JPH02103736A - 光デイスク装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は光ディスク装置に関する。

〔従来の技術〕

従来、光ディスク装置は電気通信学会資料ＭＲ８５−３
２［小型光ディスク装置におけるトラッキングサーボシ
ステム」等により知られており、第３図はその−例を示
す。

この光ディスク装置においては光ディスク１はモータに
より回転駆動され、情報の記録時には光ヘッド２は半導
体レーザ３から出射された強いレーザ光を光学系４を介
してハーフミラ−５で反射し対物レンズ６により光ディ
スク１上に光スポットとして集光することにより光ディ
スク１のトラックに情報の記録を行う。情報の再生時に
は光ヘッド２は半導体レーザ３から出射された弱いレー
ザ光を上述のように光ディスク１に照射してその反射光
を対物レンズ６を介して受光素子で受光することにより
光ディスク１のトラックより情報を得る。また光ディス
ク１で反射されたレーザ光は対物レンズ６及びハーフミ
ラ−５を介してトラック検出器７により検出され、この
トラック検出器７の出力信号がトラック検出増幅器８を
介してトラック信号として取り出される。このトラック
信号は上記光スポットが光ディスク１上のトラックを横
切る毎に発生する。通常、情報の記録、再生を行う場合
にはトラック検出増幅器８からのトラツク信号が増幅器
９で増幅されてスイッチ１０によりトラッキングアクチ
エータ１１に加えられ、トラッキングアクチエータ１１
が対物レンズ６を光ディスク１の半径方向へ動かして上
記光スポットが光ディスク１上のトラックと一致するよ
うにトラッキングを行う。このとき、対物レンズ６の位
置がレンズ位置検出器１２により検出され、このレンズ
位置検出器１２の出力信号が増幅器１３により増幅され
てシークモータからなるポジショナ１４に加えられる。

したがって、シークモータ１４は対物レンズ６の動きに
応じて対物レンズ６の光軸がずれないように光ヘッド２
の全体を動かす。

またシーク時（トラックアクセス時）には光ヘッド２が
光ディスク１の半径方向ヘシークモータ１４により上記
光スポットが光ディスク１上の目標トラックに達するま
で駆動される。このとき、シーク開始と同時にアップダ
ウンカウンタ１５にＦＦＦＤＨ〈−２〉がロードされる
と共に、光ヘッド２の移動させるべきトラック数の１／
２の数、例えば光ヘッド２を５１２トラック分だけ移動
させるならばその１／２の２５６がマイクロコンピュー
タ（ＣＰ　Ｕ）１６によりコンパレータ１７にロードさ
れ、カウンタ１５が２値化回路１８からのトラックパル
スのカウントダウンを始める。ここに、トラック検出増
幅器８からのトラック信号が２値化回路１８で２値化さ
れてトラックパルスとなり、このトラックパルスがカウ
ンタ１５に入力される。カウンタ１５のカウント値はリ
ードオンリーメモリ（ＲＯＭ）１９により速度データに
変換され、この速度データはカウンタ１５のカウント値
より求まる残差距離の平方根に比例した値となっている
。このＲＯＭ１９からの速度データはディジタル／アナ
ログ（Ｄ／Ａ）変換器２０によりアナログ値に変換され
て基準速度信号となる。また、周波数／電圧変換器から
なる速度検出器２１は２値化回路１８からのトラックパ
ルスの周波数を電圧に変換することにより対物レンズ６
の移動速度を検出する。この速度検出器２１からの速度
信号は比較器２２にてＤ／Ａ変換器２０からの基準速度
信号と比較されてその偏差分が検出され、この比較器２
２の出力信号が増幅器２３で増幅されてスイッチ２４に
よりトラッキングアクチエータ１１に加えられることに
より対物レンズ６がトラッキングアクチエータ１１で駆
動されて対物レンズ６の速度制御が行われる。コンパレ
ータ１７はロードされた数とカウンタ１５のカウント値
とを比較してこれらが一致すると、カウンタ１５をカウ
ントアツプモードに切り換える。したがって、カウンタ
１５は２値化回路１８からのトラックパルスをカウント
アツプする。その後、カウンタ１５のカウント値がＦＦ
ＦＥＨ＜−１〉になった時点でＣＰＵ１６に割込みかが
けられてＣＰＵｌ６がシーク動作を終了させる。従って
、対物レンズ６の移動速度は一定の加速度でシーク開始
時点から徐々に増加して行き、移動距離の１／２の点よ
り徐々に減少するように制御される。

シーク終了時の各信号は第２図に示すようになり、対物
レンズ６の速度はシーク終了点（目標トラック）より数
トラツク分前から一定の整定速度ｖｓになるように制御
される。この整定速度ｖｓは基準速度情報を発生するＲ
ＯＭ１９のデータによって決められる。カウンタ１５が
光ヘッド２の移動させるべきトラック数のカラン１−を
終了した時点で対物レンズ６が移動を停止し、目標Ｉ−
ラックをトラッキングするモードに移らなければならな
い。

このため、カウンタ１５が光ヘラ１り２の移動させるべ
きトラック数のカウントを終了した時点（第２図のＡ）
からスイッチ２５又は２６が一定時間ｔ、、閉成されて
基準電圧（＋　Ｖｒｅｆ、　−Ｖｒｅｆ）より正又は負
のブレーキパルスが作られ、これがトラッキングアクチ
エータ月に加えられる。このブレーキパルスの振幅は基
準電圧Ｖｒｅｆによって決まり、この基準電圧Ｖｒｅｆ
と上記時間１Ｂによって決定されるエネルギーが対物レ
ンズ６にその移動方向と逆の方向へ加えられることによ
り整定速度Ｖｓが打ち消される。そして対物レンズ６の
速度がほぼゼロになった後に、スイッチ２４，２５．２
６がオフされてスイッチ１０がオンし、トラッキングモ
ードに入る。

〔発明が解決しようとする課題〕

第７図に示すように」二連の光ディスク装置２７は傾い
て設置されると、重力の影響により対物レンズ６のシー
タ方向に必要な推力（エネルギー）に差が生じて対物レ
ンズ６の速度制御に誤差が生じ、シータ方向（光ディス
ク１の内周側から外周側へ、または外周側から内周側へ
）によって整定速度Ｖ５の大きさが違ってくる。Ｖ　ｒ
ｅｆとｔ６は一定であるので、ブレーキパルスのエネル
ギーは一定である。このため、整定速度ｖｓが設定値と
違ってくると、対物レンズ６のブレーキ後の速度がゼロ
にならず、トラックが引き込めなくて（光スポットが目
標トラックと一致しなくて）トラッキングモードに入れ
ず、トラッキングがはずれた状態になってしまう。

このような現象はシーク整定時に振動などの外乱が加わ
った場合も同様に起こる。また、上記速度制御のループ
ゲインを」二げれば速度制御誤差を少なくすることはで
きるが、機械系の共振などによりループゲインには限界
がある。

本発明は上記欠点を除去し、傾いた場合やシーク整定中
に外乱が加わった場合にも安定なシーク動作を行うこと
ができる光ディスク装置を提供することを目的とする。

〔課題を解決するための手段〕

上記目的を達成するため、本発明は光ディスクに対して
光ビームを光スポットとして照射して情報の記録及び又
は再生を行う光ヘッドと、前記光ディスクから前記光ヘ
ッドへの反射光が前記光ディスク上のトラックを横切る
毎に一定数のトラック信号を発生するトラック信号発生
手段と、このトラック信号発生手段からのトラック信号
により光束微動部材を移動させて前記光ディスクの光照
射位置を前記光ディスクの半径方向へ動かすトラッキン
グ駆動手段と、前記トラック信号発生手段からのトラッ
ク信号を計数する計数手段と、この計数手段の計数値に
応じてこの計数値の絶対値に比例的に対応する前記光ス
ポットの基準速度情報を生成する基準速度情報生成手段
と、前記トラック信号の周波数から前記光スポットの移
動速度を検出する速度検出手段と、この速度検出手段の
出力信号と前記基準速度情報とを比較してその結果によ
りシーク時に前記トラッキング駆動手段を制御して前記
光スポットの速度を制御する速度制御手段と、前記光ス
ポットを前記光ディスク上の目標位置まで移動させるシ
ーク手段とを有する光ディスク装置であって、前記光ス
ポットの移動動作終了時の速度を前記速度検出手段の出
力信号から検出する整定速度電圧検出手段と、この整定
速度電圧検出手段の出力信号に応じた。前記光スポット
を移動方向とは逆の方向へ駆動するための電圧を前記光
スポットの移動動作終了と同時に一定時間前記トラッキ
ング駆動手段に加えて前記光スポットの速度を略零にす
るブレーキパルス発生手段とを備えたものである。

〔作　用〕

光ヘッドにより光ディスクに対して光ビームが光スポッ
トとして照射されて情報の記録及び又は再生が行われ、
光ディスクから前記光ヘッドへの反射光が前記光ディス
ク上のトラックを横切る毎に一定数のトラック信号がト
ラック信号発生手段により発生する。このトラック信号
発生手段からのトラック信号によりトラッキング駆動手
段が光束微動部材を移動させて前記光ディスクの光照射
位置を前記光ディスクの半径方向へ動かし、前記トラッ
ク信号発生手段からのトラック信号が計数手段により計
数される。この計数手段の計数値に応じてこの計数値の
絶対値に比例的に対応する前記光スポットの基準速度情
報が基準速度情報生成手段により生成され、速度検出手
段により前記トラック信号の周波数から前記光スポット
の移動速度が検出される。速度制御手段により速度検出
手段の出力信号と前記基準速度情報とが比較されてその
結果によりシーク時に前記トラッキング駆動手段が制御
されて前記光スポットの速度が制御され、シーク手段に
より前記光スポットが前記光ディスク上の目標位置まで
移動させられる。前記光スポットの移動動作終了時の速
度が整定速度電圧検出手段により前記速度検出手段の出
力信号から検出され、この整定速度電圧検出手段の出力
信号に応じた。前記光スポットを移動方向とは逆の方向
へ駆動するための電圧がブレーキパルス発生手段により
前記光スポットの移動動作終了と同時に一定時間前記ト
ラッキング駆動手段に加えられて前記光スポットの速度
が略零になる。

〔実施例〕

第１図は本発明の一実施例を示す。

この実施例は前述の光ディスク装置において、整定速度
電圧検出回路２８．増幅器２９及び反転増幅器３０を設
けてブレーキパルスの振幅を整定速度ＶＳに応じて補正
するようにしたものであり、前述の光ディスク装置と同
一部分には同一符号を付してその説明を省略する。

シーク時の整定速度ｖｓは速度検出器２１の出力電圧ｖ
５に比例している。この速度検出器２１の出力電圧ｖｓ
は第２図に示す整定時間に整定速度電圧検出回路２８に
より検出され、この整定速度電圧検出回路２８の出力信
号が増幅器２９により増幅される。増幅器２９の出力信
号は反転増幅器３０により反転増幅され、増幅器２９２
反転反転器３０の出力信号が従来装置における基準電圧
（＋　Ｖｒｅｆ、　−Ｖｒｅｆ）として用いられる。カ
ウンタ１５が光ヘッド２の移動させるべきトラック数の
カウントを終了した時点Ａから一定時間１Ｂスイッチ２
５又はスイッチ２６がシータ方向によりオンすると、増
幅器２９の出力信号がスイッチ２６により取り出されて
正のブレーキパルスとなり、又は反転増幅器３０の出力
信号がスイッチ２５により取り出されて負のブレーキパ
ルスとなり、このブレーキパルスがトラッキングアクチ
エータＩｆに加えられることによって対物レンズ６にそ
の移動方向と逆の方向へエネルギーが加えられて整定速
度ｖ５が打ち消される。そして対物レンズ６の速度がほ
ぼゼロになった後に、スイッチ２４，２５．２６がオフ
されてスイッチ１０がオンし、トラッキングモードに入
る。

この実施例によればブレーキパルスの振幅を整定速度Ｖ
ｓに応じて補正するので、傾いた場合やシーク整定中に
外乱が加わった場合に整定速度Ｖ５が変化してもそれに
応じてブレーキパルスの振幅を補正することができ、安
定なシーク動作を行うことができる。

第４図は上記整定速度電圧検出回路２８の例を示す。

この例ではカウンタ１５の出力信号からゲート３１゜−
１２＝ ３２により整定時間にサンプリングパルスが作られ、サ
ンプルホールド回路３３がそのサンプリングパルスによ
り速度検出器２１の出力信号をサンプリングしてそれを
ホールドする。各部の信号は第５図に示すようになる。

サンプルホールド回路３３としては一般的なスイッチと
コンデンサによるものや、ディジタル／アナログ変換器
を使用してディジタル値をホールドするようにしたもの
などが用いられる。

上記実施例では光スポットを移動させる光束微動部材と
して対物レンズを用いた方式であるが、第６図に示すよ
うにガルバノミラ−３４を駆動して光スポットを移動さ
せる方式の光ディスク装置にも本発明を同様に適用する
ことができる。この場合、光源３５と位置検出器３６に
より構成されるミラー角度検出器にてガルバノミラ−３
４の角度が検出されることにより光スポットの移動量（
光軸ずれ量）が検出され、その出力信号が増幅器１３を
介してシークモータ１４へ送られる。

〔発明の効果〕

以上のように本発明によれば光ディスクに対して光ビー
ムを光スポットとして照射して情報の記録及び又は再生
を行う光ヘッドと、前記光ディスクから前記光ヘッドへ
の反射光が前記光ディスク上のトラックを横切る毎に一
定数の１〜ラック信号を発生する１〜ラック信号発生手
段と、このトラック信号発生手段からの１へラック信号
により光束微動部材を移動させて前記光ディスクの光照
射位百を前記光ディスクの半径方向へ動かすトラッキン
グ駆動手段と、前記トラック信号発生手段からのトラッ
ク信号を計数する計数手段と、この計数手段の計数値に
応じてこの割数値の絶対値に比例的に対応する前記光ス
ポットの基準速度情報を生成する基準速度情報生成手段
と、前記トラック信号の周波数から前記光スポットの移
動速度を検出する速度検出手段と、この速度検出手段の
出力信号と前記基準速度情報とを比較してその結果によ
り前記１へラッキング駆動手段を制御する速度制御手段
と、前記光スポットを前記光ディスク上の目標位置まで
移動させるシーク手段とを有する光デイスフ装置であっ
て、前記光スポットの移動動作終了時の速度を前記速度
検出手段の出力信号から検出する整定速度電圧検出手段
と、この整定速度電圧検出手段の出力信号に応じた。前
記光スポットを移動方向とは逆の方向へ駆動するための
電圧を前記光スポットの移動動作終了と同時に一定時間
前記トラッキング駆動手段に加えて前記光スポットの速
度を略零にするブレーキパルス発生手段とを備えたので
、傾いた場合やシーク整定中に外乱が加わった場合に整
定速度が変化してもそれに応じてブレーキパルスの振幅
を補正することができ、安定なシーク動作を行うことが
できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示すブロック図、第２図は
従来の光ディスク装置のタイミングチャート、第３図は
同光ディスク装置を示すブロック図、第４図は上記実施
例における整定速度電圧検出回路の構成を示すブロック
図、第５図は同整定速度電圧検出回路のタイミングチャ
ート、第６図は本発明の他の実施例の一部を示す概略図
、第７図は上記光ディスク装置の傾いた状態を示す概略
図である。 １・・・光ディスク、２・・・光ヘッド、７，８・・・
トラック信号発生手段、１１・・・１〜ラッキング駆動
手段、１４・・・シーク手段、１５・・・計数手段、１
７，１９゜２０・・・基準速度情報生成手段、２１・・
・速度検出手段、２２．２３．２４・・・速度制御手段
、２５，２６，２９．３０・・・ブレーキパルス発生手
段、２８・・・整定速度電圧検出手段。 Ｒ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 　光ディスクに対して光ビームを光スポットとして照射
   して情報の記録及び又は再生を行う光ヘッドと、前記光
   ディスクから前記光ヘッドへの反射光が前記光ディスク
   上のトラックを横切る毎に一定数のトラック信号を発生
   するトラック信号発生手段と、このトラック信号発生手
   段からのトラック信号により光束微動部材を移動させて
   前記光ディスクの光照射位置を前記光ディスクの半径方
   向へ動かすトラッキング駆動手段と、前記トラック信号
   発生手段からのトラック信号を計数する計数手段と、こ
   の計数手段の計数値に応じてこの計数値の絶対値に比例
   的に対応する前記光スポットの基準速度情報を生成する
   基準速度情報生成手段と、前記トラック信号の周波数か
   ら前記光スポットの移動速度を検出する速度検出手段と
   、この速度検出手段の出力信号と前記基準速度情報とを
   比較してその結果により前記トラッキング駆動手段を制
   御する速度制御手段と、前記光スポットを前記光ディス
   ク上の目標位置まで移動させるシーク手段とを有する光
   ディスク装置であって、前記光スポットの移動動作終了
   時の速度を前記速度検出手段の出力信号から検出する整
   定速度電圧検出手段と、この整定速度電圧検出手段の出
   力信号に応じた、前記光スポットを移動方向とは逆の方
   向へ駆動するための電圧を前記光スポットの移動動作終
   了と同時に一定時間前記トラッキング駆動手段に加えて
   前記光スポットの速度を略零にするブレーキパルス発生
   手段とを備えたことを特徴とする光ディスク装置。