JPH0210660Y2 - - Google Patents

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JPH0210660Y2
JPH0210660Y2 JP1982055448U JP5544882U JPH0210660Y2 JP H0210660 Y2 JPH0210660 Y2 JP H0210660Y2 JP 1982055448 U JP1982055448 U JP 1982055448U JP 5544882 U JP5544882 U JP 5544882U JP H0210660 Y2 JPH0210660 Y2 JP H0210660Y2
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【考案の詳細な説明】 この考案は、増幅すべき信号の振幅に応じて出
力段増幅素子の電源電圧を切換えることにより電
力効率を高めた電力増幅器に係り、特に電源電圧
を切換える時に発生するスパイクノイズを減少さ
せるようにした電力増幅器に関する。
従来、オーデイオ用の電力増幅器として、増幅
すべき信号の振幅に応じて出力段増幅素子に供給
される電源電圧を切換え、これにより前記増幅素
子の損失を抑えて電力効率を向上させたものが知
られている。第1図はこのような電力増幅器の一
例を示す回路図である。
この図において、NPNトランジスタ1aと
PNPトランジスタ1bとは、プツシユプル出力
段増幅回路を構成するものであり、信号入力端子
2に供給される入力信号をプツシユプル増幅して
負荷3に供給するようになつている。そしてこれ
らトランジスタ1a,1bの各コレクタには電源
電圧+VLと、電源電圧−VLとがダイオード4a,
4bを各々介して供給されると共に、電源電圧+
VH(+VH>+VL)と電源電圧−VH(−VH<−VL
とがNPNトランジスタ5a、PNPトランジスタ
5bを各々介して供給されるようになつている。
この場合、トランジスタ5a,5bはバイアス電
源6a,7aとバイアス電源6b,7bとにより
各々バイアスされ、前記入力信号の振幅が所定振
幅を越えた領域においてのみ同振幅に応じて導通
するようになつている。したがつて、入力信号の
振幅が前記所定振幅より小さい場合はトランジス
タ1a,1bの各コレクタ電圧+Vs,−Vsは
各々+VL,−VLとなり、また入力信号の振幅が前
記所定振幅を越えると前記コレクタ電圧+Vs,−
Vsは各々+VH,−VHを上限として前記入力信号
の振幅に応じて変化する。すなわち、第1図に示
す電力増幅器においては、トランジスタ1a,1
bの両エミツタ抵抗の接続点Pに得られる出力信
号の電圧をe0とした場合、トランジスタ1a,1
bの各コレクタ電圧+Vs,−Vsは第2図に示す
ように変化する。
ところで、このように構成された従来の電力増
幅器においては、増幅すべき信号の振幅が前記所
定振幅を越える時点(例えば第2図における時刻
t1,t3)において、トランジスタ5a,5bが導
通開始して同トランジスタ5a,5bのコレクタ
電流が急激に増加し、一方増幅すべき信号の振幅
が前記所定振幅以下に減少する時点(例えば第2
図に示す時刻t2,t4)においては、トランジスタ
5a,5bが非導通状態に移行して同トランジス
タ5a,5bのコレクタ電流が急激に零になる。
したがつて第2図における時刻t1,t2,t3,t4
ようにトランジスタ1a,1bに供給される電源
電圧が切換えられる時点において、出力信号e0
第2図に示すようなスパイクノイズが乗る(すな
わちスイツチング歪が発生する)という問題があ
り、これは特に増幅すべき信号の周波数が高い領
域で顕著になる。つまり、入力信号の周波数が高
い程、一定時間あたりのトランジスタ5a,5b
の立上り回数が増加するため、一定時間あたりの
スパイクノイズも増加する。そこで従来このよう
な欠点をなくすために、出力段増幅素子に供給す
る電源電圧の波形の立上り、立下りをなまらせて
前述したようなスパイクノイズの大きさを低減さ
せるようにしているが、断続的に入来する高レベ
ルの高周波信号に対しては一定時間あたりのスパ
イクノイズの発生回数を減少させることができな
いという不都合があつた。
この考案は上記の点に鑑み、断続的に入来する
高レベル高周波信号を増幅する場合に問題となる
電源電圧切換時のスパイクノイズの発生回路を極
めて効果的に減少させることができる電力増幅器
を提供するもので、増幅すべき信号の振幅が所定
の振幅より大きくなつた時にこの信号を第1の信
号経路を介して出力段増幅素子の電源電圧を切換
えるトランジスタのベースに供給して同トランジ
スタを導通させ、出力段増幅素子の電源電圧を高
くすると共に、この信号の高域周波数成分の振幅
が所定の振幅より大きい場合には第2の信号経路
により前記トランジスタのベース電圧を高レベル
側に保持して同トランジスタの導通を所定期間保
持させ、同トランジスタの立上り、立下り回数を
減らすようにしたことを特徴としている。
以下、この考案の一実施例を図面にしたがつて
説明する。第3図はこの考案による電力増幅器の
第1の実施例を示す回路図である。この図におい
て、2は増幅すべき信号(入力信号)が供給され
る信号入力端子であり、この信号入力端子2は、
バイアス電源6a-1を介してNPNトランジスタ8
a(ドライブ段のトランジスタ)のベースに接続
されている。このトランジスタ8aのコレクタは
第1の電源入力端子9a-1(電源電圧+VH)に接続
され、また同トランジスタ8aのエミツタは
NPNトランジスタ1a(出力段増幅素子)のベー
スに接続されている。トランジスタ1aのコレク
タは第1のダイオード4aのカソードに接続され
ると共にNPNトランジスタ5a(電源電圧切換回
路)のエミツタに接続されている。前記ダイオー
ド4aのアノードはコイル10aと抵抗11aと
の並列接続回路を介して第2の電源入力端子9a-2
(電源電圧+VL、但し+VL<+VH)に接続され、
一方前記トランジスタ5aのコレクタは前記第1
の電源入力端子9a-1に接続されている。また同様
にして、前記信号入力端子2は、バイアス電源
6b-1を介してPNPトランジスタ8b(ドライブ段
のトランジスタ)のベースに接続され、同トラン
ジスタ8bのコレクタは第3の電源入力端子9b-1
(電源電圧−VH)に接続され、また同トランジス
タ8bのエミツタはPNPトランジスタ1b(出力
段増幅素子)のベースに接続されている。このト
ランジスタ1bのコレクタは第2のダイオード4
bのアノードに接続されると共にPNPトランジ
スタ5b(電源電圧切換回路)のエミツタに接続
されている。前記ダイオード4bのカソードはコ
イル10bと抵抗11bとの並列接続回路を介し
て第4の電源入力端子9b-2(電源電圧−VL、但し
−VL>−VH)に接続され、一方前記トランジス
タ5bのコレクタは前記第3の電源入力端子9b-1
に接続されている。そしてトランジスタ1a,1
bの両ベース間には抵抗14が介挿され、またこ
れらトランジスタ1aのエミツタとトランジスタ
1bのエミツタとの間には抵抗12a,12bが
順次直列に介挿され、これら両抵抗12a,12
bの接続点は信号出力端子13に接続されてい
る。また15aは、増幅すべき信号の振幅(正側
の振幅)が所定振幅より大きい時にこれを検出し
て前記トランジスタ5aを導通させる第1の立上
り制御回路(第1の信号経路)であり、トランジ
スタ8bのエミツタとトランジスタ5aのベース
との間に順次直列に介挿されたバイアス電源18
a、ツエナーダイオード17aおよびダイオード
16aからなつている。この場合、バイアス電源
18aは、負側端子がトランジスタ8bのエミツ
タに接続され、かつ正側端子がツエナーダイオー
ド17aのアノードに接続されており、またダイ
オード16aは、アノードがツエナーダイオード
17aのカソードに接続され、かつカソードがト
ランジスタ5aのベースに接続されている。また
19aは、増幅すべき信号における高域周波数帯
の信号の振幅(正側の振幅)が所定振幅より大き
い時にこれを検出してトランジスタ5aを導通さ
せ、かつこの導通状態をある時定数で非導通状態
に移行させる第1の立下り制御回路(第2の信号
経路)であり、トランジスタ8aのエミツタとト
ランジスタ5aのベースとの間に順次直列に介挿
されたハイパスフイルタ20aおよびピークホー
ルド回路21aからなつている。また同様に、1
5bは増幅すべき信号の振幅(負側の振幅)が所
定振幅より大きい時にこれを検出して前記トラン
ジスタ5bを導通させる第2の立上り制御回路
(第1の信号経路)であり、トランジスタ8aの
エミツタとトランジスタ5bのベースとの間に順
次直列に介挿されたバイアス電源18b、ツエナ
ーダイオード17bおよびダイオード16bから
なつている。また19bは、増幅すべき信号にお
ける高域周波数帯の信号の振幅(負側の振幅)が
所定振幅より大きい時にこれを検出してトランジ
スタ5bを導通させ、かつこの導通状態をある時
定数で非導通状態に移行させる第2の立下り制御
回路(第2の信号経路)であり、トランジスタ8
bのエミツタとトランジスタ5bのベースとの間
に順次直列に介挿されたバイパスフイルタ20b
およびピークホールド回路21bからなつてい
る。なお、前記ピークホールド回路路21a,2
1bは、ハイパスフイルタ20a,20bの出力
のピーク値をホールドすると共に、このホールド
されたピーク値が予め設定された時定数で減少す
るように構成されたものである。
次に、以上の構成による電力増幅器の動作を説
明する。
まず、信号入力端子2に供給される入力信号の
振幅が小さい場合には、トランジスタ1bのベー
ス電圧の振幅も小さいから第1の立上り制御回路
15aの出力電圧はトランジスタ5aを導通し得
る電圧には到達しない。またこの場合、トランジ
スタ1aのベース電圧の振幅も同様に小さいから
第2の立上り制御回路15bの出力電圧もトラン
ジスタ5bを導通し得る電圧に到達しない。した
がつてこの場合、トランジスタ1aのコレクタに
は、コイル10a、抵抗11aの並列接続回路お
よびダイオード4aを介して電源電圧+VLが印
加され、またトランジスタ1bのコレクタには、
コイル10b、抵抗11bの並列接続回路および
ダイオード4bを介して電源電圧−VLが印加さ
れている。しかしてこの場合には、信号入力端子
2に供給される入力信号はトランジスタ8a,8
bにより相補的に増幅されてトランジスタ1a,
1bに供給され、ここで電源電圧+VL,−VLを用
いてプツシユプル増幅され信号出力端子13から
出力される。
次に、前記入力信号の正側の振幅が前記所定振
幅より大きい場合には、この入力信号の振幅に応
じてトランジスタ1bのベース電圧が高くなつて
第1の立上り制御回路15aの出力電圧が上昇
し、トランジスタ5aが前記入力信号の振幅に応
じて導通する。これにより、第1の電源入力端子
9a-1に印加されている電源電圧+VHが、トランジ
スタ5aを介してトランジスタ1aのコレクタに
供給される。この場合、トランジスタ1aのコレ
クタ電圧+Vsは前記入力信号の振幅に比例し、
かつ前記電源電圧+VHを上限として上昇する。
したがつて前記入力信号はトランジスタ1aにお
いて、より高い電源電圧+Vsで飽和することな
く増幅される。またこの場合、ツエナーダイオー
ド17aの順方向の立上りカーブ(立上り特性)
は、一般の整流用ダイオードに較べて緩やかであ
るから、前記入力信号の電圧が急激に高くなつた
場合においても、トランジスタ5aのベース電圧
は緩やかに上昇することになり、したがつてトラ
ンジスタ5aのコレクタ電流はそれほど急激に変
化せず、スパイクノイズが発生することは少な
い。
また前記入力信号の負側の振幅が所定振幅より
大きい場合も上述した動作と同様に、第2の立上
り制御回路15bの出力電圧がトランジスタ5b
を導通させトランジスタ1bのコレクタ電圧−
Vsを前記入力信号の振幅に応じて、かつ電源電
圧−VHを下限として下降させる。これにより、
トランジスタ1bは前記入力信号を飽和すること
なく増幅することができる。また信号入力端子2
に供給される入力信号の振幅が所定振幅より大き
く、かつその周波数が高い場合は、上述した動作
(入力信号の振幅が所定振幅より大きい場合の動
作)と並行して更に以下に述べる動作が行なわれ
る。すなわち、ピークホールド回路21aは、ハ
イパスフイルタ20aを通過するトランジスタ1
aのベース電圧に対応する電圧(周波数の高い電
圧信号)の正のピーク値を取込み、かつこのピー
ク値を所定の時定数で減衰させる。また同様に、
ピークホールド回路21bは、バイパスフイルタ
20bを通過するトランジスタ1bのベース電圧
に対応する電圧の負のピーク値を取込み、かつこ
のピーク値を所定時定数で減衰させる。
したがつて、信号出力端子13に得られる出力
信号の電圧をe0とした場合、トランジスタ1a,
1bの各コレクタ電圧+Vs,−Vsは第4図に示
すように変化する。すなわち入力信号の周波数が
高い場合には、トランジスタ5a,5bが導通さ
れてから、その導通状態が所定の時定数で徐々に
非導通状態に移行されて(すなわち立下りが制御
されて)、電源電圧の切換に伴うスパイクノイズ
の発生が防止される。なおこの場合、入力信号に
含まれている低域周波数成分はハイパスフイルタ
20a,20bによつて各々阻止されるようにな
つているから、これら立下り制御回路19a,1
9bは周波数の低い入力信号に対して動作するこ
とはなく、これによつてこの電力増幅器の前記立
下り制御回路19a,19bによる効率の低下が
防止されている。また立下り制御回路19a,1
9bは入力信号の急激な立上りに対しては充分に
応答することが困難であるが、この場合には前記
立上り制御回路15a,15bが確実に動作す
る。
またこの実施例においては、コンプリメンタリ
増幅回路を構成している正側のトランジスタ1a
の電源電圧切換を負側のトランジスタ1bのベー
ス電圧によつて制御し、かつ負側のトランジスタ
1bの電源電圧切換を正側のトランジスタ1aの
ベース電圧によつて制御していることから、信号
入力端子2に供給される入力信号の振幅が正の振
幅である場合には、この時点において入力信号の
増幅に関与していない負側の回路によつてトラン
ジスタ1aの電源電圧を制御することができ、ま
た逆に前記入力信号の振幅が負の振幅である場合
には、この時点で入力信号の増幅に関与していな
い正側の回路によつてトランジスタ1bの電源電
圧を制御でき、各トランジスタ1a,1bの電源
電圧切換に伴なう入力信号への悪影響を少なくす
ることができる。
第5図はこの考案による電力増幅器の第2の実
施例を示す回路図であり、この図に示す電力増幅
器はコンプリメンタリ形プツシユプル増幅回路を
構成している正側のトランジスタの電源電圧切換
(立上り時の切換)を同トランジスタのベース電
圧によつて制御し、負側のトランジスタの電源電
圧切換(立上り時の切換)を同トランジスタのベ
ース電圧によつて制御するようにしたものであ
る。この図において、22はドライブ段の増幅器
であり、信号入力端子2に供給される入力信号は
この増幅器22により増幅され、バイアス電源
6a-2を介してトランジスタ1aのベースに供給さ
れている。そしてトランジスタ1aのベース電圧
は、バイアス電源6a-3、ダイオード16a-1(順方
向)を順次直列に介してトランジスタ5aのベー
スに供給されており、これによつて前記入力信号
の振幅が所定振幅より大きくなると、同トランジ
スタ5aが導通してトランジスタ1aは飽和する
ことなく増幅作用を行なう。また前記増幅器22
の出力は、ハイパスフイルタ20a、ピークホー
ルド回路21aを順次直列に介してトランジスタ
5aのベースに供給されており、これにより前記
入力信号の周波数が高く、かつその振幅が所定振
幅より大きい時には、トランジスタ5aが導通さ
れ、かつこの導通状態が所定の時定数で所定期間
保持される。なおこの実施例における負電源側回
路は、上述した正電源側回路と相補構成となつて
おり、上述した動作と同様の動作を行なう。
第6図はこの考案による電力増幅器の具体的な
構成例を示す回路図であり、この図において第3
図の各部と対応する部分には同一の符号が付して
ある。この図において、信号入力端子2に供給さ
れる入力信号はバイアス電源6a-1を介してトラン
ジスタ8aのベースに供給され、このトランジス
タ8aにより増幅されてトランジスタ1aのベー
スに供給され、ここで再び増幅され信号出力端子
13から出力される。また、負電源側の増幅回路
も上述した正電源側の増幅回路と同様に構成され
ている。
またここでは、抵抗23a,24a、バイアス
電圧を発生するためのツエナーダイオード18a-1
立上り制御用のツエナーダイオード17a、ダイ
オード16aおよびブートストラツプ用のコンデ
ンサ25aにより第1の立上り制御回路15a-1
構成され、前記入力信号の正側の振幅が所定振幅
より大きくなつてトランジスタ8bのエミツタ電
圧が高くなると、立上り制御回路15a-1における
ツエナーダイオード18a-1と抵抗24aとの接続
点電圧が上昇し、この電圧上昇によりツエナーダ
イオード17a、ダイオード16aを順次直列に
介してトランジスタ26a、トランジスタ5aが
導通される。またコンデンサ27a,28a、抵
抗29a〜31a、PNPトランジスタ32a、
ツエナーダイオード33aおよび抵抗34aによ
り出力信号の高域周波数成分のみを通過させるハ
イパスフイルタ(カツトオフ周波数は例えば1K
Hz程度)が構成されると共に、ダイオード35
a、抵抗36a、コンデンサ37a電界効果トラ
ンジスタ38aにより前記ハイパスフイルタを通
過した高域周波数成分のピーク値を所定の時定数
(抵抗36aの値とコンデンサ37の値でほぼ決
まり、例えば1ms程度)で保持するピークホール
ド回路が構成され、これらハイパスフイルタおよ
びピークホールド回路により第1の立下り制御回
路19a-1が構成されている。そしてこの場合、前
記トランジスタ1aにより増幅される信号の周波
数が高くかつ振幅が大きい時には、上述した第1
の立上り制御回路15a-1の動作と並行して第1の
立下り制御回路19a-1における電界効果トランジ
スタ38aのゲート電圧が上昇し、トランジスタ
26a,5aの導通状態が所定期間保持される。
なおこの図に示すコンデンサ39aは発振防止用
のコンデンサであり、ダイオード40aはトラン
ジスタ26a,5aが逆バイアスされるのを防止
するものであり、抵抗11a,41a、コイル1
0aおよびコンデンサ42aは雑音除去を行なう
ローパスフイルタを構成するものである。また抵
抗43,44、コイル45およびコンデンサ46
は接続負荷にかかわらず回路動作の安定化を図る
ための補償回路を構成するものである。なおこの
実施例における負側電源回路も上述した正電源側
回路と同様に構成され、これら正電源側回路およ
び負電源回路により前記入力信号が相補的に増幅
される。
以上説明したようにこの考案による電力増幅器
は、入力信号の振幅が所定の振幅より大きくなつ
た時に電源電圧切換回路の出力電源電圧を高レベ
ル側に切換える第1の信号経路と、前記入力信号
と高域周波数成分の振幅が所定の振幅より大きく
なつた時に前記電源電圧切換回路の出力を高レベ
ル側に保持させると共に、この出力を漸次低レベ
ル側に移行させる第2の信号経路とを設けたの
で、高レベル高周波信号に対してはスパイクノイ
ズの発生回路を減少させることができる。そし
て、スパイクノイズによる影響が小さい高レベル
低周波信号に対しては、第2の信号経路を動作さ
せないことによつて、顕著な消費電力低減効果を
呈する。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の電力増幅器の一構成例を示す回
路図、第2図は第1図に示す電力増幅器を説明す
るための波形図、第3図はこの考案による電力増
幅器の第1の実施例を示す回路図、第4図は第1
の実施例を説明するための波形図、第5図はこの
考案による電力増幅器の第2の実施例を示す回路
図、第6図はこの考案による電力増幅器の具体的
な構成例を示す回路図である。 1a,1b……出力段増幅素子(トランジス
タ)、2……信号入力端子、5a,5b……電源
電圧切換回路(トランジスタ)、15a,15b
……第1の信号経路(第1の立上り制御回路、第
2の立上り制御回路)、19a,19b……第2
の信号経路(第1の立下り制御回路、第2の立下
り制御回路)。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 出力段増幅素子に供給する電源電圧を電源電圧
    切換回路により入力信号に応じて切換えて前記入
    力信号の増幅を行う電力増幅器において、 前記入力信号の振幅が所定の振幅よりも大きく
    なつた時に前記電源電圧切換回路の出力電源電圧
    を高レベル側に切換える第1の信号経路と、 前記入力信号の高域周波数成分のみを検出し、
    その振幅が所定の振幅より大きくなつた時に前記
    電源電圧切換回路の出力を高レベル側に保持させ
    ると共に、この出力を漸次低レベル側に移行させ
    る第2の信号経路と を具備して成る電力増幅器。
JP5544882U 1982-04-16 1982-04-16 電力増幅器 Granted JPS58158517U (ja)

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