JPH0210281B2 - - Google Patents

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JPH0210281B2
JPH0210281B2 JP54164576A JP16457679A JPH0210281B2 JP H0210281 B2 JPH0210281 B2 JP H0210281B2 JP 54164576 A JP54164576 A JP 54164576A JP 16457679 A JP16457679 A JP 16457679A JP H0210281 B2 JPH0210281 B2 JP H0210281B2
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JP
Japan
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piston rod
air cylinder
braking
speed
data
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JP54164576A
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Kaoru Ieda
Mitsuo Masuda
Hiroshi Kodaira
Motofumi Kashi
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KURODA SEIKO KK
TOKEN KK
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KURODA SEIKO KK
TOKEN KK
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、被移動物の定寸法送り、位置割出
し等に利用されるエアシリンダの位置決め制御装
置に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、工作機械等において、テーブルなどの移
動体を加工ステーシヨン等に移送し位置決めする
駆動装置としては、ボールねじとパルスモータと
を組み合わせたもの、油圧シリンダと油圧サーボ
弁とを組み合わせたものなどが利用されている。
これらの装置は、高精度の位置決めが可能であ
り、かつコンピユータの如きデジタルコントロー
ラによる直接制御も可能であるが、その反面高価
で動作速度も遅いという欠点があつた。特に上記
後者の方式では、油による汚染が禁止されている
環境等での使用が不可能であつた。
そこで、従来においては、特開昭52−67479号
公報に開示されるように、制動機構を備えたエア
シリンダ、リニアエンコーダ、空気圧制御弁等を
組み合わせた位置決め制御システムが提案されて
いる。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、上記公知例は固定シーケンスに
よつて制御しているため、ピストンロツドに対す
る外的条件、例えば、負荷、シリンダストロー
グ、停止所要精度、ピストンロツドの移動速度、
使用空気圧力等が変化した場合には、その都度、
その条件に合わせてピストンロツドの減速位置、
制動位置、及び絞り弁の絞り量を手動にて設定し
直す必要があり、非常に煩雑である。
また、ピストンロツドの移動速度が速いため、
少し外的条件が変化しても位置決め精度が悪くな
り、このため、頻繁に種々の条件を設定し直す必
要があるが、設定値は、計算機等を使用して予め
用意された挙動実験式に代入して求めなければな
らないため、その変更は非常に煩雑である。
さらに、ピストンロツドの移動速度が速いた
め、停止位置に高精度で停止させるには十分に減
速する必要があるが、この公知例では、減速を絞
り弁の絞り量を手動にて調整することにより設定
しなければならず、減速速度を一定の値に正確に
制御することが困難であつた。
この発明は、上記のような従来の問題点を解決
するためになされたもので、ピストンロツドの減
速位置、減速速度、制動位置を、負荷、使用圧力
の変化、動作速度の変化に適応させて自動的に正
確に設定し、これによりピストンロツドの設定停
止位置への位置決めを、高精度にかつ容易に行な
い得るようにしたエアシリンダの位置決め制御装
置を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
この発明のエアシリンダの位置決め制御装置
は、制動機構を備えたエアシリンダと、このエア
シリンダのエア駆動制御回路と、上記エアシリン
ダ内のピストンロツドの移動量をデジタル量に変
換するリニアエンコーダとを備えてなり、フイー
ドバツクされた上記ピストンロツドの動作に関す
るデータにより、上記ピストンロツドの動作を制
御するエアシリンダの位置決め制御装置におい
て、上記ピストンロツドを前進、減速、制動、停
止の位置決めプロセスで動作させる電磁弁、スピ
ードコントローラ、デジタルフローコントロール
バルブ等から構成したエア駆動制御回路と、上記
ピストンロツドの設定停止位置情報を入力する入
力手段と、この入力手段からのデータが入力され
るとともに、前回の動作における上記ピストンロ
ツドの移動速度および実際の停止位置のデータが
フイードバツク入力され、前回の動作における上
記ピストンロツドの移動速度、減速位置、制動位
置のデータおよび実際の停止位置と設定停止位置
との誤差データに基づいて、予め記憶されている
上記ピストンロツドの挙動実験式およびデータに
よる演算を実行し、上記ピストンロツドの減速位
置、減速速度および制動位置を決定し、上記エア
駆動制御回路の電磁弁、デジタルフローコントロ
ールバルブに対し指令信号を送出して上記ピスト
ンロツドをその変動条件に適応させて制動制御を
行なうマイクロコンピユータとを備えてなるもの
である。
〔作用〕
この発明のエアシリンダの位置決め制御装置で
は、最初にデジスイツチで停止位置をマイクロコ
ンピユータに入力した上、スタートスイツチを
ONすると、マイクロコンピユータには停止位置
に関する情報しか入力されていないため、ピスト
ンロツドの移動速度(作動中に読み取り)に基づ
いて、予めマイクロコンピユータへ記憶されてい
る実験式およびデータから制動開始位置を演算し
て読み込み、その位置にピストンロツドが到着す
ると、制動機構を働かせる。そして、停止させた
後、停止位置の誤差、ピストンロツドの移動速度
を基にして、マイクロコンピユータが予め記憶さ
れているピストンロツドの挙動実験式およびデー
タにより演算を実行し、減速位置、減速速度、制
動位置を求め、第2回目の作動に備える。
第2回目においては、上記のように計算された
減速位置、減速速度、制動位置に基づいて、ピス
トンが動作する。
第3回目以降についても、その直前に動作した
際のデータをマイクロコンピユータが演算して、
次の動作条件を決定していく。
このように、直前の動作データをマイクロコン
ピユータへインプツトし、それから、次の動作条
件を設定していく。
〔実施例〕 以下、この発明の実施例を図面について説明す
る。
第1図はこの発明にかかるエアシリンダの位置
決め制御装置のブロツク図を示すものである。こ
の第1図において、1は制動機構2を備えたエア
シリンダであり、このエアシリンダ1のヘツド側
およびロツド側と空気源P1とを接続する通路に
は、ダブルサプライにしたエキゾーストセンタ形
の5ポート3位置電磁弁3が介挿され、この電磁
弁3がノーマル状態にあるときエアシリンダ1の
ヘツド側とロツド側の両方に圧力空気が加わる接
続構成になつている。
エアシリンダ1のヘツド側と空気源P1とを接
続する通路途中には、スピードコントローラ(逆
止弁付流量制御弁)4が接続され、また、そのロ
ツド側と空気源P1とを接続する通路途中には、
3ポート2位置電磁弁5とスピードコントローラ
(逆止弁付流量制御弁)6が直列に接続されてい
る。
さらに、このスピードコントローラ6にはデジ
タルフローコントロールバルブ(複数個のソレノ
イド操作開閉弁を並列接続したもの)7が並列に
接続されており、上記電磁弁5がノーマル状態に
あるときスピードコントローラ6を通して空気が
通過し、かつオフセツト状態にあるときはデジタ
ルフローコントロールバルブ7を通して空気が通
過するようになつている。
上記エアシリンダ1のロツド側に設けた制動機
構2は空気源P2からの圧力空気によつて操作さ
れるもので、その空気源P2との空気通路には5
ポート2位置電磁弁8が接続され、この電磁弁8
のノーマル状態時は、制動機構2がエアシリンダ
1のピストンロツド1aを固定する如く空気源
P2の圧力空気が制動機構2に作用するようにし
てある。
10は、上記電磁弁3,5,8およびフローコ
ントロールバルブ7に対し外部からの入力情報に
応じて動作指令を与えるマイクロコンピユータで
あり、このマイクロコンピユータ10には、エア
シリンダ1の停止位置データを入力するデジスイ
ツチ11および動作信号を入力する操作スイツチ
12がそれぞれ接続されている。
また、13は上記エアシリンダ1のピストンロ
ツド1aの変位量をデジタル信号に変換するリニ
アエンコーダで、このリニアエンコーダ13の出
力側にはその出力信号を、例えば0.1mm/パルス
のパルスに変換する波形整形器14が接続されて
いる。
この波形整形器14から送出されるパルスはリ
バーシブルカウンタ15によつて加算または減算
カウントされるようになつており、その計数内容
はBCDコードで上記マイクロコンピユータ10
にピストンロツド1aの位置データとして入力さ
れるようになつている。
また、エアシリンダ1には、その原点復帰を確
認するリミツトスイツチ16がピストンロツド1
aの後退端位置に対応して配置され、このリミツ
トスイツチ16には、これからの信号を受けてパ
ルス信号を発生させる原点パルス発生器17が接
続され、この原点パルス発生器17から送出され
るパルス信号はピストンロツド1aの原点復帰デ
ータとしてマイクロコンピユータ10に入力され
るようになつている。
次に、上記のように構成されたこの発明装置の
動作について説明する。
先ず、ピストンロツド1aに加わる負荷、空気
圧力、速度等の外的条件が未知であるため、デー
タ取り運転を行なう。
以下に、データ取り運転について説明する。
ピストンロツド1aがリミツトスイツチ16を
作動させる原点位置にあるときは、各電磁弁3,
5,8およびデジタルフローコントロールバルブ
7は第1図に示す状態にあり、したがつて制動機
構2にはその制動側に電磁弁8を通して空気源
P2からの圧力空気が供給されており、これによ
り、ピストンロツド1aが固定されている。この
状態でデジスイツチ11を操作することにより、
ピストンロツド1aの停止位置X3を設定して、
その停止位置データをマイクロコンピユータ10
のメモリ部に記憶させる。
次に、ピストンロツド1aの動作制御に際し、
操作スイツチ12をONしてマイクロコンピユー
タ10に動作指令信号を入力すると、先ずマイク
ロコンピユータ10から制動信号bが送出され、
電磁弁8に加えられる。これにより、電磁弁8は
Aの位置に切り換わり、空気源P2からの圧力空
気が制動機構2の解除側に入つてピストンロツド
1aへの制動を解除し、フリー状態に保持する。
これと同時に前進信号a1がマイクロコンピユー
タ10から送出され、電磁弁3に加えられる。
これにより電磁弁3はA1の位置に切り換わり、
空気源P1からの圧力空気をスピードコントロー
ラ4を通してエアシリンダ1のヘツド側に供給
し、ピストン1bが前進されると同時に、ロツド
側シリンダ室内の空気は電磁弁5(ノーマル状
態)およびスピードコントローラ6を通して電磁
弁3から大気に放出される。このときピストンロ
ツド1aの前進速度はスピードコントローラ6に
より設定された速度v1になる。
即ち、ピストンロツド1aの前進に伴い、その
移動量はリニアエンコーダ13によりデジタル信
号(正弦波状信号)に変換され、この信号は波形
整形器14により分解能0.1mm/パルスのパルス
信号cに変換されてカウンタ15に入力され、そ
のパルス数はカウンタ15により順次計数され
る。このときピストンロツド1aは前進動作であ
るため、カウンタ15はアツプカウント動作を行
なう。
カウンタ15の時々刻々変化する計数値dは
BCDコードでマイクロコンピユータ10に導入
され、このマイクロコンピユータ10でピストン
ロツド1aがある点からある点まで進む間の計数
値によつて、ピストンロツド1aの速度v1が算出
される。この速度v1は、被移動物を移動させる時
のピストンロツド1aの速度である。
そして、この速度v1がマイクロコンピユータ1
0のメモリ部に記憶され、同時に速度v1で前進す
るピストンロツド1aの設定停止位置X3に対す
る制動開始点がX2と推測される。
即ち、マイクロコンピユータ10のメモリ部に
予め記憶されており、ある速度で移動しているピ
ストンロツド1aが制動をかけた場合にどの程度
の距離で停止するかの応答性を示すピストンロツ
ド1aの挙動実験式により、速度v1で移動してい
るピストンロツド1aが停止するまでの応答性が
求められ、この値を設定停止位置X3から減算す
ることにより、制動開始点X2が推測される。
この制動開始点X2の位置にピストンロツド1
aが達すると、マイクロコンピユータ10から送
出される制動解除信号bがOFFとされて電磁弁
8が消磁され、電磁弁8が第1図の状態に復帰し
て空気源P2の圧力空気を制動機構2の制動側へ
導入し、エアシリンダ1のピストンロツド1aを
制動すると同時に、マイクロコンピユータ10か
らの前進信号a1をOFFとする。
これに伴い電磁弁3は第1図に示すノーマル状
態に復帰し、空気源P1からの圧力空気をスピー
ドコントローラ4,6を介してエアシリンダ1の
ヘツド側およびロツド側の両方に導入し、ピスト
ン1bを停止させる。このときの実際の停止位置
と設定停止位置X3との誤差もマイクロコンピユ
ータ10によつてカウンタ15の計数値から算出
され、メモリ部に記憶される。
次に、マイクロコンピユータ10から後退指令
信号a2が電磁弁3に、また、制動信号bが電磁弁
8にそれぞれ入力されると、電磁弁8のA位置へ
の切換えによつて制動機構2によるエアシリンダ
1への制動が解除されると同時に、電磁弁3が
A2の位置に切り換えられる。これにより空気源
P1の圧力空気はスピードコントローラ6、電磁
弁5を通してエアシリンダ1のロツド側に供給さ
れ、かつエアシリンダ1のヘツド側の空気はスピ
ードコントローラ4および電磁弁3を通して大気
に開放される結果、ピストンロツド1aは上記停
止位置から後退動作を開始する。
この後退動作に伴いリニアエンコーダ13およ
び波形整形器14により作られたパルス信号cが
カウンタ15に加えられると、カウンタ15はダ
ウンカウント動作し、エアシリンダ1の前記停止
位置までの移動量に相当する計数内容を順次ダウ
ンカウントする。この減算計数内容はマイクロコ
ンピユータ10に導入される。
そして、ピストンロツド1aが後退端に達する
と、マイクロコンピユータ10は後退指令信号a2
をOFFし、電磁弁3を第1図に示すノーマル位
置に復帰させて、エアシリンダ1のヘツド側およ
びロツド側の両方に空気源P1からの圧力空気を
導入すると同時に、電磁弁8への制動信号cを
OFFして、電磁弁8を第1図に示すノーマル位
置に復帰させ、空気源P2の圧力空気を制動側に
加えてエアシリンダ1のピストンロツド1aを制
動する。
また、ピストンロツド1aが後退端に達した時
点では、リミツトスイツチ16が動作し、その信
号eが原点パルス発生器17に導入されると、パ
ルス発生器17からはパルス信号fが送出されマ
イクロコンピユータ10に原点復帰信号として導
入される。これに基づいてマイクロコンピユータ
10はカウンタ15に対しクリヤー信号gを送出
してカウンタ15を0リセツトする。これは累積
誤差をなくすためであり、ピストンロツド1aが
原点復帰される毎に行なわれる。
このようにして、一回目はデータ取り運転が行
なわれる。
そして、1回目の動作時に算出された速度v1
よび設定停止位置X3と実際の停止位置との誤差
データを基にして、マイクロコンピユータ10は
予め記憶されているピストンロツド1aの挙動実
験式およびデータにより演算を実行し、減速位置
X1、減速速度v2、制動位置X2を求め、この値に
基づいて2回目のピストンロツド1aの動作を行
なわせる。
即ち、減速速度v2は、ピストンロツド1aに制
動をかけた場合に、設定停止位置X3に精度良く
停止できる程度の速度であり、その値は応答性を
関数とする実験式として、マイクロコンピユータ
10に予め記憶されている。この減速速度v2は、
デジタルフローコントロールバルブ7に配置され
ている複数のソレノイド開閉弁のうち一定個数を
開とすることにより制御される。
また、一定速度で移動しているピストンロツド
1aが、制動をかけた場合にどの程度の距離で停
止するかの応答性を示す実験式により求められた
理論上の設定停止位置X3と実際の停止位置とを
比較し、これにより、減速速度v2の理論上の応答
性を修正して、制動位置X2が求められる。
さらに、マイクロコンピユータ10には、一定
速度で移動しているピストンロツド1aが、デジ
タルフローコントロールバルブ7に配置されてい
る複数のソレノイド開閉弁のうち一定個数を開と
することにより、一定速度にまで減速するに必要
な距離で示される応答性の実験式も記憶されてお
り、この実験式により、ピストンロツド1aが速
度v1から減速速度v2まで減速されるまでの距離が
求められ、減速位置X1が求められる。
以下に、2回目のピストンロツド1aの動作を
説明する。
先ず、マイクロコンピユータ10から第1図の
ノーマル位置にある電磁弁3,8に、第2図に示
す如き前進信号a1および制動信号bがそれぞれ加
えられると、電磁弁8はAの位置に切り換わつて
ピストンロツド1aに対する制動を解除する。
これと同時に、電磁弁3がA1の位置に切り換
えられることによつてエアシリンダ1のヘツド側
に空気源P1からの圧力空気を供給し、ピストン
ロツド1aを第3図に示す如く速度v1で前進させ
る。この速度v1は、移動させる被移動物の重量等
の外的条件が変化しなければ、1回目の速度と同
じ速度である。
一方、この前進移動量はデジタル量としてカウ
ンタ15に計数され、その計数値が減速位置X1
に達すると、マイクロコンピユータ10からは電
磁弁5に対し第2図に示すタイミングで減速指令
信号hが送出され、電磁弁5をAの位置に切り換
える。
これによりエアシリンダ1のロツド側の空気
を、デジタルフローコントロールバルブ7および
電磁弁3を通して大気に開放すると同時に、減速
速度v2の値に対応してマイクロコンピユータ10
からデジタルフローコントロールバルブ7に制御
信号iが導入され、その制御信号iによりデジタ
ルフローコントロールバルブ7を動作させてロツ
ド側の排気流量を、ピストンロツド1aの前進速
度が速度v2となるように調節する。
次に、上記減速速度v2でピストンロツド1aが
さらに前進され、制動位置X2に達すると、すな
わちカウンタ15の計数値が制動位置X2に相当
する計数値になると、1回目の動作と同様マイク
ロコンピユータ10の制動信号bが第2図に示す
ようにOFFとされ、電磁弁8を直ちに第1図の
ノーマル状態に復帰させて制動機構2を動作さ
せ、ピストンロツド1aを制動すると同時に、マ
イクロコンピユータ10からの前進信号a1
OFFとする。これにより、ピストンロツド1a
は設定停止位置X3に対し一定の公差範囲をもつ
て停止され、位置決めされる。
そして、ピストンロツド1aの設定停止位置
X3での位置決め固定時間が経過すると、マイク
ロコンピユータ10から後退指令が出て、電磁弁
8は制動信号bがONとされることでAの位置に
切り換わり、空気源P2の圧力空気を制動機構2
の解除側に導入しピストンロツド1aの制動を解
除すると同時に、電磁弁3は第2図の後退信号a2
により第1図のA2位置に切り換わり、エアシリ
ンダ1のロツド側に空気源P1の圧力空気を導入
してピストンロツド1aを第3図に示すように停
止位置からほぼv1の速度で後退され、リミツトス
イチ16が動作される時点になると、ピストンロ
ツド1aの後退動作はストツプされ再び第1図の
状態に復帰されることになる。
3回目以降では、2回目の動作で停止位置が公
差内であつても、その誤差量に応じて誤差が0に
なるべく、ピストンロツド1aの応答性および誤
差から適正減速位置X1、適正制動位置X2を算出
し、常に停止位置精度を確保できるように制御さ
れるのである。
また、ピストンロツド1aの動作中、これに加
わる負荷あるいは使用圧力の変化は、ピストンロ
ツド1aの前進速度v1,v2の変化、停止位置の誤
差となつて表れるが、これらの変化および誤差が
0もしくは許容誤差内に入るように、マイクロコ
ンピユータ10により減速位置X1、減速速度v2
および制動位置X2を修正制御し、ピストンロツ
ド1aを外的条件の変化に左右されることなく設
定停止位置X3に位置決め制御する。
即ち、減速速度v2が遅い程、位置決め精度が良
くなるため、停止位置の誤差が許容誤差以上の場
合には、マイクロコンピユータ10により、デジ
タルフローコントロールバルブ7を絞り、減速速
度v2をさらに低速にし、マイクロコンピユータ1
0に記憶されている実験式から減速速度v2に対す
る応答性を求めて制動位置X2を求め、速度v1
ら減速速度v2になるまでの距離を実験式により求
めて減速位置X1を求め、この位置決めプロセス
で、ピストンロツド1aを制御する。
以上のように構成されたエアシリンダの位置決
め制御装置では、マイクロコンピユータ10に、
前回の動作におけるピストンロツド1aの移動速
度v1,v2および実際の停止位置のデータがフイー
ドバツク入力され、前回の動作におけるピストン
ロツド1aの移動速度v1,v2、減速位置X1、制
動位置X2のデータおよび実際の停止位置と設定
停止位置X3との誤差データに基づいて、予め記
憶されているピストンロツド1aの挙動実験式お
よびデータによる演算を実行し、ピストンロツド
1aの減速位置X1、減速速度v2および制動位置
X2を決定するので、ピストンロツド1aを、外
的条件の変化に左右されることなく、設定停止位
置X3に高精度にかつ容易に位置決め制御するこ
とができる。
また、従来のように手動にて種々の設定値を設
定する必要がなく、自動的に設定停止位置に近づ
けるように種々の設定値が設定されるため、位置
決め制御を、容易かつ高精度に行なうことができ
る。
さらに、ピストンロツド1aの減速を、複数個
のソレノイド操作開閉弁を並列に接続したデジタ
ルフローコントロールバルブ7を、マイクロコン
ピユータ10により制御することにより行なうた
め、減速速度v2を一定値に正確に制御することが
容易にでき、位置決め制御を、容易かつ高精度に
行なうことができる。
なお、第1図において、1点鎖線で示す如くカ
ウンタ15にデコーダ18を介して発光ダイオー
ド等からなる表示器19を接続すれば、カウンタ
15の計数内容、すなわちピストンロツド1aの
位置をデジタル表示することができる。また、マ
イクロコンピユータ10に表示ランプ20を接続
することにより、ピストンロツド1aの動作表示
もしくはその異常動作時の警報表示等を行なわせ
ることができる。
〔発明の効果〕
以上のように、この発明装置によれば、電磁
弁、デジタルフローコントロールバルブおよびス
ピードコントロールバルブ等を直接の駆動制御要
素とする制動機構付きのエアシリンダにおいて、
このエアシリンダ内のピストンロツドを設定位置
に位置決めするときの直接的な移動量をデジタル
量に変換してマイクロコンピユータにフイードバ
ツクさせ、これによりピストンロツドの位置決め
プロセスをピストンロツドに作用する負荷、圧
力、速度の変動条件に適応制御するようにしたの
で、常にピストンロツドを設定停止位置に高精度
かつ容易に位置決めすることでき、また、ピスト
ンロツドの位置決めプロセスである減速位置、減
速速度および制動位置のタイミング指令をマイク
ロコンピユータで行なうため、一点での停止制御
に限られず往復多点の位置決め制御を容易にでき
るほか、ピストンロツドの位置決めプロセスの変
更も容易で汎用性もあるなどの効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明にかかるエアシリンダの位置
決め制御装置の一例を示すブロツク図である。第
2図はこの発明装置によるエアシリンダへのタイ
ミング指令信号を示すタイムチヤートである。第
3図は第2図のタイムチヤートに基づいて動作さ
れるピストンロツドの動作説明図である。 〔主要な部分の符号の説明〕、1……エアシリ
ンダ、2……制動機構、3……エアシリンダ往復
動用の電磁弁、4,6……スピードコントロー
ラ、5……減速用の電磁弁、7……デジタルフロ
ーコントロールバルブ、8……制動用の電磁弁、
10……マイクロコンピユータ、11……デジス
イツチ、12……操作スイツチ、13……リニア
エンコーダ、14……波形整形器、15……カウ
ンタ、16……リミツトスイツチ、17……原点
パルス発生器。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 制動機構を備えたエアシリンダと、このエア
    シリンダのエア駆動制御回路と、上記エアシリン
    ダ内のピストンロツドの移動量をデジタル量に変
    換するリニアエンコーダとを備えてなり、フイー
    ドバツクされた上記ピストンロツドの動作に関す
    るデータにより、上記ピストンロツドの動作を制
    御するエアシリンダの位置決め制御装置におい
    て、上記ピストンロツドを前進、減速、制動、停
    止の位置決めプロセスで動作させる電磁弁、スピ
    ードコントローラ、デジタルフローコントロール
    バルブ等から構成したエア駆動制御回路と、上記
    ピストンロツドの設定停止位置情報を入力する入
    力手段と、この入力手段からのデータが入力され
    るとともに、前回の動作における上記ピストンロ
    ツドの移動速度および実際の停止位置のデータが
    フイードバツク入力され、前回の動作における上
    記ピストンロツドの移動速度、減速位置、制動位
    置のデータおよび実際の停止位置と設定停止位置
    との誤差データに基づいて、予め記憶されている
    上記ピストンロツドの挙動実験式およびデータに
    よる演算を実行し、上記ピストンロツドの減速位
    置、減速速度および制動位置を決定し、上記エア
    駆動制御回路の電磁弁、デジタルフローコントロ
    ールバルブに対し指令信号を送出して上記ピスト
    ンロツドをその変動条件に適応させて制動制御を
    行なうマイクロコンピユータとを備えてなること
    を特徴とするエアシリンダの位置決め制御装置。
JP16457679A 1979-12-17 1979-12-17 Position controlling device of air cylinder Granted JPS5686202A (en)

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