JPH02105304A - 磁気ヘッド - Google Patents
磁気ヘッドInfo
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- JPH02105304A JPH02105304A JP25589588A JP25589588A JPH02105304A JP H02105304 A JPH02105304 A JP H02105304A JP 25589588 A JP25589588 A JP 25589588A JP 25589588 A JP25589588 A JP 25589588A JP H02105304 A JPH02105304 A JP H02105304A
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- Magnetic Heads (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は磁気記録媒体に対して情報の磁気記録又は再生
を行なう磁気ヘッドに関するものである。
を行なう磁気ヘッドに関するものである。
[従来の技術]
近年、磁気記録の分野で記録密度の向上は著しく、特に
8mmVTR(ビデオテープレコーダ)やDAT (デ
ジタルオーディオチーブレコーダ)あるいは高密度、高
容量FDD (フロッピーディスクドライブ)等で磁気
ヘッドと媒体の組み合わせにより記録密度の向上が図ら
れている。これらの装置では媒体として保磁力の大きな
メタル媒体が用いられている。この場合磁気ヘッドは酸
化物磁性材料のフェライトから磁気コア全体を構成した
ものでは充分に記録再生を行なえない。そこでフェライ
トから成る磁気コアの磁気ギャップを挟む突き合わせ面
に飽和磁束密度の高い磁性合金の薄膜を成膜したいわゆ
る複合型の磁気コアの構造が採用されている。
8mmVTR(ビデオテープレコーダ)やDAT (デ
ジタルオーディオチーブレコーダ)あるいは高密度、高
容量FDD (フロッピーディスクドライブ)等で磁気
ヘッドと媒体の組み合わせにより記録密度の向上が図ら
れている。これらの装置では媒体として保磁力の大きな
メタル媒体が用いられている。この場合磁気ヘッドは酸
化物磁性材料のフェライトから磁気コア全体を構成した
ものでは充分に記録再生を行なえない。そこでフェライ
トから成る磁気コアの磁気ギャップを挟む突き合わせ面
に飽和磁束密度の高い磁性合金の薄膜を成膜したいわゆ
る複合型の磁気コアの構造が採用されている。
このような複合型の磁気コアは第3図(A)〜(F)に
示すような工程で以下のように製造される。
示すような工程で以下のように製造される。
即ちまずNi−Zn又はMn−Zn系のフェライトから
第3図(A)に示すように略直方形のフェライト基板1
を形成する。
第3図(A)に示すように略直方形のフェライト基板1
を形成する。
次に第3図(B)に示すようにフェライト基板1に対し
て磁気コアのトラック幅を規定するためのトラック溝1
aをトラック幅に対応した間隔で、所定のピッチPで形
成する。尚ここではトラック溝1aの断面形状は略V字
形としているが、その形状はトラックピッチP及びトラ
ック幅に応じて外にU字形あるいは台形に適宜選択され
る。
て磁気コアのトラック幅を規定するためのトラック溝1
aをトラック幅に対応した間隔で、所定のピッチPで形
成する。尚ここではトラック溝1aの断面形状は略V字
形としているが、その形状はトラックピッチP及びトラ
ック幅に応じて外にU字形あるいは台形に適宜選択され
る。
次にトラック溝1aを形成したフェライト基板1を2つ
用意し、一方のフェライト基板1に対して第3図(C)
に示すように磁気コアにコイル巻線を巻回するための巻
線逃げ溝2aを形成し、フェライト基板2とする。
用意し、一方のフェライト基板1に対して第3図(C)
に示すように磁気コアにコイル巻線を巻回するための巻
線逃げ溝2aを形成し、フェライト基板2とする。
次に第3図(D)に示すように、フェライト基板1.2
の後で突き合わされる図中上面に高飽和磁束密度の磁性
合金薄膜3を薄膜形成技術により、数μm〜数十μmの
厚さで成膜する。尚磁性合金薄III 3の材料の磁性
合金はFe系あるいはco系の磁性合金の中から用途に
応じて適当に選択する。例えばFe−Aj2−3i合金
が好ましく用いられる。
の後で突き合わされる図中上面に高飽和磁束密度の磁性
合金薄膜3を薄膜形成技術により、数μm〜数十μmの
厚さで成膜する。尚磁性合金薄III 3の材料の磁性
合金はFe系あるいはco系の磁性合金の中から用途に
応じて適当に選択する。例えばFe−Aj2−3i合金
が好ましく用いられる。
次にフェライト基板1.2のそれぞれの磁性合金薄膜3
の表面上に磁気ギャップを形成する磁気ギャップ材の5
in2薄膜を成膜した後、第3図(E)に示すようにフ
ェライト基板1.2を突き合わせ、溶着ガラス5の溶着
により接合する。
の表面上に磁気ギャップを形成する磁気ギャップ材の5
in2薄膜を成膜した後、第3図(E)に示すようにフ
ェライト基板1.2を突き合わせ、溶着ガラス5の溶着
により接合する。
第3図(E)でSio2薄膜を符号4で示しである。
次に第3図(E)のフェライト基板1.2の接合体を切
断線6に沿って切断して第3図(F)に示す磁気コア7
が得られる。第3図(F)で符号11.12はフェライ
ト基板1.2から切断された磁気コア半体である。又符
号Gは5in2薄膜4をギャップ材として構成される磁
気ギャップである。
断線6に沿って切断して第3図(F)に示す磁気コア7
が得られる。第3図(F)で符号11.12はフェライ
ト基板1.2から切断された磁気コア半体である。又符
号Gは5in2薄膜4をギャップ材として構成される磁
気ギャップである。
そしてこの磁気コア7に不図示のコイル巻線を巻装し、
不図示の基板に取り付けて磁気ヘッドが完成する。
不図示の基板に取り付けて磁気ヘッドが完成する。
[発明が解決しようとする課題]
ところが上述のような製造工程で製造される複合型の磁
気コアでは溶着ガラス5の溶着によりフェライト基板1
.2を接合する際に、SiO2薄1]! 4が溶着ガラ
ス5と反応して浸食されるとともに、磁性合金薄膜3も
溶着ガラス5と反応して第4図に符号8で示すように浸
食されてしまう。いわゆるクワレが発生してしまう。そ
してこのクワレにより磁気ギャップGの所定のトラック
幅Tが満足しなくなったり、クワレが磁気ギャップGに
沿って進んでギャップ幅が広くなったりして磁気ヘッド
の特性が損なわれてしまう。
気コアでは溶着ガラス5の溶着によりフェライト基板1
.2を接合する際に、SiO2薄1]! 4が溶着ガラ
ス5と反応して浸食されるとともに、磁性合金薄膜3も
溶着ガラス5と反応して第4図に符号8で示すように浸
食されてしまう。いわゆるクワレが発生してしまう。そ
してこのクワレにより磁気ギャップGの所定のトラック
幅Tが満足しなくなったり、クワレが磁気ギャップGに
沿って進んでギャップ幅が広くなったりして磁気ヘッド
の特性が損なわれてしまう。
そこでこの問題を解決するために、第5図(A)、(B
)に示すように磁気コアの磁性合金薄膜3上に耐蝕性に
優れたTa205やCr等から成る保護膜9を成膜し、
その上に磁気ギャップGのギャップ材となる5in2薄
膜4を成膜した構造が採用されている。尚第5図(A)
に示した例ではトラック幅Tの磁気ギャップGに面する
部分を含む磁性合金薄膜3の全面に保護膜9を成膜して
いる。又第5図(B)の例では磁性合金薄膜3において
磁気ギャップGに面する部分を除く部分に保護膜9を成
膜している。この第5図(B)の場合はギャップ幅を狭
く設定する場合であり、製造工程ではまず第5図(A)
のように磁性合金薄膜3の全面に保護膜9を成膜したの
ち、磁気ギャップGに面する部分の保護膜9をラップ等
により除去する。
)に示すように磁気コアの磁性合金薄膜3上に耐蝕性に
優れたTa205やCr等から成る保護膜9を成膜し、
その上に磁気ギャップGのギャップ材となる5in2薄
膜4を成膜した構造が採用されている。尚第5図(A)
に示した例ではトラック幅Tの磁気ギャップGに面する
部分を含む磁性合金薄膜3の全面に保護膜9を成膜して
いる。又第5図(B)の例では磁性合金薄膜3において
磁気ギャップGに面する部分を除く部分に保護膜9を成
膜している。この第5図(B)の場合はギャップ幅を狭
く設定する場合であり、製造工程ではまず第5図(A)
のように磁性合金薄膜3の全面に保護膜9を成膜したの
ち、磁気ギャップGに面する部分の保護膜9をラップ等
により除去する。
ところが第5図(A)のような構造では磁気ギャップG
のギャップ幅が保護膜9と5tO2薄膜4の両者の膜厚
により決まるため、ギャップ幅のばらつきが大きくなっ
てしまう。またギャップ幅を狭く設定する場合は保護膜
9に充分な厚さが取れず、充分な保護が行なえずに、前
述のクワレが生じてしまうことになる。
のギャップ幅が保護膜9と5tO2薄膜4の両者の膜厚
により決まるため、ギャップ幅のばらつきが大きくなっ
てしまう。またギャップ幅を狭く設定する場合は保護膜
9に充分な厚さが取れず、充分な保護が行なえずに、前
述のクワレが生じてしまうことになる。
一方第5図(B)の構造の場合は、フェライト基板1.
2に対応する磁気コア半体11.12の突き合わせ位置
のずれによるトラックずれがある場合には磁気ギャップ
Gのトラック幅方向の端部よりクワレが生じてしまう。
2に対応する磁気コア半体11.12の突き合わせ位置
のずれによるトラックずれがある場合には磁気ギャップ
Gのトラック幅方向の端部よりクワレが生じてしまう。
又第5図(A)、(B)のいずれの構造でも製造工程で
保護膜9を成膜する工程を必要とし、工数の増加を招き
コストアップになるとともに、クワレを充分に効果的に
防止することができないという問題があった。
保護膜9を成膜する工程を必要とし、工数の増加を招き
コストアップになるとともに、クワレを充分に効果的に
防止することができないという問題があった。
そこで本発明の課題は上述した複合型の磁気コアを有し
た磁気ヘッドにおいて、磁気コアの磁性合金薄膜のクワ
レを効果的に防止でき、かつ安価に実施できる構造の磁
気ヘッドを提供することにある。
た磁気ヘッドにおいて、磁気コアの磁性合金薄膜のクワ
レを効果的に防止でき、かつ安価に実施できる構造の磁
気ヘッドを提供することにある。
[課題を解決するための手段]
本発明においては上述した課題を解決するため、酸化物
磁性材からなり互いの突き合わせ面に磁性合金薄膜を成
膜した一対の磁気コア半体を磁気ギャップを介し突き合
わせガラス溶着により接合してなる磁気コアを有する磁
気ヘッドにおいて、前記磁性合金薄膜上にCr2O3薄
膜を成膜し、このCr2O3薄膜を磁気ギャップ材とし
た構造を採用した。
磁性材からなり互いの突き合わせ面に磁性合金薄膜を成
膜した一対の磁気コア半体を磁気ギャップを介し突き合
わせガラス溶着により接合してなる磁気コアを有する磁
気ヘッドにおいて、前記磁性合金薄膜上にCr2O3薄
膜を成膜し、このCr2O3薄膜を磁気ギャップ材とし
た構造を採用した。
[作 用]
このような構造によれば耐蝕性に優れたCr203薄膜
を介して磁性合金薄膜の溶着ガラスによるクワレを防止
できる。そしてその場合にCr2O5薄膜は磁気ギャッ
プ材であるので、充分な厚さを取ることができ、クワレ
を効果的に防止できる。
を介して磁性合金薄膜の溶着ガラスによるクワレを防止
できる。そしてその場合にCr2O5薄膜は磁気ギャッ
プ材であるので、充分な厚さを取ることができ、クワレ
を効果的に防止できる。
[実施例]
以下、第1図及び第2図を参照して本発明の実施例の詳
細を説明する。尚第1図及び第2図中において従来例の
第3図から第5図中と共通の部分には共通の符号が付し
てあり、その詳細な説明は省略する。
細を説明する。尚第1図及び第2図中において従来例の
第3図から第5図中と共通の部分には共通の符号が付し
てあり、その詳細な説明は省略する。
匪1」ul」
第1図は本発明の第1実施例の磁気ヘッドに用いられる
磁気コアの磁気記録媒体摺動面で磁気ギャップ周辺を拡
大して示している。
磁気コアの磁気記録媒体摺動面で磁気ギャップ周辺を拡
大して示している。
第1図に示すように本実施例の磁気コアの基本的な構造
は先述の従来例と同様であり、先述したフェライト基板
1.2から切り出される磁気コア半体it、12のそれ
ぞれの突き合わせ面に磁性合金薄膜3を成膜し、磁気ギ
ャップGを介して突き合わせ、溶着ガラス5の溶着によ
り接合して磁気コアが構成される。
は先述の従来例と同様であり、先述したフェライト基板
1.2から切り出される磁気コア半体it、12のそれ
ぞれの突き合わせ面に磁性合金薄膜3を成膜し、磁気ギ
ャップGを介して突き合わせ、溶着ガラス5の溶着によ
り接合して磁気コアが構成される。
ここで従来例と異なる点として、磁気コア半体11.1
2のそれぞれの磁性合金薄膜3上に耐蝕性に優れたCr
2O3薄膜10を成膜するものとする。Cr2O5薄膜
10はトラック幅Tの磁気ギャップGに面する部分を含
む磁性合金薄膜3の全面に成膜するものとする。そして
図示のようにCr2O,薄1]i10どうしを突き合わ
せて磁気コア半体11.12が接合され、Cr2O5薄
膜10を磁気ギャップ材として磁気ギャップGが構成さ
れる。即ちCr2O3薄膜10はいわば磁性合金薄膜3
のクワレ防止のための保護膜と磁気ギャップGを構成す
るためのギャップ材の薄膜を兼ねることになる。
2のそれぞれの磁性合金薄膜3上に耐蝕性に優れたCr
2O3薄膜10を成膜するものとする。Cr2O5薄膜
10はトラック幅Tの磁気ギャップGに面する部分を含
む磁性合金薄膜3の全面に成膜するものとする。そして
図示のようにCr2O,薄1]i10どうしを突き合わ
せて磁気コア半体11.12が接合され、Cr2O5薄
膜10を磁気ギャップ材として磁気ギャップGが構成さ
れる。即ちCr2O3薄膜10はいわば磁性合金薄膜3
のクワレ防止のための保護膜と磁気ギャップGを構成す
るためのギャップ材の薄膜を兼ねることになる。
このような本実施例の構造によれば、耐蝕性に優れたC
r2O5薄膜10を介して磁性合金薄膜3の溶着ガラス
5によるクワレを効果的に防止できる。そしてこの場合
Cr2O,薄膜10は保護膜兼ギャップ構成用の薄膜で
あるので、第5図(A)の従来例との比較から明らかな
ように磁気ギャップGの幅を狭く設定する場合に第5図
(A)の保護膜9よりもCr2O5薄膜10の厚さを充
分に取ることができ、磁性合金薄膜3のクワレを更に効
果的に防止できる。又本実施例の構造によれば第5図(
B)の従来例のようなトラック位置ずれによる磁気ギャ
ップGのトラック幅方向の端部におけるクワレの発生の
恐れがない。
r2O5薄膜10を介して磁性合金薄膜3の溶着ガラス
5によるクワレを効果的に防止できる。そしてこの場合
Cr2O,薄膜10は保護膜兼ギャップ構成用の薄膜で
あるので、第5図(A)の従来例との比較から明らかな
ように磁気ギャップGの幅を狭く設定する場合に第5図
(A)の保護膜9よりもCr2O5薄膜10の厚さを充
分に取ることができ、磁性合金薄膜3のクワレを更に効
果的に防止できる。又本実施例の構造によれば第5図(
B)の従来例のようなトラック位置ずれによる磁気ギャ
ップGのトラック幅方向の端部におけるクワレの発生の
恐れがない。
さらに本実施例の構造によれば、磁性合金薄膜3上に保
護膜9と5i02薄膜4を成膜する第5図(A)、(B
)の従来例に比べて磁気コアの製造工程で成膜工程が1
つ少なくて済み、その分コストダウンが図れる。
護膜9と5i02薄膜4を成膜する第5図(A)、(B
)の従来例に比べて磁気コアの製造工程で成膜工程が1
つ少なくて済み、その分コストダウンが図れる。
又本実施例のCr2O5薄膜10はその色及び光沢が磁
性合金薄膜3と顕著に異なるので、光学的に磁気ギャッ
プGのギャップ幅を確認するのに適している。
性合金薄膜3と顕著に異なるので、光学的に磁気ギャッ
プGのギャップ幅を確認するのに適している。
更にCr2O,は第5図(A)、(B)の従来例の保護
膜9の材料としてあげたTa20.等より溶着ガラス5
の流れ性が良く、これを用いることによりガラス溶着を
良好に行なえ、磁気コアの歩留まりを向上できる。
膜9の材料としてあげたTa20.等より溶着ガラス5
の流れ性が良く、これを用いることによりガラス溶着を
良好に行なえ、磁気コアの歩留まりを向上できる。
第2実施例
次に第2図は本発明の第2実施例による磁気ヘットに用
いられる磁気コアの磁気ギャップ周辺を拡大して示して
いる。
いられる磁気コアの磁気ギャップ周辺を拡大して示して
いる。
図示のように本実施例では磁気コア半体11゜12の突
き合わせ面の断面形状と磁性合金薄膜3の配置が第1実
施例と異なっている。即ち磁気コア半体11.12の突
き合わせ面の断面形状は略三角形で先端部の片側が垂直
に切り欠かれた形状となっている。そして磁性合金薄膜
3は磁気コア半体11.12のそれぞれの突き合わせ面
で切り欠かれていない側の面上に成膜されている。そし
てそれぞれの磁性合金薄膜3.3の端面どうじが磁気ギ
ャップGを介して突き合わされる。この場合Cr2O3
薄膜10を磁性合金薄膜3の表面上及び磁気ギャップG
に面する端面上、及び磁気コア半体11.12の突き合
わせ面において磁性合金薄膜3を成膜していない側の上
に成膜するものとする。そして第1実施例と同様にCr
2O。
き合わせ面の断面形状と磁性合金薄膜3の配置が第1実
施例と異なっている。即ち磁気コア半体11.12の突
き合わせ面の断面形状は略三角形で先端部の片側が垂直
に切り欠かれた形状となっている。そして磁性合金薄膜
3は磁気コア半体11.12のそれぞれの突き合わせ面
で切り欠かれていない側の面上に成膜されている。そし
てそれぞれの磁性合金薄膜3.3の端面どうじが磁気ギ
ャップGを介して突き合わされる。この場合Cr2O3
薄膜10を磁性合金薄膜3の表面上及び磁気ギャップG
に面する端面上、及び磁気コア半体11.12の突き合
わせ面において磁性合金薄膜3を成膜していない側の上
に成膜するものとする。そして第1実施例と同様にCr
2O。
薄膜10が磁気ギャップGのギャップ材となる。
このような構造によっても第1実施例の場合と全く同様
の作用効果が得られる。即ち磁気コア半体11,12の
突き合わせ面の断面形状及び磁性合金薄膜3の配置は特
に限定されるものではなく、Cr2O3薄膜10は磁性
合金薄膜3において少なくとも磁気ギャップGに面する
部分の上に成膜すれば良い。
の作用効果が得られる。即ち磁気コア半体11,12の
突き合わせ面の断面形状及び磁性合金薄膜3の配置は特
に限定されるものではなく、Cr2O3薄膜10は磁性
合金薄膜3において少なくとも磁気ギャップGに面する
部分の上に成膜すれば良い。
尚第2図の構造の場合、磁気コア半体1112の突き合
わせ面(トラック溝1aにより形成される)において、
Cr2O3薄膜10が成膜される部分には垂直部1bが
あり、この部分にはCr、O,薄膜10が薄くしか付着
しないが、Cr、O,薄膜10の耐蝕性は極めて優れて
おり、その厚さb月0λ以上あれば、クワレを防止でき
るので、問題はない。
わせ面(トラック溝1aにより形成される)において、
Cr2O3薄膜10が成膜される部分には垂直部1bが
あり、この部分にはCr、O,薄膜10が薄くしか付着
しないが、Cr、O,薄膜10の耐蝕性は極めて優れて
おり、その厚さb月0λ以上あれば、クワレを防止でき
るので、問題はない。
又他の構造として、従来例の第5図(B)の構造におい
て、5i02薄膜4の代りにCr2O3薄膜を成膜して
磁気ギャップ材とする構造が考えられる。この場合製造
工程で磁性合金薄膜3上にあらかじめ保護膜9を成膜し
ておくことにより、加工途中の磁性合金薄llU3の酸
化を防止できる。
て、5i02薄膜4の代りにCr2O3薄膜を成膜して
磁気ギャップ材とする構造が考えられる。この場合製造
工程で磁性合金薄膜3上にあらかじめ保護膜9を成膜し
ておくことにより、加工途中の磁性合金薄llU3の酸
化を防止できる。
[発明の効果コ
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、酸化
物磁性材からなり互いの突き合わせ面に磁性合金薄膜を
成膜した一対の磁気コア半体を磁気ギャップを介し突き
合わせガラス溶着により接合してなる磁気コアを有する
磁気ヘッドにおいて、前記磁性合金薄膜上にCr20g
薄膜を成膜し、このCr2O3薄膜を磁気ギャップ材と
した構造を採用したので、安価に実施できる構造により
磁性合金薄膜の溶着ガラスによる浸食を効果的に防止で
き、磁気ヘッドの磁気コアの磁気特性を向上できること
、製造工程で磁気ギャップのギャップ幅を容易に確認で
きること、及び磁気コアのガラス溶着の作業性が良く磁
気コアの歩留まりを向上できること等の優れた効果が得
られる。
物磁性材からなり互いの突き合わせ面に磁性合金薄膜を
成膜した一対の磁気コア半体を磁気ギャップを介し突き
合わせガラス溶着により接合してなる磁気コアを有する
磁気ヘッドにおいて、前記磁性合金薄膜上にCr20g
薄膜を成膜し、このCr2O3薄膜を磁気ギャップ材と
した構造を採用したので、安価に実施できる構造により
磁性合金薄膜の溶着ガラスによる浸食を効果的に防止で
き、磁気ヘッドの磁気コアの磁気特性を向上できること
、製造工程で磁気ギャップのギャップ幅を容易に確認で
きること、及び磁気コアのガラス溶着の作業性が良く磁
気コアの歩留まりを向上できること等の優れた効果が得
られる。
第1図は本発明の第1実施例による磁気ヘッドの磁気コ
アの構造を示す磁気記録媒体摺動面の磁気ギャップ周辺
の拡大した平面図、第2図は第2実施例による磁気コア
の磁気ギャップ周辺の平面図、第3図(A)から(F)
はそれぞれ従来の磁気ヘッドの複合型の磁気コアの製造
工程の説明図、第4図は従来の磁気コアにおける磁性合
金薄膜のクワレを示す磁気ギャップ周辺の平面図、第5
図(A)、(B)はそれぞれ異なる従来の磁気ヘッドの
磁気コアの構造を示す磁気ギャップ周辺の拡大平面図で
ある。 1.2・・・フェライト基板 3・・・磁性合金薄膜 4・・・5in2薄膜 5・・・溶着ガラス7・・
・磁気コア 9・・・保護膜ICl−Cr2O
3薄膜 11.12・・・磁気コア半体 G・・・磁気ギャップ 鍼未の製置工程θ説便汀君 第3図(F)
アの構造を示す磁気記録媒体摺動面の磁気ギャップ周辺
の拡大した平面図、第2図は第2実施例による磁気コア
の磁気ギャップ周辺の平面図、第3図(A)から(F)
はそれぞれ従来の磁気ヘッドの複合型の磁気コアの製造
工程の説明図、第4図は従来の磁気コアにおける磁性合
金薄膜のクワレを示す磁気ギャップ周辺の平面図、第5
図(A)、(B)はそれぞれ異なる従来の磁気ヘッドの
磁気コアの構造を示す磁気ギャップ周辺の拡大平面図で
ある。 1.2・・・フェライト基板 3・・・磁性合金薄膜 4・・・5in2薄膜 5・・・溶着ガラス7・・
・磁気コア 9・・・保護膜ICl−Cr2O
3薄膜 11.12・・・磁気コア半体 G・・・磁気ギャップ 鍼未の製置工程θ説便汀君 第3図(F)
Claims (1)
- 1)酸化物磁性材からなり互いの突き合わせ面に磁性合
金薄膜を成膜した一対の磁気コア半体を磁気ギャップを
介し突き合わせガラス溶着により接合してなる磁気コア
を有する磁気ヘッドにおいて、前記磁性合金薄膜上にC
r_2O_3薄膜を成膜し、このCr_2O_3薄膜を
磁気ギャップ材としたことを特徴とする磁気ヘッド。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25589588A JP2665354B2 (ja) | 1988-10-13 | 1988-10-13 | 磁気ヘッド |
DE3934284A DE3934284C2 (de) | 1988-10-13 | 1989-10-13 | Magnetkopf |
US07/719,686 US5164870A (en) | 1988-10-13 | 1991-06-25 | Magnetic head employing a magnetic gap material composed of Cr2 O3 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25589588A JP2665354B2 (ja) | 1988-10-13 | 1988-10-13 | 磁気ヘッド |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02105304A true JPH02105304A (ja) | 1990-04-17 |
JP2665354B2 JP2665354B2 (ja) | 1997-10-22 |
Family
ID=17285059
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25589588A Expired - Fee Related JP2665354B2 (ja) | 1988-10-13 | 1988-10-13 | 磁気ヘッド |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2665354B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04245005A (ja) * | 1991-01-30 | 1992-09-01 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 磁気ヘッド及びその製造方法 |
JPH0668414A (ja) * | 1992-08-20 | 1994-03-11 | Nec Kansai Ltd | Mig型磁気ヘッド及びその製造方法 |
-
1988
- 1988-10-13 JP JP25589588A patent/JP2665354B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04245005A (ja) * | 1991-01-30 | 1992-09-01 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 磁気ヘッド及びその製造方法 |
JPH0668414A (ja) * | 1992-08-20 | 1994-03-11 | Nec Kansai Ltd | Mig型磁気ヘッド及びその製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2665354B2 (ja) | 1997-10-22 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |