JPH0210267Y2 - - Google Patents

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JPH0210267Y2
JPH0210267Y2 JP3725385U JP3725385U JPH0210267Y2 JP H0210267 Y2 JPH0210267 Y2 JP H0210267Y2 JP 3725385 U JP3725385 U JP 3725385U JP 3725385 U JP3725385 U JP 3725385U JP H0210267 Y2 JPH0210267 Y2 JP H0210267Y2
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JP
Japan
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spark plug
holder
insertion pipe
plug insertion
cylinder head
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JP3725385U
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JPS61152737U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 A 考案の目的 (1) 産業上の利用分野 本考案は内燃機関において、点火プラグを挿入
するための点火プラグ挿入パイプの取付装置に関
するものである。
(2) 従来の技術 従来OHC型内燃機関において、点火プラグは
シリンダヘツドとその上のカムケースとにわたつ
て形成されるプラグ挿入孔に挿入されてシリンダ
ヘツドに固着される(実公昭52−12014号公報参
照)。
(3) 考案が解決しようとする問題点 ところでシリンダヘツド上には、カムケースお
よびヘツドカバーによつて動弁機構を収容するた
めの動弁室が形成されるが前記動弁室を貫通して
点火プラグをシリンダヘツドに取付けるために
は、該点火プラグの周囲を、潤滑油の存在する動
弁室より油密にシールする必要がある。
そこで本出願人は動弁室内に点火プラグ挿入パ
イプを挿入して該パイプをシリンダヘツドとヘツ
ドカバーとにシール部材を介して取付け、点火プ
ラグの周囲を動弁室より油密にシールするように
したもの(例えば実願昭58−150464号)を提案し
ている。
ところがヘツドカバーは通常シールラバーを介
してシリンダヘツド上にフローテイングマウント
されているので、シリンダヘツドとヘツドカバー
間の相対的な位置精度が出しずらく、これに点火
プラグ挿入パイプ自体の公差、その取付誤差が累
積してヘツドカバーと点火プラグ挿入パイプ間の
シール締代にばらつきが生じてそのシール性に問
題があり、また点火プラグ挿入パイプがヘツドカ
バーに対して傾斜して設けられる場合には、ヘツ
ドカバーの締付け方向と、ヘツドカバーと点火プ
ラグ挿入パイプ間のシール部材のシール面圧方向
とが一致せず、均一なシール面圧が得られなくな
るという問題もある。
そこで本考案は前記問題点をすべて解決できる
ようにした、構成簡単な内燃機関における点火プ
ラグ挿入パイプ取付装置を提供することを目的と
するものである。
B 考案の構成 (1) 問題点を解決するための手段 そして上記目的を達成するために本考案は、シ
リンダヘツドと、これに着脱可能に被着したヘツ
ドカバーとの間に動弁室を画成し、この動弁室
に、ロアーホルダとアツパホルダとよりなる分割
型カムホルダを配設し、そのカムホルダを以て動
弁カム軸を回転自在に支承してなる内燃機関にお
いて、前記シリンダヘツドに形成された底部には
点火プラグが螺挿された下部取付孔に、点火プラ
グを挿入するための点火プラグ挿入パイプの下端
をシール部材を介して取付け、その挿入パイプの
上端を、前記アツパホルダに穿設した上部取付孔
にシール部材を介して取付け、前記アツパホルダ
上面の、上部取付孔の周辺部と、前記ヘツドカバ
ーとの対向面間にシール部材を介装したことを特
徴とする。
(2) 作用 上記3つのシール部材は互いに協働して点火プ
ラグ挿入パイプを動弁室に対して油密にシールす
る。しかもその点火プラグ挿入パイプは、相対的
位置精度の高いシリンダヘツド及びカムホルダ間
に支障なく取付けられるから、各シール部材のシ
ール締代のばらつきが少なくなる。さらに点火プ
ラグ挿入パイプがヘツドカバーに対して傾斜して
設けられた場合でも、各シール部材にはそれらの
シール面圧の方向と異なる方向の外力が作用する
虞れはなくなる。
(3) 実施例 以下、図面により本考案をSOHC型多気筒内燃
機関に実施した場合の実施例について説明する。
多気筒内燃機関の機関本体Eは、シリンダブロ
ツク1と、その上にガスケツトを介して複数本の
連結ボルト6により重合結着されるシリンダヘツ
ド2とを備え、該シリンダヘツド2上には、シー
ルラバー5を介してカムケース3を一体に形成し
たヘツドカバー4がシールラバー5を介して固着
され、前記シリンダヘツド2とヘツドカバー4に
よつて動弁室Cが画成される。
前記シリンダヘツド2は吸気および排気が一方
向に流れる所謂クロスフロー型であつてシリンダ
ブロツク1のシリンダ内のピストンPの頂面に対
面する燃焼室には、吸気ポート7と排気ポート8
が連通される。シリンダヘツド2には、前記吸気
ポート7を開閉する吸気弁9と、前記排気ポート
8を開閉する排気弁10とがV字状に配設され、
それら吸、排気弁9,10は弁ばね11,12に
よつて閉じ方向に偏倚される。
シリンダヘツド2上において動弁室C内には動
弁カム軸13を回転自在に支承する分割型カムホ
ルダHが設けられる。このカムホルダHは、シリ
ンダヘツド2の長手方向に間隔を存して並設され
る複数のロアーホルダ14と、これら複数のロア
ーホルダ14上に跨つて重合される一個のアツパ
ホルダ15とよりなり、複数のロアーホルダ14
と一個のアツパホルダ15とはそれらを上方より
貫通する複数本の固着ボルト16を以てシリンダ
ヘツド2に一体に固着される。カムホルダHに
は、ロアーホルダ14とアツパホルダ15とに跨
つて複数の軸受孔17が形成され、これらの軸受
孔17に軸受メタル18を介して動弁カム軸13
が回転自在に支承される。
前記動弁カム軸13の直下において、シリンダ
ヘツド2の上面には半円状の軸受面19が形成さ
れ、この軸受面19上に、前記動弁カム軸13と
平行なロツカアーム軸20が支承され、このロツ
カアーム軸20は、複数本のボルト21を以てシ
リンダヘツド2に固着される。前記複数のロアー
ホルダ14の下面には、凹部22が形成され、該
凹部22内に前記ロツカアーム軸20が収容され
る。ロツカアーム軸20には、吸、排気側ロツカ
アーム23,24が揺動自在に軸支される。吸気
側ロツカアーム23の一方の端部は、動弁カム軸
13上の吸気カム25に当接され、またその他方
の端部は吸気弁9のステム上端に当接される。ま
た排気側ロツカアーム24の他方の端部は動弁カ
ム軸13上の排気カム26に当接され、またその
他方の端部は排気弁10のステム上端に当接され
る。
機関の運転により動弁カム軸13が回転されれ
ば通常のように吸、排気カム25,26の回転に
より吸、排気側ロツカアーム23,24は上下に
揺動し、弁ばね11,12と協働して吸、排気弁
9,10を所定のタイミングを以て開閉作動す
る。
吸、排気弁9,10間において、シリンダヘツ
ド2の上面には下部取付孔28が凹設されてお
り、この下部取付孔28の底部には、電極を燃焼
室に臨ませた点火プラグ27が螺挿される。また
その点火プラグ27の上部を囲繞する、下部取付
孔28の内周面には、点火プラグ挿入パイプ29
の下端がOリング30を介して嵌合支持される。
この場合前記パイプ29の下端は下部取付孔28
に螺着してもよい。前記点火プラグ挿入パイプ2
9は、シリンダ軸線L−Lに対してシリンダヘツ
ド2上を傾斜して上方に延びており、その上端
は、前記分割型カムホルダHのアツパホルダ15
から側方に延びる延長壁15aに穿設した上部取
付孔31にOリング32を介して嵌合支持され
る。
ところで一般にカムホルダHは、動弁カム軸1
3の取付精度を高く確保するために、シリンダヘ
ツド2に対する相対的取付位置は高精度に設定さ
れているので、前述のようにシリンダヘツド2と
カムホルダH間に点火プラグ挿入パイプ29を取
付けることにより該点火プラグ挿入パイプ29の
取付位置精度も高くすることが可能となり、その
結果点火プラグ挿入パイプ29の、シリンダヘツ
ド2およびカムホルダHに対するシール締代l1
l2の寸法精度が高められる。
前記点火プラグ挿入パイプ29の開口上端は前
記ヘツドカバー4に開口した挿入孔33に連通さ
れ、この挿入孔33を通して点火プラグ27が該
挿入パイプ29内に挿入され、シリンダヘツド2
に螺着される。アツパホルダ15の延長壁15a
上面の、上部取付孔31周囲と、ヘツドカバー4
との接合面にはシールラバー34が介装される。
また点火プラグ挿入パイプ29がシリンダ軸線
L−Lに対して傾斜してシリンダヘツド2とアツ
パホルダ15とに取付けられ、該パイプ29の、
軸線とヘツドカバー4の締付方向とが一致しなく
ても、前記点火プラグ挿入パイプ29をシールす
るためのシール部材には、それらのシール面圧の
方向と一致しない方向の外力が作用することがな
い。
C 考案の効果 以上のように本考案によれば、シリンダヘツド
と、これに着脱可能に被着したヘツドカバーとの
間に動弁室を画成し、この動弁室に、ロアーホル
ダとアツパホルダとよりなる分割型カムホルダを
配設し、そのカムホルダを以て動弁カム軸を回転
自在に支承してなる内燃機関において、前記シリ
ンダヘツドに形成され底部には点火プラグが螺挿
された下部取付孔に、点火プラグを挿入するため
の点火プラグ挿入パイプの下端をシール部材を介
して取付け、その挿入パイプの上端を、前記アツ
パホルダに穿設した上部取付孔にシール部材を介
して取付け、前記アツパホルダ上面の、上部取付
孔の周辺部と、前記ヘツドカバーとの対向面間に
シール部材を介装したので、上記3つのシール部
材の協働により点火プラグ挿入パイプを動弁室に
対して油密にシールすることができ、しかもその
点火プラグ挿入パイプは、相対的位置精度の高い
シリンダヘツド及びカムホルダ間に支障なく取付
けられて、各シール部材のシール締代のばらつき
を少なくすることができ、さらに点火プラグ挿入
パイプがヘツドカバーに対して傾斜して設けられ
ても、各シール部材にはそれらのシール面圧の方
向と異なる方向の外力が作用する虞れはなくな
り、以上の結果、各シール部材による点火プラグ
挿入パイプ内、外間のシール効果を常に的確に発
揮させることができるものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すもので、第1図
は、ヘツドカバーを除いた機関本体上部の平面
図、第2図は、第1図−線断面図、第3図は
第2図−線に沿う部分図である。 2……シリンダヘツド、13……動弁カム軸、
14……ロアーホルダ、15……アツパホルダ、
27……点火プラグ、28……下部取付孔、29
……点火プラグ挿入パイプ、30,32……シー
ル部材としてのOリング、31……上部取付孔、
33……挿入孔、34……シール部材としてのシ
ールラバー。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) シリンダヘツド2と、これに着脱可能に被着
    したヘツドカバー4との間に動弁室Cを画成
    し、この動弁室Cに、ロアーホルダ14とアツ
    パホルダ15とよりなる分割型カムホルダHを
    配設し、そのカムホルダHを以て動弁カム軸1
    3を回転自在に支承してなる内燃機関におい
    て、前記シリンダヘツド2に形成され底部には
    点火プラグ27が螺挿された下部取付孔28
    に、点火プラグ27を挿入するための点火プラ
    グ挿入パイプ29の下端をシール部材30を介
    して取付け、その挿入パイプ29の上端を、前
    記アツパホルダ15に穿設した上部取付孔31
    にシール部材32を介して取付け、前記アツパ
    ホルダ15上面の、上部取付孔31の周辺部
    と、前記ヘツドカバー4との対向面間にシール
    部材34を介装したことを特徴とする、内燃機
    関における点火プラグ挿入パイプ取付装置。 (2) 前記実用新案登録請求の範囲第(1)項記載の、
    内燃機関における点火プラグ挿入パイプ取付装
    置において、前記内燃機関は多気筒であつて、
    前記分割型カムホルダHは複数のロアーホルダ
    14と1つのアツパホルダ15とよりなる、内
    燃機関における点火プラグ挿入パイプ取付装
    置。 (3) 前記実用新案登録請求の範囲第(1)項記載の、
    内燃機関における点火プラグ挿入パイプ取付装
    置において、前記ヘツドカバー4には、前記点
    火プラグ挿入パイプ29の開口上端に対応して
    挿入孔33を開口してなる、内燃機関における
    点火プラグ挿入パイプ取付装置。
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