JPH0192355A - 亜鉛合金被覆鋼線およびその製造方法 - Google Patents
亜鉛合金被覆鋼線およびその製造方法Info
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- JPH0192355A JPH0192355A JP24705587A JP24705587A JPH0192355A JP H0192355 A JPH0192355 A JP H0192355A JP 24705587 A JP24705587 A JP 24705587A JP 24705587 A JP24705587 A JP 24705587A JP H0192355 A JPH0192355 A JP H0192355A
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Landscapes
- Coating With Molten Metal (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は、海岸地帯のような微菌腐食雰囲気においてす
ぐれた耐食性能を発揮する亜鉛合金被覆鋼線およびその
製造方法に関するものである。
ぐれた耐食性能を発揮する亜鉛合金被覆鋼線およびその
製造方法に関するものである。
[従来の技術と問題点]
アルミ被覆鋼線がすぐれた耐食性能を有していることは
知られるところであるが、その耐食挙動を観察するに、
表面に生成されるA、l!203皮膜が大きな役割を果
していることは、これまた衆目の一致するどころである
。
知られるところであるが、その耐食挙動を観察するに、
表面に生成されるA、l!203皮膜が大きな役割を果
していることは、これまた衆目の一致するどころである
。
しかし、ANzO3の保護皮膜としての役割は、通常の
腐食雰囲気においてのことであり、海岸地帯のような微
菌雰囲気においては、必ずしも十分なものとはいえない
。すなわち、アルマイト処理のように厚い人工的な皮膜
が形成されるならいざ知らず、自然の表面酸化により形
成されたAj!z’○゛3皮膜には部分的に皮膜の形成
が不十分なところが生じ、これがいわゆるピッティング
腐食といわれる深い部分腐食の原因となることは、これ
またよく知られるところである。とくに、その使用条件
が、ビニル被覆線のように外部を絶縁体で被覆し、狭い
間隙内に閉じ込められ酸素の供給が不十分な状態での使
用であると、いわゆる隙間腐食といわれる激甚なピッテ
ィング腐食を起し、短期間で大きなダメージに進展する
場合がある。
腐食雰囲気においてのことであり、海岸地帯のような微
菌雰囲気においては、必ずしも十分なものとはいえない
。すなわち、アルマイト処理のように厚い人工的な皮膜
が形成されるならいざ知らず、自然の表面酸化により形
成されたAj!z’○゛3皮膜には部分的に皮膜の形成
が不十分なところが生じ、これがいわゆるピッティング
腐食といわれる深い部分腐食の原因となることは、これ
またよく知られるところである。とくに、その使用条件
が、ビニル被覆線のように外部を絶縁体で被覆し、狭い
間隙内に閉じ込められ酸素の供給が不十分な状態での使
用であると、いわゆる隙間腐食といわれる激甚なピッテ
ィング腐食を起し、短期間で大きなダメージに進展する
場合がある。
亜鉛めっき鋼線は、耐食性鋼線として早くより世に現わ
れ、電線分野においても架空地線あるいは鋼心アルミ撚
線の鋼心などに広く使用されてきた。この耐食挙動はい
わゆる亜鉛の自己犠牲によるものであり、鋼線に対して
陽極となる亜鉛皮膜が選択的に腐食され、内部の鋼線自
体を腐食から防止する世にいう陰極防食としての作用を
なすものである。従って、その腐食挙動は全面腐食であ
って、その挙動は海岸地帯のような激甚雰囲気において
も変るところはない。これを前記ピッティング腐食と対
比すると、ピッティング腐食は局部的な進行であり、早
期に局部腐食が進行し局部的に大きなダメージを与える
。しかし、亜鉛めっき鋼線は全面腐食であるから、腐食
は全体的に進行、し局部的進行はないから、結果的には
その腐食は前記ピッティング腐食に比敦して経時的に緩
やかなものとなり、激甚雰囲気においてもよりすぐれた
耐食性能を発揮することになるのである。
れ、電線分野においても架空地線あるいは鋼心アルミ撚
線の鋼心などに広く使用されてきた。この耐食挙動はい
わゆる亜鉛の自己犠牲によるものであり、鋼線に対して
陽極となる亜鉛皮膜が選択的に腐食され、内部の鋼線自
体を腐食から防止する世にいう陰極防食としての作用を
なすものである。従って、その腐食挙動は全面腐食であ
って、その挙動は海岸地帯のような激甚雰囲気において
も変るところはない。これを前記ピッティング腐食と対
比すると、ピッティング腐食は局部的な進行であり、早
期に局部腐食が進行し局部的に大きなダメージを与える
。しかし、亜鉛めっき鋼線は全面腐食であるから、腐食
は全体的に進行、し局部的進行はないから、結果的には
その腐食は前記ピッティング腐食に比敦して経時的に緩
やかなものとなり、激甚雰囲気においてもよりすぐれた
耐食性能を発揮することになるのである。
しかしながら、従来は鋼線への亜1<4被覆はもっばら
めっき法にのみ顆られており、その皮膜厚さも精々50
μmどまりであって、より厚い被膜への要請があったと
してもこれを形成する術がなかった。元より、この皮膜
形成には、めっき法以外のクラッド法や押出法が考えら
れぬ訳ではないが、亜鉛は独特の塑性変形能を有してお
り、従来よりそのような加工は困難なものとの固定゛観
念に支配されてきた。事実、亜鉛を圧延ないし押出すこ
とは、予想以上に困難でもあることは知られる通りであ
る。これが今日まで亜鉛被覆鋼線の製造がもっばらめっ
き法に委ねられてきた大きな理由である。
めっき法にのみ顆られており、その皮膜厚さも精々50
μmどまりであって、より厚い被膜への要請があったと
してもこれを形成する術がなかった。元より、この皮膜
形成には、めっき法以外のクラッド法や押出法が考えら
れぬ訳ではないが、亜鉛は独特の塑性変形能を有してお
り、従来よりそのような加工は困難なものとの固定゛観
念に支配されてきた。事実、亜鉛を圧延ないし押出すこ
とは、予想以上に困難でもあることは知られる通りであ
る。これが今日まで亜鉛被覆鋼線の製造がもっばらめっ
き法に委ねられてきた大きな理由である。
近年、耐食性複合線への要請はとみに高まり、前記亜鉛
被覆鋼線の厚さを増大させることへの要求が強まりつつ
あるが、めっき以外の方法によって、鋼線にそのような
亜鉛層を被覆する技術は未だ提案されていない。
被覆鋼線の厚さを増大させることへの要求が強まりつつ
あるが、めっき以外の方法によって、鋼線にそのような
亜鉛層を被覆する技術は未だ提案されていない。
一方、鋼線にアルミまたはアルミ合金を被覆したアルミ
被覆鋼線については、出願人より早くから提案がなされ
、同時に工業的規模をもって市場に広く供給されてきた
。従って、その製造技術も確立されており、クラッド法
あるいは押出法いずれによっても厚肉のアルミ被覆層を
高速にしかも健全にしてかつ高い安定性をもって製造す
ることは容易である。しかし、このアルミ被覆鋼線が前
記ビニル被覆内部のような特定の雰囲気において激甚な
ピッティング腐食を起し、その対策を問われることがあ
ることは、先に説明した通りである。
被覆鋼線については、出願人より早くから提案がなされ
、同時に工業的規模をもって市場に広く供給されてきた
。従って、その製造技術も確立されており、クラッド法
あるいは押出法いずれによっても厚肉のアルミ被覆層を
高速にしかも健全にしてかつ高い安定性をもって製造す
ることは容易である。しかし、このアルミ被覆鋼線が前
記ビニル被覆内部のような特定の雰囲気において激甚な
ピッティング腐食を起し、その対策を問われることがあ
ることは、先に説明した通りである。
[発明の目的]
本発明は、上記のような実情にかんがみてなされたもの
であり゛、激甚雰囲気においても亜鉛が緩やかな腐食挙
動を示すことに着目し、亜鉛を押出被覆することなく、
あたかも当該亜鉛を押出被覆したと同様の耐食性能を発
揮せしめ得る亜鉛合金被覆鋼線およびその製造方法を提
供しようとするものである。
であり゛、激甚雰囲気においても亜鉛が緩やかな腐食挙
動を示すことに着目し、亜鉛を押出被覆することなく、
あたかも当該亜鉛を押出被覆したと同様の耐食性能を発
揮せしめ得る亜鉛合金被覆鋼線およびその製造方法を提
供しようとするものである。
[発明の概要]
すなわち、本発明は、銅線への一次被覆は押出によって
自由な肉厚に形成可能なアルミ被覆層をもってし、その
外表面から亜鉛を拡散せしめて、表面側にZn−Al合
金層を形成することを要旨とするものであり、アルミ被
覆において十分な肉厚の被覆層を得、かつその外表面側
に前記zn −Ag合金層が形成されることにより、隙
間腐食のような激甚雰囲気においてもピッティング腐食
の発生を阻止可能ならしめ、すぐれた耐食性を具有せし
めたものである。
自由な肉厚に形成可能なアルミ被覆層をもってし、その
外表面から亜鉛を拡散せしめて、表面側にZn−Al合
金層を形成することを要旨とするものであり、アルミ被
覆において十分な肉厚の被覆層を得、かつその外表面側
に前記zn −Ag合金層が形成されることにより、隙
間腐食のような激甚雰囲気においてもピッティング腐食
の発生を阻止可能ならしめ、すぐれた耐食性を具有せし
めたものである。
[実施例]
以下に、本発明について実施例に基いて説明する。。
図は、本発明に係る亜鉛合金被覆鋼線の構成を示す断面
図である。1は鋼線であって、当該鋼線1にはまずアル
ミ被覆層2が形成される。このアルミ被覆層2の形成は
、クラッド法によってもよいが、製造効率や歩留りある
いは被覆厚さの自在性などからすれば押出法によること
がはるかに望ましい。
図である。1は鋼線であって、当該鋼線1にはまずアル
ミ被覆層2が形成される。このアルミ被覆層2の形成は
、クラッド法によってもよいが、製造効率や歩留りある
いは被覆厚さの自在性などからすれば押出法によること
がはるかに望ましい。
上記によりアルミ被覆鋼線を得たら、その外表面から亜
鉛を拡散させ、外周に拡散に基(Zn −A、l!合金
N3を形成するのである。この拡散処理は容易であり、
粉末法、溶融法など適宜な方法を選択すればよい。なお
、この拡散によるzn −A、l!合金層3の厚さにつ
いては、ごく表面層のみにするか、それともアルミ被覆
層2のほぼ全体に拡散せしめるか、これも使用目的に応
じ適当に選択すればよい問題である。すなわち、粉末法
による拡散においては拡散熱処理温度をまた溶融法によ
る拡散においては亜鉛浴の温度ならびに亜鉛浴中の走行
速度およびその後の熱処理温度と時間を選ぶことでそれ
は容易である。
鉛を拡散させ、外周に拡散に基(Zn −A、l!合金
N3を形成するのである。この拡散処理は容易であり、
粉末法、溶融法など適宜な方法を選択すればよい。なお
、この拡散によるzn −A、l!合金層3の厚さにつ
いては、ごく表面層のみにするか、それともアルミ被覆
層2のほぼ全体に拡散せしめるか、これも使用目的に応
じ適当に選択すればよい問題である。すなわち、粉末法
による拡散においては拡散熱処理温度をまた溶融法によ
る拡散においては亜鉛浴の温度ならびに亜鉛浴中の走行
速度およびその後の熱処理温度と時間を選ぶことでそれ
は容易である。
実施例1
鋼心アルミ撚線用鋼心に使用するための3.0mm径の
鋼線を用意し、当該鋼線を機械研磨、硫酸浴中での電解
研磨の後、NHaCfl−ZnC!Jzのフラックス溶
液中に20秒間浸漬して乾燥し、亜鉛浴中で溶融めっき
を施し、亜鉛層がほぼ20μm厚の亜鉛めっき鋼線を得
た。
鋼線を用意し、当該鋼線を機械研磨、硫酸浴中での電解
研磨の後、NHaCfl−ZnC!Jzのフラックス溶
液中に20秒間浸漬して乾燥し、亜鉛浴中で溶融めっき
を施し、亜鉛層がほぼ20μm厚の亜鉛めっき鋼線を得
た。
実施例2
上記同様の3.0mm径の鋼線を機械研磨し、これに押
出温度400℃、押出比60m/m!nをもって、約3
00μm厚のアルミ被覆層を押出被覆し、アルミ被覆鋼
線を得た。
出温度400℃、押出比60m/m!nをもって、約3
00μm厚のアルミ被覆層を押出被覆し、アルミ被覆鋼
線を得た。
実施例3
上記実施例2において得たアルミ被覆鋼線を用い、その
表面に300メツシユの亜鉛粉末と有機系溶媒とを1:
2の割合で混練してスラリーとしたものを塗布し、これ
を100℃で30分間乾燥せしめたのち、さらに550
℃で60分間拡散熱処理をして、約50μmの亜鉛拡散
層を有する本発明に係る亜鉛合金被覆鋼線を得た。
表面に300メツシユの亜鉛粉末と有機系溶媒とを1:
2の割合で混練してスラリーとしたものを塗布し、これ
を100℃で30分間乾燥せしめたのち、さらに550
℃で60分間拡散熱処理をして、約50μmの亜鉛拡散
層を有する本発明に係る亜鉛合金被覆鋼線を得た。
実施例4
実施例2によって得なアルミ被覆鋼線を脱脂洗浄したの
ち、450℃の亜鉛溶融浴中をきわめてゆっくりした速
度で通過せしめ、約10μmの亜鉛拡散層を有する本発
明に係る亜鉛合金被覆鋼線を得た。
ち、450℃の亜鉛溶融浴中をきわめてゆっくりした速
度で通過せしめ、約10μmの亜鉛拡散層を有する本発
明に係る亜鉛合金被覆鋼線を得た。
実施例5
Zn−5%Af1合金を鋳造し、スウェイジングにより
4.0mm径の線条体に加工した。
4.0mm径の線条体に加工した。
以上によって得たそれぞれの実施例試料から試験片を取
り、塩水噴霧試験による腐食性能試験を行なった。
り、塩水噴霧試験による腐食性能試験を行なった。
第1表に30日間塩水噴霧試験後の腐食減量を示す。
第1表
第1表によって明らかなように、塩水噴霧といった激甚
な促進試験では、先に説明したように実施例2のアルミ
被覆鋼線がもつとも劣り、すでに述べた亜鉛のみの実施
例1がベストである。実施例3〜5はほぼ大同小異な結
果であり、実施例1と比較して極端な差異はみられず、
亜鉛合金層の存在がたとえ拡散によるものであれそうで
ないものであれ、すぐれた耐食性能をもたらすことがよ
くわかる。
な促進試験では、先に説明したように実施例2のアルミ
被覆鋼線がもつとも劣り、すでに述べた亜鉛のみの実施
例1がベストである。実施例3〜5はほぼ大同小異な結
果であり、実施例1と比較して極端な差異はみられず、
亜鉛合金層の存在がたとえ拡散によるものであれそうで
ないものであれ、すぐれた耐食性能をもたらすことがよ
くわかる。
[発明の効果]
以上の通り、本発明に係る亜鉛合金被覆鋼線は、亜鉛合
金層を従来とかく困難であった押出法によらずして押出
法をもってしたと同等の厚肉被覆層として形成できる上
、その真円度が非常に高く、これを海岸地帯の特に激甚
な雰囲気下で使用して高い耐食性能を示すものであって
、先に例示のビニル被覆線ばかりでなく例えば浮消波堤
のけい留ロープなどに使用して長期間の寿命を保持でき
るなど、その効用はまことに大きなものがある。
金層を従来とかく困難であった押出法によらずして押出
法をもってしたと同等の厚肉被覆層として形成できる上
、その真円度が非常に高く、これを海岸地帯の特に激甚
な雰囲気下で使用して高い耐食性能を示すものであって
、先に例示のビニル被覆線ばかりでなく例えば浮消波堤
のけい留ロープなどに使用して長期間の寿命を保持でき
るなど、その効用はまことに大きなものがある。
図は、本発明に係る亜鉛合金被覆鋼線の断面を示す説明
図である。 1:鋼線、 2ニアルミ被覆層、 3 : Zn−A[合金層。 代理人 弁理士 佐 藤 不二雄 1:2目線 2 : 71レミ す仄J14] 3: zn−41含g層
図である。 1:鋼線、 2ニアルミ被覆層、 3 : Zn−A[合金層。 代理人 弁理士 佐 藤 不二雄 1:2目線 2 : 71レミ す仄J14] 3: zn−41含g層
Claims (4)
- (1)鋼線の外周にアルミ被覆層を有し、当該アルミ被
覆層の外周側には亜鉛が拡散されて形成されたZn−A
l合金層が形成されてなる亜鉛合金被覆鋼線。 - (2)アルミ被覆鋼線の外周に亜鉛粉末と溶媒とを混練
したスラリーを塗布乾燥し、その後これを加熱して亜鉛
をアルミ被覆層中に拡散せしめる亜鉛合金被覆鋼線の製
造方法。 - (3)アルミ被覆鋼線を溶融亜鉛浴中に走行せしめ、亜
鉛をアルミ被覆層中に拡散せしめる亜鉛合金被覆鋼線の
製造方法。 - (4)アルミ被覆鋼線が押出法により製造されたもので
ある特許請求の範囲第2または3項記載の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24705587A JPH0192355A (ja) | 1987-09-30 | 1987-09-30 | 亜鉛合金被覆鋼線およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24705587A JPH0192355A (ja) | 1987-09-30 | 1987-09-30 | 亜鉛合金被覆鋼線およびその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0192355A true JPH0192355A (ja) | 1989-04-11 |
Family
ID=17157748
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24705587A Pending JPH0192355A (ja) | 1987-09-30 | 1987-09-30 | 亜鉛合金被覆鋼線およびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0192355A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1079002A1 (en) * | 1999-08-23 | 2001-02-28 | General Electric Company | A method for applying coatings on substrates |
KR100711446B1 (ko) * | 2005-12-21 | 2007-04-24 | 주식회사 포스코 | 인산염처리성이 우수한 용융알루미늄도금 강판의 제조방법 |
DE102009006190A1 (de) * | 2009-01-27 | 2010-07-29 | Bodycote Wärmebehandlung GmbH | Zinkdiffusionsbeschichtungsverfahren |
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JPS58154411A (ja) * | 1982-03-10 | 1983-09-13 | Hitachi Cable Ltd | アルミニウム被覆複合線材の製造方法 |
JPS60262957A (ja) * | 1984-06-08 | 1985-12-26 | Hitachi Ltd | 耐食性鋼材 |
JPS6230886A (ja) * | 1985-03-19 | 1987-02-09 | Asia Kogyo Kk | 合金層の形成方法 |
-
1987
- 1987-09-30 JP JP24705587A patent/JPH0192355A/ja active Pending
Patent Citations (4)
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