JPH0192219A - 表面硬度の優れたポリカーボネート共重合体 - Google Patents
表面硬度の優れたポリカーボネート共重合体Info
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
（産業上の利用分野）
この発明は、成形品全般に応用される表面擦傷性能に富
むポリカーボネート重合体に関するものである。
むポリカーボネート重合体に関するものである。
（従来技術・発明が解決しようとする問題点）ポリカー
ボネートはその多くの有利な特性のため熱可塑性エンジ
ニアリング材料として用いられている周知の熱可塑性材
料である。一般にポリカーボネートはホスゲンと二価フ
ェノールとの反応やジフェニルカーボネートと二価フェ
ノールのエステル交換反応によって製造される。これら
のポリカーボネートは、例えば、強じん性、可どう性、
光学的透明性、高い熱変形温度などの優れた特性を示す
。しかし、ある種の用途では通常のポリカーボネートよ
りさらに良好な表面擦傷性能が要求される。ポリカーボ
ネートの表面擦傷性能の改良にはポリカーボネートの表
面に特殊加工して硬度を高める方法が提案されている。
ボネートはその多くの有利な特性のため熱可塑性エンジ
ニアリング材料として用いられている周知の熱可塑性材
料である。一般にポリカーボネートはホスゲンと二価フ
ェノールとの反応やジフェニルカーボネートと二価フェ
ノールのエステル交換反応によって製造される。これら
のポリカーボネートは、例えば、強じん性、可どう性、
光学的透明性、高い熱変形温度などの優れた特性を示す
。しかし、ある種の用途では通常のポリカーボネートよ
りさらに良好な表面擦傷性能が要求される。ポリカーボ
ネートの表面擦傷性能の改良にはポリカーボネートの表
面に特殊加工して硬度を高める方法が提案されている。
しかしながら、このような特殊加工を施すことは成形品
の製造工程を煩雑にするという問題点がある。
の製造工程を煩雑にするという問題点がある。
（問題点を解決するための手段）
そこで、本発明者等は、鋭意努力の結果、特定の二価フ
ェノールからなるポリカーボネート共重合体は表面擦傷
性能のうち特に表面硬度が優れていることを見出し本発
明を完成するに至った。即ち、本発明は、芳香環にアル
キル置換基Ｒを導入した芳香族ビスフェノール（Ａ）６
０〜９９モル％と１，１−ビス−（４−ヒドロキシフェ
ニル）シクロヘキサン（Ｂ）４０〜１モル％とをカーボ
ネート結合して得られる表面擦傷性能に富むポリカーボ
ネート共重合体である。
ェノールからなるポリカーボネート共重合体は表面擦傷
性能のうち特に表面硬度が優れていることを見出し本発
明を完成するに至った。即ち、本発明は、芳香環にアル
キル置換基Ｒを導入した芳香族ビスフェノール（Ａ）６
０〜９９モル％と１，１−ビス−（４−ヒドロキシフェ
ニル）シクロヘキサン（Ｂ）４０〜１モル％とをカーボ
ネート結合して得られる表面擦傷性能に富むポリカーボ
ネート共重合体である。
ル基
（Ａ）は６０〜９０モル％、（Ｂ）は４０〜１０モル％
の範囲が好ましい。（Ａ）が６０モル％未満では得られ
る共重合体の表面硬度が低下するばかりでなく、溶融流
動性が小さく成形性が劣る。また、（Ｂ）が１モル％未
満では共重合体の表面硬度が低下するので好ましくない
。
の範囲が好ましい。（Ａ）が６０モル％未満では得られ
る共重合体の表面硬度が低下するばかりでなく、溶融流
動性が小さく成形性が劣る。また、（Ｂ）が１モル％未
満では共重合体の表面硬度が低下するので好ましくない
。
一般式（Ａ）で表される芳香族ビスフェノールは２．２
−ビス−（４−ヒドロキシ−３−メチルフェニル）プロ
パン、２，２−ビス−（４−ヒドロキシ−３−ｓｅｅ、
ブチルフェニル）プロパン、２，２−ビス−（４−ヒド
ロキシ−３−イソプロピルフェニル）プロパン、２，２
−ビス−（４−ヒドロキシ−３−ターシャリ−ブチルフ
ェニル）プロパン等が例として上げられる。
−ビス−（４−ヒドロキシ−３−メチルフェニル）プロ
パン、２，２−ビス−（４−ヒドロキシ−３−ｓｅｅ、
ブチルフェニル）プロパン、２，２−ビス−（４−ヒド
ロキシ−３−イソプロピルフェニル）プロパン、２，２
−ビス−（４−ヒドロキシ−３−ターシャリ−ブチルフ
ェニル）プロパン等が例として上げられる。
尚、本発明のポリカーボネート共重合体のビスフェノー
ルＡ（２，２−ビス−（４−ヒドロキシフェニル）プロ
パン）−ポリカーボネート換算の粘度平均分子量は１８
，０００〜３８，０００が好ましい。１８，０００未満
では共重合体が脆くなり、３８，０００を超えると溶融
流動性が悪くなり成形性が劣る。
ルＡ（２，２−ビス−（４−ヒドロキシフェニル）プロ
パン）−ポリカーボネート換算の粘度平均分子量は１８
，０００〜３８，０００が好ましい。１８，０００未満
では共重合体が脆くなり、３８，０００を超えると溶融
流動性が悪くなり成形性が劣る。
本発明の共重合体は様々な方法により製造できる。例え
ば、特定の二価フェノールの混合物とホスゲンに適当な
溶媒とアルカリ水溶液を用いた界面重縮合によって製造
される。または、特定の二価フェノールの混合物とジフ
ェニルカーボネートのエステル交換法によっても製造さ
れる。
ば、特定の二価フェノールの混合物とホスゲンに適当な
溶媒とアルカリ水溶液を用いた界面重縮合によって製造
される。または、特定の二価フェノールの混合物とジフ
ェニルカーボネートのエステル交換法によっても製造さ
れる。
（発明の効果）
このようにして得れる本発明のポリカーボネート共重合
体は、従来のポリカーボネート樹脂に比べて特に、表面
硬度が大きく、且つ成形性も良好である。
体は、従来のポリカーボネート樹脂に比べて特に、表面
硬度が大きく、且つ成形性も良好である。
以下、実施例をあげて説明するが、本発明はこれらの実
施例について限定されるものではない。
施例について限定されるものではない。
（実施例）
実施例１
２．２−ビス−（４−ヒドロキシ−３，メチルフェニル
）プロパン２１５重量部（７０ｍｏ１％）と１，１．ビ
ス−（４−ヒドロキシフェニル）シクロヘキサン９７重
量部（３０ｍｏ１％）とジフェニルカーボネート２６４
重量部を３１三つロフラスコに入れ、脱気、Ｎ２パージ
を５回繰り返した後、シリコンバス１６０°Ｃで窒素を
導入しながら溶融させた。溶融したら、カーボネート化
触媒である水素化ホウ素カリウムを予めフェノールに溶
かした溶液（仕込んだビスフェノール全量に対して１０
’ ｍｏ１％景）を加え、１６０°Ｃ２Ｎ２下、３０分
撹はん醸成した。次に、同温度下１ＱＱＴｏｒｒに減圧
にし、３０分撹はんした後、同温度下でさらに５ＱＴｏ
ｒｒに減圧し、６０分反応させた。
）プロパン２１５重量部（７０ｍｏ１％）と１，１．ビ
ス−（４−ヒドロキシフェニル）シクロヘキサン９７重
量部（３０ｍｏ１％）とジフェニルカーボネート２６４
重量部を３１三つロフラスコに入れ、脱気、Ｎ２パージ
を５回繰り返した後、シリコンバス１６０°Ｃで窒素を
導入しながら溶融させた。溶融したら、カーボネート化
触媒である水素化ホウ素カリウムを予めフェノールに溶
かした溶液（仕込んだビスフェノール全量に対して１０
’ ｍｏ１％景）を加え、１６０°Ｃ２Ｎ２下、３０分
撹はん醸成した。次に、同温度下１ＱＱＴｏｒｒに減圧
にし、３０分撹はんした後、同温度下でさらに５ＱＴｏ
ｒｒに減圧し、６０分反応させた。
次に徐々に温度を２２０°Ｃまで上げ６０分反応させ、
ここまでの反応でフェノール留出理論量の８０％を留出
させた。しかる後、同温度下で１ＱＴｏｒｒに減圧し３
０分反応させ温度を徐々に２７０°Ｃに上げ、３０分反
応させた。さらに同温度下で５Ｔｏｒｒに減圧し３０分
反応させ、フェノール留出理論量のほぼ全量を留出させ
前縮合を終えた。次に同温度下で０．１〜Ｑ、３Ｔｏｒ
ｒで２時間接縮合させた。窒素下にて生成物のポリマー
を取り出し冷却した後、ジクロルメタンを溶媒に用いて
２０°Ｃにて溶液粘度を測定した。この値から算出した
粘度平均分子Ｎ Ｍｖ ：＝ ２６，０００であった。
ここまでの反応でフェノール留出理論量の８０％を留出
させた。しかる後、同温度下で１ＱＴｏｒｒに減圧し３
０分反応させ温度を徐々に２７０°Ｃに上げ、３０分反
応させた。さらに同温度下で５Ｔｏｒｒに減圧し３０分
反応させ、フェノール留出理論量のほぼ全量を留出させ
前縮合を終えた。次に同温度下で０．１〜Ｑ、３Ｔｏｒ
ｒで２時間接縮合させた。窒素下にて生成物のポリマー
を取り出し冷却した後、ジクロルメタンを溶媒に用いて
２０°Ｃにて溶液粘度を測定した。この値から算出した
粘度平均分子Ｎ Ｍｖ ：＝ ２６，０００であった。
ホットプレス急冷法にて成形したシートを用いて鉛筆硬
度をＪＩＳ、に−５４０１に従って測定すると２Ｈであ
った。
度をＪＩＳ、に−５４０１に従って測定すると２Ｈであ
った。
比較例１
実施例１と同様の方法で、２，２−ビス−（４−ヒドロ
キシフェニル）プロパン（ビスフェノールＡ）のポリカ
ーボ木−トを合成し、ホットプレス急冷法にて成形した
シートを用いて鉛ｆｆ’ｌ）硬度をＪＩＳ、に−５４０
１に従って測定するとＢであった。
キシフェニル）プロパン（ビスフェノールＡ）のポリカ
ーボ木−トを合成し、ホットプレス急冷法にて成形した
シートを用いて鉛ｆｆ’ｌ）硬度をＪＩＳ、に−５４０
１に従って測定するとＢであった。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 芳香環にアルキル置換基Ｒを導入した芳香族ビスフェ
ノール（Ａ）６０〜９９モル％と１、１−ビス−（４−
ヒドロキシフェニル）シクロヘキサン（Ｂ）４０〜１モ
ル％とをカーボネート結合して得られる表面擦傷性能に
富むポリカーボネート共重合体。 ▲数式、化学式、表等があります▼（Ａ） Ｒは炭素数１〜６の直鎖又は枝分れを含むアルキル基 ▲数式、化学式、表等があります▼（Ｂ）
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25000587A JPH0192219A (ja) | 1987-10-05 | 1987-10-05 | 表面硬度の優れたポリカーボネート共重合体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25000587A JPH0192219A (ja) | 1987-10-05 | 1987-10-05 | 表面硬度の優れたポリカーボネート共重合体 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0192219A true JPH0192219A (ja) | 1989-04-11 |
Family
ID=17201431
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP25000587A Pending JPH0192219A (ja) | 1987-10-05 | 1987-10-05 | 表面硬度の優れたポリカーボネート共重合体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0192219A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010511492A (ja) * | 2006-11-30 | 2010-04-15 | ウエストレイク ロングビュー コーポレイション | 高圧分離器 |
| JP2011105932A (ja) * | 2009-10-22 | 2011-06-02 | Mitsubishi Chemicals Corp | ポリカーボネート樹脂及びその製造方法 |
| JP2014144126A (ja) * | 2013-01-29 | 2014-08-14 | Teijin Ltd | 遊技機用樹脂基板 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS60163007A (ja) * | 1984-02-03 | 1985-08-24 | Sumitomo Chem Co Ltd | 光学またはグレ−ジングガラス用材料 |
-
1987
- 1987-10-05 JP JP25000587A patent/JPH0192219A/ja active Pending
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS60163007A (ja) * | 1984-02-03 | 1985-08-24 | Sumitomo Chem Co Ltd | 光学またはグレ−ジングガラス用材料 |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010511492A (ja) * | 2006-11-30 | 2010-04-15 | ウエストレイク ロングビュー コーポレイション | 高圧分離器 |
| JP2011105932A (ja) * | 2009-10-22 | 2011-06-02 | Mitsubishi Chemicals Corp | ポリカーボネート樹脂及びその製造方法 |
| JP2014144126A (ja) * | 2013-01-29 | 2014-08-14 | Teijin Ltd | 遊技機用樹脂基板 |
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