JPH02101047A - ジフェニルフタレート類の精製方法 - Google Patents

ジフェニルフタレート類の精製方法

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JPH02101047A
JPH02101047A JP63250729A JP25072988A JPH02101047A JP H02101047 A JPH02101047 A JP H02101047A JP 63250729 A JP63250729 A JP 63250729A JP 25072988 A JP25072988 A JP 25072988A JP H02101047 A JPH02101047 A JP H02101047A
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JP
Japan
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ester
catalyst
pref
hydrogenation
acid
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JP63250729A
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English (en)
Inventor
A Lee Stautzenberger
エイ・リー・スタウツェンバーガー
W Kunkel Robert
ロバート・ダブリュー・クンケル
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CNA Holdings LLC
Original Assignee
Hoechst Celanese Corp
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/50Improvements relating to the production of bulk chemicals
    • Y02P20/52Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts

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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、芳香族カルボン酸とフェノール化合物とのエ
ステル類を精製する方法に関し、より詳しくは、かかる
エステル類、例えば、フタル酸類などの芳香族カルボン
酸のジフェニルエステルを精製して、色特性の良いエス
テルモノマーを得る方法に関する。
[従来の技術] テレフタル酸ジフェニルをはじめとする芳香族ベンゼン
ジカルボン酸とフェノール化合物との各種エステルの製
造は、これらが非常に多くの種類の化学製造工程に有用
であることから、近年、商業的に重要視されるようにな
ってきた。1例として、テレフタル酸ジフェニルおよび
イソフタル酸ジフェニルは、溶媒に溶かして第一ジアミ
ンと反応させることによりポリアミドの製造に利用され
る。また、3,3゛−ジアミノベンジジンを各種のジフ
ェニルエステル類と縮合させると、ポリベンゾイミダゾ
ールが得られる。ダレル(Durel、登録商標)のよ
うなボリアリレート樹脂の製造においては、イソフタル
酸とテレフタル酸との混合物をビスフェノールAと反応
させることにより、商業的に大いに関心を集めているエ
ンジニアリング樹脂が得られる。
[発明が解決しようとする課題] このような芳香族ジカルボン酸フェニルエステル類の製
造は、酸塩化物とフェノール化合物とを反応させて目的
とするフェニルエステルを副生成物の塩化水素と共に生
成させるか、あるいはフェノール化合物と芳香族ジカル
ボン酸とをアルカリ金属化合物およびホウ素化合物から
なる触媒の存在下に反応させることにより実施できる。
これらの方法はフェニルエステル類の製造自体には有効
であるが、エステル化の工程中に生成したエステルが桃
色ないし濃褐色に着色するという欠点があり、この着色
は減圧蒸留、再結晶および/または活性炭処理のような
通常の精製法では除去することが困難である。したがっ
て、ジフェニルフタレート類の仕様グレードを満たすこ
とのできる他の精製方法が求められている。
米国特許第2.780.643号は、合成アルコールを
色の改善のために水素化した後、このアルコールでフタ
ル酸をエステル化する方法を開示している。
米国特許第3,487,100号は、粗製のビスーB−
ヒドロキシエチルテレフタレート (BHET)の水溶
液を水素および水素、化触媒の存在下に還元することに
よりB)IETを精製して、その色を改善することを開
示している。米国特許第4.076.946号は、アル
デヒド系不純物を含有する溶融ジメチルテレフタレート
を、著しい芳香環の水素化を伴わずに接触水素化して、
アルデヒド系不純物を繊維用ポリエチレンテレフタレー
トに許容しうる化合物に還元することからなる精製方法
を開示している。
本発明の目的は、芳香族カルボン酸とフェノ−71/ 
化合物とのエステル類、特にジフェニルエステル類を水
素化触媒の存在下に水素雰囲気中で水素法を改善するこ
とである。
[課題を解決するための手段] 本発明により、粗製の芳香族カルボン酸フェニルエステ
ル類を、水素化触媒および水素の存在下に、約30〜1
75℃の範囲内の温度でその着色不純物含有量を低減さ
せるのに十分な時間、水素化処理した後、色特性が改善
されたジフェニルエステルを回収することからなる、前
記エステルの精製方法が提供される。
本発明は次のように実施することができる。
まず、フタル酸ジフェニル、イソフタル酸ジフェニル、
テレフタル酸ジフェニルなどのジフェニルエステルのよ
、うな粗製のフェニルエステル類(芳香族カルボン酸と
フェノール化合物とのエステル)を、適当な不活性有機
溶剤、好ましくはヘンセン、トルエンもしくは塩化メチ
レンなどの炭化水素系もしくは塩素化炭化水素系溶剤に
溶解する。溶剤の使用量は特に制限されないが、フェニ
ルエステルを完全に溶解するのに十分な量とする。
2種以上の溶剤の混合物も本発明の方法において使用で
きる。
この粗製フェニルエステルと溶剤を、水素化触媒が入っ
ている反応器、好ましくは撹拌機構を備えたオートクレ
ーブに装入し、分子状水素の存在下に30〜175℃、
好ましくは約80〜160℃の温度で水素化を行う。水
素のオートクレーブへの導入は、約100〜1200 
psig (7,0〜84kg/aa ・G)、好まし
くは約200〜80Opsig(14〜56kg/cd
−G)の範囲内の水素圧力を確保するように行う。上記
温度および圧力条件下で、粗製ジフェニルエステルの水
素化反応工程の滞留時間は、芳香環構造の著しい水素化
または有害な水素化分解を伴わずに、装入した粗製エス
テルの色特性を実質的に改善する(着色を実質的に低減
させる)のに十分な時間であり、通常は約8時間以内で
ある。後で示すように、温度100℃、滞留時間1時間
でのバッチ処理により、粗製ジフェニルフタレートエス
テルの良好な色特性を得ることができる。
水素化反応の終了後、触媒を濾別し、高温の濾液を冷却
してジフェニルフタレートの結晶を析出させ、この結晶
を乾燥器で減圧乾燥する。冷却は25〜約60℃の温度
範囲内が好ましい。あるいは、濾過した溶液を蒸発させ
て、溶剤の大部分を除去してもよい。本発明の方法は、
粗製ジフェニルエステルを反応器内に適当な滞留時間で
滞留させることにより連続式で実施することもできる。
精製したエステルの色および純度は、1〜2 Torr
での減圧フラッシュ蒸留によりさらに改善することがで
きる。この蒸留で、無機物(エステル合成工程で使用し
た触媒など)および水素化処理で除去されなかった若干
の着色物が分離されよう。
本発明の水素化処理に使用する水素化触媒は、任意の公
知水素化触媒でよい。このような触媒の代表例は、白金
、パラジウム、ロジウム、ルテニウム、ニッケル、コバ
ルトなどであり、これらは酸性白土もしくは無定形シリ
カ−アルミナなどの担体材料に担持した担持触媒あるい
は非担持触媒のいずれでもよい。ゼオライトXおよびY
などのゼオライト類も有用な担体材料である。ラネーニ
ッケルまたはコバルトは、芳香環の水素化が少ないこと
から特に好ましい触媒である。
触媒の使用量は、使用したエステルの重量に基づいてo
、oi〜10重量%、好ましくは0.5〜5.0重量%
の範囲内がよい。
本発明によって精製されるフェニルエステルは、エステ
ル化反応を妨害する基であるアルデヒド型およびケトン
型カルボニル基を本質的に含有しない芳香族カルボン酸
から製造される。この芳香族カルボン酸は、アルドおよ
びケト基以外の、エステル化反応を妨害しない各種の官
能基を含有していてもよい。一般に、この芳香族カルボ
ン酸は、カルボキシル、カルボン酸エステル、エーテル
、チオエーテル基、ならびに芳香環で置換したハロゲン
、スルホもしくはスルホニル基以外の官能基を含有しな
いであろう。ケトン型およびアルデヒド型カルボニル基
を含有しない芳香族カルボン酸は、下記の一般式で表さ
れる。
バ3 式中、R1およびR2は同一または異別でよく、それぞ
れ水素原子、カルボキシルまたはヒドロキシル基を意味
し、R8は水素原子か、または芳香環を有し、炭素、水
素および酸素よりなる群がら選ばれた元素のみで構成さ
れた炭素数6〜20の有機基を意味する。
特に好ましいのは、次式で示されるジカルボン酸類であ
る。
式中、R4はカルボキシル基、または炭素数7〜2゜の
次式で示される基を意味する。
素基、オキシ基、または炭素、水素および酸素からなり
、酸素がエーテル結合として存在している2価基である
。芳香環置換のカルボキシル基を含有する本発明のエス
テル化原料として好ましいカルボン酸としては、安息香
酸、フタル酸、テレフタル酸、イソフタル酸、ジフェン
酸、ホモフタル酸、トルイル酸、α−ナフトエ酸、クロ
ロ安息香酸、サリチル酸、1.2−(エチレンジオキシ
)ジ安息香酸、および2,5−ジメチルテレフタル酸が
挙げられる。イソフタル酸とテレフタル酸との371混
合物が特に好ましい。
本発明のエステルの製造に有用なフェノール化合物はフ
ェノール性ヒドロキシル基を1個だけ含有するl官能性
フェノール類である。一般には、このようなフェノール
化合物は次式で示される炭式中、nは0または1であり
、R6は2価の炭化水式中、Rh、 R?、lla、 
R1およびI?+oは、水素、アルキル、アルカリール
、アリールまたはアラルキル基でよい。使用しうる具体
的なフェノール化合物としては、フェノール、0−クレ
ゾール、m−クレゾール、p−クレゾール、キシレノー
ル(異性体混合物または純異性体)、0−フェニルフェ
ノール、およびp−フェニルフェノールが挙げられる。
使用しうる各種のフェノール類のうち、フェノールその
ものが他のものに比べて特に好ましい。
芳香族カルボン酸とフェノールとのエステル化反応は、
有機チタネート類、有機ジルコネー1−頻または有機メ
タネート類から選ばれた触媒を、使用した酸の重量に基
づいて0.01〜3.0モル%使用し、220〜290
°Cの範囲内の温度で行うことができる。
以下に実施例を挙げて、本発明を実施するための現時点
における最適態様を説明する。
実見炎上 粗製ジフェニルフタレート (イソフタル酸、テレフタ
ル酸およびフェノールをジルコニウムテトラn−プロポ
キシド触媒を使用して反応させることにより得たもの)
60gをトルエン160 mlに溶解し、これに活性化
ラネーニッケル触媒のスラリー(RaNiのトルエンス
ラリー、脱水処理ずみ)4gを添加した。この混合物を
次いで容量300 mlの撹拌機つきオートクレーブに
装入し、100℃で水素により800 psig、(5
6kg/cJ −G)±1空した。触媒を濾過により除
去し、熱濾液を冷却してジフェニルフタレートを結晶化
させ、濾別した結晶を減圧乾燥皿中で乾燥した。乾燥し
た材料は溶融カラーAPI^が175であったのに対し
、水素化を行わなかった対照実験での試料(本質的に再
結晶のみによる精製)は300^PHへの溶融カラーを
示した。
大旅班叉 7yzor TE触媒(トリエタノールアミンチタネー
トキレート触媒)の存在下でイソフタル酸とテレフタル
酸の371混合物をフェノールと反応させることにより
得られた粗製ジフェニルフタレート15gを、塩化メチ
レン150 mlに溶解した。この混合物を、1重量%
の白金触媒(活性炭に白金を担持・した5重量%混合物
)の存在下に約700 psig (49kg / c
rl−G)の水素圧力、温度100℃で1時間撹拌して
、水素化処理した。水素化触媒を濾過により除去し、濾
液を溶媒がなくなるまで蒸発させた。
残留するジフェニルフタレートは白色で、APHAカラ
ー値は100であった。
出願人  ヘキスト・セラニーズ・コーポレーション代
理人   弁理士 広 瀬  章

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)粗製の芳香族カルボン酸フェニルエステル類の精
    製方法であって、 前記エステルを、水素化触媒および水素の存在下に、約
    30〜175℃の範囲内の温度でその着色不純物含有量
    を低減させるのに十分な時間、水素化処理した後、色特
    性が改善されたジフェニルエステルを回収することから
    なる方法。
  2. (2)前記エステルがフタル酸ジフェニルエステル類で
    あり、水素化触媒がラネーニッケルである、請求項1記
    載の方法。
  3. (3)前記水素化温度が約80〜160℃の範囲内であ
    る、請求項1または2記載の方法。
  4. (4)前記エステルが、フェノールおよびイソフタル酸
    とテレフタル酸との3/1混合物の反応により製造され
    たフタル酸ジフェニルエステルである、請求項2または
    3に記載の方法。
  5. (5)前記エステルが、有機チタネート、有機ジルコネ
    ートまたは有機スタネート触媒の存在下での触媒反応に
    より製造されたものである、請求項1ないし4のいずれ
    かに記載の方法。
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3487100A (en) * 1965-05-14 1969-12-30 Sumitomo Chemical Co Method for treating crude bis-beta-hydroxyethyl terephthalate
JPS5970639A (ja) * 1982-09-24 1984-04-21 ヘキスト・セラニーズ・コーポレーション ジカルボン酸のジアリ−ルエステルの製法

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3487100A (en) * 1965-05-14 1969-12-30 Sumitomo Chemical Co Method for treating crude bis-beta-hydroxyethyl terephthalate
JPS5970639A (ja) * 1982-09-24 1984-04-21 ヘキスト・セラニーズ・コーポレーション ジカルボン酸のジアリ−ルエステルの製法

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