JPH0199935A - ストレッチラベルの装着方法及び装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、容器の外周面にストレッチラベルを装着する
装着方法及びその装置に関する。

〔従来の技術〕

従来、瓶等の容器の外周面にストレッチラベルを装着す
るには１円筒のストレッチラベルの内径を、案内ガイド
により容器の外径より若干大きくなるように拡径し、容
器をストレッチラベルの挿入した後、ストレッチラベル
の弾性復帰力を利用して、容器に装着させるのが普通で
ある。

第１Ｏ図及び第１１図は、このようなストレッチラベル
の装着装置の一例を示す。

リング状をなす中空ケース（ａ）には、内周面に設けた
開口より中心軸に向かって、放射方向に移動自在の６本
のガイド板（ｂ）が収納され、各ガイド板（ｂ）の内端
面には、上下方向を向く金属板からなる小片（ｃ）が連
設されるとともに、同じく外周寄りの下面には、ピン（
ｄ）が垂下されている。

（ｅ）は、カム板で、その円周寄りに円周に沿って等間
隔で切設されたクランク状をなすカム溝（ｆ）には、前
記ガイド板（ｂ）のピン（ｄ）が摺動自在に嵌合してい
る。

このカム板（ｅ）を、第１０図時計回りに回動させると
、ガイド板（ｂ）の各爪片（ｃ）をもって形成される外
接円の径は減少し、逆方向に回動すると、爪片（Ｑ）の
外接円の一半径は拡大さ九る。

したがって、第１１図の想像線で示すように、爪片（ｃ
）の外接円の半径を小さくして、爪片（Ｃ）の上端より
、その上端が若干突出するようにストレッチラベル（ｇ
）を装着し、その後、爪片（ｃ）を拡げると、ストレッ
チラベル（ｇ）の内径は、強制的に伸張されて容器（ｈ
）の外径より大となる。

そこで、爪片（ｃ）間の中心孔に、容器（ｈ）を下方か
ら挿通し、ストレッチラベル（ｇ）の上端と容器（ｈ）
を、円弧状の左右１対のホルダー（ｉ）で把持する。

この把持状態のまま、容器（ｈ）を爪片（ｃ）間から上
方に移動させると、この容器（ｈ）の外周面に。

ストレッチラベル（ｇ）が当接するとともに、ストレッ
チラベルは、それ自身の弾性復元力により、縮径して容
器に密着する。

〔発明が解決しようとする問題点〕

上述したストレッチラベルの装着方法では、案内ガイド
で拡径されるストレッチラベルの伸張量が大きいため、
ストレッチラベルが損傷したり、伸張時に印刷インクの
割れが生じたりするという問題点がある。

また、従来のストレッチラベルの装着装置は。

ストレッチラベルを押し拡げるのに、大きな力を要し、
ガイド板の爪片が損傷し易い。

また、伸張機構としてカム板を使用しているため、伸張
動作に時間が掛かるとともに、装置が大形となるという
問題点もある。

〔問題点も解決するための手段〕

本発明は、ラベルの伸張量を減少させることにより、ス
トレッチラベルの装若時の損傷を少くするとともに、装
着速度の向上を計ったストレッチラベルの装着方法及び
装着装置を提供しようとするものである。

すなわち、本発明のストレッチラベルの装着方法は、複
数の可撓性舌片を環状に配設したガイド装置における前
記舌片の外周に、筒状のストレッチラベルを嵌挿し、該
ストレッチラベルの基端部を保持手段で保持し、前記ガ
イド装置に容器を挿通させながら、容器の進行方向の肩
部で前記可撓性舌片とともに、前記ストレッチラベルを
伸張、拡径させ、前記ガイド装置を通過した容器の先端
部及びストレッチラベル上端部を、共に把持手段で把持
し、ついで、容器をガイド装置より離脱させながら、ス
トレッチラベルを容器に装着させることよりなっている
。

また、本発明によるストレッチラベルの装着装置は、容
器を通過させるべく基板に設けた貫通孔の内面に沿い、
容器の進行方向を向き、かつ内向傾斜する複数の可撓性
を有する舌片を環状に配設してなるガイド装置と、該ガ
イド装置にストレッチラベルを供給する供給手段と、ス
トレッチラベルの基端部を保持する保持手段と、前記貫
通孔を通過した容器及びストレッチラベルを共に把持す
る把持手段と、容器を貫通孔に挿通する容器の移動手段
とを備えてなるものである。

〔実　施　例〕

以下、本発明の実施例を、第１図ないし第９図を参照し
ながら説明する。

（１）は、合成樹脂材料、をもって中空の版状に成形さ
れた清涼飲料用の容器で、はぼ有底円筒状をなす胴部（
１ａ）と、この胴部（１ａ）の上方に、テーパ部（１ｂ
）を介して連設された小径の首部（ｌｃ）とからなり、
開口にはキャップ（２）が被せられている。

胴部（ｌａ）の上端寄りには、胴部（１ａ）より若干小
径で環状凹部をなすようなラベル装着部（ｌｄ）が設け
られ、このラベル装着部（１ｄ）と、テーパ部（ｔｂ）
との境界には、円弧状をなす肩部（ｌｅ）が形成されて
いる。

この容器（１）は、駆動手段（図示略）によって、垂直
方向に昇降する容器の移動手段、すなわちピストンロッ
ド（３）の上面に載置されている。

（４）は、水平の基板で、この基板（４）には、前記ピ
ストンロッド（３）と対向して、貫通孔１例えば円孔（
５）が穿設されている。

この円孔（５）の内周縁には、円周方向に等間隔をなす
複数のガイド板（６）からなるガイド装置（７）が設け
られている。実施例では、第７図に示すように６枚とし
である。

各ガイド板（６）は、側面視り字形をなし、前記基板（
４）から垂下された１対のブラケット（４ａ）（４ａ）
を貫通する水平の軸（８）によって枢着された取付部（
６ａ）と、この取付部（６ａ）の上端に、上方を向いて
突設された軟質合成樹脂の薄板からなる可撓性を有する
舌片（６ｂ）とからなっている。

取付部（６ａ）の上端部外面と対向する円孔（５）の内
周面（５ａ）には、水平孔（９）が切設されている。

この水平孔（９）内には、付勢手段、すなわち圧縮コイ
ルばね（１０）が収納され、この圧縮コイルばね（１０
）は、ガイド板（６）を、常時円孔中心に向かつて付勢
している。

（１１）は、ストレッチラベル（１３）の保持手段、す
なわちラベルクランプで、平面視半円形をなす左右対称
な１組のアーム（ｌｌａ）（ｌｌｂ）を有している。

（１２）は、同じく容器（１）の把持手段、すなわちボ
トルクランプで、平面視半円形をなす左右対称の１組の
アーム（１２ａ）（１２ｂ）を有している。

次に、容器（１）のラベル装着部（ｌｄ）に、軟質合成
樹脂フィルム、例えばポリプロピレンフィルムの外周に
印刷が施されたストレッチラベル（１３）を装着する要
領について説明する。

ラベル搬送具（１４）により、円筒形のストレッチラベ
ル（１３）を５円孔（５）上に搬入した後、落下させて
、第２図に示すように、ガイド装置（７）における各舌
片（６ａ）の基端部外局面に被冠して保持する。

ピストンロッド（３）を上昇させ、容器（１）の肩部（
ｌｅ）が、舌片（６ａ）の内側に達したとき、ラベルク
ランプ（１１）のアーム（ｌｌａ）（ｌｌｂ）をもって
、ストレッチラベル（Ｉ３）の基端部外面を、内方に押
圧し、舌片（６ａ）外面との間で、ストレッチラベル（
１３）の基端部を把持させる（第３図参照）。

第４図に示すように、ピストンロッド（３）により、容
器（１）を上昇させるにつれて、容器（１）の肩部（１
ｅ）は、可撓性の舌片（６ｂ）を介してストレッチラベ
ル（１３）の内径を若干波げながら、上方へ移動して行
く。

容器（１）の肩部（１ｅ）が、各舌片（６ｂ）の上端を
通過して上昇すると、肩部（ｌｅ）は、直接、ストレッ
チラベル（１３）の上端寄りを若干押し拡げながら進む
。

ラベル装着部（ｌｄ）の上端とストレッチラベル（１３
）の上端が一致したとき、このストレッチラベル（１３
）を、ボトルクランプ（１２）のアーム（１２ａ）（１
２ｂ）で、容器（１）とともに把持し、同時に、下方の
ラベルクランプ（１１）のアーム（ｌｌａ）（ｌｌｂ）
を開放する（第５図参照）。

そのまま、ボトルクランプ（１２）を上昇させることに
より、ストレッチラベル（１３）は、舌片（６ｂ）を離
れて、ラベル装着部（１ｄ）に上方より順次装着される
。

ラベル装着済の容器（１）を別の場所に移し、ピストン
ロッド（３）を下げて、再び次の容器（１）を準備する
。

〔変　形　例〕

上述したストレッチラベルの装着方法では、容器を垂直
方向に移動させたが、容器を水平あるいは斜めに移動さ
せてもよい。

ガイド装置におけるガイド板の舌片の数は、２枚以上で
あればよく、任意に選択しうる。

ストレッチラベルの装着装置は、容器を単体で送る機構
としたが１回転しうる基板の円周に沿った等間隔に貫通
孔を設け、各貫通孔にガイド装置等を配設することによ
り、連続式のものとすることもできる。

ガイド装置の可撓性の舌片は、合成樹脂材の他に、布地
あるいはゴム板等を使用できる。

また、ガイド板の舌片は、個々に分離さ九た花弁状でな
く、その基端部が互いに連結された一体構造のガイド板
とすることもできる。

〔発明の効果〕

本発明のストレッチラベルの装着方法によれば。

可撓性の舌片を介してストレッチラベル内径を拡径させ
るため、ストレッチ量を減少させ名ことができる。その
ため、ストレッチラベルの損傷あるいはストレッチラベ
ル表面の印刷インクの割れ等を減少できるとともに、容
器に対するストレッチラベルの密着性を向上しうる。

また、ストレッチラベルの装着工程が減少し、装着速度
を上げうるため１作業能率が向上する。

本発明のストレッチラベルの装着装置においては、ガイ
ド装置の構造が簡単となり、装置の小型化及びその価格
の低下可能となる。

【図面の簡単な説明】

第１図ないし第６図は、本発明ストレッチラベルの装着
方法における各作業工程の順序を示すために、ストレッ
チラベル装着装置のそれぞれ異なる作業段階を示す縦断
面図、 第７図は、第３図の■−■線における横断面図。 第８図は、第７図のガイド板の一枚のみを示す一部切欠
正面図。 第９図は、同じく縦断側面図。 第１Ｏ図は、従来のストレッチラベル装着装置を一部切
欠して示す平面図、 第１１図は、同じく縦断面図である。 （１）容器　　　　　　（ｌａ）胴部 （ｔｂ）テーパ部　　　　（１ｄ）ラベル装着部（ｌｅ
）肩部　　　　　　　（２）キャップ（３）ピストンロ
ッド（移動手段） （４）基板　　　　　　（５）円孔（貫通孔）（６）ガ
イド板　　　　（６ａ）取付部（６ｂ）舌片　　　　　
　（７）ガイド装置（８）軸　　　　　　　（９）水平
孔 （１０）圧縮コイルばね（付勢手段） （１１）ラベルクランプ　（ｌｌａ）（ｌｌｂ）アーム
（１２）ボトルクランプ（把持手段） （１２ａ）（１２ｂ）アーム　　（１３）ストレッチラ
ベル（１４）ラベル搬送具 特許出願人代理人弁理士竹沢荘− 第８図　　　　　第９図

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. （１）複数の可撓性舌片を環状に配設したガイド装置に
   おける前記舌片の外周に、筒状のストレッチラベルを嵌
   挿し、 該ストレッチラベルの基端部を保持手段で保持し、 前記ガイド装置に容器を挿通させながら、容器の進行方
   向の肩部で前記可撓性舌片とともに、前記ストレッチラ
   ベルを伸張、拡径させ、 前記ガイド装置を通過した容器の先端部及びストレッチ
   ラベル上端部を、共に把持手段で把持し、ついで、容器
   をガイド装置より離脱させながら、ストレッチラベルを
   容器に装着させることを特徴とするストレッチラベルの
   装着方法。
2. （２）容器を通過させるべく基板に設けた貫通孔の内面
   に沿い、容器の進行方向を向き、かつ内向傾斜する複数
   の可撓性を有する舌片を環状に配設してなるガイド装置
   と、該ガイド装置にストレッチラベルを供給する供給手
   段と、ストレッチラベルの基端部を保持する保持手段と
   、前記貫通孔を通過した容器及びストレッチラベルを共
   に把持する把持手段と、容器を貫通孔に挿通する容器の
   移動手段とを備えることを特徴とするストレッチラベル
   の装着装置。
3. （３）舌片の基端部がガイド装置に枢着され、かつ同じ
   く遊端部が、付勢手段により、貫通孔の中心に向けて付
   勢されている特許請求の範囲第（２）項に記載のストレ
   ッチラベルの装着装置。
4. （４）付勢手段が、圧縮コイルばねである特許請求の範
   囲第（３）項に記載のストレッチラベルの装着装置。