JPH02102521A - リン含有結晶薄膜の製造法 - Google Patents

リン含有結晶薄膜の製造法

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JPH02102521A
JPH02102521A JP25486888A JP25486888A JPH02102521A JP H02102521 A JPH02102521 A JP H02102521A JP 25486888 A JP25486888 A JP 25486888A JP 25486888 A JP25486888 A JP 25486888A JP H02102521 A JPH02102521 A JP H02102521A
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JP
Japan
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thin film
phosphorus
crystalline thin
compound
organic
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JP25486888A
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Takumi Tsunoda
巧 角田
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Ube Corp
Original Assignee
Ube Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は有機リン化合物を用いるリン含有結晶薄膜の製
造法に関する。
本発明で得られるリン含有結晶薄膜は、光変調素子等の
用途に使用される。
(従来技術及びその問題点) 従来、リン含有結晶薄膜の製造法としては、ホスフィン
(PH3)ガスの蒸気を熱分解炉内に送り加熱された基
板上で熱分解・蒸着させる、しνわゆる有機全屈化学的
気相蒸着法(Metal OrganicChemic
al Vapor DepositionHMOCVD
法)が知られている。
しかしながらホスフィンガスは常温で気体であり、しか
も猛毒性であることから、安全的取扱いあるいは排ガス
処理の対策等の配慮を十分行う必要がある。そこでこの
ホスフィンの代替化合物として、低毒性でしかも常温で
液体である有機リン化合物を使用することが検討されて
いる。この有機リン化合物として、例えば、Appl、
Phys、Lett、。
4B (22) 、 1531 (1986)には、ト
リメチルホスフィン((CHz)s p)等のトリアル
キルホスフィン化合物、またはRPH,タイプでRとし
てイソブチル基あるいはtert、−ブチル基を有する
リン化合物が検討されている。トリアルキルホスフィン
化合物はアルキル基とリン(P)との結合が熱により切
れ難く、このためリン含有結晶薄膜の成長時に炭素の取
り込みが多(みられ良質の薄膜が得られ難い。一方、R
PH,タイプでRとしてイソブチル基あるいはtert
、−ブチル基を有するリン化合物の場合には、トリアル
キルホスフィン化合物と比較してイソブチル基あるいは
ter t、−ブチル基の炭素とリン(P)との結合が
熱により切れ易くなり炭素の取り込みは減少するものの
、未だ得られる薄膜の膜質は十分ではなく、ホスフィン
(PH。
)に代わる新たなリン原料の開発が望まれている。
(問題点を解決するための技術的手段)本発明者等は種
々検討を行った結果、前記問題点を解決した薄膜の製造
法を見出した。
本発明は、リン含有結晶薄膜の形成に際し、リンの原料
化合物として、−C式、 (式中、nは1.2又は3であり、R1、RZ及びR3
は、それぞれ、水素原子又は炭素数1〜3のアルキル基
を示し、R1とR2あるいはRzとR3で環を形成する
ことができる。)で表される有機リン化合物を用いる、
リン含有結晶薄膜の製造法である。
本発明で使用される有機リン化合物の具体例としては、
アリルホスフィン、ジアリルホスフィン、トリアリルホ
スフィン、クロチルホスフィン、(2−シクロヘキセン
−1−イル)ホスフィンが挙げられる。
上記の有機リン化合物はそれ自体公知の方法によって調
製することができる0例えば、アリルホスフィンは、C
hem、 Ber、  91.1583 (1958)
に記載の方法に従い、ジエチルアリルホスホナートを還
元した後に、還元生成物を蒸留などによって精製するこ
とによって、高純度のものを得ることができる。また、
トリアリルホスフィンは、アリルマグネシウムクロライ
ドと三塩化リンとの反応によって調製することができる
なお、本発明で使用されるを機リン化合物の中で、nが
1又は2の化合物は空気中で酸化されやすいため、不活
性ガス雰囲気中で保存あるいは取り扱う必要がある。
本発明により得られるリン含有結晶薄膜の種類について
は、特に限定されないが、In−P、 Ga−P、Ga
−As−In−P等の結晶薄膜を好適に挙げることがで
きる。
本発明の製法を、MOCVI)法による1n−P結晶薄
膜の製造を例にとって説明するが、これ以外の組成の結
晶薄膜についても以下の記載に基づいて当業者が容易に
調製することができる。
有機リン化合物及びトリメチルインジウムのような有機
インジウム化合物をそれぞれ供給用容器に充填し、供給
用容器の温度コントロールと、キャリアーガス流量の制
御により、有機リン化合物及び有機インジウム化合物の
供給量を調節しながら基板が配設された分解炉内に導入
させ、加熱された基板上へ熱分解、薄着させることによ
り、In−P結晶薄膜を製造することができる。
有機リン化合物及び有機インジウム化合物がそれぞれ充
填された供給用容器は、化合物の種類によって0〜10
0℃の範囲内の温度に適宜調節される。
有機リン化合物及び有機インジウム化合物のキャリアー
ガスとしてはアルゴン、窒素、水素のような不活性ガス
が使用される。キャリアーガスの流量は通常1〜500
d/分であり、有機金属化合物の供給量によって適宜調
整される。
上記の供給用容器の温度及びキャリアーガスの流量は、
供給されるP/Inの原子比が1〜50の範囲内の所望
の値になるように、設定される。
?l0CVD炉内に供給される全ガス量は一般に2〜5
1!/分である。
基板としてはIn−PあるいはGa−Asが使用され、
基板温度は通常150〜800℃、好ましくは200〜
600°Cに調節される。
(実施例) 以下に実施例を示し本発明を更に詳しく説明する。
実施例1 トリメチルインジウムが充填されたステンレス製ボンベ
を30“Cに調節し、またアリルホスフィンのボンベを
0°Cに保持した。精製水素をキャリアーガスとして用
い、P/In比をおよそ20とし、熱分解炉内の全ガス
流量を2.Off/分として、450°Cに加熱された
In−P基板が収容された上記炉内に導入して、In−
P結晶薄膜を成長させた。
基板上に成長した膜厚2μmのIn−P結晶の表面は鏡
面となっていた。また300Kにおけるホール効果の測
定では、このIn−P結晶はnクイブであり、キャリア
ー濃度は9. OX 10 ”cm−’、移動度は44
00cm” /V sであった。
実施例2 アリルホスフィンに代えてトリアリルホスフィンを使用
し、トリメチルインジウムのボンベ温度を15°Cとし
、トリアリルホスフィンのボンベ温度を60°Cとし、
さらに基板温度を500”Cに変えた以外は実施例1と
同様の方法を繰り返した。
得られたIn−P結晶の300Kにおけるキャリアー濃
度及び移動度はそれぞれ1. OX 10 ”c+r’
及び3500cm” /V sであった。
実施例3 アリルホスフィンに代えてクロチルホスフィンを使用し
、トリメチルインジウム及びクロチルホスフィンが充填
されたボンベの温度をそれぞれ20°Cとした以外は実
施例1と同様の方法を繰り返した。
得られたIn−P結晶の300Kにおけるキャリアー濃
度及び移動度はそれぞれ1. OX 10 ”cl’及
び3500cm” / V sであった。
(発明の効果) 本発明によれば、以下に述べるような優れた効果が奏さ
れる。
本発明でに使用される有11Jン化合物は、炭素とリン
との結合が熱により解離しやすいため、公知の有機リン
化合物を使用するリン含有結晶薄膜の製造法に比較して
、低い基板温度で結晶の成長が可能であり、またより高
い品質の結晶薄膜を調製することができる。
さらに、本発明によれば、使用される有機リン化合物は
毒性が低いため、毒性のあるホスフィンガスを使用する
リン含有結晶薄膜の製法に比較しで、安全に結晶薄膜を
調製することができる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 リン含有結晶薄膜の形成に際し、リンの原料化合物とし
    て、一般式、 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、nは1、2又は3であり、R^1、R^2及び
    R^3は、それぞれ、水素原子又は炭素数1〜3のアル
    キル基を示し、R^1とR^2あるいはR^2とR^3
    で環を形成することができる。)で表される有機リン化
    合物を用いることを特徴とするリン含有結晶薄膜の製造
    法。
JP25486888A 1988-10-12 1988-10-12 リン含有結晶薄膜の製造法 Pending JPH02102521A (ja)

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