JPH02100573A - ファクシミリ装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はファクシミリ装置に関し、特に送信画像内の措
定された部分を他の部分とは異なる色で記録し得るよう
なファクシミリ装置に関する。

〔発明の概要］ 本発明は、送信画像内の一部の記録色を他の部分の記録
色とは異ならせ得るファクシミリ装置において、画像信
号とは別に記録色パターン信号を送信し、この記録色パ
ターン信号によって画像内の異なる記録色で記録したい
部分を指定することにより、伝送情報量を極端に増大さ
せることなく、送受信のための構成も複雑化させること
なく、低コストでの多色ファクシミリ伝送の実現を可ｆ
ｌＦとするものである。

〔従来の技術〕

従来のファクシミリ装置において、通常、記録紙に記録
できる色は黒一色であるため、例えば送信したい書類に
承認印や通信教育での提出答案の得点、あるいは変更箇
所等を強調するため他の部分と色を異ならせたい部分も
黒で記録されてしまい大変不便であった。

そこで、送（ε側のファクシミリ装置に複数の色識別セ
ンサを設け、この色識別センサの読み取った色信号を受
信側のファクシミリ装置で記録することにより、複数色
の印字を可能とするファクシミリ装置が広く知られてい
るが、送信側の上記色識別センサを印字したい色の数だ
け設ける必要があるためコスト高であった。この場合、
各色センサからの各色画像信号を全て送信すると、送信
情報量が極端に増大する虞れもある。

ここで、特開昭４ｆ１７１５１８号公報には、光電変換
方法として単色の送信原稿を必要に応じて２色の再生記
録像として得ることができる方法が開示されている。こ
の光電変換方法について簡単に説明すると、第６図に示
すように、送信ドラム５１に巻き付けた送信原稿５２を
図示せぬ同期モータにより矢印入方向に回転させ、上記
送信原ｆ！ｉ５２は光電変換装置５３を図示せぬ翠ジモ
ータ等により矢印Ｂ方向に移動させることにより読み取
られ光電変換される。上記送信原稿５２には特定箇所の
色を変えて印字するためにマーク５４が付されており、
このマーク５４は検出装置５５によって検出される。そ
して、」二記マーク５４を付しである箇所と他の箇所と
を違った信号（すなわち第７図（ａ）あるいは（ｂ）に
示すようなＭ９値である０以外に２つの信号値をとるよ
うな多値の信号）として光電変換することにより、２色
の記録像として印字することを可能としている。

〔発明が解決しようとする課題〕

この先行技術となる光電変換方法によれば、記録色（印
字色）を異ならせたい部分の信号の値を他の部分の信号
の値と異ならせた多値信号（基準０以外に２つの値をと
る信号）を用いているが、このような多値信号のダイナ
ミックレンジは通常の０、ｌのみから成るディジタル２
値信号のダイナミックレンジより広くなり、広いダイナ
ミックレンジの伝送路が必要となり、このような多値信
号を生成するための回路構成も複雑化する。

また、１枚のカラー画像を複数枚の原色画像に分解して
、これら複数の各原色（単色）画像の情報を送信するこ
とも考えられるが、伝送情報量が大幅に増加してしまう
。

本発明は、−上述の実情に鑑みてなされたものであり、
通常の単色画像信号をそのまま用いると共に、記録色（
印字色）を部分的に切り換えるための情報（記録色パタ
ーン情報）を付加することにより、信号のダイナミック
レンジや伝送情報量を極端に増大させることなく、２色
以上の記録色を有する画像を送信でき、回路構成も簡単
で済むようなファクシミリ装置の提供を目的とする。

〔課題を解決するための手段］ 本発明に係るファクシミリ装置は、上述の課題を解決す
るために、送信画像内の一部の記録色が他の部分とは異
なる色となるパターンを指定する記録色パターン情報を
含むファクシミリ信号を受信するファクシミリ装置であ
って、この受信されたファクシミリ信号から上記記録色
パターン情報を検出する記録色パターン検出手段と、こ
の検出手段からの出力に応じて画像内の一部を他の部分
とは異なる色で記録する記録手段とを具備して成ること
を特徴としている。

ここで、上記ファクシミリ信号中には、少なくとも上記
異なる記録色についての記録パターンを示す記録色パタ
ーン情報信号と、通常の単色画像信号とが含まれている
。

〔作　用〕

画像信号と共に記録色バクーン情報を送信することによ
って、この情報で指定される記録色パターンの色切換部
分の記録色が他と異なるような多色ファクシミリ画像を
得ることができる。

〔実施例〕

以下、本発明に係るファクシミリ装置の実施例について
図面を参照しながら説明する。

第１図は本発明の一実施例となるファクシミリ装置の受
信側の構成例を示すブロック図である。

この第１図において、ファクシミリ装置の入力端子１に
は、電話回線を介して伝送されてきたファクシミリ信号
が入力される。このファクシミリ信号は、例えば第２図
に示すような伝送フォーマントを有し、通信開始時のプ
ロトコル決定情報等を含むヘッダ信号３１、後述する様
式デコード処理により記録色パターン情報に変換可能な
様式指定信号３２、従来のファクシミリ信号に用いられ
るものと同様な単色の画像信号３３及び送信終了処理の
ための終了信号３４から成っている。このようなフォー
マットのファクシミリ信号は受信回路２で受信され復号
器３に送られる。この復号器３は、上記様式指定信号３
２から様式指定データを読み出して記録色パターン情報
検出装置４に送り、また上記画＠信号３３の部分に対し
て伸長等の信号処理を梅して実際に印字される画像デー
タを復元して画像データバッファメモリ８に送っている
。

記録色パターン情報検出装置４は、上記様式指定データ
に基づいて送信画像内の一部の記録色を他の部分とは異
ならせる記録色パターン情報を検出するものである。こ
の記録色パターン情報は、例えば記録色切換領域を指定
するＸ座標及びＹ座標の各データとして、Ｘ方向カウン
タ５及びＹ方向カウンタ６にそれぞれ送られる。ごれら
のＸ方向カウンタ５及びＹ方向カウンタ６は、記録紙に
対する印字の２次元的な走査を実現するために上記復号
器３から出力されるＸ方向走査パルス及びＹ方向走査パ
ルスをそれぞれカウントしており、各カウント値は記録
紙上の現在の印字位置のＸ座標及びＹ座標をそれぞれ表
す。画像データバッファメモリ８は、上記復号器３から
の印字用画像ブタを−・時的に蓄積してプリンタ（例え
ばサーマルプリンタ）９に送っている。このプリンタ９
は、熱転写記録を行うためのサーマルプリンタへ７１（
印字ヘッド）１０と、復号器３からの上記Ｘ方向走査パ
ルスに応じてサーマルプリンタへ、ノ１１０を主走査方
向であるＸ軸方向に駆動するヘン（駆動装置１１と、上
記Ｙ方向走査パルスに応じて記録紙を副走査方向である
Ｙ軸方向にｆ多送する記録紙移送装置１２と、記録色（
印字色）を切り換えるためのサーマルインクシート切換
装置１３とから成っている。

次に、上記様式指定データと記録色パターン情報との関
係について説明する。ファクシミリ送信画像内で、部分
的に通常の印字色（例えば黒）とは異なる印字色（例え
ば赤）で印字させる場合の記録色パターン（あるいは印
字色切換パターン）として、例えば第３図（ａ）　、　
（ｂ）　、　（ｃ）等に示すような数種類のパターンを
予め様式化しておき、これらの様式の内のいずれかを指
定することで対応する記録色パターン（印字色切換パタ
ーン）を再現することができる。すなわち、第３図（ａ
）に示す第１の様式が指定されたときには、送信画像中
の右上所定位置に比較的小面積の矩形状の色切換領域２
１を有し、下半分部分に矩形状の色切換領域２２を有す
る印字色切換パターンが指定され、また第３図（ｂ）に
示す第２の様式が指定されたときには、送信画像内を左
右に２分割して得られる両領域の右側部分を色切換領域
２３とする印字色切換パターンが指定され、さらに第３
図（ｃ）に示す第２の様式が指定されたときには、送信
画像内のＹ軸方向の２つのＹ座標間の部分を色切換領域
２４とする印字色切換パターンが指定される。これらの
様式と印字色切換パターンとの対応表を、上記記録色パ
ターン情報検出装置４内に設けられたいわゆるＲＯＭテ
ーブル等の記憶装置に予め記憶しておき、復号器３から
の上記様式データの人力に応じてＲＯＭテーブルを読み
出すような様式デコート処理により、実際の印字色切換
パターンのデータ（記録色パターン情報）を出力するわ
けである。ここで出力される記録色パターン情報は、送
信画像内で上記各色切換領域２１〜２４等をそれぞれ設
定するために必要なデータであり、例えば各点ａ〜ｇの
座標データを使用すればよい。この場合の各色切換領域
２１〜２４等で切換印字される記録色は、他の部分の色
（例えば黒）以外の色であることが特定されるだけであ
り、赤であるか青であるか等はプリンタ側で仔αに選択
されるものであるが、さらに、切り換える色を指定する
色指定データを含ませてもよい。これによって、１つの
送信画像内の異なる色切換領域、例えば第３図（ａ）の
領域２１及び２２の各記録色を互いに異ならせる（例え
ばそれぞれ赤及び青）こともでき、本来の記録色（黒）
も含めて３色以上の多色印字を行わせることも可”Ｉｉ
Ｆである。

次に動作を説明をする。

電話回線を介して入力端子１に入力された第２図に示す
ような伝送フォーマントのファクシミリ信号は、受信回
路２において増幅や波形等化されるごとにより伝送路で
受けた歪み等が除去されたデジタル信号となり、復号器
３に送られる。この復号器３では上記ファクシミリ信号
中の少なくとも画像信号３３と様式指定信号３２とを読
み取っており、画像信号３３に対してはデータ伸長等の
デコーｌ処理を施して実際の印字画像データに変換して
画像データバッファメモリ８に送っている。

また様式指定信号３２については、上記様式指定データ
を記録色パターン情報検出装置４に送ることにより、現
実に２次元画像中での色を異ならせる部分を指定する記
録色パターン情報に変換している。具体的に例えば第３
図（ａ）の様式が指定されたときには、色切換領域２１
の対角線両端の点ａ、ｂの座標データ及び色切ｔｉ領域
２２の対角線両端の点ｃ、ｄの座標データがＲＯＭテー
ブル等から読み出されて出力される。

この記録色パターン検出装置４からの上記記録色パター
ン情報となる色切換領域指定座標データのＸ座標データ
及びＹ座標データは、それぞれＸ方向カウンタ５及びＹ
方向カウンタ６に送られており、各カウント値（印字へ
ノドの座標値）がＬ配色切換領域内に入っているとき、
色切換指令信号をサーマルインクシート切換装置１３に
送っ°ζいる。なお、上記記録色パターン情報中に印字
色指定情報も含まれている場合には、該印字色指定情報
もサーマルインクシート切換装置１３に送っている。

一方、復号器３から出力された上記画像データは、画像
データバッファメモリ８を介してサーマルプリンタヘッ
ド１０に送られ、上記Ｘ方向及びＹ方向の走査に応じて
２次元画像の印字が行われる。そして、印字へノドが画
像内の上記色切換領域に到達したとき、サーマルインク
シート切換装置１３にてインクンート切換（色切換）が
行われて、該色切換領域は他の部分の色（例えば黒）と
は胃なる色（例えば赤）で印字される。

ところで、印字色切換パターンが第３図（ｂ）に示すよ
うにＸ軸方向の所定位置で画像を垂直に分３すするパタ
ーンの場合には、色切換領域２３は点ＣのＸ座標のみで
設定することができるため、Ｙ方向カウンタ６による印
字色切換制御動作が不要となる。すなわら、第３図（ｂ
）のような画像を垂直分割するパターンの場合には、Ｙ
方向カウンタ６を省略することができる。また、同様に
、印字色切換パターンが第３図（Ｃ）に示すようにＸ軸
方向の所定位置で画像を水平分割するパターンの場合に
は、色切換領域２４は点ｆ、ｇのＹ座標のみで設定する
ことができるため、Ｘ方向カウンタ５が不要となる。

以上の説明から明らかなように、本発明に係るファクシ
ミリＷｌηは、従来の多色ファクシミリ装置のように各
印字ドツト毎に記録色情報も含むような特殊な信号（多
値信号や色分解された複数枚骨の単色信号）を用いて送
信するのではなく、従来からの単色の画像信号をそのま
ま用いると共に記録色を異ならせる部分（印字色切換領
域）を指定するための記録色パターン情報信号を付加し
ている。従って、情報型をあまり増大させることなく通
常の単色ファクシミリ信号のグイナミンクレンジで多色
ファクシミリ信号を送信することができるのみならず、
送受信回路構成も比較的簡単で済み、低コストで実現が
可能となる。

ところで、上述した実施例においては、予めいくつかの
記録色パターンを様式として設定しておき、送信者はそ
の様式を指定することで現実の印字色切換パターン（記
録色パターン）を得るようにしていたが、ファクシミリ
信号内に直接印字色切換パターンの色切換領域を指定す
る座標データや印字色指定データを含ませて送信するよ
うにしてもよい。この場合、送信者は図示しない座標入
力装置により、第４図に示す色切換領域４１の対角線両
端の各点Ｐ、Ｑの座標、すなわちＰ点の座１（ｘ＋、ｙ
＋）、Ｑ点の座標（Ｘ　ｚ、ｙ　ｚ）を入力し、必要に
応じて印字色指定データを入力する。このときのファク
シミリ信号の伝送フォーマントは、例えば第５図に示す
ようにヘッダ信号５１に続く記録色パターン情報信号５
２中に、上記Ｐ点の座標データ５２ａ、Ｑ点の座標デー
タ５２ｂ及び上記印字色（記録色）指定データ５２ｃが
設けられ、この記録色パターン情報信号５２に続いて画
像信号５３、終了信号５４の順に電話回線を介して送信
される。

受信側においては、第１図に示す記録色パターン検出装
置４での様式デコード処理が不要となる以外は上記第１
図と同様の構成を用いることができるため、説明を省略
する。

この具体例においては、送信側で記録色を異ならせて記
録させたい部分を上述したような座標人力操作等Ｇこよ
り直接的にかつ任意に指定することができ、自由度の高
い多色ファクシミリ送受信が実現できる。

なお、上述したような実施例のファクシミリ装置の受信
（ロリ構成において、受信した記録色（印字色）指定デ
ータを強制的にキャンセルする機能を設けて上記記録色
の指定を解除し、受１３側で任意の記録色の設定を行う
ことにより、自由に記録色を変更することができる。ま
た、送信画像原稿中の所定位置に上記様式指定データや
色切換領域指定データを表す特定のマークを記載してお
き、このマークを受信側で判別して、上述と同様な様式
指定や色切換領域指定動作を行わせるようにしてもよい
。さらに、ファクシミリ信号の送信順序としては、ヘッ
ダ信号、様式指定信号または記録色パターン情報信号、
画像信号、終了信号の順で送信したが、例えばヘッダ信
号、画像信号、様式↑旨定信号または記録色パターン情
報信号、終了信号の順等のように順番を変えて送（１）
シてもよいことは勿論である。

〔発明の効果］ 本発明に係るファクシミリ装置によれば、通常の単色フ
ァクシミリの画像信号等に対して、ｉス信画像内の一部
の記録色（印字色）を他の部分と異ならせるための記録
色バクーン情報（印字色切換パターン情報）を付加して
送信するこ七によって、この情報で決定される記録色パ
ターンに応した多色ファクシミリ画像を得ることができ
る。従って、伝送情報量を極端に増大させることなく、
また回路構成を複雑化させることなく、多色ファクシミ
リ信号伝送を低コストで実現できる。

また、本発明の実施例のように、複数の記録色パターン
を様式化して予め定めておくことにより、送信晋はこれ
らの様式のいずれかを指定するための僅かの情報を付加
的に伝送するだけで、多色の記録パターンに応した画像
を再生することができ、より少ない情報で多色ファクシ
ミリの実現が可能となる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る一実施例としてのファクシミリ信
号の受信部を示すブロンク図、第２図は該実施例のファ
クシミリ信号の伝送フォーマントの一例を示す図、第３
図は該実施例の記録色パターンの例を示す平面図、第４
図は記録色パターンを直接指定する具体例を説明するた
めの平面図、第５図はこの第４図の具体例のファクシミ
リ信号の伝送フォーマットの一例を示す回、第６図は従
来のファクシミリ装置の光電変換を説明するだめの要部
を示す概略斜視図、第７Ｖは光電変換したファクシミリ
信号の波形図である。 ・・・・・・記録色パターン情報検出装置・・・・・・
Ｘ方向カウンタ ・・・・・・Ｙ方向カウンタ ・・・・・・画像データバッファメモリ３・・・・サー
マルインクソート切換装置特許出願人　　　ソニー株式
会社 代理人　弁理士　　　小　池　　　Ｗ 同　　　田村栗

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 　送信画像内の一部の記録色が他の部分とは異なる色と
   なるパターンを指定するための記録色パターン情報を含
   むファクシミリ信号を受信するファクシミリ装置であっ
   て、 この受信されたファクシミリ信号から上記記録色パター
   ン情報を検出する記録色パターン検出手段と、 この検出手段からの出力に応じて画像内の一部を他の部
   分とは異なる色で記録する記録手段とを具備して成るフ
   ァクシミリ装置。