JPH02104A - 薬物放出速度調節型製剤 - Google Patents

薬物放出速度調節型製剤

Info

Publication number
JPH02104A
JPH02104A JP63256901A JP25690188A JPH02104A JP H02104 A JPH02104 A JP H02104A JP 63256901 A JP63256901 A JP 63256901A JP 25690188 A JP25690188 A JP 25690188A JP H02104 A JPH02104 A JP H02104A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
granules
water
parts
carbomel
formulation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP63256901A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2916152B2 (ja
Inventor
Brian W Barry
ブライアン ウィリアム バリー
Byran Arthur Mulley
ブリヤン アーサー ムリィ
Peter York
ヨーク ピーター
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
APS Research Ltd
Original Assignee
APS Research Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by APS Research Ltd filed Critical APS Research Ltd
Publication of JPH02104A publication Critical patent/JPH02104A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2916152B2 publication Critical patent/JP2916152B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K9/00Medicinal preparations characterised by special physical form
    • A61K9/48Preparations in capsules, e.g. of gelatin, of chocolate
    • A61K9/50Microcapsules having a gas, liquid or semi-solid filling; Solid microparticles or pellets surrounded by a distinct coating layer, e.g. coated microspheres, coated drug crystals
    • A61K9/5005Wall or coating material
    • A61K9/5021Organic macromolecular compounds
    • A61K9/5026Organic macromolecular compounds obtained by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds, e.g. polyvinyl pyrrolidone, poly(meth)acrylates
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K9/00Medicinal preparations characterised by special physical form
    • A61K9/14Particulate form, e.g. powders, Processes for size reducing of pure drugs or the resulting products, Pure drug nanoparticles
    • A61K9/16Agglomerates; Granulates; Microbeadlets ; Microspheres; Pellets; Solid products obtained by spray drying, spray freeze drying, spray congealing,(multiple) emulsion solvent evaporation or extraction
    • A61K9/1605Excipients; Inactive ingredients
    • A61K9/1629Organic macromolecular compounds
    • A61K9/1635Organic macromolecular compounds obtained by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds, e.g. polyvinyl pyrrolidone, poly(meth)acrylates
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K9/00Medicinal preparations characterised by special physical form
    • A61K9/14Particulate form, e.g. powders, Processes for size reducing of pure drugs or the resulting products, Pure drug nanoparticles
    • A61K9/16Agglomerates; Granulates; Microbeadlets ; Microspheres; Pellets; Solid products obtained by spray drying, spray freeze drying, spray congealing,(multiple) emulsion solvent evaporation or extraction
    • A61K9/1605Excipients; Inactive ingredients
    • A61K9/1629Organic macromolecular compounds
    • A61K9/1652Polysaccharides, e.g. alginate, cellulose derivatives; Cyclodextrin
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K9/00Medicinal preparations characterised by special physical form
    • A61K9/48Preparations in capsules, e.g. of gelatin, of chocolate
    • A61K9/50Microcapsules having a gas, liquid or semi-solid filling; Solid microparticles or pellets surrounded by a distinct coating layer, e.g. coated microspheres, coated drug crystals
    • A61K9/5005Wall or coating material
    • A61K9/5021Organic macromolecular compounds
    • A61K9/5036Polysaccharides, e.g. gums, alginate; Cyclodextrin
    • A61K9/5042Cellulose; Cellulose derivatives, e.g. phthalate or acetate succinate esters of hydroxypropyl methylcellulose
    • A61K9/5047Cellulose ethers containing no ester groups, e.g. hydroxypropyl methylcellulose
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P25/00Drugs for disorders of the nervous system
    • A61P25/04Centrally acting analgesics, e.g. opioids
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P9/00Drugs for disorders of the cardiovascular system
    • A61P9/08Vasodilators for multiple indications
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P9/00Drugs for disorders of the cardiovascular system
    • A61P9/10Drugs for disorders of the cardiovascular system for treating ischaemic or atherosclerotic diseases, e.g. antianginal drugs, coronary vasodilators, drugs for myocardial infarction, retinopathy, cerebrovascula insufficiency, renal arteriosclerosis

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、難水溶性の薬理活性物質を含む放出調節型製
剤に関し、最も好ましい場合として、活性成分の速やか
な溶解と約24時間にわたる活性成分の持続した解放性
を併せもつこのような製剤に関する。放出速度調節型製
剤の製造法も提供する。
若干の医学的症状は活性物質あるいは活性成分ができる
だけ速やかに作用するように処方された医薬品の投与に
よって処置するのが最良である。
このような製剤は注射用溶液または容易に溶ける錠剤か
カプセルからなる。この型の製剤は、例えば頭痛のよう
な急性の痛み、または事故のような突然の外傷に関連し
た痛みの治療に役立つ。
他の医学的症状は、長時間にわたり作用を持続させるよ
うな方法で医薬品を投与することにより治療するのが最
良の場合である。この型の製剤は、例えばリウマチや関
節炎の症状に関連した慢性的な痛みの治療に、あるいは
慢性心臓血管障害の治療に役立つ。速放性錠剤またはカ
プセルを頓繁な時間間隔で、例えば4時間毎に繰返し投
与することにより作用の持続を達成することはできる。
しかしこれは一般には不便であり、特に夜間には、錠剤
またはカプセルを投与するために患者を目覚めさせるこ
とがしばしば必要となる。更には、このような頻回投与
により、活性物質のプラズマ濃度が変動するようになる
症状の治療に有効な体内の活性物質量を、長時間にわた
り比較的一定した濃度に保つように、調節された速度で
活性物質を放出する製剤をつくることが以前から提唱さ
れて来た。
既に多くの徐放性製剤が知られているが、このような製
剤を設計しつる一般的に適用可能な方法はない。各製剤
はその中に添加される個々の活性物質により左右される
。ある製剤を設計する際、活性物質の吸収および排泄の
速度、製剤に使用される活性物質と賦形剤および(また
は)被覆材との相互作用、活性物質の溶解性および賦形
剤および(または)被覆材の溶解性、賦形剤および(ま
たは)被覆材によって起こるかもしれない活性物質のバ
イオアベイラビリティ−に及ぼす効果を含めて多くの因
子を考慮する必要があるのが誘過である。しかしある特
定の製剤が、望む徐放性を示すかどうかを予想すること
は容易にできることではなく、一般には望む特性をもっ
た徐放性製剤をつくるために相当な実験を行なう必要が
あることが判っている。
投与しようとする薬理活性物質が水または他の水溶液に
難溶である場合には更に問題が生ずる。
このような物質には、最も有用かつ広く処方される医薬
品の幾つかが含まれるが、これらを経口投与用に効果的
に処方することは明らかに困難である。
ニフェジピンは4−(2’ −ニトロフェニル)−2,
6−シメチルー3.5−ジカルボメトキシー1.4−ジ
ヒドロピリジンに対する一般品である。このものは高血
圧および狭心症の治療に有用であることが知られる血管
拡張剤である。ニフェジピンは事実上水に不溶で、経口
投与に対して効果的に処方することは困難であることが
判っている。英国特許第1.173,862号明細書は
、ニフェジピン自身に関するもので、錠剤および丸剤の
形で、不活性液体または固体の希釈剤または担体と任意
に混合した製剤を記載している。これら製剤は胃腸管か
らの吸収速度が非常に遅くかつ速度を、予知できないと
いう欠点をもつ。
米国特許第3.784.684号明all書は口内解放
性カプセルを記載しており、このものは可溶化剤を用い
てニフェジピンを溶かし°、その溶液をカプセルに封入
することにより調製される。これらカプセルは身体にす
ぐ吸収される形でニフェジピンを非常に迅速に解放する
。しかし、液体をカプセル内に含む製剤は、固体製剤よ
り一層製造困難である。更に、ニフェジピンの低溶解性
のために、大量の可溶化剤が必要となり、そのため単位
用量、従ってそれを含むカプセルが大きくなることが常
である。このことは経口投与を意図した製剤に対して明
らかに欠点となる。
欧州特許願第0001247号明細書は、経口投与用医
薬品製剤に関するもので、これはポリエチレングリコー
ル中のニフェジピンの溶液またはポリビニルピロリドン
中のニフェジピンの非結晶性分散系からなる。これら製
剤は安定であり、容易にかつ迅速に身体に吸収される形
でニフェジピンを提供すると言われる。
英国特許第1.579.818号明細書は、ニフェジピ
ンを含む各種の固体医薬品製剤を記載している。これら
にはニフェジピンと1種以上のメチルセルロース、ヒド
ロキシプロピルセルロース、およびヒドロキシプロピル
メチルセルロースと、そして任意の他の成分とを含む混
合物からなってる。この製剤は、成分を有機溶媒に溶か
し、次にこの溶媒を蒸留して除き、固体組成物又は粉末
状固体組成物を残す方法によりつくられる。生じた製剤
はニフェジピンの迅速な解放を示し、前述の液体製剤と
同じ高い体内バイオアベイラビリティ−を示すと言われ
る。徐放性達成のための被覆材を用いて製剤を処方しう
るという教示または示唆はない。
カルボメルはカルボキシポリメチレンに対する一般名で
ある。これはアリルスクロースで架橋されたアクリル酸
の重合体で、次の構造:を有する。カルボメルは化粧品
の製造、および各種の工業用懸濁系およびエマルジョン
に広く使用される。このものは水溶性であり、内用およ
び外用の医薬品製剤にゲル化剤として又懸濁剤として使
用される。カルボメルは外用の水中油型エマルジョンの
製造に乳化剤として使用され、軟膏およびクリーム類に
おけるシックナーとして有効である。このものは錠剤の
結合剤としての用途も知られており、徐放性製剤の製造
に使用できたという若干の示唆が文献にある。しかし、
カルボメルは錠剤よりも医薬品の液体および半固体剤形
に一層普通に使用される。
前述した通り、ニフェジピンのような薬物の処方に関す
る主な問題はその低い溶解性である。本発明者等は、カ
ルボメルが適量存在するとこのような難溶性薬物の溶解
性を改善し、放出調節製剤の溶解を助けることを意外に
も発見した。カルボメルを徐放性製剤中に含めることが
以前に示唆されたことがあるが、この使用は結合剤また
は濃厚剤としての性質を利用したに過ぎないことが認め
られる。これまでにカルボメルの粘度増大効果は徐放性
製剤中の活性成分の放出速度の減少を果す手段とみなさ
れて来た。[Chool is、 N、 H,とPap
adopovlos、 H,(1975) 、 J、 
Pharm。
Sci、、  64. 1033−1035 ;Bau
n、 D、C,とWalker、  G、  C,(1
971)  、  Pharm、  Acta。
He1v、、46.94−1131このようにカルボメ
ルは、易溶性の薬理活性物質と共に使用するのが明らか
に適当であろうとされているだけである。
しかし、本発明者等は如何なる商品化されている経口の
徐放性カプセルまたは錠剤の製剤においても、カルボメ
ルがかつて実際に使われたことは滅多にないと信じてお
り、本発明者等はこのような製剤が現在英国市場に存在
しないことに気付いている。カルボメルの存在が難溶性
物質の溶解速度を増大しつるというこの発見は、以前に
示唆された徐放性製剤におけるその使用と全く反対であ
つて、驚くべきことでありまた有利なことでもある。
上記ニフェジピンに関しては、この薬物を含む速放性製
剤が現在Adalat (登録商標)の名でイギリスで
販売されている。これはゼラチンカプセル中に保持され
た液体の形にある。ニフェジピンを含む除放性製剤は^
dalat Itctard  (登録商標)の名で現
在市販されている。しかし、この製剤は望ましい程除放
性に勝れているわけではない。それ故に、速溶性と特に
24時間に及ぶ改善された徐放性を併せもつ放出調節型
ニフェジピン製剤に対する要望がある。本発明はこのよ
うな放出調節型製剤の獲得を目的とする。同様に、難水
溶性の他の薬理活性物質の改良された製剤に対する要望
がある。
本発明によれば、所定の1回偵または複数回量の薬理活
性物質を投与するのに十分量の顆粒からなり、前記顆粒
の各々は前記薬理活性物質100部およびカルボメル少
なくとも20部からなる難水溶性の薬理活性物質の放出
速度調節型製剤が提供される。
本発明の一具体例において、上記顆粒の各々は実質的に
その全表面を覆う被覆物を具え、この被覆材は水に不溶
だが水で膨潤しつるアクリル系重合体100部および水
溶性ヒドロキシル化セルロース誘導体20か570部を
含有し、被覆物の重量はその下にある顆粒の重量の2か
ら25%であり、また被覆顆粒の直径は0.5から2.
5顛である。
本発明は更にこれら放出11i)型製剤の製造法を提供
するものであり、本方法は i)薬理活性物質をカルボメルと混合し、ii)この混
合物を薬理活性物質100部およびカルボメル少なくと
も208Ilからなる顆粒に成形し、そして任意に、 iii)水に不溶だが水で膨潤しうるアクリル系重合体
100部と水溶性ヒドロキシル化セルロース誘導体20
から70部とを含有する分散液をつくり、そして iv)前記顆粒を前記分散液で被覆して直径0.5から
2.5卿をもつ被11顆粒につくることからなる。
以下の記述中、すべての部数および百分率は特に断らな
い限り重はで表わしである。
薬理活性物質とカルボメルとからなる顆粒の正確な直径
と組成は、製剤をどの位の時間作用するように設計する
かにより決まるであろう。しかし、一般に、顆粒の各々
は0.5から2.5m+、なるべくは0.7から1.2
as+の直径をもつ。存在する活性成分100部当り2
0から400部、なるべくは100から300部のカル
ボメルを加える。
ここで顆粒を被覆する具体例に話を転じると、被覆顆粒
の直径、顆粒自身の組成、被覆材の組成および量は、あ
る程度、それぞれ製剤をどの位の時間作用するように設
計するかにより決まる。しかし、一般に、被覆顆粒の各
々は0.5から2.5m、なるべくは0.7から1.2
mの直径をもつ。顆粒中に存在する薬理活性物質名10
0部に対して、20から400部、なるべくは100か
ら300部のカルボメルが存在する。ジゴキシン、ジギ
トキシンなどの強力な薬理作用を有する活性物質を2.
3■以下の投与量で投与する場合には、成形工程の困難
性が生ずる前に400部以上のカルボメルを使用するこ
とができる。被覆物中に存在する水不溶性の、しかし水
で膨潤しうるアクリル系重合体各100部に対して、水
溶性ヒドロキシル化セルロース誘導体20から70部が
存在する。被覆物の重量はその下にある顆粒の重量の2
から25%であるのが誘過である。
12時間に及ぶ調節放出性を得るように設計された例え
ばニフェジピンなどの製剤に対しては、被覆顆粒の直径
は一般に0.7から1.2mmであり、顆粒は100か
ら300部のカルボメルを含有するのがよく、そして等
重量部の活性成分とカルボメルを含有するのが最も好ま
しく、被覆材は20から40部の水溶性ヒドロキシル化
セルロース誘導体を含有するのがよく、そして被覆物の
重量はその下にある顆粒の重量の2から10%である。
製剤をもつと長時間または短時間、例えば24時間の期
間にねたり徐放性を与えるよう設計できることは言うま
でもない。
本発明製剤は水または他の水溶液中に本質的に不溶か極
く僅かにしか溶けない薬理活性物質を含有できる。その
例にはニフェジピン、スピロノラクトン(利尿剤)、グ
リセオフルビン(抗生物質/抗かび剤)およびグリベン
クラミド(抗糖尿剤)が含まれる。更には、ビスヒドロ
キシクマリン、クロラムフェニコール、ダプソン、ジギ
トキシン、ジゴキシン、エルゴタミン、エリスロマイシ
ン、エリスロマイシンステアレート、ニトロフラントイ
ン、トルブタミド;及びコルチゾン、メチルプレドニゾ
ロン、プレドニゾン、プレドニソロン、スチルベステロ
ールなどが含まれる。
薬理活性物質およびカルボメルに加えて、本製剤はミク
ロクリスタリンセルロースといった充填剤も含むのがよ
い。これは部分解重合したセルロースのよく知られた形
である。特に適当なミクロクリスタリンセルロースはA
vicel (登録商標)の名で販売されている。しか
し他の従来の充填剤も使用できることは当業者にとって
明らかであろう。
本製剤はまた乳糖のような希釈剤も含みうる。
更にAC−D 1−3oj! (登録商標)の名で販売
されるカルボキシメチルセルロースナトリウムといった
毛管活性剤も含めることができる。これら成分は通常の
量で使われる。本発明製剤は必要に応じ着色剤、甘味剤
、およびフレーバ剤も含むことができる。
カルボメルはカルボキシル基を大きい割合で含み、濃厚
剤として以前から知られた用途を産み出したのはこれで
ある。しかし徐放性製剤においては大きいゲル化作用は
望ましくないので、カルボキシル基のイオン化を少し制
限する必要がある。
これは、例えば塩化ナトリウムを(典型的には15から
30重量%の量で)含めることにより、製剤のイオン強
度を増加させると達成できる。別法として、少量の、例
えばクエン酸、酒石酸、またはフマル酸(あるいはこれ
らの塩類)を製剤に含めることによってカルボキシル基
の環境を変えることもできる。これらは溶液としてまた
は固体形で、典型的には5から15%の吊で加えること
ができる。他の同様な酸またはその塩を加えることによ
り同じ効果が得られることは当業者にとって明白であろ
う。クエン酸三ナトリウムを製剤に加えるのが特によい
被覆物が存在する場合には、これはなるべくは約30部
のヒドロキシル化セルロース誘導体を含有するのがよい
。多量に存在し過ぎるとその被覆材は粘着性が過度にな
り、°解放速度が高くなり過ぎるかも知れない。もし存
在量が少な過ぎると、解放速度が低くなり過ぎるかも知
れない。特に適当なヒドロキシル化セルロース誘導体は
メトキシ基28から30%、ヒドロキシ基7から12%
の置換度をもつヒドロキシプロピルメチルセルロースで
ある。しかし、他の同等な材料、例えばヒドロキシプロ
ピル、ヒトOキシエチル、またはヒドロキシメチルセル
ロースも使用できる。
被覆材のアクリル系重合体成分は中性であるのがよく、
例えばアクリル酸エステルまたはメタクリル酸エステル
のホモポリマーでも共重合体でもよい。なるべくはアク
リル系重合体を水性分散系として用いるのがよい。特に
適当なアクリル系重合体はIl:udragit (登
録商標)の名で販売されており、このものはアクリル酸
エステルとメタクリル酸エステルの共重合体からなり、
通常は固形公約30%を含む水性分散液として供給され
る。
本発明製剤は次のようにしてw4製できる。薬理活性物
質、例えばニフェジピンを微粉化しくその表面積を増加
させることにより溶解を良くするため)、次にカルボメ
ル、および他の成分、例えば充填剤、希釈剤および毛管
活性剤と混合する。別法として活性成分およびカルボメ
ルを混合してから、次に他の成分との配合に先立ち微粉
化してもよい。配合は乾式ブレンダーで成分を混合する
ことにより行なうのが便利である。次に、必要に応じ塩
化ナトリウム、クエン酸三ナトリウム、またはクエン酸
(または他の酸またはその塩)を加えることができる。
次に若干の水を加えて幾分凝集性の生成物をつくる。次
にこれを押出し、適当な良さに細かく刻み、球状にし、
乾燥して本発明製剤をつくる。
もう一つの製造法では、薬理活性物質とカルボメルとを
エタノール又は他の適当な溶媒からミクロクリスタリン
セルロース基材上に共沈させるものである。
被覆製剤の場合、その被覆材は、ヒドロキシル化セルロ
ース誘導体の溶液をつくり、それをアクリル系重合体の
分散液と混合することによりつくられる。次に、上記の
ようにしてつくった乾燥顆粒をこの水性混合物を用いて
被覆し、その後これらを乾燥して被覆顆粒をつくる。こ
れら被覆顆粒は、次にふるいにかけてこれらが正しい粒
径範囲にあることを確かめるのがよい。
得られた本発明製剤は、計った量を分与する手段で、例
えば食物上にふりかけられるようばらで供給できる。別
法として、これらは計量した量を含む袋に入れて提供で
きる。しかし、製剤を易溶性カプセルに計量して入れる
のが一層好ましい。
カプセルはこの分野で既に知られたもののどれでもよく
、例えば薄いゼラチン皮からなるものでよい。カプセル
は薬理活性物質の通常量(例えば、ニフェジピン10.
20または40Rg>を与える十分量を含むのがよい。
必・要に応じ、通常の打錠機を用いて顆粒を錠剤に形づ
くることもできる。
しかし、もし被覆物が存在すると、普通の打錠法は被覆
顆粒の少なくとも若干を旧うようであるということを認
識すべきである。
上記材料およびその相対的量の選択如何で、活性成分を
望む時間にわたり、とりわけ12時間にわたって効果的
に徐々に放出する徐放性製剤を製造しうろことが判った
。カルボメルが上に示した範囲内の量で存在すると、速
溶性と持続放出性との両方を併せもつ放出速度調節型製
剤を生ずる。
本発明製剤は一般に顆粒内の急速な溶解、良好な徐放性
、および活性成分の全体的放出の改良を示す。本製剤が
示す正確な放出特性は、当然のことながら存在するカル
ボメルの割合、被覆物の存在および組成を変化させるこ
とにより、また前述した他の成分の添加または削除によ
り変えることが可能である。
カルボメルの存在は、これが無いときには難溶性を示す
薬理活性物質の溶解を促進することが判った。この型の
薬物は、もし単独で使用すると極めてゆっくり放出され
る筈で、それは体液中への溶解が血流中への吸収のため
の先行条件だからである。カルボメルの添加は溶解を促
進することが判ったので、カルボメルと難溶性薬物との
混合物は被覆物なしで理想に近い放出性を達成できる。
それ故に、カルボメルは難溶性の薬理活性物質の即時放
出を促進するためにも使用できると考えられるが、活性
成分二カルボメルの比の賢明な選択により被覆物無しで
も徐放性製剤を獲得できる。
このようにして、カルボメルおよび難水溶性の薬理活性
物質を含む即時解放性あるいは速放性の製剤は本発明の
範囲内にある。本明細書中で用いた「11i出速度調節
型製剤」という用語は、予定された放出性(即ち、即時
放出性、速放性、または徐放性)をもつどの製剤も指す
ものとする。
徐放性製剤に結合剤又は増量剤としてカルボメルが以前
に使用されることが提案されたことから考えると、ある
割合でカルボメルが存在したとき、カルボメル無しでは
難溶性の薬理活性物質の溶解性が向上することがここに
見出されたのは極めて意外なことである。カルボメルが
この溶解促進を果す機構は完全には判っていない。しか
し活性成分とカルボメルとの適当な混合物は、最も有利
なことに良好な迅速溶解性と徐放性の両方を有する製剤
を生ずる。重合体被覆物が存在する場合には、これが製
剤の徐放性を更に高め、そして望む放出特性を達成する
ように設計できることは言うまでもない。被覆物が薬物
放出に遅れ効果を及ぼす前に、薬物自身は顆粒の内側で
溶解しなければならず、そしてこれはカルボメルの存在
により驚く程促進された効果なのである。
ここで本発明を下記の例により説明する。この例は単に
説明するためのものであり、必ずしも最良の製剤を代表
するものではない。下に記述した製剤はプラトフォード
大学で本発明者等により開発された03ATシステムを
用いて開発されたものである。これら例はCarbop
o!  934とCarbopol  934 Pの使
用を説明しており、これらはカルボメルの市販品である
。(Carbopolは登録商標)。すべての場合に用
いた溶解試験は米国薬局方バスケット法である。種々な
製剤に対して得られた溶解特性図を第1図から第11図
に示す。
例1 本発明に係る製剤(Apsipine32と称する)を
次の成分から調製した: 微粉化ニフェジピン  10% Carbopol  934P   10%Avice
l pH10180% 蒸留水で粘着性を与える。
微粉化ニフェジピンおよびCarbopolおよびAV
iCOIを乾式プレンダーで混合した。幾分凝集性の生
成物を生ずるまで水を少しずつ添加した。この凝集性生
成物を押出し機に通し、押出された材料を細かく刻んで
直径的111Il、長さ2から3fiを有するスラップ
をつくった。これらスラップをスフエロナイザーに通過
させて球状にし、このようにして生じた顆粒を恒量にな
るまで乾燥した。比較のために対照製剤を同様にしてつ
くったが、その10%Carbopolを10%の乳糖
で置き換えた。
例1から例7の各々で用いた溶解試験は米国薬局方バス
ケット法で、pH6,8、平底フラスコ、温度37℃、
検知器波長238 nlとした。3mg/lのニフェジ
ピン溶液の光学密度は0.171であった。
溶解試験を両方の製剤の顆粒試料について行ない、結果
を第1図に示す。本発明製剤(Apsipine32)
は3〜4時間の間良い解放を示し、この時間接解放速度
は相当に遅くなり、12時間後60〜70%放出を示し
た。
例2 例1の製剤を前と同様に調製したが、ただしこの場合は
カルボメルによるゲル形成を制限するために23重量%
の塩化ナトリウムも含有した。溶解試験を行ない、得ら
れた溶解特性図は第1図に示したものと幾分かの相違を
示した。
例3 本発明に係る製剤(Apsipine37と称する)を
下記成分からI製した: 微粉化ニフェジピン  10% Carbopol  934    5%クエン酸三ナ
トリウム 10% 乳糖         15% Avicel P8101   60%蒸留水で粘着性
を与える。
例1記載の方法に従って製剤を調製した。クエン酸三ナ
トリウムと乳糖をブレンダーに加えた。比較のため対照
製剤を例1と同様につくった。
溶解試験を両製剤の顆粒試料について行ない、結果を第
2図に示す。これらは本発明製剤の顆粒が12時間後に
約50%の放出を与えることを示す。
例4 本発明に係る製剤(Apsipine  39と称する
)を次の成分から調製した: 微粉化ニフェジピン  10% Carboool  934   10%クエン酸三ナ
トリウム  5% 乳糖         15% Avicel  P8 1 01     60%蒸留
水で粘着性を与える。
例1記載の方法に従って製剤を調製したが、ただしニフ
ェジピンおよびCarbopolを一緒に微粉化した後
にこれを他の成分と混合した。比較のため対照製剤を例
1のように調製した。
両製剤の顆粒試料について溶解試験を行ない、その結果
を第3図に示す。これらは本発明製剤(Apsipin
e  39 )の顆粒が12時間後に80%解放を与え
、良好な放出特性を有することを示す。
例5 例4を繰り返すが、クエン酸三ナトリウムの代りにクエ
ン酸を使用し、次にこれを蒸留水に溶かした後に配合粉
末に加えた。得られた本発明製剤をApsipine 
 42と名付けた。比較のため対照製剤を例1のように
gJ製した。
両製剤の顆粒試料について溶解試験を行ない、結果を第
4図に示す。本発明製剤(Apsipine  42)
の顆粒の溶解特性は更に一層加速された。この製剤中の
ニフェジピンの70%が2時間で放出され、およそ90
%は6時間後に放出された。
例6 本発明に係る二つの同一の製剤(Apsiune  4
4およびAosioine  45 )を下記成分から
つくった: ニフェジピン      7% Carbopol  934   14%Avicel
 Pit 101   59%乳糖         
17.5% クエンM         2.5% 蒸留水で粘着性を与える。
例1記載の方法に従って製剤をつくるが、ただしニフェ
ジピンおよびCarbopolを一緒に微粉化した後に
他の成分と配合し、また一つの製剤においてはクエン酸
を蒸留水に溶かし、この溶液を用いて残りの粉末を一緒
に固めた。比較のため対照製剤を例1のようにしてつく
った。
これら製剤の顆粒試料について溶解試験を行ない、結果
を第5図に示す。溶解特性図は、ニフェジピン溶解速度
が酸を溶液に加えた顆粒(Apsipine  45 
)の方が他の製剤(Apsipine44)よりも大で
あることを示している。
例7 例1の製剤をつくり、次にその粒子にEudragit
NE30Dおよびヒドロキシプロピルメチルセルロース
(固体比5:1.5>の被覆物を与えた。
得られた本発明製剤をAosioine  33 / 
5と名付けた。
顆粒を小さい被覆パン内で回転させ、加えた被覆混合物
中の固体の重量が顆粒重量の5%となるまで、被覆混合
物を少しずつパンに加えた。被覆混合物を少しずつ加え
るごとにパンに空気を吹き込lυで水の除去を助けた。
被覆混合物の添加の終りに、被覆顆粒を恒量になるまで
乾燥し、ふるいにかけて0.8から1.2jsl+の粒
径をもつ被覆顆粒をつくった。比較のため、対照製剤を
例1のようにしてつくった。
両顎剤の顆粒試料について、また同一の、ただし未被覆
の本発明製剤(Apsipine  33 )について
溶解試験を行なった。得られた溶解特性図を第6図に示
す。この結果は被覆物が放出速度を遅くし改良された特
性を生むことを示している。
例8 以下の組成から本発明による製剤を:Ill製した。
7%微粒子化ニフェジピン (表面積3.0m2/9) 14%カルボボール 79%アビセル PH101 0、1N塩酸(結合するための) 例1と同様にして顆粒剤を調製し、次いで例7と同様の
組成の被覆を、被覆の固型重量は顆粒剤の10重量%と
なるまでほどこした。
次に容器内実験を行なってこの製剤の放出特性を、A+
1alat Retardとして知られる市販徐放性製
品と比較して測定した。用いた溶解試験は米国薬局方バ
スケット法、pH6.8、平底フラスコ、温度37℃、
検知器波長2 3 8r+m, 31+131/ 1の
ニフェジピン溶液の光学密度−0.171である。結果
を第7図に示す。
本発明製剤に対する薬物放出特性図はAdalatRe
tardに対して得たそれよりも勝れている。これは最
初の4時間にわたる薬物放出が遅いからであって、この
ため高い初期血漿濃度の可能性を減少させ、関連した臨
床的副作用を減らすことができる。即ち、本発明製剤は
1時間で薬物20%、2時間で40%を解放するが、A
dalat Retard錠剤に対する比較数値はそれ
ぞれ40%および52%である。4時間から12時間の
間でも本発明製剤に対し好ましい特性が観察され、その
曲線はAdalat Retard錠剤の殆ど水平な最
小限に放出する特性図に接近し交差するようにニフェジ
ピンを放出し続ける。この勝れた薬物放出特性は、難水
溶性ニフェジピンに対しカルボメルがその溶解性を高め
、従って溶解時に顆粒細孔内にニフェジピン飽和溶液を
つくり出す性質に帰因し、ポリマー被覆の作用に関連し
ている。
例9 本発明に係る製剤を次の成分から調製したニスピロノラ
クトン    5% Carbopol  934P   10%^vice
l Ptl 101 /乳糖(英国薬局方)混合物(9
:1)    85% 蒸留水で粘着性を与える。
スピロノラクトンと等量のCarbOl)01とをガラ
スの乳鉢と乳棒で一緒に粉砕する。[ダブリング−アッ
プ」法を用いて残りの成分を混合物に加えた。
幾分凝集性の生成物が生ずるまで水を少しずつ加えた。
この凝集性生成物を直径2 m 、深さ2Mの100個
の孔からなるパースペックス型の中に圧入する。このよ
うにして形成された顆粒を恒量になるまで乾燥し、次に
型から取り出した。比較のため対照製剤を同様に調製す
るが、ただし10%のCarbODOIを10%の乳糖
/Avicel混合物により置き換えた。
用いた溶解試験は米国薬局方バスケット法である。溶解
ts質はpH7,4緩衝液+工タノール4%、温度37
℃である。検知器の波長を244 rvにセットし、4
■/Itのスピロノラクトン溶液の光学密度は0.17
3であった。
両方の製剤の顆粒試料について溶解試験を行ない、結果
を第8図に示す。本発明製剤は12時間にわたり良好な
徐放性を、与え、100%で終了したのに対して対照製
剤は12時間後40%の放出を示したに過ぎない。
例10 本発明に係る製剤を下記成分からつくった:グリセオフ
ルビン   5% Carbopol  934 P  10%Avice
l PH・101 /乳糖(英国薬局方)混合物(9:
1)   85% 蒸留水で粘着性を与える。
グリセオフルビンおよび等量のCarbopolをガラ
ス乳鉢および乳棒で一緒に粉砕する。「ダブリング−ア
ップj法を用いて残りの成分を混合物に加えた。凝集性
生成物が生ずるまで水を少しずつ加えた。この接着性生
成物を、直径2mおよび深さ2allの100個の孔か
らなるパースペックス型に圧入した。このようにして生
じた顆粒を恒量になるまで乾燥し、次に型から取り出し
た。比較の目的で対照製剤を同様にしてつくるが、ただ
し10%のCarbopolを10%の乳糖/AViC
el混合物で置き換えた。
用いた溶解試験は米国薬局方バスケット法である。溶解
媒質は温度37℃のI)86.8緩衝液またはpH5,
8緩衝液+10%エタノールであった。
検知器の波長は296rvにセットし、110lIr/
j!のグリセオフルビン溶液の光学密度は0.834で
あった。
両顎剤の顆粒試料について溶解試験を行ない、その結果
を第9図J3よび第10図に示す。pH6,8緩衝液+
10%エタノール中の本発明製剤は3〜4時間は良好な
放出を与え、この時間接放出速度は遅くなって12時間
後80%放出を与えるのに対し、対照製剤は12時間後
55%放出を与えた。
エタノールを含まない緩衝液を溶解媒質としたとき、本
製剤は3〜4時間良好な放出を与え、この時間接解放速
度は遅くなって12時間後60%放出を与えたのに対し
、対照製剤は12時間後40%放出を示した。
例11 本発明に係る製剤を次、の成分からつくった:グリベン
クラミド    5% Carbopol  934P   10%^vice
l PH101/乳糖(英国薬局方)混合物(9:1)
    85% 蒸留水で粘着性を与える。
グリベンクラミドおよび等量のCarbopolをガラ
ス乳鉢および乳棒で一緒に粉砕した。「ダブリング−ア
ップ」法を用いて残りの成分を混合物に加えた。やや凝
集性の生成物を生ずるまで水を少しずつ加えた。この凝
集性生成物を直径2m、深さ2 armの100個の孔
からなるパースペックス型に圧入した。このようにして
形成された顆粒を恒量になるまで乾燥し、次に型から取
り出した。
用いた溶解試験は米国薬局方バスケット法であった。溶
解媒質は温度37℃のI)86.8Fl函液十工タノー
ル5%であった。検知器波長を230nmにセットし、
5 m9 / 1のグリベンクラミド溶液の光学密度は
0.326であった。
4゜ 両製剤の顆粒試料について溶解試験を行ない、結果を第
11図に示す。本発明製剤は3〜4時間は放出良好で、
この時問掛放出速度が相当に遅くなり12時間後に60
%を越える放出を与えたのに対し、対照製剤は12時間
後に僅か30%の放出を与えたに過ぎなかった。
本発明を例示のみによって記述した来たことは明白であ
ろう。当業者は本発明の範囲から離れることなく細部の
変更をなしうることは明らかであろう。
【図面の簡単な説明】
第1図から第11図は本発明に係る製剤の放出特性を表
わす曲線を示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)難水溶性薬理活性物質の放出速度調節型製剤にお
    いて、所定の1回分量または複数回分量の薬理活性物質
    を投与するのに十分量の顆粒からなり、前記顆粒の各々
    は前記薬理活性物質100部とカルボメル少なくとも2
    0部とからなる上記製剤。 (2)顆粒の各々は実質的にその全表面を覆う被覆物を
    具え、そして水に不溶だが水で膨潤しうるアクリル系重
    合体100部および水溶性ヒドロキシル化セルロース誘
    導体20から70部を含有し、被覆物の重量はその下に
    ある顆粒の重量の2から25%であり、また被覆顆粒の
    直径は0.5から2.5mmである、特許請求の範囲第
    1項記載の製剤。 (3)12時間に及び持続する放出性を有し、顆粒は1
    00から300部のカルボメルを含み、被覆顆粒の直径
    は0.7から1.2mmであり、被覆物は20から40
    部の水溶性ヒドロキシル化セルロース誘導体を含み、そ
    して被覆物の重量はその下にある顆粒の重量の2から1
    0%である、特許請求の範囲第2項記載の製剤。 (4)薬理活性物質はニフェジピン、スピロノラクトン
    、グリセオフルビン、またはグリベンクラミドある、特
    許請求の範囲第1項から第3項までのいずれか1項に記
    載の製剤。(5)顆粒の各々は100から300部のカ
    ルボメルを含む、特許請求の範囲第1項から第4項まで
    のいずれか1項に記載の製剤。 (6)被覆物はヒドロキシル化セルロース誘導体30部
    を含み、この誘導体はメトキシ基28から30%および
    ヒドロキシ基7から12%の置換度をもつヒドロキシプ
    ロピルメチルセルロースである、特許請求の範囲第2項
    から第5項までのいずれか1項に記載の製剤。 (7)顆粒は塩化ナトリウム、クエン酸三ナトリウムま
    たはクエン酸も含有する、特許請求の範囲第1項から第
    6項までのいずれか1項に記載の製剤。 (8)顆粒をカプセル中に含める、特許請求の範囲第1
    項から第7項までのいずれか1項に記載の製剤。 (9)難水溶性の薬理活性物質の放出速度調節型製剤の
    製造法において、 i)薬理活性物質をカルボメルと混合し、 ii)この混合物を薬理活性物質100部とカルボメル
    少なくとも20部とからなる顆粒に成形し、そして任意
    に、 iii)水に不溶だが水により膨潤しうるアクリル系重
    合体100部と水溶性ヒドロキシル化セルロース誘導体
    20から70部とを含有する分散液をつくり、 iv)前記顆粒を前記分散液で被覆して直径0.5から
    2.5mmを有する被覆顆粒をつくる ことからなる上記方法。 (10)顆粒を形成後ふるい分けする、 特許請求の範囲第9項記載の方法。
JP63256901A 1987-10-12 1988-10-12 薬物放出速度調節型製剤 Expired - Lifetime JP2916152B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
GB8723896 1987-10-12
GB878723896A GB8723896D0 (en) 1987-10-12 1987-10-12 Controlled-release formulation

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02104A true JPH02104A (ja) 1990-01-05
JP2916152B2 JP2916152B2 (ja) 1999-07-05

Family

ID=10625175

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63256901A Expired - Lifetime JP2916152B2 (ja) 1987-10-12 1988-10-12 薬物放出速度調節型製剤

Country Status (4)

Country Link
US (1) US5051263A (ja)
EP (1) EP0312340A1 (ja)
JP (1) JP2916152B2 (ja)
GB (1) GB8723896D0 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004510812A (ja) * 2000-10-13 2004-04-08 ユーロセルティック ソシエテ アノニム 遅延放出医薬製剤
CN100400025C (zh) * 2006-03-03 2008-07-09 厦门大学 可储存可注射型根管填充糊剂
JP2013512904A (ja) * 2009-12-03 2013-04-18 オプコ ヘルス インコーポレイテッド 高硫酸化二糖製剤

Families Citing this family (33)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4808411A (en) * 1987-06-05 1989-02-28 Abbott Laboratories Antibiotic-polymer compositions
US6350462B1 (en) * 1990-12-26 2002-02-26 Olympus Optical Co., Ltd. Hollow porous ceramic carrier for embedding in patient for sustained medicament release and method of preparation thereof
US5364634A (en) * 1991-11-08 1994-11-15 Southwest Research Institute Controlled-release PH sensitive capsule and adhesive system and method
US5543154A (en) * 1991-12-27 1996-08-06 Merck & Co., Inc. Controlled release nifedipine delivery device
DE4200821A1 (de) * 1992-01-15 1993-07-22 Bayer Ag Geschmacksmaskierte pharmazeutische mittel
GB9210034D0 (en) * 1992-05-09 1992-06-24 Gel Chem Ltd Improvements in acid thickeners
US5773025A (en) * 1993-09-09 1998-06-30 Edward Mendell Co., Inc. Sustained release heterodisperse hydrogel systems--amorphous drugs
US6726930B1 (en) * 1993-09-09 2004-04-27 Penwest Pharmaceuticals Co. Sustained release heterodisperse hydrogel systems for insoluble drugs
US5455046A (en) * 1993-09-09 1995-10-03 Edward Mendell Co., Inc. Sustained release heterodisperse hydrogel systems for insoluble drugs
US5662933A (en) * 1993-09-09 1997-09-02 Edward Mendell Co., Inc. Controlled release formulation (albuterol)
US5536507A (en) * 1994-06-24 1996-07-16 Bristol-Myers Squibb Company Colonic drug delivery system
US5945125A (en) * 1995-02-28 1999-08-31 Temple University Controlled release tablet
US5783212A (en) * 1996-02-02 1998-07-21 Temple University--of the Commonwealth System of Higher Education Controlled release drug delivery system
CA2231195C (en) 1996-07-08 2003-01-21 Edward Mendell Co., Inc. Sustained release matrix for high-dose insoluble drugs
US5837379A (en) * 1997-01-31 1998-11-17 Andrx Pharmaceuticals, Inc. Once daily pharmaceutical tablet having a unitary core
US5922352A (en) * 1997-01-31 1999-07-13 Andrx Pharmaceuticals, Inc. Once daily calcium channel blocker tablet having a delayed release core
US6056977A (en) * 1997-10-15 2000-05-02 Edward Mendell Co., Inc. Once-a-day controlled release sulfonylurea formulation
US6485748B1 (en) 1997-12-12 2002-11-26 Andrx Pharmaceuticals, Inc. Once daily pharmaceutical tablet having a unitary core
ES2304980T3 (es) 1999-09-30 2008-11-01 Penwest Pharmaceuticals Co. Sistemas de matriz de liberacion sostenida para farmacos altamente solubles.
AU2001275043A1 (en) 2000-05-31 2001-12-11 Drugtech Corporation Mineral supplement
EP1406630A1 (en) * 2001-07-06 2004-04-14 Endo Pharmaceuticals Inc. Parenteral administration of 6-hydroxy-oxymorphone for use as an analgesic
US20060233783A1 (en) * 2003-04-09 2006-10-19 Gomez Torres Harold A Topical composition in the form of a gel for treating skin burns
US20040219210A1 (en) * 2003-05-01 2004-11-04 Jian-Hwa Guo Controlled release solid dosage nifedipine formulations
US20050202079A1 (en) * 2004-03-15 2005-09-15 Mylan Pharmaceuticals Inc. Novel orally administrable formulation of nitrofurantoin and a method for preparing said formulation
EP1732518A1 (en) * 2004-03-24 2006-12-20 Lupin Ltd. Clarithromycin extended release formulation
US7422142B2 (en) * 2004-06-25 2008-09-09 Giuseppe Jeffrey Arippol Package with a re-sealable closure for opening and closing
US7294219B2 (en) * 2004-08-25 2007-11-13 Jefrey Arippol Label-seal manufacturing method and the resulting improved label-seal
BRPI0405249B8 (pt) * 2004-11-25 2023-05-16 Jeffrey Arippol Giuseppe Aperfeiçoamentos em rótulo e no método de obtenção de rótulo
US20070048364A1 (en) * 2005-08-04 2007-03-01 Yingxu Peng Free flowing granules containing carbomer
US7575649B2 (en) * 2006-06-21 2009-08-18 Jeffrey Arippol Label structure and label structure obtaining method
KR20080047959A (ko) * 2006-11-27 2008-05-30 주식회사 엠디바이오알파 비만, 당뇨, 대사성 질환, 퇴행성 질환 및 미토콘드리아이상 질환의 치료 또는 예방을 위한 나프토퀴논계 약제조성물
DE102008001811A1 (de) * 2008-05-15 2009-11-19 Beiersdorf Ag Kosmetische Zubereitungen zur Verminderung von Schweißgeruch mit ABCC-Modulatoren
CN117338729B (zh) * 2023-12-06 2024-02-13 山东国邦药业有限公司 一种硫氰酸红霉素可溶性颗粒及其制备方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63310832A (ja) * 1987-06-05 1988-12-19 アボット・ラボラトリーズ エリスロマイシン含有組成物

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4309404A (en) * 1979-08-09 1982-01-05 American Home Products Corporation Sustained release pharmaceutical compositions
DE3681348D1 (de) * 1985-06-11 1991-10-17 Teijin Ltd Oral-arzneizubereitung mit retardwirkung.
IE63321B1 (en) * 1986-02-03 1995-04-05 Elan Corp Plc Drug delivery system
US4723957A (en) * 1986-02-07 1988-02-09 Alza Corp. System for delivering drug with enhanced bioacceptability
US4808413A (en) * 1987-04-28 1989-02-28 E. R. Squibb & Sons, Inc. Pharmaceutical compositions in the form of beadlets and method

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63310832A (ja) * 1987-06-05 1988-12-19 アボット・ラボラトリーズ エリスロマイシン含有組成物

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004510812A (ja) * 2000-10-13 2004-04-08 ユーロセルティック ソシエテ アノニム 遅延放出医薬製剤
CN100400025C (zh) * 2006-03-03 2008-07-09 厦门大学 可储存可注射型根管填充糊剂
JP2013512904A (ja) * 2009-12-03 2013-04-18 オプコ ヘルス インコーポレイテッド 高硫酸化二糖製剤

Also Published As

Publication number Publication date
JP2916152B2 (ja) 1999-07-05
GB8723896D0 (en) 1987-11-18
EP0312340A1 (en) 1989-04-19
US5051263A (en) 1991-09-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH02104A (ja) 薬物放出速度調節型製剤
KR100384215B1 (ko) 방출지속성다분산하디로겔시스템-비정질약물
JP6404217B2 (ja) エンザルタミドの製剤
US6692769B1 (en) Sustained-release particles
AU596804B2 (en) A granular delayed-release form of pharmaceutically active substances
US4900558A (en) Sustained release ibuprofen formulation including a core of ibuprofen and a microcrystalline cellulose and a covering of acrylic polymer and hydroxylated cellulose derivative
TWI352603B (en) Pharmaceutical composition and method for manufact
TWI282286B (en) Pharmaceutical composition a bilayer tablet having an immediate release phase of paracetamol and a sustained release phase of paracetamol
JPS5892610A (ja) 経口用放出調整複合単位製剤
JPH0122245B2 (ja)
IE60069B1 (en) Controlled release dihydrocodeine composition
JP2001511156A (ja) 高いバイオアベイラビリティーを有するフェノフィブレート医薬組成物及びそれを調製するための方法
JPH0759500B2 (ja) 拡散被覆された複合単位服用剤
PT93029A (pt) Processo para a preparacao de uma composicao contendo acido 5-(2,5- dimetilfenoxi)-2,2-dimetil-pentanoico (gemfibrozilo) de libertacao modificada
EP2726064B1 (en) Controlled release oral dosage form comprising oxycodone
TW201113050A (en) 3-cyanoquinoline tablet formulations and uses thereof
JP2000128774A (ja) 薬物を含有する球形微粒子の製法
JP3110794B2 (ja) 1,4−ジヒドロピリジン誘導体を含有する製剤
EP0386023A1 (en) Sustained-release nifedipine formulation
JP2022507562A (ja) Parpインヒビタを含む医薬組成物
JPH0733682A (ja) 新規複合体、それを担体として利用する徐放性製剤
EP0297866A2 (en) Therapeutic agents
JP2879905B2 (ja) イブプロフェン含有経口投与用組成物
JPS6344125B2 (ja)
JP2009519313A (ja) 医薬組成物