JPH019247Y2 - - Google Patents

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JPH019247Y2
JPH019247Y2 JP1982136321U JP13632182U JPH019247Y2 JP H019247 Y2 JPH019247 Y2 JP H019247Y2 JP 1982136321 U JP1982136321 U JP 1982136321U JP 13632182 U JP13632182 U JP 13632182U JP H019247 Y2 JPH019247 Y2 JP H019247Y2
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JP
Japan
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rim
key grooves
key
support arm
stratified
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JP1982136321U
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JPS5941043U (ja
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  • Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、扇形のリム板を積層してなる成層
リムをスパイダボスにはめ込み固定した、回転電
機の突極形回転子に関する。
この種の突極形回転子を、第1図に縦断面図で
示す。図は立て軸水車発電機の例を示し、1は回
転軸、2はこの回転軸に固定されたスパイダボス
で、円板部3の外円周部に円周方向に対し複数の
支持腕4が軸方向に設けられていて、複数の補強
板5が固着されている。6は支持腕4の外円周部
にはめ込み結合された成層リムで、扇形に打抜か
れた多数枚のリム板を積層し、多数本の締付けボ
ルト7及びナツト8により一体に締付けられてい
る。9は支持腕4と成層リム6の各キーみぞに挿
入されたキー、10は成層リム6の外円周部にダ
ブテイル結合された複数の磁極鉄心で、界磁コイ
ル11を装着している。
扇形のリム板は円周方向に一円に並べ、次層は
1磁極ピツチ分円周方向にずらして一円に並べる
ようにし、各層のリム板の継ぎ目が軸方向に集中
しなく分散配置するようにしている。
この種の従来の磁極数の多い突極形回転子は、
第2図は平面図で示すようになつていた。図は磁
極数が14で、スパイダボス2の支持腕4数が8個
の場合を示す。支持腕4は円周方向に等間隔(角
度A=45゜)に8個が配設され、それぞれキーみ
ぞ12が設けられている。扇形のリム板13は1
層ごとに継ぎ目を1磁極ピツチ宛円周方向にずら
して積層している。14は成層リム6のダブテイ
ルスロツトで、磁極鉄心10のダブテイル10a
がはめ込まれている。成層リム6の内円周には多
数のキーみぞ15が設けられ、対応する支持腕4
のキーみぞ12との間に、キー9が打込まれてい
る。各リム板13にはキーみぞ15が打抜かれて
あるが、リム板13は各層ごとに1磁極ピツチ宛
円周方向にずらして積層するので、支持腕4のキ
ーみぞ12に合致させるため、キーみぞ15の数
は、磁極数Pと支持腕4数Nとの最小公倍数だけ
設けてある。第2図ではP=14,N=8であるの
で、最小公倍数は56となり、キーみぞ15数は56
にしてある。
このように、キーみぞ15数が多数となり1磁
極当り4個となつている。キーみぞ15数が多い
と、隣接するキーみぞ15間の歯部の厚さが狭く
なり、キー9を受けトルクを伝達するに必要な機
械的強度が低下する。
磁極数がさらに多くなつた突極回転子の従来の
他の例を、第3図及び第4図に、成層リムのキー
みぞとスパイダホスの支持腕の関係を上方から見
た一部の展開図及び内円周側から見た展開図で示
す。なお、締付けボルト部は図示を省いている。
第4図では成層リムのキーみぞの一部を鎖線で示
す。磁極数は38で、スパイダボス2の支持腕4数
は8であり、双方の最小公倍数は152となり、成
層リム16の内円周部のキーみぞ19の数は152
にしてあり、1磁極当り4個となつている。隣接
するダブテイルスロツト18間の角度、すなわ
ち、磁極間角度αは360゜/38で、図では各リム板
17は5磁極分宛の扇形に打抜かれ、継ぎ目17
aごとに合わされスパイラル状に積層されてい
る。各層ごとに継ぎ目17aは1磁極ピツチ宛円
周方向にずらされている。各支持腕4のキーみぞ
12間の角度βは45゜で等間隔にしてあり、キー
みぞ191ピツチ角度θの19ピツチ分の角度にな
つている。
上記従来の突極形回転子では、磁極数と支持腕
4数が多くなると、これらの最小公倍数が大きく
なり、成層リムのキーみぞ数が非常に多数にな
り、キーみぞ間のピツチが小さくなり、隣接する
キーみぞ間の歯部の厚さの割合が小さくなり、ト
ルク伝達に不足をきたすことがあつた。このた
め、成層リムの内,外径を大きくしなければなら
なかつた。殊に磁極の数が多く、極数の対数が奇
数になる場合は、支持腕との最小公倍数が大きく
なることが多く、成層リムのキーみぞ数が多くな
り、1磁極当りのキーみぞ数が4にもなり、上記
のような問題が生じていた。また、成層リムのキ
ーみぞ数が多くなると、リム板の打抜き型工具の
損傷が起きやすく、寿命が短くなつていた。
この考案は、上記従来のものの欠点を除去する
ためになされたもので、磁極数と支持腕のキーみ
ぞとの最小公倍数が比較的大きい場合、各支持腕
のキーみぞの間隔を、成層リムの上記最小公倍数
のキーみぞ1ピツチ分だけ、交互に増、減して配
置することにより、成層リムのキーみぞ数が半減
され、隣接するキーみぞ間の歯部の厚さが大きく
でき、トルク伝達が十分になる突極形回転子を提
供することを目的としている。
第5図はこの考案の一実施例による突極形回転
子の平面図であり、7,8,10,10a,11
は上記第2図に示す従来の回転子と同一のもので
ある。磁極数は14で、スパイダボス21の支持腕
22の数は8本である。23は上下1対の円板
部、24は複数の補強板、25は支持腕22のキ
ーみぞである。この場合、磁極数と支持腕22数
との最小公倍数は56であり、成層リム26のキー
みぞ28の数は、従来は56個設けていたが、この
考案では1個とびにして28個とし半減している。
これは、各支持腕22及びそのキーみぞ25の間
隔を、上記成層リム26の、上記最小公倍数のキ
ーみぞ1ピツチ分(角度B)だけ、交互に増,減
し角度A+B,A−Bとに不等ピツチに配設して
あることにより、キーみぞ28数が半減されたの
である。こうして、各扇形のリム板27を各層ご
とに円周方向に1磁極ピツチ宛ずらして積層して
あるが、半減されたキーみぞ28のうち、各支持
腕22のキーみぞ25に対応する分が合致し、キ
ー9が双方間に打込まれる。27aは各リム板2
7の継ぎ目である。
第6図及び第7図はこの考案の他の実施例を示
し、上記従来の第3図及び第4図に相当する成層
リム部の上方から見た展開図及び内円周側から見
た展開図である。磁極数は38極で磁極間角度αは
360゜/38で、支持腕31は8個である。成層リム
33の内円周部に設けられたキーみぞ35の数
は、従来は152個であつたが、この他の実施例で
は、1個とびにして76個として半減している。こ
れは、スパイダボス30の各支持腕31及びその
キーみぞ32の間隔を、上記成層リム33の、磁
極数と支持腕31数との最小公倍数のキーみぞ1
ピツチ分(角度θ)だけ、交互に増、減して配設
して不等ピツチに配設してあることによる。すな
わち、各支持腕31の間隔を、β+θ,β−θと
交互に配している。この場合、支持腕31は8個
であり、βは45゜となる。こうして、各扇形のリ
ム板34を各層ごとに円周方向に1磁極ピツチ宛
ずらして積層してあるが、従来に比べ半減された
キーみぞ35のうち、各支持腕31のキーみぞ3
2に対応する分が合致し、キー9が双方間に打込
まれる。34aは各リム板29の継ぎ目である。
なお、上記実施例では、各支持腕とそのキーみ
ぞは同一に不等ピツチに配設したが、支持腕の幅
を増大し、支持腕は等ピツチにし、そのキーみぞ
のみを不等ピツチ配置にしてもよい。
以上のように、この考案によれば、各支持腕の
キーみぞの間隔を、成層リムの、磁極数と支持腕
のキーみぞとの最小公倍数のキーみぞ1ピツチ分
だけ、交互に増、減した不等ピツチに配設し、成
層リムのキーみぞ数を半減したので、隣接するキ
ーみぞ間の歯部の厚さが大きくなり、トルク伝達
を十分にすることができ、また、成層リムのキー
みぞ数の減少により、リム板の打抜き型の損傷が
低減し使用寿命が延長される。
【図面の簡単な説明】
第1図は立て軸回転電機の突極形回転子の縦面
図、第2図は第1図に相当する従来の突極形回転
子の平面図、第3図は従来の他の例を示す成層リ
ム部とスパイダボスの支持腕との双方のキーみぞ
の関係を表す上方から見た展開図、第4図は第3
図の成層リムを内円周側から見た展開図、第5図
はこの考案の一実施例による突極形回転子の第2
図に相当する平面図、第6図はこの考案の他の実
施例による突極形回転子の成層リム部とスパイダ
ボスの支持腕との双方のキーみぞの関係を表す上
方から見た展開図、第7図は第6図の成層リムの
内円周側から見た展開図である。 図において、9……キー、10……磁極鉄心、
11……界磁コイル、21……スパイダボス、2
2……支持腕、25……キーみぞ、26……成層
リム、27……リム板、27a……継ぎ目、28
……キーみぞ、30……スパイダボス、31……
支持腕、32……キーみぞ、33……成層リム、
34……リム板、34a……継ぎ目、35……キ
ーみぞ。なお、図中同一符号は同一又は相当部分
を示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 回転子のスパイダボスの外周に円周方向に対し
    複数個所に支持腕が軸方向に配設され、これらの
    支持腕の外円周にはそれぞれ軸方向のキーみぞが
    設けられてあり、扇形に打抜かれた多数板のリム
    板が円周方向に並べられ、継ぎ目が各層ごとに1
    磁極ピツチ宛円周方向にずらされて積層され一体
    の円筒形に成層リムが形成され、この成層リムは
    内円周に多数個のキーみぞが設けられてあり、上
    記スパイダボスの各支持腕にはめ込まれ、双方の
    対応する上記各キーみぞ間にキーが打込まれて結
    合され、上記成層リムの外円周に多数の磁極が配
    設固定された突極形回転子において、上記磁極数
    と上記支持腕のキーみぞ数との最小公倍数に相当
    する、上記成層リムのキーみぞの1ピツチ分だ
    け、上記支持腕のキーみぞの間隔を交互に増、減
    して順に配設し、上記成層リムのキーみぞ数を上
    記最少公倍数の半分にして等間隔に配設したこと
    を特徴とする回転電機の突極形回転子。
JP13632182U 1982-09-06 1982-09-06 回転電機の突極形回転子 Granted JPS5941043U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13632182U JPS5941043U (ja) 1982-09-06 1982-09-06 回転電機の突極形回転子

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13632182U JPS5941043U (ja) 1982-09-06 1982-09-06 回転電機の突極形回転子

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5941043U JPS5941043U (ja) 1984-03-16
JPH019247Y2 true JPH019247Y2 (ja) 1989-03-14

Family

ID=30306558

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13632182U Granted JPS5941043U (ja) 1982-09-06 1982-09-06 回転電機の突極形回転子

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Publication number Publication date
JPS5941043U (ja) 1984-03-16

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