JPH0193032A

JPH0193032A - 超電導ブラウン管

Info

Publication number: JPH0193032A
Application number: JP62248715A
Authority: JP
Inventors: Susumu Yamaguchi; 進山口; Hitoshi Furumae; 古前　仁司
Original assignee: Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Current assignee: Panasonic Holdings Corp
Priority date: 1987-10-01
Filing date: 1987-10-01
Publication date: 1989-04-12

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】産業上の利用分野本発明は、テレビ、ＣＲＴ　、オシロスコープ等の映像
表示に用いられる超電導ブラウン管に関するものである
。

従来の技術近年、テレビ、コンピュータ用ＣＲＴ　、オシロスコー
プ等、信号を視覚化して表示するためのブラウン管技術
の進展は著しく、特にオーディオ・ビジュアル（ＡＶ）
の発展に伴い、高精細度テレビとして、非常に高性能の
ブラウン管が登場してきている。

しかしながら、ブラウン管は本来、原理的に電子銃から
ブラウン管中に発射された電子ビームを磁気的にコント
ロールして、蛍光面に当てて発光表示させる性質のもの
であるだめ、゛外部の磁気に対しては非常に弱く、特に
ＡＶシステムとして、高精細度のテレビの傍に、大型の
磁石を有するスピーカを配置した場合の影響は大きく、
時には、ブラウン管内のシャドウマスクの着磁によす、
恒常的な色ずれを発生することもあった。

このように従来はスピーカーボックスを防磁構造にする
、またはテレビ本体を防磁構造にするという対策がとら
れていた。

発明が解決しようとする問題点しかしながら、上記のような防磁構造は透磁率の高い金
属を張りつける等、非常に重装備になるものであシ、か
つ理想的な磁気遮蔽は困難であり、またブラウン管の正
面からの磁気侵入に対しては対応困難なものであった。

本発明は上記問題点に鑑みてなされたもので、ブラウン
管本体に、理想的な磁気遮蔽を施し、外部磁気の影響を
受けない超電導ブラウン管を提供するものである。

問題点を解決するための手段上記問題点を解決するために、本発明の超電導ブラウン
管は、ブラウン管本体の外側表面または内側表面、また
は、テレビ用ブラウン管内のシャドウマスク表面に超電
導薄膜を形成した構成になっている。

作用本発明は上記の構成によって、招電溝特有のマイスナー
効果による反磁性作用により、ブラウン管を理想的に磁
気遮蔽し、外部磁気による影響を受けなくするものであ
る。

実施例以下、本発明の一実施例の超電導ブラウン管について、
図面を参照しながら説明する。

図は本発明の実施例における超電導ブラウン管の構造を
示すものである。図中、１は電子銃、２はコントロール
グリッド、スクリーングリ、ノド等のグリッド群、３は
電子銃１より発射された電子ビーム、４はシャドウマス
ク、５は蛍光面、６はブラウン管声体を構成するブラウ
ン管チューブであり、ここまでは従来の構成と固守であ
る。７は本発明の特徴である超電導薄膜である。

以上のように構成された超電導ブラウン管につき、以下
その動作原理を説明する。

超電導状態になると、既に良く知られているようにマイ
スナー効果による完全反磁性現象が起き、理想的な磁気
遮蔽が実現される（例えば、原宏編「超電導エレクトロ
ニクス」、（昭６０．１２゜１０）、オーム社、Ｐ６）
。また、超電導物質による薄膜形成技術も実用化に近付
いてきており、（例えば、牧野昇「招電溝革命」、（昭
６２．６゜２０）１日本実業出版社、ＰＰ１２０〜１２
６　）、高温超電導薄膜も間もなく実用化が予測される
。

本実施例の超電導ブラウン管は、従来のブラウン管の外
側表面に超電導薄膜による磁気遮蔽を設けたもので、外
部磁気の影響を受けず、かつ内部磁気が外部に漏れない
ブラウン管を実現できることとなる。

なお、本実施例において、超電導薄膜下は、ブラウン管
本体の外側表面に設けたが、これはもちろん、内側表面
に設けても良い。この時、超電導薄膜７はビーム電子の
帰還路として利用でき、かつ超電導状態であるため、電
力損失のない高効率のブラウン管が実現できる。

また、超電導薄膜７をブラウン管画面部表面に設けたこ
とが光学的影響を及ぼす場合、ブラウン管内部のシャド
ウマスク表面に設けても良い。

以上、テレビ用ブラウン管について述べたが、計測機用
のブラウン管、コンピュータＣＲＴデイスプレィ用ブラ
ウン管でも同様であることは言うまでもない。

発明の効果以上のように本発明は、従来構造のブラウン管表面に超
電導薄膜を形成したことにより、外部磁気の影響を受け
ない、理想的な磁気遮蔽効果を実現しうるものである。

【図面の簡単な説明】

図は本発明の一実施例における、超電導ブラウン管の構
造を示す要部断面図である。１・・・・電子銃、２・・・・グリッド群、３・・−・
・電子ビーム、４・・・・シャドウマスク、５・・・・
・蛍光面、６・・・・・ブラウン管チューブ、了・・・
・・超電導薄膜。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）ブラウン管外側表面に超電導薄膜を形成し、マイ
スナー効果の反磁性作用により磁気遮蔽を行い、外部磁
気の影響を受けないことを特徴とする超電導ブラウン管
。
（２）ブラウン管内側表面に超電導薄膜を形成し、マイ
スナー効果の反磁性作用により磁気遮蔽を行い外部磁気
の影響を避けると共に、前記超電導薄膜を、電子ビーム
の帰還路として用いることを特徴とする超電導ブラウン
管。
（３）ブラウン管内部のシャドウマスク表面およびブラ
ウン管側面に超電導薄膜を形成し、外部磁気の影響を避
けると共に、前記超電導薄膜の光学特性によりブラウン
管画面の画質に影響を及ばさないように構成したことを
特徴とする超電導ブラウン管。