JPH02102336A - エンジンの燃料制御装置 - Google Patents

エンジンの燃料制御装置

Info

Publication number
JPH02102336A
JPH02102336A JP25472888A JP25472888A JPH02102336A JP H02102336 A JPH02102336 A JP H02102336A JP 25472888 A JP25472888 A JP 25472888A JP 25472888 A JP25472888 A JP 25472888A JP H02102336 A JPH02102336 A JP H02102336A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
acceleration
fuel
engine
air
fuel ratio
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP25472888A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2512789B2 (ja
Inventor
Junichi Ishii
潤市 石井
Matsuo Amano
松男 天野
Nobuo Sato
信夫 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP63254728A priority Critical patent/JP2512789B2/ja
Publication of JPH02102336A publication Critical patent/JPH02102336A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2512789B2 publication Critical patent/JP2512789B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は自動車用エンジン制御に係り、特に加減速時の
燃料制御に好適なエンジンの制御装置に関する。
〔従来の技術〕
従来の空燃比制御装置は、例えば特開昭6021942
8号に記載のように、加速時等には急激な空気量増量の
補償として加速が検出された時点でエンジンの回転に同
期しない割込み噴射を行うがその燃料増量は加速の状態
に合わせて予め設定された量が噴射される。
〔発明が解決しようとする問題点〕
従来の技術では加速燃料供給量が予め決定されていた。
このため製造時のばらつきや製造後の経時変化により最
適値からはずれたとしてもこれを修正することができな
かった。そのため、ドライバーの要求に十分に対応でき
なかった。
具体的には、例えば滑らかな加速特性が得られないとか
、あるいはドライバの要求した加速特性よりトルクの発
生が少なかったり、あるいはトルクが出すぎるなど、ド
ライバの要求特性からエンジンの特性が外れる問題があ
った。
本発明の目的は最適な加速特性を発生するエンジン制御
装置を提供することである。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的を達成するため、第1の発明では加速燃料供給
量を決める加速テーブルを設けると共に、加速燃料供給
による排気ガスの状態により上記加速テーブルのデータ
を修正する。これにより製造時のばらつきやその後の経
時変化を補正できる。
第2の発明では加速テーブルのデータとドライバーの意
図により燃料供給量を決定することである。これにより
ドライバーの意図に応じた加速特性が得られる。
第3の発明では加速テーブルのデータと運転環境を示す
データとに基づいて加速燃料供給量を決定する。これに
より最適な加速特性が得られる。
〔作用〕
第1の発明では加速燃料供給量の加工法か排気ガスの状
態より検知でき、これにより加速燃料量を決める加速デ
ータを修正でき、加速燃料供給量を適正にできる。
第2の発明ではドライバーの意図により、例えば加速時
に急激なトルクの発生を希望する場合と滑らかなトルク
の発生を希望する場合とで加速特性を変えることができ
、ドライバーの希望に応じた制御特性が得られる。
第3の発明では運転環境、例えば駐車場と高速道路とが
加速特性を変えることができ、運転性能が向上する。
〔実施例〕
以下、図を用いて実施例を説明する。
第2図はエンジンの制御系全体を概括的に示した一部断
面図で、吸入空気はエアクリーナ2.スロットルチャン
バ4.吸気管6を通り、シリンダ8の中に供給される。
シリンダ8内で燃料したガスは排気管10を通り大気中
へ排出される。
スロットルチャンバ4には、燃料を噴射するためのイン
ジェクタ12が設けられており、このインジェクタ12
から噴射した燃料はスロットルチャンバ4の空気通路内
で霧化され、吸入空気と混合して混合気を形成し、この
混合気は吸気管6を通って、吸気弁20の開弁により、
シリンダ8の燃焼室へ供給される6 インジェクタ12の出口近傍には絞り弁14が設けられ
ている。絞り弁14は、アクセルペダルと機械的に連動
するように構成され、運転者により駆動される。尚イン
ジェクタ12を絞り弁14の上流に設けてもよい。また
絞り弁14はアクセルペダルの操作量に応じ電気的に開
弁させてもよしXI+ スロットルチャンバ4に絞り弁14の上流には空気通路
22が設けられ、この空気通路22には電気発熱体から
なる熱式空気流量計などからなる空気景センサ24が配
置され、空気流速に応じて変化する電気信号AFを出力
する。この発熱体(ホットワイヤ)からなるセンサ24
はバイパス空気通路22内に設けられているので、シリ
ンダ8からのバツクファイヤ時に生じる高温ガスから保
護されると共に、吸入空気中のごみなどによって汚染さ
れることからも保護される。このバイパス空気通路22
の出口はベンチュリの最狭部近傍に開口され、その入口
はベンチュリの上流側に開目されている。
インジェクタ12には、燃料タンク30からフューエル
ポンプ32を介して加圧された燃料が常時供給され、制
御回路60からの噴射信号がインジェクタ12に与えら
れたとき、インジェクタ12から吸気管6の中に燃料が
噴射される。
吸気弁20から吸入された混合気はピストン50により
圧縮され、点火プラグ(図示してない)によるスパーク
により燃焼し、この燃焼は運動エネルギに変換される。
シリンダ8は冷却水54により冷却される。この冷却水
の温度は水温センサ56により計測され、この計測値T
Wはエンジン温度として利用される。
排気管10の集合部には、吸入混合気の空燃比A / 
F (Air Fuel Ratio)に基づくアナロ
グ電圧を出力する空燃比センサ142(A/Fセンサ)
が取り付けられている。
また、図示しないクランク軸にはエンジンの回転数に応
じて基準クランク角度毎に例えば6気筒では120度毎
に、4気筒では180度毎に基準角度信号を出力し、ま
たポジション信号を出力するクランク角センサが設けら
れている。
このクランク角センサの出力、水温センサ56の出力信
号TW、A/Fセンサ142の出力信号及びセンサ24
からの電気信号AFはマイクロコンピュータやメモリな
どからなる制御回路60に入り、インジェクタ12や点
火装置62を制御する入力となる。
更に、スロットルチャンバ4には絞り弁14を迂回する
バイパス26が設けられ、このバイパス26には開閉制
御されるバイパスバルブ6]が設けられている。
このバイパスバルブ61は絞り弁14を迂回して設けら
れたバイパス26に設けられ、パルス電流によって開閉
制御され、そのリフト量によりバスパス26の断面積を
変更するもので、このリフト量は制御回路60の出力に
よって駆動部が駆動され制御される。即ち、制御回路6
0によって駆動部の制御のため開閉周期信号が発生され
、駆動部はこの開閉周期信号によってバスパスバルブ6
1のリフト量を調節する。
従って、第2図ではインジェクタ12を制御して、空燃
比(A/F)の制御と燃料増量及び減量制御とを行い、
バイパスバルブ61とインジェクタ12によりアイドル
時のエンジン回転速度制御(ISC)を行うことができ
る。
第3図はマイクロコンピュータを用いた制御回路60の
全体構成図およびその周辺のセンサとアクチエータとの
接続を示す図で、セントラル・プロセッシング・ユニッ
ト(以下、CPUと記す。)とリード・オンリ・メモリ
(以下、ROMと記す。)とランダム・アクセス・メモ
リ(以下、RAMと記す。)と入出力回路108とから
構成されている。上記CPtJ 102はROM104
内に記憶された各種のプログラムにより、入出力回路1
08からの入力データを演算し、その演算結果を再び入
出力回路108へ戻す。これらの演算に必要な中間的な
記憶はRAM 106を使用する。CPU102、RO
M104.RAM106、入出力回路108間の各種デ
ータのやり取りはデータ・バスとコントロール・バスと
アドレス・バスから成るバス・ライン110によって行
われる。
入出力回路108には第1のアナログ・デジタル・コン
バータ122(以下、ADClと記す。)と第2のアナ
ログ・デジタル・コンバータ124(以下、ADC2と
記す。)と角度信号処理回路126と1ビツト情報を入
出力するためのディスクリート入出力回路128(以下
、DIOと記す。)との入力手段を持つ。
ADClにはバッテリ電圧検出センサ132(以下、V
BSと記す。)と空燃比センサ142(以下、A/FS
と記す。)との出力がマルチ・プレクサ162(以下、
MPXと記す。)に加えられ、MPX162により、こ
の内の1つを選択してアナログ・デジタル・変換回路1
64(以下、ADCと記す。)へ入力する。ADC16
4の出力であるデジタル値はレジスタ166(以下、R
EGと記す。)ヘセットされる。
角度センサ146(以下、ANGLSと記す。)からは
基準クランク角、例えば18o°クランク角(4気筒の
場合)を示す信号(REFと記す。)と微少角、例えば
1度クランク角を示す信号(以下、POSと記す。)と
が出力され、角度信号処理回路126へ加えられ、ここ
で波形整形される。
DI0128には絞り弁14が全開位置に戻っていると
きに動作するアイドル・スイッチ148(以下、IDL
E−8Wと記す。)とトップ・ギア・スイッチ150(
以下、TOP−8Wと記す。)とスタータ・スイッチ(
以下、5TART−8Wと記す。)とが入力される。
次にCPUの演算結果に基づくパルス出力回路及び制御
対象について説明する。インジェクタ制御回路1134
(以下、INJCと記す。)は演算結果のデジタル値を
パルス出力に変換する回路である。従って燃料噴射量に
相当したパルス幅を有するパルスINJがINJCll
、34で作られ、ANDゲート1136を介してインジ
ェクタ12へ印加される。
点火パルス発生回路11.38(以下、IGNCと記す
。)は点火時期をセットするレジスタ(以下、ADVと
記す。)と点火コイルの一次電流通電開始時間をセット
するレジスタ(以下、I)WLと記す。)とを有し、C
PUよりこれらのデータがセットされる。セットされた
データに基づいてパルスIGNを発生し、点火コイルに
一次電流を供給するための増幅器62へのANDゲート
1140を介してこのパルスIGNを加える。
バイパスバルブ61の開弁率は制御回路(以下、rsc
cと記す。)1142からANDゲート1144を介し
て加えられるパルスISCによって制御される。l5C
C1142はパルス幅をセットするレジスタl5CDと
パルス周期をセットするレジスタI SCPを持ってい
る。
また、1ビツトの入出力信号は回路DI012gにより
制御される。入力信号としてはIDLE−8W信号、5
TART−8W信号、TOP−8W信号がある。また、
出力信号としては燃料ポンプを駆動するためのパルス出
力信号がある。このDIOは端子を入力端子として使用
するかを決定するためのレジスタDDR192と、出力
データをラッチするためのレジスタDOUT194とが
設けられている。
モードレジスタ1160は入出力回路108内部の色々
な状態を指令する命令を保持するレジスタ(以下、MO
Dと記す。)であり、例えばこのモードレジスタ116
0に命令セットすることによりANDゲート1136,
1140,1144゜1156をすべて動作状態にさせ
たり、不動作状態にさせたりする。このようにMODレ
ジスタ1160に命令をセットすることにより、INJ
CやIGNC,l5CCの出力の停止や起動を制御でき
る。
DI0128にはフューエルポンプ32を制御するため
の信号DIOLが出力される。
第2図及び第3図で示した制御システムでは。
インジェクタ12による燃料の噴射がエンジンの回転に
同期して周期的に断続して行われ、燃料噴射量の制御は
、1回の噴射動作におけるインジェクタ12の開弁時間
、つまり燃料噴射時間T、の制御によって行われる。
そこで、本発明の実施例では、このTI を次のように
定めている。
T+=Kret−Tp ・(1+β) ・COE F 
+ T s・・・(1) Tp=に−Qa/N           ・・’(2
)Kref=1/λ ここで、 k:インジェクタによって決まる係数 Qa:吸入空気量 N:エンジン回転数 TP:基本燃料噴射時間 β:制御量 C0EF:各種補正係数の和 Ts:バッテリ電圧補正時間 K r e Z :設定空燃比係数 λ:空気過剰係数 すなわち、吸入空気量Q&とエンジン回転数Nから(2
)式により基本燃料噴射時間Tp を演算し、設定空燃
比係数K lei を掛けて、はぼ目標空燃比となるよ
うな燃料噴射時間にする。また空燃比センサによるフィ
ードバック制御量βにより目標空燃比となるような燃料
噴射時間TIとする。開ループ制御の場合はβ=1.0
である。
ここで、フィードバック制御は、比例・積分・微分動作
が一般的に知られているが、空燃比センサを使用した自
動車のフィードバック制御においても、比例・積分・微
分動作(PID制御)で精密な空燃比制御が行われる。
そこで、マイクロコンピュータを使った操作量βの演算
は、エンジンのむだ時間や時定数及びサンプリング周期
を考慮すると、エンジン1回転毎に回転周期で行なうこ
とがよい。この操作量βを差分方程式で表現すると次式
となる。
β=Kp−e、+Σに+−en+Ka’(en  en
−1)・・(3) (A/F)I:5番目の時点の空燃比 (A/ F) OB :目標空燃比 ここで、KP :比例ゲイン に1 :積分ゲイン Kd :微分ゲイン eI :偏差(e 1= (A / F )+(A /
 F )OR) 第4図は加速時の燃料噴射と空燃比変化を示す。
定常走行状態でアクセルペダルを踏むことにより絞弁が
開き、加速状態になる。θTHは絞り弁開度である。燃
料噴射は通常ポジション信号(b)に同期した定常噴射
量が(1)式に従って演算されこれにより燃料が噴射さ
れる。ここで加速の場合には割込み噴射を行う。これは
空気流量に対して燃料系の制御が遅れるため、定常噴射
に対して非同期な割込み噴射を実施するものである。加
速時に割込み噴射を行なわない場合、第4図(d)に示
すように空燃比のリーンスパイクが発生し、加速時トル
クの落込みが第4図(f)に示すように発生する。これ
に対し、割込み噴射を行うと第4図(e)の如くリーン
スパイクをなくすことができ、 (g)に示す如くトル
クの滑らかな発生を実現することができる。
しかしながら従来の空燃比制御では、第5図に示すよう
に、例えばスロットルバルブの時間豹変化率に対して4
段階程度の燃料供給量、例えば割込み噴射時間が設定さ
れているが、この値が固定のため機器の経年変化や運転
状態の変化に対して対応できなかった。そこで本発明で
は加速直後の割込み噴射を反映した空燃比偏差(例えば
第4図(d)に示すようなリーンスパイク等)を検出し
、加速状態(第4図(a)の八〇TH/Δを等)に対応
する学習値とし更新記憶し、次回同様の加速状態が発生
した時に該学習値を使って割込み噴射量を補正し噴射量
を適正化するものである。
第1図は本発明の1実施例を示すブロック図である。加
速検出手段2000により加速が検出されると加速テー
ブル3500から加速状態に応じた燃料供給量を検索し
、割込み噴射手段3600により割込み噴射を行い、そ
の後の空燃比偏差を空燃比偏差検出手段1000により
検出し、該空燃比偏差より加速テーブルのデータを加速
テーブル学習手段により演算し、この値を加速テーブル
3500に書き込む。ここで加速状態検出手段2000
とは、スロットルセンサθTH140で検知されたスロ
ットル角度の一定時間内の角度変化ΔQTHを演算し、
ある一定値以上のときを加速と判定する手段である。ス
ロットル角度の取込み、開度の変化率の演算及び加速の
判定はCPU102を介して行うものである。また加速
検知はこの他に吸入空気量の変化や、アクセルペダルの
操作量の変化でも判断できる。加速状態が検出されると
割込み噴射手段3600を駆動し、割込み噴射を実行す
る。一方この加速直後の空燃比偏差を空燃比偏差検出手
段1000で検出し、加速テーブル学習手段3000に
より加速テーブル3500を更新する。空燃比偏差検出
手段1000は空燃比センサ24の出力を検知し、CP
 U ]、 02内に取り込み、エンジン回転数Nと基
本噴射時間TPによって決まる予め書き込まれた目標空
燃比を読み出し、空燃比センサから入力された空燃比の
該目標空燃比からの偏差を演算する。上述の演算はCP
Uを介してROM104に記憶されたプログラムに従っ
て実行される。加速テーブル学習手段3000は、加速
状態検出手段2000からの加速状態と空燃比偏差検出
手段1000からの空燃比偏差を入力値として加速テー
ブル3500に加速噴射量あるいは加速噴射補正量を必
要に応じて書き込む。
以上の手続きはCPU102を介して行われ、その制御
プログラムはROM104に記憶しである。
この加速テーブルは区分けされた加速状態毎にデータで
ある補正値または燃料量を有する形式となっており、こ
れらの値はRAM 106に記憶されている。RAMの
代りに不揮発性メモリに記憶してもよい。割込み噴射手
段3600は加速状態検出手段2000により加速が検
知された時点てCPU102に割込みを要求し進行中の
プログラムを中断し、退避した後、加速状態に応した加
速データである補正値を加速テーブルより検索し、加速
状態に応じた割込噴射量に加えて、該当時点の割込噴射
量である非同期燃料噴射量を演算し、インジェクション
レジスタ1136にこの演算結果をセットし、インジェ
クタ12を起動し割込み噴射である加速噴射を実行する
。以上の手続きにツイテもCPU102を介してROM
104に記憶されているプログラムに従って実行される
第6図は上記の手順をフローチャートで示したものであ
る。第7図は第6図の詳細フローチャートである。加速
の検出2010は定時間間隔例えば10m5毎に実行さ
れるタスク(プログラムの管理単位)で前回(10ms
前)に検出したスロットル角度と今回検出した角度との
差をとることによりステップ2022で八〇THを求め
る。あるいは一定時間内の最大角度変化をとらえたりし
てもよい。またスロットル角度の代りに吸入空気量やア
クセルペダルの踏込量の変化でもよい。以上の手順で求
めたΔOruを所定の比較値へ〇TH3と比較し、所定
値を越えている場合を加速状態と判定し、割込み噴射3
610を行う。この際第8図に示すような基本割込み噴
射時間toを加速時の初期のスロットル角度OTH及び
変化率60丁1(に対する関数として持っているような
マツプ(この場合8×8)から索引し、そして予め作成
された加速テーブル(割込み噴射補正マツプ1.(Δ1
9THILro)より検索した値の和として、加速燃料
供給量(本実施例では割込み噴射時間Ttoをステップ
3611で演算する。
割込み噴射後にはステップ2013で割込み噴射後を判
断し、割込み噴射補正学習3010を実行する。まずス
テップ3011で空燃比偏差の検出を行なう。これは割
込み噴射後、エンジン回転数で2回転後から8回転後ま
での間の空燃比偏差の最大値をとるものとする。これは
割込み噴射の燃料が吸入され排出されるまで4行程(4
サイクルエンジン)かかるため2回転後から検出し、そ
の後の空燃比偏差を一定期間モニタしその間の最大値を
みつけるためである。8回転はエンジノン特性により変
更すべき値である。更に空燃比偏差Xはステップ301
2で定数Kto倍され、評価値Ktとなり、一定の基準
(ここでは0.1)より大きい場合にステップ3013
で学習するためステップ3014に移る。更にに、が極
めて大きな値の場合には、ステップ3014でセンサそ
の他の異常が原因とみなし学習を打切る。
学習はステップ3015に示すように、ti(ΔOTH
l 0T)I ) == tt (ΔθTH,θTH)
obo + K t・・・(4) とし予めマツプに記憶されていた値を更新するものとす
る。但しこの値が上限値や下限値(ここでは−5,0−
+5.0)を越えルトステップ3016゜3017.3
018.3019で上下限値とする。
以上が割込み噴射補正学習3010である。
第9図は学習の効果を示したモデルである。
図(a−1)〜(a−3)は学習前の状態を示す。学習
値teは0′″となっているので基本割込み噴射量to
のみである。そのときの大きさを今基本単位1.0  
とする。この際には割込み噴射量が不足し、リーンスパ
イクが発生し、加速テーブル学習(割込み噴射補正学習
)を行ないマツプの係数を0.30 とする。図(b−
1)〜(b3)は次回同様の加速が生じた時を示し、今
回の割込み噴射は学習値が加算されTtoは1.30 
となる。これによりリーンスパイクは小さくなるが、更
に学習し、その次の同様の加速が生じた図(C1)〜(
c −3)では所定の値より小さなり−ンスパイクとな
り、加速に応じた1、45 のT10を得ることができ
る。
本発明の一実施例によれば、割込み噴射補正学習におい
て、空燃比偏差の検定や、学習値の検定を行っており、
センサの異常時や誤動作時のフェイルセイフ機構が完備
され安全な割込み噴射(加速燃料供給)を実現できる効
果がある。
尚上述の一実施例において、割込み噴射量to。
t、はΔθTH及び0T11に関するマツプは2次元マ
ツプであるが、それぞれの次元は1〜nの範囲で選べる
ものである。
第10図は本発明の他の実施例を示すフローチャートで
ある。本フローチャートのスタート4000は定常噴射
のルーチンのスタートである。ここで加速の割込み噴射
の際第1図のステップ2000またはステップ3610
で割込み噴射実施フラグを立る。その後エンジン回転数
をカウントするものとし、その後M回転になるまで次の
2つのブロックの処理を行う。まず第1は定常噴射;(
1)式の割込み噴射後の補正を行うものであり、T I
’  = TI + K+s −t t(Δ θTH,
θTH)  =・(5)(1)式のTI を第2項で修
正する。これは更に・・・(6) のように割込み噴射後の回転mに従って小さくなる補正
としてもよい。これらの定常噴射の補正は割込み噴射実
施による空燃比の乱れと燃料供給量の補正を意味し、K
tsの符号は正、負共にエンジン特性に合せて選択でき
る。尚ステップ4020の係数teは加速の程度へ〇T
Hとスロットル開度θTl+をパラメータとしてその大
きさが決まる。さらに係数Ktsは時間の経過またはエ
ンジン回転数の積算値に基づきその値を第11図の如く
下げる。
従って定常時の燃料供給量の演算結果TIよりに+s・
teだけ燃料供給量が増量され、時間の経過と共に減少
する。更に加速の割込み噴射の学習制御とは別に定常走
行時の燃料供給量の補正を空燃比閉ループ制御のパラメ
ータから学習する定常学習を実施する場合があるが、こ
の制御条件となったとしてもステップ4010の条件下
では加速後の状態であるとして定常学習制御を行わない
このためステップ4030で定常学習を禁する。
本実施例によれば、割込み噴射後の空燃比変動を定常噴
射にも反映させ更に空燃比変動を少なくできる効果があ
り、また割込み噴射後の空燃比変動の不安定領域での定
常学習を禁止することにより、不確定な学習を避けるこ
とができるという効果がある。
以上の実施例によれば、割込み噴射量を学習により適正
化できるので割込み噴射量のオンボードのオートチュー
ニングが可能となる。ここで基本噴射時間toと補正マ
ツプt、は1つにまとめてtzですにでの割込み噴射量
を決定するようにしてもよい。
本実施例によれば、使用RAMの容量を減らしても割込
み噴射量の適正化ができる効果がある。
次にさらに他の代案を示す。加速特性はドライバーの意
図や運転環境により変更されるべきである。ドライバー
の意図は第3図の指示手段136より入力される。例え
ば可変抵抗器で指示する。
第12図は原理図でドライバーより希望がレバにより指
示される。指示内容が電圧としてそれぞれADC164
へ入力されるようにマルチプレクサ162へ入力される
第13図にその実施例であり、第7図と同様、ステップ
2010で加速状態がどうかの判断を行なう。ステップ
3614で加速特性の希望を読み込む。第14図はその
テーブルであり、ドライバーの指示で■〜■の特性が決
まり加速の程度でそのデータが選択される。尚この特性
はドライバー指示と加速の程度へ〇THをパラメータと
したテーブルとしてデータが記憶されている。ステップ
3614のこのテーブル検索が行なわれる。ステップ3
616で経済性に対するドライバ指示を取り込みし、経
済性のデータテーブルの検索を行なう。このテーブルは
経済性指示とエンジン回転速度Nとをパラメータとする
。その特性を第15図に示す。第14図の加速データt
adテーブルでドライバーが高加速を希望すると特性■
が選ばれ、一方静粛を希望すると特性■が選ばれ、その
レバ位置に対する電圧で特性■から■が選択される。ま
た第15図は経済性データteaのテーブルで高出力を
希望する場合■が選ばれ一方経済性を選ぶと特性■が選
ばれる。
ステップ3618は第7図のステップ3611にtad
とtedの補正を加えたものである。これにより加速燃
料供給量が決定され、ステップ3612で加速噴射が行
なわれる。
尚ステップ3614.3616でドライバの指示を取込
むとドライバ指示モードとなり、学習制御を行なわない
さらに他の実施例として運転環境に基づく制御を示す。
運転環境として高速ドーロか、通常の道か、駐車場内か
を第3図のナビゲーション90またはドライバーの指示
により検知する。第16図は運転環境による補正係数K
aの特性図である。
高速道路であれば■特性が選択される。一方駐車場内で
あればO特性が選択され、市内走行は@特性が選択され
る。第13図のステップ362゜でこの環境状条に基づ
く補正係数Kaが選択され、ステップ3622で燃料噴
射量T t oにこの係数Ka を乗算した値を新たな
燃料噴射量とし、この値が出力レジスタ(第3図のIN
JC1134)ヘセットされ、非同期加速噴射が行なわ
れる。
またステップ3624と3626は加速時の最大燃料供
給量をドライバの経済性の希望に基づいて制限するもの
である。第12図の出方により経済性の要求を検知し、
これで最大要求燃料量を決定する。この値以上の燃料を
供給すると経済的に見て燃料を浪費することになるので
この値以下に制限する。、このために加速特性は少し低
くなるが、燃比は大きく改善される。
〔発明の効果〕
本発明によれば、経年変化や運転状況が変った場合にお
いても加速時における空燃比変動が抑制され、常にトル
クのもたつきの少ない運転性のよいエンジンを提供でき
る。
さらに第2.第3の発明ではドライバーの意図に沿った
加速特性で制御できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は加速燃料供給量を排気ガスの状態に基づいて修
正するための基本ブロック図、第2図は全体のシステム
図、第3図はハードウェアのブロック図、第4図は加速
燃料噴射を示す動作図、第5図は加速噴射の基本燃料量
を示すテーブル、第6図は加速燃料噴射の動作説明図、
第7図は第6図の詳細説明図、第8図toマツプとte
マツプ、第9図は動作説明図、第10図は加速補正後の
加速増量の動作図、第11図は係数Ktsの特性図、−
橡2図はドライバ指示手段の原理図、第13図は他の実
施例を示すフロー図、第14図、第15図、第16図は
係数tad、 ted、 Kaの特性図である。 24・・・空燃比センサ、12・・・インジェクタ、1
02・・・CPU、106・・・RAM、140・・・
スロットル角度センサ、2000・・・加速状態検出手
段、1000・・・空燃比偏差検出手段、3000・・
・補正マツプ学習手段、3500・・・割込み噴射補正
マツプ、36000・・・割込み噴射手段。 第 菌 め 図 吊6r!3 硝 1θ 図 blb め 12囚 第13図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、エンジンの運転情報に基づいて決まる燃料供給量を
    エンジンの回転に同期して供給すると共に、加速運転状
    態の検知によりエンジンの回転と非同期に加速燃料を供
    給するものにおいて、上記加速燃料供給量を決めるため
    の加速テーブルを設け、さらに加速燃料供給に基づく排
    気ガスの状態により上記加速テーブルのデータを修正す
    ることを特徴とするエンジンの燃料制御装置。 2、特許請求の範囲第1項において、目標空燃比を設定
    し、上記排気ガスの状態より求めた空燃比と上記目標空
    燃比との差により上記加速テーブルを修正することを特
    徴とするエンジンの燃料制御装置。 3、特許請求の範囲第1項において、基準となる空燃比
    を設定し、上記排気ガスの状態により求めた空燃比が上
    記基準となる空燃比を越えている時間を測定し、この測
    定値により上記加速テーブルを修正することを特徴とす
    るエンジンの燃料制御装置。 4、エンジンの加速運転状態を検値するとエンジンへ加
    速燃料を供給するものに於て、加速テーブルとドライバ
    意図データとを設け、加速テーブルから検索した値とド
    ライバ意図データとから加速燃料供給量を決定すること
    を特徴とするエンジンの燃料制御装置。 5、特許請求の範囲第4項において、さらに排気ガスの
    状態を検出し、この検出結果に基づき上記加速テーブル
    のデータを修正することを特徴とするエンジンの燃料制
    御装置。 6、特許請求の範囲第4項において、ドライバ意図デー
    タは少なくともドライバが高トルク指向かどうかを示す
    データを有し、高トルク指向の場合燃料供給量を増量補
    正することを特徴とするエンジン燃料制御装置。 7、特許請求の範囲第4項において、ドライバ意図デー
    タとして少なくともドライバが経済性指向かどうかを示
    すデータを有し、経済性指向に基づいて加速燃料供給量
    の上限を制限するようにしたことを特徴とするエンジン
    の燃料制御装置。 8、エンジンの加速運転状態を検知するとエンジンへ加
    速燃料を供給するものに於て、加速テーブルと運転環境
    データとを有し、加速テーブルの検索データと上記運転
    環境データとに基づき加速燃料供給量を決定することを
    特徴とするエンジンの燃料制御装置。 9、エンジンの加速運転状態を検知するとエンジンへ加
    速燃料を供給するものに於て、加速燃料量を加速の程度
    で決まる基本加速燃料量と補正量との加算により決定す
    ることを特徴とするエンジンの燃料制御装置。
JP63254728A 1988-10-12 1988-10-12 エンジンの燃料制御装置 Expired - Fee Related JP2512789B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63254728A JP2512789B2 (ja) 1988-10-12 1988-10-12 エンジンの燃料制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63254728A JP2512789B2 (ja) 1988-10-12 1988-10-12 エンジンの燃料制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02102336A true JPH02102336A (ja) 1990-04-13
JP2512789B2 JP2512789B2 (ja) 1996-07-03

Family

ID=17269028

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63254728A Expired - Fee Related JP2512789B2 (ja) 1988-10-12 1988-10-12 エンジンの燃料制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2512789B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9742160B1 (en) 2016-02-09 2017-08-22 Miyama, Inc. Multipoint spark plug and multipoint spark plug manufacturing method
US10054100B2 (en) 2016-02-09 2018-08-21 Miyama, Inc. Multipoint spark plug and multipoint ignition engine

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5320019A (en) * 1976-08-05 1978-02-23 Nissan Motor Co Ltd Exhaust purification system for internal combustion engine
JPS6125938A (ja) * 1984-07-13 1986-02-05 Nissan Motor Co Ltd 車両用スロツトル弁制御装置
JPS62261629A (ja) * 1986-04-30 1987-11-13 Honda Motor Co Ltd 内燃エンジンの空燃比制御方法
JPS6341635A (ja) * 1986-08-06 1988-02-22 Nissan Motor Co Ltd 内燃機関の空燃比制御装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5320019A (en) * 1976-08-05 1978-02-23 Nissan Motor Co Ltd Exhaust purification system for internal combustion engine
JPS6125938A (ja) * 1984-07-13 1986-02-05 Nissan Motor Co Ltd 車両用スロツトル弁制御装置
JPS62261629A (ja) * 1986-04-30 1987-11-13 Honda Motor Co Ltd 内燃エンジンの空燃比制御方法
JPS6341635A (ja) * 1986-08-06 1988-02-22 Nissan Motor Co Ltd 内燃機関の空燃比制御装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9742160B1 (en) 2016-02-09 2017-08-22 Miyama, Inc. Multipoint spark plug and multipoint spark plug manufacturing method
US10054100B2 (en) 2016-02-09 2018-08-21 Miyama, Inc. Multipoint spark plug and multipoint ignition engine

Also Published As

Publication number Publication date
JP2512789B2 (ja) 1996-07-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR930006056B1 (ko) 내연기관에 공급되는 혼합기의 공연비 피드백 제어방법
US4837698A (en) Method of controlling air-fuel ratio
JPH1030535A (ja) エンジンの点火時期制御装置
JPWO2002081888A1 (ja) 内燃機関の制御装置
JPH01237333A (ja) 内燃機関の制御装置
JP2002309993A (ja) 内燃機関の制御装置
JPS6231179B2 (ja)
JPS6223557A (ja) 内燃機関の学習制御方法
JPH02102336A (ja) エンジンの燃料制御装置
JPH08261047A (ja) リーン限界検出方法
JPH03115756A (ja) エンジン制御装置
JPH09287494A (ja) 電制スロットル式内燃機関の制御装置
JP2005171765A (ja) 内燃機関の制御装置及び制御方法
JP2914973B2 (ja) 電子式エンジン制御装置
JPS62150057A (ja) 内燃エンジンの基本制御量設定方法
JP3496575B2 (ja) 内燃機関の回転数制御装置
JPS62203951A (ja) 空燃比制御方法
JPH01294933A (ja) 内燃機関の補助空気制御装置
JP2500946Y2 (ja) 内燃機関の電子制御燃料供給装置
JPS6221735Y2 (ja)
JPH06100126B2 (ja) エンジンの空燃比学習制御装置
JP2981062B2 (ja) 希薄燃焼における燃料噴射制御方法
JP2512726Y2 (ja) 内燃機関の電子制御燃料噴射装置
JP3559164B2 (ja) 内燃機関の大気圧補正進角制御方法
JPS60261948A (ja) 内燃機関の空燃比制御方法

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees