JPH02103101A - 丸鋸 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は丸鋸に関し、木材、非鉄金属、樹脂等の加工材
の切断切削用に使用する丸鋸の空転振動騒音及び加工材
切断切削振動騒音を、現在使用の通常丸鋸より低下して
、作業環境を改善するにある。

（従来の技術） 従来は一枚板から２．２輪−などの過当な厚さにした鋼
板を円形に切断して周縁部に多数の鋸歯を形成し、その
各鋸歯に切削チップをロー付けしでいるものであって、
空松時に各側の背面が減圧になるから渦を生じて振動し
、特に高速回松域において不快な金属音を生ずる。また
切断切削作業のとき鋸歯チップが高速度で間欠的に加工
材に喰込むから、その切断切削振動と丸鋸固有の振動の
共振現象が起き、その振動騒音が高（、作業環境を不良
にしている。このため第１図に示すように円周から半径
方向内方に短いスリブ）ａを敗箇所等間隔に切り込んで
二虹を振動対策としてｔ％る力Ｃ１このような機械的加
工では満足できる対策にならな１１％。

その他特公昭５３−１６９５２号公報、特開昭５９−１
３４６１６号公報、特開昭６３−１５０１号公報埠に開
示しているように円形板の材質を転換することなく該円
形板に機械的加工により夫々特殊な切込を施すものもあ
るが、この場合は加工に工数を要するのみでなく、加工
不良を生ずるものもあるので信頼性を欠除する。

（本発明が解決しようとする問題点・発明の目的）本発
明は丸鋸の前記した振動音を丸鋸構成の主部をなす円形
板の材料変換により達成することを解決しようとする問
題点とし、本発明の目的とするものである。

（問題点を解決するための手段） 本発明は前記した目的に合わせたものであって、両側の
表層を鋼板とし、中心層を銅、アルミ、ステンレス板等
の異質金属板として鍛造手段により一体化した多層材料
板、若しくは両側の表層を鋼板とし、中心層に高分子材
層又は粘弾性高分子材層を介在させて一体に接合した多
層材料板から形成した円形板の周縁部に多数の鋸歯を設
け、その各鋸歯に切削チップをロー付けしたことを特徴
とする丸鋸に係り、丸鋸ｖｔ戊の主部をなす多層円形板
の制振性により、前記の各振動騒音を可及的に低下する
進歩性をもつものである。

本発明の好適な実施例を次に説明する。

（実施例） 添付図面の第１図は一部の平面図、第２図は拡大断面図
、第３図は一部の拡大斜視口である。

第２図は多層材料板１を示したもので、両側の表層を鋼
板２．２ａとし、中心層を銅または銅を主材料とするｌ
系板３とし、鍛造の手段により一体化したもので、円形
板５をφ３０５．ＯＯｍ論とする場合、多層材料板１の
厚さを２．８０ａｉ−とし、銅系板３の厚さを０．３０
輪箇〜０．３７ｍｍとし、その他を同厚の鋼板２．２ａ
とする。中心層の銅系板３はアル）、ステンレス板その
他の異質金属板に代えることができる。

多層材料板１は、両側の表層を鋼板２．２ａとし、中心
層に高分子材層、又は粘弾性高分子材層４を介在させて
一体に接合したものを使用できる。

この多層材料板１の接合に粘弾性高分子材層を使用して
いるとき、該層の材料である粘弾性高分子材は弾性と粘
性を合わせもつ力学的挙動をなし、引っ張るとエネルギ
ーを貯え、離すとエネルギーを放出して元に戻る弾性と
、引っ張るとエネルギーを吸収して熱エネルギーに変え
、離しても元に戻らない塑性をもつ粘性とを併せてもつ
。

高分子材、又は粘弾性高分子材によって接合した前記の
多層材料板１の場合には円形板５を前記の柔質非鉄金属
板を使用する多層材料板１による円形板と同径同厚にす
る時、高分子材層又は粘弾性高分子材料層４の厚さを０
．２鎗論前後とし、その池を同じ厚さの鋼板２．２ａと
する。

前記した各多層材料板１は円形板５に形成して周縁部に
多数の鋸歯６を設け、さらに前記したスリブ）ａを設け
、鋸歯６に周知の切削チップ７をロー付けする。

（作用） 本発明の丸鋸と、在米の丸鋸の無負荷運＊（空松）のと
きの騒音を回転試験機とタコメータとＪＩＳ規格及び国
際規格に適合する指示騒音計を使用しで測定した結果は
次表−のとおりであった。表中１は出願人会社が製造し
ている従来の丸鋸、■は中心層に８系板３を使用した多
層材料板１により製造した本発明の丸鋸、■は中心層に
粘弾性高分子材料層４を介在させて接合した多層材料層
１により製造した本発明の丸鋸を示し、これらはすべて
−３０５，ＯＯｅ＊ｅ＋の同一外径のものについて測定
し、騒音測定単位をｄト＾としたものである。測定位置
は第４図に示すように回転試験機の軸と直角な１輪距離
の位置■（この位置■は丸鋸を取付ける位置とも直角で
ある）及び前記の軸に取付ける丸鋸の側面から軸線上で
１輪の距離の位置■である６表中にこれらの位置■、■
を表わした。

表　−（騒音測定位置単位ｄト＾） 暗騒音は回転試験機の運輔騒音である。丸鋸の実用速度
外の２０００ｒ、ｐｌｍ、では暗騒音を測定していない
。

丸鋸■、■、■の騒音値は暗騒音を含めたものである。

（効果） 本発明は中心層を銅、アルミ、ステンレス板等のｊ％質
金属板として鍛造により接合し、成るいは高分子材層又
は粘弾性高分子材層を介在させて接着した多層材料板か
ら形成した円形板を丸鋸の主体としているもので、従来
の丸鋸の主体をなす一枚板の鋼板材料板に比して割振性
を有し、画表の各軸速度（ｒ、ｐ、ｍ、）の数値は暗騒
音を差引いて評価するを妥当とするから、前記の各振動
数値は低減され、多層材料板を使用することによる騒音
低下を確実に実現することができる効果をもつ、また多
層材料板は一枚ものの従来の鋼板材料に比して強度的に
ほとんど劣るところがないから、従来の丸鋸と同等の耐
用性をもつ。

【図面の簡単な説明】

添付図面の第１ｔｉｉｌは一部の平面図、第２図は拡大
断面図、第３図は一部の拡大斜視図、第４図は騒音測定
位置を示した側面図である。 １→多層材料板　２．２ａ→鋼板 ３→銅又は銅系板　４→粘弾性高分子材料層出願人　木
材刃物製造　株式会社 ２ａ ■

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 両側の表層を鋼板とし、中心層を銅、アルミ、ステンレ
   ス板等の異質金属板として鍛造手段により一体化した多
   層材料板、若しくは両側の表層を鋼板とし、中心層に高
   分子材層又は粘弾性高分子材層を介在させて一体に接合
   した多層材料板から形成した円形板の周縁部に多数の鋸
   歯を設け、その各鋸歯に切削チップをロー付けしたこと
   を特徴とする丸鋸。