JPH0210683Y2 - - Google Patents

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JPH0210683Y2
JPH0210683Y2 JP12141183U JP12141183U JPH0210683Y2 JP H0210683 Y2 JPH0210683 Y2 JP H0210683Y2 JP 12141183 U JP12141183 U JP 12141183U JP 12141183 U JP12141183 U JP 12141183U JP H0210683 Y2 JPH0210683 Y2 JP H0210683Y2
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transistor
noise
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burst signal
burst
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、テレビジヨン受信機の遠隔操作装置
(いわゆるリモコン)等において用いられるバー
スト信号雑音除去装置に関する。
テレビジヨン受信機、空調装置等は遠隔操作装
置を備えるものが多い。これらの遠隔操作装置
は、40KHz程度の周波数で変調してあり、パルス
幅0.5ms程度の赤外線パルスを送受信する。この
ような間欠的な高周波信号をバースト信号と称す
る。前述の遠隔操作装置の他にも従来から電波型
式A2等バースト信号を受信する機器は多く存在
している。このような機器においてバースト信号
に含まれる雑音成分を除去するバースト信号雑音
除去装置は、従来からしきい値を設けてそれ以下
の雑音には不感とする方式を広く用いていた。し
かしながら、このような方式では、しきい値を越
えるような雑音を除去することが出来なかつた。
勿論、しきい値を高くすればより強い雑音も除去
できるが、あまり高いしきい値ではバースト信号
自体を消去してしまうから、しきい値によつて雑
音とバースト信号とを区別する従来の方式では雑
音除去性能が十分でなかつた。
第1図は従来のバースト信号雑音除去装置の回
路図であり、第2図はこの雑音除去装置の各部信
号のタイミング図である。1は周波数0のバース
ト信号を生ずる信号源、2は容量C1のコンデン
サ、3は電源端子、4はトランジスタ、5は負荷
抵抗器、6,7はトランジスタ4がC級増幅動作
をするようにそのベースに直流バイアスを加える
ための抵抗器、8は出力端子、9は基準電位端子
である。今、トランジスタ4のベースバイアス電
圧をVB4、信号源1の出力101におけるバース
ト信号の振幅をVP(片側)とする。また、トラン
ジスタ4のベースエミツタ間電圧をVBEとする。
ここでVB4,VP,VBEは次式の関係を満す値に定
める。すなわち VB4<VBE,VB4+VP>VBE とする。コンデンサ2の容量C1は、その放電時
間がバースト信号のくり返し周期Tより十分長く
なる大きさに選んである。さて、VB4<VBEだか
ら、信号源1からバースト信号が出力されない時
は、トランジスタ4は遮断状態で、出力端8の電
圧103はほぼ電源電圧Vc.c.に等しくなつてい
る。信号源1よりバースト信号が出力されると、
VB4+VP>VBEであるから、トランジスタ4は入
力信号によつて導通と遮断とを繰返す。トランジ
スタ4のエミツタが接地されているから、ベース
の入力信号102のピークはVBEにクランプされ
る。
いま、信号101が第3図aに示すような雑音
を含むバースト信号であり、バースト信号の振幅
VP、雑音N1の振幅VN1、雑音N2の振幅VN2、しき
い値電圧VTは次の条件を満足する場合について
考察する。
VP+VB4>VBE,VN1+VB4<VBE,VN2+VB4
VBE,VT+VB4〕VBE この信号101にはバースト信号B1,B2,B3
の外に雑音N1とN2とが混入している。雑音
N1の振幅はVN1は小さいからトランジスタ4のベ
ースの電圧102はVBEより高くなることはな
く、トランジスタ4は遮断状態のままである。す
なわち、出力端8に雑音が現われることは無く、
除去することができる。しかし、雑音N2はその
振幅VN2がVN2+VB4>VBEであるから、トランジ
スタ4が雑音N2のピークによつて導通状態とな
り、出力端8の信号103が第3図bの如くにな
り、雑音成分が現われるという不都合を生じてし
まう。
本考案の目的は、雑音除去装置が高いバースト
信号雑音除去装置の提供にある。
本発明によるバースト信号雑音除去装置は、ベ
ースにバースト信号を受ける第1のトランジスタ
と、このトランジスタのエミツタと電位供給端と
の間に接続されたコンデンサと、共振周波数が前
記バースト信号の周波数に選択された共振回路を
コレクタ負荷として有する第2のトランジスタ
と、この第2のトランジスタを前記第1のトラン
ジスタのコレクタ出力に応答してC級増幅動作さ
せるバイアス回路と、前記第1のトランジスタの
エミツタと前記電位供給端との間に接続されたダ
イオードおよび抵抗の直列回路と、前記第1のト
ランジスタのコレクタ出力に応答して前記ダイオ
ードの導通・非導通を制御する手段とを備えるこ
とを特徴とする。
次に図面を参照して本考案を詳細に説明する。
第4図は本考案に対し前提となる回路図であ
る。この回路では、トランジスタ4の負荷回路が
コイル11とコンデンサ12とからなる共振回路
である。この共振回路の共振周波数は、バースト
信号の周波数0に選択してある。第1図の従来例
の場合と同様に、第3図aに示す雑音N1,N2
含んだ信号101が信号源1から出力されたとす
る。雑音N2の振幅VN2がVN2+VB4>VBEとなり、
トランジスタ4が雑音N2に応じて導通して第3
図cに示すコレクタ電流が流れても、コイル11
とコンデンサ12とで構成される共振回路の働き
によつて、出力電圧103は第3図dの如くな
り、共振帯域外の雑音成分は出力端子8には現れ
ない。
第5図aはバースト信号B4〜B8の他に雑音N3
〜N5が含まれる信号101の例であり、同図b
はこの信号101に対するこの実施例のトランジ
スタ4のコレクタ電流であり、同図cこの信号1
01に付する出力電圧103である。これらの図
から明らかなように、第4図の回路によれば、バ
ースト信号の振幅VPより大きい振幅の雑音N3
あつても、出力電圧103には雑音は現われな
い。勿論、より小さい雑音N4,N5も除去されて
いる。このように、この回路によれば、共振回路
の周波数選択特性によつて実用上生じるほとんど
の雑音が除去できる。ここで、雑音成分の周波数
が共振帯域内である確率は低いから、この回路で
は雑音除去に対し効果を発揮する。しかしなが
ら、かかる構成においても、前述した遠隔操作装
置におけるバースト信号雑音回路としては不充分
である。すなわち、第4図の構成では、受信した
信号がバースト信号か雑音信号かの判定闘値レベ
ルが固定されている。一方、受信信号レベルは受
信強度、感度に依存して変化する。すなわち、受
信強度、感度が向上すると、それに伴なつて雑音
信号のレベルも増大することになり、第4図の固
定された判定闘値レベルをもつ構成では、増大し
た雑音信号によつてトランジスタ4が動作する。
同信号がバースト信号の周波数帯域外であれば問
題ないが、同帯域内にあれば不所望な出力が発生
することになる。
かかる問題をも解決したのが本考案である。第
6図に本考案の一実施例を、第7図a〜cに各部
の信号波形図を示し、詳述する。バースト信号源
1からの信号101は、ダイオードチエーン22
により直流レベルシフトを受け、トランジスタ2
5のベースに印加される。電流源23はダイオー
ドチエーン22のバイアス用である。信号101
が零レベルのときには、電源端子3から抵抗器2
9、ダイオード28を介しトランジスタ25に電
流が供給されるが、その負荷抵抗器26,27に
生ずる出力電圧は次段のトランジスタ31,4を
導通させるには至らない程度に抵抗器26,2
7,29の抵抗値が選定してある。
ここで、第7図aの如く、信号101にバース
ト信号B9,B10が現われると、負方向の信号
によりトランジスタ25が導通し、抵抗器26,
27の両端電圧が上昇しトランジスタ31,4が
導通する。このとき抵抗器30,29によりダイ
オード28が遮断状態になり、したがつてトラン
ジスタ25のエミツタ電流はコンデンサ24の充
電により供給されるようになり、そのエミツタ電
圧114は、第7図bに示すように変化する。こ
のように、この実施例では、入力信号101の振
幅に応じてトランジスタ25のベース入力信号に
対するしきい値が自動的に最適化されるから、
N6,N7の如く振幅が小さい雑音は周波数にかか
わらず除去される。すなわち、入力信号の振幅が
増大して雑音信号の振幅が増大しても、バースト
信号の振幅の増大にともない雑音判定闘値が増大
するので、振幅が増大した雑音信号が除去するこ
とになり、たとえバースト信号の周波数帯域内の
雑音信号であつても確実に除去することができ
る。
もつとも、雑音N8の如く振幅がバースト信号
を越える雑音があると、トランジスタ4はバース
ト信号B9,B10におけると同様に導通するか
ら、トランジスタ25によつては雑音は除去され
ない。しかしながら、トランジスタ4の負荷がコ
ンデンサ11、コイル12からなり、共振周波数
がバースト信号の周波数0である共振回路である
から、バースト信号B9,B10は正常に出力端
子8に出力されるが、雑音N8は帯域外となり出
力されない。従つて、出力電圧103は、第7図
cに示す如くバースト信号だけになる。ただし、
この実施例でも、雑音の振幅がバースト信号より
大きく、かつその周波数が共振回路の帯域内であ
る場合には雑音除去効果はないが、このような条
件の発生する確率はきわめて少ないので、実用上
支障はない。
以上説明したように、本考案によれば、雑音除
去性能が高い雑音除去装置が提供できる。また、
本考案は、回路構成上PNP,NPN型トランジス
タの別無く実施可能で、特に判導体集積回路で実
現するのに好適である。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のバースト信号雑音除去装置の回
路図、第2図及び第3図a,bは第1図回路の各
部信号波形図、第4図は本考案に対し前提となる
回路図、第3図c,d及び第5図a〜cはこの第
1の実施例の各部信号波形図、第6図は本考案の
一実施例の回路図、第7図a〜cはこの第2の実
施例の各部信号波形図である。 1……バースト信号源、3……電源端子、8…
…出力端子、9……基準電位端子。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ベースにバースト信号を受ける第1のトランジ
    スタと、このトランジスタのエミツタと電位供給
    端との間に接続されたコンデンサと、共振周波数
    が前記バースト信号の周波数に選択された共振回
    路をコレクタ負荷として有する第2のトランジス
    タと、この第2のトランジスタを前記第1のトラ
    ンジスタのコレクタ出力に応答してC級増幅動作
    させるバイアス回路と、前記第1のトランジスタ
    のエミツタと前記電位供給端との間に接続された
    ダイオードおよび抵抗の直列回路と、前記第1の
    トランジスタのコレクタ出力に応答して前記ダイ
    オードの導通・非導通を制御する手段とを備える
    ことを特徴とするバースト信号雑音除去装置。
JP12141183U 1983-08-04 1983-08-04 バ−スト信号雑音除去装置 Granted JPS6030644U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12141183U JPS6030644U (ja) 1983-08-04 1983-08-04 バ−スト信号雑音除去装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12141183U JPS6030644U (ja) 1983-08-04 1983-08-04 バ−スト信号雑音除去装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6030644U JPS6030644U (ja) 1985-03-01
JPH0210683Y2 true JPH0210683Y2 (ja) 1990-03-16

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ID=30277895

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JP12141183U Granted JPS6030644U (ja) 1983-08-04 1983-08-04 バ−スト信号雑音除去装置

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JP (1) JPS6030644U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11589661B2 (en) 2017-01-12 2023-02-28 Dyson Technology Limited Hand held appliance

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US11589661B2 (en) 2017-01-12 2023-02-28 Dyson Technology Limited Hand held appliance

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Publication number Publication date
JPS6030644U (ja) 1985-03-01

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