JPS607886B2 - 地絡距離判定方式 - Google Patents

地絡距離判定方式

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JPS607886B2
JPS607886B2 JP9363577A JP9363577A JPS607886B2 JP S607886 B2 JPS607886 B2 JP S607886B2 JP 9363577 A JP9363577 A JP 9363577A JP 9363577 A JP9363577 A JP 9363577A JP S607886 B2 JPS607886 B2 JP S607886B2
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JP
Japan
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current
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ground fault
point
relay
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Expired
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JP9363577A
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JPS5427940A (en
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志延 直原
壮一 山中
洋一 松尾
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Nissin Electric Co Ltd
Original Assignee
Nissin Electric Co Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は地絡距離判定方式に関する。
周知のようにもっとも一般的に使用されている地絡距離
判定方式は、いわゆる電流補償形のもので、a相に適用
されるリレーは・山ニia十Z。
;乙i。・十字102‐ Z・ 多・ (ただしla:a相電流、1。
,:目回線零相電流、1。2:隣回線雲相電流、Z。
:保護区間雫相ィンピダンス、Zm:保護区間相互イン
ピーダンス)と、a相対地電圧Vaを入力とし、Va/
larで表わされるインピーダンスに応動するように構
成されてある。しかし高抵抗接地系送電線にあっては、
後記するようにa相電圧Vaは、Va=駅FLF+Z,
lar (ただしRF:故障点抵抗,1が:故障点の麦相電流)
として表わされるため¥ごZ十基1。
Flar lar となる。
すなわち上式の右辺第2項は誤差項となる。ここでこの
誤差項が抵抗分であれば、正相ィンピ−ダンスZはリア
クタンス分を求めればよいので影響は小さい。そしてこ
の誤差項のlarに含まれている(Z。−乙)/乙,Z
m/乙はほぼ実数分であり、又1。,,1。2と1。
Fとはほぼ同相であるから、したがってlaとlop,
1。・,lo2とがほぼ同相であれば、上記誤差項はほ
ぼ抵抗分になる。ところが、laは地絡電流と負荷電流
との和であり、負荷電流の位相が地絡電流の位相と異な
っていれば誤差項にリアクタンス分を生じ「 これによ
る影響が大きくなり、誤差が大きくなる。このような負
荷の力率の影響を受けるのを回避するため、本発明者に
よってVa,Z,,larの1。Fに対する直角方向の
成分が等しいという関係を利用して、Zを算出する方式
は別途提案された。たとえば特開昭53一75452号
(特公昭58一36743号)公報参照。まずその動作
原理について説明すると、第1図において、Gは発電機
、Tは2次側中性点が抵抗(高抵抗)ZNで接地されて
いる変圧器、Mは母線、IL,2Lは平行二回線の送電
線、ZLは負荷、RYはリレーで電圧変成器PTからの
電圧Vaと変流器CT,,CT2からの電流(いずれも
a相の電流および雫相電流とする。
)を入力としており、RFは地絡点抵抗、C,はリレー
点より背後の対地容量、RFは地絡抵抗とする。この場
合の一線地絡故障時の等価回路を対称座標法によって示
したのが第2図である。同図においてV,,V2,V。
はリレー点の正相、逆相、零相電圧、V,F,V2F,
V。Fは故障点の正相、逆相、零相電圧、1,,12,
1。,はリレー点ILの正相、逆相、黍相電流、1。2
隣回線2Lの零相電流、Z,,Z,Z。
,Zmはリレー点から故障点までの区間(保護区間)の
正相、逆相、零相インピーダンス及び相互インピーダン
ス、1。2は静電容量C2に流れる電流である。
同図において故障点では11Fニ12F=lop V,F+V2F十V。
F=3RFI。F又リレー点では VIニVIF+11乙 V2ニV冴十12Z V。
ニVが十101Z。十102Zmしたがってリレー点で
の地絡相電圧VaはVa=V,十V2十V。
=V・F+V2F+V。
F+1,乙十12Z+1。,Z。十102Zm:波FI
F+1,Z,十12Z十1。,Z。十lo2Zm一般に
送電線においては乙=Zとおけるので、Va=派FLF
+1,Z+12Z十10,ZO十1蛇Zm接地回路のa
相電流laはla=1.十12十1。,であるからVa
=級FLF+laZ,十1。
,(Z。‐Z,)十102Zm=級FI。F+Z{ia
+生るi。,十もi。2}‘・iここでZ,,Zmのイ
ンピーダンス角はほぼ等しいので、K。=Z。/Z,K
m=ZmノZ,とおけばK。,Kmは送電線によって定
まる実数の定数になり、大体において、K。=3.0,
Km=1.5程度の値となる。したがってm式はVa=
駅F,帆十Z,{ia+(KO‐1)1の十Kmとして
表わすことができる。
かくして平行二回線送電線の場合には■式において乙を
求めれば故障点までの距離を知ることができ、(2}式
中のVa, 1a, 1。
,,1。2はリレー点の電圧変成器並びに変流器からの
実測データとして得られるにしても、RF,1。
Fは実測することができないところから、RFの頚』距
精度に与える影響を除去するために、■式の左辺と右辺
第2項の1。Fに対する直角成分が等しいという関係を
用いて、乙の絶対値を求めることができるようになる。
しかし1。Fはリレー点において実測することができな
いのでさきに述べた別途提案のものは、1。Fの代わり
に自回線の零相電流1。,と他回線の零相電流i。2の
和を用い、これを基準として、これに対するVaの直角
方向成分と、la十(K。
−1)1。,十Kml。2の直角方向成分との比率から
地総点までの距離を求めるようにしている。しかし第2
図からも理解されるようにリレ「点より前方の対地容量
C2を無視することはできず、ここに流れる電流lc2
が1。,,1。2に加わって1。
Fとなるのであるから、既提案のように1。,,1。2
の和をもって1。
Fとすると、どうしても誤差が生ずることは避けられな
い。この発明はリレー点より前方の対地容量を考慮する
ことによって誤差の少ない距離総蚕方式を提供すること
にある。
すなわちこの発明によれば、■式に示す1帆として自回
線の零相電流1。
,と他回線の零相電流1。2および線路の充轟々流iC
2(=−jのC2v。
)の和を基準とし、これに対する地絡相の相電圧Vaと
の無効電力並びにZ,{la+(K。−1)1。,十K
mlの}との無効電力との大小関係から地絡点までの距
離を判定するようにしたものである。次にこの発明の動
作原理について説明する。今距離継電器として広く使用
されているモー形の誘導円筒形継電器をここに使用する
ものとする。この級電器において、極性コイル、動作コ
イル並びに抑制コイルに流す電流をそれぞれIP=K,
1岬=K・(101十102一jのC2V。)10Pニ
K2ZI{ia十(KO・1)101十Kml。
2}m=K3Va となるようにする。
するとこれによる動作トルクT。P及び抑制トルクTR
はT。
PニK4110F上 ・乙{la十(KO−・)101
十Kml。2}lsina, TR:&li。
F員iValsina2(ただし0,は1。
Fに対するZ,{la+(K。−1)i。,十Kml。
2}の角度、ひ2は1。
Fに対するVaの角度を示す。)すなわち上式における
動作トルクT。
P、抑制トルクTRは■式の右辺及び左辺と1。Fとの
無効電力となる。なお舵FIがと1。Fとの無効電力は
零になる。したがって今距離判定の基準としてその距離
に対応するインピーダンスZRをセットしておけば上式
のZとの関係においてZ,=ZRのときT。p=TRと
なり、乙>ZRのときT。p<TR,Z,<ZRのとき
TOP>TRとなる。したがって継電器の動作状態から
、地絡点が基準点より前方にあるか或いは後方にあるか
が判定できるようになるのである。なお単回線送電線で
は上式において1。2=0とおけばよい。
上述した誘導円筒形継電器においては要するに交流量I
Pと1。
Pとの積及びIPとIRとの積を求めるために使用した
ものであるが、これらの積を求めるのに他の方法によっ
てもよいこと勿論である。たとえばホール素子を用いる
なり、各種債演算回路を用いるか、デジタル計算機を用
いるなど任意の方法が考えられる。第3図は上記した誘
導円筒形継電器も用いた構成を示すもので、同図におい
て、電圧変成器11によって相電圧マa、リレー点の零
相電圧V。
を、又雲相変流器又は変流器の残留回路等により自回線
及び隣回線のリレー点での零相電流1。,,1。2を、
更に変流器によりリレー点での相電流laを求める。
叢相電圧V。はリレー点前方の対地容量C2に対応する
容量をもつコンデンサ12を経て補償変流器13のひと
つの1次コイルに与えられ、同変流器13の他の1次コ
イルには電流1。,,1。2が与えられるので、変流器
13の出力は1。
,十1。2一jのC2V。(=IP)に対応する値とな
る。電流1。,,1。2は変流器14にも流れるように
してあり、ここで各タップ15A,15B,16A,1
6Bを(K。
−1)及びKmに応じて調整することにより、出力が(
K。−1)iの十Kml。2に対応する値となるように
する。
この出力電流は変流器17のひとつの1次コイルに与え
られており、他のひとつの1次コイルには電流laが与
えられているので、結局変流器17の出力はla+(K
。−1)1。,十Kml。2(1。
P)に対応することになる。この世力電流はインピーダ
ンスが適宜ZRに設定されてあるインピーダンス素子1
8に流れる。以上の結果、電圧変圧器11から電流IR
が、補償変流器13から電流IPが得られ、又インピー
ダンス素子18から電流1。Pに対応する電流が得られ
るようになる。誘導円筒形の継電器21‘ま直列接続さ
れた一対の極性コイル22,動作コイル23及び抑制コ
イル24及び誘導子25を備えており、極性コイル22
には電流IPを、動作コイル23には電流IRをそれぞ
れ供給する。
これによる動作コイルT。P、抑制トルクTRは上記の
各値に対応することになる。継電器21の動作特性は予
め適宜選定したインピーダンスZRに対応してセットさ
れてある。したがって今或る地点で地絡事故が発生した
とするとその地点までのインピーダンス乙と前記インピ
ーダンスZRとの大小関係によって継電器のトルクが決
定されるようになる。そのためこの継電器の動作状態か
ら地絡点がインピーダンスZRによって設定されてある
地点より前方にあるか或いは後方にあるか更には同地点
であるかが判断できるようになるのである。以上詳述し
たように、この発明によれば原理的に負荷電流、中性点
接地インピーダンス等に影響されることなく故障点まで
の距離を判定するにあたり、リレー点前方の線路の対地
容量に対する充電電流をも考慮して判定するようにした
ので、既提案のものに比較して高精度に距離判定できる
効果がある。
なおこの発明は特に高抵抗接地系送電線に適用して有効
であり、又故障点標定装置にも利用できることはいうま
でもない。
【図面の簡単な説明】
第1図は送電系統の単線図、第2図は第1図の等価回路
図、第3図はこの発明の具体例を示す結線図である。 IL,2L・・…・回線、11・・・・・・電圧変成器
、12……コンデンサ、13,14,17・・・・・・
変流器、21・・・・・・継電器、21…・・・樋性コ
イル、22・・・・・・動作コイル、23・・・・・・
抑制コイル。 寿’図第2図 第3図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 平行二回線送電線の各回線の零相電流I_o_1,
    I_o_2とリレー点前方の送電線の対地容量C_2に
    対する充電電流−jωC_2V_o(ただしV_oはリ
    レー点の零相電圧)との和を基準とし、これと地絡相の
    相電圧Vaとの無効電力並びに Z_1{Ia+(Z_
    o−Z_1)I_o_1/Z_1+ZmI_o_2/Z
    _1}(ただしIaは自回線の相電流、Z_o,Z_1
    ,Zmは地絡点までの零相、正相インピーダンス及び回
    線間の相互インピーダンス)との無効電力との大小関係
    から地絡点までの距離を判定することを特徴とする地絡
    距離判定方式。
JP9363577A 1977-08-04 1977-08-04 地絡距離判定方式 Expired JPS607886B2 (ja)

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JPS5427940A JPS5427940A (en) 1979-03-02
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JPS55140786A (en) * 1979-04-17 1980-11-04 Mitsubishi Electric Corp Composting apparatus
JPS56145725A (en) * 1980-04-11 1981-11-12 Tokyo Shibaura Electric Co Ground-fault distance relay unit
JPS56145724A (en) * 1980-04-11 1981-11-12 Tokyo Shibaura Electric Co Ground-fault distance relay unit

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JPS5427940A (en) 1979-03-02

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