JPH0210484Y2 - - Google Patents

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JPH0210484Y2
JPH0210484Y2 JP8691783U JP8691783U JPH0210484Y2 JP H0210484 Y2 JPH0210484 Y2 JP H0210484Y2 JP 8691783 U JP8691783 U JP 8691783U JP 8691783 U JP8691783 U JP 8691783U JP H0210484 Y2 JPH0210484 Y2 JP H0210484Y2
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JP
Japan
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lens barrel
component
lens
parts
conical surface
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JP8691783U
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、カメラレンズ等の同形状で多数生産
され使用されるレンズ鏡胴に関するものである。
従来技術 レンズ鏡胴は一般に複数の円筒状の鏡胴部品と
之に取付けたレンズ類から成るものであるが、こ
の鏡胴部品は黄銅・アルミ等の材料を旋盤等で加
工し成形したものが用いられてきた。例えばカメ
ラ用のレンズ鏡胴は、その構成部品の数が極めて
多く、同一形状の鏡胴部品を多数加工・成形する
ことが必要となる。公知の如く、同一形状の部品
を多数生産するには、精密鋳造やプラスチツクの
型成形によることが、均一な品質維持と経済性と
の点からは望ましい。しかしこれらの鏡胴部品を
型成形するには問題が存在していた。
鏡胴部品は一般に円筒状をなし、組立てられた
レンズ鏡胴にあつては、鏡胴部品は相手部品と嵌
合又は摺動するよう構成されている。このレンズ
鏡胴部品の内面又は外面に設けられた嵌合、摺動
する円筒面は光軸に平行の円筒面で、型成形を困
難とする形状である。型成形には型の抜き方向に
抜きテーパーが必要で、円筒面を有した鏡胴部品
を型成形によつて製作することは困難であつた。
考案の目的 本考案は、型成形により製作することが可能な
形状をしたレンズ鏡胴部品を用い、均一な品質が
維持されて経済性を有したレンズ鏡胴を提供する
ことを目的とする。
考案の構成 本考案は、上記目的を達成しようとするもの
で、円筒状をなしたレンズ鏡胴部品の内面又は外
面にゆるやかな円錐面を持たせ、該円錐面に複数
の突出したリブを設け、該リブの先端面にて相手
部品と嵌合あるいは摺動するようにしたことを特
徴とするレンズ鏡胴により達成される。
即ち本考案は、レンズ鏡胴部品の相手部品と嵌
合又は摺動する円筒箇所を、抜きテーパーをもつ
たゆるやかな円錐面とし、抜き方向に円錐面に複
数の突出したリブを設け、該リブの先端面に接す
る面が軸と平行な円筒面としたもので、係る形状
のレンズ鏡胴部品は型成形を可能とすると共に相
手部品と光軸を一致させた上で組立てられて嵌合
又は摺動が可能となる。
実施例 第1図は本考案の鏡胴部品の1実施例の斜視図
を示したもので、内面に摺動面をもつ円筒部品で
ある。鏡胴部品1は一体成形したプラスチツク成
形品で、プラスチツク材料としてはガラス繊維入
りのポリカーボネート樹脂等が用いられる。
鏡胴部品1内面は抜き方向に径がゆるやかに広
がる円錐面11をなしていて、円錐面11からは
内側に抜き方向に連なつた突出した複数のリブ1
2が設けてある。
リブ12の先端面12aは鏡胴部品1の軸を中
心として円筒に接するような形状となつている。
このような形状の鏡胴部品1は、外側もゆるやか
な円錐面とすると、成形上は殆んどテーパーとな
つているので、無理なく成形され離型可能であ
る。
第2図は第1図の鏡胴部品1を用いたカメラ用
のレンズ鏡胴の一部を示したものである。鏡胴部
品2及び3は小ネジ4によつて一体となつてい
て、鏡胴部品3に設けた31はカメラにレンズ鏡
胴部を取付けるマウント部である。又小ネジ4に
より鏡胴部品2,3に固定された円筒状の座金5
の外周は、前記の鏡胴部品1のリブ12の先端面
12aと複数箇所で接し、鏡胴部品1は鏡胴部品
2,3に対し前後に摺動可能となつている。
鏡胴部品1にはレンズL1が、鏡胴部品2,3
にはレンズL2が設けてある。よつて鏡胴部品1
を軸方向に前後に摺動するとレンズL1は光軸上
を移動し、レンズL1,L2のレンズ間隔を変え
ることとなる。
本実施例においては、鏡胴部品1は軽量であ
り、かつ座金5と円周上の数点で接触するだけな
ので摩擦は少なく作動がスムーズになされるとの
特長を有している。
第3図は他の実施例を示すもので、第1図に示
した実施例と同様にゆるやかな円錐面81を有
し、かつ円錐面81に光軸方向に連なつた複数の
突出したリブ82を有した鏡胴部品8で、リブ8
2の先端面82aが内側の鏡胴部品9の外筒部と
摺接するようにしたもので、第3図aは光軸直角
の断面図、第3図bは光軸平行の断面図を示す。
本実施例においては、鏡胴部品8に直進案内用
の溝83を設け、新たに第4図の斜視図に示すよ
うな摺動片10の中央部の穴101を用い、摺動
片10を鏡胴部品9に小ネジ91によつて固定
し、前記の溝83内に摺接するようにしたもので
ある。摺動片10は弾性を有した部材で、上下方
向へ弾性をもつて当接する舌片102と左右方向
へ弾性をもつて当接する舌片103とがあり、前
記の溝83の底面と側面とに弾性圧接する。
従つて鏡胴部品8を光軸に沿つて直進させると
きは、本考案によるリブ82の先端面82aと鏡
胴部品9外周とが摺接することとなるが、この
際、更に摺動片10は溝83に沿つて径方向と円
周方向の双方に弾性圧接するので、摺動に当つて
適度のシブサ・感触を保つて直進・摺接する。上
記の摺動片10を併用することによつて、鏡胴部
品の温度変化に伴う膨張・収縮による作動時の感
触悪化が防止できる。
考案の効果 実施例は一体成形で摺動・嵌合を可能とする鏡
胴部品形状を提案したもので、安価・軽量で同
形・多数の生産に適し、安定した精度・性能が維
持されるレンズ鏡胴を得ることができた。更にま
た実施例で示したような溝と之に摺接する摺動片
を併設することにより、本考案の効果を一層明ら
かにした。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1の実施例を示す鏡胴部品
の斜視図で、第2図は之を用いたレンズ鏡胴の断
面図を示す。第3図は第3の実施例を示すレンズ
鏡胴で、第3図aは光軸直角の断面図、第3図b
は光軸平行の断面図を示し、第4図はこの実施例
に用いる摺動片を示す。 1,2,3,6,8,9……鏡胴部品、5……
座金、7……止め部品、10……摺動片、11,
61,81……円錐面、12,62,82……リ
ブ、12a,62a,82a……先端面、L1,
L2,L3……レンズ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 円筒状をなしたレンズ鏡胴部品の内面又は外
    面にゆるやかに円錐面を持たせ、該円錐面に複
    数の突出したリブを設け、該リブの先端面にて
    相手部品と嵌合あるいは摺動するようにしたこ
    とを特徴とするレンズ鏡胴。 (2) 前記レンズ鏡胴部品が一体成形されたプラス
    チツク成形品であることを特徴とする実用新案
    登録請求の範囲第1項記載のレンズ鏡胴。
JP8691783U 1983-06-06 1983-06-06 レンズ鏡胴 Granted JPS59192104U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8691783U JPS59192104U (ja) 1983-06-06 1983-06-06 レンズ鏡胴

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8691783U JPS59192104U (ja) 1983-06-06 1983-06-06 レンズ鏡胴

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59192104U JPS59192104U (ja) 1984-12-20
JPH0210484Y2 true JPH0210484Y2 (ja) 1990-03-15

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ID=30216841

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JP8691783U Granted JPS59192104U (ja) 1983-06-06 1983-06-06 レンズ鏡胴

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6239808A (ja) * 1985-08-16 1987-02-20 Canon Inc 光学成形部品

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JPS59192104U (ja) 1984-12-20

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