JPH0198491A - アルファー遺伝子座中に位置するt細胞レセプター遺伝子およびdna構成物 - Google Patents

アルファー遺伝子座中に位置するt細胞レセプター遺伝子およびdna構成物

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JPH0198491A
JPH0198491A JP63152440A JP15244088A JPH0198491A JP H0198491 A JPH0198491 A JP H0198491A JP 63152440 A JP63152440 A JP 63152440A JP 15244088 A JP15244088 A JP 15244088A JP H0198491 A JPH0198491 A JP H0198491A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、T細胞において特異的に発現される配列の同
定および推定上のレセプターの発現における前記配列の
使用に関する。
〔発明の背景〕
胸腺は、高等を推動物におけるTリンパ球の中枢的な分
化組織である。T細胞抗原レセプター(TCR)遺伝子
の発現および構成の調節は、数種の分化段階を経て′r
細胞前駆細胞が発達する場合に、胸腺で惹起する数多く
の選択的および成熟現象と関連するにちがいない。すな
わち、種々のタイプのT細胞抗原レセプター(TCR)
が同定されている。例えば、α:β異種二量体が機能的
なヘルパーおよびキラーT細胞(cytotoxic 
T−cell)上に見い出されていて、そしてほんの最
近γ:δ異種二量体が記載された。両異種二量体は、モ
ノモルフ性CD3ポリペプチドとの会合において、T細
胞の別個の集団に属する細胞表面上で独立に発現される
前記α:βに関しては、多数の報告がなされている。α
:β異種二量体の各々のサブユニットをコードしている
配列が単離され、α;βTCRの発現に使用された。さ
らに、TCRsに関連する研究のかなり初期に発見され
たある配列が、α:βレセプターと相違する推定上のT
CRのγサブユニットであると報告された。T:δレセ
プターは、α:βレセプターと多くの重要な点で相違す
ると考えられる。T:δレセプターは、MHC(主要組
織適合抗原遺伝子複合体)制限性の細胞傷害作用を示す
とは思えない。−船釣に、T:δレセプターは、T細胞
の個体発生の間を通じてα:βレセプターの出現前に検
出される。γ:δレセプターとα:βレセプター間の本
質的な相違のために、結合タンパク源として、T細胞結
合性のアゴニストまたはアンタゴニストとして診断およ
び療法に、そしてさらにT細胞の因果関係学および機能
を包含する機構を理解する上での用途を見い出すことが
できるレセプターとして、T:δ異種二量体を産生出来
ることに実質的な興味が存在する。
〔関連文献〕
T:δ異種二量体は、Brenner等により、Nat
ure(1986)322  : 145−149に;
Le−等により5cience(1986)234  
:、1401−1405に;  Pardoll等によ
り、Nature(1987)326  : 79−8
1に;  Bluestone等により、Nature
(1987)326  : 82−84に;  Bor
st等により、Nature(1987)325 : 
683−688に;およびMoingeon等により、
Nature(1987)325  : 723−72
6に開示されている。γ遺伝子は、Sa i to等に
より、Nature(1984)309  : 757
−762に;5iI11等により、Nature(19
84)312  : 771−775に開示されている
〔発明の概要〕
T:δ異種二量体のδサブユニットとして働くT細胞の
成熟初期に発現される表面タンパクを発現するための新
規なりNA配列および構成物が提供される。同時に、該
構成物は、T:δT細胞レセプターまたはそれらの機能
的な断片の発現に適する宿主において、γおよびδサブ
ユニットを産生ずるために使用することができる。前記
DNA配列は、またプローブとしても使用することがで
きる。
〔具体的な態様の説明〕
新規なりNA配列、構成物、および発現系が、配列に関
連して、そしてT細胞成熟の初期段階に関連するペプチ
ドをコードするものとして提供される。該配列は、J、
C,をコードする領域の5′端に位置し、そして初期の
胸腺リンパ球において系統的な組換え(rearran
gmen t)を示し、なんらかの06伝令またはタン
パクが検出される前には、TCPα類の■遺伝子セグメ
ントを用いる。この遺伝子座に由来するRNAは、初期
の胸腺リンパ球および成人CD4− 、CD8−細胞に
おいて高水準で発現されるが、しかし成熟T細胞集団に
おいては異る。
該配列は、vct→JtxMi換えが生じる場合にはリ
ーダーであることが明らかである。この遺伝子座での組
換えは、14日令の胎児胸腺リンパ球より、少なくとも
早く生ずることが明らかである。
従って、TCRβおよびT遺伝子と同時にか、またはこ
とによるとほんの少し前に組換えが起こることが明らか
である(Haars等、J、Exp、Med(1986
)164 : 1−24およびBorn等、5cien
ce(1986)234 : 479−482を参照〕
。組換えバンドは、18日令および19日令の胸腺リン
パ球上でより一層増加しかつ複雑になるが、なお成熟T
細胞では減少する。
前記遺伝子は、3つの部分、すなわちV、J、およびC
に分けることができ、ここで■領域は免疫グロブリンの
可変領域およびα:βTCRのαサブユニットに相当し
、J jJ域は結合領域に相当し、そしてC領域は不変
領域に相当する。■領域は、実質的にV3領域と相同性
を有し、そして同様にJ領域は、J3領域に相同性を有
する。
ゲノム配列は、13のヌクレオチドにより分離される保
存されたヘプトマー(AGCTGTG)およびノナマー
(GGTTTTTGG)を含み、組換え(rearra
nge)られていないJ配列の5′端に位置している。
3′端境界には、保存されたRNAスプライシング・シ
グナル配列(GTAAGT)が存在する。また、D ’
6H域は■領域およびJ領域の間に存在し、VDJをコ
ードする領域を包含(excompass)するエキジ
ンを提供する。
C領域は、単コピー遺伝子として存在することが観察さ
れている。それは、J遺伝子セグメントの3′端の約1
3kbおよびCctの5′端の約70kbのところに位
置付けられる。このコード配列は、アミノ酸配列が約3
0.7kDの分子量を有するタンパクをコードするもの
と推定される。配列は、2箇所にN−結合性のグリコジ
ル化部位を有する。
C領域をコードする配列は、前述のTCRまたはIg配
列のいずれかと相同な短い領域を共有し、そしてアミノ
酸配列レベルにおいて、いずれかのT細胞レセプター配
列に対して9〜18%間の相同性がある。このものはT
細胞レセプター遺伝子の特徴の多くを保存しており、お
そらく異種二量体の形成のため最初のドメインの後に余
分のシスティンを有し、そしてさらにトランスメンプラ
ン領域に保存されたりジン残基を含みこれらはいずれも
T細胞レセプター不変領域の全ての特徴を備える。リジ
ンは、CD3ポリペプチドとの相互作用にとって重要で
あるかも知れない。現在までに特徴づけられている全て
の3種のCD3ペプチドは、保存アスパラギン酸または
グルタミン酸残基をそれらの見かけ上のトランスメンプ
ラン部分に有する。C領域は、比較的短い(14−15
個のアミノ酸)疎水性C−末端を有しく保存リジンから
数える)、そして保存された配列により間隔を保たれて
、C6のそれと実質的な相同性を有する。本発明の口約
の遺伝子は、ハイプリドーマを伴う成人ダル(dull
) CD 1細胞中に見い出される。
一般に、興味ある構成物は、Cコード領域または非コー
ドフランキング領域の少なくとも8個の、一般的には少
なくとも12個のヌクレオチドを含み、そして該C領域
またはそれらの断片は、J。
Dおよびv 9fJ域に対して適切な向きに結合するこ
とができる。また、構成物は異種DNA、例えば選択用
マーカー、安定な複製系、合成リンカ−もしくはポリリ
ンカー、転写開始領域または転写終止領域等を含んでな
ることができる。一般に、C領域を含んでいる断片は、
その断片を含むもとの配列の約10kbp以下、一般に
5 kbp以下であり得る。
主題の核酸配列は、種々の方法に使用することができる
。該配列は、プローブとして使用することができ、特に
その配列の存在の測定のために種々のT細胞においてm
RNAまたはゲノムDNAを同定するためにC配列また
はJ配列を使用することができる。通常、プローブは少
なくとも約8塩基であり、より一般には少なくとも12
塩基であり、そして50塩基以上であってもよい。一般
的に、プローブは約1 kbpを越えず、さらに一般的
には相同性配列の約0.5 kb9を越えるものでない
。通常プローブは、標識され、好ましくは種々の常法、
例えば二ツクトランスレーションまたは放射性ヌクレオ
チドによるTdT伸張等を用いる放射性同位元素で標識
され得る。
主題のペプチドをコードするmRNAに由来するcDN
Asは、主題のペプチドの発現に使用することができる
。該cDNAは、そのもの単独かまたはγ配列の全部も
しくは一部を発現する遺伝子との組合わせについて好ま
しい発現ベクターに挿入してδ: rTCRを産生する
ことができる。
広範な種々の発現ベクターが、広範な種々の宿主での発
現に有用である。原核性および真核性宿主が発現のため
に有用である。使用できる宿主は、E、コリー(旦、(
oli) 、B、ズブチリス(B、5ubtilis)
、B、リケニホルミス(B、Iicheniformt
s) 、S、セレビシアエ(S、cervisiae)
 、K、ラクチス(K。
1actis) 、CHO細胞、モンキー腎臓細胞、C
O8細胞等を包含する。
広範な種々のベクターが、発現のために有用であり、ま
た広範な種々の転写開始領域を使用することが有用であ
る。好ましくは、ベクターは、転写の方向に転写および
翻訳開始領域、その開始領域の調節下におくための遺伝
子の挿入部位、並びに翻訳および転写終止領域を含んで
なる発現カセットを包含する。さらには、一般にマーカ
ーが備えられ、このマーカーは、主題のペプチド発現の
ための発現カセットを含んでいる発現宿主の選択を可能
にし、発現カセットはそれ単独か、またはγ配列をコー
ドする遺伝子のための発現カセットとの組合わせのいず
れかとして存在する。
選択性を与えるマーカーは、栄養要求株に原栄養性を付
与するように負のバックグランドを補償する配列、抗生
物質耐性、例えばカナマイシン、クロラムフェニコール
、ペニシリン、G418、テトラサイクリン、ゲンタマ
イシン等に耐性を付与する遺伝子を包含することができ
る。実例となる文献は、米国特許筒4,615,974
.4,615,980.4.624,296および4,
626,505号を包含する。
遺伝子は、5′または3′末端のいずれかか、または両
方における非コーディング領域の全部または一部を除去
することにより、あるいは試験管内(旦■工則)変異ま
たはプライマー修復により、1以上のヌクレオチドを変
化させて制限部位を導入し、不所望の制限部位を除去し
、1または複数のコドンを変化せしめ、あるいは末端伸
張により、アダプターまたはリンカ−等への連結により
、その他種々の方法で操作することができる。従って、
配列は、前記の技術によるだけでなく、酵素処理、再切
断(resection) 、または種々の機能性配列
への連結等により変性することができる。一般に、各々
の操作後、配列はクローン化され、そして所望の配列が
得られていることを確認するために分析される。分析は
、制限分析、配列決定、電気泳動、サザーン・ハイブリ
ダイゼーション等を包含する。
主題のポリペプチドを含んでいる発現ベクターは、それ
単独かまたはTポリペプチドをコードする配列との組合
わせとして、そのベクターの種々の調節領域および複製
系が機能する種々の宿主細胞のいずれかに導入すること
ができる。形質転換は、具体的な複製系に依存して種々
の方法で遂行することができる。ある場合には、染色体
外に維持するよりはむしろ組込みを狙うために、複製系
が宿主中で機能的でなくてもよい。ベクターは、プラス
ミド、ウィルス、ファージ、染色体複製系、例えばar
sとの組合わせにおける動源体等に基づくことができる
。哺乳類の発現系としては、SV40、アデノウィルス
、またはウシ乳頭ウィルス等を用いることができ、例え
ばCO8細胞においてはSV40を用いることができる
。形質転換細胞は、主題のペプチドの発現のために適当
な培地で増殖することができる。特殊な宿主によっては
、ペプチドは細胞質中に残存するか、または宿主の膜に
運搬され膜結合タンパクとなる可能性がある。
主題のペプチドをコードする配列は、1以上の領域また
は1以上の領域の部分を取り除くことにより変性するこ
とができる。従って、単独またはγタンパクの可変領域
との組合わせとして、VD領領域単離するか、または■
DJw、域を単離することができる。このようにして、
可変領域は不変領域の全部または一部を欠失するものと
して得ることができる。可変領域にシグナルリーダー配
列除去操作をするか、もしくは不変領域にトランスメン
プラン配列除去操作をするか、または画処理をするかに
より、膜への運搬を防ぎ、ペプチドを細胞質に貯蔵する
ことができる。他方、不変領域を異種タンパクと結合し
、細胞質膜に異種タンパクを運搬するための輸送機構と
して役立てることができる。種々の断片の結合は、文献
に広範囲にわたって記載されており、リンカ−またはア
ダプターを用いる変法でも遂行することができる。例え
ば、Maniatis等の、Mo1ecular Cl
oning ;A Laboratory Manua
l、 Co1d Spring l1arborLab
oratory+ Co1d Spring Harb
or、 NY+ 1982 ;および米国特許筒4,6
17,384号を参照されたし。
前記ペプチドは、さまざまな方法に使用することができ
る。レセプターは、相補的リガンドへの結合のために使
用することができる。この結合は、診断アッセイ、また
はアフィニティー・クロマトグラフィー等における用途
を見い出すことができる。レセプターは、試験管内(i
n vit四)、生体内(側血)のT細胞と競合させ、
相補的なリガンドへのそれらの結合を防ぐことができる
。目的のペプチドは、T細胞を形質転換するために用い
て、前もって決められたリガンドに結合するT細胞の能
力を上昇することができる。目的のペプチドは、モノク
ロナールまたはポリクロナール抗体産生に用いることが
でき、そしてこれらの抗体はさらに、イデオトーフ゛ま
たはパラトープと目的のペプチドとを共有するT細胞の
特異なサブセットを単離するかまたは取り除くために使
用することができる。さらに、抗体は、前記のようなT
細胞サブセント等の活性を阻害するFAC3または他の
方法を用いて、患者の血液におけるT細胞の前記のよう
なサブセットの存在を測定するために使用することがで
きる。抗体は、常法により生理学的に許容されうる媒体
、例えばPBS中に、一般に約0.165■(タンパク
/−)以上を含むように導入することができる。
主題のペプチドおよび核酸配列は、いずれかの好ましい
哺乳類源、例えば4歯動物、馬、牛、ウサギ、羊、豚、
または霊長動物等から誘導することができる。
次の実施例は、例証のために提供するものであって、限
定のためのものでない。
〔実施例〕
成人ダルCDI 、CD4− 、CD8−細胞およびハ
イブリドーマにおいて系統的な組換え(rearran
gemen t)を示すC3の5′端から約90kbに
位置する領域を同定した。J、C&遺伝子座が少なくと
も65kbにわたる(Wenot等、Na ture(
1985)316  : 832−836; flay
aday等、同誌(1985)316  : 82B−
832)ため、これらの組換えはまず最初にパルス・フ
ィールド・ゲル電気泳動(SchwartzおよびCa
ntor 、 Ca旦(1984)37 : 67−7
5;Carleおよび01son、Nucl、八cid
s  Res、(1984)  12:  5647−
5664)を用いて検出した。さらに詳細に組換えを分
析するために、C3の5′端の60kbに位置するAと
称する断片を用いて、さらに5′端に伸びるコスミドク
ローンを単離した。
断片Aは、ヘルパー・ハイブリドーマ2B4に由来する
機能性TCR&鎖の3部に対して特異的なオリゴヌクレ
オチドプローブである。これを使用して、BIQ、^肝
臓ゲノム・ライブラリー(Chien等、Nature
(1984)309  : 322−326)に由来す
るJ、2B4のゲノム・コーディング領域(Berke
r等、Nature(1985)317  : 430
−434)を含んでいるファージ・クローン(λ12)
を単離した。
J、2B4の位置は、C3に対して5′端の約65kb
にマツピングされている。次に、λ12由来のEcoR
1断片(断片A)を使用して、BALB/c−エンブリ
オニックDNAで調製したコスミド・ライブラリー(C
ory等、EMBOJ、 (1985)4 : 675
−681)をスクリーニングした。cos 2およびc
os 3と称する陽性のクローンを単乱し、そして単一
および複数の制限酵素消化によりマツピングした。
cos 3に由来する5′最末端の2.85kb Ec
oRI断片を用いて、cos 21及びcos 22と
称するクローンを単離した。さらに分析のために使用し
たDNA断片は、4.1kbのEcoRIから]■まで
のサブクローン(pG4.1)であった。JxおよびC
xの位置は、制限酵素マツピング、サザーン分析および
DNA配列決定により決定した。
サザーン分析は、次のように遂行した。成人肝臓(LV
)、14日令の胎児肝臓(FL)、胸腺リンパ球全体(
THY) 、14日令の胎児胸腺リンパ球(D 14)
および15日令の胎児胸腺リンパ球(D 15)に由来
するゲノムDNAを」並RI8趨で消化し、0.8%ア
ガロースゲル上で電気泳動し、ナイロン膜(遺伝子スク
リーニング用、NENResearch Produc
ts)上にプロットし、そしてヘキサマーにより感作し
て放射能標識(FeinbergおよびVogelst
ern、 Anal、Biochei、 (1983)
132 : G 〜L3)をした1) G 4.1でプ
ローブした。このプロトを、IMのNacl 、 50
mMの硫酸ナトリウム、50%のホルムアミド、100
 n / mlのサケ精液DNA。
4xデンハ) (Denhardts)および10%の
デキストラン硫酸中にて、40℃でハイブリダイズし、
そして2 xSSPEおよび0.2 xSSPE (2
0xSSPEは、3.6MのNacl 、0.2 Mの
リン酸ナトリウム、pH7,4および0.02MのED
T^である)中にて、55℃で洗浄した。それぞれEc
oRI消化したC57BL/6株とBALB/c株との
間のハイブリダイゼーションのパターン中には、いかな
る相違も見い出せなかった。
Mi換え(rearrangemen t)過程の動態
を理解するために、研究において分析をさまざまな日令
の胎児胸腺リンパ球DNAに拡大した。得られたデータ
は、C2遺伝子座の5′端の組換えが少なくとも14日
令の胎児胸腺リンパ球より初期に生ずることを示す。従
って、同時かまたは、たぶんTCRβおよびγ遺伝子の
ほんのすこし前に組換えが生じている(Born等、P
roc、Natl、八cad、Sci。
US八(1985)  旦2  :  2925−29
29)。
たとえ、18日令および19日令胸腺リンパ球DNAに
おいて、組換えバンドが一層増大しかつ複雑になるとし
ても、それらはより成熟したT細胞では減少する。1)
 G 4. lは、dcD1細胞におけるように、総胸
腺リンパ球DNAのパターンとの類似性を示す。しかし
ながら、これらのハイブリダイズするバンドは、コーチ
シン処理した胸腺リンパ球においてはその強度が低下し
〔成人細胞については選択的に高まる(Anderso
nおよびBlomgren、 Ce1l Immuno
l、(1920)l : 362−371 ) )、そ
して等量のDNAが使用された場合に、肺臓性のT細胞
調製物においてかろうじて測定可能になる。この観察結
果は、9個の機能性T細胞およびハイプリドーマの中か
ら、唯1個のヘルパー・ハイブリドーマ(2B4)が1
の染色体上に単一の組換えを維持するが、一方、他の8
個は明らかにこの領域を欠いているとの事実と一致する
これらの組換えの性質を決定するために、2B4ゲノム
・ライブラリー(Chin等、前述)に由来する組換え
られた断片(2B4. Exp)を含有するλ−ファー
ジを単離し、そしてp G 4.1と比較した。適切な
サブクローンの制限酵素地図および配列を得た。このデ
ータは、pG 4.1中にJ6様の構成部分(Jx)が
存在し、そして2B4において観察される組換えはJx
およびJxの5′端のD構成部分が関与するVDJ結合
現象の結果であることを証明している。この特異な■領
域の配列分析は、■、遺伝子において高度に保存される
全てのアミノ酸をそれが含み、そしてArden等のV
ot  TM01  (Nature(1985)31
6   :  783−787)と DNAレベルで8
3%の相同性を示し、そしてアミノ酸の相同性はやや少
なく (70%)、同じ遺伝子ファミリーに属すること
を示す。Jx構成部分は、公表されているJEI域の多
くの保存された配列を有し、特にサイズが類似したJ3
遺伝子セグメントそして既存Jct′Sの半分以上に共
通するC−末端プロリン残基を有する。13個のヌクレ
オチドにより分離されている保存されたヘプタマー(八
GCTGTG)およびノナマー配列(GGTTTTTG
G)は、組換えられていないJx配列(GTAAGT)
の5′端に位置付けられる。特異なVDJ組換えは、V
領域の構成部分の保存された配列とJ領域のそれらとの
間にフレームシフトをもたらし、免疫グロブリンおよび
T細胞レセプターに共通に生ずる組換えをもたらし、そ
して2B4ハイブリドーマが機能性α:β異種二量体を
産生ずる事実と一致する。
このVDJx配列を含有する転写物が検出できるか否か
を決定するために、サブクローン2B4.Expをノザ
ン分析のためのプローブとして使用した。
Jx構成部分が単独でハイブリダイズできるような条件
下では、2B4RNAにおけるC4の約1/20の水準
であるが、新たに産生じた胸腺リンパ球および成人二重
陰性(double−negative)細胞RNAに
おいてはより高い水準でそれが発現されることがわかる
。次に、2B4cDNAライブラリー(本来のクローン
の大きさは、〜200 、000である)をスクリーニ
ングし、そして新規なCg域(Cx)にスプライシング
される前述のVDJxエキソンを含有する単一クローン
を単離した。Cxコーディング領域は、ゲノム中に単一
コピー遺伝子として存在する。これは、Jx遺伝子セグ
メント3′端の13キo ヘ−ス(kb)およびC,の
5’端の70kbに位置している。ゲノムの構成は、配
列分析により図示した。このcDNAクローン(pλ1
2)ノ制限酵素地図およびその配列を以下に示す。
明細書の浄書(内容( ,、、、、GluLys  、  He  。
TM01        、、、 、、T 、、、 、
、、 、、、 a、、 、A、、、、 、T、 、、、
 。
+1 、、、、、、、、G1nVal TA27       .0.、、、 、、、 、、、
 、、、 、、、 、、、 、、、 c、ccr、 。
△ LaIAsp C!ys Ser Tyr Glu T
hr Sar Cu Tyr 12B4 ・Ex PC
IG GACIGr TCA TAT GAG ACA
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ACAAA CTCGT: 工GGA CAA (XA
 AO: CAA G1℃lQl’1 m 全てのDNA断片をpGEM−3(Promega B
iotec製)にサブクローンし、二重鎖プラスミドD
NA上でT7およびSp6プロモーター特異性プライマ
ーを用いチエインターミネータ−法により配列を決定し
た(ChenおよびSeeburg、 DNA(198
5)4 : 165−170)。記載される全ての配列
決定は、双方の鎖について行われた。配列決定を容易に
するため、欠失サブクローンをExol I Iおよび
Mung Beanヌクレアーゼ処理(Hen 1ko
f f 、 Gene (1984) 28 : 35
1−359)で発生せしめた。pλ12CDNAクロー
ンの可変領域(V) 、J、不変領域(C)および3′
端の非翻訳領域(3’ut)の位置を示した。pG 4
.1および2B4゜Expの陰になっている領域は、D
NA配列決定で同一の配列を示すことが判明した。
pλ12のちょうど5′端および3′端におけるEco
R1部位は、クローニングに用いたEcoR1リンカ−
に由来する部位である。アミノ酸配列におけるN−結合
グリコシル化が可能な部位は、“CHO”により示した
。保存ヘプタマーおよびノナマー配列およびRNAスプ
ライス配列は下線を付した。システィン残基は三角印を
示した。
TA27V or配列(Arden等、前述)は、2B
4.ExpV領域に非常に似ていて、核酸およびアミノ
酸の相同性はダッシュ(−)で示した。2B4.Exp
、pλ工2の予測されるアミノ酸配列は、N−末端にお
ける推定されるプロセッシングポイント(Berke 
−、前述;Arden等、前述)から出発して番号をつ
けた。
理論上、フレーム・メツセージ内では、このタンパクの
推定される分子量は、約30.7kDであろう。
C領域をコードする配列は、前述したTCRまたはIg
配列の各々と相同の短い領域を担い、そしていずれかl
のT細胞レセプター配列に対してアミノ酸配列レベルで
9〜18%間の相同性を有する。それは、T細胞レセプ
ター遺伝子の特徴の多くを維持しており、おそらく異種
二量体形成のため第一ドメインの後に余分のシスティン
を有し、そしてさらにトランスメンプラン領域中に保持
された残基を含有し、他のT細胞レセプター不変部のす
べての特徴を含有している。この位置におけるリジンは
、CD3ポリペプチドとの相互作用にとって重要であり
うることが示唆されていた(Ch i en等、Nat
ure(1984)312  : 3l−35)。この
相互作用は、今日までに特徴付けられているCD3ペプ
チドの3種すべてが、それらの見かけ上のトランスメン
プラン領域に保存されたアスパラギン酸またはグルタミ
ン酸残基を有するごとく仮定されていた。
新規なT細胞レセプターの不変領域配列は、免疫グロブ
リンおよび他のT細胞レセプターに対してほんの弱い相
同性(9−18%)があるだけである。この弱い相同性
は、前述のCヶ配列に共有され、免疫グロブリンにより
密接に関係(最初のドメイン中40%まで相同)する0
丁およびCβ不変部と対照的である。従って、Cxまた
はCcMのいずれも全く免疫グロブリン様折りたたみ(
fold)を形成せず、そして何んらかの他の構造(1
または複数)がT細胞レセプター分子の部分として必要
とされる可能性が存在する。
CxとC,間の興味をそそる類似点は、両者とも比較的
短い(14−15のアミノ酸)疎水性C−末端(保存さ
れたリジンから数える)を有することであり、これに対
し、C7およびChの対応する領域はより長く (それ
ぞれ、23および25のアミノ酸)、そして各々がその
分子の末端の近傍(KKXNS’のCβ末端および“N
EにKS”のCr末端)に3個の荷電残基を有する。ポ
リペプチド配列関係におけるこれらの相違は、異種二量
体形成およびCD3ポリペプチドとの相互作用にとって
重要である可能性がある。Cx配列の他の特徴は、Cx
保存配列がC,のそれらと、X保存配列が一定の間隔を
保たれていて類似し、そしてCアおよびC,9の構成物
とはほとんど共通点をもたないことである。4つのT細
胞レセプターの不変領域は、保存されたシスティン(C
)、リジン(K)およびトリプトファン(W)残基によ
り整列され得る。
はとんどの場合に、これらの残基間の間隔は、CxとC
&との間に非常に近似していて、そしてそれらはγとβ
との間にも非常に近似している。
この観察についてのただ1つの例外は、C&の第2番口
と第3番目のシスティン間の距離が異常に短いことであ
る。また、興味深いのは、γおよびβとも、殆んどの免
疫グロブリンの不変領域の特徴である、第1番口のシス
ティン残基の前に14番目のアミノ酸としてトリプトフ
ァンを有するが、一方CxまたはCヶのいずれもその位
置またはその近くにトリプトファンをもたないことであ
る。
αおよびβは相互に一対になることが知られているから
、CxおよびCアは等価な対であるようである。推論と
しては、αはTと一対になり、または“X″鎖はβと一
対になり得る可能性がある。
この後者の可能性が真実であるならば、それは、これら
の2つの遺伝子座が機能するであろう見かけの相互排除
則を説明することを助けるであろう。
X鎖の発現のレベルおよび分布を評価するために、′ノ
ーザン(Nor thern)  ″プロットを未成熟
のおよび成熟した胸腺リンパ球集団に由来するRNA’
sで調製し、そしてCx 、CTおよびC6のcDNA
プローブによりプローブした。
CxとCTを共に含有する配列は、新たに生まれた胸腺
リンパ球ではいくらか発現が減少するが、成人の二重陰
性細胞RNAおよび15日令の胎児胸腺リンパ球培養物
(IL−4およびテトラデカノイルホルボールアセテー
トで培養した)において高レベルで発現され、そして長
くオートラジオグラムにさらした後の未分画成人胸腺R
NAにおいては、はんのわずかたけ検出できるにすぎな
い。
総胸腺における発現のレベルは、成人二重陰性細胞にお
ける発現のほんの1/10にすぎないことが推測される
。対照的に、C,、mRNAは、培養胎児胸腺リンパ球
においては明瞭でなく、二重陰性細胞RNAにおいては
ほんのわずか検出でき、そして成人胸腺リンパ球RNA
においては明瞭に存在する。このデータは、二重陰性細
胞調製物がCDIマーカーによって選択されないとの公
表されている結果と調和する。
細胞集団中には、Cx特異性RNAの2つの主な大きさ
、2.0kbおよび1.55kb (マーカーとしては
、リポソーム283および18Sを5.1kbおよび2
.0kbとして用いて測定した)に属するものが存在す
る。■領域をプローブとして用いるハイブリダイゼーシ
ョンは、2.0kbのバンドのみが検出される。D構成
部分は、ある胎児胸腺リンパ球および成人二重陰性細胞
バイプリドーマで観察されるJxおよびDJx組換え構
成部分の5′端に位置することが確認された。DJ組換
え領域を含有する1つの染色体だけを有する二重陰性ハ
イブリドーマにおいては、単に1.55kbRNAだけ
が存在する。このことは、少なくともいくらかの1.5
5kb種がDJ転写体であることを支持する。これは、
IgのH鎖遺伝子CμおよびTCRのβ鎖遺伝子として
観察されているものに類似し、そしてここでは、VDJ
およびDJの双方が関与する組換え領域に対応するメン
センジャーRNAは、別個の大きさの部類のものとして
転写される。
2B4細胞における転写物の大きさは1.85kbであ
るとの1つの測定結果がある。この結果は、再現性があ
りそして単離したcDNAクローンの大きさと一致する
。2B4転写物はBIO,A株の染色体に由来しく融合
パートナ−BW 5147は両方の染色体からこの領域
が欠失している)、そしてここで解析される細胞集団は
、BALB八かまたはBALB/cx129F、 ’ 
s  [BALB/cx129f’、の胸腺を抗−CD
4およびG K 1.5モノクロ一ナル抗体(叶、八。
Zlotnikより分譲可能)で処理して3週間経過し
たものから得た〕のいずれかに由来するものであるため
、これは株の多形現象に基づくということが1つの説明
である。他の説明は、異るスプライシングである。  
 。
開示される特異な遺伝子は、機能的な組換えを示さない
が、しかし遺伝子の構造上の構成部分は、高度に保存さ
れたT細胞レセプターおよび免疫グロブリン配列と相同
である。2B4cDNAクローンの0部の配列は、ゲノ
ムの配列分析により同定された。Cxは、単一コピー遺
伝子であり、そしてイントロンーエキソンの構成はIg
およびTCP不変領域のそれに非常に似ているから、こ
れは偽−遺伝子(psuedo−gene)ではないら
しい。さらに、機能性ヘルパーまたは細胞障害性のT細
胞株由来のT鎖cDNAクローンの殆んどすべては、J
鎖のフレーム外連結現象の転写物を示し、そして他の細
胞型においては、いまだ機能性メソセージおよびタンパ
クが検出され得る。単離されるcDNAは、Tヘルパー
・ハイブリドーマ2B4に由来し、そしてこのものは機
能性α:β異種二量体を担持するから、非機能性メツセ
ージは、これらの細胞においてなされるが、一方、Cx
配列を担持するタンパクは、他のT細胞系で同定される
であろうとの推定が合理的である。
前記の配列の機能的変形体は、2つのN−結合グリコシ
ル部位を有する30.7kDのポリペプチドをコードす
るであろう。完全なグリコジル化体は、約37kDであ
る。従って、グリコジル化体として45kDそしてエン
ド(Endo) F処理した後に37kDになると、報
告されているマウスδ鎖タンパク(Pardolly、
前述)よりも相当に小さい。最近、ヒ)CTl伝子は、
見かけ上の分子量にかなりの変化を引き起こす1ないし
3個のヒンジ様エキソンを包含して種々にスプライスさ
れ得ることが観察された(Littman等、Natu
re(1987)326  : 85−88)。
2B4メソセージは、Cx配列を含有している2つの主
要な種のより大きなものより約150ヌクレオチド短い
。それゆえに、類似の現象をここに開示される遺伝子で
起こすことが可能であり、そして胸腺リンパ球中に見い
出される主な高分子量の種が、2B4cDNAに比較し
てそれ以上のエキソンまたはエキソン類を有することが
可能と解される。
追加の150ヌクレオチドのコーディング領域配列は、
36.2kDO未グモ スδ鎖について観察されたものとほぼ同一である。
前記の結果から、新規な核酸配列は、分化の特殊な段階
における未熟なT細胞を同定するために使用することが
できることが明らかである。さらに、これらの配列をD
NA構成物として用いて、主題のペプチドを単独で、ま
たは他のT細胞特異性ペプチドと、殊にT細胞レセプタ
ーを包含する他のペプチドと、なかんずくβおよびTペ
プチドとの組み合せでの発現についてプローブすること
ができる。主題のペプチド単独または他のペプチドとの
組み合せ物は、リガンドの結合物として、種々の環境下
、例えば診断上の免疫アッセイ、またはアフィニティー
・クロマトグラフィー等に使用することができる。さら
に、主題のペプチドは、前記のような具体的なT細胞を
活性化するかまたは除去するような交差反応性ペプチド
を担う2つのT細胞に結合するモノクローナルまたはポ
リクローナル抗体の産生に使用することができる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、転写および翻訳開始領域、該開始領域の開始制御の
    もとでペプチドをコードする遺伝子またはその断片、並
    びに転写および翻訳終止領域を含んでなる発現カセット
    を含有するDNA構成物であって、前記発現カセットは
    前記遺伝子の野生型配列の約5kbp未満を含んでなり
    、前記遺伝子は、(a)ジャームライン(germli
    ne)DNAから組換え(rearrange)られて
    いるか、またはプロセスされ組換え(rearrang
    e)られたジャームラインDNAに対応するcDNAで
    あり; (b)T細胞レセプターのアルファーサブユニット領域
    に相当するV、D、J、およびC領域を含んでなり、 (c)T細胞レセプターのアルファーサブユニットの遺
    伝子座以外の遺伝子座におけるものであり;そして (d)前記遺伝子を含んでなる脊椎動物宿主の発生の初
    期に発現される特徴を有し、かつ、 前記断片が、C領域の少なくとも8個のアミノ酸および
    前記ペプチドと免疫学的に交差反応性であるオリゴペプ
    チドをコードしており、そして選択のためのマーカー、
    細胞性宿主中で安定な複製系、または合成リンカーもし
    くはポリリンカーの少なくとも1つを含んでなる異種性
    DNAと結合している、前記DNA構成物。 2、前記転写および翻訳開始領域が、哺乳類細胞におい
    て機能する領域である請求項1記載のDNA構成物。 3、前記遺伝子が、cDNAである請求項1記載のDN
    A構成物。 4、前記発現カセットが、マーカーを結合している請求
    項1記載のDNA構成物を含んでなる形質転換細胞。 5、前記細胞が哺乳類細胞である請求項4記載の形質転
    換細胞。 6、C領域遺伝子の少なくとも12個のヌクレオチドの
    オープンリーディングフレームを含んでなる5kbp未
    満のDNA配列であって、前記遺伝子の配列が、 (a)ジャームラインDNAから組換え(rearra
    nge)られているか、またはプロセスされ組換え (rearrange)られたジャームラインDNAに
    対応するcDNAであり、 (b)T細胞レセプターのアルファーサブユニット領域
    に相当するV、D、J、およびC領域を含んでなり、 (c)T細胞レセプターのアルファーサブユニットの遺
    伝子座以外の遺伝子座におけるものであり、そして (d)前記遺伝子を含んでなる脊椎動物宿主の発生の初
    期に発現される特徴を有し、かつ、 前記断片が、前記ペプチドと免疫学的に交差反応性であ
    るオリゴヌクレオチドを少なくともコードする前記DN
    A配列。 7、(a)T細胞レセプターのアルファーサブユニット
    領域に相当するV、D、J、およびC領域を含んでなり
    、 (b)T細胞レセプターのアルファーサブユニット遺伝
    子座以外の遺伝子座におけるものであり、そして (c)遺伝子を含んでなるを椎動物宿主の発生の初期に
    発現される、特徴を有する遺伝子を含んでなるcDNA
    配列。 8、(a)ジャームラインDNAから組換え(rear
    range)られているか、またはプロセスされ組合さ
    れたジャームラインDNAに対応するcDNAであり、 (b)T細胞レセプターのアルファーサブユニット領域
    に相当するV、D、J、およびC領域を含んでなり、 (c)T細胞レセプターのアルファーサブユニット遺伝
    子座以外の遺伝子座におけるものであり、そして (d)前記遺伝子を含んでなる脊椎動物宿主の発生の初
    期に発現され、かつ、前記断片が、前記ペプチドと免疫
    学的に交差反応性であるオリゴペプチドを少なくともコ
    ードしており、そしてその5′末端において異種性の転
    写および翻訳開始領域と遺伝子が結合しており、そして
    その3′末端において翻訳および転写終止領域と結合し
    ている、ことを特徴とする遺伝子を含んでなる発現カセ
    ット。 9、遺伝子またはそれらの断片により発現されるペプチ
    ドの製造方法であって、前記遺伝子が、(a)ジャーム
    ラインDNAから組換え(rearrange)られて
    いるか、またはプロセスされ組合されたジャームライン
    DNAに対応するcDNAであり、(b)T細胞レセプ
    ターのアルファーサブユニット領域に相当するV、D、
    J、およびC領域を含んでなり、 (c)T細胞レセプターのアルファーサブユニット遺伝
    子座以外の遺伝子座におけるものであり、そして (d)前記遺伝子を含んでなる脊椎動物宿主の発生の初
    期に発現され、かつ 前記断片が、前記ペプチドと免疫学的に交差反応性であ
    るオリゴペプチドを少なくともコードしていることを特
    徴とするものであり、そしてその5′末端において該遺
    伝子と異種性の転写および翻訳開始領域が結合し、そし
    てその3′末端において該遺伝子と翻訳および転写終止
    領域が結合している前記遺伝子を含んでなる発現カセッ
    トで、形質転換されている細胞を増殖せしめることより
    なる前記製造方法。
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