JPH0531214B2 - - Google Patents

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JPH0531214B2
JPH0531214B2 JP10822385A JP10822385A JPH0531214B2 JP H0531214 B2 JPH0531214 B2 JP H0531214B2 JP 10822385 A JP10822385 A JP 10822385A JP 10822385 A JP10822385 A JP 10822385A JP H0531214 B2 JPH0531214 B2 JP H0531214B2
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actuator
track
moving
tracks
signal
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JP10822385A
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JPS61267938A (ja
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Takashi Kimura
Nobutaka Oonuki
Junichi Ikoma
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Hitachi Image Information Systems Inc
Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
Hitachi Video Engineering Co Ltd
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Publication date
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Priority to US06/865,389 priority patent/US4740939A/en
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Publication of JPH0531214B2 publication Critical patent/JPH0531214B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は、情報記録デイスク再生装置(例えば
光デイスク再生装置)の特殊再生機能に係り、特
に情報の記録されたあるトラツクから他のトラツ
クへ高速で読取器のアクチユエータを移動するの
に好適な制御装置に関するものである。
〔発明の背景〕
従来光デイスク再生装置では、デイスクに記録
された情報を読みとるピツクアツプ手段を現在再
生中のトラツクから、数十若しくは数百離れたト
ラツクへ移動させる場合の基本的な方式として、
1回の移動、あるいはジヤンプ動作にて、1トラ
ツクだけ隣接トラツクへ移動させ、これを所望の
数だけ繰り返す方式が一般に知られている。この
1回のジヤンプ動作では、前記したピツクアツプ
手段を目標のトラツクに正確に追従させる機能を
有するトラツキング制御ループを一旦開放すると
同時に、ある力積をピツクアツプ手段に対して、
互いに隣接したトラツクの間の約1/2トラツク点
まで印加する。ピツクアツプ手段が1/2トラツク
点を通過したら、トラツキング制御ループをON
すると共に、先に印加した力積と向きが逆で、大
きさの等しい力積を印加して隣接トラツクに移動
させるという方式にしている。(例えば、特開昭
58−187086)。
1回のジヤンプ動作の途中で生じるエネルギー
のロスは、トラツキング制御ループにより自動的
に補正されるが、この補正が完了するには時間が
必要である。従つて、1回目のジヤンプ動作が終
了してから次のジヤンプ動作に移行するまでには
ある程度余裕時間を取る必要が生じ、この方式を
採用したときの平均の移動速度がピツクアツプ手
段が実現し得る最高移動速度に比べて相当に低下
するという問題があつた。また、この1回のジヤ
ンプ動作で1トラツクだけ隣接トラツクへ移動す
る方法に対して、1回のジヤンプ動作で複数のト
ラツクを連続して移動する方法が容易に推察され
る。しかしながら、複数のトラツクを連続して移
動する方法では、ピツクアツプ手段のアクチユエ
ータの共振特性の影響が顕著に現われ、トラツク
間を移動中のアクチユエータが振動を起こすこと
により、その移動速度の瞬時速度が常時変化し目
標トラツク上での整定、あるいは所望のトラツク
数の正確なジヤンプ動作が困難であるという問題
があつた。
〔発明の目的〕
本発明の目的は、上記問題点に鑑み、情報の記
録されたトラツク上において、記録された情情を
再生するピツクアツプ手段のアクチユエータを高
速でかつ正確に所望のトラツク数だけ移動させる
情報記録デイスク再生装置を提供することにあ
る。
〔発明の概要〕
本発明は、上記の目的を達成するために、1回
の移動動作で所望のトラツク数だけ連続してアク
チユエータを移動する構成とし、ピツクアツプ手
段のアクチユエータの動作安定化をはかるため、
動作開始直後のアクチユエータの移動速度を検出
し、その結果をもとに参照信号を発生させ、この
参照信号が指示するところの移動速度にアクチユ
エータの移動速度を常に一致させるように速度制
御するものである。
以下、本発明を図面を用いて詳細に説明する。
情報記録デイスクは、映像あるいはデータ信号を
記録する装置として知られている。光学的な読み
取り、静電効果による読み取り、および電子機械
的読取りによる情報記録デイスクが存在する。本
発明による装置は、いずれの型の情報記録デイス
クにも応用できるが、以下の実施例では光学的な
読み取り手段を有するデイスク(以下、光デイス
クと略称する。)について説明する。
光デイスクの溝は、通常の音声記録円板のよう
に螺旋形(スパイラル)でそれを読取器がトラツ
クする。テレビジヨン信号が記録された光デイス
クでは、各ターン上にテレビジヨン信号の1フレ
ームが記録される。その記録は同期された完全な
テレビジヨン信号を周波数変調する方式が一般に
用いられている。
第1図は、光デイスク再生装置の概略構成を示
すブロツク図である。光デイスク1は中心に円形
孔を有し再生装置に固定される。さらに、光デイ
スク1はモータ2によつて回転される。この光デ
イスク1の上には画像、音声などの情報をもつた
情報トラツク19が高密度に記録されており、こ
の情報トラツク19へ光ビーム21を照射するこ
とによりその反射光から所望の情報が読み取られ
る。この光ビーム21はレーザ光源9から発せら
れて集光レンズ8、回析格子7、ビームスプリツ
タ6、1/4波長板5、ミラー4を通り、対物レン
ズ3により光デイスク1上の点に収束スポツト2
0として収束される。
光デイスク1上には先に述べたような情報が情
報トラツク19上に微小な突起(これらを、以下
ではピツトと呼ぶ)の列として記録されており、
光ビーム21の収束スポツト20は情報トラツク
19上のこのピツトによつて光強度の異なつた反
射光となり、その反射光は対物レンズ3、ミラー
4、1/4波長板5と戻り、ビームスプリツタ6に
て入射ビームと分けられてシリンドリカルレンズ
11を通して光検出器12に導かれる。光検出器
12の出力Gは光デイスク1から読み取つた情報
のほかに光ビームの収束状態の信号と情報トラツ
ク追従状態の信号を含んでいる。そこで、信号調
整回路13により焦点偏差信号F、トラツキング
偏差信号T、および情報信号Iに分離する。情報
信号Iは増幅器14に導かれて記録情報の再生に
使用される。焦点偏差信号Fは焦点制御増幅器1
6で増幅され、焦点方向駆動回路18に加えられ
て対物レンズ3を上下に駆動し光ビームの収束ス
ポツト20の焦点制御をする。
トラツキング誤差信号Tはトラツキング制御増
幅器15で増幅され、トラツキング駆動回路17
を介して対物レンズ3を情報トラツク19に対し
て直角方向(デイスクの半径方向)に駆動し収束
スポツト20のトラツキング制御をする。以上
が、光デイスク再生装置の構成の概略の説明であ
る。また本発明に係わるトラツキング制御に関与
しない部分の説明は省略した。なお、これまでの
説明では、トラツキング制御を行なう場合、対物
レンズ自身を駆動しているものとしたが、対物レ
ンズ自身を駆動しない方式(例えばミラー4の角
度制御)も存在するので、以後、収束スポツトを
情報トラツクへ追尾させることを担う部分をアク
チユエータと総称することにする。
次に、第2図、第3図、第4図、第5図を用い
て本発明の動作原理を説明する。第2図はトラツ
クの平面図と重ねた本発明に係わるトラツキング
制御系の検波特性を示す特性図、第3図はアクチ
ユエータを連続的にトラツク上を移動させる(以
下、これをジヤンプ動作と呼ぶ)場合の制御信号
の波形図、第4図はアクチユエータの動特性を示
す周波数特性図、第5図は本発明による装置の動
作波形図である。
第2図において、19は情報トラツクを拡大し
たもので(平面図)で情報信号はピツト列P0
P1、P2として記録されている。20は対物レン
ズ3によつてデイスク1上に集束されたスポツト
光を示している。スポツト光20はデイスク1が
回転するにつれてピツト列P2上を正確にトレー
スし、ピツト19に照射したスポツト光の反射光
の有無が検出される。ここでピツト19上へスポ
ツト光を照射した場合は反射光が光検出器12へ
戻らず、ピツトとピツトの間の平坦な部分へ照射
した場合には反射光が光検出器12にて検出され
るようにピツト形状、深さ等が選ばれている。情
報トラツクはデイスク上に螺旋状に記録されてい
るため、デイスクの回転につれて例えばアクチユ
エータを装着したピツクアツプをデイスクの半径
方向に沿つて内周から外周へ移動させる。このよ
うにすることによつて、スポツト光20はデイス
クの回転毎にピツト列P2からP1へと順次移動し
ていく。
このときスポツト光20をピツト列へ正確に追
従させるため(以下、この動作をトラツキングと
呼ぶ)例えばアクチユエータをデイスク半径方向
にトラツキング制御する。例えば、種々の光学的
電気的な手段により第2図aに示すようなトラツ
キング誤差信号を発生させ、図中の黒丸にて示す
位置にてトラツキング動作が整定するように負帰
還制御を行なう。この場合、トラツキング制御ル
ープの検波特性は第2図の実線で示した曲線Tの
ようになる。同図にて、黒丸は正常なトラツキン
グ位置を示おり、白丸は相隣り合う情報トラツク
との間の中間の位置を示している。
読み取りビームを現在再生中の情報トラツクか
ら他の情報トラツクまで速かに移動できること
(ランダムアクセス)が光デイスク再生装置の特
長であるが、このような動作を行なうときには、
前述したトラツキング制御ループを開放して、ピ
ツクアツプをデイスク半径方向に移動させる必要
がある。読み取りビームが情報トラツクを次々に
よぎると、トラツキング誤差信号には第2図に示
すような正波波状の連続した信号を得ることがで
きる。
次に第3図を用いて1トラツク隣りの情報トラ
ツクへ読み取りビームを移動させるときの動作を
説明する。第3図aはトラツキング誤差信号波
形、bはアクチユエータをトラツキング方向へ駆
動するドライバへの入力電圧波形、cはアクチユ
エータの移動速度を示したもので、横軸は時間で
ある。1回のジヤンプ動作では、トラツキング制
御ループを開く(以下OFFすると呼ぶ)と同時
に、パルスA0を加えてある力積を、ほぼ1/2トラ
ツク点まで印加する。アクチユエータの1/2トラ
ツク点通過を検出したら、すなわち、トラツキン
グ誤差信号のゼロクロス点Z0を検出するとトラツ
キング制御ループを閉じる(以下ONすると呼
ぶ)と共に、先に印加した力積と向きが反対で、
大きさの等しいパルスA0を印加して逆方向の力
積を発生させ、隣接トラツクに移動させる。この
とき、アクチユエータの移動速度はトラツキング
制御ループがOFFされている時間txの間に加速さ
れて最高移動速度vmmに到達し、トラツキング
誤差信号がゼロクロス点Z0を横切るとトラツキン
グ制御ループがONされてアクチユエータの移動
速度は減速される。
このようなジヤンプ動作は、1回のジヤンプ動
作が終了してから次のジヤンプ動作を移るまでに
ある程度の余裕時間を取る必要がある。これは、
トラツキング制御ループがONしてから、トラツ
キング誤差信号が充分に小さくなり、隣接トラツ
クにおけるトラツキング制御動作が整定するまで
に要する時間を加味したものである。このため、
複数のトラツクを移動する目的でこの1トラツク
ジヤンプを連続して行なうと、余裕時間が存在す
るため、平均の移動速度V0が最高移動速度vm
に比して相当低下する。
次に、1回のジヤンプ動作で複数トラツクを連
続して移動する場合について第4図を用いて説明
する。第4図aはトラツキング誤差信号の波形、
bはアクチユエータをトラツキング方回へ駆動す
るドライバへの入力電圧波形、cは対物レンズの
移動速度を示している。横軸は時間である。この
場合も、トラツキング制御ループをOFFすると
同時に、ある力積A0を、ほぼ1/2トラツク点まで
印加する。このとき、アクチユエータの移動速度
はトラツキング誤差信号がゼロクロス点Z0を通過
する付近で最高移動速度vmへ到達する。ところ
で、このときアクチユエータへ加わる外力がなけ
れば、アクチユエータの移動速度は保存されて最
高移動速度vmで複数のトラツク上を移動する。
さらに、目標トラツクと、1トラツク手前のトラ
ツクとの中間である1/2トラツク点Z0′にてトラツ
キング制御ループをONすると共に、先に印加し
た力積と向きが反対で大きさの等しい力積−A0
を印加することによつて、アクチユエータの移動
速度を減速させ目標トラツクへアクチユエータを
整定させることができる。この場合、前述した1
トラツクジヤンプ動作で複数のトラツク間を移動
するのに対して、次のジヤンプ動作までの余裕時
間が必要ないため、最高移動速度vmで複数のト
ラツク間をトラツキング制御ループがOFFとな
つている時間tx′の間に高速で移動することがで
きる。
この連続ジヤンプを行なう場合は、アクチユエ
ータを装着しているピツクアツプの送り動作を一
坦停止させて、アクチユエータだけを移動させ
る。通常アクチユエータは懸架スプリングによつ
てピツクアツプに支持されている。そこでアクチ
ユエータを目標トラツクまで移動させた後、ピツ
クアツプを後から追従させる。このため、光デイ
スク再生装置にて任意のトラツクへアクチユエー
タを移動させるために、ピツクアツプを高速で移
動させてから目標トラツク付近においてアクチユ
エータの1トラツクジヤンプを繰りかえすことに
よつて目標トラツク上へアクチユエータを移動さ
せるランダムアクセス機能とは本質的に異なる。
連続ジヤンプ動作は、ピツクアツプ上にて許容さ
れるアクチユエータの可動範囲内で、アクチユエ
ータを所要のトラツク数だけ正確にかつ高速に移
動することが必要な場合に使用される。
次に、第5図はアクチユエータの駆動コイルに
対して電流を流したときの電流に対するアクチユ
エータ移動量の周波数特性を示した波形図であ
る。アクチユエータにはコイルが巻きつけてあ
り、更に例えば永久磁石によつて形成された固定
磁界中に置かれている。そこで、駆動ドライバに
よつてこのコイルへ電流を供給するとコイルに発
生する磁界と固定磁界との間に生ずる相互作用に
よつてアクチユエータはトラツキング方向へ駆動
される。
次に、アクチユエータを支持する懸架スプリン
グの弾性作用によつて、駆動電流に対するアクチ
ユエータの周波数特性は、(1)式にて示されるよう
な2次遅れ要素G(S)で表わされる。
G(S)=gωo 2/S2+2ξωoS+ωo 2……(1) ここで、gは直流感度、ωoは固有周波数、ξ
は減算係数である。また、Sは複素数である。普
通懸架スプリングためにアクチユエータの減衰係
数ξは非常に小さく、固有周波数ωoにて共振ピ
ークをもつ。第5図はG(S)のゲインを図示したも
ので、縦軸はアクチユエータ感度、横軸は周波数
である。
アクチユエータを前述したように最高移動速度
で移動させようとすると、アクチユエータの周波
数特性から明らかなように、トラツキング制御ル
ープをOFFして、第1の力積をアクチユエータ
に印加した後のアクチユエータの移動速度は振動
的となり、さらにアクチユエータの懸架スプリン
グの反発力により、移動速度は低下してしまい第
2の力積によりアクチユエータを所定のトラツク
へ停止させることが難しくなる。そこで、懸架ス
プリングの反発力の影響を除くため、アクチユエ
ータの移動トラツク数に応じた力を印加して懸架
スプリングの影響を除くと共に、アクチユエータ
の移動速度を一定とするため、第1の力積を印加
した直後のアクチユエータの移動速度を検出して
保持しておき、その検出した結果をもとに、その
後のアクチユエータ移動即置を遂次初めの速度と
比較し、アクチユエータが所定のトラツクへ到達
するまで移動速度が一定となるように速度制御を
行なう。
〔発明の実施例〕
次に、本発明に係わる一実施例を第6図(ブロ
ツク図)及び第7図(信号波形図)を用いて説明
する。1はデイスクで、デイスク押え40にてデ
イスクモータ2に固定される。デイスク1はデイ
スクモータ2により回転される。37は読取りビ
ームをデイスク平面上で移動させるアクチユエー
タであり、前述したように光学系42と共に光デ
イスクから情報を読みだすために使用される。光
学系42からの検出信号はトラツキング誤差信号
検出器39に供給され、その出力にはトラツキン
グ誤差信号Tが得られる。デイスクから読み取し
た主情報の処理については図示を省略した。
この信号は波形整形回路22、位相補償アンプ
23に供給される。位相補償アンプ23で増幅さ
れたトラツキング誤差信号はループスイツチ28
に導かれる。通常再生の場合は、該ループスイツ
チ28は閉であるのでトラツキング制御ループは
ONとなつており、位相補償アンプ23の出力は
ドライバ35を介してアクチユエータ37を励振
する。アクチユエータ37の電流は電流検出抵抗
器38で電圧に変換され、帰還回路36を経て、
加算器34に加えられる。従つて、アクチユエー
タ37は電流駆動され、電流に比例した力を発生
しアクチユエータ37をデイスク半径方向に沿つ
て駆動する。
47はシステムコントロール回路でマイクロプ
ロセツサを中心に構成されており、光デイスク再
生装置全体を端子48に入力される命令に従つて
コントロールする。
次に、連続ジヤンプを行なう場合の動作につい
て説明する。第7図aは光デイスク1の断面図で
情報トラツクを示しており、内周から外周に向か
つて0番目のトラツクからN番目のトラツクへ読
取りビームを移動させる場合について説明する。
連続ジヤンプ命令と所要のジヤンプトラツク数が
端子48より入力されるとシステムコントロール
回路47は、メモリ44へ2進データに変換した
ジヤンプトラツク数Dと読取クロツクCPを送信
する。さらに、内周から外周へ向かつてジヤンプ
するのか、外側から内周へ向かつてジヤンプする
のかを知らせるジヤンプ極性信号Pを出力電圧極
性変換回路29及び排他論理和(EX−OR)回
路41へ供給する。その後、ジヤンプトリガ信号
JをRSフリツプフロツプ回路46のセツト端子
Sに入力すると、回路46はセツトされ、その出
力であるトラツキングループ信号TLは、第7図
gに示すようにハイレベルとなる。この出力は、
ループスイツチ28に供給され、出力がハイレベ
ルの期間中ループをOFFする。さらに前記出力
は、出力電圧極性変換回路29にも供給され、ジ
ヤンプ極性信号Jにて、正出力、負出力の切り換
えが行なわれる。回路29の出力は微分及び波形
整形回路32と積分回路33に供給される。回路
32は出力電圧極性変換回路29の出力を微分し
て波形整形することによつて、第7図eに示すよ
うな第1の力積パルスを出力する。この出力は、
加算回路34、ドライバ35を介してアクチユエ
ータ37に供給される。その結果、アクチユエー
タ37はジヤンプ極性信号にて決められた方向へ
連続ジヤンプ動作を開始する。
この結果、トラツキング誤差検出器39の出力
には前述したように第7図bに示すような連続し
たトラツク間隔を1サイクルとする正弦波状のト
ラツキング誤差信号Tが現われる。この信号Tは
波形整形回路22にて矩形波に波形整形される。
波形整形回路22の出力はEX−OR回路41へ
供給され、先に供給されているジヤンプ極性信号
により、有効エツジが判別される。EX−OR回
路41の出力は、カウンタ回路43に導入されて
ジヤンプトラツク数をカウントするのに用いられ
るが、一方、タイミング回路24にも供給され
る。タイミング回路24にてアクチユエータ37
が第2番目のトラツクと第3番目のトラツクを通
過する時点を、「トラツキング誤差信号Tのゼロ
クロス点を信号Tを波形整形した矩形波の有効エ
ツジ」から検出し、この結果を周波数検出器25
とループスイツチ49に導入する。周波数検出器
25では、アクチユエータ37が第2番目のトラ
ツクと第3番のトラツク間を移動するときのアク
チユエータのトラツクに対する相対的な移動速度
を、トラツキング誤差信号の繰り返し周期、すな
わち、第7図bで斜線を附した部分の時間τ0とし
て検出し、この結果を参照信号発生回路26へ導
入する。このような検出手段としては、基準クロ
ツク信号を用いて2進カウンタによりパルスカウ
ントする手段、台形波により時間τ0に相当す電圧
値を得る手段等がある。参照信号発生回路26は
時間τ0の検出結果をもとに、f=1/τ0で表わさ
れる周波数をもつ参照信号Rを出力する。なお、
τ0を検出するために必要な基準周波数は発振器5
0から周波数検出器25へ供給されている。参照
信号Rは位相比較器27に導入されており、位相
比較器27にはさらにEX−OR回路41から波
形整形されたトラツキング誤差信号の有効エツジ
が導入される。このとき、移動中のアクチユエー
タの速度が変動すると、変動に応じてトラツキン
グ誤差信号の周波数が変動する。従つて、参照信
号Rとトラツキング誤差信号の有効エツジが位相
比較器27にて位相比較されて、両者の周波数差
に応じた位相差信号Eが出力される。これを第7
図dに示す。また、位相比較器27にはジヤンプ
極性信号が供給されており、アクチユエータ37
がデイスク1の内周から外周へ向かう場合と、外
周から内周へ向かう場合とでは位相検波特性の極
性が反転するように構成されている。
位相比較器27から出力された位相差信号Eは
速度制御ループを安定化するための位相補償器3
0を介し、アンプ31を介してループスイツチ4
9へ導入される。ループスイツチ49にはタイミ
ング回路24からアクチユエータ37が第3番目
のトラツクを通過したことを知らせるタイミング
信号が導入されて、スイツチ49をONにし、位
相誤差信号Eは加算器34、ドライバ35を介し
てアクチユエータ37へ印加されて速度制御ルー
プが形成される。この結果、トラツキング誤差信
号Tと参照信号Rの位相がロツクし、積分効果よ
り、信号Tの周波数は信号Rの周波数と完全に一
致し、アクチユエータ37の移動速度は連続ジヤ
ンプ動作開始直後の速度になるように複数のトラ
ツク間を移動する場合にも一定に保たれる。ここ
で、出力極性変換回路29の出力は積分回路33
へ供給され第7図fに示す積分出力SCを出力す
る。このとき、この出力の傾きによる力がアクチ
ユエータの懸架スプリングの反発力を相殺するよ
うに選んでおく。このようにすることで、前記し
たようにアクチユエータ37は懸架スプリングの
影響を受けることなく、一定加速で加速された
後、一定速度で移動することができる。
次に、EX−OR回路41から出力される波形
整形されたトラツキング誤差信号Tの有効エツジ
は、2進カウンタ43へ供給される。従つて、ア
クチユエータ37がトラツクを通過する際に発生
するエツジを捉え、ジヤンプトラツク数を2進カ
ウンタ43にてカウントする。2進カウンタ43
の出力は一致検出回路45へ供給され、一致検出
回路45はメモリ44に記憶された2進データと
比較して一致すると、一致検出回路45には前記
の信号Tを極性反転した信号が供給されているの
でアクチユエータ37が次にトラツク間を通過す
る際に発生する逆エツジを捉えたときにハイレベ
ルを出力する。このため、メモリ44へ所要のジ
ヤンプトラツク数Nから1を引いたN−1に相当
する2進データを記憶させておくと、目標トラツ
クの1/2トラツク手前でハイレベルとなる信号を
一致検出回路45の出力に得ることになる。この
出力は2進カウンタ43のリセツト端子Rに供給
されてカウンタをリセツトすると同時にRSフリ
ツプフロツプ回路46のリセツト端子Rに供給さ
れてフリツプフロツプ回路46をリセツトする。
フリツプフロツプ回路46の出力Qはタイミング
回路24に供給されてループスイツチ49を開放
し、アクチユエータ37の速度制御を終了すると
同時に、トラツキング制御ループスイツチ28が
閉ざされ、ループONになると共に、波形整形回
路32の出力にはアクチユエータの加速時とは極
性が逆で、高さ、面積が等しいパルス、すなわち
第2の力積パルスが出力され、アクチユエータ3
7に印加される。これによりアクチユエータ37
は減速を開始し、ちようどパルスが終了した時点
で、速度が0となる。この時にちようどアクチユ
エータ37が目標トラツク上にいるという保証は
ないが、減速と同時に、トラツキング制御ループ
もONするため、ループによる補正が加わえら
れ、確実に目標トラツクに整定することになる。
以上の説明では、一方向への連続ジヤンプ動作
について説明したが、反対方向へ連続ジヤンプす
る場合でも、システムコントロール回路47から
のジヤンプ極性出力Jを反転させることで、微分
及び波形整形回路32、積分回路33、位相比較
器27の出力は、第7図に示したものと全く逆の
信号が発生し、トラツキング誤差信号が極性反転
してもEX−OR回路41の出力におけるトラツ
ク上を通過する際に発生するエツジの向きは同じ
になり、全く同様の動作で目標トラツクへの連続
ジヤンプ動作が行なわれる。
以上述べた如く本発明によれば、アクチユエー
タを複数のトラツク間を安定にかつ最高移動速度
で移動させることができるが、更にアクチユエー
タが加速動作により到達した最高移動速度をジヤ
ンプ動作のたびに検出し直すため、トラツクピツ
チの異なる光デイスクを再生する場合や、アクチ
ユエータ特性が製品毎に付近一な場合にも、それ
ぞれに応じた参照信号を発生させて、アクチユエ
ータの移動速度を制御するため、連続ジヤンプ動
作の成功率が高いという特徴がある。
なお、第6図に示した実施例では、速度制御の
手段として位相比較器を用いたが、速度制御の方
法として他の手段を用いてもよい。また、アクチ
ユエータの移動速度の検出期間として、連続ジヤ
ンプ開始後の第2番目のトラツクから第3番目の
トラツク上を通過するまでの期間を示したが、こ
の検出期間は、例えばトラツキング誤差信号の繰
り返しの半サイクルとしたり、検出期間を時間的
に前後に移動させて設定しても良く、これらいず
れの場合においても本発明の趣旨をそれることな
く実施可能である。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明によれば、光デイ
スク再生装置において、アクチユエータを1回の
ジヤンプ動作にて、複数トラツクを安定に連続し
て移動させることが可能であるうえに、ジヤンプ
トラツク数が正確であり、かつ加速、減速期間中
を除けば最高速度を維持するので、アクセスに要
する時間が短時間であり、しかもその最高速度
は、1トラツクずつジヤンプする場合の最高速度
と同じであるので、目標トラツクへのアクチユエ
ータの整定も容易に行なえるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は光デイスク再生装置の概略の構成を示
すブロツク図、第2図はトラツキング制御動作を
説明する平面図および特性図、第3図、第4図は
本発明に係わるトラツクジヤンプ動作の動作原理
を示す特性図、第5図はアクチユエータの動特性
を示す周波数特性図、第6図は本発明の一実施例
の構成を示すブロツク図、第7図は第6図の各部
の波形を示す信号波形図である。 37……アクチユエータ、42……光学系、3
9……トラツキング誤差信号検出器、22,32
……波形整形回路、24……タイミング回路、2
5……周波数検出器、26……参照信号発生回
路、50……基準信号発生回路、27……位相比
較器、30……位相補償器、31……アンプ、4
9……ループスイツチ、29……出力極性変換回
路、33……積分回路、43……カウンタ、44
……メモリ、46……RSフリツプフロツプ、4
5……一致検出回路。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 情報の記録されたデイスク上のトラツクへ読
    取りビームを追従させる読取りビーム移動手段の
    トラツキングサーボ装置を備えた情報記録デイス
    ク再生装置において、上記トラツキングサーボ装
    置のループを断と同時に、トラツキングサーボ用
    の読取りビーム移動手段に所定の第1の力積を印
    加し、該読取りビーム移動手段が移動を開始した
    ときの移動速度を前記トラツキングサーボ装置の
    誤差信号から検出する速度検出装置と、前記誤差
    信号を矩形波に波形成形する波形成形回路と、該
    波形成形回路からの出力をパルスカウントするこ
    とにより前記移動手段の移動したトラツク数を検
    出し、所要のトラツク数を計数する計数手段と、
    該計数手段の計数結果により前記移動手段が移動
    するべき目標トラツクのほぼ半トラツク手前に
    て、前記トラツキングサーボ装置のループを閉と
    し、且つ前記第1の力積と向きが反対で大きさが
    ほぼ等しい第2の力積を印加し、前記移動手段を
    所定のトラツク数だけ移動させる装置を備えた情
    報記録デイスク再生装置において、さらに、前記
    速度検出装置の検出結果を基に前記読取りビーム
    移動手段の移動速度と等価な参照信号Rを発生す
    る参照信号発生装置と、前記参照信号Rと前記誤
    差信号とを比較することにより位相誤差信号Eを
    形成して前記読取りビーム移動手段に印加し、も
    つて前記読取りビームの移動速度を制御する速度
    制御手段とを備えたことを特徴とする情報記録デ
    イスク再生装置。
JP10822385A 1985-05-22 1985-05-22 情報記録デイスク再生装置 Granted JPS61267938A (ja)

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