JPH02104392A - 洗浄機の槽内洗浄方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は洗濯機および食器洗い機等の洗浄機の槽壁に付
着した汚れおよびこれに発生したカビの除去を目的とし
た洗浄機の槽内洗浄方法に関するものである。

従来の技術 洗浄機の一例として一槽式遠心脱水洗心機の構成を第６
図に示す。図において、１は外槽、２は脱水兼洗濯槽、
３は水受槽である。普通の洗濯行程を行なう場合は、脱
水兼洗濯槽２に洗濯物と洗剤を入れ、タイムスイッチ４
を操作し、給水弁５を開き、給水ホース６より注水する
。一定量の水がはいると、モーター７によりプーリー８
、ベルト９を介し、攪拌翼１０を回転駆動することによ
り洗浄を行なう。洗浄が終わると、排水弁１１を開き排
水ホース１２より排水した後、モーター了によシ脱水兼
洗曜槽２を回転させ遠心力により脱水する。同様にして
、すすぎ、脱水を数回行ない、最後に脱水して終了する
。これらを自動的にタイムスイッチ４を用いて行なう。

１３は、水受槽３の上方に溢水を防ぐために設けた溢水
口である。

ここで、普通の洗濯行程を行なう場合で、脂肪酸ナトリ
ウムから成る粉面けんを用いた場合、粉面けん特有の問
題点として次の２点がある。第１の問題点は、粉面けん
は水に溶けにくいため、−部はゲル状になり、脱水兼洗
濯槽２や水受槽３の槽壁あるいは攪拌翼１ｏの裏側等に
付着残留する。

第２の問題点は、粗石けんと水中の金属イオン（カルシ
ウムイオンやマグネシウムイオン等）ト結合し、水に不
溶な金属石けん（通称：石けんかす）を生成し、これが
前述のように槽壁等に付着残留する。特に、脱水兼洗濯
槽２の外壁や水受槽３の内壁は、洗爛物にこすられるこ
ともないため、ｉｌ記付着物が残留しやすい。

これらの槽壁等に付着した付着物にＣｌａｄｏｓｐｏｒ
ｉｕｍ属やＡｓｐｅｒｇｉ　ｌ１ｖｓ属などのカビが生
え腐敗して黒色になる。これを「黒い汚れ」と称する。

この「黒い汚れ」が、時々槽壁等から自然剥離して洗Ｒ
−水中に浮遊し、洗１１物を汚染する現象がでる。

こ・つ「思い汚れ」が発生した場合、これを洗浄する有
効な洗浄方法がないため、洗濯機を分解し掃除して、再
度使用に供するのが現在の実態である。

そこで本発明者らは、次亜塩素酸塩Ｏ，Ｓ〜１６重ｉ五
係及びケイ酸塩３〜３０重関係を含有する水溶液からな
る洗濯機等の洗浄機槽用洗浄剤を提案している。

洗浄機槽用洗浄剤の提供だけでは、槽内の洗浄にはまた
手間がかかる状態である。

洗浄機の例として一槽式遠心脱水洗ｍ機について説明を
したが、食器洗い機でも粗石けんを用いた場合、同様の
課題がある。

発明が解決しようとする課題 洗浄機槽用洗浄剤を用いて「黒い汚れ」を洗浄する場合
、長時間の浸漬時間を必要とする「黒い汚れ」の洗浄は
、水の温度により洗浄効果が異なる。

本発明は上記課題に鑑み、洗浄機槽用洗浄剤をより有効
に利用し、あるいは、洗浄の時間をより最適に設定し、
効率的な洗浄を行なえる洗浄機の槽内洗浄方法を提供し
ようとするものである。

課題を解決するための手段 上記目的を達成するために本発明は、洗浄機槽用洗浄剤
を用いて槽内洗浄行程を自動的に行なう機能を有し、第
１の手段としては、槽内洗浄のための放置時間を水温に
応じて自動設定し、第２の手段としては、水温に応じて
洗浄機槽用洗浄剤の濃度を変えた洗＃液で槽内洗浄を行
わせるものである。

作　　用 上記第１の手段の作用は、一定濃度の洗浄槽用洗浄剤を
用いて槽内洗浄を行ない、槽内洗浄を行なう時間を必要
最小限にとどめ、槽内洗浄を効率的に行なうとともに、
洗浄槽用洗浄剤の洗浄機の各部品の材質劣化を生じない
範囲で槽内洗浄を終了するものである。

第２の手段の作用は、槽内洗浄を行なう時間を一定時間
に定め、洗浄槽用洗浄剤を必要最小限の欲にとどめ、洗
浄槽用洗浄剤をより有効に使用するものである。

実施例 洗浄機槽用洗浄剤としては、次亜塩素酸塩０．５〜１５
重量％及びケイ醗塩３〜３ｏ重量％を含有する水溶液か
らなる配合が提案されている。

この洗浄機槽用洗浄剤の使用方法の一例を第５図音用い
て説明する。まず、洗濯機の水受槽３に高水位まで給水
する。この水へ上記洗浄機槽用洗浄剤を投入し、攪拌翼
１Ｑで攪拌する。洗浄機槽用洗浄剤がほぼ均一に溶けた
時、攪拌を止め、そのま＼の状態で放置し、浸漬洗浄を
行なう。約１時間程度放置すると、前述の「黒い汚れ」
が酸化され白っぽくなりはじめる。さらに時間の経過と
ともに「黒い汚れ」が分解され、壁面から離脱する。こ
の浄化は化学力で進行するため、洗浄機槽用洗浄剤の濃
度と水温との相関がある。洗浄機槽用洗浄剤の濃度と水
温と洗浄力の関係の一例を第１表に示す。これは、上記
洗浄液に６時間浸漬したときの判定結果である。洗浄後
槽用洗浄剤濃度３％のときの水温と浸漬時間と「黒い汚
れ」の洗浄力の関係の一例を第２表に示す。

第　　　１　　　表 第２表 有効な時間の浸漬洗浄後、攪拌翼１０で洗浄液を攪拌す
る。１〜１ｏ分間攪拌後、洗浄液を排水し、その後、槽
内のすすぎを行なう。

これらの行程の一例を第１図に示す。槽内に給水１４後
、洗浄後槽用洗浄剤投入１６を行ない、攪拌１６をし、
洗浄のための放置１７を行なう。

その後、攪拌１８を行なった後、排水１９をする。

その後、所内をすすぐために、給水２０を行ない、攪拌
２１をした後、排水２２をする。

本発明は、上記行程中、洗浄後槽用洗浄剤投入１５を除
く行程を少なくとも含む槽内洗浄行程を自動的に行なう
機能を洗浄機に設ける。

ここで、本発明の第１の実施例では、洗浄槽用洗浄剤の
一定濃度（第２表の例では３Ｖ／Ｖ％）の洗浄液を用い
る場合、上記洗浄行程の洗浄のための放置１７の時間を
水温に応じて変えるものである。第２表の例では、水温
が３０℃未満の場合６時間、３０’Ｃ以上の場合は３時
間に設定する１、本発明の第２の実施例では、上記洗浄
行程の洗浄のための放置１７の時間を一定（第１表の例
では６時間）に設定し、使用する洗浄槽用洗浄剤τ）水
希釈濃度を水温に応じて変えるものである。）第１表の
例では、水温が２０℃未満では３Ｖ／Ｖ％、２０℃以上
では２Ｖ／Ｖ％にする。

本発明の第３の実施例では、上記洗浄行程の洗浄のため
の放置１７の時間を一定（第１表の例では６時間）に設
定し、表示手段により水温に応じて洗浄槽用洗浄剤の投
入量に対ずろ表示を行う、、表示手段としては、第２図
に示すように洗浄ｔ■用洗浄剤の必要量に応じてＬＥＤ
２３を点灯する方法、あるいは第３図に示すように液晶
表示板２４上に洗浄槽用洗浄剤の必要量を表示′する方
法、あるいは、第４図に示すように、ＬＥＤ方式数字表
示板２５に洗浄槽用洗浄剤の必要量を表示する方法等が
ある。

発明の効果 上記の実施例から明らかなように、本発明によれば、洗
浄槽用洗浄剤に使われる強力な酸化剤を用いても、その
希釈度あるいは放置時間を最少限に設定できるため、そ
の洗浄剤と接する金属部品の腐食やゴム部品や合成樹脂
部品の表面劣化を最少限に抑えることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の実施例を示す槽内洗浄方法の行程図
、第２図、第３図および第４図は表示手段を示す正面図
、第５図は一槽式遠心脱水洗濯機の断面図である。 ２・・・・・・洗濯兼脱水槽、３・・・・・・水受槽。 代理人の氏名　弁理士　粟　野　重　孝　ほか１名第１
図 第２図 第３図 第４図

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）槽壁に付着した汚れを洗浄する洗浄機槽用洗浄剤
   を用いて槽内洗浄行程を自動的に行なう機能を有し、槽
   内洗浄のための放置の時間を水温に応じて自動設定する
   ようにした洗浄機の槽内洗浄方法。
2. （２）槽壁に付着した汚れを洗浄する洗浄機槽用洗浄剤
   を用いて槽内洗浄行程を自動的に行なう機能を有し、水
   温に応じて洗浄機槽用洗浄剤の濃度を変えた洗浄液で槽
   内洗浄を行なう洗浄機の槽内洗浄方法。