JPH02105130A - フィルム一体型カメラ - Google Patents

フィルム一体型カメラ

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JPH02105130A
JPH02105130A JP25885788A JP25885788A JPH02105130A JP H02105130 A JPH02105130 A JP H02105130A JP 25885788 A JP25885788 A JP 25885788A JP 25885788 A JP25885788 A JP 25885788A JP H02105130 A JPH02105130 A JP H02105130A
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camera
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winding
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慎一 佐藤
Kiyoaki Hazama
硲 清昭
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野〕 この発明はレリーズボタンで撮影操作を行なうカメラに
間する。
[従来の技術〕 カメラでは二重撮影を防止するために、写真フィルムの
1コマ分の巻上げが行なわれないと、レリーズボタンの
作動が不能状態となるものがある。
この二重撮影を防止する機構は極々提案されており、例
えばレリーズボタンは撮影操作が行なわれると、写真フ
ィルムの1コマ分の巻上げが行なわれないと撮影可能位
置へ復帰しないようにし、次のシャッタ操作をすること
ができないようにするものがある。
また、写真フィルムには規定撮影可能枚数が予め設定さ
れており、遮光用のパトローネから写真フィルムを引き
出しながら撮影を行なっていくタイプのカメラでは、規
定撮影可能枚数以上に撮影を行なおうとして、写真フィ
ルムを引か出し続けてしまうときに、遮光用のパトロー
ネ内に設けられている写真フィルムを巻き取るための軸
となるスプール軸と、写真フィルムとの結合部分が写真
フィルムを引き出そうとする力に負けてしまい破壊され
てしまうおそれがある。
また、撮影を開始する以前に写真フィルムを遮光用パト
ローネから引き出し、別部分に保持しておき、撮影と共
に1コマずつ遮光用パトローネに巻込んでいくタイプの
カメラでは、規定撮影可能枚数以上撮影しつづけようと
した場合には、この引き出しの開始のための遮光用パト
ローネから出ている部分は、すでに外部光により露光し
ている場合があるにもかかわらず、撮影者が撮影可能で
あるかのような誤認をしていようおそれがあった。
これらの問題を解決するために、従来のカメラでは、写
真フィルムとスプール軸の結合部を破壊しないようにフ
ィルム巻上げ機構に必要以上の力を加えないようにスリ
ップ機構を設けたり、露光済のおそれのある部分に、撮
影動作を行なわせないように、写真フィルムの規定撮影
開始枚数をパトローネから引き出し、別部分に保持する
最中に数えるなどの機構が必要であった。
[発明が解決しようとする課n] 写真フィルムをパトローネに巻き戻しながら撮影を行な
うカメラでは、写真フィルムの最終コマまで撮影が行な
われても、巻上げが行なわれると、シャッタ操作をする
ことができる。ところで、写真フィルムの最終コマ以降
の部分は、カメラに装填するときに露光することがある
ため、レリーズボタンの操作をしても撮影されないこと
がある。
このため、写真フィルムが最終コマまで撮影されると、
残りの部分については写真フィルム装填する時点での誤
露光のおそれがあるために、撮影が行なえないような状
態で、写真フィルムをすべてパトローネに巻き込むため
の機構が必要であった0例えば、撮影開始以前にパトロ
ーネから未露光状態の写真フィルムを引き出しておいて
、パトローネに写真フィルムを巻き込みながら撮影を行
なうタイプのカメラでは、パトローネから写真フィルム
を引き出す段階で、写真フィルムのコマ数を数えておい
て、写真フィルム装填時の露光のおそれがある部分では
、自動的にパトローネに巻き込む物やフィルムカウンタ
に連動する撮影のためのレリーズ部材を撮影基準位置に
移動しないようにする部材を用いたりしていた。
また、写真フィルムが装填された状態で市販に供される
簡易なフィルム一体型カメラが提案されており、このよ
うなフィルム一体型カメラでは再使用が行なわれない、
このため、特にフィルム−体型カメラでは機構を極力簡
略化して製作コストを削減すると共に、小型軽量化して
販売や携帯に便利なようにすることが要求される。従っ
て、このように写真フィルムの最終コマ以後の部分を撮
影しないようにする機構を備えることが、フィルム一体
型カメラの機構が複雑で、部品点数の増加、さらには製
作コストが増加することにならないように配慮する必要
がある。
この発明はかかる点に鑑みなされたもので、部品点数を
削減し、機構の簡略化を可能とするレリーズ機構を有す
るカメラを提供することを目的としている。
[課題を解決するための手段] 前記課題を解決するために、この発明は、カメラ固定部
材に対して移動可能なレリーズ部材を、初期位置より移
動操作することにより、シャッタを作動させ、写真フィ
ルムの1コマ巻上げ動作に伴って、前記レリーズボタン
を初期位置へ復帰させるカメラにおいて、最終撮影コマ
の撮影終了後のフィルム巻上げ動作に伴った前記レリー
ズボタンの初期位置への復帰を阻止する阻止手段を、前
記レリーズボタンと前記カメラ固定部材との間に設けた
ことを特徴としている。
[作用] この発明のカメラでは、レリーズボタンでシャッタ操作
を行なうと、レリーズボタンがその位置に保持され、写
真フィルムの1コマの巻上げで初期位置へ復帰して、シ
ャッタ操作が可能な状態になるため、レリーズボタンの
位置から写真フィルムの巻上げ状態を知ることができる
そして、レリーズボタンは最終撮影コマの回転位置で、
写真フィルムを巻上げても初期位置へ復帰しなくなり、
最終撮影コマ以降ではレリーズボタンの操作が不能で撮
影が行なわれなくなる。
〔実施例] 以下、この発明をフィルム一体型カメラに適用した実施
例を添付図面に基づいて詳細に説明する。第1図はフィ
ルム一体型カメラの斜視図、第2図は前カバー及び後カ
バーの斜視図、143図は後カバーを取外した状態を示
す正面図、第4図はカメラの主要部の分解斜視図である
このフィルム一体型カメラは写真フィルムが装填された
状態で市販に供される簡易なカメラで、このカメラは写
真フィルムがカメラの組立工程で装填され、ユーザーの
写真フィルムの装填や巻き戻し等の操作が不要になり、
ユーザーは直ちに撮影することができる。
カメラボディ 第1図乃至′s4図に示すように、カメラボディは本体
10、前カバー20及び後カバー30で構成され、これ
らはそれぞれ樹脂により形成されている9本体lOには
撮影レンズ40.フィルム巻上げ機構50、フィルムカ
ウンタ60、レリーズ機構70、シャッタチャージ機構
80、シャッタ機構90等が備えられ、前カバー20は
前面側外枠を構成し、後カバー30は後面側外枠を構成
しており、これらは本体10を覆うように組立てられて
いる。
N3図及び第4図に示すように、本体lOには画面枠1
1を挟んで、両側の同一平面内に未露光フィルム収納部
12と露光フィルム収納部13とが設けられ、写真フィ
ルムFが装填されるようになっている。
第1図及び第2図に示すように、前カバー20には作業
孔21を覆うように装飾シール22が貼られており、ま
た後カバー30の内側には写真フィルムFを本体10の
画面枠11に対して平面性を保持する圧着板31が一体
に形成されている。
カメラの固定部材とは、本体10、前カバー20、後カ
バー30及び前記部材に対して不動の状態に取り付けら
れているか、凸状となって形成されている部材を示すも
のである。
写真フィルムF 第4図に示すように、写真フィルムFはパトローネ1に
収納されており、この両端部にはパーフォレージ日ンP
が形成されている。写真フィルムFのカメラへの装填は
、暗室においてカメラを組立てるときに行なわれ、パト
ローネ1に収納された状態で露光フィルム収納部13に
セットし、工具を用いて写真フィルムFを巻取って未露
光フィルム収納部12にプル巻状態で装着し、後カバー
30を本体10に係合された前カバー20に係合して、
光密状態を保つようになフている。
撮影レンズ40 第4図に示すように、撮影レンズ40はレンズ受け41
に取付けられ、このレンズ受け41は本体10の前面の
凹部42に係合して保持される。
この撮影レンズ40の被写体側には前カバー20に形成
したレンズ窓43が位置しており、このレンズ窓43の
内壁には乱反射を防止する段部が形成されている。撮影
レンズ40は前カバー20を本体10に取り付けること
により、レンズ受け41に固定される。
フィルム巻上げ機構50 第3図及び′!J4図に示すように、フィルム巻上げ機
構50にはカメラの外部に突設される巻上げノブ51が
備えられ、この巻上げノブ51は同軸一体の取付筒部5
1aと、巻上げ用フォーク51bとを有している。この
巻上げノブ51の取付筒部51aは本体10の露光フィ
ルム収納部13の土壁に形成された支持筒部52に回動
可能に保持され、この巻上げノブ51の浮上りは前カバ
ー20の内壁に形成されたリブ53で防止され、円滑に
回転できるようになっている0巻上用フォーク51bは
支持筒部52から露光フィルム収納部13の内方へ突出
しており、カメラの完成に先立って装填される写真フィ
ルムFのパトローネ1の巻取軸部2が係合される。
巻上げノブ51の一部は後カバー30に形成された凹部
34から後方へ突出しており、指先で容易に回動できる
ようになっている。
この後カバー30には第5図乃至第7図に示すように、
逆巻き防止ストッパ32が一体に形成されており、この
逆巻き防止ストッパ32は後カバー30を本体及10び
前カバー20に係合するときに、巻上げノブ51の指か
け部に設けた歯部に係合するようになっている。フィル
ム一体型カメラの場合には生産過程において、写真フィ
ルムFを露光フィルム収納部13に装填した後、写真フ
ィルムFをパトローネlから引き出し、このときパトロ
ーネ1の巻取軸部2を介して巻上げノブ51がつられて
逆方向へ回転するが、この巻上げノブ51の一般撮影時
の逆巻きを防止する逆巻き防止ストッパ32は後カバー
30に形成され、しかも写真フィルムFの装填が完了し
た後に、後カバー30をして逆巻きを防止する構造であ
るため、生産工程において巻上げノブ51の逆巻き防止
機構を解除して、写真フィルムFを装填するような工程
が不要となる。
また、逆巻き防止ストッパ32は後カバー30に一体に
形成されており、部品点数が削減されると共に、本体側
に固定する手段を設けない構成により、後カバー30を
取付ける作業と同時に逆巻き防止ストッパ32を巻上げ
ノブ51に係止することができ、作業が極めて簡単にな
る。
第3図及び第4図に示すように、カメラの画面枠11の
中央上部にはスプロケット歯車54がレール面14に歯
先が露出するように設けられ、このスプロケット歯車5
4は写真フィルムFのパーフォレージ日ンPに係合され
、写真フィルムFの1コマの巻上げで回転する。
第2図に示すように、後ガバー30の圧着板31にはス
プロケット歯車54と対向する位置に凹部31aが形成
され、この凹部31mがスプロケット歯車54の逃げ部
となっており、写真フィルムFのパーフオレーシヨンP
と確実に係合して巻き上げることがで幹る。
フィルムカウンタ60 フィルムカウンタ60はN4図及び第8図に示すように
、シャッタ機構90を作動させるレリーズボタン61を
回転可能に設け、このレリーズボタン61を写真フィル
ムFの1コマの巻上げで所定角度回転させ、このレリー
ズボタン61の回転角度から撮影枚数を表示するように
なっている。
スプロケット歯車54の軸部54aに、規制部材62の
軸部62aを本体10に形成された支持筒部15に挿通
して係合させ、規制部材62がスプロケット歯車54と
一体に回転するようになっている。規制部材62に一体
に形成されたカウンタカム部62bはレリーズボタン6
1の歯部61aに係合して、規制部材62の1回転で1
歯送るようになっており、これがレリーズボタン61を
写真フィルムFの1コマの巻上げで所定角度回転させる
ようになっている。このレリーズボタン61は、第9図
に示すように支持軸部16により回転可能に軸支され、
前カバー20に形成された孔部23から上方へ突出して
いる。
このレリーズボタン61には指針63が形成され、前カ
バー20にはこのレリーズボタン61の近傍に、規制部
材62の1回転により回転するレリーズボタン61の所
定回転角度と等しい角度毎に、Sl 1.2・・・24
、Eの文字を配置した撮影枚数表示64が付されている
。スプロケット歯車54が写真フィルムFの1コマの巻
き上げに伴い回転する毎に、規制部材62が回転してカ
ウンタカム部62bでレリーズボタン61を1歯分回転
させ、その指針63の位置を1歯ずらして指示する撮影
枚数表示64の数字を順次増加して、例えば10.11
.12・・・と撮影枚数の指示を行なうようになってい
る。
このレリーズボタン61の指針63は凹部で形成しても
、突部で形成してもよく、この場合には撮影者が指先で
指針63の位置を確認することができ、これによりおお
よその撮影枚数を知ることができる。また、レリーズボ
タン61に撮影枚数を示す表示を設け、前カバー20に
指針63を設けることもで診る。
さらに、前カバー20にカウンタ窓を設け、レリーズボ
タン61に撮影枚数の表示部を設け、レリーズボタン6
1の回転でカウンタ窓から撮影枚数を表示するようにし
てもよい。
レリーズ機構70及び シャッタチャージ機構80 レリーズ機構70及びシャッタチャージ機構80は第4
図、第9図乃至第2゛4図に示すように、レリーズボタ
ン61、リング部材フ1、作動部g72、コイルスプリ
ング73等から構成されている。
ここで、第4図及び第13図に示した作動部材フ2の形
状と、その他の図面の作動部材72の形状が異なるが、
これについては第4図及び第13図に示す形状のものが
実施対応で、それ以外の図面の作動部材72の形状は異
なっているが動作と各部分の機能についての差は無いも
のである。
第9図に示すように、これらの部材は本体10に形成さ
れた支持軸部16に挿着され、これらはいずれも回動可
能で、かつ軸方向へ8助可能になっている。
N4図に示すように、コイルスプリング73は作動部材
72と本体10との間に挿着され、作動部材フ21 リ
ング部材71及びレリーズボタン61を上方へ付勢して
おり、レリーズボタン61のストッパ部61bを前カバ
ー20の内壁に圧接するようにしている。
このコイルスプリング73の一端部73aは本体10の
露光フィルム収納部13の外側壁に当接し、他端部73
bは作動部材72の図示しない係止ピンに当接しており
、作動部材72のカム作動部フ2bを規制部材62に当
接するように付勢している。
リング部材71はレリーズボタン61と作動部材72の
間に介在され、第9図乃至第12図に示すように、この
リング部材フ1の一端部には対称位置に一対の突起71
aが形成され、他端部にはこの突起71aの位置の中間
に突起71bが形成されており、リング部材71はそれ
ぞれの突起71a、71bによりレリーズボタン61と
作動部材72とに4点支持で、かつ点接触している。こ
のため、レリーズ作動時にはレリーズボタン61からの
押圧力を作動部材72側へ、またシャッターチャージ作
動時には作動部材72側からの押圧力をレリーズボタン
61側へ、それぞれ安定して伝達することができると共
に、レリーズボタン61と作動部材72の回動を摩擦抵
抗を軽減することで円滑にしている。
第13図に示すように、作動部材72はレリーズボタン
61の歯部61aの上面に係合する連結部72aと、規
制部材62に当接するカム作動部72bと、シャッタ機
構90を作動させるシャッタ作動部72cと、壱上げノ
ブ51の下側面に形成された係止溝51cに係合するス
トッパ部72dとを有している。
レリーズボタン61のストッパ部61bが前カバー20
の内壁に圧接する状態では、作動部材72のカム作動部
72bが規制部材62の凹部62Cに係合し、ストッパ
部72dは巻上げノブ51の係止溝51cに係合し、シ
ャッタ作動部72cはシャッタ機構90を作動させない
位置にある。
このとき、作動部材72のストッパ部72dが露光フィ
ルム収納部13の外壁に形成されたストッパビン74に
当接して、巻上げノブ510回転の規制が確実に行なわ
れるようになっており、写真フィルムFが二重に巻上げ
られることを二重に防止している。
規制部材62は第14図乃至第18図に示すように、ス
トッパ部62dとカム部62eとを有しており、カム部
62eには作動部材72のカム作動部72bを規制部材
62の軸方向へB動させるカム面62fと、軸方向外方
へ移動させるカム面62gとを有している。
第19図乃至第25図によりレリーズ作動及びシャッタ
チャージ作動について説明する。
第19図、3421図及び第23図はレリーズボ −タ
ン61、作動部材72、規制部材62、その他の部材を
本体10に取り付けた状態を撮影レンズ40側より見た
図、第20図、第22図及び第24図は、撮影レンズ4
0側を図の下側としてレリーズボタン61、作動部材7
2、規制部材d2、その他の部材を上側より見た図であ
る。
第19図及び第20図はレリーズボタン61が前カバー
20から突出して、レリーズボタン61が作動可能なシ
ャッタチャージ状態を示している。この状態では作動部
材72のカム作動部72bは規制部材62の凹部82c
に係合して、また作動部材フ2のストッパ部72dは巻
上げノブ5lの係止溝51cに係合して、巻上げノブ5
1の回転が規制されている。このときのシャッタ作動部
72cの位置は第25図のAである。
第21図及び第22図に2点鎖線で示したシャッタチャ
ージ状態で、レリーズボタン61を押圧し操作すると、
第21図の実線に示すように、作動部材72が下方へ移
動するため、作動部材72のストッパ部72dが巻上げ
ノブ51の係止溝51cとの係合が解除されると共に、
作動部材72のカム作動部72bが凹部62cから下方
へ移動し、カム面62eの下面に外れる。このときの作
動部材72のシャッタ作動部72cの規制は第25図の
AからBへの移動となる。このため、第22図の2点鎖
線と実線で示すように、作動部材72がコイルスプリン
グツ3で軸方向上側に付勢されながら回動し、このカム
作動部72bは規制部材62のカム面62eをスライド
して内方へ移動し軸部62aに当接して停止する。この
ときの作動部材72のシャッタ作動部72cの軌跡は、
第25図のBからCへの移動となる。
このとき、作動部材72のシャッタ作動部72Cがシャ
ッタ機構90を作動させ、撮影が行なわれるようになっ
ている。
この規制部材62は写真フィルムFの巻上げで回転し、
第23図及び第24図に示すように、写真フィルムFが
1コマ巻上げると、この回転によって作動部材72のカ
ム作動部72bがコイルスプリング73に抗して上方に
付勢されるため、カム面62fに沿って上方に移動した
後に、ストッパ部62dの下面に付勢され、このときの
作動部材フ2のシャッタ作動部72cの軌跡は、第25
図のCからDへの移動となる。ついで、カム面62gに
沿ってスライドし、コイルスプリング73に抗して軸部
の外方へ移動させる。カム作動部72bがストッパ部6
2dの下面から凹部62Cに係合することにより、コイ
ルスプリング73により作動部材72、リング部材71
及びレリーズボタン61を上方に付勢し、前カバー20
の上部よりレリーズボタン61が突出することにより、
フィルムの巻上げの終了を知らせ、再びシャッタチャー
ジ状態になる。このときの作動部材72のシャッタ作動
部72cの軌跡は、第25図のDからAへの移動となる
所定枚数の撮影が終了すると、レリーズボタン61のス
トッパ部61bが前カバー20の内側に形成された突起
20aに乗り上げるため、レリーズボタン61がレリー
ズ可能な状態に復帰しなくなり、撮影が不能になる。こ
の突起20aはこの実施例では、最終撮影コマのEの記
号を付した位置から撮影開始のS記号を付した位置まで
形成される。
これらがレリーズボタン61の初期位置への復帰を阻止
する阻止手段を構成しており、レリーズボタン81とカ
メラ固定部材との間に設けられている。
このため、作動部材72のストッパ部72dが巻上げノ
ブ51の係止溝51cに係合しなくなり、以後巻上げノ
ブ51を回転して写真フィルムFをパトローネに収納し
、取出し可能な状態にする。
シャッタ機構90 シャッタ機構90は第4図及び第25図に示すように構
成され、セクター羽根91は本体10の前面部に形成さ
れた凹部42に配置され、支持軸92を支点として回動
可能に支持されている。このセクター羽根91は本体1
0の支持ピン93に係止されたバネ94で常に窓部95
を閉じるように付勢されている。この本体10には他に
2木の支持ビン93が準備されており、ロッドによるバ
ネ等の強さが異なることによって、セクター羽根91の
付勢力のバラツキによるシャッタ開放時間のバラツキを
調整するようになっている。
作動部材72のシャッタ作動部72cは、写真フィルム
Fの巻上げが行なわれて、シャッタチャージが完了する
時には、セクター羽根91の爪部918から離れた上方
のA位置にある。レリーズボタン61を押すと、下方の
8位置へ移動して、作動部材72のカム作動部72bが
規+IIJ部材62の凹部62cから外れると、セクタ
ー羽根91の爪部91aを押動してC位置へ8勤する。
このため、セクター羽根91が回動して窓部95を開放
して露光し、撮影が行なわれる。
そして、写真フィルムFの巻上げ操作を行なうと、スプ
ロケット歯車54を介して規制部材62が回動するため
、作動部材72がC位置から0位−置、A位置へ移動し
て巻上げが完了すると共に、シャッタチャージが完了す
る。
このように、作動部材72のシャッタ作動部72cはA
位置からB位置、C位置へのシャッタ作動と、C位置か
らD位置、A位置へのチャージ動作との軌跡を変え、チ
ャージ動作のとき、シャッタ作動部フ2Cがセクター羽
根91の爪部91aと接触させないようにすることで、
両者の摩耗を軽減することができ、作動誤差が生じない
と共に、耐久性が向上する。また、チャージ動作時にセ
クター羽根91に無理な力が作用することがなく、誤露
光のおそれもない。
カメラの組立 カメラの主要機能を組込んだ本体10は、その前面に前
面外枠に相当する前カバー20が取付けられ、写真フィ
ルムFを装填した後、後面に背面側外枠に相当する後カ
バー30を取付けることにより、カメラとしての外観を
形成すると共に、写真フィルムFを遮光状態に保つよう
になっている。
前カバー20に開口した対物枠24は、本体10の背面
に結合される後カバー30・に設けた接眼枠33とによ
って簡易な直視式ファインダを構成する。
さらに、このフィルム一体型カメラではカメラの主要機
能が本体10に組込まれ、この本体10に前カバー20
を係止して保持するようになっており、後カバー30は
主として光密性を得るための機能を有している。従って
、撮影が終了してパトローネ1を取出す場合には、後カ
バー30のみを取り外すようにすれば作業性が向上する
。このために、第26図に示すように、本体10と後カ
バー30との接合部に、本体10側に突出部17を一体
に形成し、この突出部17と後カバー30との間に隙間
りを設けて、この隙間りに工具を挿入してコシると、後
カバー30のみを容易に取り外すことができる。このた
め、撮影済の写真フィルムFを取り出す作業が容易にな
る。
ストロボ機構10′0 ストロボ機構100は3427図乃至第29図に示すよ
うに構成され、ストロボユニット101が組立られたカ
メラの側部に取付けることができるようになっている。
このストロボユニット101の取付部101aはカメラ
の外周形状に沿うような形状に形成されている。このス
トロボユニット101の取付部101aの上部と下部に
はそれぞれ係合爪102が形成されており、この取付部
101mをカメラの側部に接合すると、前カバー20の
上部に形成された係合部103と、後カバー30の下部
に形成された図示しない係合部に係合爪102が係合し
、簡単な操作で確実に取付けることがで診る。
このストロボユニット101とカメラの電気的な接続は
、ストロボユニット101の取付部101aをカメラに
接合するとき、そのストロボ側接片104をカメラの本
体10に設けられたカメラ側接片105に係合して行な
われる。
この本体10側との電気配線は第25図に示すように、
フレキシブル配線基板106が用いられ、このフレキシ
ブル配線基板106は、本体10に形成された支持ビン
107に挿通して位置決めする。そして、フレキシブル
配線基板106はガイドピン108やガイド突起109
によってシャッタ機構90へ導かれる。このフレキシブ
ル配線基板106のトリガ接片110は、セクター羽根
91が作動して露光するときにONL、てトリガ信号を
出力し、ストロボを発光させるようになっている。
このトリガ信号を出力するのにセクター羽根91を利用
しているから、専用のトリガ接片を設ける必要がなく構
造が簡単である。また、セクター羽根91で直接作動さ
せるようにしているから、トリガ信号発生の信頼性が一
層向上する。
カメラの使用 このような構成を有するフィルム一体型カメラは、第3
図及び第4図に示す外観を有していてコンパクトなもの
であり、フィルム一体型カメラにおいては当初から画面
枠11の位置に写真フィルムFの未露光部分がセットさ
れているので、ユーザーは何等事前の操作を要せず、直
ちに撮影可能の状態を得ることができる。
そして、撮影可能の状態にあるフィルム一体型カメラは
レリーズボタン61を押すことによって撮影がなされ、
レリーズボタン61はその操作位置に保持される6巻上
げノブ51を反時計方向に巻き上げることにより、写真
フィルムFの一画面分の給送と、レリーズボタンが回転
してシャッターチャージ、フィルムカウンタの作動が行
なわれ、レリーズボタン61が初期位置へ復帰して、次
のコマについて撮影可能の状態になるため、撮影者が写
真フィルムを巻上げを行なわないで撮影操作を行なうこ
とが軽減され便利になる。
このようにして撮影・啓上操作に伴ってフィルムカウン
タ60のレリーズボタン61が回転して、カウンタ指数
は1ずつ表示の数値が変動し、例えば24枚分の撮影が
なされると、所定の画面数が全て撮影終了したことが表
示される。
このように、レリーズボタンの回転で撮影枚数が表示さ
れ、このレリーズボタンでフィルムカウンタを共用する
ことができ構造が?Jl−になる。
そして、レリーズボタンは最終撮影コマの回転位置で、
写真フィルムを巻上げても初期位置へ復帰しなくなり、
最終撮影コマ以降ではレリーズボタンの操作が不能で撮
影が行なわれなくなる。
以上はユーザーの行為であるが、これ以降ユーザーもし
くは処理業者が数回の撮しを続けると、写真フィルムF
は全てパトローネlの巻取軸部2に巻き取られ取り出し
可能になる。
処理業者は明室においてドライバー等によりこじるよう
にして結合された後カバー30を本体10との係合から
外して容易に分離することが可能であって、露光フィル
ム収納部13から遮光状態の写真フィルムFを取り出し
て処理することができる。
なお、この実施例はフィルム一体型カメラに適用した場
合について説明したが、これに限定されることなくカメ
ラ一般に広く通用可能である。
[発明の効果] 前記のように発明のカメラは、レリーズボタンでシャッ
タ操作を行なうと、レリーズボタンがその位置に保持さ
れ、写真フィルムの1コマの巻上げで回転して初期位置
へ復帰して、シャッタ操作が可能な状態になるため、レ
リーズボタンの位置から写真フィルムの巻上げ状態を知
ることができる。また、レリーズボタンは最終撮影コマ
の回転位置で、写真フィルムを巻上げても初期位置へ復
帰しなくなり、最終撮影コマ以降ではレリーズボタンの
操作が不能で撮影が行なわれなくなるため、写真フィル
ムのカメラに装填するときに露光した部分に撮影するこ
とが防止され、さらにこのレリーズボタンを初期位置へ
の復帰を阻止する阻止手段は、レリーズボタンとカメラ
固定部材との間に設けられるから、簡単な構成で初期位
置への復帰を規制することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はフィルム一体型カメラの斜視図、第2図は前カ
バー及び後カバーの斜視図、第3図は後カバーを取外し
た状態を示す正面図、第4図はカメラの主要部の分解斜
視図、第5図乃至第7図は巻上げ機構を示す図、第8図
はフィルムカウンタを示す平面図、第9図はレリーズ機
構を示す断面図、第10図乃至!12図はリング部材を
示し、第10図は斜視図、第11図は平面図、第12図
は第11図のM−X[I断面図、第13図は作動部材の
平面図、第14図乃至第18図は規制部材を示し、第1
4図は平面図、第15図は第14図のA矢視図、第16
図は第14図のB矢視図、第17図は第14図のC矢視
図、第18図は第14図のD矢視図、第19図乃至第2
4図はレリーズ機構及びシャッタチャージ機構の作動を
示す図、第25図はシャッタ機構を示す図、第26図は
フィルム一体型カメラの側面図、第27図乃至第29図
はフィルム一体型カメラにストロボユニットを取付けた
状態を示し、第27図はフィルム一体型カメラにストロ
ボユニットを取付けた状態の斜視図、第28図はフィル
ム一体型カメラにストロボユニットを取付ける構造を示
す斜視図、第29図はフィルム一体型カメラとストロボ
ユニットとの電気的接続を示す図である。 図中符号10は本体、20は前カバー、30は後カバー
、50はフィルム巻上げ機構、54はスプロケット歯車
、60はフィルムカウンタ、61はレリーズボタン、6
2は規制部材、63は指針、64は撮影枚数表示、70
はレリーズ機構、80はシャッタチャージ機構、90は
シャッタ機構である。 z 第1図 第2図 第3図 第5図 第7図 第8図 − 第13図 合 第14図 ト 区 e ロ r− 第17図      第18図 第25図 第26図 第27図 第28図 第29図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. カメラ固定部材に対して移動可能なレリーズ部材を、初
    期位置より移動操作することにより、シャッタを作動さ
    せ、写真フィルムの1コマ巻上げ動作に伴って、前記レ
    リーズボタンを初期位置へ復帰させるカメラにおいて、
    最終撮影コマの撮影終了後のフィルム巻上げ動作に伴っ
    た前記レリーズボタンの初期位置への復帰を阻止する阻
    止手段を、前記レリーズボタンと前記カメラ固定部材と
    の間に設けたことを特徴とするカメラ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63105129U (ja) * 1986-12-26 1988-07-07
JPS63115130U (ja) * 1987-01-19 1988-07-25

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