JPH0196048A - 吸湿性成形体の製造方法 - Google Patents

吸湿性成形体の製造方法

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JPH0196048A
JPH0196048A JP25070987A JP25070987A JPH0196048A JP H0196048 A JPH0196048 A JP H0196048A JP 25070987 A JP25070987 A JP 25070987A JP 25070987 A JP25070987 A JP 25070987A JP H0196048 A JPH0196048 A JP H0196048A
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chloride
clay mineral
water
cement
slurry
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JP25070987A
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JPH0217500B2 (ja
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Akira Matsuoka
章 松岡
Satoru Yoshimi
吉見 哲
Kazuhiko Asano
浅野 和彦
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National Institute of Advanced Industrial Science and Technology AIST
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Agency of Industrial Science and Technology
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  • Curing Cements, Concrete, And Artificial Stone (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、天丼材や壁材その他の調湿性−建築パネルに
用いる吸湿性成形体の製造方法に関するものである。
(従来技術とその問題点) 発明者は塩化カルシウムや塩化リヂウムを石膏と混練硬
化して得られたパネルが、木材やゾノトライト系ケイ酸
カルシウム板等の従来の調湿性パネルの数倍から土数倍
の吸湿量を得ることを見出だした。   (特願昭61
−281338号)上記発明では、硬化材に石膏を用い
たため成形性の良好なものが得られたが、耐水性を付与
するためセメントを硬化材としで用いるとともに、吸湿
面積を増やすため押出成形により側面に中空孔を設けた
ところ、セメントが硬化収縮し、クラックを多数生じ、
強度が著しく低下して満足な硬化体を得ることができな
いという問題点があった。
(目的) 本発明は、このような問題点に鑑みてなされたもので、
高吸湿性を有し、耐水性と強度にすぐれた吸湿性成形体
の製造方法を提供するものである。
(問題点を解決するための手段) 上記目的を達成するための、本発明の吸湿性成形体の製
造方法は、モンモリロナイトを主成分とする粘土鉱物と
塩化物を水に混合したスラリーに、゛セメント系硬化物
質を適宜骨材、充填材とともに混練し、押出成形して中
空孔を有する成形体を得るものである。
(作用および効果) モンモリロナイトを主成分とする粘土鉱物と塩化物とを
水に混合してスラリーにすると、粘土鉱物が水により膨
潤するとともに、膨潤した粘土鉱物層間で粘土鉱物の交
換性陽イオンと塩化物の陽イオンとが交換して塩化物の
陽イオンが粘土鉱物層間に入り込んだ状態になる。
次いで、セメント系硬化物質と適宜骨材、補強材を上記
スラリーに添加して混練すると、モンモリロナイトのね
ばり作用の発現により、可塑性、保水性が向上し、押出
成形すると滑りが良好で平滑性、密度の均一性、成形性
にすぐれた中空孔を有lる押出物が得られる。
そして、この押出物が硬化する際、上記セメント系硬化
物質は収縮しようとするが、水により膨潤した粘土鉱物
が充填作用をし、更に、粘土鉱物はその層間に入り込ん
だ塩化物がブロッキング効果を奏しているので、粘土鉱
物の乾燥収縮を抑制する。
従って、本発明の吸湿性硬化体は、硬化乾燥時の収縮が
少なく、クラックを生じることなく均質で、高強度の成
形体を1■ることができる。
又、上記硬化体は、吸湿性の高い塩化物が連続する多孔
質体に内添された状態にあるので、塩化物の吸湿能力が
妨げられないとともに、上記塩化物は粘土層間に保持さ
れているので、保水しても容易に流失することがなく、
長期に渡りすぐれた吸湿性能を維持できる。
更に、押出成形により中空孔を設けであるので硬化体を
軽量化できるだけでなく、湿気との接触面積を大にし、
吸湿速度を上げることができる。
(実施例) 本発明の詳細な説明すると、モンモリロナイトを主成分
とする粘土鉱物としてベントノイド、酸性白土を使用す
る。
塩化物としては、塩化カルシウム、塩化リチウム、塩化
マグネシウム等の潮解性の強い物質を使用し、上記粘土
鉱物’100千量%に対し、塩化物を1〜70ffi量
%の比率で水に混合し、スラリーにする。
上記スラリー中では、水により膨潤した粘土鉱物の層間
で粘土鉱物の交換性陽イオンと塩化物の陽イオンとが交
換して塩化物の陽イオンが粘土鉱物層間に入り込んだ状
態になっている。
次いで、上記スラリーに、セメント系硬化物質を粘土鉱
物100重量%に対して30〜2000重量%の混合比
率で骨材、補強材とともに混錬する。
上記セメント系硬化物質としては、各種セメント類、ケ
イ酸カルシウム、石青スラグ、フライアッシュ等の単体
若くは混合体が用いられる。
又、上記骨材、補強材としては珪砂、砂、寒水石、パー
ライト、シラスバルーン、石綿等の無機材やポリプロピ
レン等の合成樹脂繊維、木粉、パルプ、その他減水剤、
起泡剤等を添加する。
上記の添加物を混練した後、適宜中空孔を有する形状に
押出し、引き続いて常態又はオートクレーブ等で水和反
応させて硬化乾燥し、吸湿性成形体を1ワる。
上記混線物は、モンモリロナイトを主成分とする粘土鉱
物によりねばり作用を発現するので、押出成形した際、
混練物の可塑性、保水性、すべり性を向上さU、表面平
滑で、密度が均一な中空孔を石する押出物が1qられる
従って、従来、押出し組成において粘性を高める目的で
用いるメチルレルロースは必要とせず、本発明によれば
、安価になるだけでなく、ウェットブレンドで製造する
ことができ生産性も良い。
上記セメント系硬化物質は、その平均粒径が40〜80
μである一方、粘土鉱物の層間距離は膨潤した状態でも
1μ以下であるから、上記粘土鉱物層間にセメント系硬
化物質が入り込むことがなく、成形体は、無数の微小な
空隙を有する多孔質体となり、粘土鉱物層間に保持され
た塩化物が湿気と接触し易く、すぐれた吸湿性が得られ
る。
尚、このような吸湿性成形体の製造工程においてセメン
ト硬化体をあらかじめ水と混練しでおき、粘土鉱物と塩
化物を含むスラリーと混合してもよい。
要するに、水は粘土鉱物を膨潤させその層間に塩化物を
入り込ませるとともに、セメント系硬化物質が水和反応
するのに必要な量を適宜添加すればよい。
次に本発明の具体的な実施例と比較例を示す。
(実施例1) 水80gに塩化カルシウム5gを添加し、ベントナイト
IOVを加えてスラリーにして1時間放置した後、ポル
トランドセメント70g、8月珪砂20gを混練し、押
出機ダイスに圧力計を取付け、押出圧力’l0KFJ/
cuiで成形した。
次に、上記実施例1の組成、押出圧を変えて実施例2、
実施例3を作成した。
比較例として実施例1から塩化カルシウムを除いて比較
例1を、実施例1からベントナイトを除いて比較例2を
、実施例1のベントナイトのかわりにメチルセルロース
を添加して比較例3を作成し、表1に示した。
そして、各々のサンプルについて押出適性、成形体の外
観、吸湿性を調べ、実験結果を表2に示した。
尚、表2に於て吸湿性試験は絶乾状態の試片を20℃、
95%R1−1に3日間放置し、その重♀増加率を測定
したものである。
以上の様に実施例1.2.3は良好な成形性と吸湿性を
示す一方、比較例1はベントナイトを混合したので押出
適性は良好であったが塩化物を添加しなかったので硬化
・乾燥すると多数のクラックを生じ脆弱であった。比較
例2はベントナイトを混合しなかったので成形不能であ
り、比較例3は良好な成形性を示すがメチルセルロース
が吸湿性を妨げていることが明らかになり、粘土鉱物と
塩化物の両方が必須であることが示された。。
以上の様に本発明によれば、セメント硬化物質内にモン
モリロナイトを主成分とする粘土鉱物と塩化物が内添保
持されており、吸湿性がすぐれるだけでなく、押出し適
性にすぐれるとともに、硬化収縮しないので、表面性、
強度、軽量性、耐水性にすぐれた中空孔を有する成形体
を人聞に生産できるという利点を有するものである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. モンモリロナイトを主成分とする粘土鉱物と塩化物を水
    に混合したスラリーに、セメント系硬化物質を適宜骨材
    、補強材とともに混練し、押出成形して中空孔を有する
    成形体を得ることを特徴とする吸湿性成形体の製造方法
JP25070987A 1987-10-06 1987-10-06 吸湿性成形体の製造方法 Granted JPH0196048A (ja)

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JPH0196048A true JPH0196048A (ja) 1989-04-14
JPH0217500B2 JPH0217500B2 (ja) 1990-04-20

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