配合物を調製した
。結果を表1に示す。
表1の結果に示すように、本発明で用いる重合体組成物
は比較例1に比べ一40℃における弾性率が小さく、低
温(−40℃)下でのミクロベンディングによる光ロス
が小さいこととなることがわかる。
また比較例1に比べ本発明に用いる重合体組成物は軟化
点、タフネスが高い値を示しており、ファイバーに対す
る保護が優れファイバーの機械的損傷を低減させること
がわかる。
また本発明に用いる重合体組成物は比較例1に比べ、フ
ァイバーを被覆する際の熱安定性、臭気が改良され、巻
き取り時のブロッキングも起こらなかった。さらに比較
例1.2に比べ石英に対する接着性も大はばに改良され
ている。
以上の結果から、本発明に用いる重合体組成物は従来の
光ファイバー用ホットメルト材の有利な諸点を殆んど保
持または向上させるうえ、低温下におけるミクロベンデ
ィングロス、石英に対する接着性を一層向上させること
がわかる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、ビニル芳香族化合物(a_1)と共役ジエン化合物
    (a_2)とからなるブロック共重合体の水素化物(A
    )15ないし40重量%、 テルペンフェノール重合体(B)4ないし30重量%、
    および 数平均分子量が250ないし5000のα−オレフィン
    重合体(c_1)およびスクワラン(c_2)からなる
    群より選ばれる化合物(C)40ないし80重量%、 [但し、上記(A)、(B)および(C)成分の重量%
    はこれらの成分の合計を100重量%としたときの値で
    ある、] を含有する重合体組成物からなる光ファイバー用被覆材
JP63010991A 1988-01-22 1988-01-22 光フアイバー用被覆材 Pending JPH01188549A (ja)

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