JPH019241Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH019241Y2 JPH019241Y2 JP242181U JP242181U JPH019241Y2 JP H019241 Y2 JPH019241 Y2 JP H019241Y2 JP 242181 U JP242181 U JP 242181U JP 242181 U JP242181 U JP 242181U JP H019241 Y2 JPH019241 Y2 JP H019241Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- zero
- phase
- zct
- phase current
- current
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 7
- 238000010276 construction Methods 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Testing Of Short-Circuits, Discontinuities, Leakage, Or Incorrect Line Connections (AREA)
- Emergency Protection Circuit Devices (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
一般に配電盤より制御盤までの配線で電路の電
流容量が1000Aというように大きいとき、工事の
容易性からダブルまたはトリプル配線が行われ
る。
流容量が1000Aというように大きいとき、工事の
容易性からダブルまたはトリプル配線が行われ
る。
例えば、第1図示のように配電盤側のバー端子
1と制御盤側のバー端子2の間でダブル配線され
ている場合、一方の分流電路に設置した零相変流
器ZCTのみで漏れ電流を測定しようとすると、
並列配線の抵抗値の違いから負荷電流がバランス
良く分流しないため、そのアンバランス分を測定
することになる。
1と制御盤側のバー端子2の間でダブル配線され
ている場合、一方の分流電路に設置した零相変流
器ZCTのみで漏れ電流を測定しようとすると、
並列配線の抵抗値の違いから負荷電流がバランス
良く分流しないため、そのアンバランス分を測定
することになる。
実験において、良荷電流が約800Aのとき、零
相変流器ZCTに10〜15Aの零相分が検出されるの
はそのためである。
相変流器ZCTに10〜15Aの零相分が検出されるの
はそのためである。
本考案は、電路の途中において負荷電流が分流
するように並列配線されている各分流電路に零相
変流器をそれぞれ設置し、これらの零相変流器間
に零相電流負担用抵抗と、一方の零相変流器の出
力電流の位相を他方の零相変流器の位相と同相に
なるように調整する可変抵抗とを接続して、各零
相変流器のばらつきによる出力電流の位相差を調
整することにより各分流電路からのアンバランス
電流分を相殺し、電路の漏れ電流のみを検出する
ようにするものである。
するように並列配線されている各分流電路に零相
変流器をそれぞれ設置し、これらの零相変流器間
に零相電流負担用抵抗と、一方の零相変流器の出
力電流の位相を他方の零相変流器の位相と同相に
なるように調整する可変抵抗とを接続して、各零
相変流器のばらつきによる出力電流の位相差を調
整することにより各分流電路からのアンバランス
電流分を相殺し、電路の漏れ電流のみを検出する
ようにするものである。
以下図面第2図ないし第7図にもとずいて本考
案の実施例を説明すると、第1図において1,2
は三相電路3の途中でダブル配線された分流電
路、ZCT1,ZCT2は各分流電路1,2にそれぞれ
設置した零相変流器、R0は零相変流器ZCT1,
ZCT2の二次側端子間に共通接続した零相電流負
担用抵抗、RXは一方の零相変流器ZCT1の二次側
端子間において抵抗R0と直列になるように接続
した位相調整用抵抗、Rは他方の零相変流器
ZCT2の二次側端子間において抵抗R0と直列にな
るように接続した位相用抵抗、I〓aは負荷電流のア
ンバランス分、V〓0は漏れ電流出力を示す。
案の実施例を説明すると、第1図において1,2
は三相電路3の途中でダブル配線された分流電
路、ZCT1,ZCT2は各分流電路1,2にそれぞれ
設置した零相変流器、R0は零相変流器ZCT1,
ZCT2の二次側端子間に共通接続した零相電流負
担用抵抗、RXは一方の零相変流器ZCT1の二次側
端子間において抵抗R0と直列になるように接続
した位相調整用抵抗、Rは他方の零相変流器
ZCT2の二次側端子間において抵抗R0と直列にな
るように接続した位相用抵抗、I〓aは負荷電流のア
ンバランス分、V〓0は漏れ電流出力を示す。
上記零相変流器ZCT1,ZCT2の各々の簡易等価
回路を示すと第3図のようになる。
回路を示すと第3図のようになる。
ここで上記2個の零相変流器ZCT1,ZCT2を全
く同一、即ちXL1=XL2になるように製造できれ
ば問題がないが、実際の製造においては無理であ
ることからXL1≠XL2となる。
く同一、即ちXL1=XL2になるように製造できれ
ば問題がないが、実際の製造においては無理であ
ることからXL1≠XL2となる。
零相変流器ZCT2の出力V〓2は
となる。
位相調整用抵抗RXを可変させた時のV〓2のベク
トル軌跡は分母1+R0+RX/jXL2の軌跡(第4図参 照)の逆図形のR0・I〓a/n倍となる。また零相
変流器ZCT1の出力V〓1の軌跡は第5図示のように
なる。
トル軌跡は分母1+R0+RX/jXL2の軌跡(第4図参 照)の逆図形のR0・I〓a/n倍となる。また零相
変流器ZCT1の出力V〓1の軌跡は第5図示のように
なる。
第5図において漏れ電流出力V〓0はV〓0=V〓2−V〓1
である。
である。
位相調整用抵抗RXを増加するように調整する
ことによりV〓2のベクトルはOPを直径とする半円
上を矢印方向に移動し、ある場所でV〓0=0とな
る。
ことによりV〓2のベクトルはOPを直径とする半円
上を矢印方向に移動し、ある場所でV〓0=0とな
る。
電路3に漏れ電流が発生すると、漏れ電流によ
る出力V〓0はベクトル的に各零相変流器ZCT1,
ZCT2の出力の和となり検出することができる。
従つて各分流電路1,2からアンバランス電流分
が相殺され、電路3の漏れ電流のみが検出でき
る。
る出力V〓0はベクトル的に各零相変流器ZCT1,
ZCT2の出力の和となり検出することができる。
従つて各分流電路1,2からアンバランス電流分
が相殺され、電路3の漏れ電流のみが検出でき
る。
本考案は、上記実施例のほか、第6図示のよう
に各分流電路1,2に設置した零相変流器ZCT1,
ZCT2の二次側端子間に零相電流負担用抵抗R1,
R2をそれぞれ接続するとともに、これらの抵抗
が直列になるように接続し、一方の零相変流器
ZCT1の二次側端子間において位相調整用抵抗RX
を抵抗R1と直列に接続し、他方の零相変流器
ZCT2の出力V〓2が一方の零相変流器ZCT1の出力
V〓1に一致するように、第7図のベクトル図で説
明すれば、OPの延長とOCDの円との交点P′に一
致するように抵抗RXを調整し、その後で抵抗R2
に設けた中間タツプ4により出力V〓2が出力V〓1と
等しい出力V〓2′に減少するように調整して、漏れ
電流による出力V〓0を検出するように構成する実
施例をも含むものである。
に各分流電路1,2に設置した零相変流器ZCT1,
ZCT2の二次側端子間に零相電流負担用抵抗R1,
R2をそれぞれ接続するとともに、これらの抵抗
が直列になるように接続し、一方の零相変流器
ZCT1の二次側端子間において位相調整用抵抗RX
を抵抗R1と直列に接続し、他方の零相変流器
ZCT2の出力V〓2が一方の零相変流器ZCT1の出力
V〓1に一致するように、第7図のベクトル図で説
明すれば、OPの延長とOCDの円との交点P′に一
致するように抵抗RXを調整し、その後で抵抗R2
に設けた中間タツプ4により出力V〓2が出力V〓1と
等しい出力V〓2′に減少するように調整して、漏れ
電流による出力V〓0を検出するように構成する実
施例をも含むものである。
本考案は、叙上のように構成したから電路の途
中においてダブルまたはトリプル配線された分流
電路からアンバランス電流分を相殺して電路の漏
れ電流のみを簡単に検出することができる利点を
有する。
中においてダブルまたはトリプル配線された分流
電路からアンバランス電流分を相殺して電路の漏
れ電流のみを簡単に検出することができる利点を
有する。
第1図は三相電路の途中でダブル配線された例
を示す図、第2図は本考案に係る漏れ電流測定装
置の回路図、第3図は同装置における各零相変流
器の等価回路図、第4図は零相変流器ZCT2の出
力の位相調整用抵抗可変時におけるベクトル軌跡
を示す図、第5図は零相変流器ZCT1,ZCT2の各
出力のベクトル軌跡と漏れ電流出力のベクトルの
関係を示す図、第6図は本考案の変更実施例の回
路図、第7図は同実施例における各出力ベクトル
の関係を示す図である。 1,2……分流電路、3……三相電路、ZCT1,
ZCT2……零相変流器、R0……零相電流負担用抵
抗、RX……位相調整用抵抗、R……位相用抵抗、
R1,R2……零相電流負担用抵抗、4……中間タ
ツプ。
を示す図、第2図は本考案に係る漏れ電流測定装
置の回路図、第3図は同装置における各零相変流
器の等価回路図、第4図は零相変流器ZCT2の出
力の位相調整用抵抗可変時におけるベクトル軌跡
を示す図、第5図は零相変流器ZCT1,ZCT2の各
出力のベクトル軌跡と漏れ電流出力のベクトルの
関係を示す図、第6図は本考案の変更実施例の回
路図、第7図は同実施例における各出力ベクトル
の関係を示す図である。 1,2……分流電路、3……三相電路、ZCT1,
ZCT2……零相変流器、R0……零相電流負担用抵
抗、RX……位相調整用抵抗、R……位相用抵抗、
R1,R2……零相電流負担用抵抗、4……中間タ
ツプ。
Claims (1)
- 電路の途中において負荷電流が分流するように
並列配線されている各分流電路に零相変流器をそ
れぞれ設置し、これらの零相変流器間に零相電流
負担用抵抗と、一方の零相変流器の出力電流の位
相を他方の零相変流器の出力電流の位相と同相に
なるように調整する可変抵抗とを接続して成る漏
れ電流測定装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP242181U JPH019241Y2 (ja) | 1981-01-12 | 1981-01-12 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP242181U JPH019241Y2 (ja) | 1981-01-12 | 1981-01-12 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS57116870U JPS57116870U (ja) | 1982-07-20 |
JPH019241Y2 true JPH019241Y2 (ja) | 1989-03-14 |
Family
ID=29800857
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP242181U Expired JPH019241Y2 (ja) | 1981-01-12 | 1981-01-12 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH019241Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2979078B2 (ja) * | 1995-12-20 | 1999-11-15 | 山陽電気工業株式会社 | 漏電検出器 |
-
1981
- 1981-01-12 JP JP242181U patent/JPH019241Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS57116870U (ja) | 1982-07-20 |
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