JPH02105917A - タッチパネル入力装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はパネル表面を指などで押圧することにより２枚
の板の内側の面に設けた導電体の層を接触させ、接触位
置を検出することにより位置情報を得るタッチパネル入
力装置に関する。

〔従来の技術〕

この種のタッチパネル入力装置は、パネル表面上の押下
げ位置を検出してこれをデジタル信号に変換するもので
あり、例えば、パーソナルコンビ二一夕の図形人力装置
などとして使用されている。

第６図は従来のタッチパネル入力装置の分解斜視図であ
る。

第６図において、向かい合わせて配置された２枚の透明
板１．２のそれぞれの内側の面には導電体１２．１３の
層が塗布または貼付けされており、これらの透明板ｌ、
２は通常表示装置の前面に装着され、表示内容を見なが
らパネル上の所定位置をｍなどで押下げて前記導電体１
２．１３を接触させるよう構成されている。

前記導電体１２．１３は、通常状態では離隔しているが
、指等で押圧するとその位置が接触して異なった電気的
状態に切り換わる。

この電気的状態は各導電体１２．１３の端縁に設けた導
体３．４．５．６に接続したリード線７．８．９．１０
を通して外部回路へ伝送され、そこで位置情報に変換さ
れる。

前記２枚の透明板１．２は、押圧操作によりそれらの導
電体１２．１３が接触するよう狭い隙間をもって対面配
置されており、押圧操作をしない通常状態では導電体１
２．１３が接触しない構造になっている。

そのための構造として、従来のタッチパネル入力装置で
は、一方の透明板（図示の例では透明板２）の内側の面
の全体に所定の分布状態で多数の突起状のスペーサ１９
を設けると共に、２枚の透明板１．２の間の周縁部に隙
間規制用の絶縁部材１６．１７．１８を接合する構造が
採用されていた。

前記スペーサ１９は、例えば、透明な樹脂で作った所定
の高さの粒状の小片を接着等で固定して配列されていた
。

〔発明が解決しようとする技術課題〕

しかし、上記従来のタッチパネル入力装置では、一方の
透明板の内側面にスペーサ１９を固着していたので、操
作位置すなわち指で押圧する位置が丁度前記スペーサ１
９の真上になる場合には、導電体の１ｉ１２．１３を接
触させることができず、該スペーサ１９の真上の位置に
おいては位置情報を入力することができなかった。

第７図は第６図の従来装置においてスペーサ１９の真上
を指で押圧した状態を示す部分縦断面図である。

第７図に示すように、スペーサ１９が透明板２に固着さ
れているので、該スペーサ１９の真上を押圧する場合は
透明板１を押下げることができず、全面を位置検出領域
として使用できなかった。

本発明はこのような従来技術に鑑みなされたものであり
、第７図に示すような押下げ不可能な地点を無くし、パ
ネル上の全ての地点において透明板を押下げ、位置情報
を検出しうるタッチパネル入力装置を提供することを目
的とする。

〔課題解決のための手段〕

本発明は、向かい合わせて配７置され内側の面に導電体
の屓を有する２枚の透明板と、通常状態で前記２枚の透
明板を離隔するように該２枚の透明板の間に配置された
透明な線状の部材と、該線状の部材を所定の配置状態に
保持する保持手段とを備えて成るタッチパネル入力装置
により、上記目的を達成するものである。

〔作用〕

本発明によれば、スペーサ１９を透明板１または２に固
着するのではなく、移動可能な線状の部材を２枚の透明
板の間に所定の配列をなして保持することにより該２枚
の透明ｔｆｆｌｌ、２を離隔するので、前記線状の部材
の真上を押圧すると該線状の部材が押圧点を避けて横へ
変位し、各透明板ｌ、２の導電体の層１２．１３が接触
する。

〔実施例〕

以下第１図〜第５図を参照して本発明を具体的に説明す
る。

第１図は本発明の一実施例によるタッチパネル入力装置
の分解斜視図であり、第２図は第１図の装置の組み立て
時の部分正面図である。

第１図において、ｌは押圧して押下げ操作する側の薄い
透明板を、２は表示装置側の厚い透明板を示し、これら
２枚の透明板１．２の内側の面には均一の抵抗率を有す
る導電体のｒＪ１２．１３が設けられている。この導電
体の層１２．１３は例えば透明な導電物質を塗布したり
あるいは透明な導電性のシートを貼付けることによって
形成することができる。

前記導電体１２．１３の層の周縁には導体３．４．５．
６が設けられ、各導体には外部回路へ通じるリード線７
．８．９．１０が接続されている。

前記２枚の透明板１．２の間には、樹脂等で作られた棒
状の保持手段１１によって保持された透明な線状の部材
１４が配置されている。

前記保持手段１１は、図示の例では、２枚の透明板１．
２を所定の間隔をおいて向かい合った状態で互いに結合
する所定の厚さの樹脂装枠体で構成されている。

前記保持手段１１によって、所定ピッチで平行に配列さ
れた複数本の線状の部材１４が保持されている。各線状
の部材１４は、例えば断面が円形で直径が導電体のＪｉ
ｉ１２．１３間の間隔より若干小さく、しかもある程度
の弾性を有する透明な絶縁性物質（樹脂など）で作られ
ている こうして、本発明によるタッチパネル入力装置、すなわ
ち、向い合わせて配置され内側の面に導電体の屓１２．
１３を有する２枚の透明板１．２と、通常状態で前記２
枚の透明板１．２を離隔するよう該２枚の透明板１．２
の間に配置された透明な線状の部材１４と、該線状の部
材１４を所定の配置状態に保持する保持手段１１とを備
えて成るタッチパネル入力装置が構成されている。

上記構成によれば、２枚の透明板１．２の間にある程度
の弾性を有する線状の部材１４を所定の配列をなして組
込んだので、通常状態では接触しないが、パネル表面を
押圧すると該線状の部材１４の弾性と透明板ｌ、２間の
傾きによって押圧地点付近の線状の部材１４が横へ移動
し、内面７＃電体の屓１２．１３は接触することができ
る。

第４図は第２図の点１５の位置を押圧した時の線状の部
材１４の逃げの状態を示す部分正面図であり、第５図は
第４図中の線Ｖ−Ｖに沿った部分断面図である。

第４図および第５図に示すごとく、表側の透明板１を指
などで押圧すると、押圧点が線状の部材（スペーサ）１
４の真上であっても、透明板１が相手透明板２に対して
傾斜するとともに線状の部材１４が弾性によって横へ移
動（変位）するので、透明板１上のあらゆる点において
確実に位置検出を行うことができる。

なお、図示の実施例では２枚の透明板１．２の間の空間
に透明な線状の部材（スペーサ）１４のみを挿入したが
、必要に応じて、前記保持手段１１の中に形成される空
間を密封空間にするとともに該空間内に線状の部材１４
と同程度の屈折率を有する透明な液体を先議することに
より、前記線状の部材１４を目立たないものとし、表示
装置の表示内容の視認性を同一ヒさせることができる。

また、前記線状の部材１４の断面形状は、円形に限られ
るものではなく、長円形、長方形、多角形など他の適当
な形状にすることもできる。

〔発明の効果〕

以上の説明から明らかなごと（、本発明のタッチパネル
入力装置によれば、向い合わせて配置され内側の面に導
電体の層を有する２枚の透明板と、通常状態で前記２枚
の透明板を離隔するように該２枚の透明板の間に配置さ
れた透明な線状の部材と、該線状の部材を所定の配置状
態に保持する保持手段とを備えて成る構成にしたので、
前記線状の部材の真上を押圧する場合でも該線状の部材
の移動によって押下げ接触を行うことができ、パネル上
の全ての点で位置情報を入力しうるタッチパネル入力装
置が得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例によるタッチパネル入力装置
の分解斜視図、第２図は第１図の装置の組み立て時の部
分正面図、第３図は第２図中の線１１−Ｉに沿った断面
図、第４図はパネル上を押圧した時の第２図に相当する
部分正面図、第５図は第４図中の線Ｖ−Ｖに沿った断面
図、第６図は従来のタッチパネル入力装置の分解斜視図
、第７図は第６図の装置でスペーサ上を押圧した時の状
態を示す部分縦断面図である。 １．２−・・−・−透明板、１１・・・・−・−保持手
段、１２．１３−・−−一一−〜−−−導電体の層、１
４−・−・−線状の部材。 第６ 図 第７ 図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）向い合わせて配置され内側の面に導電体の層を有
   する２枚の透明板と、通常状態で前記２枚の透明板を離
   隔するように該２枚の透明板の間に配置された透明な線
   状の部材と、該線状の部材を所定の配置状態に保持する
   保持手段とを備えて成るタッチパネル入力装置。